JP7452010B2 - ロボット、ロボットシステムおよびロボットの制御方法 - Google Patents

ロボット、ロボットシステムおよびロボットの制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、ロボット、ロボットシステムおよびロボットの制御方法に関する。
特許文献1には、スイッチのオンオフによって直流電力を交流電力に変換してロボット本体の各部に設けられたモーターを駆動させる技術が記載されている。
特開2012-213854号公報
特許文献1にように、スイッチのオンオフによって電力を変換する際には、不可避的に電力の損失が生じる。バッテリーから供給される電力によって駆動されるロボットでは、長期の稼働時間を確保するために、電力の損失を低減することが望まれる。
本開示の第1の形態によれば、ロボットが提供される。このロボットは、スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、前記電力変換部から前記マニピュレーター部への前記交流電力の供給を制御する制御部と、を備える。前記電力変換部は、予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第1モードと、前記第1モードに比べて前記電圧と前記周波数とのうちの少なくともいずれか一方が小さい前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第2モードとを含んだ動作モードを有し、前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードとを切り替える。
本開示の第2の形態によれば、ロボットシステムが提供される。このロボットシステムは、ロボットと、走行可能な車両部と、を備え、前記ロボットは、スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、前記電力変換部から前記マニピュレーター部への前記交流電力の供給を制御する制御部と、を備える。前記電力変換部は、予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第1モードと、前記第1モードに比べて前記電圧と前記周波数とのうちの少なくともいずれか一方が小さい前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第2モードとを含んだ動作モードを有し、前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードとを切り替え、前記バッテリー、前記電力変換部、前記マニピュレーター部、および前記制御部は、前記車両部に搭載されている。
本開示の第3の形態によれば、スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、を備えるロボットの制御方法が提供される。このロボットの制御方法は、予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記電力変換部から前記マニピュレーター部に供給させる第1制御と、前記第1制御に比べて前記電圧と前記周波数とのうちの少なくともいずれか一方が小さい前記交流電力を前記電力変換部から前記マニピュレーター部に供給させる第2制御と、を有し、前記第1制御と前記第2制御とを切り替える。
第1実施形態のロボットシステムの概略構成を示す説明図。 第1実施形態のロボットシステムの電気的な構成を示すブロック図。 パルス幅変調制御の様子を模式的に示す説明図。 モード切替処理の内容を示すフローチャート。 テーブルの一例を示す説明図。 スイッチングロスを模式的に示す第1の説明図。 スイッチングロスを模式的に示す第2の説明図。 第2実施形態のロボットシステムの電気的な構成を示すブロック図。
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態におけるロボットシステム10の概略構成を示す説明図である。本実施形態では、ロボットシステム10は、マニピュレーター部20と、車両部30と、バッテリー40と、制御部90とを備えている。本実施形態では、ロボットシステム10は、予め定められた走行経路上に配置された磁気テープ等によって誘導されて走行するAGV(Automated Guided Vehicle)として構成されている。ロボットシステム10は、自ら走行経路を算出して、走行経路上に人や障害物を検知した場合には人や障害物を回避しつつ走行するAMR(Autonomous Mobile Robot)として構成されてもよい。ロボットシステム10は、例えば、第1地点においてマニピュレーター部20によってワークWKを車両部30に積み込み、第1地点から第2地点まで車両部30によって走行し、第2地点においてマニピュレーター部20によってワークWKを車両部30から下ろすことができる。ロボットシステム10は、マニピュレーター部20によってワークWKを把持した状態で第1地点から第2地点まで走行することもできる。尚、マニピュレーター部20のことをロボットまたはマニピュレーターと呼ぶこともでき、車両部30のことを車両と呼ぶこともでき、制御部90のことをコントローラーと呼ぶこともできる。
車両部30は、車体部31と、車輪部35と、走行用モーター36とを備えている。車体部31の上面には、マニピュレーター部20が固定されており、マニピュレーター部20が固定された部分の隣には、ワークWKを積載するための積載部39が設けられている。車体部31には、走行用モーター36とバッテリー40とが搭載されている。走行用モーター36は、バッテリー40を電力供給源として駆動されて、車輪部35を回転させる。走行用モーター36は、制御部90の制御下で駆動される。車両部30は、車輪部35の回転によって走行する。尚、車体部31のことを車体と呼ぶこともでき、車輪部35のことを車輪と呼ぶこともでき、積載部39のことを積載台と呼ぶこともできる。
マニピュレーター部20は、ベース部21と、第1アーム部25Aと、第2アーム部25Bと、第3アーム部25Cと、第4アーム部25Dと、第5アーム部25Eと、第6アーム部25Fと、第1モーター26Aと、第2モーター26Bと、第3モーター26Cと、第4モーター26Dと、第5モーター26Eと、第6モーター26Fと、エンドエフェクター29とを備えている。本実施形態では、マニピュレーター部20は、垂直多関節ロボットとして構成されている。尚、各アーム部25A~25Fおよび各モーター26A~26Fの符号の末尾に付された「A」~「F」の文字は、各アーム部25A~25Fおよび各モーター26A~26Fを区別するために付された文字である。以下の説明において、各アーム部25A~25Fおよび各モーター26A~26Fを特に区別せずに説明する場合には、符号の末尾に「A」~「F」の文字を付さずに説明する。尚、ベース部21のことをベースと呼ぶこともでき、アーム部25のことをアームと呼ぶこともできる。
ベース部21は、車体部31の上面に固定されている。第1アーム部25Aは、ベース部21に対して第1軸O1を中心にして回転可能に接続されている。第2アーム部25Bは、第1アーム部25Aに対して第2軸O2を中心にして回転可能に接続されている。第3アーム部25Cは、第2アーム部25Bに対して第3軸O3を中心にして回転可能に接続されている。第4アーム部25Dは、第3アーム部25Cに対して第4軸O4を中心にして回転可能に接続されている。第5アーム部25Eは、第4アーム部25Dに対して第5軸O5を中心にして回転可能に接続されている。第6アーム部25Fは、第5アーム部25Eに対して第6軸O6を中心にして回転可能に接続されている。エンドエフェクター29は、第6アーム部25Fの先端部分に装着されている。本実施形態では、エンドエフェクター29は、ワークWKを把持可能なグリッパーによって構成されている。
第1モーター26Aは、ベース部21に対して第1アーム部25Aを回転させる。第2モーター26Bは、第1アーム部25Aに対して第2アーム部25Bを回転させる。第3モーター26Cは、第2アーム部25Bに対して第3アーム部25Cを回転させる。第4モーター26Dは、第3アーム部25Cに対して第4アーム部25Dを回転させる。第5モーター26Eは、第4アーム部25Dに対して第5アーム部25Eを回転させる。第6モーター26Fは、第5アーム部25Eに対して第6アーム部25Fを回転させる。本実施形態では、各モーター26A~26Fは、ACサーボモーターによって構成されている。各モーター26A~26Fには、回転位置を検出するエンコーダーが設けられている。各モーター26A~26Fは、制御部90によって個別に制御される。各モーター26A~26Fは、エンコーダーによって検出された回転位置を用いたフィードバック制御によって制御される。各モーター26A~26Fは、バッテリー40を電力供給源として駆動される。後述するように、バッテリー40の出力する直流電力が交流電力に変換されて、各モーター26A~26Fに供給される。
マニピュレーター部20は、上述した構成に限定されない。例えば、マニピュレーター部20は、上述した6つのアーム部25A~25Fとモーター26A~26Fとを備える構成ではなく、1つから5つのアーム部とモーターとを備える構成であってもよいし、7つ以上のアーム部とモーターとを備える構成であってもよい。また、例えば、マニピュレーター部20は、垂直多関節ロボットではなく水平多関節ロボットとして構成されてもよい。ロボットシステム10は、2つ以上のマニピュレーター部20を備えてもよい。
制御部90は、車両部30に設けられている。制御部90は、1つまたは複数のプロセッサーと、主記憶装置と、外部との信号の入出力を行う入出力インターフェースとを備えるコンピューターによって構成されている。制御部90は、主記憶装置上に読み込んだプログラムや命令をプロセッサーが実行することによって、マニピュレーター部20の各モーター26A~26Fの制御と、車両部30の走行用モーター36の制御と、後述するモード切替処理とを含んだ種々の機能を発揮する。制御部90は、コンピューターによって構成される代わりに、各機能の少なくとも一部を実現するための複数の回路を組み合わせた構成により実現されてもよい。尚、制御部90は、マニピュレーター部20に設けられてもよい。
図2は、ロボットシステム10の電気的な構成を模式的に示すブロック図である。ロボットシステム10は、上述したバッテリー40と、電力変換部50と、モーター26と、走行用モーター36とを備えている。本実施形態では、電力変換部50は、DC/ACコンバーター51と、AC/DCコンバーター53と、インバーター55とによって構成されている。バッテリー40と、DC/ACコンバーター51と、走行用モーター36とは、車両部30に設けられている。AC/DCコンバーター53と、インバーター55と、モーター26とは、マニピュレーター部20に設けられている。図2には、AC/DCコンバーター53とインバーター55とモーター26との組が1つ表されているが、本実施形態では、6つのモーター26A~26Fを個別に制御するために、AC/DCコンバーター53とインバーター55とモーター26との組が6つ設けられている。各組のAC/DCコンバーター53とインバーター55とモーター26とは同様の構成を有している。尚、電力変換部50のことを電力変換装置と呼ぶこともできる。
バッテリー40は、直流電力を出力する。本実施形態では、バッテリー40は、充電と放電とが可能な二次電池によって構成されている。バッテリー40には、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池を用いることができる。尚、バッテリー40は、放電のみが可能な一次電池によって構成されてもよい。
DC/ACコンバーター51は、バッテリー40に電気的に接続されている。DC/ACコンバーター51は、バイポーラトランジスターやMOSFETやIGBT等のスイッチを備えており、当該スイッチの開閉が制御されることによって、バッテリー40から供給された直流電力を単相交流電力に変換する。DC/ACコンバーター51のスイッチの開閉は、制御部90によって制御される。DC/ACコンバーター51には、インバーター等を介して走行用モーター36が電気的に接続されている。
マニピュレーター部20に設けられたAC/DCコンバーター53は、車両部30に設けられたDC/ACコンバーター51に電気的に接続されている。本実施形態では、AC/DCコンバーター53は、車体部31の上面に設けられたコネクターを介してDC/ACコンバーター51に接続されている。AC/DCコンバーター53は、安定化電源として構成されている。AC/DCコンバーター53は、バイポーラトランジスターやMOSFETやIGBT等のスイッチを備えており、当該スイッチの開閉が制御されることによって、DC/ACコンバーター51から供給された単相交流電力を直流電力に変換する。AC/DCコンバーター53のスイッチの開閉は、制御部90によって制御される。
インバーター55は、AC/DCコンバーター53に電気的に接続されている。インバーター55は、バイポーラトランジスターやMOSFETやIGBT等のスイッチを備えており、当該スイッチの開閉が制御されることによって、AC/DCコンバーター53から供給された直流電力を三相交流電力に変換する。インバーター55のスイッチの開閉は、制御部90によって制御される。インバーター55には、モーター26が電気的に接続されている。モーター26は、インバーター55から供給される三相交流電力によって駆動される。
図3は、パルス幅変調制御の様子を模式的に示す説明図である。本実施形態では、インバーター55は、パルス幅変調によって、AC/DCコンバーター53から入力された直流電力を三相交流電力に変換して、モーター26に出力する。図3には、インバーター55から出力される1相分の交流電力の電圧波形Vacが表されている。
図4は、モード切替処理の内容を示すフローチャートである。この処理は、ロボットシステム10に実行させる動作に関する指令が制御部90に読み込まれた場合に、制御部90によって実行される。まず、ステップS110にて、制御部90は、供給された指令を実行する際のモーター26が必要とする必要電力を算出する。制御部90に供給される指令には、モーター26の回転位置の目標と回転速度の目標とトルクの目標とが表されており、制御部90は、指令に表されたモーター26の回転速度の目標とトルクの目標とを用いてモーター26の必要電力を算出する。
次に、ステップS120にて、制御部90は、算出された必要電力が閾値以上であるか否かを判定する。本実施形態では、当該閾値は、予めユーザーによって制御部90に記憶されており、制御部90は、記憶された閾値を用いて、算出された必要電力が閾値以上であるか否かを判断する。
ステップS120にて必要電力が閾値以上であると判断された場合、制御部90は、ステップS130にて、供給された指令を実行する際の電力変換部50の動作モードを第1モードに決定する。一方、ステップS120にて必要電力が閾値以上であると判断されなかった場合、制御部90は、ステップS135にて、供給された指令を実行する際の電力変換部50の動作モードを第2モードに決定する。つまり、本実施形態では、制御部90は、指令を実行するためのモーター26の必要電力に応じて電力変換部50の動作モードを決定する。
ステップS130またはステップS135の後、ステップS140にて、制御部90は、AC/DCコンバーター53からインバーター55に供給される直流電力の電圧値を、決定された動作モード用の電圧値に変更する。本実施形態では、制御部90は、後述するテーブルTBを参照することによって、第1モード用の電圧値である第1電圧値と第2モード用の電圧値である第2電圧値とを取得する。制御部90は、AC/DCコンバーター53のスイッチの開閉タイミングを変更することによって、インバーター55に供給される直流電力の電圧値を、テーブルTBに表された電圧値に変更する。制御部90は、AC/DCコンバーター53のスイッチに供給される制御信号を変更することによって、AC/DCコンバーター53のスイッチの開閉タイミングを変更する。例えば、動作モードが第1モードに決定された場合には、制御部90は、インバーター55に供給される直流電力の電圧を54Vに変更する。例えば、動作モードが第2モードに決定された場合には、制御部90は、インバーター55に供給される直流電力の電圧を27Vに変更する。インバーター55に供給される直流電力の電圧値が変更されることによって、モーター26に供給される交流電力の電圧の最大値が変更される。モーター26に供給される交流電力の電圧のことをモーター駆動電圧とも呼ぶ。本実施形態では、第1電圧値と第2電圧値とが異なる場合を示したが、第1電圧値と第2電圧値とが同じであってもよい。第1電圧値と第2電圧値とが同じである場合には、後述する第1スイッチング周波数と第2スイッチング周波数とが異なることが好ましい。
ステップS150にて、制御部90は、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数を、決定された動作モード用の周波数に変更する。本実施形態では、制御部90は、テーブルTBを参照することによって、第1モード用のスイッチング周波数である第1スイッチング周波数と第2モード用のスイッチング周波数である第2スイッチング周波数とを取得する。制御部90は、インバーター55のスイッチに供給される制御信号を変更することによって、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数を、テーブルTBに表された周波数に変更する。例えば、動作モードが第1モードに決定された場合には、制御部90は、モーター26に供給される交流電力の周波数を10kHzに変更する。例えば、動作モードが第2モードに決定された場合には、制御部90は、モーター26に供給される交流電力の周波数を5kHzに変更する。インバーター55のスイッチのスイッチング周波数が変更されることによって、モーター26に供給される交流電力の周波数が変更される。モーター26に供給される交流電力の周波数のことモーター駆動周波数とも呼ぶ。本実施形態では、第1スイッチング周波数と第2スイッチング周波数とが異なる場合を示したが、第1スイッチング周波数と第2スイッチング周波数とが同じであってもよい。第1スイッチング周波数と第2スイッチング周波数とが同じである場合には、上述した第1電圧値と第2電圧値とが異なることが好ましい。尚、ステップS110とステップS120との順序は逆であってもよい。
ステップS160にて、制御部90は、モーター26のフィードバック制御に用いられる制御ゲインを、決定された動作モード用の制御ゲインに変更する。本実施形態では、制御部90は、後述するテーブルTBを参照することによって、第1モード用の制御ゲインである第1制御ゲインに関する情報と第2モード用の制御ゲインである第2制御ゲインに関する情報とを取得する。例えば、動作モードが第1モードに決定された場合には、制御部90は、制御ゲインをゲインAに変更する。例えば、動作モードが第2モードに決定された場合には、制御部90は、制御ゲインをゲインBに変更する。本実施形態では、第1制御ゲインと第2制御ゲインとが異なる。その後、制御部90は、この処理を終了する。上述したステップS140からステップS160までの処理が実行されることによって、電力変換部50の動作モードが切り替えられる。この際に、制御部90は、モーター26の必要電力が確保されるように、インバーター55のパルス幅変調制御におけるデューティー比を調整してもよい。制御部90は、動作モードの切り替えが完了した後、指令に従ってロボットシステム10を動作させる。尚、第1モードでインバーター55からモーター26に交流電力を供給させることを第1制御と呼ぶことがあり、第2モードでインバーター55からモーター26に交流電力を供給させることを第2制御と呼ぶことがある。
図5は、テーブルTBの一例を示す説明図である。テーブルTBには、電力変換部50の動作モードごとのモーター駆動電圧とモーター駆動周波数と制御ゲインとが表されている。モーター駆動電圧は、AC/DCコンバーター53からインバーター55に供給される直流電力の電圧値である。モーター駆動周波数は、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数である。制御ゲインは、モーター26のフィードバック制御に用いられる制御ゲインである。本実施形態では、テーブルTBは、予めユーザーによって作成されて、制御部90に記憶されている。
図6は、インバーター55におけるスイッチングロスを模式的に示す第1の説明図である。図7は、インバーター55におけるスイッチングロスを模式的に示す第2の説明図である。図7には、図6に表された回路において、MOSFETをオフ状態からオン状態に移行させるターンオンが実行された際のドレイン電流Iの推移とソース・ドレイン間電圧VDSの推移、および、MOSFETをオン状態からオフ状態に移行させるターンオフが実行された際のドレイン電流Iの推移とソース・ドレイン間電圧VDSの推移が表されている。理想的なスイッチでは、ターンオンの所要時間Tはゼロであり、かつ、ターンオフの所要時間Tもゼロである。しかし、現実のスイッチでは、図7に表されたように、ターンオンの所要時間Tはゼロではなく、ターンオフの所要時間Tもゼロではない。ターンオンの際には、ドレイン電流Iは徐々に増加し、ソース・ドレイン間電圧VDSは徐々に減少する。ターンオフの際には、ドレイン電流Iは徐々に減少し、ソース・ドレイン間電圧VDSは徐々に増加する。このように、ソース・ドレイン間電圧VDSがゼロではなく、かつ、ドレイン電流Iがゼロではない期間が生じることによって、スイッチングロスが生じる。スイッチングロスPSWは、ドレイン電流の最大値ID_MAXと、ソース・ドレイン間電圧の最大値VDS_MAXと、MOSFETのターンオンの所要時間Tと、MOSFETのターンオフの所要時間Tと、スイッチング周波数fSWとを用いて下式(1)によって表される。
SW=1/6×ID_MAX×VDS_MAX×(T+T)×fSW ・・・(1)
以上で説明した本実施形態のロボットシステム10によれば、制御部90は電力変換部50の動作モードを第1モードから第2モードに切り替えることによって、AC/DCコンバーター53からインバーター55に供給される直流電力の電圧値を低下させ、かつ、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数fSWを低下させる。インバーター55に供給される直流電力の電圧値が低下することによって、インバーター55のスイッチのソース・ドレイン間電圧の最大値VDS_MAXが低下する。これに伴って、スイッチのターンオンの所要時間Tとターンオフの所要時間Tとが短縮されるが、ドレイン電流の最大値ID_MAXは変更されない。そのため、インバーター55のスイッチの開閉に伴うスイッチングロスが低減されるので、ロボットシステム10における電力損失を低減できる。特に、本実施形態では、バッテリー40を電力供給源として駆動されるロボットシステム10の稼働時間を長期化できる。また、車両部30によって走行するロボットシステム10における電力損失を低減できる。マニピュレーター部20の各モーター26A~26Fと車両部30の走行用モーター36とが共通のバッテリー40を電力供給源として駆動されるロボットシステム10における電力損失を低減できる。
また、本実施形態では、制御部90は、電力変換部50の動作モードを切り替える際に、AC/DCコンバーター53からインバーター55に供給される直流電力の電圧値、換言すれば、モーター駆動電圧を変更し、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数fSW、換言すれば、モーター駆動周波数を変更し、さらに、各モーター26A~26Fのフィードバック制御に用いられる制御ゲインを変更する。そのため、動作モードの切り替えに起因してマニピュレーター部20の動作が不安定になることを抑制できる。
また、本実施形態では、制御部90は、テーブルTBを用いて、動作モードごとのモーター駆動電圧とモーター駆動周波数と制御ゲインとを変更する。そのため、モーター駆動電圧とモーター駆動周波数と制御ゲインとを簡単に変更できる。
また、本実施形態では、制御部90が動作モードを切り替えるか否かを判断する。そのため、動作モードを切り替える指令をユーザーが供給しなくても、自動的に動作モードの切り替えを実行させることができる。
また、本実施形態では、制御部90は、モーター26の必要電力に応じて動作モードを第1モードから第2モードに切り替える。そのため、モーター26の必要電力を確保しつつ、ロボットシステム10における電力損失を効果的に低減できる。
B.第2実施形態:
図8は、第2実施形態におけるロボットシステム10bの電気的な構成を模式的に示すブロック図である。第2実施形態のロボットシステム10bでは、電力変換部50bの構成が第1実施形態と異なる。その他の構成については、特に説明しない限り、図2に示した第1実施形態と同じである。尚、電力変換部50bのことを電力変換装置と呼ぶこともできる。
電力変換部50bには、DC/ACコンバーター51とインバーター55との間に、AC/DCコンバーター53に代えて、第1AC/DCコンバーター53Aと、第2AC/DCコンバーター53Bと、リレー57とが設けられている。第1AC/DCコンバーター53Aの構成、および、第2AC/DCコンバーター53Bの構成は、それぞれ、第1実施形態のAC/DCコンバーター53の構成と同じである。本実施形態では、第1AC/DCコンバーター53A、および、第2AC/DCコンバーター53Bは、それぞれ、27Vの直流電力を出力する。
リレー57は、制御部90の制御下で、第1AC/DCコンバーター53Aと第2AC/DCコンバーター53Bとが直列接続された状態と、並列接続された状態とを切り替える。本実施形態では、リレー57は、メカニカルリレーによって構成されている。リレー57は、バイポーラトランジスターやMOSFETやIGBT等によって構成されてもよい。リレー57が、図8の上側に表された接点に接続されることによって、第1AC/DCコンバーター53Aと第2AC/DCコンバーター53Bとが直列接続される。リレー57が、図8の下側に表された接点に接続されることによって、第1AC/DCコンバーター53Aと第2AC/DCコンバーター53Bとが並列接続される。
制御部90は、図4に示したモード切替処理において、ステップS140でインバーター55に供給される直流電圧の電圧値を変更する場合に、第1AC/DCコンバーター53Aと第2AC/DCコンバーター53Bとが直列接続される状態と、第1AC/DCコンバーター53Aと第2AC/DCコンバーター53Bとが並列接続される状態との間でリレー57を切り替える。電力変換部50bの動作モードが第1モードに切り替えられる場合には、制御部90は、第1AC/DCコンバーター53Aと第2AC/DCコンバーター53Bとが直列接続される状態にリレー57を切り替える。この場合、インバーター55には54Vの直流電力が供給される。電力変換部50bの動作モードが第2モードに切り替えられる場合には、制御部90は、第1AC/DCコンバーター53Aと第2AC/DCコンバーター53Bとが並列接続される状態にリレー57を切り替える。この場合には、インバーター55には27Vの直流電力が供給される。
以上で説明した本実施形態のロボットシステム10bによれば、制御部90はモード切替処理において、リレー57の状態を切り替えることによって、インバーター55に供給される直流電力の電圧値を変更することができる。
C.他の実施形態:
(C1)上述した各実施形態のロボットシステム10,10bでは、制御部90は、モード切替処理において、インバーター55に供給される直流電圧の電圧値と、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数とを変更する。これに対して、制御部90は、インバーター55に供給される直流電圧の電圧値と、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数とのうちのいずれか一方のみを変更してもよい。つまり、制御部90は、インバーター55に供給される直流電圧の電圧値を変更せずにインバーター55のスイッチのスイッチング周波数を変更してもよいし、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数を変更せずにインバーター55に供給される直流電圧の電圧値を変更してもよい。
(C2)上述した各実施形態のロボットシステム10,10bでは、制御部90は、モード切替処理において、モーター26のフィードバック制御に用いられる制御ゲインを変更している。これに対して、制御部90は、モード切替処理において、制御ゲインを変更しなくてもよい。つまり、第1モードと第2モードとで同じ制御ゲインが用いられてもよい。
(C3)上述した各実施形態のロボットシステム10,10bでは、制御部90は、モード切替処理において、テーブルTBを用いて、インバーター55に供給される直流電圧の電圧値と、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数とを変更している。これに対して、制御部90は、テーブルTBを用いずに、インバーター55に供給される直流電圧の電圧値と、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数とを変更してもよい。制御部90は、例えば、モーター26の必要電力とインバーター55に供給される直流電圧の電圧値とインバーター55のスイッチのスイッチング周波数との関係が表された関数を用いて、インバーター55に供給される直流電圧の電圧値と、インバーター55のスイッチのスイッチング周波数とを変更してもよい。
(C4)上述した各実施形態のロボットシステム10,10bでは、動作モードを切り替えるか否かを制御部90が判断している。これに対して、制御部90は、動作モードを切り替えるか否かを判断しなくてもよい。この場合、例えば、ロボットシステム10に動作モードの切り替えを実行させる指令が供給されて、制御部90は、当該指令に従って動作モードを切り替えてもよい。
(C5)上述した各実施形態のロボットシステム10,10bでは、制御部90は、モード切替処理において、モーター26の必要電力を算出して、モーター26の必要電力に応じて動作モードを切り替えている。これに対して、制御部90は、モード切替処理において、モーター26の必要電力を算出せずに、予め定められた低出力動作を実行させる場合に、動作モードを切り替えてもよい。低出力動作とは、モーター26の回転速度が所定速度以下の動作のことを意味する。低出力動作には、例えば、マニピュレーター部20を静止させた状態で車両部30によって走行する動作や、マニピュレーター部20を所定速度以下で駆動させる動作が含まれる。ユーザーは、低出力動作を予め制御部90に記憶させておくことができる。
(C6)上述した各実施形態のロボットシステム10,10bは、車両部30を備えている。これに対して、ロボットシステム10,10bは、車両部30を備えていなくてもよい。つまり、ロボットシステム10,10bは、移動可能に構成されていなくてもよい。この場合、バッテリー40とDC/ACコンバーター51と制御部90とは、車両部30に代えてマニピュレーター部20に設けられてもよい。尚、この場合、ロボットシステム10,10bのことをロボットと呼ぶことがある。
(C7)上述した各実施形態のロボットシステム10,10bでは、マニピュレーター部20と車両部30とは、バッテリー40を電力供給源として駆動される。これに対して、マニピュレーター部20はバッテリー40を電力供給源として駆動されて、車両部30はバッテリー40とは異なる電力供給源によって駆動されてもよい。例えば、バッテリー40とは異なるバッテリーが車両部30に搭載され、バッテリー40とは異なるバッテリーを電力供給源として車両部30が駆動されてもよい。
D.他の形態:
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の第1の形態によれば、ロボットが提供される。このロボットは、スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、前記電力変換部から前記マニピュレーター部への前記交流電力の供給を制御する制御部と、を備える。前記電力変換部は、予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第1モードと、前記第1モードに比べて前記電圧と前記周波数とのうちの少なくともいずれか一方が小さい前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第2モードとを含んだ動作モードを有し、前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードとを切り替える。
この形態のロボットによれば、電力変換部の動作モードを第1モードから第2モードに切り替えることによって、電力変換部におけるスイッチングロスを低減できる。そのため、ロボットにおける電力の損失を低減できる。
(2)上記形態のロボットにおいて、前記制御部は、フィードバック制御を用いて前記電力変換部から前記マニピュレーター部への前記交流電力の供給を制御し、前記第1モードと前記第2モードとにおいて、前記フィードバック制御に用いられる制御ゲインを異ならせてもよい。
この形態のロボットによれば、動作モードの切り替えに起因してマニピュレーター部の動作が不安定になることを抑制できる。
(3)上記形態のロボットにおいて、前記制御部は、前記動作モードを切り替える場合に、前記第1モードと前記第2モードとにおける、前記電圧と前記周波数とのうちの少なくともいずれか一方が表されたテーブルを用いてもよい。
この形態のロボットによれば、動作モードの切り替えの際に、制御部は電圧と周波数とを簡単に決定できる。
(4)上記形態のロボットにおいて、前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードとを切り替えるか否かを判断してもよい。
この形態のロボットによれば、動作モードを切り替えるか否かを制御部が判断できるので、動作モードを切り替える指令をユーザーが供給しなくても自動的に動作モードの切り替えを実行させることができる。
(5)上記形態のロボットにおいて、前記制御部は、予め定められた低出力動作を前記マニピュレーター部に実行させる場合に、前記第1モードから前記第2モードに切り替えると判断してもよい。
この形態のロボットによれば、マニピュレーター部の必要電力を確保しつつ、ロボットにおける電力の損失を低減できる。
(6)本開示の第2の形態によれば、ロボットシステムが提供される。このロボットシステムは、ロボットと、走行可能な車両部と、を備え、前記ロボットは、スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、前記電力変換部から前記マニピュレーター部への前記交流電力の供給を制御する制御部と、を備える。前記電力変換部は、予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第1モードと、前記第1モードに比べて前記電圧と前記周波数とのうちの少なくともいずれか一方が小さい前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第2モードとを含んだ動作モードを有し、前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードとを切り替え、前記バッテリー、前記電力変換部、前記マニピュレーター部、および前記制御部は、前記車両部に搭載されている。
この形態のロボットシステムによれば、走行可能な車両部に搭載されたロボットにおいて、電力の損失を低減できる。
(7)上記形態のロボットシステムにおいて、前記車両部は、前記バッテリーを電力供給源として走行してもよい。
この形態のロボットシステムによれば、マニピュレーター部と車両部とが共通のバッテリーを電力供給源として駆動されるロボットにおいて、電力の損失を低減できる。
(8)本開示の第3の形態によれば、スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、を備えるロボットの制御方法が提供される。このロボットの制御方法は、予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記電力変換部から前記マニピュレーター部に供給させる第1制御と、前記第1制御に比べて前記電圧と前記周波数とのうちの少なくともいずれか一方が小さい前記交流電力を前記電力変換部から前記マニピュレーター部に供給させる第2制御と、を有し、前記第1制御と前記第2制御とを切り替える。
この形態のロボットの制御方法によれば、電力変換部の動作モードを第1モードから第2モードに切り替えることによって、電力変換部におけるスイッチングロスを低減できる。そのため、ロボットにおける電力の損失を低減することができる。
本開示は、ロボット以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ロボットシステム、ロボットの制御方法等の形態で実現することができる。
10…ロボットシステム、20…マニピュレーター部、21…ベース部、25…アーム部、26…モーター、29…エンドエフェクター、30…車両部、31…車体部、35…車輪部、36…走行用モーター、39…積載部、40…バッテリー、50…電力変換部、51…DC/ACコンバーター、53…AC/DCコンバーター、55…インバーター、57…リレー、90…制御部

Claims (8)

  1. ロボットであって、
    スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、
    前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、
    前記電力変換部から前記マニピュレーター部への前記交流電力の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記電力変換部は
    前記バッテリーから供給される前記直流電力を降圧して出力可能なコンバーター部と、前記コンバーター部から出力される前記直流電力を前記交流電力に変換して前記マニピュレーター部に供給するインバーター部と、を備え、
    予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第1モードと、前記第1モードに比べて電圧および周波数が低い前記交流電力を前記マニピュレーター部に供給する第2モードとを含んだ動作モードを有し、
    前記制御部は
    前記第1モードと前記第2モードとを切り替え
    前記第1モードから前記第2モードに切り替える場合には、前記コンバーター部から前記インバーター部に供給される前記直流電力の電圧を低下させ、かつ、前記インバーター部のスイッチング周波数を低下させることにより、前記インバーター部から前記マニピュレーター部に供給される前記交流電力の電圧および周波数を前記第1モードに比べて低くする、
    ロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットであって、
    前記制御部は、
    フィードバック制御を用いて前記電力変換部から前記マニピュレーター部への前記交流電力の供給を制御し、
    前記第1モードと前記第2モードとにおいて、前記フィードバック制御に用いられる制御ゲインを異ならせる、ロボット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記動作モードを切り替える場合に、前記第1モードと前記第2モードとにおける、前記交流電力の電圧および前記周波数が表されたテーブルを用いる、ロボット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロボットであって、
    前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードとを切り替えるか否かを判断する、ロボット。
  5. 請求項4に記載のロボットであって、
    前記制御部は、予め定められた低出力動作を前記マニピュレーター部に実行させる場合に、前記第1モードから前記第2モードに切り替えると判断する、ロボット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のロボットと、
    走行可能な車両部と、
    を備え、
    前記バッテリー、前記電力変換部、前記マニピュレーター部、および前記制御部は、前記車両部に搭載されている、ロボットシステム。
  7. 請求項6に記載のロボットシステムであって、
    前記車両部は、前記バッテリーを電力供給源として走行する、ロボットシステム。
  8. ロボットの制御方法であって、
    前記ロボットは、
    スイッチを有し、前記スイッチの開閉によってバッテリーから供給された直流電力を交流電力に変換して出力する電力変換部と、
    前記電力変換部から供給される前記交流電力によって駆動されるマニピュレーター部と、
    を備え、
    前記電力変換部は、前記バッテリーから供給される前記直流電力を降圧して出力可能なコンバーター部と、前記コンバーター部から出力される前記直流電力を前記交流電力に変換して前記マニピュレーター部に供給するインバーター部と、を備え、
    予め定められた電圧および周波数で前記交流電力を前記電力変換部から前記マニピュレーター部に供給させる第1制御と、
    前記第1制御に比べて電圧および周波数が低い前記交流電力を前記電力変換部から前記マニピュレーター部に供給させる第2制御と、
    を有し、
    前記第1制御から前記第2制御に切り替える場合には、前記コンバーター部から前記インバーター部に供給される前記直流電力の電圧を低下させ、かつ、前記インバーター部のスイッチング周波数を低下させることにより、前記インバーター部から前記マニピュレーター部に供給される前記交流電力の電圧および周波数を前記第1制御に比べて低くする、
    ロボットの制御方法。
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