JP7428104B2 - 遠心圧縮機 - Google Patents
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Description
上記の増速機は、電動モータによって回転する第1のシャフトの動力を第2のシャフトに伝達するものである。増速機は、第1のシャフトの回転に伴って回転するリング部材と、リング部材と第2のシャフトとの間に設けられた3つのローラと、を有している。3つのローラは、1つの可動ローラ、及び2つの固定ローラを含んでいる。
本発明の目的は、可動ローラを支持する軸受の内輪の摩耗を抑制しつつ増速機を小型化できる遠心圧縮機を提供することにある。
これによれば、可動ローラを支持する軸受の内輪が凹部の規定する底面に接触しないため、可動ローラを支持する軸受の内輪と、凹部を規定する底面との間には空隙が形成される。したがって、可動ローラを支持する軸受の内輪は、凹部を規定する底面にも接触することがないため、可動ローラを支持する軸受の内輪の摩耗をより抑制できる。
これによれば、凹部の側面の少なくとも一端に屈曲部が形成されているため、凹部の側面に沿って流れるオイルが第2の挿通孔に向けて戻ることを抑制する。よって、収容部に供給されたオイルをシール部材側に流出し難くすることができる。
モータ室12cは、モータハウジング12の円板状の底壁12aの内面、底壁12aの外周縁から円筒状に延設された周壁12bの内周面、及び増速機ハウジング13の底壁13aの外面によって区画されている。すなわち、周壁12bにおける底壁12aとは反対側の開口は、増速機ハウジング13の底壁13aにより閉塞されている。底壁12aの内面には、筒状のボス部12dが突出している。
遠心圧縮機10は、駆動源としての電動モータ20と、電動モータ20によって回転する第1のシャフト31と、インペラ40と、第1のシャフト31よりも高速に回転する第2のシャフト32と、を備えている。
ディフューザ流路41は、コンプレッサハウジング15におけるプレート14と対向する面と、プレート14とによって区画されている。ディフューザ流路41は、インペラ室15bよりも第2のシャフト32の径方向外側に位置するとともにインペラ室15bに連通している。ディフューザ流路41は、インペラ40及びインペラ室15bを囲む環状に形成されている。
遠心圧縮機10は、第2のシャフト32の外周面と第2の挿通孔14cの内周面との間に設けられるシール部材としてのメカニカルシール60と、第2の挿通孔14cに連通するとともにメカニカルシール60にオイルを供給するオイル供給孔70と、を備えている。また、遠心圧縮機10は、モータハウジング12の底壁12aに設けられるオイルポンプ80を備えている。オイルポンプ80は、第1のシャフト31の第1端に接続されるとともにオイル供給孔70にオイルを流動させる動力源となる。
増速機50は、トラクションドライブ式である。増速機50は、第1のシャフト31の第2端に連結されたリング部材51を備えている。リング部材51は、第1のシャフト31の回転に伴って回転する。リング部材51は、第1のシャフト31の第2端に連結された円板状のベース51aと、ベース51aの外縁から円筒状に延設された筒部51bと、を有する有底円筒状である。ベース51aは、第1のシャフト31に対して第1のシャフト31の径方向に延びている。筒部51bの軸線は、第1のシャフト31の軸線と一致している。
図1及び図3に示すように、ローラ52は、筒部51bの内周面及び第2のシャフト32の外周面の双方と当接する。ローラ52は、円柱状のローラ部52aと、ローラ部52aの第1端面52bから軸線方向に突出する円柱状の第1突起52cと、ローラ部52aの第2端面52dから軸線方向に突出する円柱状の第2突起52eと、を有している。ローラ部52aの軸線、第1突起52cの軸線、及び第2突起52eの軸線は一致している。ローラ52の軸線方向と第2のシャフト32の軸線方向とは一致している。
各収容部531,532,533内には、3つのローラ52それぞれを支持する軸受57が収容されている。軸受57は、転がり軸受である。第1収容部531及び第2収容部532に収容される軸受57は、第1収容部531及び第2収容部532内での移動が規制されている。第3収容部533に収容される軸受57は、第2のシャフト32の径方向への移動が規制され、第3収容部143に収容される軸受54が移動する方向と同じ方向への移動が許容されている。
図5及び図6に示すように、軸受54は、外輪54aと、内輪54bと、複数の玉54cとを備えている。複数の玉54cは、外輪54aと内輪54bとの間に挟み込まれるとともに外輪54aと内輪54bとの相対的な回転に伴って転動自在である。
電動モータ20が駆動されると、第1のシャフト31の回転によりオイルポンプ80が駆動されて、増速機室13cに貯留されたオイルが第1接続通路71、第2接続通路72、及び吸入口80aを介してオイルポンプ80内に吸入され、吐出口80bを介して第3接続通路73に吐出される。オイルポンプ80は、第1のシャフト31の回転数の増加に伴い、吐出口80bから吐出されるオイルの量が比例的に増加するように駆動される。そして、第3接続通路73に吐出されたオイルは、第4接続通路74及び第5接続通路75を流れてシール部材側供給通路76及び増速機側供給通路77にそれぞれ分配される。シール部材側供給通路76に分配されたオイルは、第2の挿通孔14cに流入し、メカニカルシール60に供給される。
(1)本実施形態によれば、可動ローラ56を支持する軸受54の外輪54aのみが底面147に当接して支持されている。そのため、可動ローラ56を支持する軸受54の内輪54bと底面147との摩擦が抑制されている。よって、可動ローラ56を支持する軸受54の内輪54bの摩耗を抑制しつつ軸受54の外輪54aを支持できる。
○ 屈曲部Bpは、第2側面149g及び第3側面149hにより構成されていたが、屈曲部Bpを1つの面で構成してもよい。屈曲部Bpは、例えば、第1側面149fと滑らかに連続するとともに凹部149の内側に膨出する円弧面により構成されてもよい。なお、屈曲部Bpは、第1側面149fよりも凹部149の内側に突出していれば、どのように構成を変更してもよい。
○ 第2連通路149cは、割愛してもよい。すなわち、第2のシャフト32の軸線方向から見て、底面147及び側面148をO字状に形成してもよい。なお、第1連通路146cも割愛してもよい。すなわち、第2のシャフト32の軸線方向から見て、底面144及び側面145をO字状に形成してもよい。
○ 凹部149は、底面149aと、側面149bとを有していたが、これに限らない。凹部149は、底面144に1つの円弧状の孔を形成することにより構成されてもよい。
○ 第3収容部143は、第2のシャフト32の軸線方向から見たとき長円形状をなしていたが、例えば楕円形状をなしていてもよく、第3収容部143に収容される軸受54の一方向にのみ移動できれば、第3収容部143の形状は適宜変更してもよい。
Claims (1)
- 駆動源によって回転する第1のシャフトの動力を第2のシャフトに伝達する増速機と、
前記増速機が収容され、前記第1のシャフトが挿通される第1の挿通孔及び前記第2のシャフトが挿通される第2の挿通孔が形成されたハウジングと、を備え、
前記増速機は、
前記第1のシャフトの回転に伴って回転するリング部材と、
前記リング部材と前記第2のシャフトの間に設けられた、固定ローラ及び可動ローラを含む複数のローラと、を有し、
前記ハウジングには、
前記第2のシャフトの軸線方向に延び、前記第2の挿通孔を規定する内面と、
前記可動ローラを支持する軸受が収容され、前記増速機側に向けて開口する収容部と、が形成された遠心圧縮機であって、
前記軸受は、少なくとも内輪と外輪を備える転がり軸受であり、
前記収容部は、
前記収容部を規定する底面と、
前記収容部を規定する側面と、
前記底面に設けられ、前記増速機側に向けて開口する凹部と、を有し、
互いに切り欠かれた前記内面の一部及び前記側面の一部が連通し、
前記軸受は、前記外輪のみが前記底面に当接して支持されていて、
前記凹部は、
前記凹部を規定する底面と、
前記凹部を規定する側面と、を有し、
前記内輪は、前記凹部の前記底面に接触せず、
前記第2のシャフトの外周面と、前記内面との間には、シール部材が設けられ、
前記ハウジングは、
前記内面に開口するとともに前記シール部材にオイルを供給するオイル供給孔と、
前記凹部の前記側面と前記第2の挿通孔とを連通する連通路と、を有し、
前記凹部の前記側面の少なくとも一端には、他の部分よりも内側に突出する屈曲部が形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。
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