JP7435183B2 - 紙葉類取扱装置 - Google Patents

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本発明は、紙葉類取扱装置に関する。
紙葉類を扱う紙葉類取扱装置として紙幣整理装置が知られている。紙幣整理装置は、集積された紙幣を装置内に取り込み、取り込んだ紙幣を所定枚数単位(例えば100枚単位)で結束して整理する装置である。紙幣整理装置は、例えば金融機関の営業店や現金集中部門、また、流通市場におけるバックヤードなどに設置され、金融機関の職員等の操作に従って紙幣の整理を実行する。なお、紙幣の結束を「施封」と表現する場合がある。
紙幣整理装置は、例えば複数の一時集積部を備え、作業者が結束する金種を指定して紙幣をセットすると、セットした紙幣を鑑別部に搬送して金種等の鑑別及び計数を行い、指定された金種紙幣を一時集積部に集積する。そして、紙幣が一定枚数集積されると、その紙幣を移送手段により結束部に移送し、この結束部により紙幣を結束帯(紙帯)で結束して紙幣束として排出する。
排出された紙幣束は、金融機関の職員等によって必ずしも直ちに取り去られるとは限らず、排出口前に排出済みの紙幣束がまとまった状態(例えば、積み重ねられた状態や山積み状態)で放置される場合がある。この紙幣束のまとまりが大きくなって排出口を塞ぐと、新たな紙幣束を排出できずに装置障害になる恐れがある。
従来、紙幣束を排出できる状態であるかを判定する技術が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術では、排出口にある排出扉の開閉状態を監視し、排出扉が常時開いている場合には排出済みの紙幣束によって排出扉が開いた状態であると判断する。
特開2013-218422号公報
ここで、排出口前にまとまった状態の紙幣束(紙葉類束)は、紙幣束の量や置かれ方などによって様々な積まれ方をすることになる。そのため、排出扉が開いていない状態でも排出済みの紙幣束によって新たな紙幣束の排出が邪魔をされている場合も想定される。例えば、排出済みの紙幣束が山積みされた状態となっており、排出扉が閉まった後で山積みされた紙幣束が崩れて排出扉の開放を邪魔するような場合である。この場合には、新たな紙幣束を排出できないので依然として装置障害になってしまう。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、排出済みの紙葉類束による障害の発生を抑制できる紙葉類取扱装置を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明の一態様に係る紙葉類取扱装置は、紙葉類を計数して結束する紙葉類取扱装置であって、表示部と、所定枚数の紙葉類を結束帯で結束して紙葉類束を作成し、排出口を介して作成した前記紙葉類束を排出する結束部と、制御部と、を備え、前記制御部は、排出した前記紙葉類束の数が予め設定された上限数を超えた場合に計数動作を停止させ、また、排出済みの前記紙葉類束の確認を促すメッセージを前記表示部に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、排出済みの紙葉類束による障害の発生を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る紙幣整理装置の概略断面図である。 結束部の概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る紙幣整理装置の計数動作を示すフローチャートの例示である。 計数動作時に表示される動作中画面の例示である。 計数動作時に表示される動作中画面(排出済みの紙幣束の確認を促すメッセージあり)の例示である。 本発明の第2実施形態に係る紙幣整理装置の計数動作を示すフローチャートの例示である。 本発明の第3実施形態に係る紙幣整理装置の計数動作を示すフローチャートの例示である。 計数動作時に表示される動作中画面(排出済みの紙幣束の確認を促すメッセージあり)の例示である。 本発明の第4実施形態に係る紙幣整理装置の紙幣施封動作(排出不良前の段階)を説明するための図であり、(a)~(e)は各工程を示す。 本発明の第4実施形態に係る紙幣整理装置の紙幣施封動作(排出不良後の段階)を説明するための図であり、(a)~(f)は各工程を示す。 本発明の第5実施形態に係る紙幣整理装置の紙幣施封動作(排出不良後の段階)を説明するための図であり、(a)~(d)は各工程を示す。 本発明の第5実施形態に係る紙幣整理装置の紙幣施封動作(排出不良後の段階)を説明するための図であり、(a)~(d)は各工程を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
各実施形態では、本発明の紙葉類取扱装置の一例として紙幣を整理する紙幣整理装置を例示して説明する。紙葉類は、例えば紙幣、商品券、チケットなどである。紙幣整理装置の説明は、本発明に関連する構成や動作を中心に行い、それ以外の構成や動作の説明は省略する場合がある。なお、紙葉類取扱装置は、紙幣整理装置に限定されない。
[第1実施形態]
<第1実施形態に係る紙幣整理装置の構成について>
図1を参照して、第1実施形態に係る紙幣整理装置1の構成について説明する。紙幣整理装置1は、集積された紙幣を装置内に取り込み、取り込んだ紙幣を所定枚数単位(例えば100枚単位)で結束して整理する装置である。紙幣整理装置1の説明における「上下」、「前後」は、図1の矢印に従う。当該方向は、説明の便宜上定めるものであり、本発明を限定するものではない。なお、図1の前方向は、紙幣整理装置1を操作する操作者(例えば金融機関の職員等)が位置する方向である。
図1に示すように、紙幣整理装置1は、第一操作部2、電源部10、制御部11、第二操作部12、取込部13、集積部14、搬送部15、鑑別部16、リジェクトポケット17、表裏反転部18、オープンポケット19、結束部20、移送部21、及び排出口22を有する。なお、第一操作部2が第二操作部12に含まれる構成(つまり、紙幣整理装置1が一つの操作部を有する構成)であってもよい。第二操作部12は、表示機能を有しており、「表示部」の一例である。
第一操作部2は、複数のボタンや紙幣整理装置1の状態を示すランプ(状態表示ランプと呼ぶ)などを含んで構成されている。第一操作部2は、例えば紙幣の計数を指示する計数開始ボタン、計数及び結束処理の完了を指示する完了ボタン、紙幣整理装置1の障害復旧時等に再稼動させるためのリセットボタン等を有する構成である。状態表示ランプは、稼動時には「緑色」、アラーム時(異常時)には「赤色」に発光する。
制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ及び図示しないROM(Read Only Memory)等の記憶部から構成され、当該プロセッサが当該記憶部から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣整理装置1の各部の動作の制御を実現する。制御部11が実現する機能の詳細は後述する紙幣整理装置の動作で説明する。
第二操作部12は、LCD(Liquid Crystal Display)と操作者による操作を受け付けるタッチパネルとが一体化されている。操作者は、第二操作部12を操作して、動作モードの指定、結束する券種の設定、集積する紙幣の最大枚数の設定、オープンポケット19に集積する紙幣の金種等の設定を行うことができる。また、第二操作部12には、鑑別部16で鑑別された紙幣の金種や正損及び計数結果等が表示される。
取込部13は、紙幣が集積され、さらに、集積された紙幣の装置内への取り込みが行われる場所である。
集積部14は、一時集積庫14A~14Dを含んで構成され、鑑別部16によって正常と鑑別された紙幣であり、且つ、結束対象の紙幣を集積する。一時集積庫14A~14Dは、縦一列に並べて配置されている。なお、一時集積庫14A~14Dの数は特に限定されない。金種等の条件に応じて紙幣は一時集積庫14A~14Dのいずれかに集積される。
搬送部15は、図示しないローラ、ベルト、及びガイド等から構成され、取込部13で取り込まれた紙幣を所定の場所まで搬送する。
鑑別部16は、各種センサから構成され、紙幣の真偽、金種、表裏、及び正損等を当該各種センサによって鑑別する。また、鑑別部16は、紙幣の計数および搬送異常の検出を行う。
リジェクトポケット17は、紙幣整理装置1の上方に設けられ、鑑別部16によって偽造紙幣等の異常紙幣と鑑別された紙幣や搬送異常が検知された紙幣を集積する。リジェクトポケット17に集積された紙幣(リジェクト紙幣)は、操作者が直接取り出せるようになっている。
表裏反転部18は、搬送部15の中途に設けられ、鑑別部16によって表裏が逆であると鑑別された紙幣の表裏を反転する。
オープンポケット19は、紙幣整理装置1の上方に設けられ、鑑別部16によって正常と鑑別された紙幣であり、且つ、結束対象外の紙幣を集積する。オープンポケット19に集積された紙幣は、操作者が直接取り出せるようになっている。なお、本実施形態では紙幣整理装置1が二つのオープンポケット19(オープンポケット19A及びオープンポケット19B)を有するものを図示しているが、ここで示す例に限定されず、紙幣整理装置1が一つまたは三つ以上のオープンポケット19を有するものであってもよい。
結束部20は、集積部14の下方に設けられ、移送部21から移送された紙幣を結束する。なお、紙幣を結束するための結束部材として、紙テープ等が用いられる。
移送部21は、集積部14の後方に設けられ、一時集積庫14A~14Dに集積された紙幣を取り出し、結束部20に移送する。
排出口22は、紙幣整理装置1の前面下方に設けられ、結束部20で結束された紙幣束が排出される開口である。排出口22には、排出扉3が設けられている。
図2を参照して、結束部20の構成について説明する。図2は、結束部の概略断面図である。結束部20は、上部搬送ベルト23、下部搬送ベルト24、インクリボン25、印字ヘッド26、搬送モーター27、紙テープ収納部28、及び排出確認センサ29を有する。
上部搬送ベルト23及び下部搬送ベルト24は、紙幣束を排出口22まで運ぶ搬送路として形成されており、搬送モーター27と接続されている。上部搬送ベルト23及び下部搬送ベルト24は、搬送モーター27の駆動力によって回転する。
インクリボン25は、紙幣を結束するための結束部材である紙テープに、ラベルを印字する際の印字材である。
印字ヘッド26は、紙幣を結束するための結束部材である紙テープに、ラベルを印字する際の印字機構である。
搬送モーター27は、紙幣束を排出口22まで運ぶ動力源であり、モーターの回転方向を変更することで、紙幣束の搬送方向を制御できる。
紙テープ収納部28は、紙幣を結束するための結束部材である紙テープを収納する保管庫である。
排出確認センサ29は、紙幣束が排出口22から排出されたことを検知するセンサである。例えば、排出確認センサ29は、排出動作開始とともにセンサ状態の監視を開始し、センサ状態「ON(センサ上に物体がある状態)」からセンサ状態「OFF(センサ上に物体がない状態)」になった場合に排出が正常にできたと判断する。また、排出確認センサ29は、センサ状態「ON」が所定時間継続した場合に排出が正常にできなかったと判断する。排出確認センサ29による検知結果は制御部11に送信される。
<第1実施形態に係る紙幣整理装置の動作について>
次に、第1実施形態に係る紙幣整理装置1の動作について説明する。第1実施形態では、紙幣を計数して排出を行うなかで排出した紙幣束が山積みされている可能性があることを推測し、そのことを操作者に通知する。
第1実施形態では、紙幣束を1束排出するごとに排出束カウンタを加算「+1」し、排出束カウンタが予め決めておいた上限数を超えた場合に排出した紙幣束が山積みされた可能性があると判断(推測)する。この上限数は、例えば排出済みの紙幣束が山積みになることによって新たな紙幣束が排出されるのを邪魔する程度の数であってよい。その場合、制御部11は、例えば計数動作を停止させ、また、排出済みの紙幣束の確認を促すメッセージを表示して紙幣束の確認を操作者に行ってもらう。なお、確認を促すメッセージに代えて、または確認を促すメッセージとともに除去を促すメッセージを表示してもよい。
図3は、本発明の第1実施形態に係る紙幣整理装置1の計数動作を示すフローチャートの例示である。図3に示す計数動作は、例えば操作者による計数開始ボタンの押下によって開始される。計数動作の開始によって、制御部11は、図4に示す動作中画面M1を第二操作部12に表示する。また、制御部11は、排出束カウントを「0」に初期化する。
制御部11は、ステップF201で事象「計数開始ボタンの押下」または「束の排出」の発生を待つ。制御部11は、発生する事象によって処理を分岐させ、「計数開始ボタンの押下」の場合はステップF202へ、「束の排出」の場合はステップF205へ処理を進める。
ステップF201で発生した事象が「計数開始ボタンの押下」の場合、制御部11は、図4に示す動作中画面M1に紙幣束の確認を促すメッセージM11が表示中であるか否かを判定する(ステップF202)。紙幣束の確認を促すメッセージM11が表示された動作中画面M1を図5に示す。詳細については後述するが、紙幣束の確認を促すメッセージM11は、排出束カウンタが上限値を超えた場合(つまり、紙幣束が山積みされている可能性がある場合)に表示される。
紙幣束の確認を促すメッセージM11が表示中でない場合(ステップF202で“No”)、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。一方、紙幣束の確認を促すメッセージM11が表示中のままとなっている場合(ステップF202で“Yes”)、制御部11は、当該メッセージM11を消し(ステップF203)、また、排出束カウントを「0」に初期化してから計数を開始(再開の場合もあり)する(ステップF204)。そして、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。
ここで、計数開始ボタンを押下するのは、(1)最初にセットした紙幣の計数を開始するとき、(2)追加でセットした紙幣の計数を開始するとき、(3)排出済みの紙幣束を確認するために停止した計数を再開するとき、の三つのタイミングがある。(1)、(2)の場合には、紙幣束の確認を促すメッセージが表示されていないのでステップF202で“No”と判定される。一方、(3)の場合には、紙幣束の確認を促すメッセージM11が表示されているのでステップF202で“Yes”と判定される。
ステップF201で発生した事象が「束の排出」の場合、制御部11は、排出束カウンタを加算「+1」する(ステップF205)。続いて、制御部11は、加算後の排出束カウンタが予め決めた上限数Aを超えたか否かを判定する(ステップF206)。排出束カウンタが予め決めた上限数Aを超えていない場合(ステップF206で“No”)、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。
一方、排出束カウンタが予め決めた上限数Aを超えている場合(ステップF206で“Yes”)、制御部11は、排出した紙幣束が山積みされた可能性があると判断し、計数動作を停止させ(ステップF207)、また、動作中画面M1(図4参照)に紙幣束の確認を促すメッセージM11(図5参照)を表示させる(ステップF208)。そして、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。操作者は、紙幣束の確認を促すメッセージM11(図5参照)に従って排出済みの紙幣束の状況を確認し、排出口22の近くに紙幣束がある場合には除去する。そして、操作者は、紙幣束を除去した後で計数開始ボタンを押下する。なお、この時点では紙幣束の確認を促すメッセージM11(図5参照)は表示されたままである。制御部11は、操作者による紙幣束を除去した後での計数開始ボタンの押下を次の事象発生として検出し(ステップF202)、ステップF203で紙幣束の確認を促すメッセージM11を消し、また、ステップF204で排出束カウントを「0」に初期化してから計数を再開する。
以上のように、第1実施形態に係る紙幣整理装置1によれば、計数動作を行うなかで、予め決めておいた排出束の上限数を超えた場合に排出済の紙幣束が排出口22付近に山積みしている可能性ありと判断し、計数動作を停止させて排出済の紙幣束を確認することを促すメッセージM11(図5参照)を表示する。操作者は、排出済の紙幣束を確認することを促すメッセージM11に従って紙幣束の確認を行い、排出口22付近に紙幣束が存在すれば除去を行う。そのため、排出済みの紙幣束による障害を未然に防ぐことができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、排出束カウンタが予め決めた上限数を超えた場合に計数動作の停止と紙幣束の確認を促すメッセージM11の表示を行っていた。しかしながら、排出した紙幣束を適宜取り出している操作者にとっては、計数動作の停止と当該メッセージM11の表示が不要な動作となり、作業効率を落とす側面がある。第2実施形態では、排出した紙幣束を適宜取り出している操作者については、計数動作の停止とメッセージM11の表示の頻度を第1実施形態と比べて少なくする。
まず、排出した紙幣束を適宜取り出している操作者の特徴について説明する。例えば、計数動作中に紙幣整理装置1の近くに操作者がいる場合、操作者は紙幣束が排出される度又は山積みになる前に紙幣束を適宜取り出すことが想定される。この想定の場合、操作者は、第1実施形態における計数動作の停止およびメッセージM11の表示後に紙幣束を取り出す必要がなく、計数開始ボタンを押下するだけでよい。そのため、排出した紙幣束を適宜取り出している場合は、メッセージM11の表示後に紙幣束を取り出す場合と比較して計数動作の停止から計数開始ボタンの押下までの時間が一般的に短くなる。
このことから、第2実施形態では、計数動作の停止から計数開始ボタンの押下までの時間に規定値を設け、計数開始ボタン押下までの実際の時間が規定値以下ならば「計数動作の停止後に紙幣束を取り出さなかった(適宜取り出している)」と判断し、排出束カウンタの上限数を大きくする。この規定値は、例えば経験や実験によるものであってよい。これにより、排出した紙幣束を適宜取り出している操作者については、計数動作停止の頻度を下げるようにする。つまり、第2実施形態では、排出束カウンタの上限数を可変の値とし、排出した紙幣束を適宜取り出している操作者については当該上限数を大きくする。
<第2実施形態に係る紙幣整理装置の構成について>
第2実施形態に係る紙幣整理装置1の構成は、第1実施形態で説明した構成(図1および図2参照)と同様であるので説明を省略する。
<第2実施形態に係る紙幣整理装置の動作について>
図6は、本発明の第2実施形態に係る紙幣整理装置1の計数動作を示すフローチャートの例示である。ここでは、第1実施形態における動作からの変更箇所を中心に説明する。第1実施形態からの変更箇所は、図6のステップF501、ステップF506~F509、ステップF514であり、太枠で強調してある。
図6に示す計数動作は、例えば操作者による計数開始ボタンの押下によって開始される。計数動作の開始によって、制御部11は、図4に示す動作中画面M1を第二操作部12に表示する。また、制御部11は、排出束カウントを「0」に初期化する。
第2実施形態では排出束カウンタの上限数が可変となるため、制御部11は、最初に排出束カウンタの上限数Aの初期化を行う(ステップF501)。続いて、制御部11は、ステップF502で事象「計数開始ボタンの押下」、「束の排出」又は「搬送停止」の発生を待つ。制御部11は、発生する事象によって処理を分岐させ、「計数開始ボタンの押下」の場合はステップF503へ、「束の排出」の場合はステップF510へ、「搬送停止」の場合はステップF514へ処理を進める。
ステップF502で発生した事象が「束の排出」の場合における処理(ステップF510~F513)は、図3における処理(ステップF205~F208)と同様である。
ステップF502で発生した事象が「搬送停止」の場合、制御部11は、計数開始ボタンの押下までの時間の計測を開始する(ステップF514)。そして、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。なお、ステップF502で検出する「搬送停止」の発生は、ステップF512で計数動作が停止された場合(つまり、排出束カウンタが予め決めた上限数Aを超えた場合である)や、取込部13の紙幣がすべて計数された場合である。
ステップF502で発生した事象が「計数開始ボタンの押下」の場合におけるステップF503~F505の処理は、図3におけるステップF202~F204の処理と同様である。ステップF505に続いて、制御部11は、ステップF514で開始した計測を停止する(ステップF506)。これによって、搬送停止の事象が発生したときを基準とし、計数開始ボタンの押下までの時間が計測される。続いて、制御部11は、計測した時間が規定値以下であるか否かを判定する(ステップF507)。計測した時間が規定値以下とは、排出した紙幣束を適宜取り出すことによって計数動作を停止してから計数開始ボタンを押下するまでの時間が短い場合である。なお、計数開始ボタンの押下は、計数動作の再開指示の一例である。また、計測した時間は、直近のものであってもよいし、過去に計測した時間の統計値(例えば平均値)であってもよい。
計測した時間が規定値以下でない場合(ステップF507で“No”)、操作者が紙幣束を適宜取り出していないと判断できるので、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。一方、計測した時間が規定値以下である場合(ステップF507で“Yes”)、操作者が紙幣束を適宜取り出していると判断できるので、制御部11は、排出束カウンタの上限数が「初期値+10」より小さいことを条件として排出束カウンタの上限数を現在値から加算「+1」する(ステップF508,F509)。そして、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。ステップF508の判定処理は、排出束カウンタの上限数が想定を超えて増加するのを防ぐためのものである。排出束カウンタの上限数が「初期値+10」を超えている場合(ステップF508で“No”)、制御部11は、排出束カウンタの上限数を増加させずにフロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。
なお、ここでは、計数開始ボタンを押下したのが、(3)排出済みの紙幣束を確認するために停止した計数を再開するときに着目して説明した。計数開始ボタンを押下したのが、(1)最初にセットした紙幣の計数を開始するとき、(2)追加でセットした紙幣の計数を開始するときの場合には、例えばステップF505の後でフロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。
以上のように、第2実施形態に係る紙幣整理装置1によれば、排出束カウンタの上限数を固定にせず、最大で「初期値+10」まで増やすことによって、計数動作の停止と排出済の紙幣束の確認を促すメッセージM11(図5参照)の表示の頻度を下げることができる。そのため、排出束を適宜取り出している操作者は、第1実施形態よりも作業効率を落とさずに計数動作を実行することができる。
[第3実施形態]
第2実施形態では、排出束カウントの上限数を固定にせずに最大で「初期値+10」まで増やしていた。なお、第2実施形態では、排出束カウンタが上限数を超えて計数動作の停止後に計数開始ボタンを押下したときに排出束カウンタの上限数を「+1」するため、その増え方はゆるやかである。排出束を適宜取り出している操作者によっては、第1実施形態に比べると作業効率は上がるが、より一層の作業効率を求める場合も想定される。第3実施形態では、排出束カウンタの上限数を増やす別の手段を示す。
<第3実施形態に係る紙幣整理装置の構成について>
第3実施形態に係る紙幣整理装置1の構成は、第1実施形態で説明した構成(図1および図2参照)と同様であるので説明を省略する。
<第3実施形態に係る紙幣整理装置の動作について>
図7は、本発明の第3実施形態に係る紙幣整理装置1の計数動作を示すフローチャートの例示である。ここでは、第1実施形態における動作からの変更箇所を中心に説明する。第1実施形態からの変更箇所は、図7のステップF601、ステップF609~F612であり、太枠で強調してある。
図7に示す計数動作は、例えば操作者による計数開始ボタンの押下によって開始される。計数動作の開始によって、制御部11は、図4に示す動作中画面M1を第二操作部12に表示する。また、制御部11は、排出束カウントを「0」に初期化する。
第3実施形態では排出束カウンタの上限数が可変となるため、制御部11は、最初に排出束カウンタの上限数Aの初期化を行う(ステップF601)。続いて、制御部11は、ステップF602で事象「計数開始ボタンの押下」、または「束の排出」の発生を待つ。制御部11は、発生する事象によって処理を分岐させ、「計数開始ボタンの押下」の場合はステップF603へ、「束の排出」の場合はステップF606へ処理を進める。
ステップF602で発生した事象が「計数開始ボタンの押下」の場合におけるステップF603~F605の処理は、図3におけるステップF202~F204の処理と同様である。
ステップF602で発生した事象が「束の排出」の場合、制御部11は、排出束カウンタを加算「+1」し(ステップF606)、加算後の排出束カウンタが上限数Aを超えたか否かを判定する(ステップF607)。排出束カウンタが上限数Aを超えていない場合(ステップF607で“No”)、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。一方、排出束カウンタが上限数Aを超えている場合(ステップF607で“Yes”)、制御部11は、排出した紙幣束が山積みされた可能性があると判断し、計数動作を停止させる(ステップF608)。
次に、制御部11は、動作中画面M1に紙幣束の確認を促すメッセージM12(図8参照)を表示させる(ステップF609)。図8に示すメッセージM12にはYesボタンM13が追加されている。操作者は、メッセージM12が表示されたときに排出口22付近に山積みされた紙幣束がない場合にYesボタンM13を押下し、山積みされた紙幣束がある場合にYesボタンM13を押下しない。画面上のYesボタンM13が押下されない場合(ステップF610で“No”)、操作者が紙幣束を適宜取り出していないと判断できるので、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。
一方、画面上のYesボタンM13が押下された場合(ステップF610で“Yes”)、操作者が紙幣束を適宜取り出していると判断できるので、制御部11は、排出束カウンタの上限数が「初期値+50」より小さいことを条件として排出束カウンタの上限数を現在値から加算「+10」する(ステップF611,F612)。そして、制御部11は、フロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。ステップF611の判定処理は、排出束カウンタの上限数が想定を超えて増加するのを防ぐためのものである。排出束カウンタの上限数が「初期値+50」を超えている場合(ステップF611で“No”)、制御部11は、排出束カウンタの上限数を増加させずにフロー先頭に処理を戻し、次の事象発生に備える。
以上のように、第3実施形態に係る紙幣整理装置1によっても第2実施形態と同等の効果を奏することができる。
また、第3実施形態では、排出束カウンタの上限数を第2実施形態よりも大きく増やすので、計数動作の停止と紙幣束の確認を促すメッセージM12の表示の頻度は第2実施形態よりも下がり、さらに作業効率を上げることができる。
[第4実施形態]
ここまで説明した第1実施形態ないし第3実施形態では、紙幣を計数して排出を行うなかで排出した紙幣束が山積みされている可能性があることを推測し、そのことを操作者に通知していた。第4実施形態では、排出した紙幣束が山積みされていることを装置内のセンサを用いて間接的に検出し、そのことを操作者に通知する。
<第4実施形態に係る紙幣整理装置の構成について>
第4実施形態に係る紙幣整理装置1の構成は、第1実施形態で説明した構成(図1および図2参照)と同様であるので説明を省略する。
<第4実施形態に係る紙幣整理装置の動作について>
第4実施形態に係る紙幣整理装置1の紙幣施封動作を、装置内から排出される紙幣束が排出口22前に集積された紙幣束によって詰まる段階(以下、排出不良前)、詰まった紙幣束が排出されるまでの段階(以下、排出不良後)に分けて説明する。なお、排出不良前の段階については図9を用いて説明し、排出不良後の段階については図10を用いて説明する。
(排出不良前の段階について)
排出不良前の段階において、結束された紙幣束は上部搬送ベルト23及び下部搬送ベルト24で形成された搬送路内に置かれる。図9に示すように、紙幣束Baの設置が完了した後、排出動作に移る(図9(a)参照)。当該排出動作が行われている間、制御部11は、搬送モーター27(図2参照)を正回転させ、上部搬送ベルト23及び下部搬送ベルト24は紙幣束Baを排出口22に運ぶ方向に駆動する(図9(b)参照)。これによって紙幣束Baは、上部搬送ベルト23及び下部搬送ベルト24の駆動により排出口22に向かって搬送され、排出確認センサ29がONする(図9(c)参照)。
ここで、排出確認センサ29のON状態が一定期間継続した場合(図9(d)参照)、制御部11にアラーム通知される。排出確認センサ29のON状態が継続している間、制御部11は、搬送動作を継続したままでもよいし、搬送動作を停止してもよい。制御部11は、アラーム通知を受信した場合に第二操作部12に警告メッセージN1を表示する(図9(e)参照)。なお、制御部11は、第二操作部12に警告メッセージN1を表示し、同時に搬送モーター27を逆回転させて、排出口22近傍に置かれた紙幣束Baを装置内に搬送する取込処理を行ってもよい(図示せず)。取込処理は、例えば排出確認センサ29がOFF状態になるまで紙幣束Baを装置内に向かって搬送する。
(排出不良後の段階について)
排出不良後の段階において、図10に示すように、操作者が第二操作部12に表示される警告メッセージN1に従って排出口22前に集積された紙幣束Bbを排除し(図10(a)参照)、第二操作部12に表示される警告解除ボタンN11を押下する(図10(b)参照)。制御部11は、操作者によって警告解除ボタンN11が押下された場合に警告メッセージN1の表示をやめ、紙幣束Baの排出動作を再度行う(図10(c)参照)。その後、正常に排出動作が進み(図10(d)参照)、紙幣束Baは排出される(図10(e)参照及び図10(f)参照)。紙幣束Baが排出されることによって、排出確認センサ29がON状態からOFF状態になる。
以上のように、第4実施形態に係る紙幣整理装置1によれば、排出口22前に紙幣束Bbが集積された状態でも、装置内から排出される紙幣束Baの詰まりを操作者に通知し、集積された紙幣束Bbを操作者自身に排除させることができる。そのため、装置内から排出される紙幣束Baによる詰まりを解消できるので、障害の発生を抑制できる。
[第5実施形態]
第4実施形態では、排出した紙幣束Bbが山積みされていることを装置内のセンサを用いて間接的に検出し、そのことを操作者に通知していた。第5実施形態では、装置内の紙幣束Baを用いて突押動作を実行することで、操作者への通知に留まらずに排出口22前に集積される紙幣束Bbを崩して詰まりを解消する。
<第5実施形態に係る紙幣整理装置の構成について>
第5実施形態に係る紙幣整理装置1の構成は、第4実施形態で説明した構成(図1および図2参照)と同様であるので説明を省略する(つまり、第1実施形態の構成と同様)。
<第5実施形態に係る紙幣整理装置の動作について>
第5実施形態に係る紙幣整理装置1の紙幣施封動作を、装置内から排出される紙幣束が排出口22前に集積された紙幣束によって詰まる段階(以下、排出不良前)、詰まった紙幣束が排出されるまでの段階(以下、排出不良後)に分けて説明する。なお、排出不良前の段階については第4実施形態と同様なので説明を省略し、排出不良後の段階を図11及び図12を用いて説明する。
(排出不良後の段階について)
排出不良後の段階において、図11に示すように、第二操作部12に表示される警告解除ボタンN11が押下されずに一定期間警告表示が継続された場合、制御部11は、突押動作に移る。突押動作は、装置内にある排出前の紙幣束Baを排出口22に山積みされた紙幣束Bbに衝突させ、その勢いで山積みされた紙幣束Bbを崩すものである。なお、本実施形態では、排出扉3を介して突押動作が行われる(つまり、紙幣束Baが排出扉3に衝突し、衝突の勢いで開放する排出扉3に紙幣束Bbがさらに押される)。制御部11は、突押動作の準備として搬送モーター27(図2参照)を逆回転させて排出口22近傍に置かれた紙幣束Baを装置内に搬送する(図11(a)参照)。突押動作の準備では、排出確認センサ29がOFF状態になるまで、または、上部搬送ベルト23及び下部搬送ベルト24の後端に紙幣束Baの後端が位置するまで紙幣束Baを装置内に向かって搬送する。
当該突押動作が行われている間、制御部11は、搬送モーター27の回転速度を上げて正回転及び逆回転を繰り返させ、上部搬送ベルト23及び下部搬送ベルト24は、紙幣束Baを排出口22に運ぶ方向への駆動(図11(b),(d)参照)、装置内に取り込む方向への駆動(図11(c)参照)を繰り返す。突押動作時における紙幣束Baを移動させる速度は、通常の排出動作時において紙幣束Baを搬送する速度に比べて速いのがよく、例えば1.5倍~2.5倍程度の速度にするのがよい。なお、排出確認センサ29は、紙幣束Baの往復動作に合わせて「ON/OFF」を繰り返す。
当該突押動作内で搬送モーター27が正回転している間は、紙幣束Baが排出口22前に集積された紙幣束Bbを突き押し(図11(b),(d)参照)、搬送モーター27が逆回転している間は、紙幣束Baが装置内に取り込まれる(図11(c)参照)。
排出確認センサ29がOFFした後に一定時間経過するか、装置内で設定されるタイムアウト時間が経過するまで突押動作は繰り返され、排出口22前に集積された紙幣束Bbを何度も突き押すことで集積状態を崩す(図12(a)参照)。その後、正常に紙幣束Baの排出動作が進み(図12(b)参照)、紙幣束Baは排出される(図12(c)参照)。紙幣束Baが排出されることによって、排出確認センサ29がON状態からOFF状態になる。また、制御部11は、紙幣束Baを排出した場合に警告メッセージN1の表示を止める(図12(d)参照)。
以上のように、第5実施形態に係る紙幣整理装置1によれば、排出口22前に紙幣束Bbが集積された状態でも、突押動作を実行することで、排出口22前の紙幣束Bbの集積状態が崩れるため、装置内から排出される紙幣束Baの詰まりを防止できる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例は、例えば以下に示すものである。
各実施形態では、本発明の説明として紙幣整理装置を例示して説明したが、紙幣束を作成するその他の装置、例えば、金融機関の営業店後方において現金の出し入れを管理する元方現金処理装置などにも適用可能である。
また、第2実施形態では、計測した時間が規定値以下である場合(図6のステップF507で“Yes”)、操作者が紙幣束を適宜取り出していると判断できるので、制御部11は、排出束カウンタの上限数を現在値から加算「+1」していた。しかしながら、排出束カウンタの上限数の調整方法は実施形態で説明したものに限定されない。例えば、計測した時間が規定値以上である場合には操作者が紙幣束を適宜取り出していないと判断できるので、その場合に排出束カウンタの上限数を現在値から減算「-1」してもよい。第3実施形態における排出束カウンタの上限数の調整についても同様である。
また、第5実施形態では、突押動作として排出口22に繋がる搬送路上を紙幣束Baが往復移動をしながら排出済みの紙幣束Bbに繰り返し衝突するものであった。しかしながら、排出済みの紙幣束Bbの山積み状態を崩すことができれば突押動作は説明した動作に限定されない。例えば、紙幣束Baを排出済みの紙幣束Bbに衝突させた後で接触した状態を保ったまま押し込むような動作であってもよい。また、紙幣束Baを紙幣束Bbに衝突する速度を徐々に速くするようにしてもよい。
1 紙幣整理装置(紙葉類取扱装置)
2 第一操作部(操作部)
3 排出扉
10 電源部
11 制御部
12 第二操作部(操作部、表示部)
13 取込部
14 集積部
14A~14D 一時集積庫
15 搬送部
16 鑑別部
17 リジェクトポケット
18 表裏反転部
19 オープンポケット
20 結束部
21 移送部
22 排出口
23 上部搬送ベルト
24 下部搬送ベルト
25 インクリボン
26 印字ヘッド
27 搬送モーター
28 紙テープ収納部
29 排出確認センサ

Claims (3)

  1. 紙葉類を計数して結束する紙葉類取扱装置であって、
    表示部と、
    所定枚数の紙葉類を結束帯で結束して紙葉類束を作成し、排出口を介して作成した前記紙葉類束を排出する結束部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、排出した前記紙葉類束の数が予め設定された上限数を超えた場合に計数動作を停止させ、また、排出済みの前記紙葉類束の確認を促すメッセージを前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする紙葉類取扱装置。
  2. 操作部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記計数動作を停止してから前記操作部を介して前記計数動作の再開指示が入力されるまでの確認時間を計測し、計測した前記確認時間と予め設定された規定値との関係に基づいて前記上限数を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  3. 操作部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記操作部を介して排出した前記紙葉類束の確認結果の入力を受け付け、入力された前記確認結果に基づいて前記上限数を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
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