JP7431293B2 - 振動計、電子機器、および電子システム - Google Patents

振動計、電子機器、および電子システム Download PDF

Info

Publication number
JP7431293B2
JP7431293B2 JP2022134353A JP2022134353A JP7431293B2 JP 7431293 B2 JP7431293 B2 JP 7431293B2 JP 2022134353 A JP2022134353 A JP 2022134353A JP 2022134353 A JP2022134353 A JP 2022134353A JP 7431293 B2 JP7431293 B2 JP 7431293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
gyro
vibration
vibrometer
vibrations
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022134353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022180374A (ja
Inventor
宗高 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JP2022180374A publication Critical patent/JP2022180374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7431293B2 publication Critical patent/JP7431293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H11/00Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves by detecting changes in electric or magnetic properties
    • G01H11/06Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves by detecting changes in electric or magnetic properties by electric means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/02Rotary gyroscopes
    • G01C19/04Details
    • G01C19/06Rotors
    • G01C19/065Means for measuring or controlling of rotors' angular velocity

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Description

本開示はジャイロ式振動計、電子機器、および電子システムに関する。
振動を物理量として検出する振動計が知られている。振動計には、例えば、ジャイロ式がある。ジャイロ式振動計は、ジャイロセンサを備えており、ジャイロセンサが検出した角速度に基づいて振動にかかる物理量を検出する。
日本国特開2019-056652
本開示の一態様に係るジャイロ式振動計は、開口部を有する支持体と、前記支持体に、一部が前記開口部上に位置するように配された膜と、前記膜の、前記開口側の面に配された少なくとも1つのジャイロセンサと、を備える。
本開示の一態様に係る電子システムの概要に示す概略図である。 図1のジャイロ式振動計のI-I線における断面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計のジャイロセンサの一例を示す図である。 所定の周波数の振動に応じる、単位時間当たりの膜の傾きの変化を示すグラフである。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 2つのジャイロセンサで検出された振動に応じた検出信号を示す図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 2つのジャイロセンサで検出された振動に応じた検出信号を示す図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 2つのジャイロセンサで検出された振動に応じた検出信号を示す図である。 本開示の一態様に係るジャイロ式振動計を制御用基板側から見た場合の平面図である。 2つのジャイロセンサで検出された振動に応じた検出信号を示す図である。 本開示の一態様に係る電子システムの概要を示す概略図である。
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について、詳細に説明する。本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「X~Y」は、「X以上Y以下」を意図する。
(電子システム1000の概要)
本開示の一態様に係る電子システム1000は、対象物の振動を検出し、検出した振動に応じた音を生成するためのシステムである。すなわち、電子システム1000は、対象物の振動を検出し、検出した振動に含まれる成分の周波数帯に応じた音を生成する。ここで、対象物の振動とは、固体、液体、および気体の振動であってもよい。振動に含まれる成分の周波数帯は、例えば、可聴音に対応する周波数帯であってもよいし、超音波に対応する周波数帯であってもよい。本開示に係る電子システム1000は、例えば、聴診器、非破壊検査、精密機械の内部動作確認などに適用することができる。以後、「対象物の振動」を「対象物からの振動」とも表現する。
本実施形態では、電子システム1000を聴診器に適用した場合を例に挙げて説明する。電子システム1000は、例えば、対象者(例えば、患者)の呼吸、心臓の拍動、血管内の血流、消化管の動き(例えば、蠕動運動)などに由来する振動を検出し、検出した振動に含まれる成分の周波数帯に応じた音を生成する。
(電子システム1000の構成)
まず、本開示の一態様に係る電子システム1000の概要について図1を用いて説明する。図1は、本開示の一態様に係る電子システム1000の概略図である。
電子システム1000は、電子機器100と、音生成装置2とを備える。
<電子機器100の構成>
図1に示すように、電子機器100は、ジャイロ式振動計1と、音出力部3とを備える。図1では、電子機器100は、ジャイロ式振動計1および音出力部3を1つずつ備える構成を示したが、これに限らない。例えば、電子機器100は、1つのジャイロ式振動計1に対して、複数の音出力部3を備える構成であってもよい。これにより、ジャイロ式振動計1によって検出された振動に応じた音を複数の利用者(例えば、医療関係者)に同時に聞かせることができる。
ジャイロ式振動計1と、音出力部3とは無線で接続されてもよい。無線で接続される場合は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wifi(登録商標)などを利用して接続されてもよい。これにより、ジャイロ式振動計1と、音出力部3とが離れた位置にあっても、検出信号に対応する音を出力することができる。
また、図1では、ジャイロ式振動計1と、音出力部3とが、無線で接続される構成を示したが、これに限らない。ジャイロ式振動計1と、音出力部3とは、有線で接続されてもよい。
図1では、電子機器100は、音生成装置2を含まない構成を示したが、電子機器100が音生成装置2を含む構成であってもよい。電子機器100が音生成装置2を有する場合には、例えば後述する制御用基板40にその機能が搭載されていてもよい。
<<ジャイロ式振動計1の構成>>
ジャイロ式振動計1は、対象物に接触させることにより、該対象物の振動を検出可能な振動計である。対象物が患者の身体である場合、ジャイロ式振動計1を、患者の胸部、背部、手首、頸部、および腹部などに対して接触させればよい。ジャイロ式振動計1は、対象物の振動を後述する膜20によって受容し、該膜20に生じた振動を検出する構成であってもよい。ジャイロ式振動計1は、検出した振動に応じた検出信号を送信する。
図1に示す電子機器100は、ジャイロ式振動計1を1つ備えているが、これに限定されない。例えば、電子機器100は、ジャイロ式振動計1を複数備えていてもよい。一例として、電子機器100は、それぞれが異なる周波数を検出可能な複数のジャイロ式振動計1を備えてもよいし、それぞれが同じ周波数を検出可能な複数のジャイロ式振動計1を備えてもよい。また、電子機器100が複数のジャイロ式振動計1を含む場合、それらは、互いに点対称の位置に配置されていてもよい。
本開示の一態様に係るジャイロ式振動計1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、図1で示したジャイロ式振動計1のI-I線における断面図である。図2に示すように、本開示の一態様に係るジャイロ式振動計1は、膜20、支持体30、ジャイロセンサ12、制御用基板40、被覆部25およびバッテリー15を備える。
上記の構成によれば、対象物の振動を検出することができる。具体的には、例えば、ジャイロ式振動計1は、20Hz~20000Hzの振動を検出することができる。
[膜20]
膜20は、対象物からの振動を受容する。膜20は、受容した振動に応じて変形する。膜20は、支持体30に、一部が開口部11上に位置するように配される。
(1)膜の物性
ジャイロ式振動計1は、膜20の変形によって、振動を検出する。それゆえ、膜20の変形を左右する、膜20の膜厚、ヤング率、密度、受容できる音速などの物性、すなわち膜20に用いる材料、および膜の形状は、ジャイロ式振動計1の振動検出の感度に影響する。
膜20の膜厚としては、10~5000μmであってよい。振動を感度よく受容する観点より、20~2000μmであってよく、50~1000μmであってもよい。膜20の膜厚は、膜全体が均一であってもよく、膜20の部分によって異なっていてもよい。
また、膜20のヤング率としては、0.1MPa~1000GPaであってよい。振動を感度よく受容する観点より、0.5~500GPaであってよく、1MPa~400GPaであってもよい。ここで、膜20のヤング率の測定方法としては、特に限定されないが、例えば、3点曲げ試験の方法で測定される。
膜20の密度としては、100~5000kg/mであってよい。振動を感度よく受容する観点より、500~4000kg/mであってよく、800~2000kg/mであってもよい。
また、膜20の振動受容感度は、受容できる振動の音速(m/s)によって評価できる。膜20が受容できる振動の音速が高い程、膜20の振動受容感度が高いと言える。音速は、ヤング率の値を密度の値で割ることにより求められるため、膜20は、ヤング率が高く、密度が低いほど、受容できる振動の音速が高い、すなわち高い感度を有しているといえる。膜20が受容できる振動の音速としては、10~20000m/sであってよい。振動を感度良く受容する観点より、100~15000m/sであってよく、1000~15000m/sであってもよい。
膜20の材料としては、上述の膜厚、ヤング率、密度、および音速の範囲にある材料であれば、特に限定されないが、例えば、シリコーン、ガラスエポキシ、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、ウレタン、エポキシなどが挙げられる。振動を感度よく受容する観点より、シリコーン、ガラスエポキシ、およびCFRPであってよく、CFRPであってもよい。
検出対象の振動の周波数に応じて、異なる物性を有する膜20を選択してもよい。例えば、高周波数の振動を検出する場合は、膜20として、硬い材料、すなわちヤング率が高い材料を選択してもよい。また、膜20の膜厚を大きくしてもよい。また、低周波数の振動を検出する場合は、膜20として、軟らかい材料、すなわちヤング率が低い材料を選択してもよい。また、膜20の膜厚を小さくしてもよい。また、電子機器100が複数のジャイロ式振動計1を有する場合には、例えば、ジャイロ式振動計1毎に異なる物性を有する膜20を有していてもよい。
(2)膜の形状
膜20は、支持体30に配される。膜20は、開口部11全体を覆うように配されてもよい。膜20が、開口部11全体を覆うことにより、膜20が対象物からの振動を受容するための膜の面積が大きく、振動を感度よく受容することができる。
ここで、膜20が、開口部11の全体を覆うジャイロ式振動計の一形態について説明する。図3は、膜20jが、開口部11の全体を覆う場合のジャイロ式振動計1jを制御用基板側から見た場合の平面図である。図3において、膜20jは、開口部11の中央を覆う中央領域21jと、中央領域21jから支持体30に伸びた周辺領域22jを有する。図3では、支持体30の縁からなる部分が円形である例を示しているが、これに限定されず、支持体30の縁からなる部分の形状は楕円、多角形などであってもよい。
膜20jが、開口部11の全体覆う場合、膜20jは、1つの材料から構成される一枚の膜であってもよく、中央領域21jと、周辺領域22jとは、異なる材料から構成されてもよい。中央領域21jと、周辺領域22jとが、異なる材料から構成される場合、中央領域21jは、周辺領域22jよりも硬い構成であってもよい。例えば、中央領域21jと、周辺領域22jとは、互いにヤング率の異なる材料から構成されてもよい。中央領域21jのヤング率は、周辺領域22のヤング率よりも高い構成であってもよい。これにより、振動を感度よく受容することができる。
中央領域21jの材料としては、例えば、シリコーン、ガラスエポキシ、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、ウレタン、エポキシ、アルミニウム、銅、鉄、クロム、金、銀、チタン、アルミナ、ジルコニア、チッ化アルミ、ガラスなどが挙げられる。周辺領域22jの材料としては、例えば、シリコーン、ガラスエポキシ、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、ウレタン、エポキシなどが挙げられる。
一方で、中央領域21jは、周辺領域22jよりも柔らかくてもよい。この場合、例えば、膜20jが対象物からの振動を受容するときに、膜20jと対象物とを接触しやすくすることができる。
また、中央領域21jおよび周辺領域22jは、互いに厚みが異なっていてもよい。この場合、例えば、製造による共振特性のばらつきの補正/調整を容易にすることができる。
また、膜20は、開口部11の一部を覆うように配されてもよい。膜20が開口部11の一部を覆うように配される場合、膜20の面積、重さなどを調節することができる。
膜20が開口部11の一部を覆う場合の膜の形状について、図4~11を用いて説明する。図4~11は、ジャイロ式振動計1a~1hを制御用基板側から見た場合の平面図である。図4~11において、支持体30、30eに囲まれた、膜以外の部分は開口部11に相当する。図4~11において、ジャイロ式振動計1a~1hは、全てジャイロセンサ12を膜20上の支持体30に近い位置に1つ備えている。ジャイロセンサ12の配置の詳細については後述する。図4、6、8、および10は、支持体30の縁からなる部分が円形である例を示しており、図5、7、9、および11は、支持体30の縁からなる部分が四角形である例を示している。しかし、これに限定されず、支持体30の縁からなる部分の形状は楕円、多角形などであってもよい。
ジャイロ式振動計1は、中央領域21から支持体30まで帯状に伸びている周辺領域22を有していてもよい。図4において、ジャイロ式振動計1aの膜20aは、開口部11の中央を覆う中央領域21、および中央領域21から支持体30に伸びた複数の周辺領域22を備える。これにより、振動を感度よく受容し、検出することができる。一例において、中央領域21は、円形であってもよく、支持体30の縁からなる円の中心を含む領域に配置され得る。中央領域21の外周部は、該外周部のうちいずれの点をとっても、該点から最も近い支持体30の縁(図4の点線で示す部分)までの距離が等間隔であるように配置されてもよい。これに限定されず、中央領域21の形状は、楕円形および多角形等であってもよい。
また、ジャイロ式振動計1aにおいて、周辺領域22は4つあり、それぞれの周辺領域22は同じ長さでもよい。あるいは、向かい合う周辺領域22同士が同じ長さであり、隣り合う周辺領域22同士の長さは異なっていてもよい。
中央領域21と、周辺領域22とは、同じ材料から構成されていてもよく、それぞれ異なる材料から構成されていてもよい。それぞれ異なる材料から構成される場合、中央領域21は、周辺領域22よりも硬くてもよい。これにより、振動を感度よく受容することができる。中央領域21の材料としては、例えば、シリコーン、ガラスエポキシ、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、ウレタン、エポキシ、アルミニウム、銅、鉄、クロム、金、銀、チタン、アルミナ、ジルコニア、チッ化アルミ、ガラスなどが挙げられる。周辺領域22の材料としては、例えば、シリコーン、ガラスエポキシ、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、ウレタン、エポキシなどが挙げられる。
一方で、中央領域21は、周辺領域22よりも柔らかくてもよい。この場合、例えば、膜20aが対象物からの振動を受容するときに、膜20aと対象物とを接触しやすくすることができる。
また、中央領域21および周辺領域22は、互いに厚みが異なっていてもよい。この場合、例えば、製造による共振特性のばらつきの補正および/または調整を容易にすることができる。
図4において、ジャイロ式振動計1aは、周辺領域22上にジャイロセンサ12を1つ備えている。ジャイロセンサ12の配置の詳細については後述するが、ジャイロセンサ12は、中央領域21ではなく、周辺領域22上に配置されていてよい。また、ジャイロセンサ12の数は、1つに限らず、膜20に複数のジャイロセンサを備えていてもよい。
中央領域21は、対象物からの振動を受容するためには所定以上の面積を有していてよいが、面積が大きすぎると、ジャイロセンサ12を配置するための周辺領域22が短くなる。そのため、中央領域21の面積は、支持体30の縁からなる円の面積に対して、10%~80%の大きさであってよい。
図5において、ジャイロ式振動計1gの膜20gは、支持体30eの縁からなる四角形の中心を含む部分に中央領域21g、および中央領域21gから支持体30eに伸びた周辺領域22gを備える。中央領域21gは、支持体30eの縁からなる四角形を縮小した形に相当する。換言すると、支持体30eの縁からなる四角形の対角線と、中央領域21gの対角線とは重なるように配置されていてもよい。また、周辺領域22gは、支持体30eの縁からなる四角形の各辺の中心と、中央領域21gの各辺の中心とを結ぶ線をそれぞれ含むように配置されていてもよい。
図6において、ジャイロ式振動計1dの膜20dは、中央領域21d、および周辺領域22dを備える。ジャイロ式振動計1dは、図4で示したジャイロ式振動計1aから、Y軸方向に長手方向を有する2つの周辺領域22を取り除いた形態ともいえる。図4で示したジャイロ式振動計1aの膜20aよりも、膜20dの面積は小さく、膜20d全体の重さが軽くなるため、膜20dは振動に応じて変形しやすい。
図7において、ジャイロ式振動計1hの膜20hは、中央領域21h、および周辺領域22hを備える。ジャイロ式振動計1hは、図5で示したジャイロ式振動計1gから、Y軸方向に長手方向を有する2つの周辺領域22gを取り除いた形態ともいえる。図5で示したジャイロ式振動計1gの膜20gよりも、膜20hの面積は小さく、膜20h全体の重さが軽くなるため、膜20hは振動に応じて変形しやすい。
図8において、ジャイロ式振動計1bの膜20bは、+(プラス)型の形状をしている。+型の膜20bの中央領域21bは、支持体30の縁からなる円の中心を含むように配される。また、図8において、膜20bは、X軸に長手方向を有する周辺領域22b、およびY軸に長手方向を有する周辺領域22bによって構成され、これらが直角に交差するような形状である例を挙げたが、これに限らない。例えば、+型の膜20bの交点が直角ではない角度であってもよい。膜20bは、1枚の膜を+型に切り抜いたものであってもよいし、2枚の短冊状の膜が交差してなる形態であってもよい。また、膜20bが2枚の短冊状の膜が交差してなる形態である場合、2枚の膜は異なる材料から構成されてもよく、同じ材料から構成されてもよい。
図8の膜20bは、図4の膜20aから円形状の中央領域21を取り除いた形態ともいえる。図8の膜20bは、対象物からの振動を受容するための面積は図4の膜20aと比べて小さいが、膜全体の重さが軽くなるため、膜20bが振動に応じて変形しやすい。
図9において、ジャイロ式振動計1eの支持体30eは四角形である。膜20eは、図8の膜20bと同様、+型の形状をしている。膜20eの端部は、それぞれ四角形の支持体30eの各辺の中心を含む位置で固定されている。図9の膜20eは、図5の膜20gから四角状の中央領域21gを取り除いた形態ともいえる。図9の膜20eは、対象物からの振動を受容するための面積は図5の膜20gと比べて小さいが、膜全体の重さが軽くなるため、膜20eが振動に応じて変形しやすい。
図10において、ジャイロ式振動計1cの膜20cは、細い短冊状の形状をしており、支持体30の縁からなる円の直径に相当する位置に配置される。支持体30の縁からなる円の中心を対称点として、点対称となる位置に膜20cの両端が固定されている。図10の膜20cは、図8の膜20bからY軸方向に長手方向を有する周辺領域22bを取り除いた形態ともいえる。図10の膜20cは、対象物からの振動を受容するための面積は、図8の膜20bと比べて小さいが、膜全体の重さが軽くなるため、膜20cが振動に応じて変形しやすい。
図11において、ジャイロ式振動計1fの膜20fは、図10の膜20cと同様、短冊状の形状をしている。膜20fの両端部は、支持体30eの各辺の中心を含む位置で固定されている。図11の膜20fは、図9の膜20eからY軸方向に長手方向を有する周辺領域22eを取り除いた形態ともいえる。図11の膜20fは、対象物からの振動を受容するための面積は、図9の膜20eと比べて小さいが、膜全体の重さが軽くなるため、膜20fが振動に応じて変形しやすい。
図5、7、9、および11において、支持体30eが四角形である場合を示したが、四角形は、正方形であってもよく、長方形であってもよく、平行四辺形であってもよい。図9および11において、中央領域21gおよび21hの形状も、正方形であってもよく、長方形であってもよく、平行四辺形であってもよい。持体の縁からなる四角形の対角線と、中央領域の対角線とは、必ずしも重ならなくてもよい。
また、図5、7、9、および11において、膜20e、20f、20g、20hそれぞれの端部は、支持体の縁からなる四角形の一辺の中心部を含む位置において固定されているが、固定される位置はこれに限定されない。例えば、支持体の縁からなる四角形の対角線上に膜が配置され、膜の端部が、支持体の縁からなる四角形の角に固定される形態であってもよい。
また、図示はしていないが、短冊状の形状の2枚以上の膜を交わらないように並列に配置する形態であってもよい。
図3~11では、膜20a~20h、20jを制御用基板40側から見た場合の膜の形状について説明したが、図2に戻って、ジャイロ式振動計1の断面から見た場合の膜の形状は、例えば、皿状であってもよい。皿状とは、振動を検出する対象物に対して凸状、換言すれば支持体30の底面に対して凹状であってもよい。本実施形態に係る支持体30は、以下の説明の通り、凹部13を有しているが、膜20が皿状であり、膜20が振動可能な空間を確保できていれば、支持体30は必ずしも凹部13を有していなくてもよい。また、膜20は、平坦であってもよい。すなわち、膜20は、開口部に沿った平面形状であってもよい。
[支持体30]
支持体30は、膜20を支持する。図2に示すように、支持体30は、開口部11を有する凹部13を有する。また、凹部13は底部を有していてよい。底部を有することによって、膜20は、開口部11側とは反対側からの圧力の変形を受けにくい。凹部13の深さは、特に限定されないが、膜20が振動する際に、膜20と、凹部13の内側面とが接触しない程度の深さであってよい。これにより、膜20と凹部13の内側面とが接触せず、内側面によって膜20の振動が阻害されることがない。
支持体30は、膜20に所定の張力を与えた状態で膜20を保持する。これにより、膜20が撓まず、膜20に固定されるジャイロセンサ12が、膜の振動を感度よく検出することができる。
膜20と、支持体30とは、接着部16で固定されていてもよい。接着部16は、例えば、公知の接着剤による部分であってもよいし、支持体30に膜20の端部を嵌め込んだ部分であってもよい。接着剤は、例えば、エポキシ樹脂などの樹脂材料、またははんだ等の金属材料が挙げられる。接着剤として、金属材料を選択した場合には、接着剤によって振動が吸収されることを低減することができ、膜20の振動特性を向上させることができる。また、接着剤として樹脂材料を選択した場合には、支持体30からの振動が膜20に伝達されることを低減することができ、ノイズを低減することができる。
また、膜20は、支持体30の上面に固定されていてもよい。また、膜20は、支持体30の凹部13の内側面に配されていてもよいし、凹部13の深さが浅い場合には、凹部13の底面に固定されていてもよい。
支持体30の材料は特に限定されないが、対象物の振動に対して、膜20のみが振動するよう、支持体30は膜20よりも硬い材料から構成されていてよい。支持体30の材料としては、例えば、樹脂、金属、セラミックなどが挙げられる。
また、支持体30が振動しないように、支持体30は柔らかい物質で覆われていてもよい。柔らかい物質とは、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどが挙げられる。支持体30を覆う物質は、後述する被覆部25とは別であって、支持体30のみを覆うものであってもよい。
[被覆部25]
ジャイロ式振動計1は、膜20と対象物との間に配される被覆部25をさらに備えてもよい。上記の構成により、ジャイロセンサ12が配された膜20が対象物と直接接触することがない。被覆部25が膜20に振動を伝えるために、被覆部25と、膜20とは、接していてよい。
被覆部25は、膜20と同じ材料であってもよく、異なる材料であってもよい。被覆部25は、例えば、防水性の材料であってもよい。これにより、ジャイロ式振動計1を洗浄可能とすることができ、ジャイロ式振動計1を衛生的に保つことができる。また、被覆部25は、例えば、抗菌性の材料であってもよい。これにより、ジャイロ式振動計1を衛生的に保つことができる。また、被覆部25は、粘着性のある材料であってもよい。これにより、ジャイロ式振動計1と対象物(例えば、患者の身体)との密着度を向上させることができ、振動を感度よく検出することができる。
[その他の膜]
ジャイロ式振動計1は、被覆部25、および膜20の他に膜を備えた多層構造であってもよい。ジャイロ式振動計1が多層構造である場合、複数ある膜のうち、いずれか一層のみが支持体30に固定されていればよい。膜が複数ある場合、対象物の振動の損失を避けるために、複数の膜同士は接着される、または、膜同士が近い位置にあってよい。ジャイロ式振動計1が多層構造である場合、それぞれの膜の材質、ヤング率および寸法などが異なってもよい。
[ジャイロセンサ12]
ジャイロセンサ12は、対象物が発する振動を角速度として検出するためのセンサである。図2に示すように、ジャイロセンサ12は、膜20上の、開口部11を覆う側の面に配される。これにより、ジャイロセンサ12は、対象物が発する振動に伴う膜20の振動を検出する。
ジャイロセンサ12は、振動を角速度として検出できるセンサであればよく、公知のジャイロセンサであってよい。例えば、1軸のジャイロセンサである。
ジャイロセンサ12は、屈曲振動を励振する駆動アームと、屈曲振動を検出する検出アームと、駆動アームを励振させる電極と、検出アームの振動を電気信号に変換する電極とを備えていてよい。ジャイロセンサ12の構成の一例は、後述する。また、ジャイロセンサは、水晶を原料とする水晶振動子であってよい。
ジャイロセンサ12と、膜20とは、接着剤によって固定されてもよく、樹脂塗膜によって固定されてもよく、半田、銀ペースト等の電気的接続材料によって固定されてもよい。
ジャイロセンサ12が、膜20の振動を検出する仕組みについて説明する。図12は、ジャイロセンサ12の一例を示す。図12は、図4の膜20aの領域50を拡大した図である。ジャイロセンサ12は、駆動アーム1201、1202、検出アーム1203、および固定部1204から構成される。図示はしないが、ジャイロセンサ12は、駆動アーム1201、1202を励振させるための駆動信号が入力される電極と、検出アーム1203の振動を電気信号に変換するための電極とを備えていてよい。駆動アーム1201、1202、および検出アーム1203は、Y軸方向に長手方向を有し、X軸方向に長手方向を有する固定部1204に固定される。駆動アーム1201、1202は、X軸方向へ屈曲振動が励振される。駆動アーム1201、1202の屈曲振動が励振された状態でZ軸回りの角速度が印加された場合、検出アーム1203により屈曲振動が検出されることでZ軸回りの角速度が検出される。これにより、ジャイロセンサ12は、膜20の振動を角速度として検出することができる。
振動を感度よく検出する観点より、ジャイロセンサ12は、X軸方向に長手方向を有する膜20aの長手方向に対して、ジャイロセンサ12の駆動アーム1201、1202、および検出アーム1203は、垂直になるように配されてよい。また、例えば、図4の膜20aのうち、Y軸方向に長手方向を有する周辺領域22にジャイロセンサ12が設置される場合は、膜20aの長手方向に対して、ジャイロセンサ12の駆動アーム1201、1202、および検出アーム1203が垂直になるようにジャイロセンサ12が配されていてよい。
また、ジャイロセンサ12は、膜20が対象物の振動を受容して変形した場合に、該膜における、単位時間当たりの傾きの変化が最大となる位置に配されていてよい。膜の傾きとは、振幅していない初期状態の膜に対する角度のことである。膜20が対象物の振動を受容して変形する場合、膜には、振幅が最大となり変位が最も揺れ動くが、傾きがゼロである「腹部」と、振幅がゼロであるが、傾きが最大となる「節部」とが現れる。膜の傾きの変化が最大になる位置とは、「節部」の位置である。また、「腹部」と「節部」とは、振動の周波数によって異なる位置に現れる。
ジャイロセンサ12を配する、膜20上の位置について説明する。図13は、所定の周波数の振動に応じる、単位時間当たりの膜の傾きの変化を示すグラフであり、傾きの変化の最大値を1に規格化したグラフである。縦軸は単位時間当たりの膜の傾きの変化の値、横軸は「腹部」に相当する位置を0とした、膜20の相対位置を示す。「腹部」は、膜20の中心に相当する。一例として、点線は周波数が670Hz、破線は170Hz、実線は970Hzの周波数の振動に応じる膜の傾きの変化を示す。点線で示すグラフのうち、傾きの変化が最大となる位置aは、膜20の中心から最も離れた位置にある。また、破線で示すグラフのうち、傾きの変化が最大となる位置bは、位置aよりも膜20の中心に近い位置にあり、実線で示すグラフのうち、傾きの変化が最大となる位置cは、膜20の中心から最も近い位置にある。このように、振動の周波数の値によって、膜の傾きの変化が最大となる膜の位置は異なる。そのため、ジャイロセンサ12が、単位時間当たりの傾きの変化が最大となる位置に配されることにより、検出したい振動の周波数を感度よく検出することができる。
また、ジャイロ式振動計1は、膜20に配された、異なる周波数帯の振動をそれぞれ検出可能な複数のジャイロセンサ12を有してもよい。ジャイロ式振動計1は、膜20が検出対象となる周波数帯の振動を受容して変形した場合に、膜20における、単位時間当たりの傾きの変化が最大となるそれぞれの位置に複数のジャイロセンサ12を有してもよい。これにより、幅広い周波数帯の振動を感度よく検出することができる。
また、ジャイロ式振動計1は、膜20に配された、複数のジャイロセンサ12を有しており、複数のジャイロセンサ12は、開口部11の中心からの少なくとも1つの放射線上に並んでもよい。これにより、異なる周波数帯の振動を検出することができる。
また、ジャイロ式振動計1は、膜20に配された、複数のジャイロセンサ12を有しており、複数のジャイロセンサ12は、膜20の中心の変位が最も大きくなる場合の膜20の振動の伝搬方向に沿って並んでいてもよい。これにより、異なる周波数帯の振動を検出することができる。
図14は、ジャイロ式振動計1iを示し、ジャイロセンサ12を配する位置を説明するための図である。ジャイロ式振動計1iは、X軸方向の周辺領域22の異なる位置にジャイロセンサ12a、12b、および12cを備える。ジャイロセンサ12a、12b、および12cは、開口部11の中心、すなわち中央領域21の中心から少なくとも1つの放射線上に並んでいる。また、ジャイロセンサ12a、12b、および12cは、対象物からの振動を受容し、膜20の中心の変位が最も大きくなる場合の膜20の振動の伝搬方向に沿って並んでいてよい。例えば、ジャイロセンサ12a、12b、および12cは、それぞれ図13で示した位置a、b、およびcに対応する位置に配置されていてよい。例えば、ジャイロセンサ12aは、膜20が、周波数670Hzの振動を受容して変形した場合に、膜20における単位時間当たりの傾きの変化が最大となる位置に配されていてよい。ジャイロセンサ12bは、周波数170Hzの振動を、そして、ジャイロセンサ12cは、周波数970Hzの振動を受容して膜20が変形した場合に、膜20における単位時間当たりの傾きの変化が最大となる位置に配されていてよい。このように、異なる周波数帯の振動を検出可能な複数のジャイロセンサ12を備えることにより、幅広い周波数帯の振動を感度よく検出することができる。
また、ジャイロ式振動計1は、膜20のうち、膜20の中心を点対称とする対応位置にもジャイロセンサ12を備えてもよい。図14のジャイロ式振動計1iは、ジャイロセンサ12a、12b、および12cに対して、膜20の中心を点対称とする対応位置に、それぞれジャイロセンサ12a’、12b’、および12c’を備えている。ジャイロセンサ12a’、12b’、および12c’は、それぞれジャイロセンサ12a、12b、および12cと同じ周波数の振動を同じ感度で検出する。このように、ジャイロ式振動計1は、ジャイロセンサ12を膜20の中心を点対称とする対応位置に備えることにより、より精確に振動を検出することができる。
ジャイロセンサ12は、-40℃~85℃において、振動を検出する感度の温度依存性が最も小さくてもよい。また、ジャイロセンサ12は、10℃~85℃において、温度依存性が最も小さくてよく、34℃~43℃において、温度依存性が最も小さくてよい。上記の構成によれば、人の体温に近い温度において、ジャイロセンサ12の温度依存性が小さくなるため、人の身体に由来する振動を感度よく検出することができる。
[制御用基板40]
図2に戻り、ジャイロ式振動計1は、ジャイロセンサ12と配線14を介して接続された、ジャイロセンサ12を制御するための制御用基板40を備える。制御用基板40は、凹部13内に配される。制御用基板40は、ジャイロセンサ12から入力された振動の角速度を電気信号に変換するための基板である。上記の構成により、ジャイロ式振動計1は、ジャイロセンサ12から入力された振動の角速度を電気信号に変換することができる。
また、ジャイロセンサ12と、制御用基板40とを接続する配線14は、可撓性を有する。配線14が可撓性を有することにより、膜20の振動を配線14が阻害しない。また、配線14の材料としては、具体的には、ゴム、CFRP、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)などが挙げられる。特に可撓性の高いGFRPを用いることにより、膜20の振動を配線14が阻害せず、振動を感度よく検出することができる。
配線14の形態はこれに限定されず、配線14は、膜20の開口部11を覆う側の面または支持体30の内壁にプリントされてもよい。これにより、膜20の振動を配線14が阻害する虞がない。
制御用基板40は、ジャイロセンサ12の検出信号を外部機器に送信する通信部41を備えてもよい。これにより、ジャイロセンサ12の検出信号を外部機器に送信することができる。ジャイロセンサ12の検出信号を外部機器に送信する形態については、実施形態2において詳細に説明する。
[バッテリー15]
ジャイロ式振動計1は、制御用基板40に電気を供給するためのバッテリー15を備えてもよい。バッテリー15と、制御用基板40とは、配線17を介して接続されてよい。ジャイロ式振動計1がバッテリー15を備えることにより、ジャイロ式振動計1の持ち運びが容易であり、ジャイロ式振動計1の使用場所が限定されないという利点がある。ジャイロ式振動計1は、バッテリー15の代わりに電池を備えてもよいし、外部電源を接続する形態であってもよい。
<<音出力部3>>
図1に戻り、音出力部3は、ジャイロセンサ12の検出信号に基づいて生成された音データを出力する。音出力部3が出力する音データは、例えば、ジャイロセンサ12の検出信号に基づいて後述する音生成装置2が生成した音データであってもよい。図1において、音出力部3はイヤホンであるが、これに限らず、例えば、スピーカであってもよい。音生成装置2と、音出力部3とは、有線で接続されてもよく、無線で接続されてもよい。音出力部3の可搬性の観点より、音生成装置2と、音出力部3とは無線で接続されてよく、無線の形態としてはBluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)などの利用が挙げられる。また、音出力部3は、表示装置をさらに備えてもよい。表示装置は、音に対応する振動の波形、振動を示すスペクトログラム、振動の時間波形、振動の周波数の値などを表示してもよい。表示装置としては、例えば、ディスプレイが挙げられる。
<音生成装置2>
音生成装置2は、受信した検出信号に対応する音を生成する。換言すると、音生成装置2は、検出信号である電気信号を、音データにする変換する。音生成装置2は、例えば、コンピュータである。音生成装置2は、生成した音データを送信する。ジャイロ式振動計1が、複数の異なる周波数の振動を検出する場合、音生成装置2は、音データを生成する時に、検出された異なる周波数の振動を統合して音を生成してもよい。
ジャイロ式振動計1と、音生成装置2とは、有線で接続されていても、無線で接続されてもよい。ジャイロ式振動計1と、音生成装置2とが離れた位置にあっても検出信号に対応する音を生成できるという観点より、無線で接続されていてよい。ジャイロ式振動計1と、音生成装置2とが、無線で接続される場合、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)などの利用が挙げられる。
〔実施形態2〕
本実施形態では、ノイズとなる振動を除去するジャイロ式振動計1の形態について説明する。ジャイロ式振動計1は、対象物からの振動と、対象物以外からの振動とを受容しうる。それゆえ、検出信号は、対象物からの振動に応じた検出信号と、対象物以外からの振動に応じた検出信号とが重なっている。対象物以外からの振動とは、例えば支持体の動きに由来する振動であってもよい。支持体の動きとは、例えばジャイロ式振動計1を把持するユーザの手ぶれ等であってもよい。対象物からの振動に、対象物以外からの振動が重なって検出されると、ジャイロ式振動計1は対象物からの振動を正しく検出することが困難である。本実施形態のジャイロ式振動計1によれば、検出信号から対象物以外からの振動に応じた検出信号を除去することができる。
本実施形態のジャイロ式振動計1は、第1ジャイロセンサおよび第2ジャイロセンサを備え、前記第1ジャイロセンサは前記膜に配され、前記第2ジャイロセンサは前記膜または前記支持体に配されてもよい。また、音生成装置2は、第1ジャイロセンサの第1検出信号と、第2ジャイロセンサの第2検出信号とに基づいて音データを生成してもよい。この場合、音出力部3には、第1検出信号および第2検出信号に基づく音データが出力されることになる。音生成装置2は、例えば、第1検出信号と第2検出信号とを加算、または減算などの演算処理を行なって音データを生成してもよい。
図15は、本開示の一態様に係るジャイロ式振動計1kを制御用基板40側から見た場合の平面図であり、膜上に2つのジャイロセンサを備え、該2つのジャイロセンサの向きが同じであるジャイロ式振動計の一例を示す。ここで、図12で示すようにジャイロセンサは、駆動アーム1201、1202、および検出アーム1203を備える。駆動アーム1201、1202と、検出アーム1203とは、Y軸方向に長手方向に沿ってそれぞれが逆向きに延伸している。ジャイロセンサの向きとは、駆動アーム1201、1202と、検出アーム1203とが示す向きである。図15の黒丸は、ジャイロセンサの向きを示すために、一例として、駆動アーム1201、1202が伸びている方向に付されている。ジャイロ式振動計1kは、膜20aの周辺領域22にジャイロセンサ12dおよび12eを備える。ジャイロセンサ12dおよび12eは互いに同じ向きで配される。また、ジャイロセンサ12dおよび12eは、膜20aの中心を通る線(図15においてはY軸)に対して軸対称の位置に配される。2つのジャイロセンサは軸対称の位置に配されるため、2つのジャイロセンサは同じ周波数帯の振動を検出することができる。
ジャイロ式振動計1kは、2つのジャイロセンサの向きがY軸方向に沿って同じに配されるため、それぞれのジャイロセンサが検出した振動に応じた検出信号を減算することによりノイズを除去することができる。例えば、支持体30、すなわちジャイロ式振動計1k全体が振動している場合、ジャイロセンサ12dおよび12eは互いに同じ周波数帯の振動を検出する。そのため、2つのジャイロセンサで共通する検出信号を減算して除去することにより、膜20aによる検出信号のみを取得することができる。
具体例を図16に示す。図16は、2つのジャイロセンサ12d、12eで検出された振動に応じた検出信号を示す図であり、一例として、信号Sdはジャイロセンサ12dの検出信号、信号Seはジャイロセンサ12eの検出信号である。信号Sdおよび信号Seのうち、点線で示される信号は、主に支持体30の振動に応じた検出信号であり、信号Sdおよび信号Seに共通した検出信号である。実線で示される信号は、主に膜20aの振動に応じた検出信号である。膜20aが振動するときに、ジャイロセンサ12dと、ジャイロセンサ12eとは膜の傾きに伴い互いに逆の方向に傾くため、それぞれのジャイロセンサから得られる検出信号は互いに逆の位相を示す。信号Sdと信号Seとを減算すると(Sd-Se)、信号Sdと信号Seとで共通する支持体30の振動に応じた検出信号が除去され、膜20aの振動に応じた検出信号が取得される。また、膜20aの振動に応じた検出信号は増幅される。これによれば、支持体30の振動に応じた検出信号は除去され、膜20aの振動に応じた検出信号、すなわち対象物からの振動に応じた検出信号は増幅されて取得することができる。
図15、16では、2つのジャイロセンサで検出された振動に応じた検出信号を減算することによりノイズを除去する態様を説明した。2つのジャイロセンサの向きをY軸方向に沿って逆に配する場合、2つのジャイロセンサの検出信号を加算してもノイズを除去することができる。
図17は、本開示の一態様に係るジャイロ式振動計1pを制御用基板40側から見た場合の平面図であり、膜上に2つのジャイロセンサ12f、12gを備え、該2つのジャイロセンサの向きがY軸方向に沿って逆であるジャイロ式振動計の一例を示す。ジャイロセンサの向きが逆であるとは、支持体30の縁からなる円の中心を対称点として、点対称となる位置にあることと同じである。ジャイロ式振動計1pは、膜20aの周辺領域22にジャイロセンサ12fと12gとを備える。ジャイロセンサ12fとジャイロセンサ12gとは、センサの向きはY軸方向に沿って互いに逆であるが、配される位置としては、膜20aの中心を通る線(図17においてはY軸)に対して軸対称の位置である。
ジャイロ式振動計1pは、2つのジャイロセンサ12f、12gの向きがY軸方向に沿って逆であるため、それぞれのジャイロセンサが検出した振動に応じた検出信号を加算することによりノイズを除去することができる。例えば、支持体30、すなわちジャイロ式振動計1p全体が振動している場合、ジャイロセンサ12fおよび12gは互いに同じ周波数の振動を逆位相にて検出する。そのため、2つのジャイロセンサで共通する検出信号を加算して除去することにより、膜20aによる検出信号のみを取得することができる。
具体例を図18に示す。図18は、2つのジャイロセンサ12f、12gで検出された振動に応じた検出信号を示す図であり、一例として、信号Sfはジャイロセンサ12fの検出信号、信号Sgはジャイロセンサ12gの検出信号である。実線と点線とで示される信号は、図16と同じである。支持体30の振動は、ジャイロセンサ12fおよび12gの向きが逆であるため、実線で示される信号は互いに逆の位相を示す。これに対し、膜20aが振動するときは、ジャイロセンサ12fとジャイロセンサ12gとは膜の傾きに伴い逆の方向に傾くが、ジャイロセンサの向きが逆であるため、それぞれのジャイロセンサから得られる検出信号は互いに同じ位相を示す。信号Sfと信号Sgとを加算すると(Sf+Sg)、信号Sfと信号Sgとで共通する支持体30の振動に応じた検出信号のみが除去され、膜20aの振動に応じた検出信号のみが取得される。また、膜20aの振動に応じた検出信号は増幅される。これによれば、支持体30の振動に応じた検出信号、すなわちノイズは除去され、膜20aの振動に応じた検出信号、すなわち対象物からの振動に応じた検出信号は増幅されて取得することができる。
図15~18では、2つのジャイロセンサ、すなわち第1ジャイロセンサと第2ジャイロセンサとが、膜20aの中心を通る線(Y軸)に対して軸対称に配される態様を説明したが、2つのジャイロセンサは膜の軸対称の位置以外に配されてもよい。2つのジャイロセンサが軸対称の位置以外に配されることにより、それぞれのジャイロセンサが異なる周波数帯の振動を検出することができる。
図19は、本開示の一態様に係るジャイロ式振動計1mを制御用基板40側から見た場合の平面図である。ジャイロ式振動計1mは、膜20a上に2つのジャイロセンサ12h、12iを備え、該2つのジャイロセンサの位置が膜の中心を通る線に対して軸対称以外の位置にあるジャイロ式振動計の一例である。ジャイロ式振動計1mは、膜20aのうち、ジャイロセンサ12iを中央領域21に、ジャイロセンサ12hを周辺領域22に備える。それぞれのジャイロセンサの向きはY軸方向に沿って同じである。ジャイロセンサ12hと12iとは異なる周波数帯の振動を検出するため、これらの振動に応じた検出信号を減算することにより、幅広い周波数帯の検出信号を取得することができる。
具体例を図20に示す。図20は、2つのジャイロセンサ12h、12iで検出された振動に応じた検出信号を示す図であり、信号Shはジャイロセンサ12hの検出信号、信号Siはジャイロセンサ12iの検出信号である。実線と点線とで示される信号は、図16と同じである。上述のジャイロ式振動計1kと同様に、膜20aが振動するときに、ジャイロセンサ12hと、ジャイロセンサ12iとは膜の傾きに伴い互いに逆の方向に傾くため、それぞれのジャイロセンサから得られる検出信号は互いに逆の位相を示す。さらにジャイロセンサ12hと12iとは異なる周波数帯の振動を検出するため、信号Shと信号Siとを減算すると(Sh-Si)、信号Shと信号Siとで共通する支持体30の振動に応じた検出信号のみが除去される。これにより、膜20aの振動に応じた検出信号は2つの周波数帯を含むものとなる。これによれば、支持体30の振動に応じた検出信号、すなわちノイズは除去され、膜20aの振動に応じた検出信号、すなわち対象物からの振動に応じた幅広い周波数帯の検出信号を取得することができる。
図15~20では、2つのジャイロセンサ、すなわち第1ジャイロセンサと第2ジャイロセンサとが、膜上に配される態様を説明したが、2つのジャイロセンサのうち、1つは支持体に配されてもよい。
図21は、本開示の一態様に係るジャイロ式振動計1nを制御用基板40側から見た場合の平面図であり、膜と支持体とにジャイロセンサが1つずつ配されるジャイロ式振動計の一例を示す。ジャイロ式振動計1nは、膜20aの周辺領域22にジャイロセンサ12jを備え、支持体30の側壁にジャイロセンサ12kを備える。
ジャイロ式振動計1nは、膜20aと支持体30とにジャイロセンサを備えるため、膜20aの振動に応じた検出信号から支持体30の振動に応じた検出信号を減算して除去することにより、膜20aによる検出信号のみを取得することができる。
具体例を図22に示す。図22は、2つのジャイロセンサ12j、12kで検出された振動に応じた検出信号を示す図であり、信号Sjはジャイロセンサ12jの検出信号、信号Skはジャイロセンサ12kの検出信号である。実線と点線とで示される信号は、図16と同じである。信号Skは主に支持体30の振動に応じた検出信号であるため、信号Sjと信号Skとを減算すると(Sj-Sk)、信号Sjと信号Skとで共通する支持体30の振動に応じた検出信号が除去され、膜20aの振動に応じた検出信号が取得される。これによれば、支持体30の振動に応じた検出信号は除去され、膜20aの振動、すなわち対象物からの振動に応じた検出信号を取得することができる。
上述の態様ではジャイロセンサを2つ備えるジャイロ式振動計について説明したが、ジャイロセンサの数はこれに限定されない。例えば、膜20aの4つの周辺領域22に1つずつ、計4つのジャイロセンサを備え、X軸、Y軸に対称な位置にある2つのジャイロセンサの検出信号を加算、または減算する態様であってもよい。また、例えば、図14で示す周辺領域22に複数のジャイロセンサを備え、隣接するジャイロセンサ12aと12bとの検出信号を加算、または減算する態様であってもよい。
本実施形態で説明した態様によると、ノイズを除去した検出感度のよいジャイロ式振動計を実現することができる。このようにジャイロ式振動計の検出感度がよくなると、例えば、検出信号を画像化して、聴覚では認識できない200Hz成分等の呼吸音の検出も可能である。また、第1ジャイロセンサの検出信号、および第2ジャイロセンサの検出信号は、電子システム1000または後述の1000aにおいて、ジャイロ式振動計1の制御用基板40において演算されずに出力され、音生成装置2によって加算、または減算されてもよい。
〔実施形態3〕
(電子システム1000a)
本開示の他の実施形態について、以下に説明する。説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
電子機器100および音生成装置2が通信ネットワーク5に接続されていてもよい。この構成を有する電子システム1000aについて図23を用いて説明する。図23は、電子システム1000aの概略構成を示すブロック図である。
電子システム1000aは、少なくとも1つの電子機器100、少なくとも1つの音生成装置2、および管理サーバ4を備えている。図23では、電子機器100および音生成装置2が通信ネットワーク5に接続されている例を示しているがこれに限定されない。例えば、音生成装置2のみが通信ネットワーク5に接続されていてもよい。
<管理サーバ4>
管理サーバ4は、電子機器100または音生成装置2から、検出信号および音データの少なくとも一方を取得して記憶する。管理サーバ4は、記憶した検出信号および音データの少なくとも一方を外部機器6に配信可能であってもよい。
上記の構成によれば、電子システム1000aは、検出信号または音データを、外部機器に配信することができる。これにより、検出信号または音データを外部機器6において活用することが可能となる。ここで、外部機器6とは、例えば、電子機器100が配置された施設内のコンピュータであってもよいし、電子機器100が配置された施設とは異なる場所に配備されたコンピュータであってもよい。
管理サーバ4は、取得した音データを、該音データが取得された日時を示す第1情報、該音データに対応する対象物に関する第2情報、および該音データの提供元に関する第3情報、のうちの少なくとも1つと関連付けて記憶してもよい。そして、管理サーバ4は、記憶した検出信号および音データの少なくとも一方を、第1情報、第2情報、および第3情報の少なくとも1つと共に、外部機器6に配信してもよい。
ここで、第1情報は、音データが取得された日時の代わりに、音生成装置2が検出信号を受信した日時であってもよい。
対象物が患者である場合、音データに対応する対象物に関する第2情報としては、患者が罹患している疾患名、患者の属性(例えば、年齢、性別、身長、体重等)、および、患者のバイタルサイン(例えば、体温、血圧等)に関する数値等が挙げられる。音データの提供元に関する第3情報としては、音データの送信元である医療施設に固有の識別情報(例えば、施設ID)、患者を診察した医療関係者に固有の識別情報(例えば、医療関係者ID)等であってもよい。
対象物が機械である場合、音データに対応する対象物に関する第2情報としては、機械の名称、製造元、型番、および製造年月日等が挙げられる。音データの提供元に関する第3情報としては、音データの送信元である施設の名称、所在地、および連絡先を示す情報(例えば、メールアドレス等)等であってもよい。
例えば、電子システム1000aから音データの配信を受けた外部機器6は、該音データと共に該音データに関連付けられた第1情報、第2情報、および第3情報の少なくとも1つも受信する。これにより、外部機器6に配信された音データを利用する利用者(例えば、医療関係者または検査技師等)は、該音データの意味および特徴について正しく理解して、該音データを活用することができる。
管理サーバ4は、外部機器6からの解析要求を受信したことに応じて、取得した検出信号および音データの少なくとも一方を解析した解析結果を、該解析要求の送信元である外部機器6送信してもよい。
例えば、外部機器6は、管理サーバ4に対して、該管理サーバ4に記憶されている音データに関する解析結果を管理サーバ4から受信することができる。これにより、電子システム1000aは、外部機器6の利用者(例えば、医療関係者または検査技師等)による音データの活用を支援することができる。
以上、本開示に係る発明について、諸図面および実施例に基づいて説明してきた。しかし、本開示に係る発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。すなわち、本開示に係る発明は本開示で示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示に係る発明の技術的範囲に含まれる。つまり、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。また、これらの変形または修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。
1、1a~1k、1m、1n、1p ジャイロ式振動計
2 音生成装置
3 音出力部
4 管理サーバ
11 開口部
12、12a~12k、12a’~12c’ ジャイロセンサ
13 凹部
14 配線
20、20a~20h、20j 膜
21、21a~21h、21j 中央領域
22、22a~22h、22j 周辺領域
25 被覆部
30、30e 支持体
40 制御用基板
41 通信部
100 電子機器
1000、1000a 電子システム

Claims (10)

  1. 凹部を有する支持体と、
    前記凹部が有する開口部の少なくとも一部を覆う膜と、
    前記凹部と、前記膜とによって囲まれた空間に配置され、前記膜の振動を検出するセンサと、
    前記空間に配置され、前記センサと電気的に接続された制御用基板と、
    前記制御用基板と電気的に接続されたバッテリーと、を備え、
    前記バッテリーは、前記支持体の前記空間とは反対側の面に配置されており、
    前記制御用基板は、前記センサの検出信号または前記検出信号に基づいて生成された音データを無線送信する通信部を有し、
    前記センサは、ジャイロセンサである、振動計。
  2. 前記膜と接する被覆部をさらに有する、請求項1に記載の振動計。
  3. 前記膜は、前記支持体の上面に固定されている、請求項1または2に記載の振動計。
  4. 前記支持体は、樹脂、金属またはセラミックで構成される、請求項1から3のいずれか1項に記載の振動計。
  5. 前記センサは、前記膜の振動を角速度として検出する、請求項1から4のいずれか1項に記載の振動計。
  6. 前記センサは、接着剤、樹脂、半田または銀ペーストにより前記膜に固定されている、請求項1からのいずれか1項に記載の振動計。
  7. 前記センサを複数有する、請求項1からのいずれか1項に記載の振動計。
  8. 前記ジャイロセンサは、-40℃以上85℃以下の温度範囲において適正に振動を検出する、請求項1から7のいずれか1項に記載の振動計。
  9. 前記制御用基板は、前記凹部の底面に配置されている、請求項1からのいずれか1項に記載の振動計。
  10. 前記通信部は、少なくともBluetooth(登録商標)及びWiFi(登録商標)のいずれかを利用した無線送信を行なう、請求項1からのいずれか1項に記載の振動計。
JP2022134353A 2021-01-19 2022-08-25 振動計、電子機器、および電子システム Active JP7431293B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021006731 2021-01-19
JP2021006731 2021-01-19
JP2021074365 2021-04-26
JP2021074365 2021-04-26
PCT/JP2022/001526 WO2022158436A1 (ja) 2021-01-19 2022-01-18 ジャイロ式振動計、電子機器、および電子システム
JP2022522983A JP7132460B1 (ja) 2021-01-19 2022-01-18 ジャイロ式振動計、電子機器、および電子システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022522983A Division JP7132460B1 (ja) 2021-01-19 2022-01-18 ジャイロ式振動計、電子機器、および電子システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022180374A JP2022180374A (ja) 2022-12-06
JP7431293B2 true JP7431293B2 (ja) 2024-02-14

Family

ID=82549436

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022522983A Active JP7132460B1 (ja) 2021-01-19 2022-01-18 ジャイロ式振動計、電子機器、および電子システム
JP2022134353A Active JP7431293B2 (ja) 2021-01-19 2022-08-25 振動計、電子機器、および電子システム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022522983A Active JP7132460B1 (ja) 2021-01-19 2022-01-18 ジャイロ式振動計、電子機器、および電子システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20240068865A1 (ja)
EP (1) EP4283261A1 (ja)
JP (2) JP7132460B1 (ja)
WO (1) WO2022158436A1 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001264067A (ja) 2000-03-16 2001-09-26 Ngk Insulators Ltd 振動型ジャイロスコープ
JP2008142112A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 生体音センサ
US20090211838A1 (en) 2008-02-27 2009-08-27 Silutions Technologies, Inc. Floating Ballast Mass Active Stethoscope or Sound Pickup Device
JP2010122141A (ja) 2008-11-21 2010-06-03 Yamaha Corp Memsセンサ
JP2014090916A (ja) 2012-11-05 2014-05-19 Asahi Glass Co Ltd 音響センサ、およびこれを備える音響モニタ装置
JP2017023595A (ja) 2015-07-27 2017-02-02 パイオニア株式会社 生体音聴診装置
JP2017169719A (ja) 2016-03-23 2017-09-28 パイオニア株式会社 生体音聴診装置
JP2018102849A (ja) 2016-12-28 2018-07-05 オムロンヘルスケア株式会社 生体音測定装置
WO2019240118A1 (ja) 2018-06-15 2019-12-19 パイオニア株式会社 音取得装置
JP2020069280A (ja) 2018-11-02 2020-05-07 パイオニア株式会社 音取得装置
US20200245883A1 (en) 2019-01-31 2020-08-06 Zoll Medical Corporation Ambulatory medical device including a digital front-end

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10115526A (ja) * 1996-10-15 1998-05-06 Ngk Insulators Ltd 振動ジャイロ・センサ及び振動ジャイロ・センサの製造方法
BE1023229B1 (nl) * 2015-06-30 2017-01-05 Van Den Broeck Bram Stemmen van een trommel
JP6827271B2 (ja) * 2016-03-28 2021-02-10 パイオニア株式会社 生体音取得装置
JP6783938B2 (ja) * 2017-07-20 2020-11-11 パイオニア株式会社 生体音取得装置
JP6789908B2 (ja) 2017-09-22 2020-11-25 京セラ株式会社 振動計

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001264067A (ja) 2000-03-16 2001-09-26 Ngk Insulators Ltd 振動型ジャイロスコープ
JP2008142112A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 生体音センサ
US20090211838A1 (en) 2008-02-27 2009-08-27 Silutions Technologies, Inc. Floating Ballast Mass Active Stethoscope or Sound Pickup Device
JP2010122141A (ja) 2008-11-21 2010-06-03 Yamaha Corp Memsセンサ
JP2014090916A (ja) 2012-11-05 2014-05-19 Asahi Glass Co Ltd 音響センサ、およびこれを備える音響モニタ装置
JP2017023595A (ja) 2015-07-27 2017-02-02 パイオニア株式会社 生体音聴診装置
JP2017169719A (ja) 2016-03-23 2017-09-28 パイオニア株式会社 生体音聴診装置
JP2018102849A (ja) 2016-12-28 2018-07-05 オムロンヘルスケア株式会社 生体音測定装置
WO2019240118A1 (ja) 2018-06-15 2019-12-19 パイオニア株式会社 音取得装置
JP2020069280A (ja) 2018-11-02 2020-05-07 パイオニア株式会社 音取得装置
US20200245883A1 (en) 2019-01-31 2020-08-06 Zoll Medical Corporation Ambulatory medical device including a digital front-end

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022158436A1 (ja) 2022-07-28
WO2022158436A1 (ja) 2022-07-28
EP4283261A1 (en) 2023-11-29
US20240068865A1 (en) 2024-02-29
JP2022180374A (ja) 2022-12-06
JP7132460B1 (ja) 2022-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63125244A (ja) 生物医学用トランスジュ−サ
JP2002085361A (ja) 脈検出装置及び超音波診断装置
CN107635475B (zh) 多普勒胎心仪
US20140221772A1 (en) Body surface sensors
JP2017528026A (ja) マルチセル・トランスデューサー
EP1519165A2 (en) Piezoelectric vibration sensor
JP2020535855A (ja) 子宮収縮及び胎児心拍数を測定する装置
JP4571311B2 (ja) 音ピックアップセンサ
JP5467265B2 (ja) 体導音センサ
JP7431293B2 (ja) 振動計、電子機器、および電子システム
WO2021181735A1 (ja) 生体音響センサおよびそれを備えた聴診器
JP2012129662A (ja) 超音波探触子
JP2021184801A (ja) 測定装置
JPWO2012060046A1 (ja) 電子機器
JP2017092535A (ja) 圧電素子、超音波プローブ、超音波測定装置及び圧電素子の製造方法
CN116724216A (zh) 陀螺仪式振动计、电子设备以及电子系统
JP6347180B2 (ja) 超音波トランスデューサーデバイス及び超音波測定装置。
JP2014045918A (ja) 胎児心音マイクロフォン
JP2016007412A (ja) 生体センサーユニット及び生体情報測定装置
JP5876646B2 (ja) 電気機械変換装置
US10551355B2 (en) Probe and subject information obtaining apparatus using the same
JP2018143403A (ja) 超音波探触子及び超音波装置
JP2024005999A (ja) 超音波プローブ、及び超音波システム
CN111989046B (zh) 生物声音测定装置、辅助方法和存储介质
WO2023276803A1 (ja) ジャイロ式振動計

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7431293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150