JP6451492B2 - エンジン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、4つの燃焼室を有するエンジンと、各燃焼室から排気通路に排出される排気を各燃焼室に個別に導入する排気再循環を行なう排気再循環装置(EGR装置)とを備え、目標空燃比を用いた空燃比制御と排気再循環とを行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このエンジン装置では、EGR装置により特定の燃焼室に導入される排気が不足する排気導入不足が判明したとき、その後、排気再循環を行なうときには基準空燃比に値1ではない第1の補正係数を乗じたものを目標空燃比に設定し、排気再循環を行なわないときにはないときには基準空燃比(基準空燃比に値1の第2の補正係数を乗じたもの)を目標空燃比に設定する。これにより、排気導入不足が生じたときにおけるエミッションの悪化を抑制している。
特開2013−47484号公報
上述したエンジン装置では、排気導入不足が判明したときには、排気再循環を行なっているか否かに応じて基準空燃比に乗じる補正係数を変更している。しかしながら、排気再循環を行なっているか否かに応じて補正係数を変更するだけでは、エミッションの悪化を十分に抑制することができない場合が生じる。
本発明のエンジン装置は、エミッションの悪化を抑制することを主目的とする。
本発明のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジン装置は、
複数気筒のエンジンと、
前記エンジンの排気を前記複数気筒の各々に個別に供給する排気再循環を行なう排気再循環装置と、
空燃比を検出する空燃比センサと、
目標空燃比に基づいて基準燃料噴射量を設定し、前記空燃比センサにより検出された空燃比を用いて算出される前記エンジンの1サイクルにおける空燃比の平均値を前記目標空燃比とするための学習補正量を前記基準燃料噴射量に加えたものを目標燃料噴射量に設定し、前記目標燃料噴射量に応じた燃料噴射制御を実行するとともに、前記複数の気筒の各々へ再循環する排気量が目標再循環量となるよう前記排気再循環装置を制御する制御手段と、
を備えるエンジン装置であって、
前記制御手段は、
前記目標再循環量から前記再循環した排気量を減じた差分が所定値以上となった履歴がないときには、基準空燃比を前記目標空燃比に設定し、
前記差分が前記所定値以上となった履歴があり、且つ、前記排気再循環を行なっているときには、前記基準空燃比を第1の補正量で補正した値を前記目標空燃比に設定し、
前記差分が前記所定値以上となった履歴があり、且つ、前記排気再循環を行なっておらず、且つ、前記エンジンの冷却水温が所定温度未満であるときには、前記基準空燃比を前記第1の補正量と異なる第2の補正量で補正した値を前記目標空燃比に設定し、
前記差分が前記所定値以上となった履歴があり、且つ、前記排気再循環を行なっておらず、且つ、前記エンジンの冷却水温が前記所定温度以上であるときには、前記基準空燃比を前記第1および前記第2の補正量と異なる第3の補正量で補正した値を前記目標空燃比に設定する、
ことを特徴とする。
この本発明のエンジン装置では、目標再循環量から再循環した排気量を減じた差分が所定値以上となった履歴がないときには、基準空燃比を目標空燃比に設定する。差分が所定値以上となった履歴がないときには、排気再循環が適正に行なわれていると考えられることから、基準空燃比を目標空燃比に設定することにより、適正に燃料噴射制御を行なうことができる。差分が所定値以上となった履歴があり、且つ、排気再循環制御を行なっているときには、基準空燃比を第1の補正量で補正した値を目標空燃比に設定し、差分が所定値以上となった履歴があり、且つ、排気再循環制御を実行しておらず、且つ、エンジンの冷却水温が所定温度未満であるときには、基準空燃比を第1の補正量と異なる第2の補正量で補正した値を目標空燃比に設定し、差分が所定値以上となった履歴があり、且つ、排気再循環制御を実行しておらず、且つ、エンジンの冷却水温が所定温度以上であるときには、基準空燃比を第1および第2の補正量と異なる第3の補正量で補正した値を目標空燃比に設定する。差分が所定値以上となった履歴があるときには、特定の気筒に排気が供給できておらず排気再循環が適正に行なわれていないと考えられる。このとき、実際の空燃比と検出された空燃比との間のずれが大きくなる場合がある。例えば、排気が供給されていない特定の気筒に近い位置に空燃比センサが取り付けられている場合などには、こうしたずれが大きくなってしまう。実際の空燃比と検出された空燃比との間のずれが大きくなると、学習補正量が適正な値とならず、燃料噴射制御を適正に実行できなくなる。実際の空燃比と検出された空燃比との間のずれ量は、排気再循環を行なっているか否かやエンジンの冷却水温に応じて異なる。一般に、排気再循環は、差分が所定値以上となった履歴がないときにはエンジンの冷却水温が比較的高いときに行なわれる。また、排気再循環は、差分が所定値以上となった履歴があるときには、排気再循環停止条件が成立するまでは、エンジンの冷却水温が比較的高いときに行われ、排気再循環停止停止条件が成立したときには(例えば、イグニッションオフされた後にイグニッションオンされたときなど)エンジンの冷却水温に拘わらず一律に行なわれなくなる。つまり、排気再循環が行なわれているときには、エンジンの冷却水温は比較的高く、排気再循環は行なわれていないときには、エンジンの冷却水温は高い場合も低い場合もありえる。そのため、差分が所定値以上となった履歴があり、且つ、排気再循環を行なっているときには、基準空燃比を第1の補正量で補正した値を目標空燃比に設定し、差分が所定値以上となった履歴があり、且つ、排気再循環を行なっておらず、且つ、エンジンの冷却水温が所定温度未満であるときには、基準空燃比を第1の補正量と異なる第2の補正量で補正した値を目標空燃比に設定し、差分が所定値以上となった履歴があり、且つ、排気再循環を行なっておらず、且つ、エンジンの冷却水温が所定温度以上であるときには、基準空燃比を第1および第2の補正量と異なる第3の補正量で補正した値を目標空燃比に設定することにより、排気再循環が適正に行なわれておらず実際の空燃比と検出された空燃比との間のずれ量が大きいときに、学習補正量を適正な値とすることができる。この結果、燃料噴射制御を適正に実行でき、エミッションの悪化を抑制することができる。ここで、「エンジンの1サイクル」は、エンジンの出力軸の回転角で気筒数に応じた角度だけ回転して全気筒で吸気,圧縮,膨張,排気の4行程が行なわれる回転周期とすればよい。
こうした本発明のエンジン装置において、前記制御手段は、前記差分が前記所定値以上となった履歴がないときにおいては、前記エンジンの冷却水温が前記所定水温以上のときには前記排気再循環が行なわれ前記エンジンの冷却水温が前記所定水温未満のときには前記排気再循環が行なわれないよう前記排気再循環装置を制御し、前記差分が前記所定値以上となった履歴があるときにおいては、排気再循環停止条件が成立するまでは、前記エンジンの冷却水温が前記所定水温以上のときには前記排気再循環が行なわれ前記エンジンの冷却水温が前記所定水温未満のときには前記排気再循環が行なわれないよう前記排気再循環装置を制御し、前記排気再循環停止条件が成立したときには、前記エンジンの冷却水温に拘わらず前記排気再循環が行なわれないよう前記排気再循環装置を制御する、ものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのエンジン装置が搭載されたハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 エンジンECU24によって実行される補正量設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン装置が搭載されたハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する4気筒の内燃機関として構成されている。図2,図3は、エンジン22の構成の概略を示す構成図である。エンジン22は、図2,図3に示すように、エアクリーナ122によって清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126から燃料を噴射して空気と燃料とを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入する。そして、吸入した混合気を点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギによって押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。燃焼室から排気管133に排出される排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)134aを有する浄化装置134を介して外気に排出される。燃焼室から排気管133に排出される排気は、外気に排出されるだけでなく、排気を吸気管125に還流する排気再循環装置(以下、EGR(Exhaust Gas Recirculation)システムという)160を介して吸気側に供給される。EGR装置160は、EGR管162と、EGRバルブ164と、を備える。EGR管162は、浄化装置134の後段に接続されており、排気を4気筒の各気筒の吸気管のサージタンクに供給するために用いられる。EGRバルブ164は、EGR管162に配置されており、ステッピングモータ163によって駆動される。このEGR装置160は、EGRバルブ164の開度を調節することにより、不燃焼ガスとしての排気の還流量を調節して吸気管に還流する。エンジン22は、こうして空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。
また、エンジン22は、図3に示すように、4気筒の各気筒に対して、燃料噴射弁126,吸気バルブ128(図3では省略),点火プラグ130などが設けられており、気筒毎に吸気,圧縮,膨張,排気の4行程を1サイクルとすると共に燃料噴射や点火がクランクシャフト26の回転角で180度毎に1番気筒,3番気筒,4番気筒,2番気筒の順に行なわれる。以下、実施例では、エンジン22の1サイクルとは、クランクシャフト26の回転角で720度だけ回転して全気筒で4行程が行なわれる回転周期をいう。なお、EGR管162は、接続部162aで4気筒の各気筒の吸気管のサージタンクと接続されている。また、エンジン22の各気筒からの排気が合流する排気管133(浄化装置134の上流側)には、出力値が略リニアに変化する特性を有し空燃比AFを検出する空燃比センサ135aが取り付けられており、浄化装置134の下流側には空燃比が理論空燃比に対してリッチ側かリーン側かに応じて出力値が急激に変化する特性を有する酸素センサ135bが取り付けられている。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。図2に示すように、エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランク角θcr
・エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温Tw
・吸気バルブ128を開閉するインテークカムシャフトの回転位置や排気バルブを開閉するエキゾーストカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカム角θci,θco
・スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットル開度TH
・吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からの吸入空気量Qa
・吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温Ta
・吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサ158からの吸気圧Pin
・浄化装置134の浄化触媒134aの温度を検出する温度センサ134bからの浄化触媒温度Tc
・空燃比センサ135aからの空燃比AF
・酸素センサ135bからの酸素信号O2
・シリンダブロックに取り付けられてノッキングの発生に伴って生じる振動を検出するノックセンサからのノック信号Ks
・EGRバルブ164の開度を検出するEGRバルブ開度センサ165からのEGRバルブ開度EV
エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。各種制御信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動制御信号
・燃料噴射弁126への駆動制御信号。イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への駆動制御信号
・吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構170への駆動制御信号
・EGRバルブ164の開度を調整するステッピングモータ163への駆動制御信号
エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このエンジンECU24は、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御する。また、エンジンECU24は、必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、エンジンECU24は、クランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。また、エンジンECU24は、クランク角θcrに対する吸気バルブ128のインテークカムシャフトのカム角θciの角度(θci−θcr)に基づいて、吸気バルブ128の開閉タイミングVTを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、エンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、バッテリ50と共に電力ライン54に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2
・モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流
モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このモータECU40は、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御する。また、モータECU40は、必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。このバッテリ50は、上述したように、インバータ41,42と共に電力ライン54に接続されている。バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・バッテリ50の端子間に設置された電圧センサからの電池電圧Vb
・バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサからの電池電流Ib
・バッテリ50に取り付けられた温度センサからの電池温度Tb
バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このバッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、演算した蓄電割合SOCと、温度センサからの電池温度Tbと、に基づいて入出力制限Win,Woutを演算している。入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号
・シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP
・アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc
・ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP
・車速センサ88からの車速V
HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。このHVECU70は、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、ハイブリッド走行モード(HV走行モード),電動走行モード(EV走行モード)などの走行モードで走行する。HV走行モードは、エンジン22の運転とモータMG1,MG2の駆動とを伴って走行する走行モードである。EV走行モードは、エンジン22を運転停止すると共にモータMG2を駆動して走行する走行モードである。ここで、EV走行モードは、本発明の中核をなさないため、詳細な説明を省略する。
HV走行モードでは、HVECU70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいて、走行に要求される(駆動軸36に出力すべき)要求トルクTr*を設定する。続いて、設定した要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nrを乗じて、走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算する。ここで、駆動軸36の回転数Nrとしては、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除して得られる回転数,車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数などを用いることができる。そして、走行用パワーPdrv*からバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じて、車両に要求される要求パワーPe*を計算する。次に、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信すると、受信した目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22を運転する際には、エンジンECU24は、スロットルバルブ124の開度を調節することによって吸入空気量を調節する吸入空気量制御,燃料噴射弁126からの燃料噴射量を調節する燃料噴射制御,点火プラグ130による点火時期を制御する点火制御,EGRバルブ164の開度を調節することによってEGR量を調節するEGR制御などを行なう。吸入空気量制御および点火制御については、本発明の中核をなさないことから、詳細な説明は省略する。
燃料噴射制御では、エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とに基づいて設定される基準空燃比AFrefを目標空燃比AF*に設定し、目標空燃比AF*に基づいて基準燃料噴射量Qbを設定する。続いて、基準燃料噴射量Qbに、エンジン22の1サイクルにおいて空燃比センサ135aで検出された空燃比AFの平均値AFavを目標空燃比AF*とするためのフィードバック補正量ΔQfbafと、酸素センサ135bで検出された酸素信号O2の出力電圧をエミッション要求に適合する目標出力値O2*とするためのフィードバック補正量ΔQfbo2と、を加えたものを目標燃料噴射量Q*に設定する。そして、各気筒の燃料噴射弁126から設定した目標燃料噴射量Q*の燃料が噴射されるよう燃料噴射弁126を制御する。
EGR制御では、エンジンECU24は、エンジン22の冷却水温Twが閾値Twegr未満のときには、EGRバルブ164の開度の目標値としてのEGR目標開度EG*に値0を設定し、エンジン22の冷却水温Twが閾値Twegr以上のときには、エンジン22の目標回転数Ne*とエアフローメータ148により検出された吸入空気量Qaから算出される負荷率KLとに基づいて目標EGR量EGR*を設定し、再循環する排気量が目標EGR量EGR*となるようEGRバルブ164の開度の目標値としてのEGR目標開度EG*を設定し、EGRバルブ164の開度がEGR目標開度EG*となるようステッピングモータ163を制御する。そして、EGR負荷率KLeを算出する。ここで、EGR負荷率KLeは、全筒(シリンダ)の容積に対するEGRにより環流する排気の量の割合である。こうした制御により、冷却水温Twが閾値Twegr未満のときには、EGRを行なわず、冷却水温Twが閾値Twegr以上のときには、EGRを行なっている。
また、EGR制御では、エンジンECU24は、目標EGR量EGR*でEGR制御を実行したときに実際に再循環した排気量を目標EGR量EGR*から減じた差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があるときに、EGRが適正に行なわれていないと判断して、EGR停止条件が成立するまでは、EGRを行なうが、所定の停止条件が成立したときには、冷却水温Twに拘わらず、EGRを行なわない。ここで、EGR停止条件は、1トリップが終了したこととすることもできる。「1トリップ」とは、イグニッションオンされてからイグニッションオフされるまでの期間をいう。実施例では、エンジン22の1サイクルにおける回転数Neの変動量(極大値と極小値との差分)ΔNeが閾値ΔNerefよりも大きいとき,空燃比センサ135aにより検出される空燃比AFの変動量(極大値と極小値との差分)ΔAFが閾値ΔAFよりも大きいときなどに、酸素センサ135bにより検出される酸素信号O2の変動量(極大値と極小値との差分)ΔO2が閾値ΔO2refよりも大きいときなどに、差分ΔEGRが所定値以上となったとすることができる。これは、例えば、EGR管162の4つの接続部162aのうち特定の気筒に接続された接続部162aに詰まりが生じるなど、EGRが適正に行なわれていない場合には、各気筒毎の空燃比にバラツキが生じ、変動量ΔNeが大きくなったり空燃比センサ135aにより検出される空燃比AFや酸素センサ135bで検出された酸素信号O2に比較的大きな変動が生じることに基づく。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、基準空燃比AFbを補正する際の動作について説明する。図4は、エンジンECU24によって実行される補正量設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、目標EGR量EGR*でEGR制御を実行したときに実際に再循環した排気量を目標EGR量EGR*から減じた差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があるときに、エンジン22の1サイクルの時間より短い所定時間毎に繰り返し実行される。なお、差分が所定値dref以上となった履歴がないときには、基準空燃比AFrefを補正せずに目標空燃比AF*に設定する。
本ルーチンが実行されると、エンジンECU24は、まず、エンジン22の冷却水温Twと、EGRフラグFと、を入力する(ステップS100)。ここで、冷却水温Twは、水温センサ142によって検出された値を入力する。また、EGRフラグFは、EGRを実行してないときには値0が設定され、EGRを実行しているときには値1が設定されるフラグである。このEGRフラグFは、実施例では、EGRが実行されているか否かに応じて図示しないRAMに書き込まれた値を読み込んで入力する。
こうしてデータを入力すると、入力したEGRフラグFの値を調べ(ステップS110)、EGRフラグFが値0のときには、EGRが実行されていないと判断し、冷却水温Twを閾値Twegrと比較する(ステップS120)。
ステップS110でEGRフラグFが値1のときには、EGRが実行されていると判断し、補正量αに所定値α1を設定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。ステップS110でEGRフラグFが値0で且つステップS120で冷却水温Twが閾値Twegr以上のときには、補正値αに所定値α1とは異なる所定値α2を設定して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。ステップS110でEGRフラグFが値0で且つステップS120で冷却水温Twが閾値Twegr未満のときには、補正値αに所定値α1,α2とは異なる所定値α3を設定して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。
所定量α1〜α3は、互いに異なる値である。所定値α1は、例えば、理論空燃比(14.6)の−0.5%に相当する値などを用いることができる。所定値α2は、例えば、理論空燃比の+0.3%に相当する値などを用いることができる。所定値α3は、例えば、理論空燃比の+0.5%に相当する値などを用いることができる。こうして補正量αを設定したら、基準空燃比AFbに補正量αを加えることにより基準空燃比AFbを補正量αで補正し、補正後の値(=AFb+α)を目標空燃比AF*に設定する。続いて、目標空燃比AF*に基づいて基準燃料噴射量Qbを設定し、基準燃料噴射量Qbに、フィードバック補正量ΔQfbafとフィードバック補正量ΔQfbo2と、を加えたものを目標燃料噴射量Q*に設定する。そして、各気筒の燃料噴射弁126から設定した目標燃料噴射量Q*の燃料が噴射されるよう燃料噴射弁126を制御する。ここで、このように基準燃料噴射量Qbを補正量αで補正する理由について説明する。
差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があるときとして、特定の気筒に排気が供給できていない状態などが考えられる。こうした状態では、空燃比センサ135aで検出された空燃比AFと実際の空燃比との間や酸素センサ135bで検出された酸素信号O2の出力電圧と実際に出力されるべき電圧との間にずれが生じる場合がある。こうしたずれは、例えば、詰まりが生じている気筒に近い位置に空燃比センサ135aが取り付けられている場合などに生じる。こうしたずれが生じると、フィードバック補正量ΔQfbaf,ΔQfbo2が適正な値とならず、空燃比AFが目標空燃比AF*に収束しなくなるなど、燃料噴射制御を適正に実行できなくなる。空燃比センサ135aで検出された空燃比AFと実際の空燃比との間や酸素センサ135bで検出された酸素信号O2の出力電圧と実際に出力されるべき電圧との間のずれ量は、EGRを実行しているか否かやエンジン22の冷却水温Twに応じて異なる。実施例では、冷却水温Twが閾値Twegr未満のときには、EGRを行なわず、冷却水温Twが閾値Twegr以上のときには、EGRを行ない、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があるときには、冷却水温Twに拘わらず一律にEGRを行なわない。つまり、EGRが行なわれているときには、冷却水温Twが閾値Twegr以上であり、EGRが行なわれていないときには、エンジン22の冷却水温Twは高い場合もあるし低い場合もある。そのため、EGRが行なわれてないないときに、補正値αを冷却水温Twに拘わらず一律に同じ値に設定すると、目標空燃比AF*を実際の空燃比に近づけることができなくなり、フィードバック補正量ΔQfbaf,ΔQfbo2を適正な値とすることができず、燃料噴射制御を適正に実行することができなくなる。したがって、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があり、且つ、EGRを実行しているときには、補正量αを所定値α1に設定し、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があり、且つ、EGRを実行しておらず、且つ、冷却水温Twが所定温度Twegr未満であるときには、補正値αを所定量α2に設定し、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があり、且つ、EGRを実行しておらず、且つ、エンジン22の冷却水温Twが所定温度Twegr以上であるときには、補正値αを所定量α3に設定し、設定した補正値αで基準空燃比AFbを補正したものを目標空燃比AF*に設定する。これにより、目標空燃比AF*を実際の空燃比に近づけることができ、フィードバック補正量ΔQfbaf,ΔQfbo2を適正な値として燃料噴射制御を適正に実行することができる。よって、エミッションの悪化を抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴がないときには、基準空燃比AFrefを補正を行なわずに、基準空燃比AFrefを目標空燃比AF*に設定し、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があり、且つ、EGRを実行しているときには、補正量αを所定値α1に設定し、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があり、且つ、EGRを実行しておらず、且つ、冷却水温Twが所定温度Twegr未満であるときには、補正値αを所定量α2に設定し、差分ΔEGRが所定値dref以上となった履歴があり、且つ、EGRを実行しておらず、且つ、エンジン22の冷却水温Twが所定温度Twegr以上であるときには、補正値αを所定量α3に設定する。そして、基準空燃比AFrefを設定した補正値αで補正したものを目標空燃比AF*に設定し、設定した目標空燃比AF*を用いて燃料噴射制御を実行する。これにより、エミッションの悪化を抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、ステップS120の処理で、冷却水温Twを閾値Twegrと比較するものとしたが、冷却水温TwをEGRを行なわないときに補正値αを所定値α2とするか所定値α3とするかを判定するための閾値と比較するものであればよく、冷却水温Twを閾値Twegrとは異なる閾値と比較するものとしてもよい。
実施例では、ハイブリッド自動車20に搭載されるエンジン装置の形態として説明した。しかし、ハイブリッド自動車以外の自動車、例えば、モータを備えずにエンジンからの動力だけを用いて走行する自動車などに搭載されるエンジン装置の形態としてもよい。また、自動車以外の車両,船舶,航空機などの移動体に搭載されるエンジン装置の形態としてもよい。さらに、建設設備などの移動しない設備に組み込まれたエンジン装置の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、EGR装置160が「排気再循環装置」に相当し、エンジンECU24が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、35 減速ギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、125 吸気管、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、133 排気管、134 浄化装置、134a 浄化触媒、134b 温度センサ、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、158 吸気圧センサ、160 EGR装置、162 EGR管、162a 接続部、163 ステッピングモータ、164 EGRバルブ、165 EGRバルブ開度センサ、MG1,MG2 モータ、170 可変バルブタイミング機構。

Claims (1)

  1. 複数気筒のエンジンと、
    前記エンジンの排気を前記複数気筒の各々に個別に供給する排気再循環を行なう排気再循環装置と、
    空燃比を検出する空燃比センサと、
    目標空燃比に基づいて基準燃料噴射量を設定し、前記空燃比センサにより検出された空燃比を用いて算出される前記エンジンの1サイクルにおける空燃比の平均値を前記目標空燃比とするための学習補正量を前記基準燃料噴射量に加えたものを目標燃料噴射量に設定し、前記目標燃料噴射量に応じた燃料噴射制御を実行するとともに、前記複数の気筒の各々へ再循環する排気量が目標再循環量となるよう前記排気再循環装置を制御する制御手段と、
    を備えるエンジン装置であって、
    前記制御手段は、
    前記目標再循環量から前記再循環した排気量を減じた差分が所定値以上となった履歴がないときには、基準空燃比を前記目標空燃比に設定し、
    前記差分が前記所定値以上となった履歴があり、且つ、前記排気再循環を行なっているときには、前記基準空燃比を第1の補正量で補正した値を前記目標空燃比に設定し、
    前記差分が前記所定値以上となった履歴があり、且つ、前記排気再循環を行なっておらず、且つ、前記エンジンの冷却水温が所定温度未満であるときには、前記基準空燃比を前記第1の補正量と異なる第2の補正量で補正した値を前記目標空燃比に設定し、
    前記差分が前記所定値以上となった履歴があり、且つ、前記排気再循環を行なっておらず、且つ、前記エンジンの冷却水温が前記所定温度以上であるときには、前記基準空燃比を前記第1および前記第2の補正量と異なる第3の補正量で補正した値を前記目標空燃比に設定する、
    ことを特徴とするエンジン装置。
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