JP7430977B2 - 遮蔽装置のコード制動装置とコード制動装置のキャリア、コード制動装置のウェイトホルダ、コード制動装置のキャップ、およびコード制動装置を備えた遮蔽装置 - Google Patents
遮蔽装置のコード制動装置とコード制動装置のキャリア、コード制動装置のウェイトホルダ、コード制動装置のキャップ、およびコード制動装置を備えた遮蔽装置 Download PDFInfo
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図1は、本発明に係るコード制動装置1を各部品に分解して示す分解斜視図であり、昇降コードの移動を案内するコードガイド9を併記している。このコード制動装置1は、ベース2とスライダ3、キャリア4、遊星歯車5、スライダワッシャ6、ウェイトホルダ7、ウェイト7a、キャップ8とを主体として構成されている。さらに、コード制動装置1のベース2には、該ベース2を覆う状態に配されてコードガイド9が組み付けられる。また、スライダ3は、スライダブラケット31に駆動力変換手段となるドライブローラー32とアイドルローラー33とが回転自在に支持されている。
図4と図5、図6を参照してスライダ3の構造を説明する。
スライダ3は、スライダブラケット31にドライブローラー32とアイドルローラー33とが回転自在に支持されて構成されている。なお、図4はスライダ3の分解斜視図であり、図5は作用側Po、すなわち前方からスライダ3を見た状態を示す斜視図である。また、図6は操作側Qi、すなわち後方からスライダ3を見た状態を示す斜視図である。スライダブラケット31の作用側Poとなる前壁31aには、図4と図5に示すように、昇降コードCDが挿通される作用側開口31bが形成されている。また、図6に示すように、操作側Qiとなる後壁31cには昇降コードCDが挿通される操作側開口31dが形成されている。これら作用側開口31bと操作側開口31dとは対向した位置に設けられている。また、後壁31cには、操作側開口31dを挟む位置に一対のバネ収容部31eが後壁31cを切り欠く状態で形成されており、このバネ収容部31eに圧縮コイルバネ34が収容される。スライダブラケット31の天井壁31fと底壁31gには、作用側Poから見た場合の左右の縁部から中央部に向かって伸長させて切り込まれた長孔状の保持透孔31f1、31f2、31g1、31g2が形成されている。また、天井壁31fの同じく左右の縁部には、それぞれ適宜な2カ所ずつに外側に突出した位置決め突起31hが設けられている。
図7から図10を参照してベース2の構造を説明する。
図7は作用側Po、すなわち前方からベース2を見た状態を示す斜視図であり、図8は操作側Qi、すなわち後方からベース2を見た状態を示す斜視図である。また、図9は底面からベース2を見た斜視図であり、図10は図7における4-4線に沿って切断して示す断面図である。図9と図10に示すように、このベース2は、スライダ3とキャリア4、遊星歯車5、スライダワッシャ6、ウェイトホルダ7、ウェイト7aを収容できる形状の筐体で形成されている。ベース2は、スライダ収容部21と、キャリア収容部22と、固定内歯車23と、キャップ保持部25と、ウェイトホルダ収容部26とを有している。スライダ収容部21は、上部の平面形状がほぼ方形の筒状に形成されている。このスライダ収容部21の下部には、キャリア収容部22が一体的に形成されていて、そのキャリア収容部22は内面がキャリア4の外周面を案内する円筒面に形成されている。このキャリア収容部22の下部には、第4歯車となる固定内歯車23が一体的に形成されていて、その固定内歯車23は動力伝達部材の一つとなっている。また、固定内歯車23の下部には、円筒状のウェイトホルダ収容部26が一体的に設けられている。
図11と図12にキャリア4の一の実施形態を示してあり、図11はキャリア4を上方から見た状態を示す斜視図であり、図12はキャリア4を下方から見た状態を示す斜視図である。このキャリア4は内周面に動力伝達部材の一つである。キャリア4は第2歯車となる内歯車41が形成された環状部材を構成する環状支持部42とこの環状支持部42の下部に設けられたフランジ部43とを有している。内歯車41は、ドライブローラー32のドライブ軸32bに嵌入させた駆動歯車35と噛合する。フランジ部43には、下面側のフランジ面43aから適宜な深さで上方に向かうように適宜数の支持孔44が形成されている。なお、この支持孔44の一部は、図11に示すように、環状支持部42と重なっている。
また、フランジ部43の下方にはほぼ円弧状で中空状のガイド突起43bが設けられており、該ガイド突起43bの外周面がフランジ部43の外周面と一致している。このガイド突起43bは、フランジ面43aの周方向に沿って等間隔に設けられており、隣接するガイド突起43bの間部分に支持孔44が形成されている。なお、この実施形態では6個のガイド突起43bが設けられており、他方、周方向に等間隔に3個の支持孔44が形成されているため、支持孔44はガイド突起43b同士が隣接する間の部分に1つおきに形成されている。
図16と図17と図18には、ウェイトホルダ7が示されている。図16はウェイトホルダ7を上方から見た状態を示す斜視図であり、制動部材としてのウェイト7aを分離した状態を示している。また、図17はウェイト7aをウェイトホルダ7に保持させた状態を示している。さらに、図18はウェイト7aを保持させた状態のウェイトホルダ7を、下方から見た状態を示す斜視図である。ウェイトホルダ7は、その外周面に太陽歯車71が形成されている。また、この太陽歯車71は動力伝達部材の一つとなり第5歯車となる部分である。また、この太陽歯車71は円環状の太陽歯車部72の外周面に形成されていて、この太陽歯車部72の下端面に重ねられるように複数の保持脚部73が設けられている。それぞれの保持脚部73は、太陽歯車部72の径方向に向かって延伸しているが、それらの保持脚部73は周方向に等間隔で配置されている。この太陽歯車71の回転中心は、キャリア4の回転中心Oと一致している。また、この太陽歯車71には遊星歯車5が噛合する。すなわち、遊星歯車5は固定内歯車23と噛合すると共に、太陽歯車71に噛合する。
そして、太陽歯車71の回転によって、ウェイト7aは回転中心Oを中心として公転するが、その公転の際の遠心力が径方向に作用することにより、ウェイト7aは保持脚部73に対して摺動することができるようにしてある。また、保持脚部73の太陽歯車部72側の端部は、この太陽歯車部72の円環状の内周面と一致させている。この保持脚部73の下面は、図16から図18に示すように、先端部から適宜な位置まで肉厚を小さくして段部73aが形成されている。このため、ウェイト7aを保持脚部73に保持させた状態では、保持脚部73の下側面よりもウェイト7aの下面の方が下方に突出しており、上述したように、ウェイト7aを確実にガイド部材に接触させることができる。
図19と図20にキャップ8を示しており、図19はキャップ8を上部から見た状態を示す斜視図であり、図20はキャップ8を下部から見た状態を示す斜視図である。キャップ8は円盤状の蓋体部81と蓋体部81の上面の中央部に突設された支持柱部82、蓋体部81の周縁部に等間隔に上方を指向して突設させた係止脚部83とを備えている。なお、蓋体部81の外径は、ウェイトホルダ収容部26の内径に遊挿できる大きさとされている。また、蓋体部81を矩形に形成することもできるが、ウェイトホルダ収容部26に遊挿できる部分を備えていることが好ましい。
図21と図22にコードガイド9が示されており、図21が作用側Po、すなわちコードガイド9を前方から見た状態を示す斜視図であり、図22が操作側Qi、すなわちコードガイド9を後方から見た状態を示す斜視図である。コードガイド9を構成する右側壁93と左側壁94とは、ほぼ台形に形成されており、それら上縁には屋根板95が掛け渡されている。なお、右側壁93と左側壁94の形状は台形に限らず他の形状であっても構わず、また屋根板95は平板であっても構わない。また、右側壁93の内側面には係止爪部93aが設けられており、左側壁94の内側面には係止爪部94aが設けられている。これらの係止爪部93a、94aは、ベース2に設けられた係止孔21h、21iにそれぞれ係合して、コードガイド9をベース2に連結させる。屋根板95の左右の端部からは左右に突出する状態で、肩部95aが設けられている。すなわち、この肩部95aは側壁93、94よりもさらに側方に突出している。
以上のように構成されるコード制動装置1の組み立てについて、以下に説明する。
また、ドライブローラー32のドライブ軸32bを、スライダブラケット31の保持透孔31f1と保持透孔31g1のそれぞれに、側方から挿入する。このとき、図5に示すように、ワッシャ32cが天井壁31fおよび底壁31gのそれぞれの内側面とローラー部32aの端面との間に位置するとともに、駆動歯車35が底壁31gの下側に位置する。また、アイドルローラー33のドライブ軸32bを、天井壁31fに形成された保持透孔31f2と底壁31gに形成された保持透孔31g2のそれぞれに側方から挿入する。また、バネ収容部31eに圧縮コイルバネ34を収容させる。
コードガイド9は、作用側案内口91がベース2の作用側開口21bと対向する向きとなる状態でベース2の上方から被せる。この姿勢でコードガイド9をベース2に押し込むと、コードガイド9の係止爪部93a、94aのそれぞれが、ベース2の係止孔21h、21iのそれぞれに係合して、コードガイド9がベース2から離脱してしまうことが防止される。また、コードガイド9の係合脚部91c、91cが、脚保持部25bの係合堰部25d、25dの内側面と対向して、これら係合脚部91c、91cと脚保持部25bの係合堰部25d、25dとが当接する。また、係合脚部92c、92cが脚保持部25cの係合堰部25d、25dの内側面と対向してこれら係合脚部92c、92cと脚保持部25cの係合堰部25d、25dとが当接する。また、コードガイド9の作用側案内口91に存在するガイドピン96a、96bの端面が、係止突起部25e、25fと対向する。コードガイド9の操作側案内口92に存在するガイドピン97の端面が、脚保持部25cに設けられた係止突起部25gに対向する。なお、コードガイド9の係合脚部91c、91cをキャップ保持部25の脚保持部25bと脚保持部25cとに位置させたことで、コードガイド9に加えられた不測の外力がベース2に収容された制動のための部材にこの外力が影響することを抑制でき、円滑な制動動作を維持できることになる。
図23と図24、図25は、コード制動装置1を示しており、図23はコード制動装置1を作用側Poから見た状態を示す斜視図、図24はコード制動装置1を操作側Qiから見た状態を示す斜視図、図25はコード制動装置1の平面図である。
前述したように、スライダ収容部21に収容されたスライダ3には圧縮コイルバネ34により作用側Poに移動するよう復元力が付勢されている。このため、ドライブ軸32bは、カム孔24aの内面および補強リブカム24cの摺動面によるカム面24eに押圧され、またアイドル軸33bはカム孔24bの内面および補強リブカム24dの摺動面によるカム面24fに押圧されている。したがって、これらドライブ軸32bとアイドル軸33bとは、このカム面24e、24fに案内されて移動することになる。なお、これらドライブ軸32bとアイドル軸33bの移動に伴って、スライダ3がベース2に対して移動する。
また、コード制動装置1に通された昇降コードCDは、ドライブローラー32とアイドルローラー33に挟持される。昇降コードCDが作用側Poへ移動すると(すなわち前進すると)、ドライブローラー32とアイドルローラー33とがそれぞれ回転する。しかも、昇降コードCDの前進に伴って、ドライブローラー32とアイドルローラー33が前進して、昇降コードCDの移動を規制する規制位置に位置する。ドライブ軸32bとアイドル軸33bとは前進時にカム孔24aとカム孔24bとのそれぞれに案内されるから、ドライブローラー32とアイドルローラー33が接近する。このため、この規制位置では、これらドライブローラー32とアイドルローラー33とによる昇降コードCDを挟持する力が増加する。しかも、昇降コードCDの移動に伴って、ドライブローラー32とアイドルローラー33のうちの少なくともドライブローラー32は回転するが、それは昇降コードCDとドライブローラー32との間の摩擦力が大きいためである。この回転によってドライブ軸32bも回転する。すなわち、規制位置に位置した状態でドライブ軸32bは回転を継続する。そして、昇降コードCDの前進により、図25の平面図において矢標Uで示すように、ドライブローラー32は図25において反時計回りへ回転する。他方、アイドルローラー33は図25上で矢標Cで示すように図25において時計回り方向へ回転する。なお、アイドルローラー33の外周面と昇降コードCDとの間に滑りが生じても構わない。すなわち、アイドルローラー33がドライブローラー32と協働して昇降コードCDを挟持している状態を維持できればよい。また、必ずしもアイドルローラー33が回転することを要せず、したがって、アイドル軸33bが回転することも要しない。
ところで、駆動歯車35の回転中心はドライブ軸32bの軸心であり、該軸心と回転中心Oとは一致していない。しかも、昇降コードCDの前進によって、ドライブローラー32は昇降コードCDとの間の摩擦力と圧縮コイルバネ34の復元力を受けて移動する。このため、駆動歯車35の回転中心と回転中心Oとの位置関係が変化する。これに対し、カム孔24aは、この位置関係の変化によっても駆動歯車35と内歯車41との噛合関係を維持させることができる形状となっている。しかも、ドライブローラー32が作用側Poに移動した場合であっても、アイドルローラー33と協働して昇降コードCDの挟持状態を維持できるようにする必要がある。そのため、カム孔24aとカム孔24bとは操作側Qiよりも作用側Poで互いに接近するように形成され、ほぼV字形に近い状態に設けられている。アイドル軸33bが挿入されているカム孔24bの形状により、アイドルローラー33がドライブローラー32と協働して昇降コードCDの挟持状態を維持できるように移動する。このため、昇降コードCDの前進が継続すると、該昇降コードCDとドライブローラー32とアイドルローラー33の間の摩擦力と圧縮コイルバネ34の復元力により、ドライブ軸32bとアイドル軸33bとがカム孔24a、24bに案内されて、スライダ3と共に作用側Poに移動する。
次に、上述したコード制動装置1が組み込まれた遮蔽装置としての横型ブラインドの実施形態について以下に説明し、コード制動装置1の作用を併せて説明する。
コード制動装置1においては、図39および図40に示すように、ヘッドボックス102の底板102bに形成された視認部となる保持孔に、コード制動装置1の下部を挿入する。保持孔は、ウェイトホルダ収容部26の円形の4カ所に、係止脚部83の外形に対応させて膨出部が形成された形状に形成されている。図39は保持孔にコード制動装置1のウェイトホルダ収容部26等が挿入された状態を示すものである。したがって、図39には保持孔が図示されていない。
また、制動動作時には、駆動歯車35と内歯車41、遊星歯車5、固定内歯車23、太陽歯車71のいずれもが自転または公転するから、これらの動作によっても制動動作を確認できる。
さらに、ヘッドボックス102の底面以外であっても、制動動作の適否を確認できるようにすることが可能である。すなわち、図42と図43とに示すように、ヘッドボックス102の側板102cに保持孔を設けてコード制動装置1を保持させれば、ヘッドボックス102の側方から制動動作を確認することができる。
また、制動動作の視認性が良好となるように、コード制動装置1のベース2とキャップ8の一部または全部を、光透過性を有する素材により形成して、コード制動装置1の内部を視認できるようにすることもできる。
前述したように、コード制動装置1はヘッドボックス102に保持孔を介して保持されている。ところで、例えば、図32(A)と図34(B)、図38に示すコード制動装置1の設置の構造では、チルト軸107のうち、コード制動装置1の配置位置よりも端部側には、該チルト軸107の支持部107aが存在していない。このため、チルト軸107の端部側が外力を受けた場合に撓んだりしてしまうおそれがある。一方、図40に示すように、チルト軸107はコード制動装置1の上方に配置されている。コード制動装置1に不測の外力が加えられた場合に、コード制動装置1が保持孔から離脱しながらチルト軸107に衝突すると、チルト軸107が撓んでコード制動装置1が保持孔から離脱してしまうおそれがある。
しかし、図40から図43に示すように、ヘッドボックス102には、その側壁の一部を内側に突出させた係合突出部102dが設けられている。このため、コード制動装置1が保持孔から離脱しようとした場合に、この係合突出部102dにコード制動装置1に組み付けられるコードガイド9の屋根板95の肩部95aが当接して、保持孔から離脱することが防止される。
しかし、コードガイド9とコード制動装置1においては、図2および図3と図29および図30に示すように、コードガイド9の係合脚部92cが、キャップ保持部25の係合堰部25dによって移動するのが規制されている。そのため、不測の外力によるコードガイド9の振動等の挙動がコード制動装置1に伝達されることが防止される。したがって、コード制動装置1の制動動作に支障が生じることを極力防止できる。
しかし、これらガイドピン96a、96b、97のそれぞれに対応して、係止突起部25e、25f、25gが配設されているから、上部板91a、92aからガイドピン96a、96b、97が離脱した場合でも、ガイドピン96a、96b、97が係止突起部25e、25f、25gに当接する。そのため、上部板91a、92aからガイドピン96a、96b、97が離脱することが阻止される。
図31と図33、図35、図37に示すように、昇降コードCDのそれぞれはコード制動装置1からボトムレール101に至るまでの長さが異なっている。このため、それぞれの昇降コードCDにかかる負荷の大きさが異なり、コード制動装置1による制動力が均一に作用しないおそれがある。制動力が不均一となると、所望の制動作用が発揮されなくなって、十分に減速されずにボトムレール101が落下してしまったり、傾きながら下降したりするおそれがある。
一方、昇降コードCDのそれぞれの距離をL1、L2とし、距離の大きさがL1>L2であるとすると、大きい距離L1にかかる負荷の方が小さい距離L2にかかる負荷よりも大きくなる。このため、コード制動装置1を通過する際に生じる負荷の小さい昇降コードCD2を大きい距離L1となる昇降コードCDに用い、負荷の大きい昇降コードCD1を小さい距離L2となる昇降コードCDに用いる。これにより、昇降コードCD1と昇降コードCD2のそれぞれにかかる負荷の差が小さくなり、コード制動装置1による制動動作の安定を図ることができる。
2 ベース
21 スライダ収容部
21b 作用側開口
21d 操作側開口
21h 係止孔
21i 係止孔
22 キャリア収容部
22a 小径部
22b 大径部
23 固定内歯車
24a カム孔
24b カム孔
24c 補強リブカム
24d 補強リブカム
24e カム面
24f カム面
25 キャップ保持部
25a 係止孔
25b、25c 脚保持部
25d 係合堰部
25e、25f、25g 係止突起部
26 ウェイトホルダ収容部
3 スライダ
31 スライダブラケット
31b 作用側開口
31d 操作側開口
31f1、31f2 保持透孔
31g1、31g2 保持透孔
32 ドライブローラー
32b ドライブ軸
33 アイドルローラー
33b アイドル軸
34 圧縮コイルバネ
35 駆動歯車
4 キャリア
41 内歯車
42 環状支持部
42a テーパー部
43 フランジ部
43b ガイド突起
44 支持孔
5 遊星歯車
51 支持軸
6 スライダワッシャ
7 ウェイトホルダ
71 太陽歯車
73 保持脚部
73a 段部
7a ウェイト
8 キャップ
81 蓋体部
81a、81b レール
82 支持柱部
83 係止脚部
83a 係止爪
84a カム溝
84b カム溝
9 コードガイド
91 作用側案内口
91a、92a 上部板
91b、92b 下部板
91c 係合脚部
91d、92d ガイド板
92 操作側案内口
92c 係合脚部
93a 係止爪部
94a 係止爪部
95 屋根板
95a 肩部
96a、96b ガイドピン
97 ガイドピン
100 ブラインド(遮蔽装置)
110 ブラインド(遮蔽装置)
120 ブラインド(遮蔽装置)
130 ブラインド(遮蔽装置)
101 ボトムレール(遮蔽材)
102 ヘッドボックス
102b 底板
102d 係合突出部
103 スラット(遮蔽材)
104 取付ブラケット
105 ロック装置
107 チルト軸
O 回転中心
Po 作用側
Qi 操作側
CD 昇降コード
HC 操作用コード
RC ラダーコード
Claims (8)
- コードに吊下されて昇降自在な遮蔽材の一方方向への移動速度を減じるための遮蔽装置のコード制動装置であって、
前記コードの移動を制動させる制動部材と、
前記コードの移動を回転運動に変換する駆動力変換手段と、
前記駆動力変換手段によって得られた回転運動を前記制動部材に伝達する動力伝達部材
と、
を備え、
前記動力伝達部材が歯車列であり、
歯車列を構成する一の歯車列のピッチ円と他の歯車列のピッチ円とが同一平面内になく、
全ての歯車の回転軸が平行であり、
一の歯車列を構成する一の歯車の一部と他の歯車列を構成する一の歯車の一部とがこれら歯車の回転軸と平行な方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする遮蔽装置のコード制動装置。 - 前記歯車列は、
変換された前記回転運動により回転する第1歯車と、
前記第1歯車と噛合して回転する内歯車を備える第2歯車と、
前記第2歯車の回転によって、該第2歯車の回転軸を中心に旋回する遊星歯車を備える第3歯車と、
前記第3歯車と噛合する内歯車を備える適宜位置に固定されている第4歯車と、
前記第3歯車と噛合する太陽歯車を備える第5歯車と、
を有し、
前記第1歯車と第2歯車とにより前記一の歯車列を構成し、前記第3歯車と第4歯車、第5歯車とにより前記他の歯車列を構成し、前記一の歯車列の第2歯車の一部と前記他の歯車列の第3歯車の一部とが、一の歯車列の歯車の回転軸と他の歯車列の歯車の回転軸と平行な方向で重なる位置に配され、
前記第5歯車に制動部材のウェイトを保持させて、第5歯車の回転による制動用ウェイトの旋回により制動力を生じさせることを特徴とする請求項1に記載の遮蔽装置のコード制動装置。 - 前記第5歯車に保持させた前記制動用ウェイトの一部を、該第5歯車の太陽歯車の一部と、該太陽歯車の回転軸の方向で重ならせてあることを特徴とする請求項2に記載の遮蔽装置のコード制動装置。
- 前記コードの移動を回転運動に変換するローラーを備え、
前記第2歯車が形成された環状部材の前記ローラーが配された側と反対側の面に回転自在に前記第3歯車の回転軸を支持させるとともに、前記第2歯車の一部と前記第3歯車の一部とがこれら歯車の軸方向と平行な方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遮蔽装置のコード制動装置。 - 前記第2歯車が形成された環状部材の外周側の端部であって、前記第3歯車が支持された側と反対側の端部にテーパー部が形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれかに記載の遮蔽装置のコード制動装置。
- 前記制動部材の旋回を案内する案内レールを、該制動部材のウェイトの旋回面に対向させ、該案内レールが制動部材と接触する部分の面積を小さくしたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の遮蔽装置のコード制動装置。
- 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の遮蔽装置のコード制動装置を、ヘッドボックスに収容した状態で備えていることを特徴とする遮蔽装置。
- 遮蔽材を吊下するコードの移動を回転運動に変換する駆動力変換手段によって得られた回転運動が動力伝達部材を介して伝達される制動部材の、遮蔽装置のコード制動装置を構成する制動部材を保持するためのウェイトホルダであって、
前記ウェイトホルダには、太陽歯車部と、ウェイト保持部とが設けられていて、
前記太陽歯車部の外周側には前記動力伝達部材の歯車列を構成する太陽歯車が設けられていて、その太陽歯車には遊星歯車が噛み合いしていて、
前記ウェイト保持部には、前記太陽歯車部の回転軸方向において該太陽歯車と重ね合わされる状態で前記制動部材が保持されている、
ことを特徴とするウェイトホルダ。
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