JP7433726B2 - 泡噴出ポンプ容器及び泡噴出ポンプ - Google Patents

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本発明は、泡噴出ポンプ容器及び泡噴出ポンプに関する。
石鹸、シャンプー、化粧品などの液状の内容物を空気と混合し、泡状にして噴出させる泡噴出ポンプ容器が知られている。例えば特許文献1には、液状の内容物を収容する容器本体と、シリンダ部材と、作動部材とを有し、シリンダ部材は、容器本体の口部に係止される係止筒と、口部の上方で係止筒から径方向内側に延びる環状の天壁と、天壁の内周縁から容器本体内に垂下する液シリンダと、係止筒よりも径方向外側に位置し、下端が係止筒に連なる空気シリンダと、空気シリンダの上端から径方向内側に延びる環状の頂壁と、を有し、作動部材は、液シリンダ内に液室を形成する液ピストンと、空気シリンダ内に空気室を形成するする空気ピストンと、押下げ操作を受ける押し下げヘッドと、押し下げヘッドの上下動により、容器本体内から液室内に吸引した内容物を空気室内の空気と混合して泡状にし、押し下げヘッドから噴出させる内部流路と、押し下げヘッドから垂下し、内部流路の一部を内部に形成するとともに液ピストンと空気ピストンとを保持するステムと、を有する泡噴出ポンプ容器が記載されている。
実開平6-52943号公報
特許文献1に記載されるような従来の泡噴出ポンプ容器は、ステムの外周面と頂壁の内周縁との間に形成される隙間と、空気ピストンを貫通し、前記隙間を通過した外気を空気室内に導入する外気導入口と、外気導入口に配置され、空気室内の空気が外気導入口から排出されることを阻止する逆止弁と、を有している。そのため、前記隙間から外気導入口を通して空気室内に水分が侵入しやすいという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、空気室内に水分が侵入しにくい泡噴出ポンプ容器及び泡噴出ポンプを提供することにある。
本発明の第1態様としての泡噴出ポンプ容器は、口部を備え、液状の内容物を収容する容器本体と、前記口部の外周面に係止される係止筒と、前記口部の上方で前記係止筒から径方向内側に延びる環状の天壁と、前記天壁の内周縁から前記容器本体内に垂下し、前記容器本体の内部に配置される液シリンダと、前記容器本体の外部に配置される空気シリンダと、を備え、前記口部の外周面に係止されるシリンダ部材と、前記液シリンダ内に液室を形成する液ピストンと、前記空気シリンダ内に空気室を形成する空気ピストンと、を備え、前記シリンダ部材に対する上下動により、前記容器本体内から前記液室内に吸引した前記内容物を前記空気室内の空気と混合して泡状にし、噴出させる作動部材と、前記シリンダ部材と前記口部の外周面との間に形成される通気路と、前記シリンダ部材を貫通し、前記通気路を通過した外気を前記空気室内に導入する外気導入口と、前記空気室内の空気が前記外気導入口から排出されることを阻止する逆止弁と、を有し、前記シリンダ部材が、前記天壁から上方に突出するとともに前記口部と同軸状に配置される突出筒を有し、前記逆止弁が、前記突出筒に嵌合する嵌合筒と、前記嵌合筒から全周に亘って径方向に延び、前記天壁の上面に着座する弾性弁と、を有することを特徴とする。
本発明の第2態様としての泡噴出ポンプ容器は、有底筒状の胴部と、前記胴部の上端に連なる円筒状の口部と、を備え、液状の内容物を収容する容器本体と、前記口部の外周面に係止される係止筒と、前記口部の上方で前記係止筒から径方向内側に延びる環状の天壁と、前記天壁の内周縁から前記容器本体内に垂下する液シリンダと、前記係止筒よりも径方向外側に位置し、下端が前記係止筒に連なる空気シリンダと、を備えるシリンダ部材と、前記液シリンダ内に液室を形成する液ピストンと、前記空気シリンダ内に空気室を形成する空気ピストンと、押下げ操作を受ける押し下げヘッドと、前記押し下げヘッドの上下動により、前記容器本体内から前記液室内に吸引した前記内容物を前記空気室内の空気と混合して泡状にし、前記押し下げヘッドから噴出させる内部流路と、前記押し下げヘッドから垂下し、前記内部流路の一部を内部に形成するとともに前記液ピストンと前記空気ピストンとを保持するステムと、を備える作動部材と、前記係止筒と前記口部との間に形成される通気路と、前記天壁又は前記係止筒を貫通し、前記通気路を通過した外気を前記空気室内に導入する外気導入口と、前記空気室内に配置され、前記空気室内の空気が前記外気導入口から排出されることを阻止する逆止弁と、を有し、前記シリンダ部材が、前記天壁から上方に突出するとともに前記口部と同軸状に配置される突出筒を有し、前記逆止弁が、前記突出筒に嵌合する嵌合筒と、前記嵌合筒から全周に亘って径方向に延び、前記天壁の上面に着座する弾性弁と、を有することを特徴とする。
本発明の泡噴出ポンプは、液状の内容物を収容する容器本体の口部の外周面に係止される係止筒と、前記口部の上方で前記係止筒から径方向内側に延びる環状の天壁と、前記天壁の内周縁から前記容器本体内に垂下し、前記容器本体の内部に配置される液シリンダと、前記容器本体の外部に配置される空気シリンダと、を備え、前記口部の外周面に係止されるシリンダ部材と、前記液シリンダ内に液室を形成する液ピストンと、前記空気シリンダ内に空気室を形成する空気ピストンと、を備え、前記シリンダ部材に対する上下動により、前記容器本体内から前記液室内に吸引した前記内容物を前記空気室内の空気と混合して泡状にし、噴出させる作動部材と、前記シリンダ部材と前記口部の外周面との間に形成される通気路と、前記シリンダ部材を貫通し、前記通気路を通過した外気を前記空気室内に導入する外気導入口と、前記空気室内の空気が前記外気導入口から排出されることを阻止する逆止弁と、を有し、前記シリンダ部材が、前記天壁から上方に突出するとともに前記口部と同軸状に配置される突出筒を有し、前記逆止弁が、前記突出筒に嵌合する嵌合筒と、前記嵌合筒から全周に亘って径方向に延び、前記天壁の上面に着座する弾性弁と、を有することを特徴とする。
本発明の第3態様としての泡噴出ポンプ容器は、前記泡噴出ポンプと、有底筒状の胴部と、前記胴部の上端に連なる前記口部と、を備え、二重容器として構成される前記容器本体と、を有することを特徴とする。
本発明の第4態様としての泡噴出ポンプ容器は、前記泡噴出ポンプと、有底筒状の胴部と、前記胴部の上端に連なる前記口部と、前記容器本体内からの前記内容物の排出に伴い外気を前記容器本体内に導入する空気置換口と、前記容器本体内の内容物が前記空気置換口から排出されることを阻止する空気置換用逆止弁と、を備える前記容器本体と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、空気室内に水分が侵入しにくい泡噴出ポンプ容器及び泡噴出ポンプを提供することができる。
本発明の第1実施形態である泡噴出ポンプ容器を押し下げヘッドの押し下げ前の状態で示す一部断面側面図である。 図1の一部拡大図である。 図2の一部拡大図である。 図1に示す泡噴出ポンプ容器を押し下げヘッドの押し下げ時の状態で示す一部断面側面図である。 本発明の第2実施形態である泡噴出ポンプ容器を押し下げヘッドの押し下げ前の状態で示す一部断面側面図である。 図5に示す泡噴出ポンプ容器を押し下げヘッドの押し下げ時の状態で示す一部断面側面図である。 本発明の第3実施形態である泡噴出ポンプ容器を押し下げヘッドの押し下げ前の状態で示す一部断面側面図である。 図7に示す泡噴出ポンプ容器を押し下げヘッドの押し下げ時の状態で示す一部断面側面図である。 図7に示す容器本体の逆止弁の動作を説明するための説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態である泡噴出ポンプ容器1を例示説明する。
なお、本明細書において、上下方向とは口部2bの中心軸線Oに沿う方向を意味し、上方とは容器本体2から押し下げヘッド21に向かう方向を意味し、下方とはその反対方向を意味し、径方向とは中心軸線Oに垂直な直線に沿う方向を意味し、周方向とは中心軸線Oを周回する方向を意味している。
図1~図2に示す本発明の第1実施形態である泡噴出ポンプ容器1は、泡噴出ポンプ1aと容器本体2とで構成されている。泡噴出ポンプ1aは、シリンダ部材3、作動部材4、ばね5、ポペット弁6、逆止弁7及びストッパ8で構成されている。シリンダ部材3は、液シリンダ部材9、パッキン10、下端部材11、抜け止め部材12、空気シリンダ部材13及びキャップ部材14で構成されている。作動部材4は、下ステム15、液ピストン16、中ステム17、上ステム18、空気ピストン19、起泡部材20及び押し下げヘッド21で構成されている。起泡部材20は、第1メッシュリング22、第2メッシュリング23及び保持筒24で構成されている。
なお、液シリンダ部材9、下端部材11、抜け止め部材12、空気シリンダ部材13、キャップ部材14、下ステム15、液ピストン16、中ステム17、上ステム18、空気ピストン19、押し下げヘッド21及びポペット弁6は、合成樹脂の射出成形によって形成されている。また、逆止弁7は、合成樹脂、エラストマー又はゴムの射出成形によって形成されている。しかし、これらの部材の材料及び製法は上記のものに限らない。ばね5は、金属製であるが、例えば合成樹脂製であってもよい。
容器本体2は、有底筒状の胴部2aと、胴部2aの上端に連なる円筒状の口部2bとを有している。胴部2aは、口部2bよりも大径の円筒状をなす周壁2cと、周壁2cの上端と口部2bの下端とを連ねる肩壁2dと、周壁2cの下端に連なる底壁2eとで構成されている。
また、容器本体2は、容器本体2の外殻を形成する外層体2fと、外層体2fの内側に配置され、減容変形可能な内層体2gと、外層体2fと内層体2gとの間に外気を導入可能な通気口2hとを有する二重容器である。通気口2hは、胴部2aの底壁2eに設けられているが、これに限らず、例えば胴部2aの周壁2cに設けてもよい。なお、外層体2fと内層体2gはそれぞれ、単層構造であってもよいし、複数種類の合成樹脂が積層した積層構造であってもよい。また、外層体2fと内層体2gとの間にこれらを部分的に接着する接着層を有してもよい。接着層は、例えば、上下方向に延びる少なくとも1つの接着帯で構成することができる。
容器本体2は、二重容器の一種であるデラミネーション容器とも呼ばれる、内層体2gが外層体2fから剥離することで減容変形する積層剥離容器である。なお、剥離とは、接触状態からの剥離を意味しており、接着状態からの剥離に限らない。
容器本体2は、相溶性の低い外層体2f用の合成樹脂材料と内層体2g用の合成樹脂材料とを共押し出しして積層パリソンを形成し、この積層パリソンを、金型を用いてブロー成形する押し出しブロー成形によって形成されている。なお、容器本体2は、外層体2f用の外プリフォームの内側に内層体2g用の内プリフォームを収容した合成樹脂製の2重プリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより、積層剥離容器として形成してもよい。
また、容器本体2は、外層体2fの内部に外層体2fとは別に形成した内層体2gを組み込むことにより、二重容器として形成してもよい。
内層体2gは、液状の内容物Cを収容する収容空間Sを内側に形成している。内容物Cは特に限定されないが、例えば、石鹸、シャンプー、化粧品などである。
液シリンダ部材9は、中心軸線Oと同軸状に配置された円環状のフランジ9aと、フランジ9aの内周縁から垂下する筒状の液シリンダ3aと、液シリンダ3aの下端に連なり、液シリンダ3aよりも縮径した筒状をなす下筒部9bと、を有している。
下筒部9bの下端には吸引口3bが形成されており、下筒部9bの下部の外周面には、吸引口3bが減容変形する内層体2gによって閉塞されることを抑制するための下端部材11が嵌合している。下端部材11と下筒部9bとの間には、収容空間Sと吸引口3bとを連通させる隙間が形成されている。
下筒部9bの内周面には、各々が上下方向に延びるとともに周方向に並ぶ複数の縦リブ9cが形成されている。複数の縦リブ9cの上面上には、中心軸線Oと同軸状に配置されるコイル状のばね5の下端が載置されている。ばね5は、圧縮ばねである。
下筒部9bの内周面におけるばね5の下端よりも下方に位置する部分には、ポペット弁6が上方から着座可能なポペット弁座9dが形成されている。ポペット弁6は、中心軸線Oと同軸状に配置される棒状をなしており、ポペット弁6の下端がポペット弁座9dに着座した下端位置と、ポペット弁6の下部において各々が径方向外側に突出するとともに周方向に並ぶ複数の突起6aがばね5の下端に当接した上端位置と、の間で昇降可能にシリンダ部材3内に配置されている。
フランジ9aの下面には円環状のパッキン10が配置されており、口部2bの上端面とフランジ9aの下面との間は、全周に亘ってパッキン10により封止されている。
液シリンダ3aの上端における内周面には、中心軸線Oと同軸状に配置される筒状をなす抜け止め部材12が嵌合している。抜け止め部材12の内周面には、上方に向けて縮径する段差面12aが形成されている。また、抜け止め部材12の外周面には、フランジ9aの上面上に配置される円環状の凸部12bが設けられている。
空気シリンダ部材13は、口部2bの外周面にねじ部25を介して係止される円筒状の係止筒3cと、係止筒3cの上端から径方向径方向内側に延び、中心軸線Oと同軸状に配置される円環状をなす内向きフランジ13aと、内向きフランジ13aから上方に突出するとともに口部2bと同軸状に配置される突出筒3dと、係止筒3cの下端から径方向外側に延びる環状底壁13bと、環状底壁13bの外周縁から上方に延び、中心軸線Oと同軸状に配置される円筒状の空気シリンダ3eと、を有している。
内向きフランジ13aの下面の内周縁には、抜け止め部材12の凸部12bを収容する収容段部13cが設けられている。
ねじ部25は、係止筒3cの内周面に形成された雌ねじ25aと、口部2bの外周面に形成された雄ねじ25bと、で構成されている。ねじ部25は、1条ねじであってもよいし、2条以上の多条ねじであってもよい。雌ねじ25a及び雄ねじ25bは、両方が周方向に連続して延びる連続ねじであってもよいし、少なくとも一方が周方向に断続して延びる間欠ねじであってもよい。ねじ部25には、ねじ部25よりも下側の空間と、ねじ部25よりも上側の空間とを連通させる隙間25cが設けられている。
係止筒3cの内周面と口部2bの外周面との間には、ねじ部25の隙間25cを含む通気路26が形成されている。通気路26は、環状底壁13bの下面と胴部2aの肩壁2dの上面との間の隙間を通じて泡噴出ポンプ容器1の外部空間に連通している。なお、シリンダ部材3を口部2bの外周面に係止する係止構造として、本実施形態ではねじ部25を設けているが、これに限らず、例えば、弾性変形によってシリンダ部材3を上方から乗り越え係止させるアンダーカット状の係止部を設けてもよい。このようなアンダーカット状の係止部を設ける場合には、当該係止部に通気路26の一部を構成する隙間を設ける必要がある。
図3に示すように、係止筒3cの内周面の上端付近には、シリンダ部材3のフランジ9aを係止する係止凸部13dが形成されている。係止凸部13dは、周方向に全周に亘って連続する円環状をなしている。なお、係止凸部13dは、周方向に全周に亘って断続するように設けてもよい。フランジ9aの外周面には、係止凸部13dに係止される複数の係止突起9eが周方向に並べて設けられている。係止筒3cの内周面とフランジ9aの外周面との間には、隙間27が形成されている。また、係止筒3cの内周面とパッキン10の外周面との間には、隙間28が形成されている。
内向きフランジ13aは、内向きフランジ13aを上下方向に貫通する貫通口13eを有している。貫通口13eと、係止筒3cとフランジ9aとの間の隙間27と、係止筒3cとパッキン10との間の隙間28とは、互いに連通している。
このように、内向きフランジ13a、フランジ9a及びパッキン10は、口部2bの上方で係止筒3cから径方向内側に延びる円環状の天壁3fを構成し、貫通口13eと、係止筒3cとフランジ9aとの間の隙間27と、係止筒3cとパッキン10との間の隙間28とは、天壁3fを貫通し、通気路26を通過した外気を空気室29内に導入する外気導入口30を構成している。
突出筒3dは、貫通口13eよりも径方向内側に設けられている。逆止弁7は、突出筒3dの外周面に嵌合する嵌合筒7aと、嵌合筒7aから全周に亘って径方向外側に延び、天壁3fの上面に着座する弾性弁7bと、を有している。貫通口13eの上端は、弾性弁7bの直下で開口している。
このように、逆止弁7は、空気室29内に配置され、空気室29内の空気が外気導入口30から排出されることを阻止するように構成されている。なお、逆止弁7は、通気路26を通過した外気が外気導入口30から空気室29内に導入されることを許容するように構成されている。逆止弁7は、空気室29の負圧化により、弾性弁7bが弾性変形して天壁3fの上面から離間することにより開き、外気が外気導入口30から空気室29内に導入されることを許容することができる。また、逆止弁7は、空気室29の正圧化により、弾性弁7bが復元変形して天壁3fの上面に着座することにより閉じ、空気室29内の空気が外気導入口30から排出されることを阻止することができる。
図2に示すように、空気シリンダ3eの上端には、キャップ部材14の下端が嵌合している。キャップ部材14は、空気シリンダ3eの上端に嵌合する嵌合壁14aと、嵌合壁14aの上端から上方に向けて径方向内側に傾斜して延びる円錐面状の傾斜壁14bと、傾斜壁14bの内周縁から径方向内側に水平に延びる環状の上部壁14cと、上部壁14cの内周縁から上方に延び、中心軸線Oと同軸状に配置される円筒状の上部周壁14dと、を有している。
下ステム15は、中心軸線Oと同軸状に配置される下ステム筒15aと、下ステム筒15aの下端から径方向外側に延びる環状突出部15bと、を有している。環状突出部15bの下面には、ばね5の上端が当接している。また、環状突出部15bの外周縁には、内容物を通過させる隙間を環状突出部15bの外周縁と液シリンダ3aの内周面との間に形成する凹部15cが形成されている。環状突出部15bの上面には、液ピストン16を上方から着座させる液ピストン座面15dが設けられている。下ステム筒15aの内周面の下端には、ポペット弁6の上部の外周面上を摺動可能なシール部15eが設けられている。下ステム筒15aは、内容物を通過させるための、周方向に並ぶ複数の開口15fを有している。
中ステム17は、下ステム筒15aの上端の外周面に嵌合する中ステム筒17aと、中ステム筒17aの下端から径方向外側に延びる環状壁17bと、環状壁17bの外周縁から垂下する、中心軸線Oと同軸状に配置される下筒壁17cと、を有している。環状壁17bの上面は、抜け止め部材12の段差面12aに当接することにより、中ステム17が上方に抜け出ることを防止することができる。
液ピストン16は、環状をなし、液シリンダ3aの内周面上を摺動可能である。また、液ピストン16は、液シリンダ3a内に液室31を形成している。図1に示すように、液室31は、液シリンダ部材9の液シリンダ3a及び下筒部9bと、液ピストン16と、下ステム15の下部と、ポペット弁6とによって形成されている。図2に示すように、液ピストン16は、中ステム17の下筒壁17cの内周面上を摺動可能な内摺動部16aと、液シリンダ3aの内周面上を摺動可能な外摺動部16bと、下ステム筒15aの液ピストン座面15dに着座可能な着座部16cと、を有している。
液ピストン16は、着座部16cが液ピストン座面15dに着座することで、液室31から下ステム筒15aの開口15fに内容物が流れることを阻止することができる一方、着座部16cが液ピストン座面15dから離間することで、液室31から下ステム筒15aの開口15fに内容物が流れることを許容することができる。
上ステム18は、中ステム筒17aの上端の外周面に嵌合する上ステム筒18aと、上ステム筒18aの下端から径方向外側に延びる環状部18bと、上ステム筒18aの内周面に連なり、中ステム筒17aの上端から上方に離間して配置される仕切り壁18cと、を有している。仕切り壁18cの外周縁には、内容物を上方に通過させるための、周方向に並ぶ複数の通過口18dが形成されている。中ステム筒17aは、中ステム筒17aを径方向に貫通し、通過口18dに開口する空気口18eを有している。環状部18bの上面には、空気ピストン19が上方から着座可能な空気ピストン座面18fが設けられている。
起泡部材20の保持筒24は、上ステム筒18aの上端の内周面に嵌合している。保持筒24の内周面には、第1メッシュリング22と第2メッシュリング23が嵌合している。第1メッシュリング22は第1メッシュ22aを有している。第2メッシュリング23は第2メッシュ23aを有している。
上ステム筒18aの上端の外周面と保持筒24の外周面とには、押し下げヘッド21の内筒21aが嵌合している。内筒21aの内周面の下端には、段差状に拡径した拡径部21bが設けられている。
空気ピストン19は、環状をなし、空気シリンダ3eの内周面上を摺動可能である。また、空気ピストン19は、空気シリンダ3e内に空気室29を形成している。空気室29は、空気シリンダ部材13の空気シリンダ3e、環状底壁13b、係止筒3c及び内向きフランジ13aと、抜け止め部材12の上部と、中ステム筒17aの上下方向中間部と、上ステム18の下部とによって形成されている。空気ピストン19は、押し下げヘッド21の内筒21aの拡径部21b上を摺動可能な内摺動部19aと、空気シリンダ3eの内周面上を摺動可能な外摺動部19bと、上ステム筒18aの空気ピストン座面18fに着座可能な着座部19cと、を有している。
空気ピストン19は、上端に内摺動部19aを備え下端に着座部19cを有する基筒19dと、基筒19dと外摺動部19bとを連ねる隔壁19eと、を有している。隔壁19eは、作動部材4の下降に伴って係止筒3cと空気シリンダ3eとの間の空間に入り込むことができる外周部19fを有している。
空気ピストン19は、着座部19cが空気ピストン座面18fに着座することで、空気室29から上ステム筒18aの空気口18eに内容物が流れることを阻止することができる一方、着座部19cが空気ピストン座面18fから離間することで、空気室29から下上ステム筒18aの空気口18eに内容物が流れることを許容することができる。
押し下げヘッド21は、内筒21aと、内筒21aの上端から径方向外側に延び、内筒21aの内側の流路に連通する流路を内側に形成するノズル21cと、内筒21aの上端に連なり、内筒21aの外周面との間にキャップ部材14の上部周壁14dが進入可能な隙間を形成する外筒21dと、を有している。また、押し下げヘッド21の上面は、押し下げ操作を受ける操作部21eを構成している。
図1に示すように、作動部材4は、押し下げヘッド21の上下動により、容器本体2の収容空間Sから液室31内に吸引した内容物Cを空気室29内の空気と混合して泡状にし、押し下げヘッド21から噴出させる内部流路32を有している。内部流路32は、開口15f、下ステム筒15a内の流路、中ステム筒17a内の流路、上ステム筒18a内の流路、空気口18e、第1メッシュリング22内の流路、第2メッシュリング23内の流路、内筒21a内の流路、及びノズル21c内の流路を含んでいる。
また、作動部材4は、押し下げヘッド21から垂下し、内部流路32の一部を内部に形成するとともに液ピストン16と空気ピストン19とをそれぞれ上下方向に摺動可能に保持するステム33を有している。ステム33は、上ステム18、中ステム17及び下ステム15で構成されている。
ストッパ8は、キャップ部材14の上部周壁14dの外周面に嵌合により着脱可能な上面視C字形状の着脱筒8aと、着脱筒8aから径方向外側に延びる摘み部8bと、を有している。着脱筒8aは、上部周壁14dに装着された状態において、キャップ部材14の上部壁14cの上面と、押し下げヘッド21の外筒21dの下端面との間に配置され、押し下げヘッド21が不意に押し下げ操作されたとしても、これらに挟まれることにより、押し下げヘッド21が押し下げられることを阻止することができる。
図2及び図4に示すように、ストッパ8を取り外した状態で押し下げヘッド21をばね5の弾性力に抗して押し下げると、ポペット弁6がポペット弁座9dに着座し、液ピストン16の着座部16cが液ピストン座面15dから離間して、液室31の正圧化に伴い、液室31内の内容物Cが下ステム筒15aの開口15fから圧送される一方、逆止弁7が閉じた状態で空気ピストン19の着座部19cが空気ピストン座面18fから離間して、空気室29の正圧化に伴い、空気室29内の空気が上ステム18の空気口18eから圧送されて、内容物Cと空気とが通過口18dで混合され、更に起泡部材20を通ることで泡立てられて、ノズル21cから噴出される。
そして、押し下げヘッド21の押し下げをやめると、ばね5の弾性力により、作動部材4が上昇する。また、作動部材4の上昇に伴い、ポペット弁6がポペット弁座9dから離間し、液ピストン16の着座部16cが液ピストン座面15dに着座して、液室31の負圧化に伴い、収容空間S内の内容物Cが液室31内に吸引される一方、空気ピストン19の着座部19cが空気ピストン座面18fに着座して、空気室29の負圧化に伴い、逆止弁7が開き、泡噴出ポンプ容器1の外部空間から外気が、通気路26と外気導入口30を通って空気室29内に吸引される。このとき、容器本体2の内層体2gは内容物Cの排出に伴って減容変形するが、それにより内層体2gと外層体2fとの間に通気口2hから外気が導入されるので、外層体2fの形状は維持される。
このように、本実施形態の泡噴出ポンプ容器1は、シリンダ部材3と口部2bの外周面との間に形成される通気路26と、シリンダ部材3を貫通し、通気路26を通過した外気を空気室29内に導入する外気導入口30と、を有しているので、空気室29内に水分を侵入しにくくすることができる。特に、本実施形態では通気路26がねじ部25の隙間25cを含んでいるので、この点からもより一層、空気室29内への水分の侵入を抑制することができる。
また、本実施形態では、シリンダ部材3が、天壁3fから上方に突出するとともに口部2bと同軸状に配置される突出筒3dを有し、逆止弁7が、突出筒3dに嵌合する嵌合筒7aと、嵌合筒7aから全周に亘って径方向に延び、天壁3fの上面に着座する弾性弁7bと、を有しているので、空気室29内に配置され、空気室29内の空気が外気導入口30から排出されることを阻止する逆止弁7をスペース効率良く設けることができる。
泡噴出ポンプ容器1は、前記の第1実施形態では、泡噴出ポンプ1aが、押し下げヘッド21の不意の押し下げを防止するためのストッパ8を有しているが、例えば、図5及び図6に示す第2実施形態のように、泡噴出ポンプ1aがオーバーキャップ34を有する構成であってもよい。なお、図5及び図6において、第1実施形態の要素に対応する要素に同一の符号を付している。
図5に示すように、第2実施形態では、キャップ部材14は、嵌合壁14aの上端から径方向内側に水平に延びる下頂壁14eと、下頂壁14eの内周縁から上方に延び、中心軸線Oと同軸状に配置される中筒14fと、中筒14fの上端から径方向内側に水平に延びる上頂壁14gと、を有している。上頂壁14gの内周面は、押し下げヘッド21の外筒21dの外周面と対向している。また、押し下げヘッド21のノズル21cの先端は、中筒14fよりも径方向内側に位置している。また、オーバーキャップ34は、中筒14fの外周面に嵌合する有頂筒状をなしている。その他の構成は、第1実施形態の場合と同様である。
本実施形態の泡噴出ポンプ容器1は、オーバーキャップ34を取り外した状態で、第1実施形態の場合と同様に作動部材4を上下動させることにより、内容物Cを泡状にしてノズル21cから噴出させることができる。
泡噴出ポンプ容器1は、第1実施形態及び第2実施形態では、容器本体2が二重容器として構成されているが、例えば、図7~図9に示す第3実施形態のように、容器本体2が、容器本体2内からの内容物Cの排出に伴い外気を容器本体2内に導入する空気置換口2iと、容器本体2内の内容物Cが空気置換口2iから排出されることを阻止する空気置換用逆止弁2jと、を有する構成であってもよい。なお、図7~図9において、第1実施形態の要素に対応する要素に同一の符号を付している。
図7に示すように、第3実施形態では、容器本体2は、胴部2aと口部2bとを備える外容器2kと、口部2aの上端面に載置され、外容器2k内に垂下する内筒部材2lと、を有している。内筒部材2lは、空気置換用逆止弁2j、封止リング2m、シリンダカバー2n、吸い上げ管2o及びキャップ2pで構成されている。
外容器2kは、合成樹脂材料のブロー成形によって形成されており、二重容器ではない通常の容器として構成されている。また、外容器2kの胴部2a及び口部2bは、第1実施形態の場合と同様の形状となっている。外容器2kの内部には、内容物Cを収容する収容空間Sが形成されている。
空気置換用逆止弁2jは、口部2bの上端面に載置される円環状のフランジ部2qと、フランジ部2qの内周縁から垂下し、中心軸線Oと同軸状に配置される筒状の弁体2rと、を有している。
空気置換用逆止弁2jのフランジ部2qの上面には、弾性体で形成される封止リング2mが載置されている。
シリンダカバー2nは、封止リング2mの上面に載置される上フランジ2sと、上フランジ2sの内周縁から垂下し、中心軸線Oと同軸状に配置される筒状のカバー本体2tと、を有している。カバー本体2tの上部には、空気置換口2iが設けられている。カバー本体2tの外周面における空気置換口2iよりも下方の部分には、周方向に全周に亘って空気置換用逆止弁2jの弁体2rが着座している。また、カバー本体2tの外周面には、空気置換用逆止弁2jのフランジ部2qの内周縁と、封止リング2mの内周縁とが嵌合により取り付けられている。
キャップ2pは、シリンダカバー2nの内周面における下部に嵌合により取り付けられる筒状のキャップ本体2uと、シリンダ部材3の下端をキャップ本体2u内に挿入することで破断し、シリンダ部材3の内部を収容空間Sに連通させる閉塞板2vと、を有している。図7に示す状態では、閉塞板2vは既に破断している。なお、図7には破断前の状態の閉塞板2vを二点鎖線で示している。
シリンダカバー2nの下端には、吸い上げ管2oが嵌合により取り付けられている。吸い上げ管2oは、収容空間S内でシリンダカバー2nの下端から垂下している。
シリンダカバー2n内には、シリンダ部材3の液シリンダ部材9が挿入されている。図9に示すように、本実施形態では、シリンダ部材3はパッキン10を有しておらず、シリンダカバー2nの上フランジ2sの上面には液シリンダ部材9のフランジ9aが載置されている。図9に二点鎖線矢印で示すように、空気置換用逆止弁2jのフランジ部2qの外周縁と係止筒3cの内周面との間の隙間35と、封止リング2mの外周縁と係止筒3cの内周面との間の隙間36と、上フランジ2sの外周縁から径方向外側に突出する封止リング2mの上面と空気シリンダ部材13の内向きフランジ13aの下面との間の隙間37と、上フランジ2sの外周縁と内向きフランジ13aの下面との間の隙間38と、上フランジ2sの上面と液シリンダ部材9のフランジ9aの下面との間の隙間39と、カバー本体2tの上部の内周面と液シリンダ3aの上部の外周面との間の隙間40と、を通すことで、通気路26を通った外気を空気置換口2iまで導くことができる。
空気置換用逆止弁2jは、収容空間Sからの内容物の排出に伴う収容空間S内の負圧化により、弁体2rが径方向外側に弾性変形してカバー本体2tの外周面から離間し、空気置換口2iから外気を収容空間S内に導入することができる。また、外気の導入により収容空間S内の負圧状態が緩和されると、弁体2rはその弾性力により再びカバー本体2tの外周面に着座して、内容物が空気置換口2iから漏れ出ることを阻止することができる。
空気シリンダ部材13の内向きフランジ13aの貫通口13eは、隙間35~38及び隙間27を通じて通気路26に連通している。
その他の構成は第1実施形態の場合と同様である。
本実施形態の泡噴出ポンプ容器1は、第1実施形態の場合と同様の操作により内容物Cを泡状にして噴出させることができる。また、本実施形態でも第1実施形態の場合と同様に、空気室29内に水分を侵入しにくくすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
したがって、前記の実施形態の泡噴出ポンプ容器1は、例えば以下に述べるような種々の変更が可能である。
泡噴出ポンプ容器1は、口部2bを備え、液状の内容物Cを収容する容器本体2と、容器本体2の内部に配置される液シリンダ3aと、容器本体2の外部に配置される空気シリンダ3eと、を備え、口部2bの外周面に係止されるシリンダ部材3と、液シリンダ3a内に液室31を形成する液ピストン16と、空気シリンダ3e内に空気室29を形成する空気ピストン19と、を備え、シリンダ部材3に対する上下動により、容器本体2内から液室31内に吸引した内容物Cを空気室29内の空気と混合して泡状にし、噴出させる作動部材4と、シリンダ部材3と口部2bの外周面との間に形成される通気路26と、シリンダ部材3を貫通し、通気路26を通過した外気を空気室29内に導入する外気導入口30と、空気室29内の空気が外気導入口30から排出されることを阻止する逆止弁7と、を有する限り、種々変更可能である。
しかし、泡噴出ポンプ容器1は、有底筒状の胴部2aと、胴部2aの上端に連なる円筒状の口部2bと、を備え、液状の内容物Cを収容する容器本体2と、口部2bの外周面に係止される係止筒3cと、口部2bの上方で係止筒3cから径方向内側に延びる環状の天壁3fと、天壁3fの内周縁から容器本体2内に垂下する液シリンダ3aと、係止筒3cよりも径方向外側に位置し、下端が係止筒3cに連なる空気シリンダ3eと、を備えるシリンダ部材3と、液シリンダ3a内に液室31を形成する液ピストン16と、空気シリンダ3e内に空気室29を形成する空気ピストン19と、押下げ操作を受ける押し下げヘッド21と、押し下げヘッド21の上下動により、容器本体2内から液室31内に吸引した内容物Cを空気室29内の空気と混合して泡状にし、押し下げヘッド21から噴出させる内部流路32と、押し下げヘッド21から垂下し、内部流路32の一部を内部に形成するとともに液ピストン16と空気ピストン19とを保持するステム33と、を備える作動部材4と、係止筒3cと口部2bとの間に形成される通気路26と、天壁3f又は係止筒3cを貫通し、通気路26を通過した外気を空気室29内に導入する外気導入口30と、空気室29内に配置され、空気室29内の空気が外気導入口30から排出されることを阻止する逆止弁7と、を有するのが好ましい。
また、泡噴出ポンプ容器1は、シリンダ部材3が、天壁3fから上方に突出するとともに口部2bと同軸状に配置される突出筒3dを有し、逆止弁7が、突出筒3dに嵌合する嵌合筒7aと、嵌合筒7aから全周に亘って径方向に延び、天壁3fの上面に着座する弾性弁7bと、を有するのが好ましい。
また、容器本体2は、二重容器として構成されるのが好ましい。
また、容器本体2は、容器本体2内からの内容物Cの排出に伴い外気を容器本体2内に導入する空気置換口2iと、容器本体2内の内容物Cが空気置換口2iから排出されることを阻止する空気置換用逆止弁2jと、を有するのが好ましい。
また、泡噴出ポンプ1aは、口部2bを備え、液状の内容物Cを収容する容器本体2の内部に配置される液シリンダ3aと、容器本体2の外部に配置される空気シリンダ3eと、を備え、口部2bの外周面に係止されるシリンダ部材3と、液シリンダ3a内に液室31を形成する液ピストン16と、空気シリンダ3e内に空気室29を形成する空気ピストン19と、を備え、シリンダ部材3に対する上下動により、容器本体2内から液室31内に吸引した内容物Cを空気室29内の空気と混合して泡状にし、噴出させる作動部材4と、シリンダ部材3と口部2bの外周面との間に形成される通気路26と、シリンダ部材3を貫通し、通気路26を通過した外気を空気室29内に導入する外気導入口30と、空気室29内の空気が外気導入口30から排出されることを阻止する逆止弁7と、を有する限り、種々変更可能である。
1 泡噴出ポンプ容器
1a 泡噴出ポンプ
2 容器本体
2a 胴部
2b 口部
2c 周壁
2d 肩壁
2e 底壁
2f 外層体
2g 内層体
2h 通気口
2i 空気置換口
2j 空気置換用逆止弁
2k 外容器
2l 内筒部材
2m 封止リング
2n シリンダカバー
2o 吸い上げ管
2p キャップ
2q フランジ部
2r 弁体
2s 上フランジ
2t カバー本体
2u キャップ本体
2v 閉塞板
3 シリンダ部材
3a 液シリンダ
3b 吸引口
3c 係止筒
3d 突出筒
3e 空気シリンダ
3f 天壁
4 作動部材
5 ばね
6 ポペット弁
6a 突起
7 逆止弁
7a 嵌合筒
7b 弾性弁
8 ストッパ
8a 着脱筒
8b 摘み部
9 液シリンダ部材
9a フランジ
9b 下筒部
9c 縦リブ
9d ポペット弁座
9e 係止突起
10 パッキン
11 下端部材
12 抜け止め部材
12a 段差面
12b 凸部
13 空気シリンダ部材
13a 内向きフランジ
13b 環状底壁
13c 収容段部
13d 係止凸部
13e 貫通口
14 キャップ部材
14a 嵌合壁
14b 傾斜壁
14c 上部壁
14d 上部周壁
14e 下頂壁
14f 中筒
14g 上頂壁
15 下ステム
15a 下ステム筒
15b 環状突出部
15c 凹部
15d 液ピストン座面
15e シール部
15f 開口
16 液ピストン
16a 内摺動部
16b 外摺動部
16c 着座部
17 中ステム
17a 中ステム筒
17b 環状壁
17c 下筒壁
18 上ステム
18a 上ステム筒
18b 環状部
18c 仕切り壁
18d 通過口
18e 空気口
18f 空気ピストン座面
19 空気ピストン
19a 内摺動部
19b 外摺動部
19c 着座部
19d 基筒
19e 隔壁
19f 外周部
20 起泡部材
21 押し下げヘッド
21a 内筒
21b 拡径部
21c ノズル
21d 外筒
21e 操作部
22 第1メッシュリング
22a 第1メッシュ
23 第2メッシュリング
23a 第2メッシュ
24 保持筒
25 ねじ部
25a 雌ねじ
25b 雄ねじ
25c 隙間
26 通気路
27、28 隙間
29 空気室
30 外気導入口
31 液室
32 内部流路
33 ステム
34 オーバーキャップ
35~40 隙間
C 内容物
O 中心軸線
S 収容空間

Claims (5)

  1. 口部を備え、液状の内容物を収容する容器本体と、
    前記口部の外周面に係止される係止筒と、前記口部の上方で前記係止筒から径方向内側に延びる環状の天壁と、前記天壁の内周縁から前記容器本体内に垂下し、前記容器本体の内部に配置される液シリンダと、前記容器本体の外部に配置される空気シリンダと、を備え、前記口部の外周面に係止されるシリンダ部材と、
    前記液シリンダ内に液室を形成する液ピストンと、前記空気シリンダ内に空気室を形成する空気ピストンと、を備え、前記シリンダ部材に対する上下動により、前記容器本体内から前記液室内に吸引した前記内容物を前記空気室内の空気と混合して泡状にし、噴出させる作動部材と、
    前記シリンダ部材と前記口部の外周面との間に形成される通気路と、
    前記シリンダ部材を貫通し、前記通気路を通過した外気を前記空気室内に導入する外気導入口と、
    前記空気室内の空気が前記外気導入口から排出されることを阻止する逆止弁と、を有し、
    前記シリンダ部材が、前記天壁から上方に突出するとともに前記口部と同軸状に配置される突出筒を有し、
    前記逆止弁が、前記突出筒に嵌合する嵌合筒と、前記嵌合筒から全周に亘って径方向に延び、前記天壁の上面に着座する弾性弁と、を有することを特徴とする泡噴出ポンプ容器。
  2. 有底筒状の胴部と、前記胴部の上端に連なる円筒状の口部と、を備え、液状の内容物を収容する容器本体と、
    前記口部の外周面に係止される係止筒と、前記口部の上方で前記係止筒から径方向内側に延びる環状の天壁と、前記天壁の内周縁から前記容器本体内に垂下する液シリンダと、前記係止筒よりも径方向外側に位置し、下端が前記係止筒に連なる空気シリンダと、を備えるシリンダ部材と、
    前記液シリンダ内に液室を形成する液ピストンと、前記空気シリンダ内に空気室を形成する空気ピストンと、押下げ操作を受ける押し下げヘッドと、前記押し下げヘッドの上下動により、前記容器本体内から前記液室内に吸引した前記内容物を前記空気室内の空気と混合して泡状にし、前記押し下げヘッドから噴出させる内部流路と、前記押し下げヘッドから垂下し、前記内部流路の一部を内部に形成するとともに前記液ピストンと前記空気ピストンとを保持するステムと、を備える作動部材と、
    前記係止筒と前記口部との間に形成される通気路と、
    前記天壁又は前記係止筒を貫通し、前記通気路を通過した外気を前記空気室内に導入する外気導入口と、
    前記空気室内に配置され、前記空気室内の空気が前記外気導入口から排出されることを阻止する逆止弁と、を有し、
    前記シリンダ部材が、前記天壁から上方に突出するとともに前記口部と同軸状に配置される突出筒を有し、
    前記逆止弁が、前記突出筒に嵌合する嵌合筒と、前記嵌合筒から全周に亘って径方向に延び、前記天壁の上面に着座する弾性弁と、を有することを特徴とする泡噴出ポンプ容器。
  3. 液状の内容物を収容する容器本体の口部の外周面に係止される係止筒と、前記口部の上方で前記係止筒から径方向内側に延びる環状の天壁と、前記天壁の内周縁から前記容器本体内に垂下し、前記容器本体の内部に配置される液シリンダと、前記容器本体の外部に配置される空気シリンダと、を備え、前記口部の外周面に係止されるシリンダ部材と、
    前記液シリンダ内に液室を形成する液ピストンと、前記空気シリンダ内に空気室を形成する空気ピストンと、を備え、前記シリンダ部材に対する上下動により、前記容器本体内から前記液室内に吸引した前記内容物を前記空気室内の空気と混合して泡状にし、噴出させる作動部材と、
    前記シリンダ部材と前記口部の外周面との間に形成される通気路と、
    前記シリンダ部材を貫通し、前記通気路を通過した外気を前記空気室内に導入する外気導入口と、
    前記空気室内の空気が前記外気導入口から排出されることを阻止する逆止弁と、を有し、
    前記シリンダ部材が、前記天壁から上方に突出するとともに前記口部と同軸状に配置される突出筒を有し、
    前記逆止弁が、前記突出筒に嵌合する嵌合筒と、前記嵌合筒から全周に亘って径方向に延び、前記天壁の上面に着座する弾性弁と、を有することを特徴とする泡噴出ポンプ。
  4. 請求項に記載の泡噴出ポンプと、
    有底筒状の胴部と、前記胴部の上端に連なる前記口部と、を備え、二重容器として構成される前記容器本体と、を有することを特徴とする泡噴出ポンプ容器。
  5. 請求項に記載の泡噴出ポンプと、
    有底筒状の胴部と、前記胴部の上端に連なる前記口部と、前記容器本体内からの前記内容物の排出に伴い外気を前記容器本体内に導入する空気置換口と、前記容器本体内の内容物が前記空気置換口から排出されることを阻止する空気置換用逆止弁と、を備える前記容器本体と、を有することを特徴とする泡噴出ポンプ容器。
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