JP7440612B2 - メッセージ交換装置、及びメッセージ交換方法 - Google Patents
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Description
SNSは、単なるインターネット掲示板への書き込みと比較して、ユーザ間のコミュニケーションに継続性があるとともに、いろいろなコンテンツで、いろいろな人とコミュニケーションをとることができる。
また、ユーザ又は管理者により予め設定したテーマ(あるいはジャンル)毎に設置されたコミュニティと呼ばれる仮想空間(交流エリア)に、ユーザが参加し、当該コミュニティ上で、当該テーマ(あるいはジャンル)に沿って、自由にユーザ同士がコミュニケーションをおこなうことができる。
このようなコミュニティにおいては、いろいろなコンテンツがやり取りされることから、例えば、必要なコンテンツを集める手法として、ハッシュタグを用いたキーワード付与等の技術が開発されている。この手法を利用することで、ユーザが発信するメッセージ(以下、特に断らない限り、メッセージ自体を「コンテンツ」ともいう)に対して任意のキーワード(あるいは分類)を付与することができる。そうすることで、ハッシュタグに基づいて付与されたキーワード(分類)に基づいて、当該ハッシュタグの付与されたメッセージ(コンテンツ)を検索し、収集することができる。
しかしながら、ハッシュタグに基づいて付与されたキーワード(分類)を用いる場合、たとえ、特定グループのメンバー間であっても、複数のユーザ間で、任意に統一されたキーワードの付け方を定義することは困難であり、当該コミュニティにおいて蓄積されたビックデータの中から関連する項目を確率的に収集することはできるが、関連する項目をすべて網羅的に収集し分類することは困難であった。
この点、特許文献1には、SNSを利用して、ユーザ端末10Aから投稿されたサイバー脅威インテリジェンス情報を受け付けて、投稿されたサイバー脅威インテリジェンス情報をサイバー脅威インテリジェンスDB21に登録する投稿システム1について記載されている。特許文献1に記載の投稿システムにおいては、投稿者は、サイバー攻撃を特徴付ける事象等を取り込んだサイバー攻撃活動に関連する項目を記述するためのデータ構造(例えば、STIX言語)に基づいて、情報を投稿することとしている。
そうすることで、サイバー脅威インテリジェンス管理システム3は、サイバー脅威インテリジェンスDB21に格納されたサイバー脅威インテリジェンス21Aについて構文解析を行い、サイバー攻撃活動とともに、攻撃者、攻撃手口、検知指標、観測事象、インシデント、対処措置、攻撃対象等の各種別についての情報を取得する。次いで、サイバー脅威インテリジェンス管理システム3は、取得したサイバー攻撃にかかる情報の集計等の解析を行い、解析結果の情報源管理DB31を生成してユーザ端末30に表示させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の投稿システムでは、投稿者は、投稿するメッセージを、例えばSTIX言語等の所定のデータ構造に基づいて記述する必要がある。
このため、特許文献1に記載の投稿システムは、SNSにおいて提供されるインタフェースを介して投稿されるメッセージ(コンテンツ)を、関連する項目(例えば、攻撃者、攻撃手口、検知指標、観測事象、インシデント、対処措置、攻撃対象等の各種別)に基づいて網羅的に収集し、分類することを実現するものではない。
このように、SNSを利用するコミュニティに属するメンバーが仮に特定グループのメンバーであっても、メンバー全員がメッセージに統一された分類を付加するように定義することが難しく、全てのメッセージに対して、関連する項目を網羅的に分類することは困難であった。
このため、SNSを利用する任意のコミュニティにおいてメッセージ(コンテンツ)を交換する場合に、当該コミュニティに所属するユーザ全員がそれぞれ発信するメッセージ(コンテンツ)に対して共通に利用する分類項目を予め任意に設定できるようにして、設定された分類項目に沿って、全てのメッセージ(コンテンツ)を発信することができるSNSが望まれている。
(第1実施形態)
<SNSシステム100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係るSNSシステム100の全体構成及び機能ブロックを示す図である。
SNSシステム100は、後述するように、例えば、工場内で稼働する産業機械を使用して例えばワークの加工処理を行うユーザ、当該ユーザの加工処理を支援する当該産業機械メーカのメンバー、並びに当該産業機械の保守員及びコールセンタ等の間で利用することができる。
図1に示すように、SNSシステム100は、メッセージ交換装置としてのSNSサーバ1と、複数の携帯端末3(端末)と、管理者端末5と、を備える。SNSサーバ1と、携帯端末3と、管理者端末5と、は、通信ネットワークNとを介して通信可能になっている。通信ネットワークNは、例えば、インターネットや携帯電話通信網等である。また、通信ネットワークNは、構内通信網(LAN)や、有線を含む広域通信網(WAN)等であってもよい。
以降において、SNSシステム100として、前述したように、主に、工場内で稼働する産業機械を使用して例えばワークの加工処理を行うユーザ、当該ユーザの加工処理を支援する当該産業機械メーカのメンバー、並びに当該産業機械の保守員及びコールセンタの受付担当者等の間で交換されるメッセージの交換業務を例示して説明する。なお、SNSシステムを利用するユーザは、前記ユーザに限られない。SNSシステム100に設定される任意のコミュニティにおいて、当該コミュニティに所属するユーザ全員がそれぞれ発信するメッセージ(コンテンツ)に対して共通に利用する分類項目を予め任意に設定できるようにして、設定された分類項目に沿って、全てのメッセージ(コンテンツ)を発信することができる。
SNSサーバ1は、複数の携帯端末3の間でのコミュニケーション処理を行うためのメッセージ交換装置である。オープンなSNS環境においては、仮想コミュニティ専用の仮想SNS空間を作成することができる。ここで、コミュニケーション処理とは、例えば、タイムラインに沿ったメッセージ交換、投稿及び閲覧並びに通話をいい、文字や音声、画像等を媒介として、ユーザ間で互いに意思や感情、思考等を伝達し合う情報伝達をいう。このように、メッセージは、グループ(仮想コミュニティ)内において、ユーザが投稿するコンテンツを含む。
SNSサーバ1は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、後述するように、複数台のコンピュータにより分散処理システムとして構成されていてもよい。具体的には、例えば後述する予め設定される特定のコミュニティにおいて交換されるメッセージについては、当該コミュニティの主催者等の管理するサーバで管理するようにしてもよい。そうすることで、当該特定のコミュニティにおいて交換されるメッセージは、物理的に情報セキュリティを担保することが可能となる。なお、複数台のコンピュータを用いる場合には、これらのコンピュータは、通信ネットワークNを介して接続される。また、SNSサーバ1は、例えばクラウド上に設けられる仮想サーバ(仮想マシン)として構成してもよい。
制御部10は、SNSサーバ1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
なお、プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、通信ネットワークN等の一時的伝送媒体を介して、プログラム配布サーバ等(図示せず)からコンピュータ等へ配布及び販売することができる。
記憶部20は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部20は、プログラム記憶部21と、ユーザ記憶部22と、グループ記憶部23と、メタデータ記憶部24と、項目別メッセージ記憶部25と、を備える。
プログラム記憶部21は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部21は、ユーザ管理プログラムを記憶している。ユーザ管理プログラムは、後述する制御部10の各機能を実行するためのプログラムである。
次に、制御部10について説明する。
制御部10は、SNS基本機能部11と、項目設定部13と、項目別メッセージ作成部14と、項目別メッセージ管理部15と、を備える。
SNSグループ管理部111は、例えば、SNSユーザの中で共通のテーマに関心を持つユーザや、特定の組織等に属するユーザを対象とするグループ(「コミュニティ」ともいう)を設定して管理する。具体的には、例えば、SNSグループ管理部111は、グループの管理者(「主催者」ともいう)となるユーザに対して、メンバーの追加や削除等に関するメンバー管理権限を与えるようにしてもよい。そうすることで、管理者は、自身の主催するグループ(コミュニティ)に属するユーザを設定管理することができる。
例えば、管理者は、管理者端末5からグループ(コミュニティ)に関する設定情報をSNSグループ管理部111に対して送信することで、SNSグループ管理部111は、当該グループ(コミュニティ)に参加するユーザに関するデータを記憶部20内のユーザ記憶部22に記憶されるユーザIDにグループ(コミュニティ)を対応づけて、記憶するようにしてもよい。
このようにして、SNSグループ管理部111は、各グループ(コミュニティ)に参加しているユーザに関するデータをユーザ記憶部22にグループ(コミュニティ)に対応づけて記憶する。
そうすることで、当該グループに属するユーザは、SNSサービスにログインすると、例えば、当該ユーザの参加しているグループ(コミュニティ)におけるメッセージ交換を行うことができる。例えば、ユーザは、ログイン時にグループ(コミュニティ)を指定してもよい。また、ユーザがSNSサービスにログインすると、当該ユーザの参加しているグループ(コミュニティ)一覧を出力することで、当該ユーザに対して、メッセージ交換をするグループ(コミュニティ)を選択させるようにしてもよい。
なお、SNSにおいては、グループ(コミュニティ)に属するユーザが、例えば知り合いのSNSユーザに対して当該グループ(コミュニティ)に招待する旨の情報(招待情報)を送信することができる場合がある。このとき、招待を受けたSNSユーザは、招待を受理することで、当該グループ(コミュニティ)に参加可能とする場合がある。
このような場合、予め設定された特定のグループ(コミュニティ)においては、当該グループ(コミュニティ)の管理者によるチェック処理を実行する機能を付加してもよい。そうすることで、当該コミュニティの主催者となる管理者は、招待を受けたSNSユーザの当該グループ(コミュニティ)への加入に対して、許可/不許可を決定することができる。すなわち、特定のコミュニティに属する者が、当該コミュニティに属さないユーザを招待した場合、招待されたユーザをコミュニティに加えるか否かの判断は、管理者により行われる。
例えば後述するように、工場内で稼働する産業機械を使用して例えばワークの加工処理を行うユーザ、当該ユーザの加工処理を支援する当該産業機械メーカのメンバー、並びに当該産業機械の保守員及びコールセンタ等の間で設定されたグループ(コミュニティ)において、管理者は、当該グループに属するユーザから招待を受けたユーザの加入に対して、許可/不許可を決定する。それにより、第3者に当該グループ(コミュニティ)内の秘密情報が洩れることを防ぐことができる。また、主催者である管理者が、有用なユーザをグループに登録することを見落とした場合であっても、当該グループのメンバーが当該有用なユーザを招待することで、見落とされた有用なユーザを当該グループに追加することができる。
SNSメッセージ交換部112は、グループ(コミュニティ)に属するユーザの作成するメッセージをグループ(コミュニティ)内で閲覧可能なように、当該メッセージの送受信管理(交換)を行う。具体的には、SNSメッセージ交換部112は、ユーザの携帯端末3に対して、当該グループ(コミュニティ)に応じたユーザインタフェースを提供することで、ユーザの携帯端末3に対して、当該グループ(コミュニティ)内で交換されるメッセージの入出力制御を行う。
なお、後述するように、SNSメッセージ交換部112は、予め、管理者により項目名称等の設定された特定グループ(コミュニティ)内におけるメッセージについては、設定された設定項目毎に設定されたタグが付加されたメッセージを交換するとともに、設定された設定項目毎に設定されたスタンプをメッセージとして交換するようにしてもよい。
より具体的には、制御部10は、特定のグループ(コミュニティ)内におけるメッセージ交換に際しては、設定項目毎に設定されたタグをメッセージに付加する機能、設定項目毎に設定されたスタンプをメッセージとする機能を実行する機能部(後述の「項目別メッセージ作成部14」)を備え、SNSメッセージ交換部112は、当該機能部(「項目別メッセージ作成部14」)と連携することで、上記機能を実現するようにしてもよい。当該機能部(「項目別メッセージ作成部14」)の詳細については、後述する。
SNSメッセージ管理部113は、グループ(コミュニティ)内で交換されたメッセージをグループ(コミュニティ)に対応づけて管理する。具体的には、SNSメッセージ管理部113は、項目別メッセージ記憶部25内のグループ(コミュニティ)に対応づけた項目別メッセージ記憶領域に記憶するようにしてもよい。
さらに、SNSメッセージ管理部113は、予め設定された特定のグループ(コミュニティ)内で交換されるメッセージについて、当該特定のグループ(コミュニティ)毎に設けられる記憶領域に予め設定されたタグをメッセージに関係づけて格納するようにしてもよい。さらに、SNSメッセージ管理部113は、予め設定された特定のグループ(コミュニティ)内で交換されるスタンプを、当該スタンプの対象メッセージに関係づけて格納するようにしてもよい。
より具体的には、制御部10は、特定のグループ(コミュニティ)内におけるメッセージ交換に際しては、設定項目毎に設定されたタグをメッセージに関係づけて記憶管理する機能、また設定項目毎に設定されたスタンプを当該スタンプの対象メッセージに関係づけて記憶管理する機能を実行する機能部(後述の「項目別メッセージ管理部15」)を備え、SNSメッセージ管理部113は、当該機能部(「項目別メッセージ管理部15」)と連携することで、上記機能を実現するようにしてもよい。当該機能部(「項目別メッセージ管理部15」)の詳細については、後述する。
以上、SNS基本機能部11の備える基本的な機能について説明した。
次にSNS基本機能部11以外の機能部について説明する。
項目設定部13は、グループ(コミュニティ)を管理する管理者からの指定に基づいて、当該グループ(コミュニティ)内で交換されるすべてのメッセージに関して、当該グループ(コミュニティ)に属する任意のメンバーが当該グループ(コミュニティ)内でメッセージを発信する際に、必ず、当該グループ(コミュニティ)に共通の項目名称に沿ってメッセージが発信されるように、予め当該グループ(コミュニティ)に共通の項目名称を設定する。
具体的には、SNSグループ管理部111は、グループ(コミュニティ)を管理する管理者に対して、当該グループ(コミュニティ)に共通の項目名称を設定する、共通項目設定権限を付与する。例えば、SNSグループ管理部111は、管理者が新たにグループ(コミュニティ)を主催する際に、当該グループ(コミュニティ)におけるメンバー管理権限に加えて共通項目設定権限を付与するようにしてもよい。
そうすることで、項目設定部13は、共通項目設定権限を有する管理者からの指示に基づいて、当該グループ(コミュニティ)に共通の項目名称を設定することができる。なお、項目設定部13は、グループ(コミュニティ)に対応して設定される項目名称を、後述する記憶部20のメタデータ記憶部24に、グループ(コミュニティ)に対応づけた項目データ辞書を記憶して管理することができる。
ここで、項目設定部13の詳細を説明する前に、項目名称について、例を参照しながら説明する。図2は、例えば、工場内で稼働する産業機械を使用して例えばワークの加工処理を行うユーザ、当該ユーザの加工処理を支援する当該産業機械メーカのメンバー、並びに当該産業機械の保守員及びコールセンタの受付担当者等を含むコミュニティを例として、階層的に設定される項目名称の一例を示す図である。なお、以下の例では、項目名称としてテキストによる設定を例示するが、これに限られない。項目名称は、テキスト以外に例えば、図、絵、ピクト等任意の形式で設定してもよい。
図2に示すように、予め設定されたグループに対して、項目を階層的に設定することができる。図2を参照すると、項目は階層的に次のように設定されている。
例えば、第1層において、4つの項目、すなわち、「連絡管理」、「課題管理」、「検索」、及び「退社分析」の各項目が設定されている。
そうすると、当該グループに属するユーザは、SNSサーバにログイン後に、当該グループ(コミュニティ)を選択した場合、当該ユーザの携帯端末3には、第1層において設定された4つの項目、すなわち、「連絡管理」、「課題管理」、「検索」、及び「退社分析」から、任意の項目を選択するための選択メニュー画面が表示されるようにしてもよい。そうすることで、ユーザは、第1層の項目から、任意の項目を選択することができる。ユーザが、例えば第1層のみから構成される「検索」又は「退社分析」を選択した場合、ユーザは、「検索」又は「退社分析」をテーマとする仮想コミュニティに参加して、当該仮想コミュニティにおいて、コミュニケーションを行うことができる。
このように、ユーザに対して一度に提示する選択肢の個数を比較的少ない個数(携帯端末3に無理なく表示可能な個数で、例えば、4~5個程度)に抑え、逐次ユーザに選択させていくことにより、携帯端末3の表示手段や入力手段の制約に合ったテーマ別の仮想コミュニティの提示が可能となる。このように、高々4~5分岐の選択肢からの選択は、道を進むような分岐選択型のユーザインタフェースに適しており、仮に選択の回数が多くなってもゲーム感覚で操作ができるため、ユーザにとって苦にならないという効果がある。
図2に例示した項目設定によると、テーマ別の仮想コミュニティとして、「連絡管理(緊急連絡)」、「連絡管理(業務連絡)」、「連絡管理(作業依頼)」、「連絡管理(カレンダー)」、「課題管理(機構部関係)」、「課題管理(制御部)」、「課題管理(操作関連)」、「課題管理(画面設定)」、「課題管理(加工関連)」、「検索」、「退社分析」の計11個のテーマ別の仮想コミュニティが設定されている。
この場合、いずれかのテーマ別の仮想コミュニティグループに属するユーザは、前記仮想コミュニティを選択することで、選択されたテーマ別の仮想コミュニティ上で、メッセージ交換を行うことができる。
具体的には、前述したように、管理者は、テーマ別の仮想コミュニティに対応する項目に対して、その下位層に、サブグループ毎に独立した複数の仮想サブコミュニティに対応する項目を設定するようにしてもよい。
そうすることで、あるテーマ別の仮想サブコミュニティに所属するユーザは、上述したように、階層をたどっていくことで、テーマ別の仮想コミュニティの下位層となる当該ユーザの属する同一テーマの仮想サブコミュニティまで辿ることで、当該ユーザの属する同一テーマの仮想サブコミュニティにおけるコミュニケーションを行うことができる。
テーマ別の仮想コミュニティにおいて、メッセージを交換する場合、当該仮想コミュニティ内において、当該仮想コミュニティに属するメンバーが共通に利用する、メッセージの内容を分類するためのタグを用いて、任意のメッセージに対して対応するタグを付与して、メッセージ交換できると有益である。
このため、項目設定部13は、メッセージを交換する仮想コミュニティに対応する項目名称において、さらに、管理者の設定指示に基づいて、メッセージの内容を分類するための複数のタグを設定することができる。ここで、タグは、項目名称に対応するテーマ別の仮想コミュニティにおいて交換されるメッセージに付与され、当該メッセージの内容を分類するものである。
以下の例では、タグ名称としてテキストによる設定を例示するが、これに限られない。タグ名称は、項目名称と同様に、テキスト以外に例えば、図、絵、ピクト等任意の形式で設定してもよい。
なお、図2では、第2層に対応する5つの項目に対して、共通のタグを設定した例を示したが、これには限られない。例えば、第2層に対応する5つの項目(テーマ)に対して、項目(テーマ)別にタグを設定するようにしてもよい。
また、タグの設定に際しては、その個数は2つに限られない。各テーマ別コミュニティのなかで必要とする個数分、タグを設定してもよい。また、タグは、テーマ別コミュニティ毎に設定してもよい。
例えば、「質問」、「回答」以外のタグとして、例えば「問合せ」、「知ってますか?」、「教えてください」、「もう少し教えてください」等といったタグを任意に設定することも可能である。また、工場内で設置された機械に関する情報を分類するために、例えば「1号機」、「2号機」等の機械識別番号をタグとして設定してもよい。
コンテンツとしてのメッセージの内容のクオリティを評価するために、項目設定部13は、管理者の設定指示に基づいて、項目名称に対応して、任意のスタンプを設定することができる。スタンプは、項目名称及びタグ名称と同様に、テキスト、図、絵、ピクト等任意の形式で設定してもよい。
項目名称に対応して設定されるスタンプは、メッセージの表示画面(例えば、タイムライン)の下側に、スタンプを選択するためのスタンプ画面に表示するようにしてもよい。そうすることで、ユーザは、メッセージに対して、スタンプ画面から適当なスタンプを選択することで、そのメッセージの内容のクオリティを評価することができる。
図6は、項目(テーマ)としての課題管理(機構部関係)において設定されたスタンプを示す画面例である。図6に示すように、スタンプとして、例えば、「復旧」、「ダメでした」等がスタンプとして例示される。このように、例えば質問者は、自分の質問に対する回答の内容について評価するためのスタンプを選択する。図6では、「復旧」、「ダメでした」が例示されているが、これに限られない。
以上のように、SNSにおいて、交換される全てのメッセージ(コンテンツ)は、予め任意に設定された、項目名称(テーマ)、タグ名称、及びスタンプ等により、関連する項目を網羅的に収集し分類することができる。
以上、項目名称(テーマ)、タグ、及びスタンプについて説明した。次に、項目設定部13について説明する。
具体的には、項目設定部13は、管理者からの設定指示に基づいて、項目名称を階層的に設定することができる。
項目設定部13は、さらに、管理者からの設定指示に基づいて、メッセージを交換する仮想コミュニティに対応する項目名称において、メッセージの内容を分類するための複数のタグを設定することができる。なお、タグについても階層的に設定することができる。
項目設定部13は、さらに、管理者からの設定指示に基づいて、メッセージを交換する仮想コミュニティに対応する項目名称において、コンテンツとしてのメッセージの内容のクオリティを評価するための複数のスタンプを設定することができる。なお、スタンプについても階層的に設定することができる。
ここで、項目名称、タグ、及びスタンプは、それぞれ、テキスト、図、絵、ピクト等任意の形式で設定することができる。
図3A及び図3Bは、産業機械の操作者及び産業機械の保守グループを含むコミュニティを例として、交換されるメッセージを分類するための項目名称を設定するための項目設定画面の一例を示す図である。
図3A及び図3Bを参照しながら、項目名称を設定する処理について説明する。項目設定部13は、項目名称を階層構造として設定することから、階層順に項目名称を設定するように、項目設定画面を提供してもよい。
図3Aには、第1層における項目名称を設定するための項目設定画面インタフェース(以下「第1層の項目設定画面」という)の例を示している。図3Aに示すように、第1層の項目設定画面では、第1層における複数の項目名称をそれぞれ設定するとともに、各項目名称の階層数、及び、第1層の各設定項目に共通のタグを設定するためのインタフェースが提供される。
図3Aを参照すると、第1層として、4つの項目名称、すなわち「連絡管理」、「課題管理」、「検索」、及び「退社分析」が設定されている。そして、項目名称「連絡管理」及び「課題管理」がそれぞれ第2層を備え、項目名称「検索」及び「退社分析」が第1層のみとなるように設定されている。
また、第1層に含まれる項目名称において、共通のタグは不要としている。
図3Bを参照すると、第1層で設定された「課題管理」に対して、5つの項目名称、すなわち「機構部関係」、「制御部」、「操作関連」、「画面設定」、及び「加工関連」が設定されている。そして、いずれの項目名称も第3層以下を不要とするように設定されている。
また、第2層に含まれる項目名称に共通のタグ(「質問」、「回答」)を設定していることがわかる。なお、図3A及び図3Bでは、2つのタグを設定するテンプレートを例示しているが、これに限られない。3つ以上のタグを設定するテンプレートとしてもよい。また、1画面内に表示できない複数のタグを設定する場合、例えばスクロール機能により、スクロールすることで、複数のタグを設定するようにしてもよい。
図3A及び図3Bにおける例は、第2層までの階層構造を有する項目名称の設定例を挙げたが、これに限られない。階層数を任意の数としてもよい。
なお、スタンプ設定の例については、図示を省略したが、テンプレートにおいて、例えば、項目設定画面の一番下の領域にスタンプを設定するためのスタンプ設定画面を設けるようにしてもよい。
前述したように、SNSメッセージ交換部112は、予め項目名称等の設定された特定グループ(コミュニティ)内におけるメッセージについては、設定された設定項目毎に設定されたタグをメッセージに付加し、又は設定された設定項目毎に設定されたスタンプをメッセージとして扱うことができる。
具体的には、SNSメッセージ交換部112は、項目設定部13により設定されるテーマ別の仮想コミュニティに所属するユーザに対して、メッセージを分類するタグ、及び評価対象となるメッセージを評価するためのスタンプに基づいて、タグをメッセージに付加し、又はスタンプをメッセージとして交換するように扱う。
このため、制御部10は、項目設定部13により、特定グループ(コミュニティ)に対応して設定された項目名称、タグ一覧、及びスタンプ一覧を、予め設定された共通のユーザインタフェース画面に割り付ける機能部(「項目別メッセージ作成部14」という)を備えるようにしてもよい。SNSメッセージ交換部112は、項目別メッセージ作成部14と連携するようにしてもよい。そうすることで、ユーザは、項目名称、タグ、及びスタンプの割り付けられたユーザインタフェース画面を介して、メッセージ(コンテンツ)を交換することができる。なお、1画面内に表示できない複数のタグ、及び複数のスタンプを割り付ける場合、例えばスクロール機能により、スクロールすることで、複数のタグ、及び複数のスタンプを選択できるようにしてもよい。
具体的には、例えば、ユーザがメッセージを送信する場合、項目別メッセージ作成部14は、ユーザインタフェース画面に割り付けられたタグ一覧から、ユーザにより選択されたタグをメッセージに付加するようにしてもよい。同様に、ユーザがスタンプを送信する場合、項目別メッセージ作成部14は、ユーザインタフェース画面に割り付けられたスタンプ一覧から、ユーザにより選択されたスタンプをメッセージとするようにしてもよい。
なお、図1に記載したように、項目別メッセージ作成部14をSNSメッセージ交換部112から独立した機能部としてもよい。また、SNSメッセージ交換部112が項目別メッセージ作成部14を備えるようにしてもよい。
ここでは、図4、図5、図6、及び図7をそれぞれ参照しながら、項目別メッセージ作成部14の処理について説明する。前述したように、項目別メッセージ作成部14は、仮想コミュニティに所属するユーザの携帯端末3に対して、メッセージを入出力するための共通のユーザインタフェースを作成する。
この場合、図2において示したように、SNSメッセージ交換部112は、まず、第1層の画面を当該コミュニティ又はいずれかの下位グループ(コミュニティ)に所属するユーザの携帯端末3に対して出力することで、ユーザに対して、項目を選択させる。第1層の画面において、例えば「連絡管理」が選択された場合、SNSメッセージ交換部112は、当該選択入力に基づいて、第2層の画面をユーザの携帯端末3に対して出力する。ここで、「業務連絡」が選択されると、SNSメッセージ交換部112は、項目別メッセージ作成部14と連携して、図4に示すように、項目別メッセージ作成部14の作成する「連絡管理(業務連絡)」におけるメッセージ交換を行うための共通のユーザインタフェースをユーザの携帯端末3に対して出力する。
この例では、課長が課員に対して、定時退社日であることを連絡するメッセージを契機として、当該コミュニティに属するメンバーである課員とのメッセージ交換が始まる。図4を参照すると、課員1が「お先に帰ります」と返答するとSNSメッセージ交換部112は、項目別メッセージ作成部14と連携して、返答者である課員1のメッセージと、その返答時間と、を表示する。続いて課員2が「退社しました」と返信する。このように、当該コミュニティに属する課長と課員と、がSNS上でコミュニケーションしながら、退社状況を確認することができる。
この場合、図2に示したように、SNSメッセージ交換部112は、第1層の画面を当該コミュニティに所属するユーザ(例えば、課長)の携帯端末3に対して出力する。ここで、ユーザ(例えば、課長)により第1層における項目である「退社分析」が選択されると、SNSメッセージ交換部112は、項目別メッセージ作成部14と連携して、図5に示すように、「退社分析」におけるメッセージ交換を行うための共通のユーザインタフェースをユーザ(例えば、課長)の携帯端末3に対して出力する。
こうすることで、例えば、当該コミュニティに属するユーザである課長と、予め作成された「退社分析サービスソフト」と、の間でメッセージ交換(コミュニケーション)することで、退社状況に関するメッセージ(コンテンツ)を確認することが容易に可能となる。
具体的には、退社状況の確認は、例えば予め作成された「退社分析サービスソフト」により行うようにしてもよい。その場合、「退社分析サービスソフト」は、SNSサーバ1上で実行されることにより、当日の「連絡管理(業務連絡)」において網羅的に収集された業務連絡メッセージを検索し、退社に関する情報と、当該情報を入力した課員の数と、課員の人数と、に基づいて判断することになる。
なお、退社の判別は、後述するAIエンジンを利用しても良い。
「連絡管理(業務連絡)」の場合と同様に、SNSメッセージ交換部112は、第1層の画面において、ユーザにより「課題管理」が選択され、第2層の画面において、「機構部関係」が選択されることにより、項目別メッセージ作成部14と連携して、図6に示すように、項目別メッセージ作成部14の作成する第2層の画面である「課題管理(機構部関係)」におけるメッセージ交換を行うための共通のユーザインタフェースをユーザの携帯端末3に対して出力する。
SNSメッセージ交換部112は、課員1により選択されたタグ(質問)が付加されたメッセージ「3号機で部品Aを加工中工具交換時にエアー圧力低下アラームにて、工具交換中に停止した」(以下「課題A」という)を交換することを契機として、当該コミュニティに属する課員1と他の課員と、が当該仮想コミュニティにおいて、課題Aに関するコミュニケーションが開始される。
図6に示すように、課員3からのメッセージ「工具寿命管理内の工具情報を0にしてみてください。設定以上だとアラームになります」にタグ(回答)が付加されて、出力されると、例えば課員1は、当該回答メッセージを評価することができる。ここでは、課員1は、課員3のメッセージにより「復旧」した旨の評価をスタンプ画面から選択されたスタンプ(「復旧」)によって表現している。なお、図示しないが、「質問」タグとともに、機械を識別するための「3号機」タグを付加するようにしてもよい。
このように、当該コミュニティに属するユーザである課員の間でメッセージ交換(コミュニケーション)することで、機構部関係のアラーム(工具交換中のアラーム)に関するメッセージ(コンテンツ)が網羅的に収集され、分類されることにより、当該アラームに対する対応を検討することが容易に可能となる。
なお、ここでは、課員の間の仮想コミュニティを例示したが、例えば、メーカのコールセンタを含む保守グループ、及び機械メーカの加工メンバーを含む加工グループを含む、仮想コミュニティでメッセージ交換を行うようにしてもよい。
また、図6では、課員3のアドバイスを実施して、機械が復旧した場合を例示したが、仮に課員3のアドバイスを実施して、機械が復旧しなかった場合に、例えば「ダメでした」等のスタンプを選択することで、その旨を伝えることができる。このように、スタンプ等を利用することで、ユーザの間で親しみが湧き、コミュニケーションが活発化される効果が期待できる。
「連絡管理(業務連絡)」の場合と同様に、SNSメッセージ交換部112は、第1層の画面において、ユーザにより「検索」が選択されることにより、項目別メッセージ作成部14と連携して、図7に示すように、第1層の画面である「検索」におけるメッセージ交換を行うための共通のユーザインタフェースをユーザの携帯端末3に対して出力する。
図7に示すように、「アラーム601が発生したこと」を課員3が「検索」におけるメッセージ交換を行うための共通のユーザインタフェースを介して、検索システムに問い合わせることで、検索システムからアラーム601に対する対応メッセージを得ることができる。この場合、課員3は、検索システムからの対応メッセージに対して、「復旧」した旨の評価をスタンプ画面から選択されたスタンプ(「復旧」)によって表現している。
以上、項目別メッセージ作成部14により共通のユーザインタフェースを作成されるときの処理内容について、例を参照しながら説明した。以上説明したように、SNSメッセージ交換部112は、項目別メッセージ作成部14と連携することにより、SNSにおける任意のグループのメンバー間でのメッセージ交換において、全てのメッセージに対して、予め設定された項目名称、タグ、及びスタンプに基づいて、網羅的に収集することを可能にするという効果を奏することができる。
前述したように、SNSメッセージ管理部113は、予め設定された特定のグループ(コミュニティ)内で交換されるメッセージについて、当該特定のグループ(コミュニティ)毎に設けられる項目別メッセージ記憶部25に予め設定されたタグをメッセージに関係づけて格納することができる。さらに、SNSメッセージ管理部113は、予め設定された特定のグループ(コミュニティ)内で交換されるスタンプを、当該スタンプの対象メッセージに関係づけて格納することができる。
このため、制御部10は、特定のグループ(コミュニティ)内におけるメッセージ交換に際しては、設定項目毎に設定されたタグをメッセージに関係づけて項目別メッセージ記憶部25に記憶管理する機能、また設定項目毎に設定されたスタンプを当該スタンプの対象メッセージに関係づけて項目別メッセージ記憶部25に記憶管理する機能を実行する機能部(「項目別メッセージ管理部15」)を備えるようにしてもよい。SNSメッセージ管理部113は、項目別メッセージ管理部15と連携することで、上記機能を実現するようにしてもよい。
なお、図1に記載したように、項目別メッセージ管理部15をSNSメッセージ交換部112から独立した機能部としてもよい。また、SNSメッセージ交換部112が項目別メッセージ管理部15を備えるようにしてもよい。
このため、後日、網羅的に収集し分類した前記メッセージに基づいて検索することで、それぞれの課題に対して、適切な対応又は不適切な対応を機械学習することで、それぞれの課題に関する知識を生成することが可能となる。また、これらのデータを分析することで、Q&Aを作成することができる。
以上、SNSサーバ1の構成について説明した。
携帯端末3は、各ユーザが所持して使用する端末である。携帯端末3は、SNSサーバ1との間で通信を行って、他の携帯端末3のユーザとの間でのコミュニケーション処理内容に即したコミュニケーションを行う。携帯端末3は、例えば、スマートフォンに代表される情報端末である。
携帯端末3は、制御部30と、記憶部40と、タッチパネルディスプレイ46と、通信インタフェース部49とを備える。
制御部30は、ログイン処理部31と、表示制御部32と、送受信部33と、を備える。これらの機能は当業者にとって公知であり、説明は省略する。
通信インタフェース部49は、通信ネットワークNを介してSNSサーバ1との間で通信を行うためのインタフェースである。
管理者端末5は、SNSシステム100において、前述した項目設定部13を使用して、特定のグループ(コミュニティ)を主催する管理者が使用する端末である。ここで、管理者は、主催する特定のグループ(コミュニティ)毎に設定してもよい。管理者端末5は、例えば、携帯端末、PC(パーソナルコンピュータ)等である。
管理者端末5は、制御部、記憶部、通信インタフェース部、表示部、入力部(いずれも図示せず)等を備える。
以上、第1実施形態に係るSNSサーバ1の各機能部の構成について説明した。
ステップS10において、SNSサーバ1(項目設定部13)は、管理者端末5からの第(i-1)層に対して下位層となる1個以上の第i層の設定要求を受信する。
以上、第1実施形態について説明した。次に第2実施形態について説明する。
前述した第1実施形態に係るSNSサーバ1においては、プログラム記憶部21に記憶した各種プログラムを制御部10としてのCPUに実行させることにより、SNS基本機能部11(SNSグループ管理部111、SNSメッセージ交換部112、及びSNSメッセージ管理部113)、項目設定部13、項目別メッセージ作成部14、及び項目別メッセージ管理部15を実装するものであった。
これに対して、第2実施形態では、図9に示すように、例えばクラウド1上にサーバ1を、クラウド2上にサーバ2、を配置する分散処理システムを例示する。図9は、通信ネットワークNを介してサーバ1、サーバ2、及び1つ以上の携帯端末3をネットワーク接続した構成を示す図である。ここで、サーバ1は、SNSを運営する運営者の管理するサーバとし、サーバ2は当該SNSを用いて任意に設定する設定項目に基づいてメッセージ交換を主催する管理者により運用されるサーバとしてもよい。
具体的には、例えばサーバ1上で、SNS基本プログラムを制御部に実行させることにより、SNS基本機能部11(SNSグループ管理部111、SNSメッセージ交換部112、及びSNSメッセージ管理部113)を実装し、サーバ2上で、項目設定用プログラムを制御部に実行させることにより、項目設定部13、項目別メッセージ作成部14、及び項目別メッセージ管理部15を実装する、分散処理システムとしてのSNSサーバ1Aを構成する。
サーバ1は、SNSサービスにおける基本的なメッセージ交換機能、検索機能等を実行するようにしてもよい。また、サーバ2には、例えば、メタデータ記憶部24及び項目別メッセージ記憶部25を含み、それぞれ、項目設定部13により設定される項目データ辞書、及び項目別メッセージ管理部15により管理される、項目設定部13により設定された項目名称に基づいて交換される項目別メッセージを記憶するようにしてもよい。
サーバ2は、第1実施形態で例示した、工場内で稼働する産業機械を使用してワークの加工処理を行うユーザ、当該ユーザの加工処理を支援する当該産業機械メーカのメンバー、並びに当該産業機械の保守員及びコールセンタの受付担当者等を含むコミュニティを主催する管理者により管理されるサーバとしてもよい。
第2実施形態は、前述したコミュニティを例に説明するが、コミュニティはこれに限られない。例えば、任意に設定されるコミュニティ毎に、当該コミュニティを主催する管理者により管理されるサーバをサーバ2としてもよい。そうすることで、当該コミュニティにおいて交換されたメッセージは全て主催者の管理するサーバ2に蓄積することができ、当該メッセージの情報セキュリティを担保することができる。また、蓄積されたメッセージを、項目設定部13により設定されたタグ等により網羅的に検索することができる。以下、第2実施形態における構成については、第1実施形態と異なる部分について説明するが、第1実施形態と同じ構成については説明を省略する。
そうすることで、工場内のエッジ機器の稼働分析等に利用することができる。さらに、例えば図6に示した「課題管理(機構部関係)」において収集された質問メッセージの特徴を、AI機能等を用いて抽出するとともに、同一特徴を有する質問メッセージに対する回答メッセージを作成しておくことで、例えば、質問メッセージに対して、自動的に回答メッセージを提供することが可能となる。
以上、本実施形態として例示した第2実施形態に係るSNSサーバ1Aについて説明した。
これにより、SNSを利用する任意のコミュニティにおいてメッセージ(コンテンツ)を交換する場合に、当該コミュニティに所属するユーザ全員がそれぞれ発信するメッセージ(コンテンツ)に対して共通に利用する分類項目を予め任意に設定できる。
これにより、SNSを利用する任意のコミュニティにおいてメッセージ(コンテンツ)を交換する場合に、メッセージの内容を分類するための複数のタグを任意に設定することができるとともに、交換されるメッセージに付与することができる。
前記メッセージを評価するためのスタンプを設定し、
前記項目別メッセージ作成部(例えば「項目別メッセージ作成部14」)は、さらに、
前記スタンプを評価対象となる、前記項目別に交換されるメッセージに対応づけて作成し、
前記項目別メッセージ管理部(例えば「項目別メッセージ管理部15」)は、さらに、
前記スタンプを評価対象となる、前記項目別に交換されるメッセージに対応づけて前記記憶部(例えば「記憶部20」)に記憶するようにしてもよい。
これにより、SNSを利用する任意のコミュニティにおいてメッセージ(コンテンツ)を交換する場合に、メッセージの内容のクオリティを評価するための複数のスタンプを任意に設定することができるとともに、メッセージに評価を付与することができる。
これにより、ユーザに対して一度に提示する項目の個数を、例えば携帯端末3に無理なく表示可能な個数に抑え、逐次ユーザに選択させていくことにより、携帯端末3の表示手段や入力手段の制約に合った項目別の仮想コミュニティの提示が可能となる。
これにより、(1)と同様の効果を奏することができる。
これにより、(2)と同様の効果を奏することができる。
これにより、(3)と同様の効果を奏することができる。
これにより、(4)と同様の効果を奏することができる。
3 携帯端末
5 管理者端末
10 制御部
11 SNS基本機能部
111 SNSグループ管理部
112 SNSメッセージ交換部
113 SNSメッセージ管理部
13 項目設定部
14 項目別メッセージ作成部
15 項目別メッセージ管理部
20 記憶部
21 プログラム記憶部
22 ユーザ記憶部
23 グループ記憶部
24 メタデータ記憶部
25 項目別メッセージ記憶部
29 通信インタフェース部
30 制御部
40 記憶部
46 タッチパネルディスプレイ
49 通信インタフェース部
100 SNSシステム
Claims (6)
- SNSのグループ機能を用いて、任意のグループに属するメンバー間におけるメッセージを交換するメッセージ交換装置であって、
前記メンバー間で交換されるメッセージを記憶する記憶部と、
前記グループに属するメンバー間で交換されるメッセージを分類するための項目を階層的に設定するとともに最下層項目の個数を端末に一度に提示可能な個数とする項目設定部と、
前記項目設定部により階層的に設定された前記項目における最下層に設定された項目別にメッセージを交換するメッセージ交換部と、
前記最下層に設定された項目別に交換されたメッセージを、前記項目別に前記記憶部に記憶する項目別メッセージ管理部と、を備え、
これにより前記グループに属するメンバーは、階層をたどっていくことで、前記端末に一度に提示可能な個数の選択肢から逐次選択することにより、前記最下層に設定された前記項目に対応するテーマ別の仮想コミュニティにおいて、メッセージを交換することができ、
さらに、
前記メッセージは少なくとも、前記項目別に質問メッセージ、回答メッセージ、及び前記回答メッセージの内容のクオリティに対する評価メッセージを含み、前記項目ごとに、前記メッセージに基づいて適切又は不適切な対応に関する知識を生成することを可能とするメッセージ交換装置。 - 前記項目別に交換されるメッセージに、前記メッセージをさらに分類するためのタグを付加する項目別メッセージ作成部を備え、
前記項目設定部は、さらに、
前記項目別に交換されるメッセージをさらに分類するための前記タグを設定し、
前記項目別メッセージ管理部は、さらに、
前記項目別に交換される前記メッセージに前記タグを対応づけて、前記記憶部に記憶する、請求項1に記載のメッセージ交換装置。 - 前記項目設定部は、さらに、
前記回答メッセージの内容のクオリティを評価するためのスタンプを設定し、
前記項目別メッセージ作成部は、さらに、
前記スタンプを評価対象となる、前記項目別に交換されるメッセージに対応づけて作成し、
前記項目別メッセージ管理部は、さらに、
前記スタンプを評価対象となる、前記項目別に交換されるメッセージに対応づけて前記記憶部に記憶する、請求項2に記載のメッセージ交換装置。 - SNSのグループ機能を用いて、任意のグループに属するメンバー間におけるメッセージを交換するメッセージ交換方法であって、前記メンバー間で交換されるメッセージを記憶する記憶部を備えるコンピュータにより、
前記グループに属するメンバー間で交換されるメッセージを分類するための項目を階層的に設定するとともに最下層項目の個数を端末に一度に提示可能な個数とする項目設定ステップと、
前記項目設定ステップにおいて階層的に設定された前記項目における最下層に設定された項目別にメッセージを交換するメッセージ交換ステップと、
前記最下層に設定された項目別に交換されたメッセージを、前記項目別に前記記憶部に記憶する項目別メッセージ管理ステップと、を備え、
これにより前記グループに属するメンバーは、階層をたどっていくことで、前記端末に一度に提示可能な個数の選択肢から逐次選択することにより、前記最下層に設定された前記項目に対応するテーマ別の仮想コミュニティにおいて、メッセージを交換することができ、
さらに、
前記メッセージは少なくとも、前記項目別に質問メッセージ、回答メッセージ、及び前記回答メッセージの内容のクオリティに対する評価メッセージを含み、前記項目ごとに、前記メッセージに基づいて適切又は不適切な対応に関する知識を生成することを可能とするメッセージ交換方法。 - 前記項目別に交換されるメッセージに、前記メッセージをさらに分類するためのタグを付加する項目別メッセージ作成ステップを備え、
前記項目設定ステップは、さらに、
前記項目別に交換されるメッセージをさらに分類するための前記タグを設定するステップを有し、
前記項目別メッセージ管理ステップは、さらに、
前記メッセージに前記タグを対応づけて、前記記憶部に記憶するステップを有する、請求項4に記載のメッセージ交換方法。 - 前記項目設定ステップは、さらに、
前記回答メッセージの内容のクオリティを評価するためのスタンプを設定するステップを有し、
前記項目別メッセージ作成ステップは、さらに、
前記スタンプを評価対象となる、前記項目別に交換されるメッセージに対応づけて作成するステップを有し、
前記項目別メッセージ管理ステップは、さらに、
前記スタンプを評価対象となる、前記項目別に交換されるメッセージに対応づけて前記記憶部に記憶するステップを有する、請求項5に記載のメッセージ交換方法。
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