JP2016222279A - 泡吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体の口部の大型化を抑える。
【解決手段】泡吐出器10は、内容液が収容された容器本体の口部に装着される装着キャップ11と、装着キャップ11に上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステム15と、ステム15に装着され、ノズル孔50が形成された押下ヘッド17と、ステム15に連係する液用ピストン16と、液用ピストン16が上下摺動自在に収容された液用シリンダ12と、装着キャップ11の上方に配置された空気用シリンダ18と、空気用シリンダ18に上下摺動自在に収容され、押下ヘッド17が下降するときに、空気用シリンダ18に対して相対的に上方または下方に摺動する空気用ピストン19と、液用シリンダ12からの内容液と空気用シリンダ18からの空気とを混合する気液混合室20と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、泡吐出器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示すような泡吐出器が知られている。この泡吐出器は、内容液が収容された容器本体の口部に装着される装着キャップと、装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムと、ステムに装着され、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、ステムに連係する液用ピストンと、液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、ステムに連係する空気用ピストンと、空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、液用シリンダからの液体と空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、を備えている。
特開2014−108805号公報
しかしながら、前記従来の泡吐出器では、空気用シリンダが容器本体の口部内に配置されるため、口部を大径にする必要がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、容器本体の口部の大型化を抑えることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る泡吐出器は、内容液が収容された容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムと、前記ステムに装着され、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、前記ステムに連係する液用ピストンと、前記液用ピストンが上下摺動自在に収容された液用シリンダと、前記装着キャップの上方に配置された空気用シリンダと、前記空気用シリンダに上下摺動自在に収容され、前記押下ヘッドが下降するときに、前記空気用シリンダに対して相対的に上方または下方に摺動する空気用ピストンと、前記液用シリンダからの内容液と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、を備えていることを特徴とする。なお、「上下摺動」とは上下方向に沿って摺動することを意味する。
この場合、押下ヘッドを押下して、押下ヘッドがステムと一体に下降すると、液用ピストンがステムに連係して液用ピストン内を下方に向けて摺動し、液用シリンダ内の内容液を気液混合室に圧送する。またこのとき、空気用ピストンが空気用シリンダに対して相対的に上方または下方に摺動し、空気用シリンダ内の空気を気液混合室に圧送する。これにより、内容液および空気の両方が、気液混合室に供給されて混合され、ノズル孔から吐出される。
この泡吐出器では、空気用シリンダが装着キャップの上方に配置されているので、空気用シリンダを容器本体の口部内に配置する必要がなく、口部の大型化を抑えることができる。さらにこの泡吐出器を、口部の小さな容器本体にも適用することが可能であり、適用可能な容器本体の多様化を図ることもできる。
前記空気用シリンダは、前記押下ヘッドに設けられ、前記空気用ピストンは、前記装着キャップに設けられていてもよい。
この場合、空気用シリンダが、押下ヘッドに設けられ、空気用ピストンが、装着キャップに設けられている。したがって、押下ヘッドを押下したときに、空気用シリンダを押下ヘッドと一体に下降させ、空気用ピストンを、空気用シリンダ内で相対的に上方に向けて摺動させることができる。これにより、押下ヘッドを円滑に下降させ、操作性を向上させることができる。
前記押下ヘッドは、前後方向に延び前端部が前記ノズル孔とされた可動ノズル筒部と、前記可動ノズル筒部が前後方向に摺動自在に収容されたヘッド本体と、を備え、前記可動ノズル筒部が後退端位置よりも前進した状態で、前記可動ノズル筒部内と前記気液混合室とが連通してもよい。
この場合、泡吐出器を使用するときには、可動ノズル筒部を後退端位置よりも前進させ、ヘッド本体に対して前方に向けて張り出させる。このとき、可動ノズル筒部内と気液混合室とが連通することから、押下ヘッドを押下することで、気液混合室で混合された内容液および空気が、可動ノズル筒部を通してノズル孔から吐出される。
この泡吐出器では、可動ノズル筒部が、ヘッド本体に前後方向に摺動自在に収容されているので、泡吐出器を使用していない待機時には、可動ノズル筒部をヘッド本体に対して後退端位置まで後退させておくことができる。したがって、例えば、ヘッド本体に空気用シリンダが設けられる等してヘッド本体が大径となっても、泡吐出器の待機時においては、可動ノズル筒部がヘッド本体から不必要に張り出すのを抑えることが可能になり、例えば、見栄えを良くすること等ができる。
前記可動ノズル筒部が後退端位置に位置する状態で、前記可動ノズル筒部内と前記気液混合室との連通が遮断されてもよい。
この場合、可動ノズル筒部が後退端位置に位置する状態で、可動ノズル筒部内と気液混合室との連通が遮断されるので、泡吐出器の待機時に、気液混合室内の内容液が可動ノズル筒部を通して外気に接触するのを抑制することができる。これにより、例えば、内容液の固化を抑え易くすること等ができる。
本発明によれば、容器本体の口部の大型化を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る泡吐出器の一部側面図を含む縦断面図である。 図1に示す泡吐出器において、空気用ピストンを含む一部を拡大した縦断面図である。 図1に示す泡吐出器において、発泡部材を含む一部を拡大した縦断面図である。 図1に示す泡吐出器の押下ヘッドを押下した状態を示す一部側面図を含む縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る泡吐出器の一部側面図を含む縦断面図である。 図5に示す泡吐出器のカバーを外した状態を示す一部側面図を含む縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る泡吐出器の変形例を構成する可動ノズル筒部の平面図である。
(第1実施形態)
以下、図1から図4を参照し、本発明の第1実施形態に係る泡吐出器10を説明する。泡吐出器10は、図示しない容器本体に収容された内容液を泡状にして吐出する。内容液としては、例えば皮膚洗浄液(ハンドソープ、ボディソープ)等が挙げられる。
図1から図3に示すように、泡吐出器10は、装着キャップ11と、液用シリンダ12と、弁部材13と、付勢部材14と、ステム15と、液用ピストン16と、押下ヘッド17と、空気用シリンダ18と、空気用ピストン19と、気液混合室20と、発泡部材21と、カバー22と、を備えている。
なお、液用ピストン16、押下ヘッド17および空気用ピストン19は、いずれも筒状に形成され、装着キャップ11、液用シリンダ12、ステム15、液用ピストン16、押下ヘッド17、空気用シリンダ18および空気用ピストン19の各中心軸線は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って押下ヘッド17側を上側といい、容器本体側を下側という。さらに、上下方向から見た平面視で軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
図2に示すように、装着キャップ11は、容器本体の口部に径方向の外側から装着される周壁部31と、周壁部31の上方から径方向の内側に向けて突出する環状の天壁部32と、を備えている。周壁部31は、容器本体の口部に螺着される。天壁部32には、上下方向の貫通孔33が形成されている。天壁部32には、内筒部34および外筒部35が立設されている。内筒部34は、天壁部32の内周縁から立設され、外筒部35は、天壁部32の外周縁から立設されている。
液用シリンダ12は、容器本体内に挿入される。図1に示すように、液用シリンダ12は、装着キャップ11の内側に固定された環状の取付フランジ部36と、取付フランジ部36の内周縁から下方に向けて延設された基筒部37と、基筒部37の下端縁に連設され、下方に向かうに従い漸次縮径するテーパ筒38と、テーパ筒38の下端縁から下方に向けて延設され、容器本体内の内容液を吸い上げる吸上筒39が嵌合された嵌合筒40と、を備えている。
液用シリンダ12には、外気導入孔41と、縦リブ42と、が設けられている。外気導入孔41は、基筒部37を径方向に貫通していて、液用シリンダ12内と容器本体内とを連通する。外気導入孔41は、容器本体内に外気を導入する。縦リブ42は、基筒部37の内周面からテーパ筒38の内周面にわたって上下方向に延びていて、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
弁部材13は、上下方向に沿って延びる棒状とされ、液用シリンダ12内に上下動可能に挿入されている。弁部材13の下端部には、弁部材13の上下動に伴ってテーパ筒38の内周面に接離可能な下部弁体13aが形成されている。
付勢部材14は、液用シリンダ12内において弁部材13に外挿されている。付勢部材14は、縦リブ42とステム15の下端部との間に介在し、ステム15を上方に向けて付勢する。
ステム15は、装着キャップ11に上方付勢状態で下方移動可能に立設されている。ステム15は、下ステム43および上ステム44が上下方向に直列に連結されて構成されている。下ステム43は、基筒部37内に配置されていて、下ステム43における下端部内には、弁部材13の上端部が液密状態で上下摺動自在に嵌合されている。上ステム44は、下ステム43の上端部に外嵌されていて、上ステム44の上端部は、装着キャップ11よりも上方に向けて突出している。図3に示すように、上ステム44の上端部内には、径方向の内側に向けて突出する区画フランジ部45が設けられている。
図1に示すように、液用ピストン16は、ステム15に連係するとともに、液用シリンダ12内に上下摺動自在に収容されている。液用ピストン16の外周面は、液用シリンダ12の内周面に液密状態で上下摺動可能に嵌合する。液用ピストン16は、外気導入孔41を径方向の内側から閉塞している。液用ピストン16は、上下方向に沿って、下ステム43の下端部と、上ステム44の下端部と、の間に位置している。液用ピストン16の下端部は、下ステム43の下端部に設けられた着座部48に上方から着座していて、液用ピストン16と上ステム44の下端部とは、上下方向に離間している。
液用シリンダ12の内部のうち、液用ピストン16の下方に位置する空間は、内容液が収容される液室49となっている。液室49は、ステム15の下端部と、弁部材13の外周面と、液用シリンダ12の内周面と、により画成されている。
押下ヘッド17は、ステム15に装着され、押下ヘッド17には、ノズル孔50が形成されている。押下ヘッド17は、軸線Oと同軸の有頂筒状に形成されている。押下ヘッド17は、ステム15の上方に位置する頂壁部51と、頂壁部51の外周縁から下方に向けて延びる外周壁部52と、外周壁部52内で径方向に延びる固定ノズル筒部53と、固定ノズル筒部53から下方に向けて延びる装着筒部54と、を備えている。
固定ノズル筒部53は、軸線O上から径方向の外側に向けて直線状に延びていて、外周壁部52から外部に向けて開口している。以下では、固定ノズル筒部53が延びる方向を前後方向といい、前後方向に沿って固定ノズル筒部53が外部に開口する方向を前側といい、その反対側を後側という。
固定ノズル筒部53の前端部は、外周壁部52から前方に突出していて、この前端部内が、ノズル孔50とされている。装着筒部54は、固定ノズル筒部53の後端部から下方に延びていて、ステム15の上端部に外側から嵌合されている。外周壁部52は、装着筒部54を径方向の外側から囲繞し、外周壁部52の下端部は、外筒部35の上端部に径方向の外側から上下動自在に外装されている。
空気用シリンダ18は、装着キャップ11の上方に配置されている。空気用シリンダ18は、押下ヘッド17に設けられており、本実施形態では、外周壁部52により構成されている。
空気用ピストン19は、空気用シリンダ18に上下摺動自在に収容されている。空気用ピストン19は、装着キャップ11に設けられ、本実施形態では、装着キャップ11と別体に設けられて装着キャップ11に装着されている。
図2に示すように、空気用ピストン19は、多重筒状に形成され、大径部55と、小径部56と、大径部55と小径部56とを接続する接続部57と、を備えている。
大径部55は、外筒部35内に嵌合されている。大径部55の上端部には、空気用シリンダ18内に液密状態で上下摺動自在に嵌合された外摺動部58が設けられている。小径部56は、内筒部34に径方向の外側から嵌合されている。小径部56の上端部には、上ステム44に径方向の外側から液密状態で上下摺動自在に嵌合された内摺動部59が設けられている。
接続部57には、貫通孔33を開閉可能に閉塞する空気弁60が設けられている。空気弁60は、空気用シリンダ18内から貫通孔33を通した外部への空気の流出を規制する一方、貫通孔33を通した空気用シリンダ18内への外気の流入を許容する逆止弁とされている。本実施形態では、空気弁60は、いわゆる三点弁や一点弁などにより形成されている。
図1および図3に示すように、気液混合室20は、液用シリンダ12からの内容液と空気用シリンダ18からの空気とを混合する。発泡部材21は、気液混合室20とノズル孔50との間に配設され、気液混合室20からの気液混合体を発泡する。発泡部材21は、ステム15の上端部内に嵌合され、気液混合室20は、発泡部材21と区画フランジ部45との間に設けられている。
発泡部材21は、上下方向に延びる筒体61の開口端縁上に網体62が配設されてなる発泡エレメントにより形成されている。網体62は、筒体61の下端開口縁上に配設されていて、気液混合室20を画成している。筒体61の上端開口縁内には、固定ノズル筒部53の後端部から下方に向けて延びる連通筒63が嵌合されている。連通筒63は、筒体61を通して、気液混合室20と固定ノズル筒部53内とを連通する。
気液混合室20は、液通路70を通して液用シリンダ12内と連通するとともに、空気通路80を通して空気用シリンダ18内と連通している。液通路70は、気液混合室20と液室49とを連通する。液通路70は、液用ピストン16の内周面と下ステム43の外周面との間に形成された第1液通路71と、下ステム43の外周面と上ステム44の内周面との間に形成された第2液通路72と、を備えている。液通路70と液室49との連通は、液用ピストン16が着座部48に上方から着座することによって遮断されている。空気通路80は、上ステム44の外周面と装着筒部54の内周面との間に形成された第1空気通路81と、発泡部材21の外周面と上ステム44の内周面との間に形成された第2空気通路82と、を備えている。
図1に示すように、カバー22は、押下ヘッド17に着脱自在に装着され、ノズル孔50を覆っている。カバー22は、ノズル孔50を前方から覆っていて、押下ヘッド17に対して前方に向けて引き抜き可能に装着されている。カバー22には、押下ヘッド17の下降を規制する規制部64が設けられている。規制部64は、押下ヘッド17と装着キャップ11との間に上下方向に挟み込まれている。
次に、前記泡吐出器10の作用について説明する。
前記泡吐出器10において、内容液を吐出するときには、カバー22を取り外して押下ヘッド17を押し下げ、押下ヘッド17とステム15とを、付勢部材14を上下方向に圧縮変形させながら一体的に下降させる。
すると図4に示すように、空気用ピストン19が、空気用シリンダ18に対して相対的に上昇して、空気用シリンダ18内の空気を気液混合室20に圧送する。このとき図示の例では、空気用シリンダ18が押下ヘッド17と一体に下降し、外摺動部58が、空気用シリンダ18内で相対的に上方に向けて摺動するとともに、内摺動部59が、上ステム44の外周面上を相対的に上方に向けて摺動する。これにより、空気用シリンダ18内の空気が加圧されて気液混合室20に圧送される。
またこのとき、液用ピストン16の上下方向の位置が維持されたままステム15が下降し、下部弁体13aが液用シリンダ12の下端開口部を閉塞するとともに、液用ピストン16の下端部と着座部48との間に、周方向の全周にわたって延びる環状の導入隙間65が形成される。これにより、導入隙間65および液通路70を通して液室49と気液混合室20とが連通する。
そして、上ステム44の下端部が液用ピストン16に上方から突き当たり、液用ピストン16がステム15とともに下降すると、液室49内(液用シリンダ12内)の液体が加圧されて導入隙間65および液通路70を通して気液混合室20に圧送される。
このようにして、気液混合室20内で内容液および空気を合流させ、発泡部材21を通過させて内容液を発泡させた後に、連通筒63内および固定ノズル筒部53内を通過させノズル孔50から泡体を吐出させる。
その後、押下ヘッド17の押し下げを解除すると、付勢部材14の弾性復元力によりステム15および液用ピストン16が上方に押し上げられる。これにより、液用ピストン16が着座部48に着座して導入隙間65が閉塞され、液室49と液通路70との連通が遮断されるとともに、下部弁体13aが下端開口部を開放し、容器本体内と液用シリンダ12内とが連通する。そして、液室49が拡大して液室49内が負圧になることで、容器本体内の内容液が液室49内に流入する。またこの内容液の液室49内への流入に伴い、容器本体内に外気導入孔41から外気が導入される。
またこのとき、空気用シリンダ18が押下ヘッド17と一体に上昇し、空気用ピストン19が空気用シリンダ18内を相対的に下降する。これにより、空気用シリンダ18内が負圧となって空気弁60が開放され、貫通孔33を通して空気用シリンダ18内に外気が吸入される。この外気は、容器本体の口部の外周面と装着キャップ11の内周面との間の隙間を通して、外部から貫通孔33に供給される。
以上説明したように、本実施形態に係る泡吐出器10によれば、空気用シリンダ18が装着キャップ11の上方に配置されているので、空気用シリンダ18を容器本体の口部内に配置する必要がなく、口部の大型化を抑えることができる。さらにこの泡吐出器10を、口部の小さな容器本体にも適用することが可能であり、適用可能な容器本体の多様化を図ることもできる。
また空気用シリンダ18が、押下ヘッド17に設けられ、空気用ピストン19が、装着キャップ11に設けられている。したがって、押下ヘッド17を押下したときに、空気用シリンダ18を押下ヘッド17と一体に下降させ、空気用ピストン19を、空気用シリンダ18内で相対的に上方に向けて摺動させることができる。これにより、押下ヘッド17を円滑に下降させ、操作性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の泡吐出器90を、図5および図6を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の泡吐出器90では、図5に示すように、押下ヘッド17が、ヘッド本体91と、可動ノズル筒部92と、を備えている。ヘッド本体91は、頂壁部51、外周壁部52、固定ノズル筒部53および装着筒部54が一体に形成されてなる。可動ノズル筒部92は、ヘッド本体91に、前後方向に摺動自在に収容されていて、図示の例では、固定ノズル筒部53内に、前後方向に摺動自在に嵌合されている。
可動ノズル筒部92は、前後方向に延びる筒状に形成されている。可動ノズル筒部92の前端開口部はノズル孔50とされ、可動ノズル筒部92の後端開口部は閉塞されている。可動ノズル筒部92の後端部には、軸部93と、連通孔94と、が設けられている。軸部93は、可動ノズル筒部92の後端部から、固定ノズル筒部53の後端部を通して後方に向けて突出していて、固定ノズル筒部53の後端部に形成された係合孔に挿入されている。軸部93は、可動ノズル筒部92が前進端位置まで前進したときに、固定ノズル筒部53に係合して更なる前進移動を規制する。連通孔94は、可動ノズル筒部92の後端部を貫通し、可動ノズル筒部92内と固定ノズル筒部53内とを連通する。
可動ノズル筒部92の前端部には、吐出フランジ部95が設けられている。吐出フランジ部95は、可動ノズル筒部92の前端部の外周面から突出する環状に形成されている。吐出フランジ部95は、固定ノズル筒部53の前端部に前方から係合していて、後退端位置に位置する可動ノズル筒部92の後退移動を規制する。
カバー22には、連結部96が設けられている。連結部96は、可動ノズル筒部92内に着脱自在に嵌合される。連結部96は、カバー22のうち、前側に位置する部分から後側に向けて突出している。
前記泡吐出器90では、泡吐出器90を使用していない待機時であって、可動ノズル筒部92が後退端位置に位置する状態で、可動ノズル筒部92により連通筒63の上端開口部が閉塞され、可動ノズル筒部92内と気液混合室20との連通が遮断されている。そして使用に際して、カバー22を押下ヘッド17から取り外すと、可動ノズル筒部92が連結部96とともに後退端位置から前進し、図6に示すように、可動ノズル筒部92がヘッド本体91に対して前方に向けて張り出されるとともに、可動ノズル筒部92内と気液混合室20とが、連通筒63内および連通孔94を通して連通する。
以上説明したように、本実施形態に係る泡吐出器90によれば、可動ノズル筒部92が、ヘッド本体91に前後方向に摺動自在に収容されているので、泡吐出器90の待機時には、可動ノズル筒部92をヘッド本体91に対して後退端位置まで後退させておくことができる。したがって、例えば、本実施形態のようにヘッド本体91に空気用シリンダ18が設けられる等してヘッド本体91が大径となっても、泡吐出器90の待機時においては、可動ノズル筒部92がヘッド本体91から不必要に張り出すのを抑えることが可能になり、例えば、見栄えを良くすること等ができる。
また、可動ノズル筒部92が後退端位置に位置する状態で、可動ノズル筒部92内と気液混合室20との連通が遮断されるので、泡吐出器90の待機時に、気液混合室20内の内容液が可動ノズル筒部92を通して外気に接触するのを抑制することができる。これにより、例えば、内容液の固化を抑え易くすること等ができる。
なお図示の例では、空気弁60として、ボール弁を採用したが、本発明はこれに限られず、第1実施形態の泡吐出器10に示したような三点弁や一点弁などであってもよい。
また本実施形態では、カバー22を押下ヘッド17から取り外すと、可動ノズル筒部92が連結部96とともに後退端位置から前進移動するが、本発明はこれに限られない。例えば、連結部96はなくてもよい。この場合、図7に示すように、例えば吐出フランジ部95に、上下方向および前後方向の両方向に直交する左右方向に突出する操作片97を設け、使用者が操作片97を左右方向の両側から指でつまんで、可動ノズル筒部92を前方に向けて引き出してもよい。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、カバー22が無くてもよい。
また容器本体として、内容液が収容されると共に内容液の減少に伴い減容変形する内容器、および内容器が内装される外容器を備える二重容器を採用することができる。この場合、内容器内の内容液が液室49内に流入するときに、内容器が減容変形することから、外気導入孔41から内容器内に外気を導入する必要がなく、外気導入孔41を省略することができる。
前記実施形態では、空気用シリンダ18が、押下ヘッド17に設けられ、空気用ピストン19が、装着キャップ11に設けられているが、本発明はこれに限られない。例えば、空気用シリンダ18が、装着キャップ11に設けられ、空気用ピストン19が、押下ヘッド17に設けられていてもよい。この場合、押下ヘッド17が押下されたときに、空気用ピストン19が、空気用シリンダ18内を下降することで、空気用シリンダ18内の空気を気液混合室20に圧送することができる。なおこの場合、空気用シリンダ18を、外筒部35により構成することが可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、90 泡吐出器
11 装着キャップ
12 液用シリンダ
15 ステム
16 液用ピストン
17 押下ヘッド
18 空気用シリンダ
19 空気用ピストン
20 気液混合室
50 ノズル孔
91 ヘッド本体
92 可動ノズル筒部

Claims (4)

  1. 内容液が収容された容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムと、
    前記ステムに装着され、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、
    前記ステムに連係する液用ピストンと、
    前記液用ピストンが上下摺動自在に収容された液用シリンダと、
    前記装着キャップの上方に配置された空気用シリンダと、
    前記空気用シリンダに上下摺動自在に収容され、前記押下ヘッドが下降するときに、前記空気用シリンダに対して相対的に上方または下方に摺動する空気用ピストンと、
    前記液用シリンダからの内容液と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、を備えていることを特徴とする泡吐出器。
  2. 前記空気用シリンダは、前記押下ヘッドに設けられ、
    前記空気用ピストンは、前記装着キャップに設けられていることを特徴とする請求項1記載の泡吐出器。
  3. 前記押下ヘッドは、
    前後方向に延び前端部が前記ノズル孔とされた可動ノズル筒部と、
    前記可動ノズル筒部が前後方向に摺動自在に収容されたヘッド本体と、を備え、
    前記可動ノズル筒部が後退端位置よりも前進した状態で、前記可動ノズル筒部内と前記気液混合室とが連通することを特徴とする請求項1または2に記載の泡吐出器。
  4. 前記可動ノズル筒部が後退端位置に位置する状態で、前記可動ノズル筒部内と前記気液混合室との連通が遮断されることを特徴とする請求項3記載の泡吐出器。
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