JP7432004B2 - 自動分析装置および試料保管装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液、尿、髄液など、複数種別の生体由来の試料の定性、定量分析を行う自動分析装置やそのような自動分析装置に好適な試料保管装置に関する。
試料の分注精度の低下を防ぐことができる自動分析装置の一例として、特許文献1には、自動分析装置で発生した排熱をサンプラ部内に供給する供給部と、試料ラックに保持された試料容器を搬送部へ搬送する搬送機構部と、試料容器内の試料の温度を検出する第1の温度センサとを備え、搬送機構部は、第1の温度センサにより検出された温度が下限温度以上の試料を収容する試料容器を試料の分注が行われる分注位置へ搬送し、第1の温度センサにより検出された温度が下限温度よりも低い試料を収容する試料容器をサンプラ部内の待機位置へ搬送する、ことが記載されている。
特開2019-158537号公報
試料中の対象成分の定性、定量分析を行うために、試料に試薬を添加し、光度計等を用いて反応液の色の変化を測定する自動分析装置では、測定結果の再現性向上,測定の迅速化を図ることができる。このような理由により、大病院や臨床検査センターを中心に導入されている。
また、複数の分析モジュールを試料搬送ラインを介して接続した装置構成とすることにより、測定処理能力の向上,測定項目の多様化のニーズに対応している装置がある。
ここで、自動分析装置で測定し終えた試料は、試料の蒸発を防ぐため、および再測定に備えて保冷庫にて一定期間保管され、その後に装置から搬出される。
しかし、再測定の際に保冷庫から取り出して間もない試料は温度が低く、温度が低くなると粘度が高くなるため、そのまま自動分析装置にて再測定をしても分注精度が低下したために正確な分析結果が得られない、との恐れがある。
このような試料の粘度が高いことによる分注精度の低下を防ぐ自動分析装置の一例として特許文献1に開示されている技術がある。
しかしながら、上記の特許文献1に記載された分注精度の低下を防ぐ技術では、温度が低い試料を予め設定された温度まで温めることはできるものの、温度差により試料が入った容器内に結露が発生することについて一切考慮されていないこと、そして結露が生じた場合に試料が薄まり、分析結果に影響を及ぼすとの問題点があり、さらなる改善の余地があることが本発明者らの検討により明らかとなった。
結露による試料の薄まりの問題は、近年の微量分注において特に問題となり、解決が待たれる。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、試料が入った容器内の結露を抑制することが可能な自動分析装置および試料保管装置を提供する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、分析部と、前記分析部に対して試料が設置されたラックの搬入出を行う搬送ラインと、前記分析部で測定が完了した試料が設置されたラックを複数、保冷する保冷庫と、前記搬送ラインから前記保冷庫へ搬入する動作制御、および前記保冷庫から前記搬送ラインへ出庫する動作制御を実行する制御部と、前記保冷庫と前記搬送ラインの間に配置されており、その内部空間が外部と遮蔽されている複数の前室と、前記前室内の温度を前記保冷庫の外部と前記保冷庫の内部との間に制御する温度制御部と、を備え、前記温度制御部は、複数の前記前室を独立して温度制御することを特徴とする。
本発明によれば、試料が入った容器内の結露を抑制することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係る自動分析装置の全体構成を示す図。 実施例に係る自動分析装置の分析部の構成を示す図。 実施例に係る自動分析装置でのバッファに関係する部分のソフトウェアの構成例を示す図。 実施例に係る自動分析装置での分析部等からバッファへのラック搬入時の流れを示すフロー。 実施例に係る自動分析装置でのバッファから分析部等へのラック搬出時の流れを示すフロー。 実施例に係る自動分析装置での前室スロットステータスの更新の流れを示すフロー。 実施例に係る自動分析装置での温度管理の制御の流れを示すフロー。 実施例に係る自動分析装置での湿度管理の制御の流れを示すフロー。
本発明の自動分析装置および試料保管装置の実施例について用いて説明する。なお、本明細書で用いる図面において、同一のまたは対応する構成要素には同一、または類似の符号を付け、これらの構成要素については繰り返しの説明を省略する場合がある。
また、以下の実施例で説明する構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
最初に、自動分析装置および試料保管装置の全体構成や各部の構成について図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施例に係る自動分析装置の全体構成を示す図、図2は分析部の構成を示す図、図3はバッファに関係する部分のソフトウェアの構成例を示す図である。
図1に示す自動分析装置(1)は、搬送ライン(106)、分析部(107)、バッファ(101)、操作部PC(121)により構成される。図1に示す自動分析装置(1)では、バッファ(101)と分析部(107)とが搬送ライン(105)で接続され、試料を保持した試料容器が1つ以上設置された試料ラック(203)の搬入出が行われる。
図2は分析部(107)内の構成を示す図である。
自動分析装置(1)では、キャリブレーション測定、精度管理試料測定、患者試料測定で対象となる試料(202)は、ユーザ(201)によって試料が収容された試料容器を複数搭載可能な試料ラック(203)に搭載される。
試料容器が搭載された試料ラック(203)は、ユーザによって試料投入部(204)に設置され、設置された試料ラック(203)が順に搬送ライン(205)に搬入され、試料に対する分析を行う単一または複数の分析ユニット(206)に搬送される。図2では3つの分析ユニット(206)が設置されている場合を示しているが、分析ユニット(206)の数は特に限定されず、1つ以上とすることができる。
分析ユニット(206)は、試料ラック(203)および試料を認識して、試料に必要な分析を行う装置であり、分析を行うために使用する複数の試薬(207)を収納する試薬ディスク(208)を備える。分析に必要な試薬はユーザによって分析に先立ち前もって試薬ディスク(208)に設置される。必要な分析が行われた試料ラック(203)はバッファ(101)や試料収納部(209)に搬送される。
試料投入部(204),分析ユニット(206),試料収納部(209)はそれぞれネットワークケーブルでハブ(120)を介して操作部PC(121)に接続される。
なお、分析ユニット(206)における分析項目は特に限定されず、生化学項目や免疫項目を分析する公知の分析ユニットの構成を採用することができる。更に、複数設ける場合に、同一仕様でも異なる仕様でもよく、特に限定されない。
図1に戻り、搬送ライン(106)は、分析部(107)の試料投入部(204)から各々の分析ユニット(206)に試料ラック(203)を搬送するために用いられる装置であり、例えば搬送ベルトやモータなどで構成されるが、その構成は試料ラック(203)を搬送可能であればよく、特に限定されない。
バッファ(101)は、搬送ライン(102)、前室(103)、保冷庫(104)、バッファ外温度計(111)、バッファ外湿度計(112)、ラック搬入出ライン(108)、搬送ライン(109)、仕切り板(110)で構成される。
本発明の試料保管装置は、保冷庫(104)と、前室(103)と、後述する操作部PC(121)の温度/湿度制御部(121b)とにより構成される。
搬送ライン(102)は、分析部(107)またはバッファ(101)から試料が設置された試料ラック(203)の搬入出を行うためのラインで、搬送ライン(106)と同様の構成であり、その詳細は省略する。
前室(103)は、保冷庫(104)と搬送ライン(102)の間に配置されており、温度および湿度管理のために内部空間が外部と遮蔽されている。
この前室(103)は、ヒータ(103a)、冷却ファン(103b)、湿度調整ユニット(103c)を各々備えている前室スロット(302)を複数備えている。なお、前室スロット(302)は複数である必要はなく、1つ以上とすることができる。
1つの前室スロット(302)は、に対して1つの試料ラック(203)が待機できるようになっており、保冷庫(104)から搬出された試料ラック(203)がこの前室(103)内の前室スロット(302)を使用する。
前室スロット(302)のうち、冷却ファン(103b)は保冷庫(104)内を冷却するための冷えた空気を送風するファンであり、前室(103)内の温度を下げる構成である。ヒータ(103a)は、前室スロット(302)内の空気を加熱する機構であればよく、その構成の詳細は特に限定されないが、電熱線などとすることができる。湿度調整ユニット(103c)の詳細も特に限定されず、中空糸膜による除湿および加湿方式など、様々な公知の構成を採用可能である。
前室温度計(103d)は前室スロット(302)内部の温度を測定して操作部PC(121)に出力し、前室湿度計(103e)は前室スロット(302)内部の湿度を測定して操作部PC(121)に出力する。これら前室温度計(103d)や前室湿度計(103e)は、公知の構成とすることができる。
保冷庫(104)は、分析部(107)で測定が完了した試料が設置された試料ラック(203)を複数、保冷するための機構であり、試料ラック(203)を保管し、試料の蒸発を防ぐために低気温で制御された保冷庫スロット(304)(図3参照)を複数備えている。
保冷庫温度計(104a)は保冷庫(104)内部の温度を測定して操作部PC(121)に出力し、保冷庫湿度計(104b)は保冷庫(104)内部の湿度を測定して操作部PC(121)に出力する。これら保冷庫温度計(104a)や保冷庫湿度計(104b)も、前室温度計(103d)や前室湿度計(103e)と同様に公知の構成とすることができる。
搬送ライン(109)は、保冷庫(104)と前室(103)との間で試料ラック(203)の搬入出を行うためのラインであり、搬送ライン(106)と同様の構成とすることができる。
ラック搬入出ライン(108)は、前室(103)と保冷庫(104)との間に設けられており、保冷庫(104)への試料ラック(203)の搬入出を行うためのラインである。このラック搬入出ライン(108)は搬送ライン(109)等と同様に搬送ライン(106)と同様の構成とすることができる。
また、ラック搬入出ライン(108)は、搬送ライン(102)とは仕切り板(110)で仕切る構成となっている。仕切り板(110)は、ゴムや樹脂のような変形可能な素材で構成されており、暖簾のような形になっていることで、外部と遮断され、保冷庫(104)内の気温と同等になるように温度制御されている。
本実施例では、分析部(107)から搬出された試料ラック(203)は前室(103)を通らず、搬送ライン(102)、バッファ(101)内の搬送ライン(109)およびラック搬入出ライン(108)の順で通り、そのまま保冷庫(104)に収納される。これに対し、保冷庫(104)から搬出された試料ラック(203)はラック搬入出ライン(108)および搬送ライン(109)を介して前室(103)で一定時間待機した後、搬送ライン(102)を介して分析部(107)に搬入される。
バッファ外温度計(111)はバッファ(101)の外部の温度を測定して操作部PC(121)に出力し、バッファ外湿度計(112)はバッファ(101)の外部の湿度を測定して操作部PC(121)に出力する。これらバッファ外温度計(111)やバッファ外湿度計(112)は、公知の構成とすることができる。
操作部PC(121)は、ハブ(120)を介して搬送ライン(106)や分析部(107)、バッファ(101)に有線或いは無線のネットワーク回線によって接続されており、自動分析装置(1)全体の情報を統括し、動作を制御する役割を担う部分である。この操作部PC(121)は画面インタフェースを備えることがシステム構成および操作性の観点から最良な形態となる。
この操作部PC(121)は、汎用のコンピュータを用いて実現される、あるいはコンピュータ上で実行されるプログラムの機能として実現されることができる。そしてその処理は、プログラムコードとしてメモリなどの記録部に格納し、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが各プログラムコードを実行することによって実現することができる。なお、操作部PC(121)は、専用の回路基板などのハードウェアによって構成されていてもよい。
本実施例では、操作部PC(121)は、特に、バッファ(101)内の動作を制御する部分として、図3に示すように、搬送制御部(121a)および温度/湿度制御部(121b)を有している。
搬送制御部(121a)は、搬送ライン(102)から保冷庫(104)へ搬入する動作制御や、保冷庫(104)から搬送ライン(102)へ搬出する動作制御を実行する部分である。この搬送制御部(121a)では、試料ラック(203)を保冷庫(104)から出庫する際に予め設定した待機時間だけ前室(103)内で待機させる制御や、試料ラック(203)が待機していない空きの前室スロット(302)のうち温度や湿度が所定範囲に制御されていない間は試料ラック(203)を前室スロット(302)内に搬入させない制御を実行する。その詳細は図4以降を用いて説明する。
温度/湿度制御部(121b)は、前室(103)の各々の前室スロット(302)内の温度を保冷庫(104)の外部と保冷庫(104)の内部との間、特には保冷庫(104)の外部と保冷庫(104)の内部との中間に制御する。なお、本実施例における「中間」は、厳密に中間である必要はなく、ある程度の尤度を持たせることができる。例えば中間値の±数℃の範囲を「中間」として扱うことができる。
また、温度/湿度制御部(121b)は、前室(103)の各々の前室スロット(302)の内部の湿度を制御する。この際、好適には、前室スロット(302)内の湿度を保冷庫(104)の外部と保冷庫(104)の内部との間、特には保冷庫(104)の外部と保冷庫(104)の内部との中間に制御する。なお、湿度における「中間」についても厳密に中間である必要はなく、ある程度の尤度を持たせることができる。例えば中間値の±数%の範囲を「中間」として扱うことができる。
更に、温度/湿度制御部(121b)は、前室(103)内の前室スロット(302)の温度や湿度の制御を周期的に行う。
これらの制御の詳細は図4以降を用いて説明する。
更に、温度/湿度制御部(121b)は、保冷庫(104)の保冷庫スロット(304)内の温度や湿度を制御する。
なお、図3では、図示の都合上、ハブ(120)は省略している。
以上が、本実施例での自動分析装置(1)の全体的な構成となる。
上述のような本実施例の自動分析装置(1)による検体の分析処理は、一般的に以下の順に従い実行される。
本実施例での自動分析装置(1)では、操作部PC(121)から各試料に対する分析依頼(測定依頼)を行い、分析する試料を試料ラック(203)に搭載し試料投入部(204)へ設置する。分析依頼された情報はネットワークを介して分析部に送信され、分析部にて分析した結果は操作部PC(121)へ送信される。
以下に、本発明の特徴的なバッファ(101)の構成や動作とその詳細について図4乃至図8を用いて説明する。
図4は分析部等からバッファへのラック搬入時の流れを示すフロー、図5はバッファから分析部等へのラック搬出時の流れを示すフロー、図6は前室スロットステータスの更新の流れを示すフロー、図7は温度管理の制御の流れを示すフロー、図8は湿度管理の制御の流れを示すフローである。
最初に、図4を用いて分析部(107)からバッファ(101)への試料ラック(203)搬入時の流れについて説明する。
図4に示すように、分析部(107)から試料ラック(203)が搬送ライン(102)に搬出されると、搬送制御部(121a)は保冷庫(104)内の保冷庫スロット(304)に空きがあるか否かのスロットステータス情報を取得する(ステップS401)。
次いで、搬送制御部(121a)は、ステップS401において取得した情報に基づいて、1つでもスロットステータスに“空き”があるか否かを判定する(ステップS402)。“空き”がないと判定されたときは処理をステップS403に進めて、搬送制御部(121a)は試料ラック(203)の待機処理を実施する(ステップS403)。この待機処理では、前室(103)のスロットステータスが“空き”となるまで、試料ラック(203)を搬送ライン(102)などのライン上や分析部(107)内の試料収納部(209)内、あるいは前室(103)の前室スロット(302)内で待機させ、前室(103)のスロットステータス情報取得処理(ステップS401)およびスロットステータス判定処理(ステップS402)を繰り返し実施する。
これに対し、ステップS402のスロットステータス判定処理で1つでも“空き”があると判定されたときは、搬送制御部(121a)は入庫予定の保冷庫(104)の空いている保冷庫スロット(304)のスロットステータス情報を“空き”から“予約済み”に更新する(ステップS404)。なお、空いている保冷庫スロット(304)が複数存在する場合は、そのうち一つを“予約済み”に更新する。
その後、搬送制御部(121a)は、“予約済み”の保冷庫スロット(304)へ試料ラック(203)を搬送する(ステップS405)。
最後に、搬送制御部(121a)は、試料ラック(203)が入庫した保冷庫スロット(304)のスロットステータス情報を“使用中”に更新し(ステップS406)、分析部(107)からバッファ(101)への試料ラック(203)搬入時のフローを完了する。
次いで、図5を用いてバッファ(101)から分析部(107)への試料ラック(203)搬出時の流れについて説明する。
試料ラック(203)が保冷庫スロット(304)から搬出する際は、最初に、図5に示すように、搬送制御部(121a)は、前室(103)の前室スロット(302)に空きがあるか否かのスロットステータス情報を取得する(ステップS501)。
次いで、搬送制御部(121a)は、ステップS501において取得した情報に基づいて、1つでもスロットステータスに“空き”があるか否かを判定する(ステップS502)。“空き”がないと判定されたときは処理をステップS503に進めて、搬送制御部(121a)は試料ラック(203)の待機処理を実施する(ステップS503)。この待機処理では、前室(103)のスロットステータスが“空き”となるまで、試料ラック(203)を保冷庫スロット(304)内で待機させ、前室(103)のスロットステータス情報取得処理(ステップS501)およびスロットステータス判定処理(ステップS502)を繰り返し実施する。
これに対し、ステップS502のスロットステータス判定処理で1つでも“空き”があると判定されたときは、搬送制御部(121a)は入庫予定の前室スロット(302)のステータス情報を“空き”から“予約済み”に更新するスロットステータス情報更新処理(ステップS504)を実行し、その後に“予約済み”の前室スロット(302)に保冷庫(104)から試料ラック(203)の搬入を実行する(ステップS505)。なお、空いている前室スロット(302)が複数存在する場合は、そのうち一つを“予約済み”に更新すればよい。
試料ラック(203)の搬入後は、搬送制御部(121a)は前室スロット(302)のスロットステータス情報を“使用中”に更新する(ステップS506)とともに、搬出した保冷庫スロット(304)のスロットステータス情報を“空き”に更新する(ステップS507)。
その後、搬送制御部(121a)は、試料ラック(203)を搬送した前室スロット(302)に対して、試料ラック(203)の待機時間のカウント(タイマー)を開始する(ステップS508)。
ここで、保冷庫スロット(304)から分析部(107)への試料ラック(203)を搬入する場合、言い換えると低温の保冷庫(104)から外気温の領域に試料ラック(203)を搬送する場合は、試料および試料の入った試料容器は保冷により冷えており、そのまま外気温の領域に搬入すると気温差によって試料の入った容器内に結露が発生するため、前室スロット(302)で1分程度待機させる。
試料ラック(203)が所定の時間待機しているかどうかを判定するため、搬送制御部(121a)は、待機時間が経過したか否かを判定する(ステップS509)。ステップS509にて所定時間待機していないと判定されたときは所定時間経過するまでステップS509の処理を繰り返す。
これに対し、ステップS509にて所定時間待機したと判定されたときは、搬送制御部(121a)は、前室スロット(302)から搬送ライン(102)へ試料ラック(203)を搬送して(ステップS510)、そのまま搬送ライン(102)からバッファ(101)と分析部(107)を接続する搬送ライン(105)に試料ラック(203)を搬送する(ステップS511)。
その後、搬送制御部(121a)は、出庫された前室スロット(302)のスロットステータスを“使用中”から“使用済”に更新して(ステップS512)、処理を図6以降に移行させる。
次いで、図6を用いて、好適には図5に示したステップS512以降に実行される前室(103)のスロットステータス情報の更新の流れについて説明する。
最初に、搬送制御部(121a)は、前室(103)の各前室スロット(302)のスロットステータス情報を取得し(ステップS601)、その取得した情報に基づいて各前室スロット(302)のスロットステータス情報に“使用済”があるか否かを判定する(ステップS602)。このステップS602において“使用済”があると判定されたときは処理をステップS803に進め、ないと判定されたときは処理を終了する。
次いで、搬送制御部(121a)は、“使用済”の前室スロット(302)の温度/湿度が調整済みか否かを判定する(ステップS603)。このステップS603は、例えば後述する図7の処理が完了することによりスロットステータス情報における温度情報が“調整済み”となっているか、および図8の処理が完了することによりスロットステータス情報における湿度情報が“調整済み”となっているかにより判定される。
ステップS603において温度/湿度が調整済みであると判定されたときは、搬送制御部(121a)は、該当する前室スロット(302)のスロットステータス情報を“使用済”から“空き”に更新して(ステップS604)、処理を完了させる。
図5でバッファ(101)から分析部(107)へ試料ラック(203)を搬出した場合、使用された前室(103)のスロットステータス情報は“使用済”としており、同じ前室(103)に連続して試料ラック(203)が出入りした場合、前室(103)内の温度/湿度は外気温に徐々に近づいていく恐れがあるためであり、ステップS512やステップS601乃至ステップS604に示すように連続で使用できないよう前室(103)内の温度/湿度を外部と保冷庫(104)の中間に制御されて、前室(103)に試料ラック(203)が待機できる状態になった場合にスロットステータス情報を“空き”に更新することが望ましい。
次いで、図7を用いて前室(103)スロット内(302)の温度管理の制御の流れを説明する。
なお、この図7に示す制御や上述した図6に示す制御、後述する図8に示す制御は、自動分析装置(1)が稼働している間に周期的に実行されるものとする。これに対し、図4や図5に示す制御は、試料ラック(203)の搬送指示があった際に実行される。
最初に、温度/湿度制御部(121b)は、バッファ(101)外(=外気)の温度情報:X1をバッファ外温度計(111)から取得する(ステップS701)とともに、保冷庫(104)の温度情報:Y1を保冷庫温度計(104a)から取得する(ステップS702)。なお、ステップS701とステップS702とは順不同である。
次いで、温度/湿度制御部(121b)は、ステップS701,S702にて取得した温度情報から前室スロット(302)の設定温度となる中間温度A=(X1+Y1)/2を算出する(ステップS703)。
次いで、温度/湿度制御部(121b)は、前室(103)の温度情報:Z1を前室温度計(103d)から取得する(ステップS704)。また、温度/湿度制御部(121b)は、ヒータ(103a)の動作状況情報(停止/動作中)を取得する(ステップS705)とともに、冷却ファン(103b)の動作状況情報(停止/動作中)を取得(ステップS706)する。これらステップS704乃至ステップS706は順不同であり、いずれか先行してもよいし、同時であってもよい。
次いで、温度/湿度制御部(121b)は、前室スロット(302)内の温度:Z1が、ステップS703で算出した中間温度:Aに尤度として±3℃の値(中間温度に尤度を持たせた値)の範囲内であるか否か(A-3℃≦Z1≦A+3℃の条件を満たすか否か)を判定する(ステップS707)。
このステップS707においてA-3℃≦Z1≦A+3℃の条件を満たすと判定されたときは処理をステップS708に進め、温度/湿度制御部(121b)は、ステップS705で取得したヒータ(103a)の動作確認を行い(ステップS708)、“動作中”であると判定されたときはヒータ(103a)の動作を停止(ステップS709)した後に処理をステップS710に進め、“停止”であると判定されたときはステップS709を省略して処理をステップS710に進める。
次いで、温度/湿度制御部(121b)は、ステップS706で取得した冷却ファン(103b)の動作確認を行い(ステップS710)、“動作中”であると判定されたときは冷却ファン(103b)の動作を停止し(ステップS711)、処理を終了する。また“停止”であると判定されたときはそのまま処理を終了する。
また、ステップS707においてA-3℃≦Z1≦A+3℃の条件を満たさないと判定されたときは処理をステップS712に進め、温度/湿度制御部(121b)は、次の判定処置として、前室スロット(302)内の温度:Z1がA-3℃より低いか否かを判定する(ステップS712)。
温度/湿度制御部(121b)は、ステップS712においてZ1がA-3℃より低いと判定されたときは処理をステップS708Aに進めて、ステップS705で取得したヒータ(103a)の動作確認を行う(ステップS708A)。温度/湿度制御部(121b)は、“動作中”であると判定されたときは、ヒータ(103a)の動作を継続し(ステップS713)、処理をステップS704に戻す。これに対してヒータ(103a)の動作が“停止”であると判定されたときは、ヒータ(103a)の動作を開始して(ステップS714)、処理をステップS704に戻す。
また、温度/湿度制御部(121b)は、ステップS712においてZ1がA-3℃より低いと判定されなかったとき、すなわちZ1がA+3℃より高いと判定されたときは処理をステップS710Aに進めて、ステップS706で取得した冷却ファン(103b)の動作確認を行う(ステップS710A)。温度/湿度制御部(121b)は、“動作中”であると判定されたときは、冷却ファン(103b)の動作を継続し(ステップS715)、処理をステップS704に戻す。これに対して冷却ファン(103b)の動作が“停止”であると判定されたときは、冷却ファン(103b)の動作を開始して(ステップS716)、処理をステップS704に戻す。
次いで、図8を用いて前室(103)スロット内(302)の湿度管理の制御の流れを説明する。
最初に、温度/湿度制御部(121b)は、バッファ(101)外(外気)の湿度情報:X2をバッファ外湿度計(112)から取得する(ステップS801)とともに、保冷庫(104)の湿度情報:Y2を保冷庫湿度計(104b)から取得する(ステップS802)。なお、ステップS801とステップS802とは順不同である。
次いで、温度/湿度制御部(121b)は、ステップS801,S802にて取得した湿度情報から前室スロット(302)の設定湿度となる中間湿度B=(X2+Y2)/2を算出する(ステップS703)。
次いで、温度/湿度制御部(121b)は、前室(103)の湿度情報:Z2を前室湿度計(103e)から取得する(ステップS804)。また、温度/湿度制御部(121b)は、湿度調整ユニット(103c)の動作状況情報(停止/動作中)を取得する(ステップS805)。これらステップS804とステップS805とは順不同である。
次いで、温度/湿度制御部(121b)は、前室スロット(302)内の湿度:Z2が、ステップS803で算出した中間湿度:Bに尤度として±5%した値(中間湿度に尤度を持たせた値)の範囲内であるか否か(B-5%≦Z2≦B+5%の条件を満たすか否か)を判定する(ステップS806)。
このステップS806においてB-5%≦Z2≦B+5%の条件を満たすと判定されたときは処理をステップS807に進め、温度/湿度制御部(121b)は、ステップS805で取得した湿度調整ユニット(103c)の動作確認を行い(ステップS807)、“動作中”であると判定されたときは湿度調整ユニット(103c)の動作を停止し(ステップS810)、処理を終了する。また“停止”であると判定されたときはそのまま処理を終了する。
また、ステップS806においてB-5%≦Z2≦B+5%の条件を満たさないと判定されたときは処理をステップS807Aに進め、温度/湿度制御部(121b)は、次の判定処置として、ステップS805で取得した湿度調整ユニット(103c)の動作確認を行う(ステップS807A)。温度/湿度制御部(121b)は、“動作中”であると判定されたときは、湿度調整ユニット(103c)の動作を継続し(ステップS808)、処理をステップS804に戻す。これに対して湿度調整ユニット(103c)の動作が“停止”であると判定されたときは、湿度調整ユニット(103c)の動作を開始して(ステップS809)、処理をステップS804に戻す。
次に、本実施例の効果について説明する。
上述した本実施例の自動分析装置(1)は、分析部(107)と、分析部(107)に対して試料が設置された試料ラック(203)の搬入出を行う搬送ライン(102)と、分析部(107)で測定が完了した試料が設置された試料ラック(203)を複数、保冷する保冷庫(104)と、搬送ライン(102)から保冷庫(104)へ搬入する動作制御、および保冷庫(104)から搬送ライン(102)へ出庫する動作制御を実行する搬送制御部(121a)と、保冷庫(104)と搬送ライン(102)の間に配置されており、その内部空間が外部と遮蔽されている前室(103)と、前室(103)内の温度を保冷庫(104)の外部と保冷庫(104)の内部との間に制御する温度/湿度制御部(121b)と、を備えている。
このような構成によって、低気温から外気温へ移動する際の温度差を緩和して、試料容器内に結露が発生することを従来の装置構成に比べて抑制することができる。従って、結露による試料の薄まりを軽減することが可能となり、試料の損失および患者から再度採血を実施するといった事態になることを減らすことができ、患者およびオペレータの負担を軽減することができる。
また、温度/湿度制御部(121b)は、前室(103)内の温度を保冷庫(104)の外部と内部との中間に制御するため、保冷庫(104)から前室(103)内に入庫する際の温度変化と前室(103)から出庫する際の温度差をほぼ等しくすることができ、前室(103)への入庫、あるいは前室(103)からの出庫のいずれかの際の温度差が他方に比べて大きくなることを避けて、より確実に試料容器内に結露が生じることを抑制することができる。
更に、前室(103)の内部の湿度を制御する温度/湿度制御部(121b)を更に備えたことで、更に高い確率で試料容器内に結露が生じることを抑制することができる。
また、温度/湿度制御部(121b)は、前室(103)内の温度や湿度の制御を周期的に行うことにより、試料ラック(203)を前室(103)に入庫させるタイミングを増やすことが可能となり、前室(103)での待機待ちによる分析スループットが低下することを避けることができる。
更に、前室(103)は、ヒータ(103a)を有していることで、前室(103)の前室スロット(302)内の温度調整を簡易な構成で効率的に行うことができる。
また、前室(103)は、保冷庫(104)を冷却するための空気を送風する冷却ファン103bを有していることにより、冷却機構を別途設ける必要がなくなり、装置の構成を簡略化しつつ、前室(103)の温度調整を実現することができる。
更に、搬送制御部(121a)は、試料ラック(203)を保冷庫(104)から出庫する際に予め設定した待機時間だけ前室(103)内で待機させることで、より確実に試料や試料容器、容器内の空気の温度を調整でき、結露の発生をより効果的に抑制することができる。
また、搬送制御部(121a)は、試料ラック(203)が待機していない空きの前室(103)のうち、温度が所定範囲に制御されていない間は試料ラック(203)を入庫させないことにより、温度制御の効率を最大化し、より確実に結露の発生を抑制することができる。
更に、前室(103)は、搬送ライン(102)に接続されていることで、装置サイズを最小化することができる。
また、前室(103)と保冷庫(104)との間は外部と遮断され、温度制御されていることにより、前室(103)に入庫する前の温度変化により結露が生じることを抑制でき、結露発生の危険性をより低減することができる。
1…自動分析装置
101…バッファ
102…搬送ライン
103…前室
103a…ヒータ
103b…冷却ファン
103c…湿度調整ユニット
103d…前室温度計
103e…前室湿度計
104…保冷庫
104a…保冷庫温度計
104b…保冷庫湿度計
105…搬送ライン
106…搬送ライン
107…分析部
108…ラック搬入出ライン
109…搬送ライン
110…仕切り板
111…バッファ外温度計
112…バッファ外湿度計
120…ハブ
121…操作部PC
121a…搬送制御部(制御部)
121b…温度/湿度制御部(温度制御部、湿度制御部)
201…ユーザ
202…試料
203…試料ラック
204…試料投入部
205…搬送ライン
206…分析ユニット
207…試薬
208…試薬ディスク
209…試料収納部
302…前室スロット
304…保冷庫スロット

Claims (14)

  1. 分析部と、
    前記分析部に対して試料が設置されたラックの搬入出を行う搬送ラインと、
    前記分析部で測定が完了した試料が設置されたラックを複数、保冷する保冷庫と、
    前記搬送ラインから前記保冷庫へ搬入する動作制御、および前記保冷庫から前記搬送ラインへ出庫する動作制御を実行する制御部と、
    前記保冷庫と前記搬送ラインの間に配置されており、その内部空間が外部と遮蔽されている複数の前室と、
    前記前室内の温度を前記保冷庫の外部と前記保冷庫の内部との間に制御する温度制御部と、を備え
    前記温度制御部は、複数の前記前室を独立して温度制御する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温度制御部は、前記前室内の温度を前記保冷庫の外部と内部との中間に制御する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記前室の内部の湿度を制御する湿度制御部を更に備えた
    ことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温度制御部は、前記前室内の温度の制御を周期的に行う
    ことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記湿度制御部は、前記前室内の湿度の制御を周期的に行う
    ことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記前室は、ヒータを有している
    ことを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記前室は、前記保冷庫を冷却するための空気を送風する冷却ファンを有している
    ことを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、前記ラックを前記保冷庫から出庫する際に予め設定した待機時間だけ前記前室内で待機させる
    ことを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項8に記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、前記ラックが待機していない空きの前記前室のうち、温度が所定範囲に制御されていない間は前記ラックを入庫させない
    ことを特徴とする自動分析装置。
  10. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記前室は、前記搬送ラインに接続されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  11. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記前室と前記保冷庫との間は外部と遮断され、温度制御されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  12. 試料を保管するための試料保管装置であって、
    前記試料の分析を行う分析部で測定が完了した試料が設置されたラックを複数、保冷する保冷庫と、
    前記保冷庫と前記試料保管装置の外部との間に配置されており、その内部空間が外部と遮蔽されている複数の前室と、
    前記前室内の温度を前記保冷庫の外部と前記保冷庫の内部との間に制御する温度制御部と、を備え
    前記温度制御部は、複数の前記前室を独立して温度制御する
    ことを特徴とする試料保管装置。
  13. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記温度制御部は、前記試料の前記保冷庫の搬入搬出の際に前記前室内の温度を前記保冷庫の外部と前記保冷庫の内部との間に制御する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  14. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記前室と前記保冷庫とが1つの筐体内に収められている
    ことを特徴とする自動分析装置。
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