JP7423274B2 - 施設管制装置および施設管制方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、施設管制装置および施設管制方法に関する。
従来から、高速道路の管制などを実現するために、道路上に設けられる設備を監視し、監視結果に応じて障害または故障の発生時に作業員に出動要請を行うことで、障害または故障が発生した設備の復旧または保守を実行させる技術が検討されている。このような従来の技術では、複数の設備に障害または故障が発生した場合に復旧または保守が効率的に実現されるように、複数の設備間に復旧または保守の優先度が予め決められることがある。
特開2018-090392号公報 特開2016-89593号公報 特開2004-38747号公報 特開2010-49299号公報
しかしながら、上記のような従来の技術における優先度は、平時を想定して決められた優先度であり、たとえば事故や火災のようなイベントが発生する有事(たとえば、震災や台風等の大規模災害)を想定して決められた優先度ではない。有事と平時とでは、たとえば交通量などが異なるので、有事の際には、必ずしも、平時を想定して決められた優先度で設備の復旧または保守を実行することが効率的であるとは限らない。したがって、上記のような従来の技術では、有事の際における設備の復旧または保守が必ずしも効率的に行われるとは限らない。
実施形態にかかる施設管制装置は、設備情報取得処理部と、優先度決定処理部と、を備える。設備情報取得処理部は、道路に設けられる複数の設備の状態を示す情報として、1以上の設備がそれぞれ設置される複数のトンネルの各々に対応したトンネル区間ごとに設備情報を取得する。優先度決定処理部は、設備情報に基づいて、複数の設備が、異常な状態の異常設備を含むか否かを判定し、判定結果に応じて、道路における異常設備に対応した所定区間で発生するイベントに関するイベント情報と、所定区間の交通量を示す交通量情報と、を取得し、取得したイベント情報および交通量情報に基づいて、異常設備の復旧または保守に関する優先度を決定する際に、前記異常設備の復旧または保守を行うべき前記所定区間が対応する前記トンネル区間の優先度を決定するトンネル区間優先度決定処理部を含む
図1は、実施形態にかかる施設管制装置の構成を示した例示的かつ模式的なブロック図である。 図2は、実施形態にかかるトンネル区間優先度決定処理部が決定する区間優先度の一例を示した例示的かつ模式的な図である。 図3は、実施形態にかかるトンネル区間内設備優先度決定処理部が決定する区間内設備優先度の一例を示した例示的かつ模式的な図である。 図4は、実施形態にかかる優先度決定処理部が決定しうる優先度の図2および図3とは異なる一例を示した例示的かつ模式的な図である。 図5は、実施形態にかかる出力処理部が出動要請を出力するにあたり考慮する情報の一例を示した例示的かつ模式的な図である。 図6は、実施形態にかかる施設管制装置が実行する一連の処理を示した例示的かつ模式的な図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。以下に記載する実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。
図1は、実施形態にかかる施設管制装置100の構成を示した例示的かつ模式的なブロック図である。
実施形態にかかる施設管制装置100は、複数の設備210が設けられた道路Rの管制を行うために設けられている。道路Rは、たとえば高速道路であるが、実施形態にかかる技術は、高速道路以外の一般的な道路の管制にも利用することが可能である。
実施形態にかかる施設管制装置100は、以下に説明するような構成により、たとえば事故や火災のようなイベントが発生する有事の際における設備210の復旧または保守を効果的に行うことを実現する。
図1に示されるように、施設管制装置100は、設備情報取得処理部110と、優先度決定処理部120と、出力処理部130と、予測処理部140と、を備えている。これらの構成は、たとえば、道路Rの管制を行うための中央管制室などに設けられる1以上のハードウェアプロセッサを有する1以上のコンピュータにより実現される。
設備情報取得処理部110は、道路Rに設けられる監視制御装置200から設備情報を取得する。監視制御装置200は、たとえばトンネルTに対応したトンネル区間Cのような、道路Rの所定区間ごとに設けられており、当該トンネル区間C内に設けられる複数の設備210の状態を示す設備情報を収集し、設備情報取得処理部110にネットワークなどを介して送信する。
なお、図1には、設備210として、トンネル情報板211と、監視カメラとしてのCCTV(Closed-Circuit Television)212と、トンネル照明装置213と、ラジオ再放送装置214と、火災検知装置215と、水噴霧装置216と、トンネル換気装置217と、が例示されているが、実施形態にかかる技術は、これら以外の設備が設けられた構成にも適用することが可能である。また、図1には、1つのトンネル区間Cだけが例示されているが、実施形態において、トンネル区間Cは道路Rに複数存在しうる。
優先度決定処理部120は、設備情報に基づいて、複数の設備210が、異常な状態の異常設備を含むか否かを判定する。そして、優先度決定処理部120は、判定結果に応じて、より具体的には複数の設備210が異常な状態の異常設備を含むと判定した場合に、イベント情報150および交通量情報160を取得する。そして、優先度決定処理部120は、取得したイベント情報150および交通量情報160に基づいて、異常設備の復旧または保守に関する優先度(優先順位)を決定する。
なお、イベント情報150とは、道路Rにおける異常設備に対応した所定区間で発生するイベントに関する情報である。たとえば、トンネル区間Cにおける火災の発生に起因して複数の設備210のうち少なくとも一部が異常設備となった場合、イベント情報150として、火災を示す情報が取得される。また、交通量情報160とは、道路Rにおける異常設備に対応した所定区間の交通量を示す情報である。
前述したように、異常設備の復旧または保守に関する優先度は、常に一定ではなく、イベントおよび交通量などに応じて変化する。これを踏まえて、実施形態は、イベント情報150および交通量情報160などを考慮して優先度を決定することで、異常設備の最適な復旧または保守を実現する。
ところで、異常設備の復旧または保守に関する優先度は、イベントおよび交通量だけでなく、当該イベントが発生した所定区間における気象によっても変化しうる。
したがって、実施形態において、優先度決定処理部120は、イベント情報150および交通量情報160とともに、気象情報170を取得し、取得したイベント情報150、交通量情報160、および気象情報170に基づいて、異常設備のより最適な復旧または保守を実現するための優先度を決定しうる。
なお、イベント情報150、交通量情報160、および気象情報170は、あくまで代表的な例であって、実施形態では、これら以外の他の情報も、優先度の決定のために考慮されうる。他の情報としては、たとえば、トンネルTの等級、トンネルTの種別、および道路Rの車線数などが挙げられる。他の情報も、イベント情報150、交通量情報160、および気象情報170と同様に、外部から取得することが可能である。
ここで、実施形態において、優先度は、以下に説明するように、トンネル区間Cが複数存在する場合にどのトンネル区間Cにおける復旧または保守を優先的に実行すべきかを示す優先度である区間優先度と、1つのトンネル区間C内でどの設備210の復旧または保守を優先的に実行すべきかを示す優先度である区間内設備優先度と、に分けて決定される。
すなわち、実施形態において、優先度決定処理部120は、区間優先度を決定するトンネル区間優先度決定処理部121と、区間内設備優先度を決定するトンネル区間内設備優先度決定処理部122と、を備えている。
トンネル区間優先度決定処理部121は、たとえば次の図2に示されるような形で、区間優先度を決定する。
図2は、実施形態にかかるトンネル区間優先度決定処理部121が決定する区間優先度の一例を示した例示的かつ模式的な図である。
図2に示されるように、トンネル区間優先度決定処理部121は、区間優先度を、たとえばテーブル121aを用いて管理する。テーブル121aには、場所と、交通量と、トンネルTの等級と、イベントと、トンネルTの種別と、道路Rの車線数と、気象と、優先度と、の対応関係が登録されている。
トンネル区間優先度決定処理部121は、トンネルT1、トンネルT2、およびトンネルT3という場所にそれぞれ対応した3つのトンネル区間Cに異常設備が存在すると判定した場合に、イベント情報150と、交通量情報160と、気象情報170と、トンネルTの等級、トンネルTの種別、および道路Rの車線数などのような上述した他の情報と、に基づいてテーブル121aを参照する。そして、トンネル区間優先度決定処理部121は、テーブル121aに基づいて、トンネルT1に対応したトンネル区間C、トンネルT2に対応したトンネル区間C、トンネルT3に対応したトンネル区間Cの順で復旧または保守を実行するように、区間優先度を決定する。
そして、上記を踏まえて、トンネル区間内設備優先度決定処理部122は、たとえば次の図3に示されるような形で、区間内設備優先度を決定する。
図3は、実施形態にかかるトンネル区間内設備優先度決定処理部122が決定する区間内設備優先度の一例を示した例示的かつ模式的な図である。
図3に示されるように、トンネル区間内設備優先度決定処理部122は、区間内設備優先度を、たとえばテーブル122aを用いて管理する。テーブル122aには、場所、交通量、イベント、および気象の4つで示される状況と、トンネル区間Cの各設備210の復旧または保守を行うべき優先度と、の対応関係が登録されている。
トンネル区間内設備優先度決定処理部122は、図2に示されるテーブル121aに基づいてトンネルT1を最も優先的に処理すべきと決定した場合に、イベント情報150と、交通量情報160と、気象情報170と、に基づいて、図3に示されるテーブル122aを参照する。そして、トンネル区間内設備優先度決定処理部122は、異常設備が存在するトンネル区間Cに対応したイベント情報150、交通量情報160、および気象情報170に合致した優先度をテーブル122aから抽出し、抽出した優先度を区間内設備優先度として決定する。
たとえば、図2に示されるテーブル121aに基づいてトンネルT1を最も優先的に処理すべきと決定された場合、イベント情報150、交通量情報160、および気象情報170は、それぞれ、火災、40%、および雪に対応するはずである。この場合、図3に示されるテーブル122aによれば、区間内設備優先度が、トンネル情報板211、トンネル換気装置217、水噴霧装置216、CCTV212、トンネル照明装置213、ラジオ再放送装置214、および火災検知装置215の順である旨が決定される。
なお、図2に示されるテーブル121aおよび図3に示されるテーブル122aは、あくまで例示である。実施形態では、図2および図3に示される条件以外の他の条件も含んだ様々な条件をカバーすることが可能な形でテーブル121aおよび122aが構成されうる。
また、実施形態において、優先度決定処理部120は、区間優先度と区間内設備優先度とに分けずに優先度の決定を行ってもよい。より具体的に、優先度決定処理部120は、たとえば次の図4に示されるような形で、複数のトンネル区間Cに跨った優先度の決定を行ってもよい。
図4は、実施形態にかかる優先度決定処理部120が決定しうる優先度の図2および図3とは異なる一例を示した例示的かつ模式的な図である。たとえば、大規模災害発生時には、同時多発的に各所でイベントが発生する可能性がある。
図4に示されるように、優先度決定処理部120は、トンネルT1~T3という場所に対応した3つのトンネル区間Cに跨った優先度を、たとえばテーブル120aを用いて管理しうる。テーブル120aには、場所、交通量、イベント、および気象の4つで示される状況と、それぞれ7つの設備210が設けられた3つのトンネル区間Cにおける合計21個の設備210の復旧または保守を行うべき優先度と、の対応関係が登録されている。
優先度決定処理部120は、トンネルT1~T3という場所にそれぞれ対応した3つのトンネル区間Cに異常設備が存在すると判定した場合に、イベント情報150と、交通量情報160と、気象情報170と、に基づいてテーブル120aを参照しうる。そして、優先度決定処理部120は、テーブル120aに従って、3つのトンネル区間Cにおける合計21個の設備210の優先度を決定しうる。
なお、図4に示されるテーブル120aでは、優先度が17の設備210が5つ存在しているが、これは、該当する5つの設備についてはどの順番で復旧または保守を行ってもよいことを示している。また、図4に示されるテーブル120aは、あくまで例示である。実施形態では、図4に示される条件以外の他の条件も含んだ様々な条件をカバーするような形でテーブル120aが構成されうる。
図1に戻り、出力処理部130は、優先度決定処理部120により決定された優先度に応じて、復旧または保守を行う作業者Wの端末装置Xに出動要請を出力する。なお、図1には、作業者Wが一人しか図示されていないが、実施形態は、基本的に、作業者Wが複数存在することを想定している。
ここで、出動要請が出力されても、作業者Wのスキルおよび状態(特に位置)によっては、現場に向かうまでに時間を要したり、現場に着いても能力的に作業を完遂できない状況が発生したりする可能性がある。したがって、出力処理部130は、スムーズな復旧または保守を実現するために、作業者Wのスキルおよび状態が登録されたスキル/状態情報180を考慮して、適切な作業者Wに適切な出動要請を出力する。
たとえば、図5は、実施形態にかかる出力処理部130が出動要請を出力するにあたり考慮しうる情報の一例を示した例示的かつ模式的な図である。
図5に示される情報は、位置P500にあるトンネルT500において事故および火災の発生と、それに伴う通行止めおよび渋滞の発生を表している。このような情報は、たとえば施設管制装置100(図1参照)が設けられる中央管制室などにおいて確認可能となっている。
図5に示される情報では、事故および火災の発生が、トンネルT500の位置P500の近傍のマークM501およびマークM502によってそれぞれ表されている。また、図5に示される情報では、事故および火災に伴って発生するトンネルT500の通行止めの発生が、短冊状の表示A501によって表されており、トンネルT500の通行止めに伴って発生するトンネルT500の手前における渋滞が、表示A502によって表されている。
また、図5に示される情報によれば、位置P501に、レベルL501のスキルを有する作業者W501が存在し、位置P502に、レベルL502のスキルを有する作業者W502が存在し、位置P503に、レベルL503のスキルを有する作業者W503が存在することが分かる。作業者W501~W503に関する情報は、端末装置X501~X503などの機能によってスキル/状態情報180(図1参照)として集約される。
実施形態において、出力処理部130は、図5に示される情報を考慮して、作業者W501~W503から、トンネルT500における事故および火災に伴い発生する異常設備の復旧または保守に向かわせるのに適切な1以上の作業者Wを決定し、当該1以上の作業者Wに出動要請を出力する。
なお、図5に示される情報は、一例として、トンネルT500の1箇所のみにおける事故および火災の発生を表しているが、実施形態では、複数箇所における事故および火災の発生時にも、図5に示される情報と同様の形式の情報が生成されうる。この場合、出力処理部130は、作業者W501~W503以外の作業者Wも含めた複数の作業者Wの状態およびスキルを考慮して、事故および火災が発生した複数箇所に向かわせる作業者Wを決定しうる。
上述した技術は、有事の際に取得される設備情報を有効に利用して、設備210の復旧または保守の優先度を決定する技術である。しかしながら、平時の際に取得される設備情報も、有効に利用することが可能である。
たとえば、平時の際に取得される設備情報によれば、有事の際にどの設備210に異常が発生しやすいかなどの予測を行い、予測結果に応じて、実際に異常が発生する前段階での作業者Wへの出動要請の出力、および有事の際に優先度を決定する根拠となる上述したテーブル120a、121a、および122aのような情報の調整などを実現することが可能である。
そこで、図1に戻り、実施形態において、予測処理部140は、平時の際に取得される設備情報に基づいて複数の設備210の各々が異常設備となる可能性を予測し、予測結果に基づいて、有事の際に優先度を決定するための情報を動的に調整する。可能性の予測は、たとえば機械学習によって生成されるモデルに基づいて実行される。
より具体的に、予測処理部140は、トンネル区間優先度予測処理部141と、トンネル区間内設備優先度予測処理部142と、を備えている。トンネル区間優先度予測処理部141は、トンネル区間優先度決定処理部121が区間優先度を決定するために利用するテーブル121aを上記の予測結果に応じて動的に調整し、トンネル区間内設備優先度予測処理部142は、トンネル区間内設備優先度決定処理部122が区間内設備優先度を決定するために利用するテーブル122aを上記の予測結果に応じて動的に調整する。
以上の構成に基づき、実施形態にかかる施設管制装置100は、次の図6に示されるような一連の処理を、たとえば所定の制御周期で実行する。
図6は、実施形態にかかる施設管制装置100が実行する一連の処理を示した例示的かつ模式的な図である。
図6に示されるように、実施形態では、まず、S601において、設備情報取得処理部110は、道路Rに設けられる監視制御装置200から、設備210の状態を示す設備情報を取得する。
そして、S602において、優先度決定処理部120は、S601で取得された設備情報に基づいて、事故および家事などのイベントの発生に起因する異常設備があるか否かを判定する。
S602において、異常設備がある、すなわち有事であると判定された場合、S603に処理が進む。そして、S603において、優先度決定処理部120は、異常設備がある場所、たとえば異常設備があるトンネル区間Cを特定する。
そして、S604において、優先度決定処理部120は、イベント情報150、交通量情報160、および気象情報170などのような、復旧または保守の優先度の決定に必要な情報を(外部から)取得する。
そして、S605において、優先度決定処理部120のトンネル区間優先度決定処理部121は、S604において取得された情報に基づいて上記のテーブル121a(図2参照)を参照し、トンネル区間Cが複数存在する場合にどのトンネル区間Cにおける復旧または保守を優先的に実行すべきかを示す優先度である区間優先度を決定する。
そして、S606において、優先度決定処理部120のトンネル区間優先度決定処理部121は、S605の処理の結果を踏まえて上記のテーブル122a(図3参照)を参照し、1つのトンネル区間C内でどの設備210の復旧または保守を優先的に実行すべきかを示す優先度である区間内設備優先度を決定する。
そして、S607において、出力処理部130は、S606において決定された優先度に応じて、復旧または保守を行う作業者Wの端末装置Xに出動要請を出力する。このとき、出力処理部130は、スムーズな復旧または保守が実現されるように、作業者Wのスキルおよび状態が登録されたスキル/状態情報180を考慮して、適切な作業者Wに適切な出動要請を出力する。そして、処理が終了する。
なお、S602において、異常設備がない、すなわち平時であると判定された場合、S608に処理が進む。そして、S608において、予測処理部140は、設備210が異常設備となる可能性を予測する。
そして、S609において、予測処理部140のトンネル区間優先度予測処理部141は、S608における予測結果に応じて、トンネル区間優先度決定処理部121が利用する上記のテーブル121a(図2参照)に登録された区間優先度を動的に調整する。
また、S610において、予測処理部140のトンネル区間内設備優先度予測処理部142は、S608における予測結果に応じて、トンネル区間内設備優先度決定処理部122が利用する上記のテーブル122a(図3参照)に登録された区間優先度を動的に調整する。そして、処理が終了する。
以上説明したように、実施形態にかかる施設管制装置100は、設備情報取得処理部110と、優先度決定処理部120と、を備えている。設備情報取得処理部110は、道路Rに設けられる複数の設備210の状態を示す設備情報を取得する。優先度決定処理部120は、設備情報に基づいて、複数の設備210が、異常な状態の異常設備を含むか否かを判定する。そして、優先度決定処理部120は、判定結果に応じて、道路Rにおける異常設備に対応した所定区間(トンネル区間C)で発生するイベントに関するイベント情報150と、所定区間の交通量を示す交通量情報160と、を取得する。そして、優先度決定処理部120は、取得したイベント情報150および交通量情報160に基づいて、異常設備の復旧または保守に関する優先度を決定する。
上記のような構成によれば、イベント情報150および交通量情報160を考慮して、有事の際における設備210の復旧または保守の優先度を適切に決定することができる。したがって、有事の際における設備210の復旧または保守を効率的に行うことができる。
また、実施形態において、優先度決定処理部120は、イベント情報150および交通量情報160とともに、所定区間(トンネル区間C)の気象を示す気象情報170を取得し、取得したイベント情報150、交通量情報160、および気象情報170に基づいて、優先度を決定する。このような構成によれば、気象情報170をさらに考慮して、有事の際における設備210の復旧または保守の優先度をさらに適切に決定することができる。
また、実施形態において、設備情報取得処理部110は、設備情報を、1以上の設備がそれぞれ設置される複数のトンネルTの各々に対応した所定区間としてのトンネル区間Cごとに取得する。そして、優先度決定処理部120は、優先度として、異常設備の復旧または保守を行うべきトンネル区間Cの優先度を決定するトンネル区間優先度決定処理部1121を含んでいる。このような構成によれば、優先度の決定をトンネル区間C単位で行うことができる。
さらに、実施形態において、優先度決定処理部120は、優先度として、トンネル区間C内で復旧または保守を行うべき異常設備の優先度を決定するトンネル区間内設備優先度決定処理部122を含んでいる。このような構成によれば、優先度の決定をトンネル区間C内の異常設備単位でより詳細に行うことができる。
なお、実施形態にかかる施設管制装置100は、平時の際に取得される設備情報に基づいて複数の設備210の各々が異常設備となる可能性を予測し、予測結果に基づいて、有事の際に優先度を決定するために優先度決定処理部120が利用する情報を調整する予測処理部140をさらに備えている。このような構成によれば、平時の際に取得される設備情報を考慮して、有事の際の優先度の決定をより適切に行うことを実現することができる。
また、実施形態にかかる施設管制装置100は、優先度に応じて、復旧または保守を行う作業者Wの端末装置Xに出動要請を出力する出力処理部130をさらに備えている。このような構成によれば、優先度を考慮して、作業者Wをより適切に出動させることができる。
また、実施形態において、出力処理部130は、優先度に加えて作業者Wのスキルおよび状態に応じて、出動要請を出力する。このような構成によれば、作業者Wのスキルおよび状態をさらに考慮して、作業者Wをより適切に出動させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 施設管制装置
110 設備情報取得処理部
120 優先度決定処理部
121 トンネル区間優先度決定処理部
122 トンネル区間内設備優先度決定処理部
130 出力処理部
140 予測処理部
150 イベント情報
160 交通量情報
170 気象情報
210 設備
211 トンネル情報板(設備)
212 CCTV(設備)
213 トンネル照明装置(設備)
214 ラジオ再放送装置(設備)
215 火災検知装置(設備)
216 水噴霧装置(設備)
217 トンネル換気装置(設備)
C トンネル区間(所定区間)
R 道路
T、T500 トンネル
W、W501~W503 作業者
X、X501~X503 端末装置

Claims (8)

  1. 道路に設けられる複数の設備の状態を示す情報として、1以上の前記設備がそれぞれ設置される複数のトンネルの各々に対応したトンネル区間ごとに設備情報を取得する設備情報取得処理部と、
    前記設備情報に基づいて、前記複数の設備が、異常な状態の異常設備を含むか否かを判定し、判定結果に応じて、前記道路における前記異常設備に対応した所定区間で発生するイベントに関するイベント情報と、前記所定区間の交通量を示す交通量情報と、を取得し、取得した前記イベント情報および前記交通量情報に基づいて、前記異常設備の復旧または保守に関する優先度を決定する際に、前記異常設備の復旧または保守を行うべき前記所定区間が対応する前記トンネル区間の優先度を決定するトンネル区間優先度決定処理部を含む、優先度決定処理部と、
    を備える、
    施設管制装置。
  2. 道路に設けられる複数の設備の状態を示す設備情報を取得する設備情報取得処理部と、
    前記設備情報に基づいて、前記複数の設備が、異常な状態の異常設備を含むか否かを判定し、判定結果に応じて、前記道路における前記異常設備に対応した所定区間で発生するイベントに関するイベント情報と、前記所定区間の交通量を示す交通量情報と、を取得し、取得した前記イベント情報および前記交通量情報に基づいて、前記異常設備の復旧または保守に関する優先度を決定する優先度決定処理部と、
    平時の際に取得される前記設備情報に基づいて前記複数の設備の各々が前記異常設備となる可能性を予測し、予測結果に基づいて、有事の際に前記優先度を決定するための情報を調整する予測処理部と、
    を備える、
    施設管制装置。
  3. 前記優先度決定処理部は、前記イベント情報および前記交通量情報とともに、前記所定区間の気象を示す気象情報を取得し、取得した前記イベント情報、前記交通量情報、および前記気象情報に基づいて、前記優先度を決定する、
    請求項1または請求項2に記載の施設管制装置。
  4. 前記優先度決定処理部は、前記優先度として、前記トンネル区間内で復旧または保守を行うべき前記異常設備の優先度を決定するトンネル区間内設備優先度決定処理部を含む、
    請求項に記載の施設管制装置。
  5. 前記優先度に応じて、復旧または保守を行う作業者の端末装置に出動要請を出力する出力処理部をさらに備える、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の施設管制装置。
  6. 前記出力処理部は、前記優先度に加えて前記作業者のスキルおよび状態に応じて、前記出動要請を出力する、
    請求項に記載の施設管制装置。
  7. 設備情報取得部が、道路に設けられる複数の設備の状態を示す情報として、1以上の前記設備がそれぞれ設置される複数のトンネルの各々に対応したトンネル区間ごとに設備情報を取得する設備情報取得処理ステップと、
    優先度決定処理部が、前記設備情報に基づいて、前記複数の設備が、異常な状態の異常設備を含むか否かを判定し、判定結果に応じて、前記道路における前記異常設備に対応した所定区間で発生するイベントに関するイベント情報と、前記所定区間の交通量を示す交通量情報と、を取得し、取得した前記イベント情報および前記交通量情報に基づいて、前記異常設備の復旧または保守に関する優先度を決定する際に、トンネル区間優先度決定処理部に、前記異常設備の復旧または保守を行うべき前記所定区間が対応する前記トンネル区間の優先度を決定するトンネル区間優先度決定処理を実行させる、優先度決定処理ステップと、
    を備える、
    施設管制方法。
  8. 設備情報取得部が、道路に設けられる複数の設備の状態を示す設備情報を取得する設備情報取得ステップと、
    優先度決定処理部が、前記設備情報に基づいて、前記複数の設備が、異常な状態の異常設備を含むか否かを判定し、判定結果に応じて、前記道路における前記異常設備に対応した所定区間で発生するイベントに関するイベント情報と、前記所定区間の交通量を示す交通量情報と、を取得し、取得した前記イベント情報および前記交通量情報に基づいて、前記異常設備の復旧または保守に関する優先度を決定する優先度決定処理ステップと、
    予測処理部が、平時の際に取得される前記設備情報に基づいて前記複数の設備の各々が前記異常設備となる可能性を予測し、予測結果に基づいて、有事の際に前記優先度を決定するための情報を調整する予測処理ステップと、
    を備える、
    施設管制方法。
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