JP5803764B2 - エンジン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、燃料タンクに貯留された燃料の供給を受けて動力を出力するエンジン本体と、エンジン本体の排気ガスの一部を吸気通路に環流させるEGR手段と、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャニスタで吸着された蒸発燃料をEGR通路の吸気通路側の端部(吸気通路に対するEGR通路の接続部)に供給する蒸発燃料供給手段と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エンジンのリーン運転領域からリッチ運転領域への移行時に、蒸発燃料をパージして吸気通路に供給すると共に排気ガスの一部を吸気通路に環流させるようEGR手段と蒸発燃料供給手段とを制御することにより、排気通路に設けられたNOx触媒(酸素過剰雰囲気でNOxを吸収すると共に酸素の減少に伴ってNOxを放出する触媒)からNOxを放出させてNOx触媒をリフレッシュさせている。
特開2000−282975号公報
こうしたエンジン装置では、吸気通路にパージされる蒸発燃料を含むガス(パージガス)に、燃料がほとんど含まれていない(いわゆるベーパ濃度が低い)場合が比較的多い。このため、エンジンの運転効率の向上を図るために、ベーパ濃度が低いパージガスをより有効利用できるようにすることが課題の一つとして考えられている。
本発明のエンジン装置は、エンジンの運転効率の向上を図ることを主目的とする。
本発明のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジン装置は、
燃料タンクに貯留された燃料の供給を受けて動力を出力するエンジンと、前記エンジンの排気管と吸気管とを連絡する第1連絡管に前記エンジンの排気の前記吸気管への環流量を調節するための第1バルブが設けられた排気再循環装置と、前記燃料タンクと前記第1連絡管における前記第1バルブより前記吸気管側とを連絡する第2連絡管に、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと該キャニスタで吸着した蒸発燃料を含む蒸発燃料ガスの前記第1連絡管への供給量を調節するための第2バルブとが設けられた蒸発燃料供給装置と、を備えるエンジン装置であって、
前記エンジンの暖機完了後で且つ前記蒸発燃料ガスに含まれる前記蒸発燃料の濃度であるベーパ濃度が閾値以下のときには、前記エンジンの排気と前記蒸発燃料ガスとが前記第1連絡管で混合されて前記吸気管に供給されるよう前記第1バルブと前記第2バルブとを制御するバルブ制御手段、
を備えることを要旨とする。
この本発明のエンジン装置では、エンジンの暖機完了後で且つ蒸発燃料ガスに含まれる蒸発燃料の濃度であるベーパ濃度が閾値以下のときには、エンジンの排気と蒸発燃料ガスとが第1連絡管で混合されて吸気管に供給されるよう第1バルブと第2バルブとを制御する。一般に、蒸発燃料ガスは大気に近い温度であるから、この蒸発燃料ガスを第1連絡管に供給することにより、エンジンの排気を吸気管に供給する際に、第1連絡管から吸気管に供給されるガスをより温度の低いガスとすることができる。この結果、エンジンの運転効率の向上を図ることができる。
こうした本発明のエンジン装置において、前記バルブ制御手段は、前記エンジンの暖機完了後には、前記エンジンの空燃比の学習が完了しており且つ前記ベーパ濃度が前記閾値以下であることを条件として、前記エンジンの排気と前記蒸発燃料ガスとが前記第1連絡管で混合されて前記吸気管に供給されるよう制御する手段である、ものとすることもできる。
また、本発明のエンジン装置において、前記バルブ制御手段は、前記エンジンの暖機完了前には、前記エンジンの排気管に取り付けられた浄化触媒の暖機が完了しており且つ前記ベーパ濃度が第2閾値以下であることを条件として、前記エンジンの排気と前記蒸発燃料ガスとが前記第1連絡管で混合されて前記吸気管に供給されるよう制御する手段である、ものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのエンジン装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のエンジンECU24により実行される冷間時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 エンジンECU24により実行される温間時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関としてのエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸36に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42を制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、燃料タンク166に貯留されているガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料が燃料ポンプ168の駆動により供給されて動力を出力する内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸気管125に吸入すると共に燃料タンク166からの燃料を燃料噴射弁126から噴射して吸入された空気と燃料とを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。
エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)134aを有する浄化装置134を介して外気へ排出されると共に排気を吸気に還流する排気再循環装置(以下、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)システム」という)160を介して吸気管125に供給される。EGRシステム160は、エンジン22の排気管133における浄化装置134の後段と吸気管125とを連絡し排気を吸気管125のサージタンクに供給するためのEGR管162と、EGR管162に配置されたEGRバルブ164と、を備える。このEGRシステム160は、EGRバルブ164の開度を調節することにより、不燃焼ガスとしての排気の還流量を調節して吸気管125に還流する。エンジン22は、こうして空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。以下、エンジン22の排気を吸気管125に還流することをEGRといい、エンジン22の排気管133から吸気管125に環流する排気をEGRガスといい、そのEGRガスの流量をEGR量という。
また、燃料タンク166内で発生した蒸発燃料は、蒸発燃料パージシステム170を介してEGR管162におけるEGRバルブ164より吸気管125側に供給(パージ)される。蒸発燃料パージシステム170は、燃料タンク166からの蒸発燃料を吸着する例えば活性炭などの吸着剤が充填され大気導入口172が設けられたキャニスタ174と、燃料タンク166とキャニスタ174とを連絡する連通路175と、キャニスタ174とEGR管162とを連絡するパージ通路176と、このパージ通路176に配置されたパージ制御バルブ178と、を備える。この蒸発燃料パージシステム170は、パージ制御バルブ178の開度を調節することによって蒸発燃料を含むガス(以下、パージガスという)の流量を調節してEGR管162におけるEGRバルブ164より吸気管125側に供給(パージ)する。エンジン22は、こうして空気とパージガスと燃料噴射弁126からの燃料との混合気(EGRを実行しているときには更にEGRガスを含む混合気)を燃焼室に吸引することができるようになっている。以下、パージガスの流量をパージ量という。
エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に、処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温Tw,燃焼室内に取り付けられた圧力センサからの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジションθca,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットル開度TH,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からの吸入空気量Qa,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,吸気管内の圧力を検出する吸気圧センサ158からの吸気圧Pin,浄化装置134に取り付けられた温度センサからの触媒温度Tc,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号O2,シリンダブロックに取り付けられてノッキングの発生に伴って生じる振動を検出するノックセンサからのノック信号Ks,EGRバルブ164の開度を検出するEGRバルブ開度センサからのEGRバルブ開度EV,パージ制御バルブ178の開度を検出するパージ制御バルブ開度センサからのパージ制御バルブ開度PVなどが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号,EGRバルブ164への制御信号,燃料ポンプ168への駆動信号,パージ制御バルブ178への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数即ちエンジン22の回転数Neを演算したり、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて体積効率(エンジン22の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算したり、エアフローメータ148からの吸入空気量QaとEGRバルブ開度センサ165からのEGRバルブ開度EVとエンジン22の回転数Neとに基づいてEGR量Veとエンジン22の吸入空気量Qaとの和に対するEGR量Veの比率としてのEGR率Reを演算したりしている。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力ポートを介して入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、モータECU40は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転角速度ωm1,ωm2や回転数Nm1,Nm2を演算したり、モータMG2の回転角速度ωm2に基づいてモータMG2の回転軸に換算した駆動輪38a,38bの回転角速度としての駆動輪回転角速度ωbを演算したりしている。なお、駆動輪回転角速度ωbは、モータMG2から駆動輪38a,38bの間の特性に限定することにより得られる2慣性系の制御系設計モデルに対して制御サンプル時間で0次ホールドを用いて離散化したモデルを用いて演算するものとしたり、駆動輪38a,38bに車輪速センサを取り付けて車輪速センサからの信号に基づいて演算するものとしたりすることができる。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりHVECU70に送信する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。HVECU70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
なお、実施例のエンジン装置としては、主として、エンジン22とEGRシステム160と蒸発燃料パージシステム170とエンジンECU24とが該当する。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を計算し、この要求トルクTr*に対応する要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2との運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード,エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、トルク変換運転モードと充放電運転モードとは、いずれもエンジン22の運転を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようエンジン22とモータMG1とモータMG2とを制御するモードであり、実質的な制御における差異はないため、以下、両者を合わせてエンジン運転モードという。
モータ運転モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する。そして、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
エンジン運転モードでは、HVECU70は、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を設定し、設定した要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算すると共に計算した走行用パワーPdrv*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて得られるバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じてエンジン22から出力すべきパワーとしての要求パワーPe*を設定する。そして、要求パワーPe*を効率よくエンジン22から出力することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)を用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によってモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用するトルクを要求トルクTr*から減じてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、設定した目標回転数Ne*と目標トルクTe*とについてはエンジンECU24に送信し、トルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるよう、スロットルバルブ124の開度を調節することによって吸入空気量を調節する吸入空気量制御や、燃料噴射弁126からの燃料噴射量を調節する燃料噴射制御,点火プラグ130による点火時期を制御する点火制御,EGRバルブ164の開度を調節することによってEGR量を調節するEGR制御,パージ制御バルブ178の開度を調節することによってパージ量を調節するパージ制御などを行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
ここで、パージ制御では、吸入空気量に対するパージ量(パージガスの流量)の割合であるパージ率の目標値としての目標パージ率Rp*に予め定められた所定値Rptag(例えば、8%や10%,12%など)を設定し、パージ率が設定した目標パージ率Rp*となるようパージ制御バルブ178を制御する(開度を調節する)ものとした。
また、EGR制御では、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*とEGR量の目標値としての目標EGR量Ve*との予め定めた関係にエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を適用して目標EGR量Ve*を設定し、EGR量が目標EGR量Ve*となるようEGRバルブ164を制御するものとした。
さらに、燃料噴射制御では、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaに基づいて理論空燃比などの目標空燃比AF*を実現するための基本噴射量Qfbを設定し、この基本噴射量Qfbに対して、空燃比センサ135aからの空燃比AFが目標空燃比AF*になるよう空燃比フィードバック制御によって求めた空燃比フィードバック補正係数kafと、蒸発燃料パージシステム170のパージガスにおける蒸発燃料の成分の濃度(以下、ベーパ濃度という)Cvに対応するベーパ濃度補正係数kcvと、EGR量Veに応じたEGR補正係数kegrと、の和を乗じて目標燃料噴射量Qf*(=Qfb・(kaf+kcv+kegr))を設定し、設定した目標燃料噴射量Qf*の燃料が燃料噴射弁126から適当なタイミングで噴射されるよう燃料噴射弁126を制御するものとした。なお、ベーパ濃度Cvは、パージ制御(後述の温間パージ制御や冷間パージ制御)の実行開始時の空燃比センサ135aからの空燃比AFの変化量や空燃比フィードバック補正係数kafの変化量,パージ制御の実行開始からの時間などに基づいて演算した値を用いるものとした。また、EGR量Veは、エアフローメータ148からの吸入空気量QaとEGRバルブ開度センサからのEGRバルブ開度EVとエンジン22の回転数Neとに基づいて演算した値を用いるものとした。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、エンジン22のパージ制御とEGR制御とについて説明する。図3は、実施例のエンジンECU24により実行される冷間時処理ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図4は、エンジンECU24により実行される温間時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。図3のルーチンは、エンジン22の始動直後でエンジン22の暖機が完了していないとき(冷間時)、例えば、システム起動後に初めてエンジン22が始動されたときに実行される。また、図4のルーチンは、エンジン22の暖機が完了しているとき(温間時)、例えば、エンジン22の始動後に暖機を行なってその暖機が完了したときや、エンジン22の暖機が完了した後にエンジン22が運転停止されてその後に始動されたときに実行される。なお、エンジン22の暖機は、例えば水温センサ142からの冷却水温Twが予め定められた所定温度Twref(例えば70℃や75℃など)以上に至ったときに完了したと判定するものとした。以下、説明の都合上、まず、図4の温間時処理ルーチンについて説明し、その後、図3の冷間時処理ルーチンについて説明する。
図4の温間時処理ルーチンが実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、空燃比学習が完了しているか否かを判定し(ステップS200)、空燃比学習が完了していないときには、完了するのを待つ。ここで、空燃比学習は、例えば、エンジン22が予め定められた運転領域(例えば、アイドル運転領域,低負荷運転領域,中負荷運転領域,高負荷運転領域など)で運転されるよう吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なってそのときの燃料噴射弁126からの燃料噴射量や空燃比センサ135aの検出値を基準値(例えば実験や解析などによって予め定めた理想的な値など)と比較してズレを学習することなどによって行なうものとした。なお、この空燃比学習を実行しているときには、パージ制御やEGR制御は実行しないものとした。また、この空燃比学習によって得られた学習値は、上述の基本噴射量Qfbの設定に用いられる。
空燃比学習が完了していると判定されると、温間パージ制御の実行を開始する(ステップS210)。ここで、温間パージ制御は、実施例では、値0から上述の所定値Rptagまで予め定められた所定変化率ΔRpwで増加して一定となるよう目標パージ率Rp*を設定すると共に、パージ率が設定した目標パージ率Rp*となるようパージ制御バルブ178を制御することによって行なうものとした。所定変化率ΔRpwは、温間パージ制御による空燃比の変化が許容範囲となるよう実験や解析などによって定めた値を用いるものとした。
続いて、ベーパ濃度Cvを入力し(ステップS220)、入力したベーパ濃度Cvを閾値Cvrefwと比較する(ステップS230)。ここで、ベーパ濃度Cvは、実施例では、温間パージ制御の実行を開始すると空燃比が変化する(その後にその変化を踏まえて燃料噴射弁126からの燃料噴射量を調節する)ことを踏まえて、空燃比センサ135aからの空燃比AFの変化量や空燃比フィードバック補正係数kafの変化量などに基づいて推定した値を入力するものとした。また、閾値Cvrefwは、後述の温間EGR制御の実行を開始すると空燃比が大きく乱れる可能性があるか否かを判定するために用いられるものであり、例えば、4%や5%,6%などを用いることができる。
ベーパ濃度Cvが閾値Cvrefwより高いときにはステップS220に戻る。一方、ベーパ濃度Cvが閾値Cvrefw以下のときには、温間EGR制御の実行を開始して(ステップS240)、本ルーチンを終了する。ここで、温間EGR制御は、EGR量Veが上述の目標EGR量Ve*となるようEGRバルブ164を制御することによって行なうものとした。
ベーパ濃度Cvが比較的高いときには、空燃比が目標空燃比AF*より比較的低く(リッチ側に)なりやすいから、燃料噴射弁126からの燃料噴射量を比較的少なくするために、上述の空燃比フィードバック制御による空燃比フィードバック係数kafが比較的小さくなりやすい。この状態で温間EGR制御を開始すると、空燃比フィードバック補正係数kaf,EGR補正係数kegrのそれぞれに値1から比較的大きく外れた値が設定されて空燃比が乱れやすくなる場合がある。実施例では、これを踏まえて、ベーパ濃度Cvが閾値Cvrefw以下のときに、温間EGR制御を開始するものとした。こうして温間EGR制御を開始した以降は、温間パージ制御と温間EGR制御とを実行することになるから、EGRガスとパージガスとがEGR管162で混合されて吸気管125に供給されることになる。また、パージガスは、キャニスタ174で大気導入口172からの大気によって蒸発燃料が脱着されて生成されることから、通常、大気に近い温度となっている。したがって、EGRガスとパージガスとをEGR管162で混合することにより、EGR管162から吸気管125に供給される混合ガス(EGRガスとパージガスとの混合ガス)をより温度の低いガスとすることができる。この結果、エンジン22の燃焼室に供給されるガスの数密度をより大きくすることができ、エンジン22の運転効率(車両の燃費)の向上を図ることができる。しかも、この場合、エンジン22の燃焼もより安定すると考えられるから、エンジン22の点火時期をより早くして更にエンジン22の運転効率の向上を図るものとすることができる。
次に、図3の冷間時処理ルーチンについて説明する。このルーチンが実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、エンジン22の浄化触媒134aの暖機が完了しているか否かを判定し(ステップS100)、浄化触媒134aの暖機が完了していないときには、完了するのを待つ。ここで、浄化触媒134aの暖機は、浄化触媒134aの温度を検出する温度センサを設けてその温度センサによる検出温度(触媒温度)Tcが浄化触媒134aの活性化を判定可能な閾値Tcref(例えば400℃や450℃など)以上に至ったときや、エアフローメータ148からの吸入空気量Qaを積算して得られる積算空気量Gaが浄化触媒134aの活性化を判定可能な閾値Garef(例えば、触媒温度Tcが閾値Tcref以上となるのに相当する値など)以上に至ったときなどに完了したと判定することができる。なお、通常、浄化触媒134aの暖機は、エンジン22の暖機より早く完了することが分かっている。
浄化触媒134aの暖機が完了していると判定されると、冷間パージ制御の実行を開始する(ステップS110)。ここで、冷間パージ制御は、実施例では、値0から上述の所定値Rptagまで所定変化率ΔRpwより小さな値として予め定められた所定変化率ΔRpcで増加して一定となるよう目標パージ率Rp*を設定すると共に、パージ率が設定した目標パージ率Rp*となるようパージ制御バルブ178を制御することによって行なうものとした。所定変化率ΔRpcは、冷間パージ制御による空燃比の変化が許容範囲となるよう実験や解析などによって定めた値を用いるものとした。所定変化率ΔRpcを所定変化率ΔRpwより小さくするのは、冷間時には、温間時に比して、パージ率の変化(パージ制御バルブ178の開度の変化)によって空燃比が乱れやすいと考えられるためである。
続いて、エンジン22の暖機が完了しているか否かを判定し(ステップS120)、エンジン22の暖機が完了していないと判定されたときには、ベーパ濃度Cvを入力し(ステップS130)、入力したベーパ濃度Cvを閾値Cvrefcと比較する(ステップS140)。ここで、ベーパ濃度Cvは、図4のルーチンと同様に推定した値を入力するものとした。また、閾値Cvrefcは、後述の冷間EGR制御の実行を開始すると空燃比が大きく乱れる可能性があるか否かを判定するために用いられるものであり、例えば、目標空燃比(例えば理論空燃比など)の4%や5%,6%などを用いることができる。なお、ベーパ濃度Cvが比較的高いときとしては、給油してから冷間パージ制御や温間パージ制御を実行していないときや外気温が比較的高いときなど、燃料タンク166の燃料が比較的蒸発しやすいときが考えられる。
ベーパ濃度Cvが閾値Cvrefcより高いときには、ステップS120に戻る。一方、ベーパ濃度Cvが閾値Cvrefc以下のときには、冷間時EGR制御の実行を開始して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。ここで、冷間時EGR制御は、制御開始初期には、EGR量Veが比較的小さなEGR量Ve1となるようEGRバルブ164を制御し、その後(制御中期以降)、EGR量Veが上述の目標EGR量Ve*となるようEGRバルブ164を制御することによって行なうものとした。これにより、冷間EGR制御の開始初期には、EGR量Veを制限することにより、エンジン22での燃焼改善を図ることができる。具体的には、エンジン22の暖機完了前にEGRバルブ164の開度を大きくするとエンジン22での燃焼が悪化するおそれがあるが、EGR量Veを制限し且つ冷間EGR制御をパージ制御と共に実行する(パージガスとEGRガスとを混合してEGR管162から吸気管125に供給する)ことにより、エンジン22での燃焼改善を図ることができるのである。言い換えれば、EGR量Ve1は、エンジン22での燃焼改善を図ることができる範囲で設定するのである。また、エンジン22での燃焼改善により、点火時期を早くすることが可能となるから、エンジン22の運転効率(車両の燃費)の向上を図ることができる。冷間EGR制御の制御中期以降(EGR量Veの制限を解除後)には、温間EGR制御を実行するときと同様の効果を奏することができる。なお、冷間パージ制御と冷間EGR制御とを実行している最中にエンジン22の暖機が完了したときには、図4の温間時処理ルーチンに移行し、空燃比学習の完了を待つために(ステップS200)、冷間パージ制御と冷間EGR制御とを終了する。
ステップS120でエンジン22の暖機が完了していると判定されたときには、冷間時EGR制御を実行することなく、本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20に搭載されたエンジン装置によれば、エンジン22の暖機完了後(温間時)には、ベーパ濃度Cvが閾値Cvrefw以下のときに、EGRガスとパージガスとがEGR管162で混合されて吸気管125に供給されるようEGRバルブ164とパージ制御バルブ178とを制御するから、EGR管162から吸気管125に供給される混合ガス(EGRガスとパージガスとの混合ガス)をより温度の低いガスとすることができる。この結果、エンジン22の運転効率の向上を図ることができる。
実施例のハイブリッド自動車20に搭載されたエンジン装置では、エンジン22の暖機完了後(温間時)には、空燃比学習が完了しており且つベーパ濃度Cvが閾値Cvrefw以下であることを条件として、パージ制御とEGR制御とを実行するものとしたが、ベーパ濃度Cvが閾値Cvrefw以下であることだけを条件としてパージ制御とEGR制御とを実行するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22からの動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に出力すると共にモータMG2からの動力を駆動軸36に出力するものとしたが、モータMG2からの動力を駆動軸36が接続された車軸(駆動輪38a,38bが接続された車軸)とは異なる車軸に接続するものとしてもよい。また、駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に変速機を介して走行用モータを取り付け、走行用モータの回転軸にクラッチ等を介してエンジンを接続する構成とし、エンジンからの動力を走行用モータの回転軸と変速機とを介して駆動軸36に出力すると共に走行用モータからの動力を変速機を介して駆動軸に出力するものとしてもよい。
実施例では、本発明をエンジン22からの動力とモータMG2からの動力とを用いて走行するハイブリッド自動車20に適用するものとしたが、走行用のモータを備えずにエンジンからの動力だけを用いて走行する自動車に適用するものとしてもよい。
また、本発明をこうした自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載されるエンジン装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれたエンジン装置の形態としても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、燃料タンク166が「燃料タンク」に相当し、エンジン22が「エンジン」に相当し、EGR管162にEGRバルブ164が設けられたEGRシステム160が「排気再循環装置」に相当し、連通路175とパージ通路176とからなる通路にキャニスタ174とパージ制御バルブ178とが設けられた蒸発燃料パージシステム170が「蒸発燃料供給装置」に相当し、図4の温間時処理ルーチンを実行するエンジンECU24が「バルブ制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
20,120,220,320 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、50 バッテリ、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、134a 浄化触媒、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、158 吸気圧センサ、160 EGRシステム、162 EGR管、164 EGRバルブ、166 燃料タンク、168 燃料ポンプ、170 蒸発燃料パージシステム、172 大気導入口、174 キャニスタ、175 連通路、176 パージ通路、178 パージ制御バルブ、229 クラッチ、230,330 変速機、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 燃料タンクに貯留された燃料の供給を受けて動力を出力するエンジンと、前記エンジンの排気管と吸気管とを連絡する第1連絡管に前記エンジンの排気の前記吸気管への環流量を調節するための第1バルブが設けられた排気再循環装置と、前記燃料タンクと前記第1連絡管における前記第1バルブより前記吸気管側とを連絡する第2連絡管に、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと該キャニスタで吸着した蒸発燃料を含む蒸発燃料ガスの前記第1連絡管への供給量を調節するための第2バルブとが設けられた蒸発燃料供給装置と、を備えるエンジン装置であって、
    前記エンジンの暖機完了後で且つ前記蒸発燃料ガスに含まれる前記蒸発燃料の濃度であるベーパ濃度が第1閾値以下のときには、前記エンジンの排気と前記蒸発燃料ガスとが前記第1連絡管で混合されて前記吸気管に供給されるよう前記第1バルブと前記第2バルブとを制御するバルブ制御手段を備え、
    前記バルブ制御手段は、前記エンジンの暖機完了前には、前記エンジンの排気管に取り付けられた浄化触媒の暖機が完了しており且つ前記ベーパ濃度が第2閾値以下であることを条件として、前記エンジンの排気と前記蒸発燃料ガスとが前記第1連絡管で混合されて前記吸気管に供給されるよう制御する、
    エンジン装置。


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