JP7432809B2 - 射出成形用樹脂組成物および射出成形体 - Google Patents

射出成形用樹脂組成物および射出成形体 Download PDF

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Description

本発明は、射出成形用樹脂組成物に関する。また、該樹脂組成物からなる射出成形体に関する。
従来から、プラスチック製容器にはポリプロピレンやポリカーボネート、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体などの石油由来樹脂からなる成形体が使用されている。
しかしながら、これらの樹脂は石油を原料としており、生産や焼却の際に二酸化炭素を放出することから地球温暖化問題の原因となっている。また、環境中に投棄されたプラスチック製品が海洋に蓄積されることにより海洋生物の生活環境が破壊される海洋プラスチック問題などが世界的な環境問題となっている。
このような社会情勢から、バイオマス由来の樹脂や生分解性を有する樹脂が注目を集めている。バイオマス由来の樹脂は、カーボンニュートラル性を有し、一方生分解性樹脂は環境中の微生物に分解される特性を有する。これら樹脂は低環境負荷な材料として注目されており、石油由来プラスチックの代替材料として期待されている。
しかし、生分解性樹脂は加工性に問題があり、また、既存プラスチック製品で所望されている物性を満足することができないため、代替化はほとんど進んでいない。
例えば、代表的な生分解性樹脂であるポリ乳酸は、石油由来プラスチック代替材料として長年注目を集めているものの、その耐衝撃性や加工性の低さが課題とされ十分な普及に至っていない。射出成形の用途でも、家電やOA関連の筐体、日用雑貨など、様々なプラスチック製容器に関して生分解性樹脂への代替化が望まれているが、ポリ乳酸の脆性から製品化への課題が多い。
このような課題に対し、他の樹脂を複合させることで、生分解性樹脂の課題を解決する試みが行われている。
例えば、ポリ乳酸にポリプロピレンとスチレン系ブロック重合体を相溶剤として混ぜ込んだ射出成型用組成物(特許文献1)、ポリ乳酸にポリプロピレンとエチレン-酢酸ビニル共重合体を混ぜ込んだ樹脂組成物(特許文献2)、ポリ乳酸にエチレン-酢酸ビニル共重合体と結晶核剤を配合する手法が開示されている(特許文献3)。
しかしながら、特許文献1で開示された組成物は耐衝撃性能が十分でない。特許文献2で開示された組成物は耐衝撃性を向上するためにポリ乳酸の配合比率を下げる必要があり、環境負荷が大きくなる。また、特許文献3においては得られた加工性の物性向上のために熱処理を行う必要があるなど、実用上の課題がある。
このような背景から、従来よりも優れた機械物性を示すポリ乳酸含有射出成形用樹脂組成物が望まれていた。
特開2012-184368号公報 特開2008-38142号公報 特開2007-217513号公報
本発明は、従来知られていた脆性の樹脂と比較して、破断伸度、耐衝撃性などの物性に優れる射出成形樹脂組成物、およびその樹脂組成物を用いた射出成形体を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の樹脂を脆性樹脂材料に配合した樹脂組成物からなる射出成形体が破断伸度、耐衝撃性に優れたものとなることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、熱可塑性樹脂(A)1重量%以上99重量%以下、酢酸ビニル含量の異なる2種以上のエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)1重量%以上99重量%以下(ここで(A)及び(B)の合計は100重量%とする)からなることを特徴とする射出成形用樹脂組成物、また上記樹脂組成物を用いた射出成形体に関するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の熱可塑性樹脂(A)としては、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)との相容性に優れ、且つ、機械特性が向上することから、アクリル酸系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン-アクリロニトリル共重合体からなる群の少なくとも1種が好ましい。
アクリル酸系樹脂としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル、ポリアクリル酸オクチル、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸オクチルなどが挙げられる。
ポリアミド系樹脂としては、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン11、ナイロン12などが挙げられる。
ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸(ポリ-L-乳酸、ポリ-D-乳酸、L-乳酸とD-乳酸の共重合体、ポリL-乳酸とポリD-乳酸のステレオコンプレックスを含む)、ポリブチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサクシネート/アジペート)、ポリエチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサクシネート/テレフタレート)、ポリ(ブチレンアジペート/テレフタレート)、ポリ(ヒドロキシブチレート/ヒドロキシヘキサノエート)、ポリグリコール酸、ポリ3-ヒドロキシブチレート、ポリカプロラクトンなどが挙げられる。
この中で、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)とブレンドした場合に耐衝撃性や破断伸びの改良性が大きいことから、ポリエステル系樹脂またはアクリル酸系樹脂の少なくともいずれかが好ましく、生分解性ポリエステル樹脂であるポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリグリコール酸、ポリ3-ヒドロキシブチレート、ポリカプロラクトンからなる群の少なくとも1種がより好ましく、特に好ましくはポリ乳酸またはポリブチレンサクシネートのいずれかである。
熱可塑性樹脂(A)がポリ乳酸の場合、L-乳酸および/またはD-乳酸を主たる構成成分とするポリマーであるが、耐熱性の点から、乳酸成分の光学純度が高いポリ乳酸系樹脂を用いることが好ましい。すなわち、ポリ乳酸系樹脂の総乳酸成分の内、L体が80%以上含まれるかまたはD体が80%以上含まれることが好ましく、L体が90%以上含まれるかまたはD体が90%以上含まれることがさらに好ましく、L体が95%以上含まれるかまたはD体が95%以上含まれることが特に好ましく、L体が98%以上含まれるかまたはD体が98%以上含まれることが最も好ましい。
熱可塑性樹脂(A)の分子量や分子量分布は、成形体として使用でき得る剛性を有するという点で、重量平均分子量として好ましくは1万以上、より好ましくは5万以上、さらに好ましくは10万以上である。ここでの重量平均分子量とは、溶媒としてテトラヒドロフランを用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量である。
熱可塑性樹脂(A)のメルトマスフローレートとしては特に限定されないが、成形加工性に優れることから、0.1g/10分以上50g/10分以下が好ましく、0.1g/10分以上30g/10分以下がより好ましい。
本発明のエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)は酢酸ビニル含量が異なる2種以上のエチレン-酢酸ビニル共重合体を含むものである。
エチレン-酢酸ビニル共重合体の製造方法としては、高圧法ラジカル重合、溶液重合や乳化重合等の公知の製造方法が挙げられ、このような樹脂は市販品の中から便宜選択することができ、エチレン-酢酸ビニル共重合体として、東ソー株式会社からウルトラセンの商品名で、ランクセス株式会社からレバプレン、レバメルトの商品名で各々市販されている。
エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)における各エチレン-酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含量は、15重量%以上85重量%以下であることが好ましい。ここで、酢酸ビニル含量はJIS K6924‐1の方法により測定することができる。
本発明の組成物は、前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)において、各共重合体の酢酸ビニル含量の差を取った際に、少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差が40重量%以下であることが好ましい。これにより、組成物(B)を構成するエチレン-酢酸ビニル共重合体間の相容性がより向上し、得られる組成物の耐衝撃性及び柔軟性が向上する。少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差は、好ましくは35重量%以下、さらに好ましくは30重量%以下であり、最も好ましくは28重量%以下である。
また、少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差は5重量%以上であることが好ましい。これにより、熱可塑性樹脂(A)と組成物(B)を構成するエチレン-酢酸ビニル共重合体間の相容性がより向上し、得られる組成物の耐衝撃性及び柔軟性が向上する。
ここで、前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)において、各共重合体の酢酸ビニル含量の差とは、例えば、酢酸ビニル含量25重量%、50重量%、80重量%の3種のエチレン-酢酸ビニル共重合体(以下、酢酸ビニル含量をそれぞれ。VAc25、VAc50、VAc80と表記する)を含む組成物においては、次にように算出できる。
VAc50 - VAc25 = 25重量%
VAc80 - VAc50 = 30重量%
VAc80 - VAc25 = 55重量%
本発明の組成物は、前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)において、各共重合体の酢酸ビニル含量の差を取った際に、各酢酸ビニル含量の差が全ての組合せにおいて70重量%以下であることが好ましい。これにより得られる組成物の透明性がより向上する。全ての酢酸ビニル含量の差は、好ましくは60重量%以下である。
また、各酢酸ビニル含量の差が全て5重量%以上であることが好ましい。これにより、熱可塑性樹脂(A)と組成物(B)を構成するエチレン-酢酸ビニル共重合体間の相容性がより向上し、得られる組成物の耐衝撃性及び柔軟性が向上する。
本発明のエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)は酢酸ビニル含量が異なる3種以上のエチレン-酢酸ビニル共重合体を含むものであることが好ましい。この場合、以下のエチレン-酢酸ビニル共重合体を含むことが好ましい。
・酢酸ビニル含量が15重量%以上30重量%以下のエチレン-酢酸ビニル共重合体
・酢酸ビニル含量が45重量%以上55重量%以下のエチレン-酢酸ビニル共重合体
・酢酸ビニル含量が75重量%以上85重量%以下のエチレン-酢酸ビニル共重合体
これらを満足させるためには、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)を構成するエチレン-酢酸ビニル共重合体は2種以上、好ましくは3種以上とすることで調整することができ、酢酸ビニル含量25重量%のエチレン酢酸ビニル共重合体をVAc25と表記し、成分の組成を(+)で表すと、例えば、(VAc25+VAc40)、(VAc25+VAc50)、(VAc50+VAc80)、(VAc25+VAc50+VAc80)、(VAc25+VAc50+VAc70+VAc80)、(VAc25+VAc40+VAc50+VAc70)、(VAc25+VAc40+VAc50+VAc70+VAc80)などが例示される。
本発明におけるエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)を構成するエチレン-酢酸ビニル共重合体は架橋されていてもよい。
架橋変性方法としては、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)に架橋剤を添加する手法が挙げられ、架橋剤としては各成分を架橋できるものあればよく、特に限定されるものではないが、反応性などを考慮して有機過酸化物を使用することが好ましい。
架橋剤の有機過酸化物としては、有機過酸化物であれば特に限定されず、例えば、ジクミルペルオキシド、ジt-ブチルペルオキシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキサン、1、1ージ(tーブチルペルオキシ)シクロヘキサン、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキシン-3、1,3-ビス(t-ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1-ビス(t-ブチルペルオキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、1,3-ジ-(t-ブチルペルオキシ)-ジイソプロピルベンゼン、n-ブチル-4,4-ビス(t-ブチルペルオキシ)バレレート、ベンゾイルペルオキシド、p-クロロベンゾイルペルオキシド、2,4-ジクロロベンゾイルペルオキシド、t-ブチルペルオキシベンゾエート、t-ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート、ジアセチルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、t-ブチルクミルペルオキシドなどが挙げることができる。これらは単独で或いは2種類以上を混合して使用することができる。
なかでも、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキサン、1、1ージ(tーブチルペルオキシ)シクロヘキサンが反応性の観点から好ましく用いられる。また、前記架橋剤と共に、必要に応じて、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼンなどの架橋助剤を用いてもよい。
架橋のために混錬を行ってもよく、混練温度はエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)の融点~300℃程度が好ましい。
また、本発明におけるエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)は、熱可塑性樹脂(A)との相容性を高めるために加水分解処理して酢酸ビニルをビニルアルコールに変換してもよい。
加水分解の処理方法は特に限定されないが、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)のペレットをアルカリ中で直接加水分解処理するのが好ましい。本発明のエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)のケン化度は10重量%以上が好ましい。10重量%以上であれば熱可塑性樹脂(A)に対する相溶性が向上する。
ここで、ケン化度はJIS K7192(1999年)に準拠して測定することができる。
本発明の樹脂組成物における熱可塑性樹脂(A)とエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)との混合比率は、熱可塑性樹脂(A)を1重量%以上99重量%以下、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)を1重量%以上99重量%以下含むことが好ましい。熱可塑性樹脂(A)を99重量%以下含むことで得られる樹脂組成物は耐衝撃性に優れたものとなる。一方、熱可塑性樹脂を1重量%以上含むことで得られる樹脂組成物が剛性に優れたものとなる。本発明の組成物は、さらに好ましくは熱可塑性樹脂(A)を30重量%以上95重量%以下、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)を5重量%以上70重量%含み、またさらに好ましくは熱可塑性樹脂(A)を50重量%以上90重量%以下、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)を10重量%以上50重量%含む。
本発明の樹脂組成物を混練する方法としては、熱可塑性樹脂(A)とエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)を構成する各種材料を同時に混練装置で混練する方法と、エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)のみを事前に混練し、その後熱可塑性樹脂(A)と混練したエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)をブレンドし更に混練する方法が挙げられる。後者の方がエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)がより均一に混ざり、所望の物性が安定して得られることから好ましい。
混練装置としては、各成分を均一に分散できれば特に制限はなく、通常用いられる樹脂の混練装置により製造することができる。例えば、単軸押出機、多軸押出機、バンバリーミキサー、加圧ニーダ-、回転ロール、インターナルミキサーなどの混練装置が挙げられる。混練温度は熱可塑性樹脂(A)の融点~300℃程度が好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、造核剤、滑剤、酸化防止剤、ブロッキング防止剤、流動性改良剤、離型剤、難燃剤、着色剤、無機系中和剤、塩酸吸収剤、充填剤導電剤、鎖長延長剤、加水分解防止剤等が用いられても良い。
本発明の樹脂組成物がこれら(A)、(B)以外の成分を含む場合、その含有量は、(A)と(B)の合計を100重量部とし、その100重量部に対する添加量として表せばよい。換言すると、前記(A)、(B)の「~重量%」という表記は(A)、(B)の比率であり、それ以外の成分は別に表記すればよい。
本発明の樹脂組成物は、(A)と(B)の合計量100重量部に対し、更に無機フィラーを50重量部以下含むことが好ましい。
本発明の射出成形用樹脂組成物を射出成形する方法は、本発明の目的が達成される限り特に限定はなく、従来公知の射出成型法を用いることができる。このような射出成形法には、通常の単独材料を射出成形する射出成形法(モノインジェクション法)に加え、2種以上の樹脂を射出成形する多材成形法、混色成形法、サンドイッチ成形法、共射出成形法、同時多層射出成形法、金型内に金属部品や合成皮革、加飾フィルムなどを挿入し樹脂と一体化させるインサート成形法、射出成形したプリフォームを更にブロー成形する射出ブロー成形法などを例示することができる。射出成形法における樹脂の温度は、熱可塑性樹脂(A)の融点以上であることが好ましく、金型温度は30℃以上80℃以下の範囲が好ましい。
本発明の射出成形用樹脂組成物からなる成形体は、日用品、工業部品、電化製品、自動車関連部品、医療用具、精密機部品などとして用いられ、特に洗面器、衣装ケース、飲料容器キャップ等の日用品に好適に用いられる。
本発明の樹脂組成物は射出成形性に優れており、優れた機械物性を示す射出成形体を得ることができる。
以下、実施例および比較例により本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)メルトマスフローレート(MFR)
熱可塑性樹脂(A)およびエチレン-酢酸ビニル共重合体(B)のMFRは、メルトインデクサー(宝工業製)にて190℃、2.16kg荷重の条件にて測定した。
(2)酢酸ビニル含量
酢酸ビニル含量は、JIS K6924-1に準拠して測定した。
(3)引張試験
射出成形したJIS K7161の1A形のダンベル状試験片(全長170mm、平行部長さ80mm、標線間距離75mm、平行部幅10mm、厚さ4mm、つかみ部幅20mm)を、引張試験機(島津製、オートグラフ AG-5000B)にて、チャック間距離115mm、引張速度10mm/分の条件で測定した。試料が破断した点における強度と伸度(破断伸度[%]=破断に要した引張長さ[mm]/チャック間距離115[mm])を計測とした。
(4)シャルピー衝撃強度
射出成形したJIS K7161の1A形のダンベル状試験片(全長170mm、平行部長さ80mm、標線間距離75mm、平行部幅10mm、厚さ4mm、つかみ部幅20mm)を、長さ80mm、幅4mm、厚さ10mmにカットし、深さ2mmの三角ノッチを付け、ユニバーサル衝撃試験機(東洋精機製、FT-M型)にて、JIS K7111準拠規格にて測定した。
実施例1
熱可塑性樹脂(A)としてL体比率98.5%、D体比率1.5%、メルトマスフローレイト4g/10分、融点170℃であるポリ乳酸(A-1)(NatureWorks(株)社製、商品名Ingeo4032D)を80重量%、エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)として酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%と、酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)10重量%をタンブラー混合機で予備ブレンドしておき、二軸押出機を用い180℃で溶融混練し本樹脂組成物ペレットを得た。
上記樹脂組成物を射出成形機MD100Xi2.7((株)宇部興産機械製)を用いて、樹脂温度190℃、射出圧200MPa、金型温度40℃の条件下で射出成形を行った。射出成形体のサイズはJIS K7161の1A形である(全長170mm、平行部長さ80mm、標線間距離75mm、平行部幅10mm、厚さ4mm、つかみ部幅20mm)。
得られた射出成形体を用いて前述の評価試験を行った。結果を表1に示す。
実施例2
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)5重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)5重量%
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例3
熱可塑性樹脂(A)80重量%を下記の組成とした以外は実施例2と同様の手法により射出成形体を得た。
・L体比率98.5%、D体比率1.5%、メルトマスフローレイト18g/10分、融点170℃であるポリ乳酸(A-2)(NatureWorks(株)社製、商品名Ingeo3001D)
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例4
熱可塑性樹脂(A)80重量%を下記の組成とし、成形条件を樹脂温度230℃、射出圧120MPa、金型温度70℃とした以外は実施例2と同様の手法により射出成形体を得た。
・メルトマスフローレイト8g/10分(230℃)、融点160℃であるポリメチルメタクリレート(A-3)(クラレ(株)社製、商品名パラペットG-1000)
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例5
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%
・酢酸ビニル含量40重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-40)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン400)2重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)2重量%
・酢酸ビニル含量70重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-70)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン700)2重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)4重量%
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例6
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)として架橋されたエチレン-酢酸ビニル共重合組成物(B-架橋)20重量%を用いた以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。架橋されたエチレン-酢酸ビニル共重合組成物(B-架橋)は以下の方法により得た。
下記組成のエチレン-酢酸ビニル共重合体および架橋剤として有機過酸化物(日油(株)製、商品名パーヘキサ25B)をエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物に対して0.02重量%ブレンドし、二軸押出機を用い180℃で溶融混練し架橋されたエチレン-酢酸ビニル共重合組成物(B-架橋)ペレットを得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%
・酢酸ビニル含量40重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-40)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン400)2重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)2重量%
・酢酸ビニル含量70重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-70)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン700)2重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)4重量%
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例7
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)としてケン化処理されたエチレン-酢酸ビニル共重合組成物(B-ケン化)20重量%を用いた以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。但し、ケン化処理されたエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-ケン化)は以下の方法により得た。
実施例6に記載の架橋されたエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-架橋)を1重量部の水酸化ナトリウムメタノール溶液中、60℃で加水分解処理を行い、ケン化処理されたエチレン-酢酸ビニル共重合組成物(B-OH)を得た。ケン化度は50%であった。
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例8
熱可塑性樹脂(A)としてポリ乳酸(A-1)を70重量%配合し、エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)30重量%を下記の組成とした以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)15重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)7.5重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)7.5重量%
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例9
熱可塑性樹脂(A)としてポリ乳酸(A-1)を90重量%配合し、エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)10重量%を下記の組成とした以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)5重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)2.5重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)2.5重量%
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例1
熱可塑性樹脂(A)としてポリ乳酸(A-1)のみとし、(B)を配合しなかった以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例2
熱可塑性樹脂(A)としてポリ乳酸(A-2)のみとし、(B)を配合しなかった以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例3
熱可塑性樹脂(A)としてポリメチルメタクリレート(A-3)(クラレ(株)社製、商品名パラペットG-1000)100重量%を用いた以外は実施例4と同様の手法により射出成形体を得た。得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例4
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例5
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体(B-80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例6
エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例1と同様の手法により射出成形体を得た。
・酢酸ビニル含量28重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン-酢酸ビニル共重合体のケン化度30%の樹脂(B-OH)(東ソー(株)製 商品名メルセンH-3051)
得られた射出成形体について前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
ここで、表1における改質効果は、熱可塑性樹脂(A)の単一成分の比較例1~3を基準として、エチレン-酢酸ビニル共重合体(B)を配合することによりどれだけ破断伸度及び衝撃強度が向上したか表したものである。例えば、実施例1においては、同じポリ乳酸(A-1)を用いている比較例1と比較し、破断伸度 12.6%/5.0% = 2.5 と計算したものである。
本発明の樹脂組成物は射出成形性に優れ、得られた成形体は破断伸度、耐衝撃性に優れたものとなることから、日用品、工業部品、電化製品、自動車関連部品、医療用具、精密機部品などの材料に好適に用いられる。

Claims (9)

  1. 熱可塑性樹脂(A)を1重量%以上99重量%以下、酢酸ビニル含量の異なる2種以上のエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)を1重量%以上99重量%以下(ここで(A)及び(B)の合計は100重量%とする)からなり、熱可塑性樹脂(A)がポリエステル、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスチレン、スチレン-アクリロニトリル共重合体からなる群の少なくとも1種を含有する射出成形用樹脂組成物。
  2. 前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)が、酢酸ビニル含有量の異なる3種以上のエチレン-酢酸ビニル共重合体を含む組成物である請求項1に記載の射出成形用樹脂組成物。
  3. 前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)において、各共重合体の酢酸ビニル含量の差を取った際に、少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差が40重量%以下である請求項1または2に記載の射出成形用樹脂組成物。
  4. 前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)において、各共重合体の酢酸ビニル含量の差を取った際に、全ての組合せにおいて酢酸ビニル含量の差が70重量%以下である請求項1乃至3いずれか一項に記載の射出成形用樹脂組成物。
  5. 前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)が架橋処理されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の射出成形用樹脂組成物。
  6. 前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物(B)が加水分解物を含む請求項1乃至5いずれか一項に記載の射出成用樹脂組成物。
  7. 熱可塑性樹脂(A)がポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサクシネート/アジペート)、ポリエチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサクシネート/テレフタレート)、ポリ(ブチレンアジペート/テレフタレート)、ポリ(ヒドロキシブチレート/ヒドロキシヘキサノエート)、ポリグリコール酸、ポリ3-ヒドロキシブチレート、ポリカプロラクトンからなる群の少なくとも1種を含有する請求項1乃至にいずれか一項に記載の射出成形用樹脂組成物。
  8. 請求項1乃至いずれか一項に記載の樹脂組成物100重量部に対し、更に無機フィラーを50重量部以下含む射出成形用樹脂組成物。
  9. 請求項1乃至いずれか一項に記載の射出成形用樹脂組成物からなる射出成形体。
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