JP7441681B2

JP7441681B2 - 収納ケース

Info

Publication number: JP7441681B2
Application number: JP2020038271A
Authority: JP
Inventors: 健北村
Original assignee: Sony Olympus Medical Solutions Inc
Current assignee: Sony Olympus Medical Solutions Inc
Priority date: 2020-03-05
Filing date: 2020-03-05
Publication date: 2024-03-01
Anticipated expiration: 2040-03-05
Also published as: US20210278070A1; US11262061B2; JP2021140957A

Description

本開示は、光源等の機能部を収容する収容ケースに関する。

従来、医療分野や工業分野において、人や機械構造物等の被検体内を観察する内視鏡装置が広く使用されている。このような内視鏡は、一般的に、照明光を照射する照明部を有しているが、経年劣化等により光源の取り換えが必要になる場合がある。また、光源が発光している状態で光源を直視をすることに危険性があることが知られている。

光源を取り換える場合、例えば、光源を収容する筐体の背面等を取り外して光源の取り外しが行われるが（例えば、特許文献１参照）、外部電源と接続されるコネクタは、筐体の背面板と離間して設けられているため、誤って光源への電源供給を停止することなく、光源が発光している状態で筐体の背面を取り外してしまう場合がある。

特開２００６－６４７８７号公報

本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、収容する光源等の機能部の安全な取り換えを可能とする収容ケースを提供することを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる収納ケースは、底面が開口し、内部に電気接続により機能を発揮する機能部を収容する筐体と、前記機能部に電源を供給する電源供給部と、前記筐体の上面または側面に配置される駆動基板を有し、前記機能部を駆動する駆動モジュールと、前記電源供給部と前記駆動モジュールとを電気的に接続する接続部と、前記筐体の移動を規制する規制部材と、を備え、前記駆動基板は、前記筐体の取り外し方向の面上に配置され、前記接続部の着脱方向は、前記筐体の取り外し方向と異なる方向である。
また、本開示にかかる収納ケースは、上記開示において、前記接続部の着脱方向は、前記筐体の取り外し方向と直交する方向である。

また、本開示にかかる収納ケースは、上記開示において、前記規制部材は、前記筐体を載置し、前記筐体の取り外し方向を含む所定の方向以外の移動を規制する壁部を有する載置部である。

また、本開示にかかる収納ケースは、上記開示において、前記機能部は、光源である。

また、本開示にかかる収納ケースは、上記開示において、前記電源供給部は、構造体に支持された基板であり、前記接続部は、ボードｔｏボードコネクタである。

また、本開示にかかる収納ケースは、上記開示において、前記機能部は、複数種の光源であり、前記複数種の光源は、前記複数種の光源に対応した駆動モジュールとともに変更して前記電源供給部に接続される。

本開示の収納ケースは、接続部を介して電源供給部と接続された駆動モジュールにより筐体の取り外しが規制され、駆動モジュールの電源供給部との接続を取り外した状態でのみ筐体の取り外しが可能となるので、安全に機能部の取り換えを行うことが可能となる。

図１は、本開示の実施の形態１に係る収納ケースの概略構成を示す斜視図である。図２は、図１の収納ケースの断面図である。図３は、図１の接続部の着脱を説明する図である。図４は、図１の収納ケースの筐体の取り外しを説明する図である。図５は、図１の収納ケースの筐体の取り外し時の断面図である。図６は、本開示の実施の形態２に係る収納ケースの概略構成を示す斜視図である。図７は、図６の収納ケースの筐体の取り外しを説明する図である。

以下に、図面を参照して、本開示を実施するための形態（以下、実施の形態）について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。

（実施の形態１）
図１は、本開示の実施の形態１に係る収納ケース１の概略構成を示す図である。図２は、図１の収納ケース１の断面図である。

収納ケース１は、機能部である光源８を収納する筐体２と、機能部に電源を供給する電源供給部として機能する電源基板３と、駆動基板４を有し、機能部を駆動する駆動モジュール５と、電源基板３と駆動モジュール５とを接続する接続部として機能するボードｔｏボードコネクタ６と、筐体２の移動を規制する規制部材として機能する載置部７と、を備える。

筐体２は、底面が開口する矩形状をなし、載置部７上に載置されている。筐体２の内部には、レーザー光を出射する光源８と、光源８から出射されたレーザー光を集光するレンズ９が収容されている。レーザー光が射出される側の筐体の側面には、射出口１０が設けられ、射出口１０から出射されたレーザー光はライトガイド１１に入射する。本実施の形態１では、レーザー光を射出する光源８を例として説明しているが、これに限定するものではなく、ＩＲ光源、特殊光源用ライト、ホワイトライト等を使用することもできる。

電源基板３は、リジット基板であり、載置部７に載置された筐体２と略同じ高さの構造体１２上に支持され、構造体１２に固定されている。また、電源基板３は、駆動基板４と接続するための接続部であるボードｔｏボードコネクタ６ｂが取り付けられており、図示しない外部電源と接続されている。構造体１２は、筐体２の側面と接するように配置されており、電源基板３は、構造体１２の上面であって、筐体２側の側面に沿って配置されている。

駆動モジュール５は、リジット基板である駆動基板４と、光源８に電源を供給するケーブル１３と、を有する。駆動基板４は、筐体２の上面であって、構造体１２側の側面に沿って配置されて、端部には、電源基板３と接続するためのボードｔｏボードコネクタ６ａが取り付けられている。

載置部７は、絶縁性の材料から形成され、筐体２の移動を制限する壁部７ａを有する。壁部７ａは、載置部７の構造体１２側を除く３辺に設けられ、構造体１２とともに、載置部７上に載置された筐体２の前後左右方向への移動を規制する。本実施の形態１では、壁部７ａは、筐体２の外周側の側面に沿うように配置されているが、筐体２の内周側の側面に沿うものであってもよい。

図３は、接続部であるボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの着脱を説明するである。ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂはリジットコネクタであり、紙面の左右方向に動かして着脱を行う。電源基板３および駆動基板４は、リジット基板であり、リジットコネクタであるボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂにより接続された後は、コネクタ部分で折れ曲がることなく、１枚の板状となる。

図４は、収納ケース１の筐体２の取り外しを説明する図である。図４（ａ）および図４（ｂ）ともに、電源基板３および構造体１２の図示を省略している。図４（ａ）に示すように、載置部７上に載置される筐体２は、壁部７ａにより紙面上の前後および左側の３方向の移動を規制され、載置部７に接するように配置される構造体１２により右側への移動を規制されている。また、駆動基板４が電源基板３に接続されている場合、リジットコネクタであるボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂにより接続されているため、コネクタ部分で折れ曲がることなく、駆動基板４により上部方向への移動も制限される。

筐体２内の光源８を取り換える場合、駆動基板４と電源基板３との接続を取り外すことにより、図４（ｂ）に示すように、筐体２の取り外し方向、すなわち上部方向への移動が可能となる。

本実施の形態１では、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの着脱方向は、図３に示す通り筐体２の取り外し方向である上方向と直交する左右方向としているため、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの接続を外すことなく筐体２を取り外すことはできないため、光源８の電源を切った状態で、安全に取り換え可能となる。

なお、実施の形態１では、載置部７の壁部７ａは、筐体２の３つの側面全体に接するように設けられているが、筐体２の移動を規制できれば、側面の一部のみに接するような壁部としてもよい。また、接続部としてボードｔｏボードコネクタ６を使用しているが、これに限定するものではなく、駆動基板と電源基板とを電気的に接続可能であって、筐体２の取り外し方向と直交する方向に取り外し可能なものであればよい。
また、実施の形態１は最良の形態の一つとして、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの着脱方向は、図３に示す通り筐体２の取り外し方向である上方向と直交する左右方向としているが、本発明はこれに限定されるものではない。
つまり、本発明は、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂが接続された状態において、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの間に少なくとも筐体２を取り外す方向に対して筐体２の移動を規制する力が働くようにボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂが接続されることにより、実施の形態１と同等の効果を得ることができる。例えば、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂが筐体２の取り外し方向と異なる方向に取り外しできるよう構成されることにより、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの間に筐体２を取り外す方向に対して筐体２の移動を規制する力が働く構成を実現できる。

さらに、実施の形態１の収納ケース１は、同一種の光源８を収容する場合に加え、異なる種類の光源を収容するものであってもよい。かかる場合、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの接続を取り外した後、光源８と駆動モジュール５とを収納ケース１から取り外し、使用する別種の光源および駆動モジュールを電源基板３に接続して使用すればよい。複数種の光源と駆動モジュールを有し、必要に応じて安全に光源等を取り換えることにより、ニーズに応じた観察が可能となる。

（実施の形態２）
図６は、本開示の実施の形態２に係る収納ケース１Ａの概略構成を示す斜視図である。収納ケース１Ａでは、駆動基板４は、筐体２の側面に配置されている。

収納ケース１Ａでは、電源基板３Ａは、構造体１２の側面上に固定されている。構造体１２は、筐体２の側面と接するように配置され、筐体２と接する面と直交する側面に電源基板３Ａは固定されている。構造体１２の電源基板３が配置される側面は、筐体２の駆動基板４が配置される側面と面一である。

駆動基板４Ａは、筐体２の側面上に配置され、端部に取り付けられたボードｔｏボードコネクタ６ａにより、電源基板に取り付けられたボードｔｏボードコネクタ６ｂと接続されている。

載置部７Ａは、絶縁性の材料から形成され、筐体２の移動を制限する壁部７ａは、紙面左側と右側の２辺に設けられている。壁部７ａは、構造体１２とともに、載置部７Ａ上に載置された筐体２の左右および後方向への移動を規制する。

図７は、収納ケース１Ａの筐体２の取り外しを説明する図である。図７（ａ）および図７（ｂ）ともに、電源基板３Ａおよび構造体１２の図示を省略している。図７（ａ）に示すように、載置部７Ａ上に載置される筐体２は、壁部７ａにより紙面上の後および左側の２方向の移動を規制され、載置部７Ａに接するように配置される構造体１２により右側への移動を規制されている。また、駆動基板４Ａが電源基板３Ａに接続されている場合、リジットコネクタであるボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂにより接続されているため、コネクタ部分で折れ曲がることなく、駆動基板４Ａにより前部方向への移動も制限される。

筐体２内の光源を取り換える場合、駆動基板４Ａと電源基板３Ａとの接続を取り外すことにより、図７（ｂ）に示すように、筐体２の取り外し方向、すなわち前方向への移動が可能となる。

本実施の形態２では、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの着脱方向は、筐体２の取り外し方向である前方向と直交する左右方向としているため、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの接続を外すことなく、筐体２を取り外すことはできないため、光源８の電源を切った状態で、安全に取り換え可能となる。
なお本実施の形態２においてもボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの着脱方向は、筐体２の取り外し方向でと直交する方向に限定されるものではなく、上記実施の形態１において説明した通り、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂが筐体２の取り外し方向と異なる方向に取り外しできるよう構成されることにより、ボードｔｏボードコネクタ６ａ、６ｂの間に筐体２を取り外す方向に対して筐体２の移動を規制する力が働く構成とすることにより、実施の形態２と同等の効果を得ることができる。

なお、本開示は以下のような構成もとることができる。
（１）底面が開口し、内部に電気接続により機能を発揮する機能部を収容する筐体と、前記機能部に電源を供給する電源供給部と、前記筐体の上面または側面に配置される駆動基板を有し、前記機能部を駆動する駆動モジュールと、前記電源供給部と前記駆動モジュールとを電気的に接続する接続部と、前記筐体の移動を規制する規制部材と、を備え、前記駆動基板は、前記筐体の取り外し方向の面上に配置され、前記接続部の着脱方向は、前記筐体の取り外し方向と異なる方向である収納ケース。
（２）前記接続部の着脱方向は、前記筐体の取り外し方向と直交する方向である（１）に記載の収納ケース。

（３）前記規制部材は、前記筐体を載置し、前記筐体の取り外し方向を含む所定の方向以外の移動を規制する壁部を有する載置部である（１）または（２）に記載の収納ケース。
（４）前記機能部は、光源である（１）から（３）に記載の収納ケース。
（５）前記電源供給部は、構造体に支持された基板であり、前記接続部は、ボードｔｏボードコネクタである（１）から（４）に記載の収納ケース。
（６）前記機能部は、複数種の光源であり、前記複数種の光源は、前記複数種の光源に対応した駆動モジュールとともに変更して前記電源供給部に接続される（１）から（５）に記載の収納ケース。

１、１Ａ収納ケース
２筐体
３電源基板
４駆動基板
５駆動モジュール
６、６ａ、６ｂボードｔｏボードコネクタ
７載置部
７ａ壁部
８光源
９レンズ
１０射出口
１１ライトガイド
１２構造体
１３ケーブル

Claims

底面が開口し、内部に電気接続により機能を発揮する機能部を収容する筐体と、
前記機能部に電源を供給する電源供給部と、
前記筐体の上面または側面に配置される駆動基板を有し、前記機能部を駆動する駆動モジュールと、
前記電源供給部と前記駆動モジュールとを電気的に接続する接続部と、
前記筐体の移動を規制する規制部材と、
を備え、
前記駆動基板は、前記筐体の取り外し方向の面上に配置され、前記接続部の着脱方向は、前記筐体の取り外し方向と異なる方向であり、前記電源供給部は、構造体に支持された基板であり、前記接続部は、ボードｔｏボードコネクタである収納ケース。
底面が開口し、内部に電気接続により機能を発揮する機能部を収容する筐体と、
前記機能部に電源を供給する電源供給部と、
前記筐体の上面または側面に配置される駆動基板を有し、前記機能部を駆動する駆動モジュールと、
前記電源供給部と前記駆動モジュールとを電気的に接続する接続部と、
前記筐体の移動を規制する規制部材と、
を備え、
前記駆動基板は、前記筐体の取り外し方向の面上に配置され、前記接続部の着脱方向は、前記筐体の取り外し方向と異なる方向であり、前記機能部は、複数種の光源であり、前記複数種の光源は、前記複数種の光源に対応した駆動モジュールとともに変更して前記電源供給部に接続される収納ケース。
前記規制部材は、前記筐体を載置し、前記筐体の取り外し方向を含む所定の方向以外の移動を規制する壁部を有する載置部である請求項１または２に記載の収納ケース。
前記機能部は、光源である請求項１または２に記載の収納ケース。
前記接続部の着脱方向は、前記筐体の取り外し方向と直交する方向である請求項１または２に記載の収納ケース。