JP5876646B2 - 電気機械変換装置 - Google Patents
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Description
(実施例1)
本発明の電気機械変換装置の実施例1である容量型超音波変換装置を説明する。この変換装置の超音波変換エレメントの基本構造の上面図を図1(a)に示し、図1(a)のA−A’断面図を図1(b)に示す。
(式4)Z=Cρ/cosθi
(式5)ZL=CLρ2/cosθL、ZT=CTρ2/cosθT
(式6)cosθi/C=cosθL/CL=cosθT/CT
(式7)θicL=sin−1(C/CL)
(式8)θicT=sin−1(C/CT)
(式9)Ri=(Z2−Z1)2/(Z2+Z1)2
(式10)Ti=4Z1Z2/(Z2+Z1)2
図5に、本発明の実施例2を示す。図5では、電気配線基板13の上部に、第三の反射抑制層37を設けている。第三の反射抑制層37は、音響減衰材である。音響減衰材の音響インピーダンスは、外界(例えば、音響インピーダンスマッチング材25)の音響インピーダンスとほぼ一致させた物である。
図6を用いて、本発明の実施例3を説明する。図6(a)は、本実施例の超音波変換装置断面の中央部を拡大した図であり、センサ部内側の一部に、反射抑制層44を設けている。センサ部を構成している超音波変換エレメント10の間40は、基板1と同じ材料であったり、基板1上にSiO2、SiNなどの薄膜を成膜した状態であったりして構成されている。超音波変換エレメント10の間40は、外界(例えば、音響インピーダンスマッチング材25)との音響インピーダンスが不一致な為、入射した音響波41の一部を反射して反射波42を生じさせてしまう。また、入射した音響波41の一部は透過し、透過波43として基板1を通り抜けて音響減衰材14に到達し、吸収される。このときの反射波42は、上記比較例1と同様に被検体側へ戻ると、受信信号のノイズとなる。そこで、超音波変換エレメント10の間40の上部に、反射抑制層44を設ける。すなわち、反射抑制層44を、可動領域以外にあって電気機械変換エレメント間の使用時に音響波源側に面する面に設ける。これにより、実施例1、2と同様の効果を得る事ができる。
図7(a)に、本発明の実施例4を示す。図7(a)では、電気配線基板13が超音波変換エレメント10の音響波の受信面に対して、或る角度をもって配置されている。典型的には、エレメント10が音響波を受信する受信面に対して垂直な方向と、90度より大きい角度で設置される。電気配線基板13の上部には反射抑制層12が配置され、電気配線基板13の裏側には第二の音響減衰材15が配置されている。超音波変換エレメント10の裏側には、第一の音響減衰材14が配置されている。エレメント10と電気配線基板13は、フレキシブル配線45を介して接続されている。フレキシブル配線45は、反射抑制層12で覆われている。この様な構成の場合、入射した音響波の一部46の反射波47を、被検体以外の方向へ反射する事ができる。これにより、被検体側への反射を抑制する事が可能となる。電気配線基板13とエレメント10の受信面との角度αを調整する事で、所望の照射範囲を得る事ができ、所望の検査効率を達成する事が可能となる。
図7(b)に、本発明の実施例5を示す。図7(b)では、超音波変換装置がケース48内に収納された構成である。ケース48の中は、空洞でも良いし、樹脂などと一体化した成型物でも良い。この場合、ケース表面と外界との界面で反射波が生じる可能性がある。その為、ケース表面に、反射抑制層49を設けたり、実施例1〜4に記載の構成と組み合わせたりする事で、被検体側への反射波を抑制する事ができる。また、音響波が入射してくるケース表面の素材を、外界との界面で反射波が生じない物を用いる事で、反射波を抑制する事も可能である。
図8に、本発明の実施例6である被検体診断装置ないし光音響測定装置を示す。光源50は、例えば、レーザ光を発生する光源であり、光24は例えばパルス状のレーザ光である。
Claims (10)
- 被検体から放出される音響波を受信するための可動領域を有する電気機械変換エレメントと、
前記電気機械変換エレメントと電気的接続を取る電気配線基板と、
前記被検体側に面する面のうちの、前記可動領域以外の少なくとも一部に設けられ、前記可動領域以外に到達する音響波が音響波源側に反射する事を抑制する反射抑制層と、
を有する事を特徴とする電気機械変換装置。 - 被検体から放出される音響波を受信するための振動膜を有する静電容量型の電気機械変換エレメントと、
前記電気機械変換エレメントと電気的接続を取る電気配線基板と、
前記被検体側に面する面のうちの、前記振動膜以外の少なくとも一部に設けられ、前記振動膜以外に到達する音響波が音響波源側に反射する事を抑制する反射抑制層と、
を有する事を特徴とする電気機械変換装置。 - 前記電気配線基板は、前記電気機械変換エレメントの周囲に配置され、
前記反射抑制層は、前記電気配線基板の前記被検体側に面する面に設けられる事を特徴とする請求項1または2に記載の電気機械変換装置。 - 前記電気配線基板を挟んで前記反射抑制層と反対側に音響減衰材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電気機械変換装置。
- 前記音響減衰材の音響インピーダンスは、前記電気配線基板が有する音響インピーダンス、または、前記電気機械変換エレメントが設けられた基板が有する音響インピーダンスと同等である事を特徴とする請求項4に記載の電気機械変換装置。
- 前記反射抑制層は、音響波透過層と音響波吸収層のうちの少なくとも1つの層を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の電気機械変換装置。
- 前記透過層の音響インピーダンスは、前記透過層が接する2つの界面のうち、被検体側が有する音響インピーダンスより大きく、その反対側が有する音響インピーダンスより小さく、前記吸収層の音響インピーダンスは、前記吸収層が接する2つの界面のうち、被検体側が有する音響インピーダンスと同等である事を特徴とする請求項6に記載の電気機械変換装置。
- 前記電気配線基板は、前記電気機械変換エレメントが音響波を受信する受信面に対して垂直な方向と、90度より大きい角度で設置されている事を特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の電気機械変換装置。
- 前記電気機械変換エレメントと前記電気配線基板は、ケースに収納され、
前記反射抑制層は、前記被検体側に面する前記ケースの面に設けられる事を特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の電気機械変換装置。 - 請求項1から9の何れか1項に記載の電気機械変換装置と、
パルス状に光を発生する光源と、
前記電気機械変換装置から出力される信号を処理する信号処理部と、
を有し、
該光源から発せられて被検体にあてられた前記光によって生じる光音響波を前記電気機械変換装置で検出し、変換された信号を前記信号処理部で処理することで被検体内部の情報を取得する事を特徴とする被検体診断装置。
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