JP2015064220A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試薬保冷庫の上面の一部に形成される搬入出口周辺に結露が発生することを防止する。【解決手段】試料と試薬とを混合した測定試料の分析を行う自動分析装置であって、試薬が入った試薬容器400を収容する試薬保冷庫300を有し、試薬保冷庫300の内部には、試薬保冷庫300の内部の空気を循環させる送風機340が設けられ、送風機340の送風口は、試薬保冷庫の底面370に向かって斜め下方に向けられており、送風機340は、試薬保冷庫300の底面370に向けて送風する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動分析装置に関する。
試料(例えば、血液、尿など)と試薬とを混合した測定試料の分析を自動で行う自動分析装置が知られている。また、試薬を保冷するために、試薬が入った試薬容器を試薬保冷庫に収容することが知られている。また、試薬保冷庫に収容された状態で試薬容器から試薬を吸引し、吸引した試薬を吐出し、試薬と試料とを混合することが知られている。
ここで、試薬保冷庫の内部の温度を均一にさせるための技術が、特開2012−137329号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1には、「試薬保冷庫は、試薬容器の収容スペースを内部に有する保冷庫本体と、保冷庫本体の内部の空気を冷却する冷却部と、保冷庫本体の内面に向けて吹き付ける空気流を生成し、保冷庫本体内で空気を循環させる送風機とを備える。保冷庫本体内の内面は、空気流が吹き付けられる被吹付領域Aの中央側からその周囲へ向かって、前記内面の高さが漸次低くなるように傾斜する傾斜面を有している」と記載されている。
また、試薬の蒸発を防止させるための技術が、特開2011−191117号公報(特許文献2)に記載されている。特許文献2には、「試薬庫内では、冷却器によって冷却された空気は流動ファンによって循環している」と記載されている。
特開2012−137329号公報 特開2011−191117号公報
ここで、空になった試薬容器は、試薬容器搬入出部(例えば、エレベータ)により、搬入出口を介して試薬保冷庫から搬出される。そして、空になった試薬容器は、搬出された後に、新しい試薬容器に交換される。その後、交換された試薬容器は、試薬容器搬入出部により搬入出口を介して試薬保冷庫へ搬入される。ここで、試薬容器が試薬保冷庫から搬出または搬入される際に、搬入出口にできる隙間から外気が試薬保冷庫へ流入し、搬入出口周辺に結露が発生するという問題があった。
本発明の目的は、試薬保冷庫の上面の一部に形成される搬入出口周辺に結露が発生することを防止する技術を提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の一実施の形態は、試料と試薬とを混合した測定試料の分析を行う自動分析装置であって、前記試薬が入った試薬容器を収容する試薬保冷庫を有する。また、前記試薬保冷庫の内部には、前記試薬保冷庫の内部の空気を循環させる送風機が設けられる。また、前記送風機の送風口は、前記試薬保冷庫の底面に向かって斜め下方に向けられている。そして、前記送風機は、前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する。
また、他の実施の形態は、試料と試薬とを混合した測定試料の分析を行う自動分析装置であって、前記試薬が入った試薬容器を収容する試薬保冷庫を有する。また、前記試薬保冷庫の内部には、前記試薬保冷庫の内部の空気を循環させる送風機が設けられる。また、前記試薬保冷庫の内部には、試薬ディスクの内周方向に断熱部材が設けられる。また、前記送風機の送風口は、前記断熱部材と前記試薬保冷庫の底面に向かって斜め下方に向けられている。そして、前記送風機は、前記断熱部材と前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する。
また、他の実施の形態は、試料と試薬とを混合した測定試料の分析を行う自動分析装置であって、前記試薬が入った試薬容器を収容する試薬保冷庫を有する。また、前記試薬保冷庫の内部には、前記試薬保冷庫の内部の空気を循環させる送風機が設けられる。また、前記試薬保冷庫の内部には、前記送風機の吸引口を囲い、前記試薬保冷庫の下方から空気を導入する口を備える整流部材が設けられ、前記送風機の送風口は、前記試薬保冷庫の底面に向かって斜め下方に向けられており、前記送風機は、前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する。また、前記試薬保冷庫の内部には、試薬ディスクの内周方向にガイド部材が設けられ、前記送風機は、前記ガイド部材と前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する。
また、他の実施の形態は、試料と試薬とを混合した測定試料の分析を行う自動分析装置であって、前記試薬が入った試薬容器を収容する試薬保冷庫を有する。また、前記試薬保冷庫の内部には、前記試薬保冷庫の内部の空気を循環させる送風機が設けられる。また、前記試薬保冷庫の内部には、前記送風機に吸引される空気を冷却する冷却部材が設けられ、前記送風機の送風口は、前記試薬保冷庫の底面に向かって斜め下方に向けられており、前記送風機は、前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によれば、試薬保冷庫の上面の一部に形成される搬入出口周辺に結露が発生することを防止できるようになる。
実施の形態1における自動分析装置の平面図である。 実施の形態1における試薬保冷庫の縦断面図である。 実施の形態1における試薬容器を移動させる順序を示す図である。 実施の形態1における試薬容器搬入出部が上昇位置と下降位置との間にある場合に、試薬保冷庫の内部に発生する空気流について説明する図である。 実施の形態1における試薬容器搬入出部が上昇位置にある場合に、試薬保冷庫の内部に発生する空気流について説明する図である。 実施の形態1における試薬容器搬入出部が下降位置にある場合に、試薬保冷庫の内部に発生する空気流について説明する図である。 実施の形態1における試薬保冷庫の拡大縦断面図である。 実施の形態2における試薬保冷庫の縦断面図である。 実施の形態2における断熱部材の正面図である。 実施の形態2における試薬保冷庫の拡大縦断面図である。 実施の形態2における試薬保冷庫の他の拡大縦断面図である。 実施の形態3における自動分析装置の平面図である。 実施の形態3における試薬保冷庫の縦断面図である。 実施の形態3における試薬保冷庫の縦断面図(断熱部材有)である。 実施の形態3における試薬保冷庫の縦断面図(ガイド部材有)である。 実施の形態3における整流部材付き送風機の斜視図(ガイド部材有)その1である。 実施の形態3における整流部材付き送風機の斜視図(ガイド部材有)その2である。 実施の形態4における試薬保冷庫の縦断面図である。 実施の形態4における冷却部材の斜視図(ガイド部材有)その1である。 実施の形態4における冷却部材の斜視図(ガイド部材有)その2である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1を、図1〜図7を用いて説明する。実施の形態1では、試薬保冷庫の内部の空気を循環させるために、送風機を試薬保冷庫の内部に設ける。その際、送風機は、斜め上方から底面に向けて空気を吹き付ける。そして、吹き付けられた空気は、該底面によって水気が取られ乾燥した空気となる。そして、乾燥した空気が側面を伝って上方に向かって吹き上げられる。そして、吹き上げられた空気は、隙間の下方を水平方向に流れ、隙間のエアカーテンとして機能する。
これによって、隙間から湿った空気が入ることを防止するとともに、乾燥した空気を循環させ、隙間付近に結露が発生することを防止できるようになる。
<全体構成>
図1は、実施の形態1における自動分析装置の平面図である。自動分析装置は、試料と試薬とを混合し、混合した測定試料の分析を自動で行う。図1に示されるように、自動分析装置は、搬送ライン110と、試料を吸引する試料プローブ120と、反応容器供給庫130と、反応容器供給機構140と、反応容器テーブル150と、反応測定装置160と、試薬保冷庫300と、試薬プローブ310と、試薬撹拌棒320と、試薬容器搬入出部330と、送風機340とを有する。
反応容器供給庫130は、複数の反応容器220を保持する。反応容器供給機構140は、反応容器供給庫130が保持する反応容器220を反応容器テーブル150へ供給する。反応容器テーブル150は、供給された反応容器220を、自らを回転させることで試薬プローブ310から試薬が吐出される試薬吐出位置まで移動させる。
試薬保冷庫300は、内部が所定温度以下に調整されている。試薬保冷庫300は、試薬が入った試薬容器400を収容する。試薬保冷庫300は、円筒状の形状である。また、試薬保冷庫300の上面には、吸引孔(後述、図2)と撹拌孔(後述、図2)が形成されている。以下、試薬保冷庫300の外周から水平に中心303へ向かう方向を内周方向といい、内周方向と逆の方向を外周方向と呼ぶ場合がある。
試薬容器400の上端は開放されている。試薬撹拌棒320は、試薬容器400に入った試薬を撹拌する試薬撹拌位置まで移動される。そして、試薬撹拌棒320は、撹拌孔と試薬容器400の上端とを介して試薬容器400へ挿入される。そして、試薬撹拌棒320は、挿入された状態で回転されることで、試薬容器に入った試薬を撹拌する。試薬を撹拌した試薬撹拌棒320は、試薬容器400から引き抜かれる。
その後、試薬プローブ310は、試薬容器400から試薬を吸引する試薬吸引位置まで移動される。そして、試薬プローブ310は、吸引孔と試薬容器400の上端とを介して試薬容器400へ挿入される。そして、試薬プローブ310は、挿入された状態で試薬容器400から試薬を吸引する。
試薬を吸引した試薬プローブ310は、試薬容器400から引き抜かれる。その後、試薬プローブ310は、試薬吐出位置まで移動され、反応容器220内に試薬を吐出する。
試薬が吐出された後、反応容器テーブル150は、自らを回転させることで、反応容器220を、試料プローブ120から試料が吐出される試料吐出位置まで移動させる。
搬送ライン110は、試験管ラック200に保持された試料容器210を試料プローブ120から試料が吸引される試料吸引位置まで搬送する。試料容器210には、試料が入っている。また、試料容器210は、上端が開放されている。試料容器210が、試料吸引位置まで搬送された後、試料プローブ120は、試料容器210の上端から挿入される。そして、試料プローブ120は、挿入された状態で試料容器210から試料を吸引する。
試料を吸引した後、試料プローブ120は、試料容器210から引き抜かれる。その後、試料プローブ120は、試料吐出位置まで移動される。試料吐出位置まで移動された後、試料プローブ120は、吸引した試料を反応容器220へ吐出する。
図示しない撹拌機構は、反応容器220へ吐出された試薬と試料とを撹拌する。撹拌された試薬と試料とは所定時間放置される。放置された後、反応容器220は、反応測定装置160まで移動される。そして、反応測定装置160は、移動された反応容器220に入った試薬と試料との反応状態を測定する。
試薬容器搬入出部330は、鉛直方向に下降位置(試薬容器搬入出部330に搭載された試薬容器400の高さと試薬ディスク301に載置された試薬容器400の高さとが略等しくなる位置をいう。)まで下降されることで、載置された試薬容器400を試薬保冷庫300内へ搬入する。また、試薬容器搬入出部330は、鉛直方向に上昇位置(検査技師によって、試薬容器400の交換がされる位置をいう。)まで試薬容器400を上昇させることで、空になった試薬容器400を試薬保冷庫300から搬出する。
送風機340は、試薬保冷庫300内部の空気10を循環させる。より詳細には、送風機340は、試薬保冷庫300の内部を以下のように循環する。まず、吸引孔および撹拌孔から流入する空気10は、送風機340を介して試薬保冷庫300の内部の底面(以下、底面という)に吹き付けられる。次に、空気10は、試薬保冷庫300の側面に沿って上方へと吹き上がる。次に、空気10は、上面を辿る。そして、空気10は、送風機340により吸引され、その後、送風機340により再び底面に吹き付けられる。
<詳細構成>
図2は、実施の形態1における試薬保冷庫300の縦断面図である。なお、図2において、送風機340は、説明の便宜の為に模式的に図示されている。図2に示されるように、試薬保冷庫300は、上昇または下降するエレベータである試薬容器搬入出部330を有する。また、試薬保冷庫300の内部には、試薬容器400が載置される試薬ディスク301と、試薬ディスク301を回転させる試薬ディスク回転機構302と、送風機340とが設けられる。試薬ディスク301は、側面390の近傍であって、側面390の内周方向に設けられる。また、試薬容器搬入出部330は、試薬ディスクに隣接して設けられ、隣り合う試薬ディスク301の内周方向に設けられる。
試薬容器搬入出部330には、試薬容器400が搭載される。試薬容器400が搭載された試薬容器搬入出部330は、図示しない試薬容器搬出駆動部により、鉛直方向に上昇または下降される。
図示しない試薬容器移動機構は、空になった試薬容器400を試薬容器搬入出部330へ搭載させる。その後、試薬容器搬出駆動部は、試薬容器搬入出部330を上昇位置まで上昇させる。試薬容器搬入出部330が上昇位置まで上昇した後、検査技師は、空になった試薬容器400に替えて試薬が入った試薬容器400を試薬容器搬入出部330に搭載させる。
試薬容器400が搭載された後に、試薬容器搬出駆動部は、試薬容器搬入出部330を下降位置まで下降させる。これによって、試薬容器400は、試薬保冷庫300へ搬入される。
その後、試薬容器移動機構は、試薬容器400を試薬ディスク301へ載置させる。試薬ディスク301は、自身を回転させることによって、試薬容器400を試薬吸引位置まで移動させる。試薬ディスク301が回転することによって、試薬ディスク301に載置された試薬容器400は、試薬保冷庫300の内周に沿って試薬吸引位置まで移動する。次に、図示しない試薬容器蓋開閉機構は、試薬吸引位置にて試薬容器400の蓋を開ける。
撹拌孔304は、試薬保冷庫300の上面の一部に形成される。また、吸引孔305は、試薬保冷庫300の上面の一部に形成される。試薬撹拌棒320は、撹拌孔304を介して試薬容器400へ挿入される。そして、試薬撹拌棒320は、試薬容器400に入った試薬を撹拌し、試薬を撹拌した後、上方に引き抜かれる。試薬撹拌棒320が引き抜かれた後、試薬プローブ310は、吸引孔305を介して試薬容器400へ挿入される。そして、試薬プローブ310は、挿入された状態で試薬容器400から試薬を吸引する。
送風機340は、試薬ディスク301の回転軸の近辺から所定角度で鉛直方向上方に伸びる板状の部材に固定される。
送風機340は、吸引口から空気を吸引し、吸引した空気を送風口から送風する。送風機340の吸引口は、吸引孔305および撹拌孔304の方向に向けられる。そして、吸引口は、吸引孔305および撹拌孔304から流入した空気を吸引する。
送風機340は、回転軸(図示なし)を中心に回転翼を回転させることで吸引孔305および撹拌孔304から吸引した空気を送風する。送風機340の送風口は、斜め下方に向けられており、斜め上方から底面370に向けて空気を送風する。なお、送風機340は、斜め上方から底面370に向けて外周方向かつ鉛直方向下方に向けて空気を送風するようにしても良い。
より詳細には、送風機340の回転軸と水平面部とが成す鋭角θαは、0度を超え、90度未満である。そして、送風機340の送風口は、送風機340の回転軸と底面370とが互いに交差するように、位置および角度を調整されて試薬保冷庫300の内部に設けられる。
なお、送風機340の送風口は、送風機340の回転軸と水平面部とが成す鋭角θαが45度となるように、底面370を向いて設けられるようにしても良い。また、送風機の送風口は、送風機340の回転軸と水平面部とが成す鋭角θαが30度〜60度のいずれかの角度になるように、底面370を向いて設けられるようにしても良い。
<処理フロー>
図3は、実施の形態1における試薬容器400を移動させる順序を示す図である。
まず、S301にて、試薬容器移動機構は、空になった試薬容器400を試薬容器搬入出部330へ搭載させる。
次に、S302にて、試薬容器搬出駆動部は、試薬容器400が搭載された試薬容器搬入出部330を上昇位置まで上昇させる。
次に、S303にて、検査技師は、空になった試薬容器400に替えて試薬が入った新たな試薬容器400を試薬容器搬入出部330に搭載する。
次に、S304にて、試薬容器搬出駆動部は、試薬容器搬入出部330を下降位置まで下降させる。
次に、S305にて、試薬容器移動機構は、試薬容器400を試薬容器搬入出部330から試薬ディスク301へ移動させる。これによって、試薬ディスク301に試薬容器400が載置される。
次に、S306にて、試薬ディスク301は、自身を回転させることによって、試薬容器400を試薬吸引位置まで移動させる。
<空気流説明>
図4は、実施の形態1における試薬容器搬入出部330が上昇位置と下降位置との間にある場合に、試薬保冷庫300の内部に発生する空気流について説明する図である。なお、図4〜図7において、送風機340は、説明の便宜の為に模式的に図示されている。
図4に示されるように、試薬容器搬入出部330が上昇位置と下降位置との間にある場合、試薬容器搬入出部330が搬入出口360を塞ぎきれず、搬入出口360に隙間ができる。そして、隙間から空気10が流入する可能性がある。
まず、吸引孔305および撹拌孔304から空気10が流入する。次に、空気10は、送風機340により吸引される。
次に、送風機340は、底面370の斜め上方から底面370に向けて空気10を送風する。底面370に吹き付けられた空気10は、底面370によって熱が吸収される。これによって、熱を持った空気10が試薬容器400に直接吹き付けられることを防止できるようになる。
また、底面370に空気10が吹き付けられることで、空気10に含まれる水分は、底面370に付着し結露する。これによって、空気10に含まれる水分の量が減少し、吸引孔305および撹拌孔304から流入する空気10によって、試薬保冷庫300の側面390の内側(以下、側面という)や上面350の内側(以下、上面という)に結露が発生するのを防止できるようになる。
ここで、図7に示される試薬保冷庫300の拡大縦断面図のように、試薬容器搬入出部330の底面370は、水平面部に対して1度〜2度傾斜している。また、底面370には、テーパ形状をしたテーパ部(図示なし)が形成されており、テーパ部における高さが最低となる位置に排水部380が形成されている。そして、底面370に付着した水分は、底面370を伝って下方へ流れ、排水部380から排出される。
再び図4を参照する、底面370に向けて吹き付けられた空気10は、一部は、試薬容器400の内周方向の側面と試薬容器搬入出部330の外周側の側面との間の空間に沿って上方に向かって上面付近まで吹き上がる。また、残りの空気10は、外周方向に向かって底面370を流れる。その後、側面390に到達した空気10は、試薬保冷庫300の側面390と試薬容器400の外周方向の側面との間の空間に沿って上方に向かって上面350付近まで吹き上がる。
次に、上面350付近まで吹き上がった空気10は、上面350付近と搬入出口360の下方とを水平に内周方向に向かって流れる。搬入出口360の下方を水平方向に流れる空気10は、隙間から空気10が流入するのを防止するエアカーテンとして機能する。これによって、隙間から外気が流入することを防止できるようになる。さらに、試薬保冷庫300内部の冷気が隙間から流出することを防止できるようになる。
その後、空気10は、送風機340の吸引口により吸引され、送風機340の送風口により再び底面370の斜め上方から底面370に向けて送風される。このような空気流が試薬保冷庫300内部に形成されることで、試薬保冷庫300と試薬容器400との熱交換を促進し、試薬容器400に入った試薬を効率的に保冷できるようになる。
なお、試薬ディスク301に載置された試薬容器400に直接、空気10が吹き付けられないように、送風機340が設けられる位置および角度を調整しても良い。例えば、送風機340が、試薬ディスク301の下方の底面370から内周方向に所定距離以上離れた底面370に向けて送風するように、送風機340の位置および角度を調整するようにしても良い。この場合、送風機340の回転軸と水平面部とが成す鋭角θαを45度前後とし、送風機340の位置のみを調整するようにしても良い。
図5は、実施の形態1における試薬容器搬入出部330が上昇位置にある場合に、試薬保冷庫300の内部に発生する空気流について説明する図である。
図5に示されるように、試薬容器搬入出部330が上昇位置にある場合、搬入出口360に隙間ができる。そして、隙間から空気10が流入する可能性がある。
この場合であっても、図4にて説明した空気流が試薬保冷庫300内部に形成される。そして、搬入出口360の下方を水平方向に流れる空気10は、隙間から空気10が流入するのを防止するエアカーテンとして機能する。これによって、隙間から外気が流入することを防止できるようになる。
図6は、実施の形態1における試薬容器搬入出部330が下降位置にある場合に、試薬保冷庫300の内部に発生する空気流について説明する図である。
なお、図6に示されるように、試薬容器搬入出部330が下降位置にある場合には、隙間はできない。以下、図6に示される試薬保冷庫300内部の空気流について説明する。
まず、吸引孔305および撹拌孔304から空気10が流入する。次に、空気10は、送風機340により吸引される。
次に、送風機340は、底面370と試薬容器搬入出部330に搭載された試薬容器400とに空気10を送風する。
次に、試薬容器搬入出部330に搭載された試薬容器400に吹き付けられた空気10は、試薬容器搬入出部330に搭載された試薬容器400の内周方向の側面に沿って上方へと吹き上がる。また、底面370に吹き付けられた空気10は、外周方向に向かって底面370を流れる。その後、側面390に到達した空気10は、試薬保冷庫300の側面390と試薬ディスク301に載置された試薬容器400の内周方向の側面との間の空間に沿って、上方に向かって上面付近まで吹き上がる。
次に、上面350付近まで吹き上がった空気10は、上面350付近を内周方向に向かって水平に流れる。
その後、空気10は、送風機340に吸引され、送風機340により底面370と試薬容器400とに向けて吹き付けられる。
なお、試薬容器搬入出部330が下降位置まで下降されている状態で、送風機340が送風する空気10が、試薬容器搬入出部330に載置された試薬容器400に直接、吹き付けられないように、送風機340が設けられる位置および角度を調整するようにしても良い。例えば、送風機340が、試薬容器搬入出部330の下方の底面370から内周方向に所定距離以上離れた底面370に向けて送風するように、送風機340の位置および角度を調整するようにしても良い。この場合、送風機340の回転軸と水平面部とが成す鋭角θαを45度前後とし、送風機340の位置のみを調整するようにしても良い。
<実施の形態1の効果>
送風機340が、斜め上方から底面370に向けて送風することで、搬入出口360周辺に結露が発生することを防止できるようになる。
また、送風機340が、試薬ディスク301の下方の底面370から内周方向に所定距離以上離れた底面370に向けて送風することで、熱を持った外気が直接、試薬ディスク301に載置された試薬容器400に吹き付けられることを防止できるようになる。
また、試薬容器搬入出部330が下降位置まで下降されている状態で、試薬容器搬入出部330の下方の底面370から内周方向に所定距離以上離れた底面370に向けて送風機340が送風することで、熱を持った外気が直接、試薬容器搬入出部330に載置された試薬容器400に吹き付けられることを防止できるようになる。
また、送風機340が、吸引孔305および撹拌孔304から流入する外気を吸引することで、流入した外気を冷却できるようになる。
また、テーパ部における高さが最低となる位置に排水部380を形成することで、排水部380から排水できるようになる。
また、送風機340が、排水部380に向けて送風することで、効率よく搬入出口360に空気10を誘導できるようになる。
[実施の形態2]
本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、実施の形態2の試薬保冷庫300の内部には、断熱部材800が、試薬ディスク301の内周方向に設けられている点である。以下、実施の形態2を実施の形態1と異なる点を主に図8〜図11を用いて説明する。なお、図8と図10と図11とにおいて、送風機340は、説明の便宜の為に模式的に図示されている。
図8は、実施の形態2における試薬保冷庫の縦断面図である。図8に示される断熱部材800は、平面を有する板状の部材であり、鉛直方向上方に向かって伸びている。断熱部材800の平面の形状は矩形である。また、断熱部材800の長手方向の長さは、試薬容器400の高さと略同一であり、断熱部材800の短手方向の長さは、試薬容器400の幅と略同一である。断熱部材800の材質は、熱伝導率の低い樹脂材であり、例えば、ABS(Acrylonitrile butadiene styrene)共重合樹脂である。断熱部材800は、試薬容器400の内周方向の側面と並列された状態で試薬保冷庫300の内部に設けられる。また、断熱部材800は、送風機340が存在する方向に平面が向けられた状態で設けられる。なお、断熱部材800は、多数の繊維を密集させて成形されるようにしても良い。
以下、図8に示される試薬保冷庫300内部の空気流について説明する。まず、吸引孔305および撹拌孔304から空気10が流入する。次に、空気10は、送風機340により吸引される。
次に、送風機340は、断熱部材800の平面と底面370とに空気10を吹き付ける。断熱部材800の平面に空気10が吹き付けられることで、空気10に含まれる水分は、断熱部材800の平面に付着し結露する。これによって、空気10に含まれる水分の量が減少し、吸引孔305および撹拌孔304から流入する空気10によって、試薬保冷庫300の側面や上面350に結露が発生するのを防止できるようになる。
断熱部材800の平面に付着した水は、断熱部材800を伝って底面370へ落下し、その後、底面370を伝って排水部380まで下方に流れる。そして、水は、排水部380を介して排出される。
ここで、図9に示されるように、断熱部材800の平面901の一方の端の幅は、底面370へ近づく程、小さくなるようにしても良い。また、平面901の一方の端を尖形としても良い。これによって、平面901の尖端から集中して水を底面370へ落下できるようになる。
再び図8を参照する。断熱部材800に吹き付けられた空気10は、断熱部材800の平面に沿って上方へと吹き上がる。また、底面370に吹き付けられた空気10は、試薬保冷庫300内側の側面390と試薬容器400の外周側の側面との間の空間に沿って上方へと吹き上がる。
次に、上面350付近まで吹き上がった空気10は、試薬保冷庫300の上面350付近と搬入出口360の下方とを水平方向に流れる。
その後、空気10は、送風機340に吸引され、送風機340により底面370の斜め上方から再び断熱部材800と底面370とに吹き付けられる。
上述した断熱部材800を設けることで、試薬容器400が試薬ディスク301に載置されていない場合であっても、空気流を試薬保冷庫300内部に形成できるようになる。
ここで、図10に示されるように、断熱部材800は、矩形の断熱材802の一方の平面に、この断熱材802と略同一形状の金属板801の一方の平面を貼付することで形成されるようにしても良い。また、断熱部材800は、金属板801の他方の平面が送風機340の送風口がある方向を向いた状態で設けられる。金属板801の温度が送風機340から吹き付けられる空気10によって、上昇した場合であっても、断熱材802が金属板801からの熱を遮断する。これによって、試薬容器400に入った試薬の温度が上昇することを防止できるようになる。
さらに、図11に示されるように、送風機340の存在する方向に形成される試薬容器400の側面を、断熱部材900で形成するようにしても良い。また、送風機340の送風口から直接、空気10が吹き付けられる領域を、断熱部材900で形成されるようにしても良い。断熱部材900の材質は、熱伝導率の低く、例えば、ポリスチレンフォームである。
<実施の形態2の効果>
以上のように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、試薬保冷庫300の内部に、試薬ディスク301の内周方向に断熱部材800が設けられることで、試薬容器400に入った試薬の温度が上昇することを防止できるようになる。
さらに、試薬容器400の側面の一部を断熱部材900で形成することで、部品点数を増やすことなく、試薬容器400に入った試薬の温度が上昇することを防止できるようになる。
[実施の形態3]
本実施の形態3が実施の形態1と異なる点は、実施の形態1の試薬保冷庫300において、図12に示すように、送風機340が吸引する空気を試薬保冷庫300の下方から誘導するための整流部材1000を備えている点である。
図12は、実施の形態3における試薬保冷庫300の平面図、図13は、実施の形態3における試薬保冷庫300の縦断面図、図16および図17は実施の形態3における整流部材1000付き送風機の斜視図(後に述べるガイド部材1004付)を示す。整流部材1000は、送風機340の吸引口を囲うように形成される部材であり、上方を覆う整流部材天面板1001、側面を囲う整流部材側面板1002、底面の一部を覆う整流部材底面板1003からなる。整流部材1000の材質は、例えばアルミニウムである。そして、整流部材1000は、試薬保冷庫300の下方から空気を導入する口を有する。
以下、図12、図13に示される試薬保冷庫300内部の空気流について説明する。まず、図13に示されるように、吸引孔305および撹拌孔304から空気10が流入する。次に、空気10は、送風機340により吸引され、試薬保冷庫300の下方に誘導される。誘導された空気10は試薬保冷庫300の底面370によって冷やされ、整流部材天面板(前述、図16、図17)、整流部材側面板(前述、図16、図17)、整流部材底面板(前述、図16、図17)によって形成される、試薬保冷庫300の下方に向けられた整流部材1000の吸引口(後述、図17)に誘導される。整流部材1000の吸引口(後述、図17)に誘導された空気10は、送風機340により吸引され、試薬保冷庫300の底面370に吹き付けられる。試薬保冷庫300の底面370に吹き付けられた空気10は、試薬保冷庫300内側の側面390と試薬容器400の外周側の側面との間の空間に沿って上方へと吹き上がる。
次に、上面350付近まで吹き上がった空気10は、試薬保冷庫300の上面350付近と搬入出口360の下方とを水平方向に流れる。
その後、空気10は、送風機340に吸引され、送風機340により底面370の斜め上方から再び底面370に吹き付けられる。
<実施の形態3の効果>
撹拌孔304、吸引孔305から流入する空気10を直接的に送風機340により取り込むことがないことに加え、試薬保冷庫300の下方の冷えた空気10を送風することで、送風機340の風方向に存在する試薬容器400に入った試薬の温度上昇を防止することができる。
ここから、実施の形態3において考えられうる他の実施例の形態と効果について簡単に述べる。
図14(実施の形態3における試薬保冷庫300の縦断面図)に示すように、実施の形態2における断熱部材800を備える構成でもよい。このような構成とすることで、送風機340の風方向に存在する試薬容器400に直接的に風を当てないようにできるため、試薬容器400に入った試薬の温度上昇をさらに防止することができる。
また、図15(実施の形態3における試薬保冷庫300の縦断面図)に示すように、送風機340の前方にガイド部材1004を備える構成でもよい。このガイド部材1004は送風機340からの空気10が試薬容器400に直接当たらないような位置に設置される。図16、図17にガイド部材1004を備えた整流部材1000付き送風機340の斜視図を示す。清流部材1000は、送風機340の吸引口へ吸引する空気を試薬保冷庫の下方から導入する口である吸引口1005を有する。送風機340により送風された空気10はガイド部材1004により形成される噴射口である吹き出し口1006から試薬保冷庫300の底面370に向けて送風される。試薬保冷庫300の底面370に吹き付けられた空気10は、試薬保冷庫300内側の側面390と試薬容器400の外周側の側面との間の空間に沿って上方へと吹き上がる。上面350付近まで吹き上がった空気10は、試薬保冷庫300の上面350付近と搬入出口360の下方とを水平方向に流れる。空気10は、送風機340に吸引され、送風機340により底面370の斜め上方から再び底面370に吹き付けられる。図15におけるガイド部材1004を備える構成においては、図14に示す断熱部材800を備える構成と同様に、送風機340の風方向に存在する試薬容器400に直接的に風を当てないようにできるため、試薬容器400に入った試薬の温度上昇をさらに防止することができる。図14における構成との違いの利点は、構成をコンパクトにすることができることに加え、送風機340による風の広がりを防止できるため、試薬保冷庫300の底面に向けてより確実に空気10を送風できることにある。
[実施の形態4]
本実施の形態4が実施の形態1と異なる点は、実施の形態1の試薬保冷庫300において、図18に示すように、送風機340が吸引する空気10を冷却するための冷却部材1100を備えている点である。
以下、図18に示される試薬保冷庫300内部の空気流について説明する。まず、吸引孔305および撹拌孔304から空気10が流入する。次に、空気10は、送風機340により吸引され、試薬保冷庫300の下方に誘導される。誘導された空気10は冷却部材1100の冷却フィン1101により冷却される。ここで、冷却部材1100(詳細を図19、図20に示す)は、例えば、熱伝導率の高いアルミニウムによって形成され、試薬保冷庫300の一部と熱的に接触し冷却される(図示なし)か、または、ペルチェ素子等により冷却される(図示なし)。また、冷却部材1100は送風機340の固定ベース(図示なし)に冷却部材天面1102を上面として固定される。また、冷却のための冷却フィン1101の数は、空気10の流れを大きく阻害しなければ、図示するような3個に限ることはない。
冷却された空気10は、送風機340(図19、図20では点線により図示)により吸引され、試薬保冷庫300の底面370に吹き付けられる。試薬保冷庫300の底面370に吹き付けられた空気10は、試薬保冷庫300内側の側面390と試薬容器400の外周側の側面との間の空間に沿って上方へと吹き上がる。
次に、上面350付近まで吹き上がった空気10は、試薬保冷庫300の上面350付近と搬入出口360の下方とを水平方向に流れる。
その後、空気10は、送風機340に吸引され、送風機340により底面370の斜め上方から再び底面370に吹き付けられる。
<実施の形態4の効果>
撹拌孔304、吸引孔305から流入した空気10を冷却部材1100により冷却してから送風することで、送風機340の風方向に存在する試薬容器400に入った試薬の温度上昇を防止することができる。
本明細書中に詳細は記載しないが、実施の形態4において、実施の形態2、実施の形態3に示した断熱部材800、ガイド部材1004を備えた構成においては、試薬容器400に入った試薬の温度上昇をさらに防止することができることはいうまでもない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
10 空気
120 試料プローブ
130 反応容器供給庫
140 反応容器供給機構
150 反応容器テーブル
160 反応測定装置
210 試料容器
220 反応容器
300 試薬保冷庫
301 試薬ディスク
302 試薬ディスク回転機構
303 中心
304 撹拌孔
305 吸引孔
310 試薬プローブ
320 試薬撹拌棒
330 試薬容器搬入出部
340 送風機
350 上面
360 搬入出口
370 底面
380 排水部
390 側面
400 試薬容器
800,900 断熱部材
801 金属板
802 断熱材
901 平面
1000 整流部材
1001 整流部材天面板
1002 整流部材側面板
1003 整流部材底面板
1004 ガイド部材
1005 吸引口
1006 吹き出し口
1100 冷却部材
1101 冷却フィン
1102 冷却部材天面

Claims (15)

  1. 試料と試薬とを混合した測定試料の分析を行う自動分析装置であって、
    前記試薬が入った試薬容器を収容する試薬保冷庫を有し、
    前記試薬保冷庫の内部には、前記試薬保冷庫の内部の空気を循環させる送風機が設けられ、
    前記送風機の送風口は、前記試薬保冷庫の底面に向かって斜め下方に向けられており、
    前記送風機は、前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫は、前記試薬保冷庫の内周方向に設けられる試薬ディスクを有し、
    前記試薬ディスクは、前記試薬容器を載置し、
    前記送風機は、前記試薬ディスクの下方の底面から内周方向に所定距離以上離れた底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫は、前記試薬ディスクの内周方向に設けられる試薬容器搬入出部を有し、
    前記試薬容器搬入出部は、下降位置まで鉛直方向に下降されることで前記試薬容器を前記試薬保冷庫へ搬入し、上昇位置まで鉛直方向に上昇されることで前記試薬容器を前記試薬保冷庫から搬出し、
    前記試薬容器搬入出部が下降位置まで下降されている状態で、前記送風機は、前記試薬容器搬入出部の下方の底面から内周方向に所定距離以上離れた底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の上面には、吸引孔が形成され、
    前記送風機の吸引口は、前記吸引孔へ向かって斜め上方に向けられており、
    前記送風機は、前記吸引孔から流入した外気を吸引する、
    自動分析装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の前記底面は、テーパ形状をしたテーパ部が形成されており、前記テーパ部における高さが最低となる位置に排水部が形成される、自動分析装置。
  6. 請求項5に記載の自動分析装置において、
    前記送風機は、前記排水部に向けて送風する、自動分析装置。
  7. 試料と試薬とを混合した測定試料の分析を行う自動分析装置であって、
    前記試薬が入った試薬容器を収容する試薬保冷庫を有し、
    前記試薬保冷庫の内部には、前記試薬保冷庫の内部の空気を循環させる送風機が設けられ、
    前記試薬保冷庫の内部には、試薬ディスクの内周方向に断熱部材が設けられ、
    前記送風機の送風口は、前記断熱部材と前記試薬保冷庫の底面に向かって斜め下方に向けられており、
    前記送風機は、前記断熱部材と前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
  8. 請求項7に記載の自動分析装置において、
    前記断熱部材は、前記送風機が存在する方向に形成される前記試薬容器の側面である、自動分析装置。
  9. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の内部には、前記送風機の吸引口を囲い、前記吸引口へ吸引する空気を前記試薬保冷庫の下方から導入する口を有する整流部材を備えたことを特徴とする、
    自動分析装置。
  10. 請求項9に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の内部には、試薬ディスクの内周方向に断熱部材が設けられ、前記送風機は、前記断熱部材と前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
  11. 請求項9に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の内部には、試薬ディスクの内周方向にガイド部材が設けられ、前記送風機は、前記ガイド部材と前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
  12. 請求項9に記載の自動分析装置において、
    前記整流部材は、前記送風機の送風口を囲い、前記送風口から空気が前記試薬容器の側面に直接送風されないように風向きを制限する噴射口を有することを特徴とする、
    自動分析装置。
  13. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の内部には、前記送風機より吸引する空気を冷却するための冷却部材が設けられたことを特徴とする、
    自動分析装置。
  14. 請求項13に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の内部には、試薬ディスクの内周方向に断熱部材が設けられ、前記送風機は、前記断熱部材と前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
  15. 請求項13に記載の自動分析装置において、
    前記試薬保冷庫の内部には、試薬ディスクの内周方向にガイド部材が設けられ、前記送風機は、前記ガイド部材と前記試薬保冷庫の底面に向けて送風する、
    自動分析装置。
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