JP7452767B2 - エレベーター - Google Patents

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Description

本開示は、エレベーターに関する。
特許文献1は、エレベーターの整風装置を開示する。当該整風装置は、流線形状の骨組みと、骨組みの形状に沿ったカバーとを備える。エレベーターが当該整風装置を備えることにより、かごが高速で昇降する際の騒音が低減される。
米国特許第6318509号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の整風装置では、流線形状の骨組みに多くの部品が組み合わされている。このため、部品の種類が多くなり、構造が複雑になるといった問題があった。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、整風装置の骨組みに必要な部品の種類を少なくでき、整風装置の構造を単純にできるエレベーターを提供することである。
本開示に係るエレベーターは、出入口に形成されたかご室と、出入口に設置されたドアと、水平梁を備え、かご室を支持するかご枠と、水平梁に支持された整風装置とを備える。水平梁は、かご室の上方または下方の一方で第一軸に沿って伸びる。整風装置は、第一パイプと、第二パイプと、軟質材のカバーとを備える。第一パイプは、第一棒状部と、第一曲げ部とを有する。第二パイプは、第二棒状部と、第二曲げ部と、第三曲げ部とを有する。第一棒状部は、第一軸に直交しかつ水平な第二軸に沿ってドア側の一端部から伸び、水平梁の一方で水平梁と水平投影面上で交差する。第一曲げ部は、第一棒状部の他端部からかご室に向かって湾曲する。第二棒状部は第一軸に沿って伸び、第一パイプと水平投影面上で交差する。第二曲げ部は、第二棒状部の一端部からかご室に向かって湾曲する。第三曲げ部は、第二棒状部の他端部からかご室に向かって湾曲する。カバーは第一パイプと第二パイプとを外側から覆うように設置される。
本開示によれば、整風装置は、第一パイプと、第二パイプと、軟質材のカバーとを備える。このため、整風装置の骨組みに必要な部品の種類を少なくでき、整風装置の構造を単純にできる。
エレベーター装置の全体図である。 エレベーターのかごのカバーを外した際の側面図である。 エレベーターのかごのカバーを外した際の正面図である。 エレベーターのかごのカバーを外した際の上面図である。 エレベーターのかごの側面図である。 エレベーターのかごの正面図である。 上昇時の気流とカバーの形状との関係が示されたエレベーターのかごの中央断面図である。 整風装置の骨組みに取り付けられた軟質材のカバーの斜視図である。 エレベーターのかごを示す側面図である。 エレベーターのかごを示す正面図である。 エレベーターのかごのカバーを外した際の側面図である。 エレベーターのかごを示す中央断面図である。 エレベーターのかごであり、軟質材のカバーの固定方法を示す側面図である。 エレベーターのかごであり、軟質材のカバーの固定方法を示す側面図である。 エレベーターのかごであり、軟質材のカバーの固定方法を示す正面図である。
添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は、エレベーター装置の全体図である。
図1のエレベーター装置は、エレベーターのかご1と、巻上機2と、制御装置と、メインロープ3と、カウンターウェイト4とを備える。昇降路は、建築物の各階を貫く。機械室は、昇降路の直上に設けられる。乗場は、昇降路に対向し、建築物の各階に設けられる。
かご1は、昇降路の内部を昇降する。かご1は、かご室5と、ドア6と、かご枠7と、整風装置8と、カバー固定部9と、敷居10と、エプロン11とを有する。
巻上機2と、制御装置とは、機械室に設置される。制御装置は、巻上機2と、かご1の機器とに電気的に接続される。制御装置は、エレベーター装置を全体的に制御するように設けられる。巻上機2は、制御装置によって制御される。
かご室5は、直方体形状である。かご室5に出入口が形成される。かご1は、メインロープ3の一側に吊るされる。メインロープ3は、巻上機2に巻き掛けられる。かご室5は、メインロープ3が巻上機2に巻き取られることによって、昇降する。カウンターウェイト4は、メインロープ3の他側に吊るされる。カウンターウェイト4は、かご1と相反する方向に昇降する。
ドア6は、長方形状である。ドア6は、かご室5の出入口に設けられる。ドア6は、各階の乗場に設けられたドアに対向する。
かご枠7は、長方形状である。かご枠7は、かご室5を支持している。かご枠7は、垂直梁と、水平梁を備える。垂直梁は、垂直に沿って伸びる。垂直梁は、縦柱12と、図1には図示されない縦柱13とを備える。かご室5は、縦柱12と、縦柱13との間に配置される。水平梁は、ドア6の開閉方向に沿って伸びる。水平梁は、上梁14と、下梁15とを備える。上梁14は、縦柱12の上端部と、縦柱13の上端部との間に接続される。上梁14は、かご室5の上に配置される。メインロープ3は、上梁14に接続される。下梁15は、縦柱12の下端部と、縦柱13の下端部との間に接続される。下梁15は、かご室5の下に配置される。
以下の説明を容易にするため、x軸及びy軸を設定する。x軸は、水平梁が伸びる方向に平行かつ水平な軸である。y軸は、x軸に直交しかつ水平な軸である。
整風装置8は、かご室5の上に設けられる。整風装置8は、上梁14に支持される。整風装置8は、骨組みと、軟質材のカバー16とを備える。整風装置8は、かご1の昇降時の風切り音を抑制させる。カバー16の上部に、メインロープ3を通すロープ穴17が形成される。
カバー固定部9は、整風装置8のカバー16を固定する機構を備える。
敷居10と、エプロン11は、落下防止を目的としてかご室5の乗場側下端部に取り付けられる。敷居10は、ドアの下に配置される。エプロン11は、敷居10の下に配置される。
なお、かご1は、機械室のないエレベーター装置に適用されてもよい。その場合は、巻上機2と制御装置とが昇降路の下部または上部に設けられる。
次に、図2から図4を用いて、整風装置8の骨組みについて説明する。
図2は、エレベーターのかご1のカバー16を外した際の側面図である。図3は、エレベーターのかご1のカバー16を外した際の正面図である。図4は、エレベーターのかご1のカバー16を外した際の上面図である。
図2に示されるように、整風装置8の骨組みは、支持台18と、第一パイプ19と、第二パイプ20とを備える。
支持台18は、上梁14の上に配置される。支持台18は、上梁14に固定される。
第一パイプ19は、第一棒状部21と、第一曲げ部22とを有する。第一棒状部21は、ドア6側の端部からy軸に沿ってドア6から遠ざかるように伸びる。第一棒状部21は、上梁14の上に配置される。第一棒状部21は、上梁14に支持される。第一曲げ部22は、第一棒状部21のもう一方の端部からかご室5に向かって下方に湾曲し、垂直方向に沿って伸びる。第一パイプ19は、支持台18の上に配置される。第一パイプ19は、支持台18に固定される。第一パイプ19の第一曲げ部22側の端部と、かご室5の間には、空間が形成される。
図3に示されるように、第二パイプ20は、第二棒状部23と、第二曲げ部24と、第三曲げ部25とを有する。第二棒状部23は、x軸に沿って伸びる。第二曲げ部24は、第二棒状部23の一方の端部からかご室5に向かって下方に湾曲し、垂直方向に沿って伸びる。第二棒状部23の当該端部は、ドア6側から向かって左の端部である。第三曲げ部25は、第二棒状部23のもう一方の端部からかご室5に向かって下方に湾曲し、垂直方向に沿って伸びる。第二棒状部23の当該端部は、ドア6側から向かって右の端部である。第二パイプ20は、第一パイプ19の上に配置される。第二パイプ20は、第一パイプ19に固定される。第二パイプ20の第二曲げ部24側の端部と、かご室5の間には、隙間が形成される。第二パイプ20の第三曲げ部25側の端部と、かご室5の間には、空間が形成される。
なお、第二パイプ20が、第一パイプ19の上に配置されるとは、垂直投影面上で第二棒状部23とかご室5との距離が、第一棒状部21とかご室5との距離よりも長くなるように配置されることである。つまり、垂直投影面上で第二パイプ20の第二棒状部23の方が第一パイプ19の第一棒状部21に比べて、かご室5から遠い。
図4に示されるように、第一パイプ19の第一棒状部21は、上梁14と水平投影面上で交差する。メインロープ3は、上梁14の中心部に接続される。第二パイプ20の第二棒状部23は、第一パイプ19と水平投影面上で交差する。
次に、第一パイプ19と、第二パイプ20の位置について説明する。図4に示された具体的な例では、整風装置8の骨組みは、2台の支持台18と、2本の第一パイプ19と、3本の第二パイプ20とを備える。以下において当該2台の支持台18を特定する必要がある場合、図4に示すように、支持台18に対して符号18a~18bを付す。同様に、第一パイプ19に対して符号19a~19bを付す。さらに、第二パイプ20に対して、符号20a~20cを付す。また、第一パイプ19aの構成要素には、符号の後に英字aを付して、各要素を特定する。同様に、第一パイプ19bの構成要素には、符号の後に英字bを付して、各要素を特定する。第二パイプ20aの構成要素には、符号の後に英字aを付して、各要素を特定する。第二パイプ20bの構成要素には、符号の後に英字bを付して、各要素を特定する。第二パイプ20cの構成要素には、符号の後に英字cを付して、各要素を特定する。
支持台18aは、水平投影面上で、メインロープ3よりもドア6側から向かって左に配置される。支持台18aは、水平投影面上で、かご室5の領域内に設置される。支持台18bは、水平投影面上で、メインロープ3よりもドア6側から向かって右に配置される。支持台18bは、水平投影面上で、かご室5の領域内に設置される。
第一パイプ19aは、支持台18aの上に配置される。第一パイプ19aの第一棒状部21aは、支持台18aに固定される。第一パイプ19aは、上梁14との交差箇所で固定される。第一パイプ19bは、支持台18bの上に配置される。第一パイプ19bの第一棒状部21bは、支持台18bに固定される。第一パイプ19bは、上梁14との交差箇所で固定される。第一パイプ19aと、第一パイプ19bは同じ高さに配置される。
第二パイプ20aは、第一棒状部21aのドア6側の端部の上に配置される。第二パイプ20aは、第一棒状部21bのドア6側の端部の上に配置される。第二パイプ20aは、水平投影面上で、第一パイプ19aと交差する。第二パイプ20aは、水平投影面上で、第一パイプ19bと交差する。第二パイプ20aは、第一パイプ19aとの交差箇所で、第一パイプ19aに固定される。第二パイプ20aは、第一パイプ19bとの交差箇所で、第一パイプ19bに固定される。第二パイプ20bは、水平投影面上で、第二パイプ20aと、支持台18a及び支持台18bの間に配置される。第二パイプ20bは、水平投影面上で、第一パイプ19aと交差する。第二パイプ20bは水平投影面上で、第一パイプ19bと交差する。第二パイプ20bは、第一パイプ19aとの交差箇所で、第一パイプ19aに固定される。第二パイプ20bは、第一パイプ19bとの交差箇所で、第一パイプ19bに固定される。第二パイプ20cは、水平投影面上で、メインロープ3と上梁14との接続箇所よりも、第一曲げ部22a側及び第一曲げ部22b側となるように配置される。第二パイプ20cは、水平投影面上で、第一パイプ19aと交差する。第二パイプ20cは、水平投影面上で、第一パイプ19bと交差する。第二パイプ20cは、第一パイプ19aとの交差箇所で、第一パイプ19aに固定される。第二パイプ20cは、第一パイプ19bとの交差箇所で、第一パイプ19bに固定される。
第一パイプ19および第二パイプ20の材料には、円管の中空パイプが用いられる。なお、エッジのある角管も用いられることが可能だが、軟質材のカバー16に穴が開いたり、裂けたりする可能性があるため、エッジのないラウンド付きのものが用いられることが好ましい。
第一パイプ19は、支持台18と、第二パイプ20とを連結させる役割がある。第一曲げ部22の形状は、カバー16のy軸方向の形状を決める役割がある。第二曲げ部24及び第三曲げ部25の形状は、カバー16のx軸方向の形状を決める役割がある。よって、カバー16の形状は、第一パイプ19と、第二パイプ20の2種類の部品によって決定できる。したがって、部品の種類を削減でき、据付性が向上する。さらに、構造が単純になり、組み立て作業が容易となる。
次に、図5を用いてカバー16について説明する。図5は、エレベーターのかご1の側面図である。
カバー16は、整風装置8の内部の骨組みに沿った形状である。カバー16は、第一パイプ19と、第二パイプ20とを外側から覆うように設置される。カバー16の下部に、開口が形成される。カバー16に、x軸方向に沿った側面に凹型の切欠きが形成される。切欠きは、ドア6から向かって右のカバー16の側面に1つ、左のカバー16の側面に1つ形成される。切欠きは、カバー16がかご枠7に重ならない深さである。切欠きには、上梁14が通っている。カバー16は、切欠きの下端角部と、水平投影面上で、角部となる位置の端部とのそれぞれ少なくとも8か所に連結部26を有する。
カバー16の材料として、布材、樹脂材、及び紙材などの整風装置8の内部の骨組み形状に沿うことが可能な軟質材が用いられる。カバー16の材料に、金属板を用いた場合、複数の板金部品と、ボルトなどの部品が必要となる。さらに、板金部品は、曲げ加工が必要である。よって、製作コストが高く、組み立て作業に時間がかかる。軟質材を用いることで、板金部品と曲げ加工が不要となる。また、ボルトなどの部品は、金属板を用いた場合よりも少なくできる。よって、軟質材のカバー16を用いることで、金属板を用いた場合よりもコストを安くでき、据付性及び保守性が向上する。
次に、図5及び図6も用いてカバー固定部9について説明する。図6は、エレベーターのかご1の正面図である。
カバー固定部9は、カバー16の上部と、カバー16の下部に設けられる。カバー16の上部のカバー固定部9は、ボルトなどの第一固定部品27を備える。カバー16は、水平投影面上で、第二パイプ20bと重なる。カバー16は、水平投影面上で、第二パイプ20cと重なる。カバー固定部9は、カバー16と、第二パイプ20bが重なる箇所に設けられる。カバー固定部9は、カバー16と、第二パイプ20cが重なる箇所に設けられる。カバー16は、第一固定部品27によって上から固定される。カバー16は、第二パイプ20bに固定される。カバー16は、第二パイプ20cに固定される。第一固定部品27は、水平投影面上で、第二パイプ20aよりも上梁14側に配置される。
次に、図5及び図6も用いてカバー16の下部のカバー固定部9について説明する。
図5及び図6に示す例において、かご1は、固定ロープ28を備える。カバー固定部9は、第二固定部品29を備える。固定ロープ28の一側は、カバー16の連結部26に接続される。第二固定部品29は、フック形状である。第二固定部品29は、かご枠7に固定される。固定ロープ28の他側は、第二固定部品29に留められる。よって、カバー下部は、張力がかかった状態で、かご1に固定される。カバー16の下部の縁とかご室5との間に空間が形成される。
次に、カバー16の位置の優位性について説明する。かご室5が乗場の高さに合わせて配置されると、ドア6は、水平投影面上で、カバー16より乗場に近い位置に配置される。したがって、水平投影面上で、カバー16と昇降路内機器との間に空間が形成される。よって、カバー16と昇降路内機器との干渉を防ぐことができる。
次に、カバー固定部9の位置の優位性について説明する。カバー16は、面30を備える。面30は、かご1の昇降時に乗場に設けられたドアに対向する面である。ドア6は、面31を備える。面31は、かご1の昇降時に乗場に設けられたドアに対向する面である。面31は、水平投影面上で、ドア6が備える面の中で最もかご枠7から離れた面である。面30は、水平投影面上で、面31よりも上梁14側に設置される。面30は、カバー16が備える面で最も昇降路内機器との距離が近い。カバー16と昇降路内機器との干渉を防ぐため、面30は、たわみを小さくする必要がある。カバー固定部9は、水平投影面上で第二パイプ20aよりも上梁14側に設置される。したがって、面30には張力が発生し、たわみにくくなる。また、カバー16の固定に張力を利用することで、カバー16の固定箇所を削減できる。よって、部品点数を削減でき、据付性が向上する。
次に、整風装置8の形状について説明する。昇降時に発生する騒音は、かご室5とドア6との隙間からかご室5内に流入しやすい。騒音を抑制するため、ドア6側へ流れる空気を低減する必要がある。整風装置8の形状は、第一パイプ19の形状と、第二パイプ20の形状によって決定される。第一パイプ19は、第一曲げ部22を有し、ドア6側の端部は曲げ部を持たない。第二パイプ20は、第二曲げ部24と、第三曲げ部25とを有する。整風装置8のカバー16は、第一パイプ19の形状と、第二パイプ20の形状により、面30以外の側面の上部が湾曲し流線形状を有する。したがって、かご1の上昇時のカバー16の表面近くの空気は、面30以外の面に沿って流れやすい。よって、面30に沿って流れる空気を抑制できる。よって、整風装置8は、ドア6側へ流れる空気の流量を低減できる。これにより、かご室5内の騒音を低減できる。
次に、組み立て時における第一パイプ19と第二パイプ20の位置関係の優位性ついて説明する。かご枠7は、かご1の部品の中で強度が高いものの一つである。よって、整風装置8は、かご枠7に取り付けられる。整風装置8の骨組みは、支持台18と、第一パイプ19と、第二パイプ20とを備える。支持台18は、上梁14に固定される。第一パイプ19は、支持台18の上に配置される。第一パイプ19は、水平投影面上で、y軸に沿って配置される。よって、第一パイプ19は、水平投影面上で、上梁14と交差する。したがって、第一パイプ19は、上梁14との交差箇所で、支持台18に固定されることが可能である。第二パイプ20は、第一パイプ19の上に配置される。第二パイプ20は、水平投影面上で、x軸に沿って配置される。よって、第二パイプ20は、水平投影面上で、第一パイプ19と交差する。したがって、第二パイプ20は、第一パイプ19との交差箇所で第一パイプ19に固定されることが可能である。一方で、第二パイプ20は、上梁14と交差しない。よって、第二パイプ20が第一パイプ19の下に取り付けられる場合、固定用の追加の部品が必要になる。したがって、第一パイプ19の上に第二パイプ20が配置された骨組みは、第二パイプ20が第一パイプ19の下に配置された骨組みよりも部品点数を削減でき、据付性が向上する。さらに、構造が単純になり、組み立て作業が容易となる。
次に、図7を用いてかご1の昇降時における第一パイプ19と第二パイプ20の位置関係の優位性ついて説明する。
図7は、上昇時の気流とカバー16の形状との関係が示されたエレベーターのかご1の中央断面図である。
図7に示されるように、第二パイプ20は、第一パイプ19の上に配置される。かご1の上昇時には、下向きの気流Aが発生する。気流Aにより生じる下向きの圧力により、第二パイプ20aと第二パイプ20bとの間、及び第二パイプ20bと第二パイプ20cとの間で、カバー16の上部はx軸方向に沿ってたわむ。この結果、たわんだ部分が溝のような役割を果たす。したがって、カバー16の上部の表面近くでは、x軸方向の気流Bが発生しやすく、y軸方向の気流Cは発生しにくい。よって、騒音の一因となるドア6側に向かって発生する気流Cを低減できる。一方で、第一パイプ19と第二パイプ20の高さが同じであった場合、カバー16の上部は、x軸方向及びy軸方向に沿って四角形状にたわむ。したがって、カバー16の上部の表面近くでは、気流Bと気流Cは、同程度気流が発生する。よって、y軸方向の気流Cが発生しにくい状態は作られない。また、第一パイプ19が、第二パイプ20の上に配置された場合、第一パイプ19aと第一パイプ19bとの間で、カバー16の上部はy軸方向に沿ってたわむ。したがって、カバー16の上部の表面近くでは、y軸方向の気流Cが発生しやすく、x軸方向の気流Bは発生しにくい。よって、y軸方向の気流Cが発生しにくい状態は作られない。これより、第二パイプ20が第一パイプ19の上に配置されることで、ドア6側へ流れる空気の流量を抑制できる。これにより、かご室5内の騒音を低減できる。
図2から図7は、整風装置8に2本の第一パイプ19と3本の第二パイプ20とが備えられる例を示す。他の例として、整風装置8は、第一パイプ19と第二パイプ20とをそれぞれ1本しか備えていなくても良い。なお、かご1の上昇時に、カバー16の上部の表面近くで、x軸方向の気流Bが発生しやすい構造にするため、整風装置8は、複数本の第一パイプ19と複数本の第二パイプ20とを備えることが好ましい。例えば、整風装置8は、2本の第一パイプ19と、2本の第二パイプ20とを備えても良い。
図2から図7では、上梁14と第一パイプ19との間に支持台18を設置する骨組みの構成を記載したが、支持台18を使わずに、上梁14の上に第一パイプ19が固定されてもよい。
なお、整風装置8は、かご室5の下に設置されてもよい。また、整風装置8は、かご室5の上及び下の両方に設置されてもよい。整風装置8をかご室5の下に設置する場合は、整風装置8は上下逆に設置される。また、支持台18あるいは第一パイプ19は、下梁15の下に固定される。整風装置8は、かご室5の下に取り付けることによって、かご1の降下時の騒音を抑制できる。
以上で説明した実施の形態1によれば、整風装置8は、カバー16と、骨組みとを備える。整風装置8の骨組みの形状は、第一パイプ19と第二パイプ20の形状によって決定される。水平投影面上で第一パイプ19は、第二パイプ20に交差する。整風装置8の骨組みは、2種類の部品を交差させることで作られる。よって、部品の種類が削減され、据付性が向上する。さらに、構造が単純になり、組み立て作業が容易となる。
第一パイプ19は、第二パイプ20よりも下に配置される。第一パイプ19は、水平投影面上で交差する。第二パイプ20は、水平投影面上で第一パイプ19に交差する。よって、第一パイプ19は、上梁14または支持台18との交差箇所で固定できる。また、第二パイプ20は、第一パイプ19との交差箇所で固定できる。したがって、固定に必要な部品点数を削減できる。これにより、据付性がさらに向上し、組み立て作業が容易となる。
第一パイプ19は、第一棒状部21と、第一曲げ部22を備える。第二パイプ20は、第二棒状部23と、第二曲げ部24と、第三曲げ部25を有する。これにより、騒音の原因となるドア6側へ発生する気流を抑制できる。
第一パイプ19は、第二パイプ20よりも下に配置される。よって、x軸方向に気流が発生しやすく、y軸方向に気流が発生しにくくなる。これにより、騒音の原因となるドア6側へ発生する気流をさらに抑制できる。
カバー16は、カバー固定部9によって固定される。よって、カバー16には張力がかかり、たわみを防止できる。したがって、整風装置8は、カバー16の固定部品を削減できる。これにより、据付性がさらに向上し、組み立てる際の作業が容易となる。
かご室5が乗場の高さに合わせて配置されると、ドア6は、水平投影面上で、カバー16より乗場に近い位置に配置される。これにより、カバー16と昇降路内機器との干渉を防ぐことができる。
カバー16は、軟質材の材料が用いられる。整風装置8の骨組みに沿うことができるので、製作時に曲げ加工などを施す必要がない。また、カバー16は、折り畳むことができる。よって、カバー16の運搬が容易となる。さらに、カバー16は、折り畳まれた状態から、かご1の上で広げて、骨組みに取り付けることができる。これにより、可搬性及び据付性が向上し、組み立てる際の作業が容易となる。
実施の形態2.
図8は、整風装置8の骨組みに取り付けられた軟質材のカバー16の斜視図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図8に示されるように、実施の形態2において、カバー16は、ロープ穴17とカバー16の端部とを結ぶ線上に開閉可能な開閉機構32を有する。開閉機構32は、カバー16を開くこと及び閉じることが可能な機構である。開閉機構32は、例えば、ファスナー、ボタン及びボルトなどが用いられる。開閉機構32は、面30に設けられる。エレベーター装置運用時の開閉機構32は、閉じられている。よって、整風装置8は、エレベーター装置運用時に整風機能を保てる。一方で、エレベーター装置の保守点検時など、カバー16を脱着する必要がある際に、開閉機構32を開くことができる。なお、開閉機構32は、面30以外の側面に設けられてもよいが、乗場から開閉機構32の開閉作業ができること、および開閉機構32を部分的に開くことで乗場からかご室5の上に乗り降りする作業が容易となることから、面30に設けられることが好ましい。
以上で説明した実施の形態2によれば、カバー16は、面30に開閉機構32を備える。よって、カバー16を開くことができる。これにより、かご枠7にメインロープ3がついた状態でも、カバー16は、骨組みに脱着が可能となる。さらに、かご1は、乗場からのカバー16の開閉作業が可能となる。また、カバー16は、部分的に開くことができる。これにより、かご1は、保守性が向上し、乗場からかご室5の上に乗り降りする作業が容易となる。よって、実施の形態1で開示したかご1よりも、据付性及び保守性が向上する。
実施の形態3.
図9は、エレベーターのかご1を示す側面図である。図10は、エレベーターのかご1を示す正面図である。図11は、エレベーターのかご1であり、軟質材のカバー16を外した際の側面図である。なお、実施の形態1及び実施の形態2の部分のいずれかと同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
実施の形態3において、かご1の整風装置8は、第一パイプ19と、第二パイプ20と、カバー16とを備える。
図9に示されるように、カバー16の上部は、ドア6側が高くなるように傾斜面を有する。
図10に示されるように、カバー16の面30に、保守作業を行うための開口33が形成される。
図11に示されるように、第一棒状部21は、ドア6側の端部に向かって上へ傾斜する傾斜部34を有する。第一棒状部21の形状に伴い、傾斜部34に固定される第二パイプ20bは、第二パイプ20cよりも高い位置に配置される。第二曲げ部24bは、第二曲げ部24cよりも垂直方向に沿って伸びる部分が長い。第三曲げ部25bは、第三曲げ部25cよりも垂直方向に沿って伸びる部分が長い。同様に、傾斜部34に固定される第二パイプ20aは、第二パイプ20bよりも高い位置に配置される。第二曲げ部24aは、第二曲げ部24bよりも垂直方向に沿って伸びる部分が長い。第三曲げ部25aは、第三曲げ部25bよりも垂直方向に沿って伸びる部分が長い。
以上で説明した実施の形態3によれば、カバー16は、面30に開口33が形成される。よって、カバー16は、実施の形態1のカバー16よりも、骨組みに沿う面積が小さくなる。また、乗場からかご室5の上に乗り降りする作業が、実施の形態1で開示した例で行うよりも、容易となる。これにより、据付性及び保守性は、実施の形態1よりも高い。カバー16の上部は、ドア6側が高くなるように傾斜面を有する。カバー16の表面近くの空気は、かご1の昇降時に、カバー16の上部の傾斜面に沿って下向きに流れやすく、面30の方に流れにくくなる。よって、面30の開口33からカバー16の内部に気流が流入するのを抑制できる。これにより、昇降時のかご室5内の騒音を抑制できる。なお、上面が傾斜していないカバー16に開口33を形成してもよいが、開口33からカバー16の内部に気流が入りやすくなるため、カバー16は、ドア6側が高くなるように傾斜している形状とするのが好ましい。
実施の形態4.
図12は、エレベーターのかご1を示す中央断面図である。なお、実施の形態1から実施の形態3の部分のいずれかと同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図12に示されるように、実施の形態4において、カバー16に、実施の形態3と同様に面30に開口33が形成される。カバー16の端部は、カバー固定部9によってかご室5に固定される。
カバー固定部9は、L字型固定部品35と、ボルト36とを備える。カバー固定部9は、かご室5とカバー16の端部の間に設けられる。
L字型固定部品35は、かご室5に固定される。カバー16の端部に、垂直方向の長穴がボルト36の固定用に形成される。カバー16は、ボルト36によってL字型固定部品35に固定される。ボルト36は、カバー16の長穴に通される。ボルト36はL字型固定部品35に締結される。ボルト36は、完全に締結されない。ボルト36は、カバー16が長穴の垂直方向の長さ分だけ、上下に動かせるように締結される。よって、カバー16は、完全に固定されない。カバー16は、かご室5との間に隙間のない状態で固定される。
かご室5は、防振ゴムを介してかご枠7に支持される。防振ゴムは、乗客がかご室5内に乗り降りする際などにかご室5に発生する揺れを抑制する。乗客人数によって、かご枠7は、防振ゴムの変位量分だけ、かご室5とは別の動きをすることがある。ボルト36を完全に締めきった場合、カバー16が破損するほどの張力がかかる可能性がある。カバー16のボルト36を通すための穴を長穴にし、ボルト36の締結強度を調整することで、カバー16の破損防止ができる。
以上で説明した実施の形態4によれば、カバー16は、実施の形態3と同様に面30に開口33が形成される。よって、カバー16は、実施の形態1のカバー16よりも、骨組みに沿う面積が小さくなる。また、乗場からかご室5の上に乗り降りする作業は、実施の形態1で行うよりも、容易となる。これにより、実施の形態1よりも据付性及び保守性がさらに向上する。カバー16の端部は、カバー固定部9によってかご室5に固定される。よって、かご室5とのカバー16の間を通る空気の流路がない。これにより、開口33が形成されていても、開口33からカバー16の内側へ流れる空気を抑制できる。これにより、第一パイプ19の形状と、第二パイプ20の形状を変更することなく騒音を低減できる。よって、実施の形態3に比べて、構造が単純になる。よって、実施の形態3よりも据付性が向上する。また、カバー16は、かご室5との間に隙間のない状態で固定される。よって、整風装置8をかご1の上に配置する場合、転倒防止のための手摺りが不要である。
実施の形態5.
図13は、エレベーターのかご1であり、軟質材のカバー16の固定方法を示す側面図である。なお、実施の形態1から実施の形態4の部分のいずれかと同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図13に示されるように、実施の形態5において、固定ロープ28はテンション調整機構37を備える。テンション調整機構37は、ばねなど、固定ロープ28の張力を調整できるものが用いられる。固定ロープ28は、テンション調整機構37で張力が調整されることで、カバー16に張力をかけられる。
なお、テンション調整機構37を用いずに、固定ロープに伸縮性のあるロープを用いてもよい。
なお、第二固定部品29は、かご室5に固定されてもよい。第二固定部品29がかご室5に固定される場合、第二固定部品29は、水平投影面上で、第二パイプ20aよりも上梁14側に固定される。
以上で説明した実施の形態5によれば、固定ロープ28は、テンション調整機構37を備える。固定ロープ28は、テンション調整機構37により、張力が調整される。固定ロープ28の張力により、カバー16には、張力がかけられる。カバー16にかけられた張力によって、昇降時に発生する風圧によっておこるカバー16のたわみを防止できる。したがって、実施の形態1で開示した例よりも、第一固定部品27の締結点数を少なくできる。さらに、実施の形態1で開示した例よりも、固定ロープ28の本数を少なくできる。これにより、実施の形態1で開示した例よりも部品点数を削減できるため、据付性及び保守性が向上する。
実施の形態6.
図14は、エレベーターのかご1であり、軟質材のカバー16の固定方法を示す側面図である。図15は、エレベーターのかご1であり、軟質材のカバー16の固定方法を示す正面図である。なお、実施の形態1から実施の形態5の部分のいずれかと同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
図14に示されるように、実施の形態6においてかご室5は、手摺り38を備える。手摺り38は、かご室5の上に設置される。手摺り38は、転倒防止の目的で設置される。また、固定ロープ28は、実施の形態5と同様に、テンション調整機構37を備える。カバー固定部9は、固定ロープ28と、手摺り38とを締結させる締結機構を有する。固定ロープ28は、カバー固定部9によって手摺り38に固定される。カバー固定部9は、水平投影面上で、第二パイプ20aよりも上梁14側に設置される。なお、整風装置8は、かご室5の上方に設置される。整風装置8は、上梁14に支持される。
図14及び図15に示されるように、かご室5の上に手摺り38を備える場合、手摺り38は、カバー16の端部の真下となる位置に設置される。よって、第一パイプ19の第一曲げ部22は、垂直方向に伸びる部分を実施の形態1で開示した例よりも短くできる。第二パイプ20の第二曲げ部24は、垂直方向に伸びる部分を実施の形態1で開示した例よりも短くできる。第二パイプ20の第三曲げ部25は、垂直方向に伸びる部分を実施の形態1で開示した例よりも短くできる。固定ロープ28は、テンション調整機構37で張力が調整されることで、カバー16に張力をかけられる。
以上で説明した実施の形態6によれば、固定ロープ28は、テンション調整機構37を備える。かご室5は、手摺り38を備える。固定ロープ28は、手摺り38に固定される。手摺り38は、カバー16の端部の真下となる位置に設置される。よって、整風装置8は、第一パイプ19の長さと、第二パイプ20の長さを実施の形態1で開示した例よりも短くできる。そのため、第一パイプ19の重量と、第二パイプ20の重量を実施の形態1よりも削減できる。これにより、実施の形態1で開示した例に比べて据付性と保守性が向上する。また、固定ロープ28は、実施の形態5と同様に、テンション調整機構37により、張力が調整される。よって、カバー16に、固定ロープ28の張力により張力がかけられる。カバー16にかけられた張力によって、昇降時に発生する風圧によっておこるカバー16のたわみを防止できる。実施の形態1で開示した例よりも、第一固定部品27の締結点数を少なくできる。さらに、実施の形態1で開示した例よりも、固定ロープ28の本数を少なくできる。これにより、実施の形態1で開示した例よりも部品点数を削減できるため、据付性及び保守性が向上する。
以上のように、本開示に係るエレベーターのかごは、エレベーター装置に利用できる。
1 かご
2 巻上機
3 メインロープ
4 カウンターウェイト
5 かご室
6 ドア
7 かご枠
8 整風装置
9 カバー固定部
10 敷居
11 エプロン
12 縦柱
13 縦柱
14 上梁
15 下梁
16 カバー
17 ロープ穴
18 支持台
19 第一パイプ
20 第二パイプ
21 第一棒状部
22 第一曲げ部
23 第二棒状部
24 第二曲げ部
25 第三曲げ部
26 連結部
27 第一固定部品
28 固定ロープ
29 第二固定部品
30 面
31 面
32 開閉機構
33 開口
34 傾斜部
35 L字型固定部品
36 ボルト
37 テンション調整機構
38 手摺り

Claims (13)

  1. 出入口が形成されたかご室と、
    前記出入口に設置されたドアと、
    水平梁を備え、前記かご室を支持するかご枠と、
    前記水平梁に支持された整風装置と
    を備え、
    前記水平梁は、前記かご室の上方または下方の一方で第一軸に沿って伸び、
    前記整風装置は、第一パイプと、第二パイプと、軟質材のカバーと
    を備え、
    前記第一パイプは、第一棒状部と、第一曲げ部とを有し、
    前記第二パイプは、第二棒状部と、第二曲げ部と、第三曲げ部とを有し
    前記第一棒状部は、前記第一軸に直交しかつ水平な第二軸に沿って前記ドア側の一端部から伸び、前記水平梁の前記一方の側であって前記水平梁と水平投影面上で交差し、
    前記第一曲げ部は、前記第一棒状部の他端部から前記かご室に向かって湾曲し、
    前記第二棒状部は前記第一軸に沿って伸び、前記第一パイプと水平投影面上で交差し、
    前記第二曲げ部は、前記第二棒状部の一端部から前記かご室に向かって湾曲し、
    前記第三曲げ部は、前記第二棒状部の他端部から前記かご室に向かって湾曲し、
    前記カバーは前記第一パイプと前記第二パイプとを外側から覆うように設置されたエレベーター。
  2. 前記第一パイプは前記水平梁に支持され、
    前記第二パイプは、
    前記水平梁が前記かご室の上方に配置されている場合、前記第一パイプの上方で前記第一パイプに固定され
    前記水平梁が前記かご室の下方に配置されている場合、前記第一パイプの下方で前記第一パイプに固定された請求項1に記載のエレベーター。
  3. 垂直投影面上で、前記第二棒状部と前記かご室との距離が、前記第一棒状部と前記かご室との距離よりも長くなるように配置された請求項1又は請求項2に記載のエレベーター。
  4. 前記カバーの端部と前記かご室との間に設けられ、前記カバーの端部を前記かご室に固定するカバー固定部を更に備えた請求項1又は請求項2に記載のエレベーター。
  5. カバー固定部を更に備え、
    前記カバー固定部は、
    前記水平梁が前記かご室の上方に配置されている場合、前記カバーを上方から前記第二パイプに固定し、
    前記水平梁が前記かご室の下方に配置されている場合、前記カバーを下方から前記第二パイプに固定る請求項1又は請求項2に記載のエレベーター。
  6. 前記カバーの端部に接続された固定ロープと、
    前記かご枠又は前記かご室に設置されたカバー固定部と
    を備え、
    前記カバー固定部は、前記固定ロープを留める固定部品を備えた請求項1又は請求項2に記載のエレベーター。
  7. 前記かご室の上に設置された手摺りと、
    前記カバーを固定するためのカバー固定部と、
    前記カバーの端部に接続された固定ロープと
    を備え、
    前記整風装置は、前記かご室の上方に配置された前記水平梁に支持され、
    前記カバー固定部は、前記手摺りと前記固定ロープとの間を接続する機構を備えた請求項1又は請求項2に記載のエレベーター。
  8. 前記固定ロープは、前記固定ロープの張力を調整できる機構を備えた請求項6又は請求項7に記載のエレベーター。
  9. 前記第二パイプは、水平投影面上で、前記第一棒状部の前記一端部に固定され、
    前記カバー固定部は、水平投影面上で、前記第二パイプよりも前記水平梁側に設置された請求項5から請求項8の何れか一項に記載のエレベーター。
  10. 前記カバーは、エレベーターのメインロープを通すロープ穴が形成され、前記ロープ穴と前記カバーの端部とを結ぶ線上が開閉可能な請求項1から請求項9の何れか一項に記載のエレベーター。
  11. 前記第一棒状部は、傾斜部を有し、
    前記傾斜部は、
    前記水平梁が前記かご室の上方に配置されている場合、前記ドア側に向かって上方へ傾斜し、
    前記水平梁が前記かご室の下方に配置されている場合、前記ドア側に向かって下方へ傾斜る請求項1から請求項10の何れか一項に記載のエレベーター。
  12. 前記カバーの前記ドア側の面に開口が形成された請求項1から請求項11の何れか一項に記載のエレベーター。
  13. 前記かご室が乗場の高さに合わせて配置されると、前記ドアは、水平投影面上で、前記カバーより前記乗場に近い位置に配置される請求項1から請求項12の何れか一項に記載のエレベーター。
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