JP7427991B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両に関し、詳しくは、排ガス浄化装置を有する多気筒の内燃機関と、モータと、を備えるハイブリッド車両に関する。
従来、内燃機関として、排ガス浄化装置を有する多気筒のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。排ガス浄化装置は、排ガスを浄化する触媒を備える。この内燃機関では、触媒の昇温要求があるときには、一部の気筒の空燃比を理論空燃比よりもリーンとし残余の気筒の空燃比を理論空燃比よりリッチとする制御を実行する。こうした制御により、空燃比がリッチに設定された気筒からは燃料の未燃成分が排気系に排出され、空燃比がリーンの気筒からは燃焼に供しない空気が排気系へ排出される。排気系では、燃料の未燃成分と空気に含まれる酸素とが反応し、反応熱で触媒を昇温させることができる。
特開2004-218541号公報
上述の内燃機関では、環境温度が低い場合には、触媒を十分に昇温できない場合がある。このため、触媒の昇温を更に促進する制御として、一部の気筒への燃料噴射を停止して、残余の気筒の空燃比を理論空燃比よりリッチとする触媒昇温制御が提案されている。内燃機関とモータとを搭載し、内燃機関からの動力とモータからの動力とを駆動軸に出力して走行するハイブリッド車両では、こうした触媒昇温制御の実行中に、一部の気筒への燃料噴射を停止することによる走行用のトルクの減少を補うために、燃料噴射を停止している期間にモータから出力するトルクを増加させる制御を行なう。このとき、モータからのトルクが内燃機関の出力軸に作用することから、燃料噴射を停止している期間と燃料噴射を行なっている期間とで内燃機関の回転変動の挙動が異なるものとなる。こうしたハイブリッド車両では、各気筒毎に失火が生じているか否かを判定する失火判定が行なわれる。しかしながら、触媒昇温制御の実行中は燃料を噴射している期間と燃料噴射を停止している期間とで内燃機関の挙動が異なることから、失火判定の対象が燃料噴射を行なっている気筒であるか否かに拘わらず同一の手法で失火判定を行なうと、失火を誤判定することがある。
本発明のハイブリッド車両は、触媒昇温制御の実行中における失火の誤判定を抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド車両は、
排ガスを浄化する触媒を含む排ガス浄化装置を有し、走行用の動力を出力可能な多気筒の内燃機関と、
走行用の動力を出力すると共に、前記内燃機関の出力軸に動力を出力可能なモータと、
走行に要求される要求トルクで走行するように前記内燃機関と前記モータとを制御する制御装置と、
前記内燃機関の各気筒毎に失火が生じているか否かを判定する失火判定を実行する失火判定装置と、
を備えるハイブリッド車両であって、
前記制御装置は、前記触媒の昇温が要求されたときには、一部の気筒への燃料噴射を停止させると共に残余の気筒に燃料を供給する触媒昇温制御を実行すると共に、前記一部の気筒への燃料噴射の停止によって前記要求トルクに対して不足する分のトルクが前記モータから出力されるように前記内燃機関と前記モータとを制御し、
前記失火判定装置は、前記触媒昇温制御を実行しているときには、燃料を噴射している気筒については前記失火判定を実行し、燃料噴射を停止している気筒については前記失火判定を実行しない、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド車両では、触媒の昇温が要求されたときには、一部の気筒への燃料噴射を停止させると共に残余の気筒に燃料を供給する触媒昇温制御を実行すると共に、一部の気筒への燃料噴射の停止によって要求トルクに対して不足する分のトルクがモータから出力されるように内燃機関とモータとを制御する。そして、触媒昇温制御を実行しているときには、燃料を噴射している気筒については失火判定を実行し、燃料噴射を停止している気筒については失火判定を実行しない。この結果、触媒昇温制御の実行中における失火の誤判定を抑制できる。
こうした本発明のハイブリッド車両において、前記失火判定装置は、前記触媒昇温制御を実行していない場合には、前記内燃機関の点火気筒が変化する点火サイクル毎に前記内燃機関の回転変動と1つ前の点火サイクルにおける前記内燃機関の回転変動との比較に基づいて各気筒毎に失火が生じているか否かを判定し、前記触媒昇温制御を実行している場合において、前記一部の気筒に続いて点火する気筒の失火を判定するときには、前記内燃機関の回転変動と2つ前の点火サイクルにおける前記内燃機関の回転変動との比較に基づいて失火が生じているか否かを判定してもよい。こうすれば、より適正に、触媒昇温制御の実行中における失火の誤判定を抑制できる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド車両20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 HVECU70により実行される触媒昇温制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 エンジンECU24により実行される昇温制御時失火判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 各気筒111の燃焼期間や昇温実行信号の状態、30度所要時間T30の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド車両20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド車両20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、蓄電装置としてのバッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する4気筒(1番~4番気筒)の内燃機関として構成されている。エンジン22は、図2に示すように、吸気管113と、吸気マニホールド113mと、スロットルバルブ114と、図示しない複数の吸気弁および複数の排気弁と、複数のポート噴射弁115pと、複数の筒内噴射弁115dと、複数の点火プラグ116と、排気マニホールド117mと、排気管117と、を備える。スロットルバルブ114は、吸気管113内の通路面積を変更可能な電子制御式のスロットルバルブである。吸気マニホールド113mは、吸気管113および各気筒111の吸気ポートに接続される。各ポート噴射弁115pは、対応する吸気ポートに燃料を噴射する。各筒内噴射弁115dは、対応する気筒111に燃料を直接噴射する。排気マニホールド117mは、各気筒111の排気ポートおよび排気管117に接続される。排気管117には、上流側浄化装置118と、下流側浄化装置119と、が取り付けられている。上流側浄化装置118は、エンジン22の各気筒111からの排ガス中のCO(一酸化炭素)やHC、NOxといった有害成分を浄化するNOx吸蔵型の排ガス浄化触媒(三元触媒)118aを備える。下流側浄化装置119は、上流側浄化装置118の下流側に配置され、排ガス中の粒子状物質(微粒子)を捕集するパティキュレートフィルタ(GPF)119fを備える。パティキュレートフィルタ119fは、セラミックスやステンレスなどにより多孔質フィルタにNOx吸蔵型の排ガス浄化触媒(三元触媒)を担持したものである。
また、エンジン22は、低圧燃料供給管LLを介してフィードポンプ(低圧ポンプ)Pfに接続された低圧デリバリパイプDLと、高圧燃料供給管LHを介してサプライポンプ(高圧ポンプ)Psに接続された高圧デリバリパイプDHと、を備える。低圧デリバリパイプDLには、各ポート噴射弁115pの燃料入口が接続されている。高圧デリバリパイプDHには、各筒内噴射弁115dの燃料入口が接続されている。フィードポンプPfは、図示しない補機バッテリからの電力により駆動されるモータを含む電動ポンプとして構成されている。フィードポンプPfからの燃料は、低圧デリバリパイプDL内に蓄えられると共に、当該低圧デリバリパイプDLから各ポート噴射弁115pに供給される。サプライポンプPsは、例えばエンジン22により駆動されるピストンポンプ(機械式ポンプ)として構成されている。サプライポンプPsからの高圧の燃料は、高圧デリバリパイプDH内に蓄えられると共に、当該高圧デリバリパイプDHから各筒内噴射弁115dに供給される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により運転制御されている。エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。
エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ23bからの冷却水温Twを挙げることができる。また、排気管117の上流側浄化装置118よりも上流側に取り付けられた空燃比センサ25bからの空燃比AFや、排気管117の上流側浄化装置118と下流側浄化装置119の間に取り付けられた酸素センサ25cからの酸素信号O2も挙げることができる。更に、下流側浄化装置119の前後の差圧(上流側と下流側との差圧)を検出する差圧センサ25gからの差圧ΔPも挙げることができる。そして、上流側浄化装置118の温度、即ち。排ガス浄化触媒118aの温度(触媒温度)を検出する上流側触媒温度センサ118bからの触媒温度Tctや、下流側浄化装置119の温度、即ち、パティキュレートフィルタ119fの温度(触媒温度)を検出する下流側触媒温度センサ119bからフィルタ温度Tpfを挙げることができる。
エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24から出力される信号としては、スロットルバルブ114への駆動信号や、各ポート噴射弁115pへの駆動信号、各筒内噴射弁115dへの駆動信号、各点火プラグ116への点火信号、フィードポンプPfへの駆動信号、サプライポンプPsへの駆動信号を挙げることができる。
エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算する。また、エンジンECU24は、エアフローメータ(図示せず)からの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて、体積効率(エンジン22の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算している。更に、エンジンECU24は、差圧センサ25gからの差圧ΔPに基づいて、下流側浄化装置119のパティキュレートフィルタ119fに堆積した粒子状物質の堆積量としての堆積量Dpmを演算している。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2の駆動に用いられると共に電力ライン54を介してバッテリ50に接続されている。電力ライン54には、平滑用のコンデンサ57が取り付けられている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によってインバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサ45u,45v,46u,46vからの相電流Iu1,Iv1,Iu2,Iv2、モータMG2の温度を検出する温度センサ44tからの温度tm2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52により管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に取り付けられた電圧センサ51aからのバッテリ50の電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ib、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからのバッテリ50の温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド車両20は、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード)や、エンジン22の運転を伴わずに走行する電動走行モード(EV走行モード)で走行する。
HV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に要求される要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*に駆動軸36の回転数Nd(モータMG2の回転数Nm2)を乗じて駆動軸36に要求される要求パワーPd*を計算する。要求パワーPd*からバッテリ50の充放電要求パワーPb*を減じてエンジン22に要求される要求パワーPe*を設定し、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共に要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。モータMG1のトルク指令Tm1*には、エンジン22を目標回転数Ne*で回転させるための回転数フィードバック制御によって演算した値を設定する。モータMG2のトルク指令Tm2*には、要求トルクTd*にトルク指令Tm1*をプラネタリギヤ30のギヤ比で除した値(=Td*+Tm1*/ρ)を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。
エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいて、スロットルバルブ114の開度を調整する吸入空気量制御や、各ポート噴射弁115pまたは各筒内噴射弁115dからの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御、各点火プラグ116の点火時期を制御する点火制御などを行なう。
吸入空気量制御は、スロットルバルブ114を目標回転数Ne*および目標トルクTe*でエンジン22を効率よく運転するための開度に制御することにより行なわれる。燃料噴射制御は、吸入空気量Qaに基づいて、エンジン22の各気筒111における空燃比が理論空燃比(=14.6~14.7)になるように各ポート噴射弁115pまたは各筒内噴射弁115dを制御することにより行なわれる。燃料噴射制御では、要求パワーPe*が所定値以下である場合には、各ポート噴射弁115pから燃料が噴射され、各筒内噴射弁115dからの燃料噴射が停止される。要求パワーPe*が所定値を超えている間、各ポート噴射弁115pからの燃料噴射が停止され、各筒内噴射弁115dから燃料が噴射される。点火制御は、各点火プラグ116の点火時期を、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*でエンジン22を効率よく運転するための点火時期に制御することにより行なわれる。実施例では、複数の気筒111への燃料噴射および点火は、1番気筒、3番気筒、4番気筒、2番気筒の順で実行される。以下、上述したエンジンECU24で実行される制御を「通常運転制御」と称することがある。
モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
EV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に要求される要求トルクTd*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にで要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40によるインバータ41,42の制御については上述した。
実施例のハイブリッド車両20では、エンジンECU24は、エンジン22が運転しているときに、エンジン22のいずれかの気筒で失火が生じているか否かを判定する失火判定を実行する。失火判定は、基本的には、エンジン22のクランクシャフト23のクランク角θcrが所定角度だけ変化して点火気筒が変化する点火サイクル毎に(実施例では、エンジン22が4気筒であることから180度毎に)実行される。失火判定では、点火サイクル毎に、クランクシャフト26のクランク角θcrが上死点から30度だけ回転するのに要した時間としての30度所要時間T30を計算する。続いて、最新に演算した30度所要時間T30から1点火サイクル前に演算した30度所要時間T30を減じて所要時間変化量ΔT30を計算する。そして、所要時間変化量ΔT30が失火判定用閾値ΔT30ref未満のときには、エンジン22で失火が生じていないと判定し、所要時間変化量ΔT30が失火判定用閾値ΔT30ref以上のときには、エンジン22で失火が生じていると判定する。以下、この失火判定を、「通常失火判定」と称することがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド車両20の動作、特に、上流側浄化装置118の排ガス浄化触媒(三元触媒)118aと下流側浄化装置119のパティキュレートフィルタ119fとを昇温させる触媒昇温制御中に、エンジン22の各気筒111に失火が生じているか否かを判定する失火判定を行なう際の動作について説明する。最初に、触媒昇温制御について説明し、次に、触媒昇温制御中の失火判定について説明する。
図3は、HVECU70により実行される触媒昇温制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。触媒昇温制御ルーチンは、上流側浄化装置118の排ガス浄化触媒(三元触媒)118aと下流側浄化装置119のパティキュレートフィルタ119fとの昇温が要求されているとき、つまり、エンジン22を運転しているとき(エンジン22が運転停止中や自立運転中ではないとき)であり、且つ、触媒昇温条件が成立しているときに繰り返し実行される。触媒昇温条件は、差圧センサ25gからの差圧ΔPに基づいて演算した堆積量Dpmが予め定められた閾値D1(例えば、4800mg、5000mg、5200mgなど)以上であり、且つ、下流側触媒温度センサ119bにより検出されたフィルタ温度Tpfが昇温開始温度Tx(例えば、550℃、600℃、650℃など)以上であるときに、成立する。
触媒昇温制御ルーチンが実行されると、HVECU70は、クランク角θcrを入力する処理を実行する(ステップS100)。クランク角θcrは、クランクポジションセンサ23aにより検出されたものをエンジンECU24を介して通信により入力している。
続いて、上述のHV走行モードと同様の処理で、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*、モータMG1、MG2のトルク指令Tm1*、Tm2*を設定する(ステップS110)。
続いて、クランク角θcrに基づいて燃料噴射開始時期が到来した気筒111が、燃料噴射を停止する気筒として予め定められた1つのFC気筒(実施例では、1番気筒)であるか否かを判定する(ステップS120)。燃料噴射開始時期が到来した気筒111がFC気筒であるときには、1つの気筒111への燃料噴射の停止によりエンジン10からプラネタリギヤ30を介して駆動軸36へ出力されなくなるトルク(以下、「不足トルク」と称することもある)をモータMG2で補うようにトルク指令Tm2*を再設定し(ステップS130)、燃料噴射開始時期が到来した気筒111がFC気筒でないときには、ステップS130を実行せずに、ステップS140へ進む。
そして、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*と昇温実行信号とをエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信して(ステップS140)、触媒昇温制御ルーチンを終了する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40によるインバータ41,42の制御については、上述のHV走行モードやEV走行モードと同様である。
エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*と昇温実行信号とを受信したエンジンECU24は、吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御などのエンジン22の運転制御を行なう。吸入空気量制御は、上述の通常運転制御と同様に行なわれる。
燃料噴射制御は、4つの気筒111のうちFC気筒(1番気筒)について、燃料噴射量を値0とする。4つの気筒111のうち残余の3気筒(2番~4番気筒)について、目標回転数Ne*および目標トルクTe*でエンジン22を運転する際に空燃比が理論空燃比(=14.6~14.7)になるように設定される基本燃料噴射量Qfbに、基本燃料噴射量Qfbの所定割合k(実施例で、15%、20%、25%など)を加えた値(=Qfb+Qfb・k)を燃料噴射量とする。そして、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいて燃料噴射開始時期が到来した気筒111を判別し、燃料噴射開始時期が到来した気筒111に対応するポート噴射弁115pまたは筒内噴射弁115dから設定した燃料噴射量の燃料を噴射する。こうした制御により、FC気筒(1番気筒)での燃料噴射を停止させると共に、残余の気筒(2番~4番気筒)における空燃比を理論空燃比よりリッチとしている。
点火制御は、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいて点火時期が到来している気筒111を判別し、点火時期が到来している気筒111がFC気筒のときには、対応する点火プラグ116の点火を停止し、点火時期が到来している気筒111がFC気筒でないときには、対応する点火プラグ116の点火時期を目標回転数Ne*および目標トルクTe*でエンジン22を効率よく運転する点火時期に制御することにより行なわれる。
こうした制御により、燃料を噴射する気筒111からは燃料の未燃成分が排気マニホールド117mを介して排気管117へ排出され、燃料噴射が停止されるFC気筒からは空気が排気マニホールド117mを介して排気管117へ排出される。排気管117では、燃料未燃成分と空気中に含まれる酸素とが反応し、その反応熱で、上流側浄化装置118の排ガス浄化触媒(三元触媒)118aや、下流側浄化装置119の排ガス浄化触媒(三元触媒)を担持したパティキュレートフィルタ119fを十分かつ速やかに昇温させている。
燃料噴射開始時期が到来した気筒111がFC気筒であるときには、ステップS130、S140でモータMG2からのトルクで不足トルクを補うようにトルク指令Tm2*を再設定して、再設定したトルク指令Tm2*でモータMG2を駆動する。こうした制御により、触媒昇温制御ルーチンの実行中に駆動軸36に出力されるトルクの落ち込みを抑制し、ドライバビリティの悪化を抑制している。
次に、触媒昇温制御ルーチンの実行中のエンジン22の失火判定について説明する。図4は、エンジンECU24により実行される昇温制御時失火判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。昇温制御時失火判定ルーチンは、触媒昇温制御ルーチンの実行中に、上述の通常失火判定に代えて、エンジン22のクランクシャフト23のクランク角θcrが所定角度だけ変化して点火気筒が変化する点火サイクル毎に(実施例では、エンジン22が4気筒であることから180度毎に)繰り返し実行される。
昇温制御時失火判定ルーチンが実行されると、エンジンECU24の図示しないCPUは、クランク角θcrを入力する処理を実行する(ステップS200)。クランク角θcrは、クランクポジションセンサ23aにより検出されたものを入力している。
次に、クランク角θcrに基づいて失火判定の対象としている気筒111が上述の触媒昇温制御におけるFC気筒(1番気筒)であるか否かを判定する(ステップS210)。失火判定の対象としている気筒111がFC気筒であるときには、失火判定を実行せずに、昇温制御時失火判定ルーチンを終了する。
ステップS210で失火判定の対象としている気筒111がFC気筒でないときには、失火判定の対象としている気筒111がFC気筒の次に点火時期が到来する気筒(3番気筒)であるか否かを判定する(ステップS220)。
失火判定の対象としている気筒111がFC気筒の次に点火する気筒でないときには、この点火サイクルにおけるクランクシャフト26のクランク角θcrが上死点から30度だけ回転するのに要した時間としての30度所要時間T30を計算し、計算した30度所要時間T30から1点火サイクル前(前回)に計算した30度所要時間T30を減じて所要時間変化量ΔT30を演算し(ステップS240)、演算した所要時間変化量ΔT30を用いて失火判定を行なって(ステップS260)、昇温制御時失火判定ルーチンを終了する。ステップS260では、所要時間変化量ΔT30が失火判定用閾値ΔT30ref未満のときには、エンジン22で失火が生じていないと判定し、所要時間変化量ΔT30が失火判定用閾値ΔT30ref以上のときには、エンジン22で失火が生じていると判定する。
ステップS220で失火判定の対象としている気筒111がFC気筒の次に点火する気筒(3番気筒)であるときには、この点火サイクルにおいてクランクシャフト26のクランク角θcrが上死点から30度だけ回転するのに要した時間としての30度所要時間T30を計算し、計算した30度所要時間T30から2点火サイクル前(前々回)に計算した30度所要時間T30を減じて所要時間変化量ΔT30を演算し(ステップS250)、演算した所要時間変化量ΔT30を用いて失火判定を行なって(ステップS260)、昇温制御時失火判定ルーチンを終了する。
図5は、各気筒111の燃焼期間や昇温実行信号の状態、30度所要時間T30の時間変化の一例を示すタイミングチャートである。図中、実線は、実施例の各気筒111の燃焼タイミングや昇温実行信号の状態、30度所要時間T30の時間変化の一例を示している。破線は、触媒昇温制御を実行していない第1比較例での1番気筒の燃焼期間と30度所要時間T30の時間変化の一例を示している。一点鎖線は、図3の触媒昇温制御ルーチンにおいてステップS120,S130を実行しない第2比較例のエンジン22の30度所要時間T30の時間変化の一例を示している。
実施例および第2比較例(一点鎖線)では、昇温実行信号が出力されているときには(時刻t1以降)、3番気筒での燃焼期間と2番気筒での燃焼期間との間の期間(第1比較例(破線)において1番気筒での燃焼期間に対応する期間)において、1番気筒での燃料噴射が停止される。第2比較例では、ステップS120、S130を実行しない、即ち、燃料噴射の停止による不足トルクを補うようにモータMG2を駆動しないことから、30度所要時間T30が大きくなり、所要時間変化量ΔT30が大きくなることから、失火判定を実行すると失火が生じていると判定される。
実施例では、ステップS120、S130を実行して、燃料噴射の停止による不足トルクを補うようにモータMG2を駆動するから、駆動軸36に出力されるトルクの落ち込みが抑制されるが、モータMG2からプラネタリギヤ30を介してエンジン22のクランクシャフト26にトルクが出力され、図示するように、第2比較例に比して30度所要時間T30が小さくなり、所要時間変化量ΔT30が小さくなることから、失火判定を実行すると実際には失火しているにも拘わらず失火が生じていないと誤判定してしまう。実施例では、図4の昇温制御時失火判定ルーチンにより、失火判定の対象としている気筒111がFC気筒であるときには失火判定を実行しないから、こうした失火の誤判定を抑制できる。
また、実施例では、失火判定の対象としている気筒111がFC気筒の次に点火する気筒(3番気筒)であるときに、演算した30度所要時間T30から1点火サイクル前に演算した30度所要時間T30を減じて所要時間変化量ΔT30を演算すると(破線矢印参照)、所要時間変化量ΔT30が大きくなり、実際には失火していないにも拘わらず失火が生じていると誤判定することがある。実施例では、失火判定の対象としている気筒111がFC気筒の次に点火する気筒であるときには、ステップS250で演算した30度所要時間T30から2点火サイクル前に演算した30度所要時間T30を減じて所要時間変化量ΔT30を演算するから(実線矢印参照)、実際には失火していないにも拘わらず失火が生じていると誤判定することを抑制できる。
以上説明した実施例のハイブリッド車両20によれば、上流側浄化装置118の排ガス浄化触媒(三元触媒)118aと下流側浄化装置119のパティキュレートフィルタ119fとの昇温が要求されたときには、1つの気筒111への燃料噴射を停止させると共に残余の気筒111に燃料を供給する触媒昇温制御を実行すると共に、1つの気筒111への燃料噴射の停止によって要求トルクTd*に対して不足する分のトルクがモータMG2から出力されるようにエンジン22とモータMG2とを制御し、触媒昇温制御を実行しているときには、燃料を噴射している気筒111については失火判定を実行し、燃料噴射を停止している気筒111については失火判定を実行しないことにより、触媒昇温制御の実行中における失火の誤判定を抑制できる。
実施例のハイブリッド車両20では、図4に例示した昇温制御時失火判定ルーチンにおいて、失火判定の対象としている気筒111がFC気筒でないときには、ステップS230~S250を実行している、しかしながら、ステップS230、S250を実行せずに、失火判定の対象としている気筒111がFC気筒でないときには、ステップS240を実行してもよい。
実施例のハイブリッド車両20では、エンジン22の失火判定は、クランクシャフト26のクランク角θcrが上死点から30度だけ回転するのに要した時間としての30度所要時間T30を計算し、演算した30度所要時間T30から1点火または2点火サイクル前に演算した30度所要時間T30を減じて所要時間変化量ΔT30を計算することにより行なわれている。しかしながら、1点火または2点火サイクル前に演算した30度所要時間T30を用いずに、演算した30度所要時間T30が失火判定用閾値T30ref未満のときは、エンジン22に失火が生じていないと判定し、演算した30度所要時間T30が失火判定用閾値T30ref以上のときには、エンジン22で失火が生じていると判定してもよい。この場合、図4に例示した昇温制御時失火判定ルーチンでは、失火判定の対象としている気筒111がFC気筒でないときには、ステップS230~S250を実行せずに、最新に演算した30度所要時間T30が失火判定用閾値T30ref未満のときは、エンジン22に失火が生じていないと判定し、最新に演算した30度所要時間T30が失火判定用閾値T30ref以上のときには、エンジン22で失火が生じていると判定すればよい。
実施例のハイブリッド車両20では、エンジン22の失火判定において、クランクシャフト26のクランク角θcrが上死点から30度だけ回転するのに要した時間としての30度所要時間T30を用いている。しかしながら、失火判定は、エンジン22の回転変動に基づいて行なわればよく、30度所要時間T30の逆数を用いてもよい。
実施例のハイブリッド車両20では、30度所要時間T30を用いて失火判定を実行している。しかしながら、失火判定の手法としては、30度所要時間T30を用いた手法に限定されるわけではなく、例えば、イオン電流検出法を用いてもよい。イオン電流検出法では、各点火プラグ116にイオン検出用電源と検出回路とを接続し、点火プラグ116と接地電極(各気筒111のシリンダヘッド)との間にイオン検出用電源を用いて検出電圧を印加し、燃焼時に発生するプラズマイオンを捕集して検出回路によりイオン電流として検出する。そして、イオン電流が所定閾値以上であるときには失火していないと判定し、イオン電流が所定閾値未満であるときには失火が生じていると判定する。
実施例のハイブリッド車両20では、触媒昇温制御において1つの気筒111への燃料噴射を停止させている。しかしながら、2つ以上の気筒111への燃料噴射を停止させても構わない。
実施例のハイブリッド車両20では、排気管117に上流側浄化装置118および下流側浄化装置119を備えている。しかしながら、上流側浄化装置118および下流側浄化装置119のうちのいずれかのみを備えていてもよい。
実施例のハイブリッド車両20では、エンジン22を4気筒としている。しかしながら、エンジン22は、多気筒であればよいから、6気筒や8気筒などとしてもよい。
実施例では、エンジン22をガソリンエンジンとして構成している。しかしながら、エンジン22は、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を含むディーゼルエンジンであってもよく、LPGエンジンであってもよい。
実施例のハイブリッド車両20では、エンジンECU24とモータECU40とバッテリECU52とHVECU70とを備えるものとしたが、これらを1つの電子制御ユニットとして構成してもよい。
実施例では、ハイブリッド車両20を、駆動輪39a,39bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を介してエンジン22およびモータMG1を接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続する構成としている。しかしながら、ハイブリッド車両は、走行用の動力を出力可能な多気筒の内燃機関と、走行用の動力を出力すると共に、内燃機関の出力軸に動力を出力可能なモータと、を備える構成とすればよく、例えば、駆動輪に連結された駆動軸に変速機を介してまたは変速機を介さずにモータを接続すると共にそのモータの回転軸にクラッチを介してエンジンを接続するいわゆる1モータハイブリッド車両の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、エンジンECU24とモータECU40とHVECU70とが「制御装置」に相当し、エンジンECU24が「失火判定装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車両の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド車両、22 エンジン、23a クランクポジションセンサ、23b 水温センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、25b 空燃比センサ、25c 酸素センサ、25g 差圧センサ、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、45u,45v,46u,46v 電流センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、57 コンデンサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、111 気筒、113 吸気管、113m 吸気マニホールド、114 スロットルバルブ、115d 筒内噴射弁、115p ポート噴射弁、116 点火プラグ、117 排気管、117m 排気マニホールド、118 上流側浄化装置、 118a 浄化触媒(三元触媒)、118b 上流側触媒温度センサ、119 下流側浄化装置、119b 下流側触媒温度センサ、119f パティキュレートフィルタ(GPF)、DL 低圧デリバリパイプ、DH 高圧デリバリパイプ、LL 低圧燃料供給管、LH 高圧燃料供給管、MG1,MG2 モータ、Pf フィードポンプ(低圧ポンプ)、Ps サプライポンプ(高圧ポンプ)。

Claims (1)

  1. 排ガスを浄化する触媒を含む排ガス浄化装置を有し、走行用の動力を出力可能な多気筒の内燃機関と、
    走行用の動力を出力すると共に、前記内燃機関の出力軸に動力を出力可能なモータと、
    走行に要求される要求トルクで走行するように前記内燃機関と前記モータとを制御する制御装置と、
    前記内燃機関の各気筒毎に失火が生じているか否かを判定する失火判定を実行する失火判定装置と、
    を備えるハイブリッド車両であって、
    前記制御装置は、前記触媒の昇温が要求されたときには、一部の気筒への燃料噴射を停止させると共に残余の気筒に燃料を供給する触媒昇温制御を実行すると共に、前記一部の気筒への燃料噴射の停止によって前記要求トルクに対して不足する分のトルクが前記モータから出力されるように前記内燃機関と前記モータとを制御し、
    前記失火判定装置は、前記触媒昇温制御を実行しているときには、燃料を噴射している気筒については前記失火判定を実行し、燃料噴射を停止している気筒については前記失火判定を実行せず、
    更に、
    前記失火判定装置は、前記触媒昇温制御の実行中に燃料を噴射している気筒の失火を判定する場合において、燃料噴射を停止している気筒に続いて点火する気筒ではない気筒の失火を判定するときには、前記内燃機関の回転変動と1つ前の点火サイクルにおける前記内燃機関の回転変動との比較に基づいて各気筒毎に失火が生じているか否かを判定し、燃料噴射を停止している気筒に続いて点火する気筒の失火を判定するときには、前記内燃機関の回転変動と2つ前の前記点火サイクルにおける前記内燃機関の回転変動との比較に基づいて失火が生じているか否かを判定する
    ハイブリッド車両。
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