JP5925373B1 - コミュニケーション支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、特許文献1に記載の発明のように、「ユーザID」及び「パスワード」を入力させてユーザ認証を行うシステムは、ユーザにとって操作が面倒であることに加えて、「ユーザID」及び「パスワード」を何らかの方法で入手した他人によるなりすましが可能であるという課題を有している。
また、「ユーザID」及び「パスワード」を入力させるシステムでは、定期的に「パスワード」を変更させることにより、セキュリティを高めることが行われている。しかし、「ユーザID」及び「パスワード」を入力させる方法が非常に多くのシステムで採用され、一人のユーザが複数のシステムで「ユーザID」及び「パスワード」を設定することが一般的であるため、ユーザが利用する各システムのパスワードを定期的に変更した場合、各システムの「パスワード」を覚えきれず管理できなくなるという問題も生じている。
なお、「ユーザID」及び「パスワード」によるユーザ認証を行うシステムは、ユーザのログイン作業の負担軽減のために、一般的に自動ログイン機能を提供しているが、この自動ログイン機能を使えるように設定されたユーザ端末は、誰でもログインできてしまうというセキュリティ上の脆弱性を有している。
そして、前記サーバ装置は、ユーザIDに、該ユーザIDにより特定されるユーザの顔画像を対応付けて記憶するユーザ情報データベースと、前記ユーザ端末からのアクセス要求を受け付けると、該ユーザ端末に対して、前記カメラにより該ユーザ端末の近傍を撮像させ、該ユーザ端末からカメラが撮像した画像を取得する情報提供部と、前記情報提供部が取得した画像から検知し抽出した顔画像と、前記ユーザ情報データベースに記憶された顔画像とを照合する顔認証照合処理を行い、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていれば、前記ユーザ端末を操作するユーザにアクセス権限が有り、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていなければ、前記ユーザ端末を操作するユーザにアクセス権限が無いと判定する顔認証照合部とを有し、前記情報提供部は、前記アクセス権限が有ると判定されたユーザが操作するユーザ端末を前記コミュニケーションサイトにログインさせ、前記アクセス権限が無いと判定されたユーザが操作するユーザ端末からのアクセスを拒否するようになっており、さらに、前記情報提供部は、前記ログインさせた状態のユーザ端末から、所定のタイミングで、前記カメラに該ユーザ端末の近傍を撮像させて得られたログイン端末画像を取得し、
前記顔認証照合部は、前記取得したログイン端末画像から顔画像を検知する顔画像検知処理を行い、該顔画像検知処理により顔画像が検知できなければ該ユーザ端末からユーザが離間していると判定し、前記ログイン端末画像から顔画像を検知する顔画像検知処理により顔画像が検知できた場合、該ログイン端末画像から検知できた顔画像を抽出し、該抽出した顔画像と、前記アクセス権限が有ると判定されたときに一致した前記ユーザ情報データベースに記憶されている顔画像とを照合する顔認証照合処理を行い、該抽出した顔画像と、前記アクセス権限が有ると判定されたときに一致した前記ユーザ情報データベースに記憶されている顔画像とが一致すれば、ログインしたユーザが継続使用していると判定し、前記抽出した顔画像と、前記アクセス権限が有ると判定されたときに一致した前記ユーザ情報データベースに記憶されている顔画像とが一致しなければ、さらに、前記ログイン端末画像から検知し抽出した顔画像と、前記ユーザ情報データベースに記憶された顔画像とを照合する顔認証照合処理を行い、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていれば、前記ユーザ端末を操作するユーザがログインしたユーザと代わっており且つアクセス権限がある変更認証ユーザであると判定し、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていなければ、前記ユーザ端末を操作するユーザがログインしたユーザと代わっており且つアクセス権限が無いと判定することを特徴とする。
また、本発明は、ユーザの顔画像による生体認証でアクセスの権限が判定されるため、従来技術のシステムのように、セキュリティの向上を目的としてパスワードを定期的に変更したり、パスワードを記憶しておいたりする必要がない。
また、本発明の構成によれば、コミュニケーション支援システムに登録されたユーザは、サーバ装置に接続可能なユーザ端末であれば簡単にログインできる。すなわち、普段、業務で使用しているユーザ端末以外からも、特別な設定をすることなくログインできる。
また、上記構成によれば、ログインしたユーザ端末を操作しているユーザが、別のユーザに代わった場合、その代わったユーザの顔画像を撮像し、撮像した顔画像を用いたユーザ認証を行い、代わったユーザがシステム(ユーザ情報データベース)に登録されていればログイン状態が継続されるようになっている。すなわち、正規のユーザであれば、コミュニケーションサイトに継続してアクセスされた状態になる。そのため、例えば、共同作業を行っている場合等において、ユーザ端末を操作するユーザ(作業者)を交代する際にも面倒なログイン手続きをする必要がない。
上記の構成によれば、ユーザ端末に、例えば、「眼が疲れていませんか」や「ドライアイになっている虞があります」などの情報を提供することができ、コミュニケーションサイトにログインしているユーザが体調を崩すことを防止する効果が期待できる。
このように、本発明では、サーバ装置が事業所内にローカルで設置されているため、情報アクセス範囲に制限を設けた状態でコミュニケーションサイトが活用されることになり、社内情報等が漏洩するリスクを軽減させることができる。
さらに、前記情報提供部は、前記コミュニケーションサイトにログインしているユーザ端末からのチャット参加要求を受け付けると、該ユーザ端末を操作するユーザのユーザIDを前記チャット参加データベースに記憶させると共に、前記ユーザ端末にチャット画面を提供し、前記チャット画面上で前記ユーザ端末から投稿情報を受け付けると、前記チャットログデータベースに、前記受け付けた投稿情報及び該投稿情報を投稿したユーザのユーザIDを対応付けて記憶させると共に、チャット画面上に該受け付けた投稿情報を閲覧可能な状態で提示し、前記チャット画面で投稿情報が閲覧される度に、該投稿情報を閲覧したユーザ端末から該投稿情報を閲覧したユーザのユーザIDを取得すると共に、チャットログデータベースにアクセスして、該閲覧された投稿情報に対応付けて、該取得した投稿情報を閲覧したユーザのユーザIDを記憶させていくようになっており、前記チャット画面上で提示された投稿情報の閲覧状況確認要求を受け付けると、前記チャットログデータベース及び前記チャット参加データベースを用いて、前記チャット画面に参加しているユーザが前記投稿情報を読んでいるか否かを示した閲覧状況情報を生成し、該ユーザ端末に該閲覧状況情報を提供するようになっていてもよい。
そのため、本発明によれば、従来のSNSと比べて、緊急性の高い社内情報や、浸透が必要とされる情報の伝達を的確に行うことが可能となる。
また、本発明によれば、例えば、少人数(2人)で情報交換をするときにも、相手が自分の投稿情報(メッセージ)を読んだのか否かをリアルタイムで確認することができる。すなわち、コミュニケーションサイトにログインできるユーザ同士の情報交換であれば、一般的な電子メールではなく、本発明を用いることにより、相手に重要な情報を確実に伝える効果が期待できる。
尚、本実施形態のコミュニケーション支援システムは、企業に所属するユーザ(社員)同士が情報交換や情報共有をできるようにするための社内SNSとして用いられる例を示しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態のコミュニケーション支援システムは、企業に限定されないグループの構成メンバー(ユーザ)が利用するSNSにも適用可能である。
尚、本実施形態のコミュニケーション支援システムでは、ネットワークNWが専用回線(図示する例では、本社に設置されたLAN(Local Area Network)と、支社や営業所に設置されたLANと、LAN同士を接続するVPN(Virtual Private Network)とを有する専用回線)で構成されており、セキュリティの向上が図られている。すなわち、本実施形態では、サーバ装置1が事業所内にローカルで設置されており、情報アクセス範囲に制限がある状態でSNSを活用できるため、社内情報の漏洩リスクが軽減される。
また、サーバ装置1は、顔画像検知処理により顔画像を検知できれば、抽出した顔画像と、ログインしたユーザの顔画像(登録された顔画像)とを用いた顔認証照合によるユーザ認証を行い、抽出した顔画像がログインしたユーザの顔画像と同一であると認証されるとログイン状態を継続させる。
また、図7に示すように、サーバ装置1は、抽出した顔画像がログインしたユーザの顔画像と同一でなければ、さらに、抽出した顔画像と、予め登録されたユーザの顔画像とを用いた顔照合によるユーザ認証を行う。そして、サーバ装置1は、上記認証により、撮像した顔画像のユーザが登録された顔画像のユーザと認証されると(ログインしたユーザとは別の登録されたユーザであると認証されると)、ログインユーザを切り代えるユーザ切り代え処理を行う。尚、サーバ装置1は、抽出した顔画像が、登録された顔画像のユーザと認証されなければ、自動ログアウト処理を行う。
図示するチャット画面100には、過去に投稿されたメッセージを表示する領域101と、グループに参加しているユーザ(メンバー)を表示する領域102と、最新で投稿されたメッセージを表示する領域103とが設けられている。尚、領域103には、投稿したユーザを表すアバター(アイコン)103aが表示されている。
以下、本実施形態のコミュニケーション支援システムを構成する各装置について詳細に説明する。
先ず、サーバ装置置1の構成を説明する。
図1に示すように、サーバ装置1は、制御部10と、情報提供部11と、顔認証照合部12と、ユーザ状態判定部13と、ユーザ情報データベース20と、アクセス態情報データベース21と、チャットログデータベース22と、チャットに参加中のユーザの情報(ユーザID)を管理するチャット参加データベース(図示せず)とを有している。
尚、サーバ装置1のハードウェア構成は、特に限定されるものではないが、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるコンピュータ(1台或いは複数台のコンピュータ)により構成される。
そして、サーバ装置1の各部(制御部10、情報提供部11、顔認証照合部12、ユーザ状態判定部13)の機能は、前記中央処理装置(CPU)が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
ユーザ情報データベース20は、コミュニケーションサイトへのアクセスを許可する(ログインさせる)ユーザの情報を登録するためのデータベースであり、ユーザを識別するユーザIDに、「そのユーザのユーザ名」、「そのユーザの所属・役職」及び「そのユーザの顔画像」を対応付けて記憶するように構成されたデータベースである。
アクセス情報データベース21は、コミュニケーションサイトにログインしたユーザのアクセスログ情報を登録するためのデータベースであり、ログインしたユーザを識別するユーザIDに、ログインしたユーザ端末UTを識別する端末ID、ログイン時間、サイトにアクセスできる有効期限、ログインしたユーザの状態情報(表情、体調、仕事状況(忙しさ))等を対応付けて記憶するように構成されたデータベースである。
また、アクセスできる有効期限は、ログインしたユーザがログイン状態を継続できる期限(日時時間)を示す情報であり、所定時間毎に行われるユーザ認証処理をする度に更新される。尚、ユーザがログインした際には、フィールド21dには、ログインした時間(アクセスログ時間)から所定時間加算した時間(例えば、アクセスログ時間に30分を付加した時間)が登録される。
また、ユーザの体調は、ユーザ端末UTから取得した「ユーザの瞬き数」から推定したものであり、フィールド21fには、例えば、「疲れ目」、「正常」、「ドライアイ」などの情報が登録される。
また、ユーザの忙しさ指標とは、ユーザ端末UTから取得した操作量情報(キーボードのタイピング数やマウスのクリック数を加算した数値情報)であり、数値が大きくなる程忙しいことを示している。
また、フィールド21hには、ログイン状態であることを示す情報(ログイン中)及びログアウト状態であることを示す情報(ログアウトしていることを示す情報、及びログアウトした日時(○○年○月○日:○時○分○秒))のいずれかが登録される。
チャットログデータベース22は、コミュニケーションサイトが提供するチャット画面(図8参照)上で投稿された情報を登録するためのデータベースであり、チャット画面上に登録されたグループ(或いはテーマ)を識別する「グループID」に、投稿情報を識別する「投稿情報ID」、その投稿をしたユーザの「ユーザID」、「投稿日時(○○年○月○日:○時○分○秒)」及び「投稿内容情報(投稿情報)」、その投稿を閲覧したユーザの「ユーザID」を対応付けて記憶するように構成されている。
尚、図示しないチャット参加データベースは、グループIDに、当該グループIDにより特定されるグループに参加しているユーザのユーザIDを対応付けて記憶させたものである。
尚、情報提供部11は、アクセス要求をするユーザ端末UTから、ユーザ認証情報(認証情報)を取得し、顔認証照合部12に取得した認証情報を送信するようになっている。この認証情報には、「ユーザ端末UTの前方を撮像した画像」及び「端末ID」が含まれている。
また、情報提供部11は、ユーザ端末UTをログインさせた時間(ログイン時間)に、所定時間加算した有効期限を算出する。そして、情報提供部11は、「アクセス許可情報」に含まれる「ユーザID」に、「端末ID」、「ログイン時間」、「有効期限」、「表情」及び「ログイン中」を対応付けたレコードを生成し、アクセス情報データベース21に登録(格納)する。尚、ログインをしたときには、まだ、ユーザの「体調」及び「忙しさ」が取得されていないため、上記レコードの「体調」及び「忙しさ」を登録するフィールド21f及び21gに「NULL」を登録しておき、ユーザの「体調」及び「忙しさ」を取得できたときに、フィールド21f、21gに「体調」、「忙しさ」を登録する。
この顔画像検知処理の結果、顔画像が検知できなければ、顔認証照合部12は、ユーザ端末UTにアクセス権限が無いと判定し、取得した「端末ID」に、「アクセス権限が無い旨を示す情報」とを対応付けた「アクセス拒否情報」を生成し、情報提供部11に「アクセス拒否情報」を送信する。
そして、顔認証照合部12は、取得した「端末ID」に、読み出した「ユーザID」と、推定した「表情」と、「アクセス権限があると認証した旨を示す情報」とを対応付けた「アクセス許可情報」を生成し、情報提供部11に「アクセス許可情報」を送信する。
次に、ユーザ端末UTの構成を説明する。
ユーザ端末UTは、制御部30と、画像処理部31と、コミュニケーション処理部32と、操作量計測部33と、通信処理部34とを有している。
尚、ユーザ端末UTのハードウェア構成は、特に限定されるものではないが、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/F、液晶ディスプレイ等の表示装置(表示部)、キーボードやマウス等の入力装置(入力部)を備えるコンピュータや携帯端末(スマートフォンや携帯電話等)等により構成される。
そして、ユーザ端末UTの各部(制御部30、画像処理部31、コミュニケーション処理部32、操作量計測部33、通信処理部34)の機能は、前記中央処理装置(CPU)が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
制御部30は、ユーザ端末UT全体の動作を制御したり、ユーザ端末UTの各種設定を受け付けたり、入力部を介して、ユーザからの操作を受け付けたりする。
そして、コミュニケーション処理部32は、送信した認証情報に対して、サーバ装置1がアクセスを許可するとコミュニケーションサイトにログインすることができる。一方、コミュニケーション処理部32は、送信した認証情報に対して、サーバ装置1がアクセスを拒否すると表示部にエラーメッセージ(「ユーザ認証できませんでした」等のエラーメッセージ)を出力する。
そして、コミュニケーション処理部32が送信した認証情報に対して、サーバ装置1がログイン状態を継続すると判定すると、コミュニケーションサイトへのログイン状態が維持され、サーバ装置1がログイン状態を継続しないと判定すると、コミュニケーションサイトからログアウトされる。
尚、コミュニケーション処理部32は、ログアウトした場合には、操作量計測部33に、ログアウトした旨を示す情報(ログアウト通知)を送信する。
尚、操作量計測部33は、コミュニケーション処理部32からログアウト通知を受信すると、次の操作量測定要求を受信するまで、操作量を計測する処理を停止する。
次に、本実施形態のコミュニケーション支援システムが行う処理について説明する。
先ず、本実施形態のコミュニケーション支援システムのログイン処理について、図12〜16を参照しながら説明する。
尚、図12は、本実施形態のコミュニケーション支援システムが行うログイン処理を示したフローチャートである。図13は、図12のS13において、複数のユーザが検知されたと判定された際に行われるユーザ特定処理及びユーザ認証処理を示したフローチャートである。図14は、本実施形態のコミュニケーション支援システムにより行われる、ログイン状態中のユーザ端末に対するユーザ認証処理を示したフローチャートである。図15は、本実施形態のコミュニケーション支援システムが行う自動ログアウト処理を示したフローチャートである。図16は、図14のS103において、複数のユーザが検知されたと判定された際に行われるユーザ特定処理及びユーザ認証処理を示したフローチャートである。
また、ユーザ端末UTのコミュニケーション処理部32は、表示部にログイン画面を表示させると、画像処理部31に画像取得要求を送信する。画像処理部31は、コミュニケーション処理部32からの画像取得要求に応じて、カメラCが撮像した画像(ユーザ端末UTの表示部(ディスプレイ画面)と相対向する前方の画像)を取得し、色補正等の画像処理を施した上で、コミュニケーション処理部32に「取得した画像」を送信する。また、コミュニケーション処理部32は、画像処理部31が送信する画像を取得すると、通信処理部34を介して、サーバ装置1の情報提供部11に、「取得した画像」及び「端末ID(ユーザ端末UTの補助記憶装置から読み出した端末ID)」を含む認証情報を送信する。その後、サーバ装置1の情報提供部11は、ユーザ端末UTのコミュニケーション処理部32から送信された認証情報(画像及び端末ID)を受信する。
尚、上記の顔画像検知処理では、取得した画像に複数の顔(人物)が含まれているときには、複数人の顔画像が検知され抽出される。また、本実施形態の顔画像検知処理は、周知技術を用いるため詳細な説明は省略する。
S13では、顔認証照合部12は、S12で検知された顔画像が「一人」であるか否かを判定し、「一人」であればS14、S15の処理に進み、「一人」でなければ(複数の顔画像を検知していれば)、図13に示す「複数人物検知処理時のユーザ特定処理」へ移行する。
そして、顔認証照合部12は、取得した「端末ID」に、読み出した「ユーザID」と、推定した「表情」と、「アクセス権限があると認証した旨を示す情報」とを対応付けた「アクセス許可情報」を生成し、情報提供部11に「アクセス許可情報」を送信する。
具体的には、情報提供部11は、顔認証照合部12から「アクセス許可情報」を受信すると、認証情報を送信してきたユーザ端末UTをコミュニケーションサイトにログインさせる。
また、情報提供部11は、ユーザ端末UTをログインさせた時間(ログイン時間)に、所定時間加算した有効期限を算出する。尚、上記のログイン時間は、サーバ装置1に実装されている時計機能から取得する。
そして、情報提供部11は、フィールド21aに「アクセス許可情報」に含まれる「ユーザID」、フィールド21bに「アクセス許可情報」に含まれる「端末ID」、フィールド21cに「ログイン時間」、フィールド21dに算出した「有効期限」、フィールド21eに「アクセス許可情報」に含まれる「表情」、フィールド21f及び21gに「NULL」、フィール21hに「ログイン中」が登録されたレコードを生成し、アクセス情報データベース21に格納する。
一方、情報提供部11は、アクセス情報データベース21のうちのS17で格納したレコード以外のレコードの中に、S17でログイン処理させたユーザIDが登録され且つフィールド21hに「ログイン中」が登録されたレコードがなければ、S17でログインさせたユーザが別端末でログインした状態になっていないと判定して処理を終了する。
尚、S23の処理は、上述したS16と略同様のため説明を省略する。
上記のユーザ確認要求を受信したユーザ端末UTは、画像処理部31を介して、カメラCが撮像する画像(ユーザ端末UTの表示部(ディスプレイ画面)と相対向する前方の画像)を取得し、通信処理部34を介して、サーバ装置1の情報提供部11に、「取得した画像」及び「端末ID」を含む認証情報を送信する。
尚、S106では、さらに、情報提供部11は、S104で選択したログイン中のユーザのユーザIDが登録されたレコードのフィールド21dの有効期限を更新する処理も行う。具体的には、情報提供部11は、顔認証照合部12から送信された「ログインしたユーザが継続使用している旨」を受信した時間(○年○月○日○時○分○秒)に、所定時間加算した有効期限を算出する。そして、情報提供部11は、S104で選択したログインしたユーザのユーザIDが登録されたレコードのフィールド21dに、本ステップにおいて算出した有効期限を上書きする(更新登録する)。
S107、S108では、情報提供部11は、S101で検知し抽出された顔画像と、ユーザ情報データベース20に登録された顔画像とを照合する顔認証照合処理を行い、S101で検知・抽出された顔画像が、ユーザ情報データベースし20に登録された顔画像と一致するか否かを判定する。
尚、S107、S108では、ユーザ情報データベース20に格納されたレコードのうち、S104で選択したレコード(ログイン中となっているユーザのユーザIDが登録されたレコード)以外のレコードに登録された顔画像が、S101で検知・抽出された顔画像と照合される。
また、情報提供部11は、「ユーザ切り換え情報」を送信した時刻を、切り換えによりログイン状態になったユーザのログイン時間と認定し、認定したログイン時間に、所定時間加算した有効期限を算出する。また、情報提供部11は、「ユーザ切り換え情報」を送信した時刻を、切り換えによりログアウト状態になったユーザのログアウト時間と認定する。
さらに、情報提供部11は、S104で選択されたレコード(ログイン中となっていたユーザのユーザIDが登録されたレコード)のフィールド21hに登録されている「ログイン中」を、「ログアウト及びログアウト時間(○○年○月○日○時○分○秒)」に更新する。
一方、判定の結果、S109において格納したレコード以外のレコードの中に、S109でユーザを切り換えてログイン状態にしたユーザのユーザIDが登録され且つフィールド21hが「ログイン中」になっているレコードがなければ、S109でユーザ切り換えしてログイン状態にしたユーザが別端末でログイン状態になっていないと判定して処理を終了する。
上記判定の結果、所定時間経過していれば(顔が検知できなくなった状態が所定時間続いていれば)、顔認証照合部12は、ユーザ端末からユーザが離間しており且つユーザ端末UTにアクセス権限が無いと判定し、取得した「端末ID」に、「アクセス権限が無い旨を示す情報」とを対応付けた「アクセス拒否情報」を生成し、情報提供部11に送信して、S121の処理に進む。
上記判定の結果、所定時間経過していなければS122〜S124の処理に進む。尚、図14のS102から移行してきて最初に行われるS120では、所定時間経過していないため、S122〜S124の処理に進む。
具体的には、情報提供部11が、S100において取得した端末IDのユーザ端末UTに対して、ユーザ確認要求を送信する。
上記のユーザ確認要求を受信したユーザ端末UTは、画像処理部31を介して、カメラCが撮像する画像(ユーザ端末UTの表示部(ディスプレイ画面)と相対向する前方の画像)を取得し、通信処理部34を介して、サーバ装置1の情報提供部11に、「取得した画像」及び「ユーザ端末UTの補助記憶装置から読み出した端末ID」を含む認証情報を送信する。そして、顔画像照合部12が情報提供部11より認証情報(画像及び端末ID)を取得する。
S121では、情報提供部11は、顔認証照合部12から送信される「アクセス拒否情報」を受信すると、「アクセス拒否情報」に含まれる端末IDにより特定されるユーザ端末UTをログアウト状態にし、アクセス情報データベース21の対応するレコードを更新して処理を終了する。
尚、アクセス情報データベース21の対応するレコードの更新は以下のように行う。具体的には、情報提供部11は、アクセス情報データベース21にアクセスし、フィールド21bに「S100で取得した認証情報に含まれる端末ID」が登録され、且つフィールド21hに「ログイン中」が登録されているレコードを選択する。そして、情報提供部11は、選択したレコードのフィールド21hを「ログイン中」から「ログアウト」に更新して処理を終了する。なお、情報提供部11は、フィールド21hに、ログアウトを示す情報と共に「ログアウト時間(○○年○月○日○時○分○秒)」も登録する。
尚、S204、S205の顔認証照合処理は、上述した図14のS104、105と略同様の手順であるため詳細な説明を省略する。
次に、本実施形態のコミュニケーション支援システムの「忙しさ指標」を取得する処理について説明する。
上述したログイン処理により、コミュニケーションサイトにログインしたユーザ端末UTは、ログイン状態になっている間、ユーザ端末UTのキーボードやマウス等が操作された操作量を計測して、所定のタイミングで、サーバ装置1に計測した操作量(操作量情報)を送信するように構成されている。
操作量計測部33は、コミュニケーション処理部32からの操作量測定要求を受信すると、制御部10を介して、ユーザ端末UTの入力部から入力された操作量(キーボードのタイプ数及びマウスのクリック数)を取得すると共に、所定時間毎の操作量情報を算出する(例えば、○○年○月○日 ○時○分〜○時○分の操作量が1000等)。また、操作量計測部33は、所定間隔(例えば、20分間隔)で、コミュニケーション処理部32に、算出した操作量(忙しさ指標)を送信する。
尚、操作量計測部33は、コミュニケーション処理部32からログアウトした旨を示す情報(ログアウト通知)を受信するまで、操作量計測処理を行うようになっている。
次に、本実施形態のコミュニケーション支援システムの「体調情報」を取得する処理について説明する。
上述したログイン処理により、コミュニケーションサイトにログインしたユーザ端末UTは、ログイン状態になっている間、ユーザ端末UTを操作するユーザの「瞬き数」を計測し、所定のタイミングで、サーバ装置1に計測した「瞬き数」を送信するように構成されている。
画像処理部31は、コミュニケーション処理部32からの要求(体調確認要求)に応じて、カメラCが撮像したユーザを撮像した画像(動画やコマ送り画像)を取得し、取得した画像からユーザの瞬き数をカウントする。そして、画像処理部31は、コミュニケーション処理部32にカウントした「瞬き数」を送信する。
そして、コミュニケーション処理部32は、上記の体調確認要求に応じて画像処理部31が送信する「瞬き数」を取得(受信)すると、通信処理部34を介して、サーバ装置1の情報提供部11に、取得した「瞬き数」及び「端末ID」を含む「体調情報」を送信する。
サーバ装置1の情報提供部11は、上記の「体調」及び「端末ID」を受信すると、アクセス情報データベース21にアクセスして、フィールド21に受信した「端末ID」が登録され且つフィールド21hが「ログイン中」になっているレコードを特定し、特定したレコードのフィールド21fに受信した「体調(「疲れ目」、「正常」、「ドライアイ」)」を登録する。これにより、サーバ装置1は、コミュニケーションサイトにログイン中のユーザの体調を把握することができる。
次に、本実施形態のコミュニケーション支援システムが提供するコミュニケーションサイトのチャット機能について説明する。尚、本実施形態は、ユーザの状態(忙しさ等)を反映したアバター(ユーザを示すアイコン)を表示する機能、ログインしている各ユーザの表情(或いは忙しさ)に対応した背景をチャット画面に表示させる機能、及び体調が悪いユーザにメッセージ(健康情報)を通知する機能に特徴があるため、その特徴がある機能を中心に説明する。また、本実施形態のメッセージ交換処理自体は周知技術であるため、詳細な説明は省略する。
図示しないチャットメニュー画面には、チャットで討論しているグループ(例えば、スイーツファクトリ運用プロジェクトを議論するためのグループ)が選択可能に提示されており、ユーザ端末UTを操作するユーザは、チャットメニュー画面上で、参加するグループ(グループID)を選択できるようになっている。
そして、情報提供部11は、上記の抽出したレコード及び取得した各情報を用いて、現在日時と投稿日時が近い所定件数の投稿情報(メッセージ)を表示する領域101と、グループに参加しているユーザ(メンバー)を表示する領域102と、最新で投稿されたメッセージが表示され且つ投稿したユーザを表すアバター(アイコン)103aが表示されている領域103とが含まれるチャット画面100を生成し、グループに参加しているユーザのユーザ端末UTに提供する。
尚、情報提供部11は、各ユーザの「忙しさ指標」に応じて、図8に示すアバター103a(ユーザが忙しくしていないときの表示例)や、図9に示すアバター103b(ユーザが忙しくしているときの表示例)を表示する。
そして、ユーザ端末UTが閲覧状況確認部101aをクリックすると、情報提供部11に閲覧状況確認要求(投稿情報を特定する投稿情報IDが含まれる閲覧状況確認要求)が送信される。
また、情報提供部11は、チャット参加データベース(図示せず)にアクセスし、抽出したグループIDに対応付けられたユーザIDを取得する。そして、情報提供部11は、チャット参加データベースから取得したユーザIDのうち、チャットログデータベース22から取得したユーザID(既読ユーザのユーザID)と相違するユーザIDのユーザを未読ユーザと認定する。
そして、情報提供部11は、ユーザ情報データベースにアクセスし、未読ユーザのユーザIDの氏名と、既読ユーザのユーザIDの氏名とを取得し、グループに参加している各ユーザが投稿情報(メッセージ)を読んだのか(既読なのか)或いは読んでいないか(未読なのか)を一覧表示した閲覧状況情報(ユーザの氏名に対応付けて閲覧したか否かを示す情報を提示した情報)を生成し、前記閲覧状況確認要求を送信したユーザ端末UTに提供する。
この構成により、図8に示すように、グループの参加メンバー(ユーザ)は、投稿された投稿情報(メッセージ)がグループの誰に読まれているか否かを確認できる。
具体的には、サーバ装置1に、図17に例示する背景判定テーブル40を記憶させておく。この背景判定テーブル40は、グループの参加者の笑顔の割合毎に、背景画像(晴天画像、雲り画像等の背景)を対応付けて登録したものである。図示する例では、参加者の笑顔の割合が「60%〜100%」に「晴天画像」が対応付けられ、参加者の笑顔の割合が「40%〜59%」に「曇り画像」が対応付けられ、参加者の笑顔の割合が「20%〜39%」に「雨画像」が対応付けられ、参加者の笑顔の割合が「0%〜19%」に「嵐画像」が対応付けられている。
この場合、情報提供部11は、チャット画面100を生成する際に、アクセス情報データベース21にアクセスして、グループに参加している各メンバー(ユーザ)の「表情」を読み出し、読み出した「表情」から「笑顔の割合」を算出する。また、情報提供部11は、背景判定テーブル40にアクセスし、算出した「笑顔の割合」に対応する背景画像を読み出す。例えば、算出した「笑顔の割合」が「70%」であれば「晴天画像」が読み出され、算出した「笑顔の割合」が「10%」であれば「嵐画像」が読み出される。そして、情報提供部11は、読み出した背景画像を背景に用いたチャット画面100を生成し、ユーザ端末UTに生成したチャット画面100を提供する。
すなわち、本実施形態では、従来技術のシステムのように、「ユーザID」及び「パスワード」を用いたユーザ認証によるログイン処理を行うものではないため、他人がなりすましてシステムにアクセスすることが効果的に防止される。また、本実施形態のユーザ認証によれば、従来技術の「ユーザID」及び「パスワード」を用いるシステムの自動ログイン機能のようなセキュリティ上の脆弱性が生じることがない。
また、本実施形態は、ユーザの顔画像による生体認証でアクセスの権限が判定されるため、従来技術のシステムのように、セキュリティを高めるためにパスワードを定期的に変更したり、パスワードを記憶しておいたりする必要がない。
また、本実施形態のコミュニケーション支援システムでは、システムに登録されたユーザであれば、サーバ装置1に接続可能なユーザ端末UTであれば簡単にログインできる(図6参照)。すなわち、普段、業務で使用いているユーザ端末UT以外からも、面倒な操作をすることなくログインできる。
尚、図18に示すフローチャートのS310〜S316は、上述した図12に示すフローチャートのS10〜S16と同様の処理である。また、図18に示すフローチャートのS319、S320、S321は、上述した図12に示すフローチャートのS17、S18、S19と同様の処理である。そのため、以下では、上述した図12に示すフローチャートと異なる処理のみを詳細に説明し、上述した図12に示すフローチャートと同じ処理については説明を省略或いは簡略化する。
尚、「複数人特定処理時のユーザ特定処理」は、上述した図13の処理と略同様であるため説明を省略する(本変形例では、図13のS22において「登録画像と一致」したと判定された場合に、図18のS317に移行する)。
具体的には、サーバ装置1の顔認証照合部12は、「抽出した顔画像と一致する顔画像」に対応付けられている「ユーザID」に連続検知回数を対応付けた連続検知回数情報を生成し、メモリ(主記憶装置)の所定作業領域に記憶(仮記憶)させる。
また、顔認証照合部12は、本ステップにおいて、所定作業領域に連続検知回数情報が記憶されていれば、記憶された連続検知回数情報の「ユーザID」と、「抽出した顔画像と一致する顔画像」に対応付けられている「ユーザID」とが同じであるか否かを判定する。
そして、顔認証照合部12は、記憶された連続検知回数情報の「ユーザID」と、「抽出した顔画像と一致する顔画像」に対応付けられている「ユーザID」とが同じであれば、記憶された連続検知回数情報を抽出し、抽出した連続検知回数情報の中の「連続検知回数」を「1」加算した情報に変更し、メモリの所定作業領域に記憶された連続検知回数情報を、変更した連続検知回数情報に更新する上書き処理を行う。
一方、顔認証照合部12は、記憶された連続検知回数情報の「ユーザID」と、「抽出した顔画像と一致する顔画像」に対応付けられている「ユーザID」とが同じでなければ、記憶された連続検知回数情報を消去した上で、新たに、「抽出した顔画像と一致する顔画像」に対応付けられている「ユーザID」に「連続検知回数の「1」」を対応付けた連続検知回数情報を生成し、メモリ(主記憶装置)の所定作業領域に記憶(仮記憶)させる。
一方、上記の判定の結果、「連続検知回数」が所定回数以上でなければ、S310の処理に戻る。
尚、端末IDには、ユーザ端末UTのマック・アドレス(Media Access Control address)を用いるようにしても良い。或いは、コミュニケーションサイトの管理者が、アクセスを許可するユーザ端末を認定し、且つサーバ装置1とユーザ端末UTとを紐付けする設定処理(ユーザ端末データベースに端末IDを登録する設定処理)を行うときに、ユーザ端末UTに一意の端末IDを割り当て、ユーザ端末UTのメモリに、割り当てた端末IDを記憶させておいてもよい。
上記判定の結果、取得した端末IDがユーザ端末データベース(図示せず)に記憶されていれば、情報提供部11は、図12のS10以降の処理を行う。すなわち、情報提供部11は、ユーザ端末UTからカメラCが撮像した画像を取得し、その取得した画像から顔画像を検知し抽出する処理等を行う。また、上記判定の結果、取得した端末IDがユーザ端末データベース(図示せず)に記憶されていなければ、情報提供部11は、ユーザ端末UTからのアクセスを拒否する。
10…制御部
11…情報提供部
12…顔認証照合部
13…ユーザ状態判定部
20…ユーザ情報データベース
21…アクセス態情報データベース
22…チャットログデータベース
40…背景判定テーブル
C…カメラ
UT…ユーザ端末
30…制御部
31…画像処理部
32…コミュニケーション処理部
33…操作量計測部
34…通信処理部
Claims (10)
- ネットワークを介してユーザ端末間で行う情報交換を支援するコミュニケーションサイトを提供するサーバ装置を備えるコミュニケーション支援システムであって、
前記ユーザ端末には、該ユーザ端末の近傍を撮像するカメラが接続或いは実装されており、
前記サーバ装置は、
ユーザIDに、該ユーザIDにより特定されるユーザの顔画像を対応付けて記憶するユーザ情報データベースと、
前記ユーザ端末からのアクセス要求を受け付けると、該ユーザ端末に対して、前記カメラにより該ユーザ端末の近傍を撮像させ、該ユーザ端末からカメラが撮像した画像を取得する情報提供部と、
前記情報提供部が取得した画像から検知し抽出した顔画像と、前記ユーザ情報データベースに記憶された顔画像とを照合する顔認証照合処理を行い、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていれば、前記ユーザ端末を操作するユーザにアクセス権限が有り、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていなければ、前記ユーザ端末を操作するユーザにアクセス権限が無いと判定する顔認証照合部とを有し、
前記情報提供部は、前記アクセス権限が有ると判定されたユーザが操作するユーザ端末を前記コミュニケーションサイトにログインさせ、前記アクセス権限が無いと判定されたユーザが操作するユーザ端末からのアクセスを拒否するようになっており、
さらに、前記情報提供部は、前記ログインさせた状態のユーザ端末から、所定のタイミングで、前記カメラに該ユーザ端末の近傍を撮像させて得られたログイン端末画像を取得し、
前記顔認証照合部は、
前記取得したログイン端末画像から顔画像を検知する顔画像検知処理を行い、該顔画像検知処理により顔画像が検知できなければ該ユーザ端末からユーザが離間していると判定し、
前記ログイン端末画像から顔画像を検知する顔画像検知処理により顔画像が検知できた場合、該ログイン端末画像から検知できた顔画像を抽出し、該抽出した顔画像と、前記アクセス権限が有ると判定されたときに一致した前記ユーザ情報データベースに記憶されている顔画像とを照合する顔認証照合処理を行い、
該抽出した顔画像と、前記アクセス権限が有ると判定されたときに一致した前記ユーザ情報データベースに記憶されている顔画像とが一致すれば、ログインしたユーザが継続使用していると判定し、
前記抽出した顔画像と、前記アクセス権限が有ると判定されたときに一致した前記ユーザ情報データベースに記憶されている顔画像とが一致しなければ、さらに、前記ログイン端末画像から検知し抽出した顔画像と、前記ユーザ情報データベースに記憶された顔画像とを照合する顔認証照合処理を行い、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていれば、前記ユーザ端末を操作するユーザがログインしたユーザと代わっており且つアクセス権限がある変更認証ユーザであると判定し、前記抽出した顔画像と一致する顔画像が前記ユーザ情報データベースに記憶されていなければ、前記ユーザ端末を操作するユーザがログインしたユーザと代わっており且つアクセス権限が無いと判定することを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 前記情報提供部は、前記ユーザ端末からユーザが離間していると判定した場合に、前記ログインさせた状態のユーザ端末を前記コミュニケーションサイトからログアウトさせることを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーション支援システム。
- 前記サーバ装置は、ログイン状態のユーザ端末を識別する端末IDにログインしているユーザの前記ユーザIDを対応付けて記憶するアクセス情報データベースを有し、
前記情報提供部は、
前記ログインしたユーザが継続使用していると判定された場合には、前記ユーザ端末のログイン状態を継続させ、
前記ユーザ端末を操作するユーザがログインしたユーザと代わっており且つアクセス権限が有る変更認証ユーザであると判定された場合には、前記ユーザ端末のログイン状態を継続させると共に、前記アクセス情報データベースにアクセスして、前記ログイン状態のユーザ端末を識別する端末IDに対応付ける前記ユーザIDを前記変更認証ユーザのユーザIDに変更し、
前記ユーザ端末を操作するユーザがログインしたユーザと代わっており且つアクセス権限が無いと判定された場合には、前記ログインさせた状態のユーザ端末を前記コミュニケーションサイトからログアウトさせることを特徴とする請求項1又は2に記載のコミュニケーション支援システム。 - 前記検知した顔画像が複数ある場合には、複数の顔画像のうちの最大サイズの顔画像を特定して、前記画像から特定した顔画像を抽出し、該抽出した顔画像を用いて前記顔認証照合処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコミュニケーション支援システム。
- 前記ユーザ端末は、
ユーザから操作を受け付ける入力部と、
前記コミュニケーションサイトにログインすると、前記入力部から入力された操作量を取得する操作量計測部とを有し、
前記サーバ装置の情報提供部は、前記コミュニケーションサイトにログインしているユーザ端末から前記操作量を取得すると共に、前記操作量に応じて表現されたユーザを示すアバターを生成し、該ユーザ端末に提供するコミュニケーションサイトの画面上に、前記アバターを表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコミュニケーション支援システム。 - 前記ユーザ端末は、前記コミュニケーションサイトにログインすると、前記カメラが撮像したユーザの画像からユーザの瞬き数を計測する画像処理部を有し、
前記サーバ装置の情報提供部は、前記コミュニケーションサイトにログインしているユーザ端末から前記瞬き数を取得すると共に、該瞬き数が正常値でなければ、前記ユーザ端末に健康状態に関するメッセージを提供することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコミュニケーション支援システム。 - 前記顔認証照合部は、前記顔認証照合処理によりアクセス権限が有ると判定したユーザについては、さらに前記抽出した顔画像から該ユーザの表情を推定するようになっており、
前記情報提供部は、アクセス状態になっている各ユーザ端末のユーザの前記推定した表情から、アクセスしているユーザ端末により形成されるグループの雰囲気を推定し、該ユーザ端末に提供するコミュニケーションサイトの画面の背景に、前記推定した雰囲気に対応する画像を表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコミュニケーション支援システム。 - 前記ネットワークが事業所内に設置されたLANで構成され、前記サーバ装置が前記事業所内において該LANに接続されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のコミュニケーション支援システム。
- 前記情報提供部は、前記コミュニケーションサイトにログインしているユーザ端末を操作するユーザ同士が情報交換を行うチャット画面を提供するようになっており、
前記サーバ装置は、
前記チャット画面が提供されたユーザ端末を操作するユーザのユーザIDを記憶するチャット参加データベースと、
前記チャット画面上で受け付けた投稿情報と、該投稿情報を投稿したユーザのユーザIDと、該投稿情報を閲覧したユーザのユーザIDとを対応付けて記憶するチャットログデータベースとを有し、
さらに、前記情報提供部は、
前記コミュニケーションサイトにログインしているユーザ端末からのチャット参加要求を受け付けると、該ユーザ端末を操作するユーザのユーザIDを前記チャット参加データベースに記憶させると共に、前記ユーザ端末にチャット画面を提供し、
前記チャット画面上で前記ユーザ端末から投稿情報を受け付けると、前記チャットログデータベースに、前記受け付けた投稿情報及び該投稿情報を投稿したユーザのユーザIDを対応付けて記憶させると共に、チャット画面上に該受け付けた投稿情報を閲覧可能な状態で提示し、
前記チャット画面で投稿情報が閲覧される度に、該投稿情報を閲覧したユーザ端末から該投稿情報を閲覧したユーザのユーザIDを取得すると共に、チャットログデータベースにアクセスして、該閲覧された投稿情報に対応付けて、該取得した投稿情報を閲覧したユーザのユーザIDを記憶させていくようになっており、
前記チャット画面上で提示された投稿情報の閲覧状況確認要求を受け付けると、前記チャットログデータベース及び前記チャット参加データベースを用いて、前記チャット画面に参加しているユーザが前記投稿情報を読んでいるか否かを示した閲覧状況情報を生成し、該ユーザ端末に該閲覧状況情報を提供することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のコミュニケーション支援システム。 - 前記サーバ装置には、前記コミュニケーションサイトへのアクセスを許可するユーザ端末を識別する端末IDを記憶しているユーザ端末データベースが設けられており、
前記情報提供部は、前記ユーザ端末からのアクセス要求を受け付けると、該ユーザ端末から前記カメラが撮像した画像を取得する処理の前処理として、該ユーザ端末から端末IDを取得し、該取得した端末IDが前記ユーザ端末データベースに記憶されていれば、前記カメラが撮像した画像を取得する処理を行い、該取得した端末IDが前記ユーザ端末データベースに記憶されていなければ、前記ユーザ端末からのアクセスを拒否することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のコミュニケーション支援システム。
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