図1は、本発明の実施形態における情報処理装置の概要を説明する図である。情報処理装置1は、注文方法受付部2、発行部3、表示制御部4、注文受付部5、通知部6を含む。情報処理装置1の一例として、後述する店舗管理サーバ12が挙げられる。
注文方法受付部2は、店舗の受付に配置された第1端末装置から、店舗に関する客の利用形態(例えば、「店内飲食」、「お持ち帰り」等)と商品の注文に関する注文方法(例えば、チャットアプリで注文、WEBブラウザで注文)とを受け付ける。第1端末装置の一例として、後述する来店受付端末20が挙げられる。注文方法受付部2の一例として、後述する取得部32が挙げられる。
発行部3は、利用形態及び注文方法に基づいて二次元コードを発行する。発行部3の一例として、後述する表示制御部33が挙げられる。二次元コードは、例えば、第1端末装置の画面に表示されてもよいし、紙媒体に印刷されてもよい。
表示制御部4は、客が保持する第2端末装置により生成された、二次元コードに基づく要求に応じて、注文受付画面を第2端末装置に表示させる。第2端末装置の一例として、後述するユーザ端末21が挙げられる。表示制御部4の一例として、後述する表示制御部33が挙げられる。
注文受付部5は、第2端末装置に表示された注文受付画面から注文を受け付ける。注文受付画面の一例として、後述する図11~図13の画面が挙げられる。注文受付部5の一例として、後述する取得部32が挙げられる。
通知部6は、利用形態及び前記注文方法に基づいて第2端末装置へ所定の通知を送信する。通知部6の一例として、後述する出力部35が挙げられる。このように構成することにより、店頭での受け付けに掛かる待ち時間を短縮すると共に、商品の注文の効率化を図ることができる。
発行部3は、事前に設定された二次元コードの表示方法が画面表示による表示方法である場合には二次元コードを画面に表示させ、事前に設定された二次元コードの表示方法が印刷による表示方法である場合には二次元コードを紙媒体に印刷する。
このように構成することにより、事前に設定された二次元コードの表示方法に応じて、二次元コードを出力することができるので、店舗のハードフェア環境に容易に対応することができる。
表示制御部4は、二次元コードに設定された有効期限に基づいて注文受付画面を表示させる。このように構成することにより、二次元コードに基づく要求の有効性を制御することができる。
通知部6は、利用形態が商品の持ち帰りの場合において、注文の受け付けが完了した場合には注文完了メッセージを通知し、注文に対する商品の準備が完了した場合には準備完了メッセージを通知する。このように構成することにより、注文状況をメッセージで通知することができる。
通知部6は、利用形態が店内飲食の場合において、二次元コードに基づく要求があった場合には、第2端末装置に呼出番号を通知し、さらに、呼出番号が発行された第2端末装置を操作する客の順番待ちの順番が到来した場合、第2端末装置に対して順番が到来した旨を通知する。
このように構成することにより、イートインにおいて、客は呼び出しがされるまでの間に事前に注文を行うことができるので、待ち時間を効率的に利用することができる。また、第2端末装置に呼出番号を通知する場合、注文受付画面にて注文が完了後に注文完了メッセージと共に呼出番号を通知してもよい。
通知部6は、第2端末装置へ呼出番号を通知後に所定時間が経過しても注文受付画面が表示されない場合、第2端末装置に対して注文をするように催促メッセージを通知してもよい。
このように構成することにより、順番が到来するまでの間に事前に注文を済ませておくように催促することができるので、客の待ち時間の効率化を図ることができると共に、店舗側においても効率よく注文を受けて調理を準備・進行させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図2は、本実施形態における店舗管理システムの全体構成の一例を示す図である。店舗管理システム11は、店舗管理サーバ12、Webサーバ13、店舗端末17、注文管理端末18、案内用ディスプレイ19、来店受付端末20、ユーザ端末21、通信ネットワーク22を含む。店舗管理サーバ12、Webサーバ13、及びユーザ端末21は、無線または有線により通信ネットワーク22に接続されている。店舗端末17、注文管理端末18、案内用ディスプレイ19、及び来店受付端末20は、店舗16に配置されており、LAN(Local Area Network)を介して、通信ネットワーク22に接続されている。
Webサーバ13は、例えば、予約サービスを提供する各企業によって管理されている1以上の情報処理装置である。Webサーバ13は、店舗16への予約を受け付けるためのWebサイトを管理し、当該Webサイトを介して各種店舗への予約を受け付けるサービス(以下、Web予約サービスと表記)をユーザに提供する。
店舗管理サーバ12は、本実施形態では、特に、予約管理機能、座席管理機能、順番待ち管理機能、注文管理機能を有する。店舗管理サーバ12が予約管理機能として機能する場合、店舗管理サーバ12は、複数のWebサイトのそれぞれを介して行われる、例えば飲食店等の店舗への予約の一括管理(Web予約管理)を実現するために用いられる。店舗管理サーバ12は、通信ネットワーク22を介して複数のWebサーバ13の予約サイトそれぞれで入力された予約を受け付ける。
店舗管理サーバ12(予約管理機能)は、Webサーバ13を介して入力された予約を受け付けると共に、受け付けた予約を管理する。店舗管理サーバ12(予約管理機能)は、記憶部に席タイプ管理データベース(以下、データベースを「DB」と称する。)、媒体連携管理DB、予約管理DB、在庫管理DB等を格納する。席タイプ管理DBは、店舗別の席タイプ情報(卓の収容人数、卓の設置環境(個室か非個室等)、席種別(座敷、テーブル、掘りごたつ)等)を格納するデータベースである。媒体連携管理DBは、店舗管理サーバ12(予約管理機能)で取り扱う店舗の予約を受け付ける媒体が登録されるデータベースである。予約管理DBは、店舗別の予約された席(卓)に関する情報を格納するデータベースである。在庫管理DBは、席タイプ情報に対応する席(卓)についての最大予約可能卓数、予約済卓数、予約可能数(卓の残数(卓の在庫))等を含む情報を格納するデータベースである。
店舗管理サーバ12が順番待ち管理機能として機能する場合、店舗管理サーバ12は、店舗16への客の入店についての順番待ちを管理する情報処理装置である。店舗16への客の入店についての順番待ちは、来店受付端末20またはユーザ端末21により受け付けることができる。
店舗管理サーバ12(順番待ち管理機能)は、店舗に来店した客が順番待ちするために受付を行った場合にその受付情報や、予約客が来店した場合にそのチェックイン情報等を来店受付端末20から取得する。
店舗管理サーバ12が座席管理機能として機能する場合、店舗管理サーバ12は、予約管理機能で受け付けた予約及び順番待ち管理機能で受け付けた順番待ちにより配席予定及び配席された座席を管理したり、入店前、入店済み、入店済み等を管理する。
店舗管理サーバ12(座席管理機能)は、予約情報を取得し、順番が到来した客情報(順番到来客情報)を取得して、その予約情報及び順番が到来した客情報を座席管理DBで管理する。また、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21より取得したテイクアウト用注文情報を管理する。また、店舗管理サーバ12は、座席管理DBに基づいて、店内、店内のエリアまたは座席のタイプ毎に混雑情報を管理する。
店舗管理サーバ12が注文管理機能として機能する場合、店舗管理サーバ12は、店舗16の店頭にて、店内飲食選択時の通常の注文(案内された席での注文)、事前注文、及びテイクアウト選択時の注文を行う客の受付・注文を管理する情報処理装置である。その客の受付、注文はそれぞれ、来店受付端末20、ユーザ端末21により受け付けることができる。
店舗管理サーバ12(注文管理機能)は、例えば、通常の注文形式、事前注文形式、及びテイクアウト注文形式に対応可能である。通常の注文形式とは、店内飲食において客が席に着いた後で注文する形式である。事前注文形式とは、来店受付端末20にて受付(順番待ちを含む。)を行った後、順番が到来して呼び出されるまで(呼出し後も含む。)に、事前に注文を行う形式である。テイクアウト注文形式とは、来店受付端末20にて受付を行った後で注文を行う形式である。
例えばテイクアウト注文形式に関して、店舗に来店した客がテイクアウトの受付を行った場合にその受付情報を来店受付端末20から取得し、それに応じて、二次元コードを客に発行する。客は、その発行された二次元コードをユーザ端末21で読み取って、テイクアウト用商品を注文するための操作を行う。店舗管理サーバ12(注文管理機能)は、テイクアウト用商品に関する注文要求に応じて、注文処理を行うことができる。
例えば事前注文形式に関して、店舗に来店した客が店内飲食の受付を行った場合にその受付情報を来店受付端末20から取得し、それに応じて、二次元コードを客に発行する。客は、その発行された二次元コードをユーザ端末21で読み取ると、呼出番号がユーザ端末21に通知されると共に、注文受付画面が表示される(所定の操作をして注文受付画面が表示される場合も含む。)ので、商品を注文するための操作を行う。店舗管理サーバ12(注文管理機能)は、商品に関する注文要求に応じて、注文処理を行うことができる。
店舗端末17は、予約管理機能としての店舗管理サーバ12で受け付けた当該店舗端末17が設けられている店舗16に対する座席の予約、順番待ち管理機能としての店舗管理サーバ12で受け付けた当該店舗16における順番待ちの状況、及び当該店舗16における座席の空席状況等を当該店舗の従業員等が確認するための店舗管理画面を表示するための端末である。店舗端末17は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレット端末等であってもよい。
注文管理端末18は、客より受け付けた注文情報を確認、管理するために用いられる。注文管理端末18は、当該店舗16において、各テーブルに配置され、客自身で注文するための端末であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレット端末等であってもよい。
来店受付端末20は、店舗16の店頭に設置させている端末であって、来店した客が順番待ちを登録したり、予約した客が来店したことを知らせるチェックインを行ったり、テイクアウト用商品を注文したりするための端末である。来店受付端末20は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレット端末等であってもよい。
来店受付端末20は、店頭で、入店についての順番待ちや、テイクアウト注文の受付、チェックイン等が客により入力される。店舗管理サーバ12は、来店受付端末20により入力された順番待ち情報、テイクアウト注文の受付情報、チェックイン情報を受け付ける。また、店舗管理サーバ12は、順番待ち状況や、入店の順番が到来した客、テイクアウト注文の待ち客を呼び出すために必要な情報を案内用ディスプレイ19に表示させる。店舗管理サーバ12は、各テーブルにおいて客により注文が入力される。
案内用ディスプレイ19は、順番待ちした客に対して、現在の順番待ち状況を表示したり、入店の順番が回ってきたり、テイクアウト注文の商品の準備が完了したりした客を呼び出したりするための表示装置である。
ユーザ端末21は、例えば、店舗16の座席を予約または順待ちをしたユーザが所有または占有等する通信機能及びカメラを有する情報通信端末であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレットコンピュータ等を含む。また、ユーザ端末21には、カメラにより撮像された二次元コードを読み取って解析するアプリケーション(以下、「アプリ」と記す場合もある。)、すなわち二次元コードリーダがインストールされている。
なお、店舗管理サーバ12は、座席管理サーバ、順番待ち管理サーバ、及び予約管理サーバ、注文管理サーバであってもよい。また、店舗管理サーバ12は、1台以上の物理的な情報処理装置により構成されるサーバシステムであってもよいし、1台以上の仮想サーバ装置により構成される仮想サーバシステムであってもよい。
図3は、本実施形態における店舗管理サーバ12の機能ブロック図である。店舗管理サーバ12は、制御部31、記憶部41を含む。制御部31は、本実施形態におけるプログラムを読み出して実行することにより、取得部32、表示制御部33、配席処理部34、出力部35、注文処理部36、精算処理部37として機能する。
取得部32は、店舗に来店した客が入店若しくは順番待ち、またはテイクアウト注文を行うために来店受付端末20に対して受付操作をした場合、来店受付端末20から受付情報またはチェックイン情報等を取得する。または、取得部32は、店舗に来店した客が予約客である場合に来店受付端末20に対してチェックイン操作をした場合、来店受付端末20からチェックイン情報等を取得する。
表示制御部33は、注文管理端末18、来店受付端末20及び店舗端末17、またはユーザ端末21からの表示要求に基づいて、注文管理端末18、来店受付端末20及び店舗端末17、またはユーザ端末21の表示部に所定の画面を表示させたり、入力内容を表示させる。表示制御部33は、例えば、二次元コードを発行(表示・印刷)する。
配席処理部34は、予約日時の所定時間前(例えば、15分前、30分前、45分前、60分前、2時間前等)が到来すると、その予約客をどのテーブル席またはカウンタ席等に配席するか配席処理を行う。
出力部35は、順番待ちしている客の順番が到来した場合に、案内用ディスプレイ19、来店受付端末20またはユーザ端末21等にその旨を出力する。また、出力部35は、所定の条件に基づいて、所定のメッセージをユーザ端末21に通知する。
注文処理部36は、ユーザ端末21から受け付けた注文要求(店内飲食の注文(事前注文を含む。)、テイクアウト注文)に対して、注文を受け付けて注文管理端末18に注文指示を表示させる注文処理を行う。
精算処理部37は、ユーザ端末21から受け付けた精算要求に対して、POSレジに精算対象情報を送信し、POSレジにおいて決済が完了した精算対象情報(決済情報)を受け付けるという処理を行う。
記憶部41は、設定情報管理DB42、受付管理DB43、二次元コード管理DB44、座席管理DB45、注文管理DB46、決済管理DB47等を格納する。なお、DBは、データベース(DataBase)の略称を示す。以下に表記するIDは、識別情報を示すidentificationの略称を示す。
設定情報管理DB42は、来店受付端末20に表示させる画面の表示形態、表示内容等に関する設定情報を管理するデータベースである。受付管理DB43は、順番待ちしている客の受付情報を管理するデータベースである。
二次元コード管理DB44は、テイクアウト注文または店内飲食が選択された場合に発行される二次元コードを管理するデータベースである。座席管理DB45は、店舗16の店内(テラス席等の屋外の座席を含む。)の各座席の使用状況及び使用予定等の座席管理情報を、時間帯単位で管理するデータベースである。
注文管理DB46は、店舗16においてなされた注文(店内飲食注文、テイクアウト注文)に関する情報(注文情報)を管理するデータベースである。決済管理DB47は、店舗16にて行われた注文に対する決済に関する情報(決済情報)を管理するデータベースである。
図4は、本実施形態における店舗管理サーバ12により管理されている二次元コード管理DBのデータ構造の一例を示す図である。
二次元コード管理DB37は、「店舗ID」、「認証コード」、「二次元コード作成日時」、「有効期間」、「有効フラグ」等のデータ項目を含む。項目「店舗ID」には、店舗を識別する識別情報(店舗ID)が格納される。項目「認証コード」には、発行する二次元コードとして埋め込む認証コードが格納される。「二次元コード作成日時」には、発行する二次元コードが作成された日時が格納される。項目「有効期間」には、発行された二次元コードの有効期間(または有効期限)が格納される。項目「有効フラグ」には、発行された二次元コードが有効か否か格納される(有効の場合には有効フラグ=1、無効の場合には有効フラグ=0が格納される。)。
なお、二次元コード管理DB37は、データ項目として「呼出番号」を含んでいてもよい。「呼出番号」は、客の受付順に生成され、客の順番待ち及び順番が到来した客の呼出のために用いられる。
次に、来店受付端末20に表示させる受付画面を事前に設定する設定画面について説明する。来店受付端末20では、店舗での受付時に店内飲食かテイクアウトかを選択し、いずれかを選択した場合、どのような媒体(WEBブラウザ、チャットアプリ、SMS等)を用いて注文を行うかを選択することができる。設定画面では、この選択を可能にするための事前の設定を行う。
図5は、本実施形態における受付設定画面の一例を示す図である。店舗スタッフは、店舗端末17を用いて、店舗管理サーバ12にアクセスして、所定の操作を行うと、店舗端末17の表示装置に受付設定画面51が表示される。
受付設定画面51は、来店受付端末20に表示させる受付画面を事前に設定する設定画面である。受付設定画面51は、「店頭注文受付利用」設定欄52、「二次元コード表示方法」設定欄53、「二次元コードタイプ」設定欄54、「二次元コード有効期間」設定欄55を含む。
「店頭注文受付利用」設定欄52を設定することで、店頭注文受付利用を実施するかどうかを設定することができる。店頭注文受付利用として「利用しない」が選択された場合、店頭受付機能が利用できない、すなわち専用ユーザインターフェース(UI)が表示されない設定となる。
店頭注文受付利用として「イートインあり」が選択された場合、チェックボックスにより「店内で食事」、「テイクアウトで注文」がそれぞれ選択可能となる。当該設定をしていると、図7で説明するように専用UIが表示可能となる。
店頭注文受付利用として「テイクアウトのみ(イートイン無)」が選択された場合、「イートインあり」から「店内で食事」の選択肢が選べない状態(非表示)となる。当該設定をしていると、専用UIが表示可能であるが、テイクアウトのみ選択可能な状態となる。
なお、「店頭注文受付利用」設定欄52において「イートインあり」または「テイクアウトのみ(イートイン無)」が選択された場合、アコーディオンメニューが活性化し、後続設定が可能となる。
「二次元コード表示方法」設定欄53を設定することで、店頭注文受付利用時に表示させる「二次元コード」の利用形態が選択可能となる。「二次元コード表示方法」として「画面に表示する」が選択された場合、専用UI上に二次元コードを表示させ、そのままユーザ端末21等で読み取ってもらうことができる。この場合、二次元コードの印刷を行うことはできない。
「二次元コード表示方法」として、「印刷する」が選択された場合、画面上に二次元コードを表示させずに、画面上の所定ボタン押下の都度、設定したプリンタで印刷処理を行うことができる。この場合、二次元コードを画面表示させることはできない。
なお、いずれの機能についても、どちらか片側のみの実施となり、専用UI上(利用者画面)から変更は不可とする。また、いずれの機能についても、1つに二次元コードにつき1注文となる。(1注文完了段階で二次元コードが無効となる)。
「二次元コードタイプ」設定欄54を設定することで、店頭注文受付利用時に利用者にチャット用アプリケーション(チャットアプリ)用の二次元コード表示をさせるか、「WEB(WEBブラウザ)」用の二次元コードを表示させるかを選択(または強制的にどちらか)することが設定できる。
「二次元コードタイプ」として「チャットアプリとWEBどちらも使用」を選択した場合、専用UI上、二次元コードを表示(または印刷)する直前に、どちらのURLタイプを二次元コードとして表示させるかを選択させる画面が表示される。いずれかを選択後、二次元コード表示(印刷)画面が表示される。
「二次元コードタイプ」として「チャットアプリのみ」を選択した場合、二次元コードを表示(印刷)する直前に画面遷移をせずに、チャットアプリ用二次元コードがそのまま表示(印刷)される。
「二次元コードタイプ」として「WEBのみ」を選択した場合、二次元コードを表示(印刷)する直前に画面遷移をせずに、WEBブラウザ用二次元コードがそのまま表示(印刷)される。
「二次元コード有効期間」設定欄55を設定することで、表示(印刷)された二次元コードで注文ができる時間制限を設定することができる。「二次元コード有効期間」として「短期型」が選択された場合、例えばプルダウンメニューが「5分」「10分」「15分」に絞られる。「二次元コード有効期間」として「長期型」が選択された場合、例えばプルダウンメニューが「1時間」「6時間」「24時間」に絞られる。選択された時間が「有効期間」となり、二次元コードを発行したその瞬間(利用者が発行ボタンを押した瞬間)からの時間制限となる。
図6は、本実施形態における全体の処理フローを示す図である。客は、店舗にてテイクアウト注文または店内飲食のための注文するために、店舗16の受付に備えられている来店受付端末20の操作をして受付画面(図7)を表示させる(S1)。
受付画面(図7)には、「店内でお食事」(店内飲食)と「お持ち帰り」を選択するボタンが表示されている。客は、受付画面上に表示された「店内でお食事」(店内飲食)及び「お持ち帰り」からいずれかを選択することができる(S2)。
S2において「お持ち帰り」が選択された場合、来店受付端末20には注文方法選択画面(図8)が表示される。客は注文方法選択画面(図8)にて注文方法を選択する(S11)。
すると、来店受付端末20に二次元コードが表示、またはその周辺に備えられているプリンタから二次元コードが印刷された印刷物がプリントされる(S12)。二次元コードは、認証コードと所定のWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)とを含む情報から生成されたものである。
客は、ユーザ端末21を用いて発行(表示または印刷)された二次元コードを読み取る。ユーザ端末21は、その二次元コードに含まれているURLに基づくWebサイトへアクセスする。すると、ユーザ端末21の表示部に注文受付画面が表示され、客はその表示された注文受付画面から注文を行う(S13)。客は、注文内容が確定したら、「注文する」ボタンを押下する(S14)。
すると、ユーザ端末21には、チャットアプリ、電子メール、またはショートメールサービス(SMS)により、注文が完了した旨を知らせる注文完了メッセージが通知される(S15)。その後、注文の品の準備が完了したら、ユーザ端末21には、チャットアプリ、電子メール、またはショートメールサービス(SMS)により、商品の準備が完了したから商品の受け取りを要求する呼び出し(商品準備完了)メッセージが通知される(S16)。
S2において「店内でお食事」(店内飲食)が選択された場合、来店受付端末20には注文方法選択画面(図8)が表示される。客は注文方法選択画面(図8)にて注文方法を選択する(S21)。このとき、利用する人数、席の種類、連絡先(電子メールアドレス、スマートフォンの電話番号)等を入力する画面が表示されてもよい。
すると、来店受付端末20に二次元コードが表示、またはその周辺に備えられているプリンタから二次元コードが印刷された印刷物がプリントされる(S22)。二次元コードは、認証コードと所定のWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)とを含む情報から生成されたものである。
客は、ユーザ端末21を用いて発行(表示または印刷)された二次元コードを読み取る。ユーザ端末21は、その二次元コードに含まれているURLに基づくWebサイトへアクセスする。すると、客に対して呼出番号が発行され、ユーザ端末21に呼出番号通知メッセージが通知される(S23)。
併せて、ユーザ端末21の表示部に注文受付画面が表示され、客はその表示された注文受付画面から注文を行う(S24)。客は、注文内容が確定したら、「注文する」ボタンを押下する(S25)。
なお、呼出番号通知メッセージには、客に対して発行された呼出番号と注文受付画面を表示させるボタン(URL)が含まれていてもよい。この場合、客は、呼出番号通知メッセージ内の注文受付画面を表示させるボタン(URL)を押下すると、ユーザ端末21の表示部に注文受付画面が表示され、客はその表示された注文受付画面から注文を行う。客は、注文内容が確定したら、「注文する」ボタンを押下する。
すると、ユーザ端末21には、チャットアプリ、電子メール、またはショートメールサービス(SMS)により、注文が完了した旨を知らせる注文完了メッセージが通知される(S26)。その後、客の順番が到来したら、ユーザ端末21には、チャットアプリ、電子メール、またはショートメールサービス(SMS)により、順番が到来した旨の呼び出しメッセージが通知される(S27)。
以下では、「お持ち帰り」が選択された場合、実施例1としてS11~S16の処理を説明し、「店内でお食事」(店内飲食)が選択された場合、実施例2としてS21~S27を説明する。
(実施例1)
まずは実施例1として、商品の持ち帰り、いわゆるテイクアウト注文をする場合における画面遷移及び処理に関する実施例を説明する。
図7は、本実施形態(実施例1)における来店受付端末20にトップ画面として表示される受付画面の一例を示す図である。
受付画面61は、「店内でお食事」ボタン62、「お持ち帰り」ボタン63を含む。「店内でお食事」ボタン62を押下すると、店内で飲食するために順番待ちするための準備画面が表示される。「お持ち帰り」ボタン63を押下すると、商品をお持ち帰りするための準備画面が表示される。実施例1として、「お持ち帰り」ボタン63が押下されたとする。すると、図8の画面が表示される。
図8は、本実施形態(実施例1)における来店受付端末20に表示される注文方法選択画面の一例を示す図である。注文方法選択画面71は、「チャットアプリで注文」ボタン72、「WEBで注文」ボタン、「トップ画面に戻る」ボタン74を含む。
「チャットアプリで注文」ボタン72を押下すると、チャットアプリ用の二次元コードが生成され、図9または図10(A)の画面に遷移する。「WEBで注文」ボタン73を押下すると、WEBブラウザ表示用の二次元コードが生成され、図9または図10(A)の画面に遷移する。「トップ画面に戻る」ボタン74を押下すると、受付画面61(図7)に戻る。
なお、「チャットアプリで注文」ボタン72を選択する客のスマートフォンには予めチャットアプリがインストールされ、所定の設定がされているものとする。また、「WEBで注文」ボタン73を選択する客は、電子メールアドレスまたはスマートフォンの電話番号等が予め店舗管理サーバ12に登録されているものとする。もし、電子メールアドレスまたはスマートフォンの電話番号等が登録されていない場合、図9の画面を表示する前に、電子メールアドレスまたはスマートフォンの電話番号等を登録する画面を表示させてもよい。
図9は、本実施形態(実施例1)における来店受付端末20に表示される二次元コード表示画面の一例を示す図である。二次元コード表示画面81は、受付設定画面51の「二次元コード表示方法」にて「画面に表示する」が設定された場合に表示される。二次元コード表示画面81は、二次元コード表示欄82、「トップ画面に戻る」ボタン83を含む。
二次元コード表示欄82には、注文方法選択画面71において選択された注文方法(「チャットアプリで注文」または「WEBで注文」)に基づいて生成された二次元コードが表示される。客は、ユーザ端末21のカメラ及び二次元コードリーダを用いて、二次元コードを読み取ることができる。「トップ画面に戻る」ボタン83を押下すると、受付画面61(図7)に戻る。二次元コード表示画面81は、一定時間(例えば、10秒、20秒)経過後に自動的に受付画面61(図7)に戻る。
図10は、本実施形態(実施例1)における来店受付端末20に表示される印刷案内画面及び印刷される二次元コード票の一例を示す図である。図10(A)の印刷案内画面91は、受付設定画面51の「二次元コード表示方法」にて「印刷する」が設定された場合に表示される。
印刷案内画面91には、例えば、「発券された二次元コードを読み取り、ご注文へお進みください。」旨が表示される。なお、画面上に表示されている二次元コードは単なる意匠的表示であり、二次元コードとしての情報性はない。「トップ画面に戻る」ボタン92を押下すると、受付画面61(図7)に戻る。二次元コード表示画面81は、一定時間(例えば、10秒、20秒)経過後に自動的に受付画面61(図7)に戻る。
図10(A)の印刷案内画面91が表示されるのと同時に、図10(B)の二次元コード票93が印刷される。二次元コード票93は、二次元コード表示欄94、有効期限表示欄95を含む。
二次元コード表示欄94には、注文方法選択画面71において選択された注文方法(「チャットアプリで注文」または「WEBで注文」)に基づいて生成された二次元コードが表示される。客は、ユーザ端末21のカメラ及び二次元コードリーダを用いて、二次元コードを読み取ることができる。有効期限表示欄95には、その二次元コードの有効期限が表示される。
図11は、本実施形態(実施例1)における注文受付画面の一例を示す図である。客(ユーザ)は、発行された二次元コードをユーザ端末21に設けられているカメラで読み込むと、ユーザ端末21の画面に注文受付画面101が表示される。
注文受付画面101は、店舗名表示欄102、カテゴリー選択ボタン103、商品画像表示欄105(105a,105b,・・・)、商品追加ボタン106(106a,106b,・・・)、商品削除ボタン107(107a,107b,・・・)、合計金額表示欄108、「カートの確認」ボタン109を含む。
店舗名表示欄102は、店舗16の店舗名が表示される。カテゴリー選択ボタン103を選択(押下)すると、その押下したカテゴリーに対応する1以上の商品の画像が商品画像表示欄105(105a,105b,・・・)に表示される。
商品画像表示欄105(105a,105b,・・・)には、カテゴリー選択ボタン104により選択されたカテゴリーに属する商品の画像が表示される。商品追加ボタン106(106a,106b,・・・)を押下すると、商品画像表示欄105(105a,105b,・・・)に表示された商品をカートに追加することができる。ここで、カートとは、ユーザが購入するために商品追加ボタン106(106a,106b,・・・)で追加した商品を決済完了まで一時保管する電子的空間を表す。商品削除ボタン107(107a,107b,・・・)をタップすると、商品画像表示欄105(105a,105b,・・・)に表示された商品であって、カートに追加されたものを削除することができる。
合計金額表示欄108には、カートに追加された商品の合計金額が表示される。「カートの確認」ボタン109をタップすると、図12の画面に遷移し、カート内に追加された商品を確認することができる。
図12は、本実施形態(実施例1)におけるカート確認画面の一例を示す図である。カート確認画面111は、店舗名表示欄112、カート内商品一覧114、「戻る」ボタン115、「次へ」ボタン116を含む。
店舗名表示欄112は、店舗16の店舗名が表示される。カート内商品一覧114には、カートに追加された商品の明細と、その小計が表示される。「戻る」ボタン115を押下すると、注文受付画面101(図11)に戻る。「次へ」ボタン116を押下すると、注文を実行するための画面に遷移する。
図13は、本実施形態(実施例1)における注文実行画面の一例を示す図である。注文実行画面121は、店舗名表示欄122、注文済商品一覧124、「戻る」ボタン125、「注文する」ボタン126を含む。
店舗名表示欄122は、店舗16の店舗名が表示される。注文済商品一覧124には、注文済み商品の明細と、その小計、消費税、合計金額が表示される。「戻る」ボタン125を押下すると、カート確認画面111(図12)に戻る。「注文する」ボタン126を押下すると、注文情報が店舗管理サーバ12に送信され、店舗管理サーバ12はその注文情報を精算対象情報として決済処理を行う。
図14は、本実施形態(実施例1)におけるユーザ端末21に通知されるメッセージの一例を示す図である。図14(A)は、注文方法がチャットアプリの場合において図13の「注文する」ボタン126を押下後の応答メッセージとして通知される注文完了メッセージ131の一例を示す。図14(B)は、注文方法がチャットアプリの場合において受注後、商品の用意が完了して、客を呼び出すために通知される呼出メッセージ132の一例を示す。
図15は、本実施形態(実施例1)における受付設定画面から入力される設定情報の登録処理フローの一例を示す図である。店舗担当者は、店舗端末17を用いて店舗管理サーバ12にアクセスし、店舗端末17に受付設定画面51を表示させ、受付画面に表示させる設定を入力する。入力された設定情報は、店舗端末17から店舗管理サーバ12に送信される。店舗管理サーバ12は、その設定情報を受け付け(S31)、記憶部41の設定情報管理DB42に格納する(S32)。
図16は、本実施形態(実施例1)における店舗管理サーバ12による二次元コードの発行処理フローの一例を示す図である。店舗管理サーバ12は、設定情報管理DB42を参照し、その設定情報に基づいて来店受付端末20に受付画面61を表示させる(S41)。
店舗管理サーバ12は、来店受付端末20への操作に基づいて、注文方法選択画面71を表示する(S42)。このとき、店舗管理サーバ12は、設定情報管理DB42を参照し、その設定情報に基づいて来店受付端末20に注文方法選択画面71を表示させる。
店舗管理サーバ12は、来店受付端末20から、客により選択された注文方式(例えば、「チャットアプリで注文」、「WEBで注文」等)を受け付ける(S43)。店舗管理サーバ12は、受け付けた注文方式に基づいて、二次元コード(例えば、チャットアプリ用二次元コード、WEBブラウザ用二次元コード等)を生成する(S44)。二次元コードは、認証コードと所定のWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)とを含む情報から生成されたものである。
店舗管理サーバ12は、生成した二次元コードに関する情報を二次元コード管理DB44に登録する(S45)。このとき、店舗管理サーバ12は、設定情報管理DB42から二次元コードの有効期間を取得し、二次元コードの生成時刻から二次元コードの有効期限を算出し、その有効期限を二次元コード管理DB44に登録する。また、店舗管理サーバ12は、有効フラグ=1を二次元コード管理DB44に登録する。
店舗管理サーバ12は、受付設定画面51にて予め設定された発行形式に応じて、生成された二次元コードを発行する(S46)。受付設定画面51にて「二次元コード表示方法」に「画面に表示する」が設定されている場合、店舗管理サーバ12は、二次元コード表示画面81を表示させ、二次元コード表示欄82にその生成した二次元コードを表示させる。また、受付設定画面51にて「二次元コード表示方法」に「印刷する」が設定されている場合、店舗管理サーバ12は、印刷案内画面91を表示させると共に、その生成した二次元コードが印刷された二次元コード票93を印刷する。
図17は、本実施形態(実施例1)における、店舗管理サーバ12による二次元コードに基づく注文処理フローの一例を示す図である。客は、発行(表示または印刷)された二次元コードをユーザ端末21のカメラで読み込む。ユーザ端末21はこの二次元コードを解析してURLを取得し、そのURLにアクセスして、注文受付画面表示要求を行う。
店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21からの注文受付画面表示要求を受け付ける(S51)。店舗管理サーバ12は、二次元コード管理DB44を参照して、その注文受付画面表示要求が有効かを判定する。具体的には、二次元コード管理DB44を参照して、その注文受付画面表示要求に含まれる店舗ID及び認証コードの組み合わせに対応する有効フラグが1か否かを判定する(S52)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち注文受付画面表示要求が有効でない場合(有効フラグ=“0”、S52でNO)、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21の画面に有効期限が切れている旨に表示させる(S61)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち注文受付画面表示要求が有効である場合(有効フラグ=“1”、S52でYES)、店舗管理サーバ12は、二次元コード管理DB44から、その店舗ID及び認証コードの組み合わせに対応する有効期限を取得し、その組み合わせが有効期限内か否かを判定する(S53)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち注文受付画面表示要求が有効期限内でない場合(S53でNO)、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21の画面に有効期限が切れている旨に表示させる(S61)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち注文受付画面表示要求が有効期限内である場合(S53でYES)、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21に注文受付画面101を表示させる(S54)。
店舗管理サーバ12は、ユーザの操作に応じて、注文受付画面101にて選択された商品をカートに保持、またはカート確認画面111もしくは注文実行画面121を表示させる(S55)。ユーザは、ユーザ端末21を操作して、注文受付画面101にてテイクアウトする商品を選択する。選択された商品はカートと呼ばれる記憶領域に一時的に保存される。
店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21において、注文実行画面121の「注文する」ボタン126が押下されたか否かを判定する(S56)。注文実行画面121の「注文する」ボタン126が押下されるまで(S56で“NO”)、S34の処理が継続する。
注文実行画面121の「注文する」ボタン126が押下された場合(S56でYES)、店舗管理サーバ12は、その店舗ID及び認証コードの組み合わせが有効期限内か否かを判定する(S57)。なお、ここでの有効期限は、S54において注文受付画面101が表示されてからの時間が所定の時間内(例えば、10分、20分、等)であるかを判定するようにしてもよい。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち注文受付画面表示要求が有効期限内でない場合(S57でNO)、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21の画面に有効期限が切れている旨に表示させる(S61)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち注文受付画面表示要求が有効期限内である場合(S57でYES)、店舗管理サーバ12は、カート内に保持された商品について注文を受け付ける注文処理、注文内容の決済を行う決済処理を実行する(S58)。
注文処理及び決済処理後、店舗管理サーバ12は、二次元コード管理DB44において、その店舗ID及び認証コードの組み合わせに対する有効フラグを「0」で更新する(S59)。その後、店舗管理サーバ12は、注文方法に応じた方法にて注文完了メッセージをユーザ端末21に通知する(S60)。
実施例1によれば、客は、店頭での受け付けに掛かる待ち時間を短縮すると共に、テイクアウト注文の効率化を図ることができる。すなわち、来店受付端末20での操作は二次元コードが発行されるまであり、注文操作は各客のユーザ端末21を操作することができるので、来店受付端末20での受付操作に関する順番待ちにかかる時間を低減させることができる。
(実施例2)
次に実施例2として、店内飲食、いわゆるイートイン注文をする場合における画面遷移及び処理に関する実施例を説明する。以下では、図6を参照しながら、図18、図19を説明する。なお、実施例1で説明した構成、機能と同様の構成、機能については同じ符号を付与し、その説明を省略する。また、図15,図16については実施例1と同様なので、その説明を省略する。
図6のS2において「店内でお食事」(店内飲食)が選択された場合、来店受付端末20には注文方法選択画面が表示される。ここで表示される注文方法選択画面は、図8で説明した画面と同様である。
注文方法選択画面にて注文方法が選択されると(S21)、来店受付端末20に二次元コードが表示、またはその周辺に備えられているプリンタから二次元コードが印刷された印刷物がプリントされる(S22)。来店受付端末20における二次元コードの表示は、図9と同様である。また、来店受付端末20に表示される印刷案内画面及び印刷される二次元コード票は、図10と同様である。
ユーザ端末21は、発行(表示または印刷)された二次元コードを読み取ると、その二次元コードに含まれているURLに基づくWebサイトへアクセスする。すると、ユーザ端末21に呼出番号通知メッセージ(図18(A))が通知される(S23)。このとき、呼出番号は、受付管理DB43及び二次元コード管理DB44に登録される。
併せて、ユーザ端末21の表示部に注文受付画面が表示され、客はその表示された注文受付画面から注文を行う(S24)。客は、注文内容が確定したら、「注文する」ボタンを押下する(S25)。
なお、呼出番号通知メッセージ内に注文受付画面を表示させるボタン(URL)が設けられていてもよく、または呼出番号通知メッセージとは別に注文受付画面を表示させるボタン(URL)が設けられたメッセージが通知されてもよい。注文受付画面を表示させるボタン(URL)を押下すると、ユーザ端末21の表示部に注文受付画面が表示され、客はその表示された注文受付画面から注文を行うようにしてもよい。注文受付画面については、図11~図13で説明した画面と同様である。客は、注文内容が確定したら、「注文する」ボタンを押下する。
すると、ユーザ端末21には、チャットアプリ、電子メール、またはショートメールサービス(SMS)により、注文が完了した旨を知らせる注文完了メッセージ131が通知される(S26)。注文完了メッセージは、図14(A)で説明したものと同様である。
その後、客の順番が到来したら、ユーザ端末21には、チャットアプリ、電子メール、またはショートメールサービス(SMS)により、順番が到来した旨の呼出メッセージ(図18(B))が通知される(S27)。呼出メッセージは、図18(B)で説明したものと同様である。
図18は、本実施形態(実施例2)におけるユーザ端末21に通知されるメッセージの一例を示す図である。図18は、呼出番号通知メッセージとは別に注文受付画面を表示させるボタン(URL)が設けられたメッセージが通知される場合の例である。
図18(A)は、注文方法がチャットアプリの場合において呼出番号通知メッセージとして通知されるメッセージの一例を示す。来店受付端末20に表示された二次元コードをユーザ端末21のカメラで読み取ると、ユーザ端末21にインストールされたチャットアプリに呼出番号通知メッセージ141及び注文案内メッセージ142が通知される。
呼出番号通知メッセージ141には、呼出番号、日時、施設名が含まれている。注文案内メッセージ142には、注文受付画面を表示させるためのURLが埋め込まれている「注文画面はこちら」143が設定されている。「注文画面はこちら」143を押下することにより、注文受付画面101が表示される。
図18(B)は、注文方法がチャットアプリの場合において順番が到来した客を呼び出すために通知される呼出メッセージの一例を示す。呼出メッセージ144は、呼出番号、「順番が到来しましたので、受付までお越しください。」旨のメッセージを含む。
図19は、本実施形態(実施例2)における、店舗管理サーバ12による二次元コードに基づく呼出処理及び注文処理フローの一例を示す図である。客は、発行(表示または印刷)された二次元コードをユーザ端末21のカメラで読み込む。ユーザ端末21はこの二次元コードを解析してURLを取得し、そのURLにアクセスして、呼出番号通知要求を行う。
店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21からの呼出番号通知要求を受け付ける(S71)。店舗管理サーバ12は、二次元コード管理DB44を参照して、その呼出番号通知要求が有効かを判定する。具体的には、二次元コード管理DB44を参照して、その呼出番号通知要求に含まれる店舗ID及び認証コードの組み合わせに対応する有効フラグが1か否かを判定する(S72)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち呼出番号通知要求が有効でない場合(有効フラグ=“0”、S72でNO)、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21の画面に有効期限が切れている旨に表示させる(S76)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち呼出番号通知要求が有効である場合(有効フラグ=“1”、S72でYES)、店舗管理サーバ12は、二次元コード管理DB44から、その店舗ID及び認証コードの組み合わせに対応する有効期限を取得し、その組み合わせが有効期限内か否かを判定する(S73)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち呼出番号通知要求が有効期限内でない場合(S73でNO)、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21の画面に有効期限が切れている旨に表示させる(S76)。
その店舗ID及び認証コードの組み合わせ、すなわち呼出番号通知要求が有効期限内である場合(S73でYES)、店舗管理サーバ12は、ユーザ端末21に呼出番号通知メッセージ141及び注文案内メッセージ142を通知する(S74)。
ユーザ端末21は、呼出番号通知メッセージ141を受信すると、それを表示させる(図18(A))。客は、呼出番号通知メッセージ141に示された呼出番号にて自身の呼出番号を認識することができる。また、客は、注文案内メッセージ142に表示された「注文画面はこちら」143を押下することができる。
客により「注文画面はこちら」143が押下されると、ユーザ端末21は「注文画面はこちら」143に埋め込まれたURLを取得し、そのURLにアクセスして、注文受付画面表示要求を行う。これ以降は、図17の説明と同様なので、その説明を省略する。
なお、呼出番号通知要求が注文受付画面表示要求を兼ねていてもよい。すなわち、S74にて呼出番号通知メッセージ141を通知すると共に、図17の処理を実行させて注文受付画面を表示させるようにしてもよい。
また、呼出番号通知メッセージ141が通知された後に所定時間(例えば、60秒、90秒、120秒後、等)が経過しても、「注文画面はこちら」143が押下されない場合、すなわち店舗管理サーバ12が注文受付画面表示要求を受信しない場合には、「注文画面はこちら」143を押下する旨の催促メッセージを通知するようにしてもよい。
また、呼出番号通知メッセージ141が通知された後かつ呼出メッセージ144が通知されるまでの間において、呼出番号通知メッセージ141が通知された後に所定時間(例えば、60秒、90秒、120秒後、等)が経過しても、「注文画面はこちら」143が押下されない場合、すなわち店舗管理サーバ12が注文受付画面表示要求を受信しない場合には、「注文画面はこちら」143を押下する旨の催促メッセージを通知するようにしてもよい。
さらに、呼出メッセージ144の通知後、所定時間(例えば、60秒、90秒、120秒後、等)が経過しても、「注文画面はこちら」143が押下されない場合、すなわち店舗管理サーバ12が注文受付画面表示要求を受信しない場合には、「注文画面はこちら」143を押下する旨の催促メッセージを通知するようにしてもよい。
また、呼出番号通知メッセージ141は、二次元コードを読み込むことにより注文受付画面が表示され、注文が完了した後に、注文完了メッセージと共に通知されてもよい。これにより、例えばフードコートのような店内飲食形態においても対応することができる。
実施例2によれば、イートインにおいて、客は呼び出しがされるまでの間に事前に注文を行うことができるので、待ち時間を効率的に利用することができる。すなわち、呼び出しがされるまでの間に事前に注文処理がされているので、客は、呼出を受けてから案内された席にて注文する必要がなく、商品が提供されるまでの時間を短縮することができる。
図20は、本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。コンピュータ151は、店舗管理サーバ12であってもよいし、Webサーバ13であってもよいし、ユーザ端末21であってもよいし、その他の端末であってもよい。コンピュータ151は、CPU152、ROM153、RAM154、記憶装置155、入力I/F156、出力I/F157、通信I/F158、読取装置159、バス160によって構成されている。
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス160には、CPU152、ROM153、RAM154、記憶装置155、入力I/F156、出力I/F157、通信I/F158、及び必要に応じて読取装置159が接続されていてもよい。
CPU152は、記憶装置155から本実施形態に係るプログラムを読み出し、例えば店舗管理サーバ12として機能する場合には、取得部32、表示制御部33、配席処理部34、出力部35、注文処理部36、精算処理部37として当該プログラムを実行する。ROM153は、読み出し専用のメモリを示す。RAM154は、一時的に記憶するメモリである。
記憶装置155は、大容量の情報を記憶する装置である。記憶装置155としては、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリカードなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。例えば店舗管理サーバ12の記憶部41として機能する場合には、記憶装置155には、本発明の実施形態に係るプログラムや、記憶部41に格納されている各種データが記憶されている。
入力I/F156は、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット、タッチパネル、情報読取装置等の入力装置と接続することが可能である。また、出力I/F157は、ディスプレイ、タッチパネル、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ等の出力装置と接続することが可能である。
通信I/F158は、通信ネットワークと接続して他の装置と通信するためのポート等のインターフェースである。通信ネットワークは、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。読取装置159は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。
上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワークおよび通信I/F158を介して、例えば記憶装置155に格納されてもよい。また、上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読取装置159にセットされて、CPU152によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD-ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置、半導体メモリカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取装置159によって読み取られる。
また、当該プログラムは、スタンドアローン型のコンピュータにインストールされてもよいし、クラウドコンピュータによりインストールされて機能のみをユーザに提供してもよい。
本実施形態によれば、店頭での受け付けに掛かる待ち時間を短縮すると共に、商品の注文の効率化を図ることができる。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。