JPH1080152A - フォークリフト用インバータ装置 - Google Patents

フォークリフト用インバータ装置

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JPH1080152A
JPH1080152A JP8236152A JP23615296A JPH1080152A JP H1080152 A JPH1080152 A JP H1080152A JP 8236152 A JP8236152 A JP 8236152A JP 23615296 A JP23615296 A JP 23615296A JP H1080152 A JPH1080152 A JP H1080152A
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JP
Japan
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motor
circuit
inverter device
semiconductor switch
inverter
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JP8236152A
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English (en)
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Shigeru Kuriyama
茂 栗山
Nobuo Inoue
信男 井上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交流モータを駆動するインバータに用いている
スイッチ素子の損失が大きくなり、発熱が大きい。 【解決手段】半導体スイッチを絶縁ゲートバイポーラト
ランジスタと複数の電界効果トランジスタを並列に接続
し、三相切替コンタクタ13の常閉接点で交流モータ7
のコイル8−1をスター結線とする手段、三相切替コン
タクタ13の常開接点で交流モータ7のコイルをデルタ
結線とする手段から構成し、(+)側に接続したスイッ
チ素子5の周波数を(−)側に接続したスイッチ素子5
の周波数の数分の一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリフォークリ
フト車用に適したインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリフォークリフト車用の走行制御
や荷役リフト制御のモータは、直流モータが使用されて
いる。そのモータ制御にはチョッパ回路が用いられる。
【0003】例えば、特公昭58−38066 号公報のように
複数のトランジスタを並列に接続したチョッパ回路が用
いられた。複数のトランジスタの替わりに、電流バラン
スの良い電界効果トランジスタ(以下FET)を複数並
列接続したチョッパ回路が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】走行用モータはタイヤ
の近くに設置されるため、直流モータのブラシ摩耗を点
検あるいは交換する作業は困難である。この労力を減ら
すため、モータを交流にすれば良いがインバータに用い
ているスイッチ素子の損失が大きくなり、発熱が大きい
という課題がある。
【0005】スイッチ素子にFETを用いると、順方向
電圧降下は通電電流に比例するので電流が小さいときの
損失は小さいが 電流が大きくなると損失が大きいと
か、温度が上昇するとオン抵抗が大きくなりさらに損失
が増えるという問題がある。
【0006】一方、スイッチ素子に絶縁ゲートバイポー
ラトランジスタ(以下IGBT)を用いると、通電電流
が小さいときでも順方向電圧降下が大きく損失は小さく
はない。連続した小電流値の通電を行うとFETより損
失が大きくなり発熱が大きい。連続した小電流値の通電
後、過大電流を通電する耐量が減るという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】FETを複数個並列に接
続し、IGBTを並列に接続する複合スイッチ素子を用
いて、インバータを構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に従って説明する。
【0009】図2はバッテリフォークリフトに用いられ
る交流モータ駆動回路の一例を示す。直流電源1の
(+)電源線2から、半導体スイッチ5(以下Q1,Q
2…とする)を2個直列にしてアーム6(モジュールと
も言う)を構成し(−)電源線3に接続する。アーム6
を三個用いてインバータ4を構成する。インバータ4か
ら、交流モータ7のコイル8−1,コイル8−2,コイ
ル8−3に接続して、電流を供給する。
【0010】交流モータ7の中立点9からモータ切替コ
ンタクタ10を介して直流モータ11そして(+)電源
線2に接続する。一般にバッテリフォークリフトでは走
行用と荷役リフト制御用のモータが別であり、複数個の
モータを駆動する必要がある。
【0011】交流モータ7を駆動するときは、制御回路
12により半導体スイッチQ1,Q2,Q3,Q4,Q
5,Q6を別々にオン・オフ制御させ交流電流を流す。
【0012】一方、直流モータ11を駆動するときは、
モータ切替コンタクタ10を動作させ接点を閉じた後、
制御回路12により半導体スイッチQ2,Q4,Q6を
同時にオン・オフ制御させチョッパ電流を流す。半導体
スイッチQ1,Q3,Q5はオフの状態にしておく。
【0013】一般に、バッテリフォークリフトに用いら
れる直流電源1の電圧は100V以下であり、交流モー
タ7を駆動する電流値は大きい。それで半導体スイッチ
Q1,Q2,Q3,…Q6の通電容量を大きくしていく
と、インバータ4の外形が大きくなる。
【0014】それで図2に示した回路構成によれば、直
流モータ11を同じインバータ4で駆動できるので、制
御装置全体としての外形を大きくしない。
【0015】図1は本発明からなる交流モータ制御回路
を示す。
【0016】FET1−1…FET1−nを各々並列接
続した半導体スイッチ5,Q1−1と、並列にIGBT
1,Q1−2を接続し、この構成からなる新たな複合ス
イッチ素子を二個直列にしてアーム16−1とする。
【0017】同じように新たな複合スイッチ素子を用い
て、アーム16−2,アーム16−3とし(+)電源線
2と(−)電源線3に接続する。
【0018】各アーム16−1,・・16−3から交流
モータ7の各コイル8−1…8−3に接続する。そして
各コイル8−1…8−3の他端を、三相切替コンタクタ
13の可動接点14に接続する。三相切替コンタクタ1
3の固定接点はスター・デルタ切替えができるように結
線される。
【0019】低速領域ではスター結線にして、電流をあ
まり増大させないで高トルクを得て、高速領域ではデル
タ結線にして、高速運転を可能にする。つまりインバー
タ4のスイッチ素子に通電する電流値を低減できる。
【0020】図3は図1のインバータに用いている複合
スイッチ素子の特性を示す。
【0021】縦軸にアームを構成している複合スイッチ
素子に流れる電流を、横軸に順方向電圧降下を示す。点
8−1から点8−2はFETのみの並列接続Q1−1の
通電特性を示し、点8−2から点8−3はFETの並列
接続Q1−1とIGBT1のQ1−2が同時に通電した
ときの特性を示している。
【0022】電流I1より小さいときは従来どおりFE
Tで損失を小さくし、電流I1より大きいときはIGB
Tに負担を大きくさせFETの損失増加を小さくしてい
る。過大電流を通電していくと、従来のFETのみでは
温度上昇でオン抵抗が増え、さらに温度上昇するという
悪循環になる。
【0023】図4は本発明から成る制御回路のブロック
図(1部)で別の考えで損失低減を行うものである。
【0024】指令電流は図2の制御回路12で、アクセ
ルの踏込み量に応じてモータの電流を制御するものであ
る。さらに制御回路12には、モータに流れる電流をフ
ィードバックし、コントロール回路18で比例・積分処
理され、比較回路19と比較回路20に印加する。三角
波形回路21と比較された信号はゲート回路23でFE
T,IGBTのゲートにオン・オフ信号を与える回路よ
り構成されている。図5は図4のコントロール信号D,
三角波形回路21の波形E,三角波形回路22の波形F
およびゲート回路23,ゲート回路24の出力波形を示
す。
【0025】三角波形回路21の波形Eの周波数は、三
角波形回路22の波形Fの周波数に対し1/2から1/
10とする。
【0026】図6は図4を三相U,V,Wに適用する動
作説明図である。
【0027】指令電流U,V,Wの実線部はアーム16
−1、アーム16−2,アーム16−3の(+)電源線
2側に接続しているスイッチ素子をオン・オフし、三角
波形回路21の波形Eを用いる。
【0028】指令電流U,V,Wの点線部はアーム16
−1,アーム16−2,アーム16−3の(−)電源線
3側に接続しているスイッチ素子をオン・オフし、三角
波形回路22の波形Fを用いる。
【0029】スイッチ素子のスイッチ開始と終わりつま
りスイッチングの損失は、周波数に比例する。一方、周
波数を低くすると電流脈動が大きくなりスイッチングの
損失が増加する。
【0030】三角波形回路22の波形Fで電流脈動を小
さくし三角波形回路21の波形Eで(+)電源線2側に
接続しているスイッチ素子のスイッチングの損失を低減
できる。
【0031】
【発明の効果】インバータ4の損失を低減できた。それ
で温度上昇も低減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明から成る交流モータ制御の主回路図。
【図2】従来のモータ制御の主回路図。
【図3】図1の半導体スイッチの動作の特性図。
【図4】制御回路のブロック図。
【図5】図4の波形図。
【図6】図4を用いた三相制御の動作の説明図。
【符号の説明】
1…直流電源、2…(+)電源線、3…(−)電源線、
4…インバータ、5…スイッチ素子、7…交流モータ、
8−1…コイル、13…切替コンタクタ、14…可動接
点、16−1…アーム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源,半導体スイッチを用いたインバ
    ータ、上記半導体スイッチをオン・オフするゲート回路
    を含む制御回路、交流モータを有したバッテリフォーク
    リフト車用インバータ装置において、上記半導体スイッ
    チを絶縁ゲートバイポーラトランジスタと複数の電界効
    果トランジスタを並列に接続したことを特徴とするフォ
    ークリフト用インバータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、三相切替コンタクタの
    常閉接点で上記交流モータのコイルをスター結線とする
    手段、上記三相切替コンタクタの上記常開接点を閉じる
    ことで上記交流モータのコイルをデルタ結線とする手段
    から構成するフォークリフト用インバータ装置。
  3. 【請求項3】直流電源、半導体スイッチを用いたインバ
    ータ、上記半導体スイッチをオン・オフするゲート回路
    を含む制御回路、交流モータを有したバッテリフォーク
    リフト車用インバータ装置において、ある周波数の三角
    波形回路からの三角波形とコントロール回路からの信号
    を比較する比較回路のパルス幅変調の出力を上記ゲート
    回路で増幅し出力波形を(+)側に接続したスイッチ素
    子のオン・オフ信号とし、別の周波数を有する上記三角
    波形回路からの三角波形とコントロール回路からの信号
    を比較する別の比較回路のパルス幅変調の出力を別のゲ
    ート回路で増幅し出力波形を(−)側に接続した上記ス
    イッチ素子のオン・オフ信号とする回路構成としたこと
    を特徴とするフォークリフト用インバータ装置。
JP8236152A 1996-09-06 1996-09-06 フォークリフト用インバータ装置 Pending JPH1080152A (ja)

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