JP7178828B2 - オーダー端末、セルフ決済方法、及びプログラム - Google Patents

オーダー端末、セルフ決済方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、オーダーを行なう端末及び決済を行なうサーバ間においてオーダーと決済との間の連携を行なうオーダー端末、ルフ決済方法、びプログラムに関する。
近年、飲食店などにおいては、テーブルに置かれたオーダー端末、あるいは店員が携帯するハンディ端末により、客からの飲食における商品の注文を受けるセルフオーダーが増えてきている(例えば、特許文献1参照)。
一方、テーブルの席に座ったままで、飲食の代金をクレジットカードや電子マネーカードなどを用いた決済により支払う方法もある。
この場合、客のクレジットカードや電子マネーカードなどのカードを店員が一旦預かり、店員がこのカードを会計場所に設置された決済端末まで携行して、この決済端末により支払の決済処理を行なっている。
しかし、客からみると、クレジットカードや電子マネーのカードが、店員により客自身の目に見えない場所に持って行かれることは、カードに対して不正な処理が行なわれるのではないかと不安を感じる場合がある。
このため、決済端末で会計を行なう客のテーブルの席まで携帯して、クレジットカードや電子マネーのカードによる決済を行なう飲食店もある。
特開2009-086941号公報
しかしながら、店員が決済端末を席まで携帯して、客の目の前で会計を行う場合にも、結果的に店員が客からクレジットカードや電子マネーカードのカードを受取り、決済端末による決済を行なう。
このため、客はクレジットカードや電子マネーカードなどのカードが自身の手から離れ、店員により決済端末で処理されることに不安を感じる場合もある。
また、決済端末を客の席まで携帯するためには、客の会計時の決済処理における待ち時間を短縮するため、複数の決済端末が必要となる。
このため、飲食店にとっては、導入コストなどの運用コストや、各決済端末の物品管理が煩雑になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、オーダーと飲食代などの代金の決済との連携を可能とし、オーダー端末によりオーダー及び代金の決済の処理が客自身でも行うことができるオーダー端末、ルフ決済方法、びプログラムを提供することを目的とする。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明のオーダー端末は、注文を行なうためのオーダー端末であり、オーダーアプリケーションで実行される、注文を入力する注文処理を行なう注文処理部と、済アプリケーションで実行される、代金の決済処理を行なう決済処理部と、前記オーダーアプリケーションと前記決済アプリケーションとの連携処理の可否を、決済認証アプリケーションで実行される判定の処理により行なう認証部とを備え、前記オーダーアプリケーションが、前記決済処理を行なう決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示し、前記オーダーアプリケーションを認証するための認証情報とともに前記決済種類及び前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーションへ出力し、前記認証部は、前記決済アプリケーションへ出力された前記認証情報に基づき、前記オーダーアプリケーションが決済連携可能なアプリケーションであるか否かの判定を行なうことを特徴とする。
本発明のオーダー端末は、前記オーダーアプリケーションが、前記オーダーアプリケーションを認証するための認証情報である自身の認証情報とともに前記決済処理を行なう前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーションへ出力する連携アプリケーションを備え、前記決済アプリケーションが、前記オーダー端末に対して決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示させ、決済に用いられる前記決済種類を取得することを特徴とする。
本発明のオーダー決済連携システムは、注文を入力するオーダーアプリケーションと、代金の決済要求を行なう決済アプリケーションとを有するオーダー端末と、前記オーダー端末からの前記代金の決済要求に対応して、前記代金の決済処理を行なうオーダー決済連携サーバとを備え、前記オーダー決済連携サーバが前記決済要求に対する連携の可否を、前記オーダー端末から送信される認証情報に基づいて判定する決済認証アプリケーションを備えることを特徴とする。
本発明のオーダー決済連携システムは、前記オーダー決済連携サーバが、前記オーダーアプリケーションを認証するための認証情報に基づいて、当該オーダーアプリケーションとの決済の連携処理の可否を判定することを特徴とする。
本発明のセルフ決済方法は、注文を入力するオーダーアプリケーションと、代金の決済要求を行なう決済アプリケーションとを有するオーダー端末を用いたセルフ決済方法であり、前記オーダーアプリケーションが注文を入力する注文処理過程と、前記決済アプリケーションが代金の決済処理を行なう決済処理過程と、前記オーダーアプリケーションと前記決済アプリケーションとの連携処理の可否を、決済認証アプリケーションで実行される判定の処理により行なう認証過程とを備え、前記オーダーアプリケーションが、前記決済処理を行なう決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示し、前記オーダーアプリケーションを認証するための認証情報とともに前記決済種類及び前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーションへ出力し、前記認証過程において、前記決済アプリケーションへ出力された前記認証情報に基づき、前記オーダーアプリケーションが決済連携可能なアプリケーションであるか否かの判定を行なうことを特徴とする。
本発明のオーダー決済連携方法は、注文を行なうためのオーダー端末にオーダーアプリケーション及び決済アプリケーションの各々が備えられており、前記オーダーアプリケーションが注文を入力する過程と、前記決済アプリケーションが代金の決済要求をオーダー決済連携サーバに対して行なう過程と、前記オーダー決済連携サーバが、前記オーダー端末からの前記代金の決済要求に対応して、前記代金の決済処理を行なう過程とを有し、前記オーダー決済連携サーバが前記決済要求に対する連携の可否を、前記オーダー端末から送信される認証情報に基づいて判定する過程を備えることを特徴とする。
本発明のオーダー決済連携サーバは、注文を行なうための端末であり、注文を入力するオーダーアプリケーションと、代金の決済要求を行なう決済アプリケーションとを備えるオーダー端末を有するオーダー決済連携システムに備えられるオーダー決済連携サーバであり、前記オーダー端末からの前記代金の決済要求に対応して、前記代金の決済処理を行なう際に、前記オーダー端末の前記決済要求に対する連携の可否を、前記オーダー端末から送信される認証情報に基づいて判定する決済認証アプリケーションを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、注文を行なうためのオーダー端末としてコンピュータを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、注文を入力するオーダーアプリケーション手段、代金の決済処理を行なう決済アプリケーション手段、前記オーダーアプリケーション手段と前記決済アプリケーション手段との連携処理の可否の判定の処理を行なう決済認証アプリケーション手段として機能させ、前記オーダーアプリケーション手段が、前記決済処理を行なう決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示し、前記オーダーアプリケーション手段を認証するための認証情報とともに前記決済種類及び前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーション手段へ出力し、前記決済認証アプリケーション手段が、前記決済アプリケーション手段へ出力された前記認証情報に基づき、前記オーダーアプリケーション手段が決済連携可能なアプリケーション手段であるか否かの判定を行なうためのプログラムである。
本発明のプログラムは、注文を行なうための端末であり、注文を入力するオーダーアプリケーションと、代金の決済要求を行なう決済アプリケーションとを有するオーダー端末を有するオーダー決済連携システムに備えられるオーダー決済連携サーバとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであり、前記コンピュータを、前記代金の決済要求に対応して、前記代金の決済処理を行なう前記決済手段、前記決済要求に対する連携の可否を、前記オーダー端末から送信される認証情報に基づいて判定する決済認証手段として機能させるためのプログラムである。
この発明によれば、オーダーと飲食代などの代金の決済との連携を可能とし、オーダー端末によりオーダー及び代金の決済の処理が客自身でも行うことができるオーダー端末、ルフ決済方法、びプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態による決済サービス連携システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態による管理データベース4_2に予め書き込まれて記憶されているダウンロード管理テーブルの構成例を示す図である。 第1の実施形態における決済サービス連携システムの決済アプリケーション及び非決済アプリケーションの各々の連携関係を説明する概念図である。 照合データベース32に予め書き込まれて記憶されている連携処理対応付テーブルの構成例を示す。 第1の実施形態の決済サービス連携システム100における決済連携、デバイス連携及び非決済連携の各々の処理の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による決済サービス連携システムの応用例を説明する概念図である。 第1の実施形態による決済サービス連携システムの他の応用例を説明する概念図である。 本発明の第1の実施形態による決済サービス連携システムの変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるオーダー決済連携システムの構成例を示す図である。 第2の実施形態における照合データベース32に予め書き込まれて記憶されている連携処理対応付テーブルの構成例を示す。 第2の実施形態のオーダー決済連携システムにおけるオーダー及び決済の連携処理の動作例を示すフローチャートである。 テーブルに配置されたオーダー端末1Aでセルフオーダーを行ない、セルフ決済を行なう処理を説明する概念図である。 連携処理におけるオーダー端末1Aの表示画面の遷移を説明する概念図である。 キオスク券売機から本実施形態によるオーダー端末への置き換えを説明する概念図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による決済サービス連携システムの構成例を示す図である。図1において、本実施形態における決済サービス連携システム100は、決済アプリケーション端末1-1、決済アプリケーション端末1-2、決済アプリケーション端末1-3、連携データ照合サーバ3及びダウンロードサーバ4の各々を備えている。
決済アプリケーション端末1-1、決済アプリケーション端末1-2、決済アプリケーション端末1-3、連携データ照合サーバ3及びダウンロードサーバ4の各々は、インターネットを含む情報通信網105により接続されている。決済アプリケーション端末1-1、決済アプリケーション端末1-2、決済アプリケーション端末1-3を総称する場合、決済アプリケーション端末1と示す。また、本実施形態においては、決済サービス連携システム100が3台の決済アプリケーション端末1を備える構成として説明するが、1台または2台以上の複数台を備える構成でも良い。
決済アプリケーション端末1は、シンクライアント端末(例えば、CAFIS Arch(登録商標)端末など)であり、例えばクレジットカードによりクレジットカード会社に対する代金の支払の決済の処理を行なう決済アプリケーション10が備えられている端末である。また、決済アプリケーション端末1には、上述した決済アプリケーション10の他に、決済認証アプリケーション11及び非決済アプリケーション20の各々が備えられている。図1において、非決済アプリケーション20は、1個が示されているが、2個以上の複数個が備えられていても良い。
決済認証アプリケーション11は、非決済アプリケーション20からの情報処理の連携依頼に含まれる認証情報により、非決済アプリケーション20からの連携依頼の可否を判定する。
非決済アプリケーション20は、決済アプリケーション10などの決済に関する処理以外の情報処理を行なうアプリケーションであり、例えば、売上管理に関する情報処理を行なうPOSアプリケーションや、代金の支払額に応じたてポイントを付与するポイント付与アプリケーション、顧客の注文を管理する注文(商品選択)アプリケーションなどである。なお、非決済アプリケーション20は決済アプリケーション10と区別するために非決済アプリケーションとして説明しているが、プリペイド支払や、独自通貨などの決済アプリケーションを非決済アプリケーション20とすることもできる。非決済アプリケーション20は、自身が決済アプリケーション10に対して連携依頼を行なう際、自身を認証させるための上記認証情報を出力する連携API(application programming interface)モジュール21(後述)が含まれている。
連携データ照合サーバ3は、決済アプリケーション端末1から供給される認証情報と連携処理の内容を示す連携情報とに基づき、この認証情報により特定される決済アプリケーション端末1に対して、上記連携情報の示す連携処理の内容が対応付けられているか否かの照合を行ない照合結果を通知する。
また、決済認証アプリケーション11は、連携データ照合サーバ3からの照合結果により、非決済アプリケーション20からの連携依頼に対して、対応可能か否かの判定を行なう。
ダウンロードサーバ4は、非決済アプリケーション20のダウンロードに関する処理を管理するサーバであり、例えば決済アプリケーション10に対する非決済アプリケーション20を供給するダウンロードセンタ400に設けられている。
また、ダウンロードサーバ4は、アプリケーションデータベース4_1及び管理データベース4_2の各々を備えている。
アプリケーションデータベース4_1には、決済アプリケーション端末1が備える決済アプリケーション10と連携することが許可されている、サードパーティが作成した非決済アプリケーション20の各々が蓄積されている。
管理データベース4_2は、決済アプリケーション端末1の各々と、それぞれの決済アプリケーション端末1がダウンロードした上記非決済アプリケーション20とが対応付けられて記憶されている。
本実施形態においては、決済アプリケーション端末1は、それぞれコンピュータにより構成され、これらコンピュータの各々に搭載されたOSにより、プログラムである決済アプリケーション10、決済認証アプリケーション11、非決済アプリケーション20それぞれが起動及び起動されて、上記コンピュータのハードウェア資源(CPU(central processing unit)、メモリ、表示装置、プリンタ、カードリーダなどのハードウェア機器)を使用した情報処理を行なう。
図2は、本実施形態による管理データベース4_2に予め書き込まれて記憶されているダウンロード管理テーブルの構成例を示す図である。
図2のダウンロード管理テーブルにおいて、レコード毎に、端末シリアル番号、ユーザ識別情報、ダウンロードアプリケーション情報、使用可能アプリケーション情報の各々の欄が設けられている。
端末シリアル番号は、製造時にそれぞれの端末の各々に固有に付与される製造番号に対応する番号であり、決済アプリケーション端末1それぞれを一意に識別することができる。ユーザ識別情報は、非決済アプリケーション20を運用するユーザの各々に付与される識別情報であり、ユーザそれぞれを一意に識別することができる。ダウンロードアプリケーション情報は、端末シリアル番号の示す決済アプリケーション端末1がすでにダウンロードした非決済アプリケーションの情報が記載されている。使用可能アプリケーション情報は、ユーザ識別情報の示すユーザが使用可能な非決済アプリケーションの情報が記載されている。
また、ダウンロードサーバ4は、決済アプリケーション端末1からダウンロードの問い合せが通知された場合、問い合せに付加されている端末シリアル番号を読み込む。そして、ダウンロードサーバ4は、端末シリアル番号に対応した使用可能アプリケーション情報を読み込み、ダウンロードアプリケーション情報に記載されていない非決済アプリケーションを選択し、決済アプリケーション端末1に対して、選択した非決済アプリケーションを使用可能な非決済アプリケーションとして通知する。
また、ダウンロードサーバ4は、新たにメーカに認証された非決済アプリケーションを、この非決済アプリケーションを使用可能とするユーザ識別情報に対応した使用可能アプリケーション情報の欄に新たに書き込んで記憶させる。
上述したダウンロードの処理において、決済アプリケーション端末1は、使用可能な非決済アプリケーションが通知された場合、この使用可能な非決済アプリケーションをユーザに対して提示する。ユーザが選択した非決済アプリケーションを示す情報をダウンロードサーバ4に通知する。
これにより、ダウンロードサーバ4は、決済アプリケーション端末1から通知された非決済アプリケーションのデータを、決済アプリケーション端末1に対して送信する。
そして、決済アプリケーション端末1は、ダウンロードした非決済アプリケーションのインストールを行ない、インストールした非決済アプリケーションの活性化を行なう。
図3は、本実施形態における決済サービス連携システム(図1)の決済アプリケーション及び非決済アプリケーションの各々の連携関係を説明する概念図である。
図3において、決済認証アプリケーション11は、決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111、デバイス連携インターフェースモジュール112、非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113、認証モジュール114、決済アプリケーション連携モジュール115及び非決済アプリケーション連携モジュール116の各々を備えている。また、以下の説明において、決済アプリケーション端末1には、非決済アプリケーション20_1及び非決済アプリケーション20_2の各々を含んでいる。非決済アプリケーション20_1及び非決済アプリケーション20_2を総称する場合、非決済アプリケーション20と示す。本実施形態において、決済アプリケーション端末1には、非決済アプリケーション20_1及び非決済アプリケーション20_2の2個が備えられているが、1個あるいは複数個が備えられていても良い。
非決済アプリケーション20は、連携APIモジュール21を含んで構成されている。この連携APIモジュール21は、決済アプリケーション10を作成したメーカが生成したプログラムモジュールであり、この決済アプリケーション10と連携させるサードパーティの各々に配給されている。サードパーティの各々は、この決済アプリケーション10と連携させる非決済アプリケーション20にこの連携APIモジュール21を組み込む必要がある。
そして、上記メーカ(決済アプリケーション10を配給するメーカ)は、サードパーティが提供する非決済アプリケーション20が、決済サービス連携システム(決済アプリケーションシステム10を含む)に悪影響を与えず、かつ、正常に機能するかを確認し、問題がない場合には非決済アプリケーション20を許可する。これにより、サードパーティ、メーカまたはダウンロードセンタ400の管理者は、メーカにより許可された非決済アプリケーション20を、ダウンロードセンタ400におけるアプリケーションデータベース4_1(図1)に格納し、管理データベース4_2(図1)に上記非決済アプリケーション20を使用可能アプリケーション(使用可能アプリケーション情報)として登録する。そして、ダウンロードサーバ4は、アプリケーションデータベース4_1に蓄積される非決済アプリケーション20を、決済アプリケーション端末1からのダウンロードの要求に対応して供給を行なう。
連携APIモジュール21は、プログラムライブラリとして、読出関数である決済アプリケーション連携呼出モジュール211、デバイス連携呼出モジュール212及び非決済アプリケーション連携呼出モジュール213の各々が備えられている。
決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、連携する際の連携処理が決済アプリケーション10が処理するデータである決済データを使用する決済連携処理か否かの判定を行なう。そして、決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、決済アプリケーション10と連携する連携処理が決済連携処理である場合、決済連携処理であることを示す連携情報(連携可能な決済処理であること及び決済処理における業務種類)と、非決済アプリケーション20との連携の可否の判定に用いる認証情報とを、決済認証アプリケーション11に対して連携依頼情報として出力する。
ここで、認証情報は、非決済アプリケーション20を識別するアプリケーション識別情報、例えば、決済アプリケーション端末1のOSがAndroid(登録商標)の場合、package(パッケージ)名であり、OSがWindows(登録商標)の場合、URI(uniform resource identifier)であり、OSがiOS(登録商標)の場合、URI(uniform resource identifier)Scheme(スキーム)を含む。
また、認証情報は、非決済アプリケーション20を識別するアプリケーション識別情報のみではなく、決済アプリケーション端末1を識別する端末シリアル番号(例えば、工場出荷時に付与される端末固有の番号)、決済アプリケーション端末1を運用するユーザのユーザ識別情報、あるいはメーカが払い出す認証(許可)コードなどを用いても良い。
また、認証情報は、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報及び認証(許可)コードのいずれか、あるいは組合せ、または全てを用いても良い。
また、認証情報は、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報、認証コードのいずれか、あるいは組合せ、または全てを、所定のハッシュ関数により求めたハッシュ値を用いても良い。
本実施形態においては、一例として、認証情報をアプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報、認証コードの全てを用いた場合で説明する。
デバイス連携呼出モジュール212は、連携する際の連携処理が決済アプリケーション端末1が備えているデバイスを使用する処理であるデバイス連携処理か否かの判定を行なう。そして、デバイス連携呼出モジュール212は、連携処理がデバイス連携処理である場合、デバイス連携処理であることを示す連携情報と、非決済アプリケーション20との連携の可否の判定に用いる認証情報とを、決済認証アプリケーション11に対して連携依頼情報として出力する。ここで、デバイスとは、決済アプリケーション端末1に搭載されているデバイスのなかで、決済アプリケーション10が決済処理に対応して用いるデバイスであり、例えばクレジットカードのクレジットカード番号の読取りを行なうカード番号磁気カードリーダ、ICカードリーダやバーコードリーダなどである。
非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、連携する際の連携処理が決済アプリケーション端末1が備えている他の非決済アプリケーションが処理するデータである非決済データを使用する非決済連携処理か否かの判定を行なう。そして、非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、連携処理が非決済連携処理である場合、非決済連携処理であることを示す連携情報と、非決済アプリケーション20との連携の可否の判定に用いる認証情報と、連携する非決済アプリケーションを示す連携先情報とを、決済アプリケーション11に対して連携依頼情報として出力する。
決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111は、非決済アプリケーション20から入力される連携依頼情報が、決済連携処理か否かの判定を行なう。そして、決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111は、連携依頼情報が、決済連携処理である場合、連携依頼情報から認証情報を抽出し、抽出した認証情報を認証モジュール114に出力し、認証情報の認証を行わせて、決済連携処理の実行が可能か否かの認証(判定)を依頼する。
デバイス連携インターフェースモジュール112は、非決済アプリケーション20から入力される連携依頼情報が、デバイス連携処理か否かの判定を行なう。そして、デバイス連携インターフェースモジュール112は、連携依頼情報が、デバイス連携処理である場合、連携依頼情報から認証情報を抽出し、抽出した認証情報を認証モジュール114に出力し、認証情報の認証(判定)を行わせて、デバイス連携処理の実行が可能か否かの認証(判定)を依頼する。
非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113は、非決済アプリケーション20から入力される連携依頼情報が、非決済連携処理か否かの判定を行なう。そして、非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113は、連携依頼情報が、非決済連携処理である場合、連携依頼情報から認証情報を抽出し、抽出した認証情報を認証モジュール114に出力し、認証情報の認証を行わせて、非決済連携処理の実行が可能か否かの認証(判定)を依頼する。
認証モジュール114は、決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111、デバイス連携インターフェースモジュール112及び非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113の各々から供給される照合の依頼に対応し、認証情報に基づく照合処理を行なう。
すなわち、認証モジュール114は、決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111からの決済連携処理の認証の依頼に対応して、連携データ照合サーバ3に対して、認証情報に対応した決済連携処理が利用可能サービスとして対応付けられているかと、決済連携処理における指定された業務に対応付けられているかとの照合の依頼を出力する。
そして、認証モジュール114は、認証情報に対応した決済連携処理が利用可能サービスとして対応付けられ、かつ決済連携処理における指定された業務が利用可能業務として対応付けられているか否かの照合結果を連携データ照合サーバ3から入力する。
このとき、認証モジュール114は、認証情報に対応して利用可能サービスとして決済連携処理が、かつ決済連携処理における指定された業務が対応付けられているという照合結果が得られた場合、決済アプリケーション連携モジュール115に対して、決済アプリケーション10に対する連携処理を行なわせる。
一方、認証モジュール114は、認証情報に対して利用可能サービスとして決済連携処理、または決済連携処理における指定された業務のいずれかあるいは双方が対応付けられてないという照合結果が得られた場合、非決済アプリケーション20に対して、連携不可能を示す情報の通知処理を行なう。
すなわち、認証モジュール114は、デバイス連携インターフェースモジュール112からのデバイス連携処理の認証の依頼に対して、連携データ照合サーバ3に対して、認証情報に対応したデバイス連携処理が利用可能デバイスとして対応付けられているかの照合の依頼を出力する。
そして、認証モジュール114は、認証情報に対応したデバイス連携処理が利用可能サービスとして対応付けられているか否かの照合結果を連携データ照合サーバ3から入力する。
このとき、認証モジュール114は、認証情報に対して利用可能サービスとしてデバイス連携処理が対応付けられているという照合結果が得られた場合、対応するデバイスに対して、デバイス連携処理を行なう。
一方、認証モジュール114は、認証情報に対して利用可能サービスとして決済処理、が対応付けられてないという照合結果が得られた場合、非決済アプリケーション20に対して、連携不可能を示す情報の通知処理を行なう。
すなわち、認証モジュール114は、非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113からの非決済連携処理の認証の依頼に対して、連携データ照合サーバ3に対して、認証情報に対応した非決済連携処理が利用可能サービスとして対応付けられているかの照合の依頼を出力する。
そして、認証モジュール114は、認証情報に対応した非決済連携処理が利用可能サービスとして対応付けられているか否かの照合結果を連携データ照合サーバ3から入力する。
このとき、認証モジュール114は、認証情報に対して利用可能サービスとして非決済連携処理が対応付けられているという照合結果が得られた場合、他の非決済アプリケーション20(例えば、非決済アプリケーションが非決済アプリケーション20_1である場合、非決済アプリケーション連携モジュール116を介して他の非決済アプリケーションとして非決済アプリケーション20_2)に対して非決済連携処理を行わせる。
一方、認証モジュール114は、認証情報に対して利用可能サービスとして非決済連携処理が対応付けられてないという照合結果が得られた場合、非決済アプリケーション20(20_1)に対して、連携不可能を示す情報の通知処理を行なう。
決済アプリケーション連携モジュール115は、認証モジュール114からの決済連携処理の依頼に対応し、非決済アプリケーション20から連携情報に対応して決済処理及び決済処理における業務の連携処理を、決済アプリケーション10に対して行なわせる。
非決済アプリケーション連携モジュール116は、認証モジュール114からの非決済連携処理の依頼に対応し、非決済アプリケーション20_1から連携情報に対応して非決済処理を、他の非決済アプリケーション20_2の非決済アプリケーション20に対して行なわせる。非決済アプリケーション20_2の応答は、非決済アプリケーション連携モジュール116を介して非決済アプリケーション20_1に対して行なわれる。
連携データ照合サーバ3は、連携可否照合部31と照合データベース32との各々を備えている。
連携可否照合部31は、認証モジュール114から照合の依頼が供給された場合、認証情報に対して、認証情報とともに供給される連携情報における連携処理(決済連携処理、デバイス連携処理及び非決済連携処理)が対応付けられているか否かの照合を、照合データベース32を参照して行なう。
図4は、照合データベース32に予め書き込まれて記憶されている連携処理対応付テーブルの構成例を示す。
図4の連携処理対応付テーブルにおいて、レコード毎に、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報、利用可能サービス種別、利用可能業務種別及び利用可能デバイス種別の各々の欄が設けられている。
アプリケーション識別情報は、非決済アプリケーションを識別する識別情報である。端末シリアル番号は、製造時にそれぞれの端末の各々に固有に付与される製造番号に対応する番号であり、決済アプリケーション端末1それぞれを一意に識別することができる。ユーザ識別情報は、非決済アプリケーション20を運用するユーザの各々に付与される識別情報であり、ユーザそれぞれを一意に識別することができる。
上述したアプリケーション識別情報、端末シリアル番号及びユーザ識別情報の各々の組合せ、または事前に払い出された情報の組み合わせが認証情報である。
利用可能サービス種別は、決済連携処理の場合において、例えばクレジット決済、電子マネー決済、バーコード決済、口座振替などの種別が記載され、対応付けがされていない場合、決済アプリケーション連携不可能を示す情報が記載されている。また、利用可能デバイス種別は、デバイス連携処理の場合において、連携可能(利用可能)なデバイス名が記載され、対応付けがされていない場合、デバイス連携不可能を示す情報が記載されている。また、利用可能業務種別は、決済連携処理の場合において、例えばクレジットの売り上げなどであり、非決済連携処理の場合において、例えばポイント付与、注文に対応した指示、業務管理などであり、対応付けがされていない場合、非決済アプリケーション連携不可能を示す情報が記載されている。
例えば、この他のアプリケーションと連携しない非決済アプリケーションは、例えば、従業員の勤怠を管理する勤怠管理アプリケーション、任意の日や任意の時間帯における売上を管理する日時売上管理アプリケーション、従業員に対する業務連絡を行なう業務連絡アプリケーション、監視カメラの撮像管理を行なう監視カメラ映像管理アプリケーションなどがある。また、他のアプリケーションと連携しない非決済アプリケーションも、インストールする際、すでに説明したダウンロードサーバ4からメーカの認証を受けた非決済アプリケーションのなかからダウンロードしてインストールする必要がある。
また、上述した実施形態においては、連携データ照合サーバ3を異なる場所、例えば、連携を管理する管理センタに配置する例を示したが、連携可否照合部31の機能を、認証モジュール114に持たせ、管理センタに照合データベース32のみを配置する構成としても良い。この構成の場合、認証モジュール114は、決済連携処理、デバイス連携書処理及び非決済連携処理の各々における非決済アプリケーション20の連携処理の可否の認証を行う場合、照合データベース32を直接参照して、それぞれの処理が非決済アプリケーション20に対して対応付けられているか否かの照合を行なう。
また、上述した実施形態においては、決済アプリケーション端末1に対して決済認証アプリケーション11を配置したが、決済認証アプリケーション11の機能を有する決済認証サーバを設け、非決済アプリケーション20からの連携依頼を受け、連携データ照合サーバ3との間で認証の処理を行ない、決済アプリケーション端末1の決済アプリケーション10を動作させるように構成しても良い。
図5は、本実施形態の決済サービス連携システム100における決済連携、デバイス連携及び非決済連携の各々の処理の動作例を示すフローチャートである。
ステップS101:
非決済アプリケーション20(例えば、非決済アプリケーション20_1)は、内部の処理過程あるいは入力手段(例えば、タッチパッド)による外部からの制御により、連携APIモジュール21に対して、連携処理に対応するコマンドを出力する。
ステップS102:
連携APIモジュール21において、決済アプリケーション連携呼出モジュール211、デバイス連携呼出モジュール212及び非決済アプリケーション連携呼出モジュール213の各々は、コマンドの連携処理がそれぞれ自身に対応しているか否かの判定を行なう。
このとき、決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、連携処理が決済連携処理である場合(ケースA)、処理をステップS103Aへ進める。
また、デバイス連携呼出モジュール212は、連携処理がデバイス連携処理である場合(ケースB)、処理をステップS103Bへ進める。
また、非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、連携処理がデバイス連携処理である場合(ケースB)、処理をステップS103Bへ進める。
ステップ103A:
決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、決済連携準備として、例えば、非決済アプリケーション20から供給されるコマンドを、決済アプリケーション10における決済コマンドに変換する。
ステップ104A:
決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、非決済アプリケーション20及び決済アプリケーション端末1の各々から認証情報(例えば、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号及びユーザ識別情報など)を取得する。
ステップ105A:
決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、連携処理が決済連携処理であることを示す連携情報(ここで、決済連携処理は決済コマンドなどを含む)と、取得した認証情報とを連携依頼情報として決済アプリケーション端末1における決済認証アプリケーション11に対して出力する(決済連携依頼)。
ステップ106A:
決済認証アプリケーション11における決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111は、決済連携処理及び認証情報の各々を抽出する。
そして、決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111は、抽出した決済連携処理、認証情報それぞれを認証モジュール114に対して出力し、この決済連携処理が連携可能か否かの認証を依頼する。
ステップ107A: 認証モジュール114は、決済アプリケーション連携インターフェースモジュール111からの認証の依頼に対応し、連携データ照合サーバ3に対して、依頼された決済連携処理が認証情報に対応付けられているか否かの照合を依頼する。
これにより、連携データ照合サーバ3において、連携可否照合部31は、照合データベース32における連携処理対応付テーブルを参照し、依頼された決済連携処理が認証情報に対応付けられているか否かの照合を行ない、照合結果を認証モジュール114に対して送信する。
ステップ108A:
認証モジュール114は、連携データ照合サーバ3からの照合結果に基づき、依頼された決済連携処理が実行可能か否かの判定を行なう。
このとき、認証モジュール114は、照合結果が決済連携処理に対応付けられていることを示す場合、処理をステップS109Aに進め、一方、照合結果が決済連携処理に対応付けられていないことを示す場合、処理をステップS110に進める。
ステップ109A:
認証モジュール114は、決済連携処理が認証情報に対応付けられているという照合結果により、決済アプリケーション連携モジュール115に対して、決済連携処理の実行を依頼する。
これにより、決済アプリケーション連携モジュール115は、決済アプリケーション10に対して、非連携アプリケーション20が依頼する連携処理を実行させる。
ステップ103B: デバイス連携呼出モジュール212は、決済連携準備として、例えば、非決済アプリケーション20から供給されるコマンドを、決済アプリケーション10が決済アプリケーション端末1のデバイスを制御する際のデバイスコマンドに変換する。
ステップ104B:
デバイス連携呼出モジュール212は、非決済アプリケーション20及び決済アプリケーション端末1の各々から認証情報(例えば、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号及びユーザ識別情報など)を取得する。
ステップ105B:
デバイス連携呼出モジュール212は、連携処理がデバイス連携処理であることを示す連携情報(ここで、デバイス連携処理はデバイスコマンドなどを含む)と、取得した認証情報とを連携依頼情報として決済アプリケーション端末1における決済認証アプリケーション11に対して出力する(デバイス連携依頼)。
ステップ106B:
決済認証アプリケーション11におけるデバイス連携インターフェースモジュール112は、デバイス連携処理及び認証情報の各々を抽出する。
そして、デバイス連携インターフェースモジュール112は、抽出したデバイス連携処理、認証情報それぞれを認証モジュール114に対して出力し、このデバイス連携処理が連携可能か否かの認証を依頼する。
ステップ107B:
認証モジュール114は、デバイス連携インターフェースモジュール112からの認証の依頼に対応し、連携データ照合サーバ3に対して、依頼されたデバイス連携処理が認証情報に対応付けられているか否かの照合を依頼する。
これにより、連携データ照合サーバ3において、連携可否照合部31は、照合データベース32における連携処理対応付テーブルを参照し、依頼されたデバイス連携処理が認証情報に対応付けられているか否かの照合を行ない、照合結果を認証モジュール114に対して送信する。
ステップ108B:
認証モジュール114は、連携データ照合サーバ3からの照合結果に基づき、依頼されたデバイス連携処理が実行可能か否かの判定を行なう。
このとき、認証モジュール114は、照合結果がデバイス連携処理に対応付けられていることを示す場合、処理をステップS109Bに進め、一方、照合結果がデバイス連携処理に対応付けられていないことを示す場合、処理をステップS110に進める。
ステップ109B:
認証モジュール114は、デバイス連携処理が認証情報に対応付けられているという照合結果により、連携処理が示すデバイスに対して、デバイスコマンドを出力し、非決済アプリケーション20が依頼するデバイス操作を行なう連携処理を実行させる。
ステップ103C:
非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、決済連携準備として、例えば、非決済アプリケーション20(20_1)から供給されるコマンドを、連携を行なう他の非決済アプリケーション(20_2)における非決済コマンドに変換する。
ステップ104C:
非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、非決済アプリケーション20及び決済アプリケーション端末1の各々から認証情報(例えば、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号及びユーザ識別情報など)を取得する。
ステップ105C:
非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、連携処理が非決済連携処理であることを示す連携情報(ここで、非決済連携処理は非決済コマンドなどを含む)と、取得した認証情報とを連携依頼情報として決済アプリケーション端末1における決済認証アプリケーション11に対して出力する(非決済連携依頼)。
ステップ106C:
決済認証アプリケーション11における非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113は、非決済連携処理及び認証情報の各々を抽出する。
そして、非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113は、抽出した非決済連携処理、認証情報それぞれを認証モジュール114に対して出力し、この非決済連携処理が連携可能か否かの認証を依頼する。
ステップ107C:
認証モジュール114は、非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール113からの認証の依頼に対応し、連携データ照合サーバ3に対して、依頼された非決済連携処理が認証情報に対応付けられているか否かの照合を依頼する。
これにより、連携データ照合サーバ3において、連携可否照合部31は、照合データベース32における連携処理対応付テーブルを参照し、依頼された非決済連携処理が認証情報に対応付けられているか否かの照合を行ない、照合結果を認証モジュール114に対して送信する。
ステップ108C:
認証モジュール114は、連携データ照合サーバ3からの照合結果に基づき、依頼された非決済連携処理が実行可能か否かの判定を行なう。
このとき、認証モジュール114は、照合結果が非決済連携処理に対応付けられていることを示す場合、処理をステップS109Cに進め、一方、照合結果が決済連携処理に対応付けられていないことを示す場合、処理をステップS110に進める。
ステップ109C:
認証モジュール114は、非決済連携処理が認証情報に対応付けられているという照合結果により、非決済アプリケーション連携モジュール116に対して、非決済連携処理の実行を依頼する。
これにより、非決済アプリケーション連携モジュール116は、他の非決済アプリケーション(例えば、図3における非決済アプリケーション20_2)に対して、非決済アプリケーション20_1が依頼する連携処理を実行させる。
ステップ110:
認証モジュール114は、決済連携処理が認証情報に対応付けられていない、あるいはデバイス連携処理が認証情報に対応付けられていない、または非決済連携処理が認証情報に対応付けられていない場合、非決済アプリケーション20_1に対して、それぞれの依頼した連携処理が連携不可能であることを示す通知を出力する。
・応用例#1
図6は、本実施形態による決済サービス連携システムの応用例を説明する概念図である。
すでに述べたように、例えば、非決済アプリケーション20であるPOSアプリケーション51や個別業務である売上管理アプリケーション52を起動させ、または起動させた状態において、顧客の代金の支払金額を入力する。これにより、非決済アプリケーション20は、決済連携処理の依頼を、連携APIモジュール21に対して出力され、連携APIモジュール21が起動される。
このとき、連携APIモジュール21は、決済連携処理の準備を行なう際、いずれの決済サービス(利用可能サービス)を顧客が用いるかを、決済アプリケーション端末1のメニュー画面53から入力される決済サービスの種類により決定する。このメニュー画面53には、店舗(ユーザ識別情報で識別されるユーザ)における利用可能な決済サービスの種類が全て表示される。
そして、メニュー画面53において、顧客がクレジットカードを選択すれば、クレジットカードが支払方法とされ、電子マネーを選択すれば、電子マネーが代金の支払方法とされる。
そして、連携APIモジュール21は、選択された決済サービスを用いた決済連携処理であることを示す連携依頼情報及び認証情報の各々を、決済アプリケーション端末1に対して出力する。
これにより、決済認証アプリケーション11は、決済連携処理が認証情報に対応付けられており、決済サービスが実行できることを認証する。決済認証アプリケーション11は、決済アプリケーション連携モジュール115を介して、決済サービス54に対応した決済アプリケーション10により決済処理を行なう。
決済処理の完了を決済アプリケーション10からの通知により検出した後、決済認証アプリケーション11は、処理を非決済アプリケーション20であるPOSアプリケーション51または売上管理アプリケーション52に戻す。
・応用例#2
図7は、本実施形態による決済サービス連携システムの他の応用例を説明する概念図である。
図6と同様に、例えば、非決済アプリケーション20である商品選択アプリケーションを起動させ、または起動させた状態において、顧客の注文した商品の種類、商品の種類毎の個数及び商品の金額を入力する。これにより、商品選択アプリケーション55は、決済アプリケーション端末1の表示画面55Sに商品の種類、種類毎の個数及び金額を表示した後、連携処理の依頼を、連携APIモジュール21に対して出力され、連携APIモジュール21が起動される。
そして、連携APIモジュール21連携が可能な連携処理をメニュー画面56として表示する。
このとき、連携APIモジュール21は、店舗における利用可能な決済サービスの種類が全てと、利用可能な他の非決済アプリケーションの種類が表示される。図7においては、他の非決済アプリケーションをPOSアプリケーションとしている。
そして、連携APIモジュール21は、選択されたPOSアプリケーションを用いた非決済連携処理であることを示す連携依頼情報及び認証情報の各々を、決済アプリケーション端末1に対して出力する。
これにより、決済認証アプリケーション11は、非決済連携処理が認証情報に対応付けられており、非決済サービスとしてPOSアプリケーションが実行できることを認証する。決済認証アプリケーション11は、非決済アプリケーション連携モジュール116を介して、POSアプリケーション57を起動する。
次に、POSアプリケーション57は、商品の種類、商品毎の個数及び金額の各々の売上管理を行なった後、決済連携処理の依頼を、連携APIモジュール21に対して出力され、連携APIモジュール21が起動される。
このとき、連携APIモジュール21は、決済連携処理の準備を行なう際に、いずれの決済サービスを顧客が用いるかを、決済アプリケーション端末1のメニュー画面(不図示)から入力される決済サービスの種類により決定する。決済アプリケーション端末1のメニュー画面には、店舗における利用可能な決済サービスの種類が全て表示される。
そして、決済アプリケーション端末1のメニュー画面において、顧客がクレジットカードを選択すれば、クレジットカードが代金の支払方法とされ、電子マネーを選択すれば、電子マネーが代金の支払方法とされる。
そして、連携APIモジュール21は、選択された決済サービスを用いた決済連携処理であることを示す連携依頼情報及び認証情報の各々を、決済アプリケーション端末1に対して出力する。
これにより、決済認証アプリケーション11は、決済連携処理が認証情報に対応付けられており、決済サービスが実行できることを認証する。決済認証アプリケーション11は、決済アプリケーション連携モジュール115を介して、決済サービス58に対応した決済アプリケーション10により決済処理を行なう。
決済処理の完了を決済アプリケーション10からの通知により検出した後、決済認証アプリケーション11は、処理を非決済アプリケーション20であるPOSアプリケーション57に戻す。
上述したように、本実施形態によれば、決済アプリケーション10と非決済アプリケーション20との間で連携を行う際、非決済アプリケーション20から決済アプリケーション10を連携のために起動させる場合、決済を行なう顧客の個人情報を取得せずに、決済連携処理を行なうことと決済の金額のみを決済アプリケーション10に対して出力して、決済アプリケーション10に決済を行なわせるため、非決済アプリケーション20に対して代金の支払のための個人情報が入力されることがなく、個人情報が盗み取られることを防止し、セキュリティ機能を向上させることができる。
すなわち、決済アプリケーション10との連携を行なう非決済アプリケーション20には、このアプリケーションを作成するサードパーティが、決済アプリケーション10を作製したメーカの指定する連携APIモジュール21を組み込ませる必要がある。この連携APIモジュール21は、非決済アプリケーション20が決済アプリケーション10を起動させるための連携依頼情報を決済認証アプリケーション11に出力する。この認証情報が、非決済アプリケーション20を認証する認証情報と、連携処理の種別とであり、顧客の個人情報を含まず、余計な顧客の個人情報が非決済アプリケーション20に入力されないため、顧客の個人情報が非決済アプリケーションに対して与えられることがなく、セキュリティ機能を向上させることができる。
また、本実施形態においては、決済アプリケーション端末1に(あるいは後述するように非決済アプリケーション端末2に)インストールして、決済アプリケーション10と連携処理を行なう非決済アプリケーション20や、決済アプリケーション10と同一の端末にインストールされる非決済アプリケーション20が、決済アプリケーションを作成しているメーカの許可を受けたアプリケーションに限定されるため、動作が不明なアプリケーションではないため、上述した構成に加えて、セキュリティ機能を向上させることができる。
また、上述した実施形態においては、決済アプリケーション端末1に決済アプリケーション10及び非決済アプリケーション20の各々を備える構成として説明したが、図8に示す様に、決済アプリケーション端末1に決済アプリケーション10をインストールし、非決済アプリケーション20を他の端末である非決済アプリケーション端末にインストールして用いる構成としても良い。図8は、本発明の一実施形態による決済サービス連携システムの変形例を示す図である。
図8において、本実施形態における決済サービス連携システム100は、決済アプリケーション端末1、非決済アプリケーション端末2_1、非決済アプリケーション端末2_2、連携データ照合サーバ3及びダウンロードサーバ4の各々を備えている。
決済アプリケーション端末1、非決済アプリケーション端末2_1、非決済アプリケーション端末2_2、連携データ照合サーバ3及びダウンロードサーバ4の各々は、インターネットを含む情報通信網200により接続されている。非決済アプリケーション端末2_1及び非決済アプリケーション端末2_2を総称する場合、非決済アプリケーション端末2と示す。また、図8の変形例においては、決済サービス連携システム100が2台の非決済アプリケーション端末2を備える構成として説明するが、1台または複数台を備える構成でも良い。
この構成において、決済認証アプリケーション11は、非決済アプリケーション端末2からの情報処理の連携依頼に含まれる認証情報により、非決済アプリケーション20からの連携依頼の可否を判定する。図8の変形例においては、認証情報としての端末シリアル番号は、製造時にそれぞれの非決済アプリケーション端末2の各々に固有に付与される製造番号に対応する番号であり、非決済アプリケーション端末2それぞれを一意に識別することができる番号である。
非決済アプリケーション端末2は、図1において説明した決済アプリケーション10などの決済に関する処理以外の情報処理を行なう非決済アプリケーション20が備えられている。
また、図8に示す構成とした場合、非決済アプリケーション20を非決済アプリケーション端末2にインストールする場合、決済アプリケーション10や他の非決済アプリケーション20と連携処理を行なわない機能を有する非決済アプリケーションをインストールして用いても良い。
また、本実施形態においては、決済アプリケーションと非決済アプリケーションとの連携処理について記載しているが、決済アプリケーション(第1決済アプリケーション)が非決済アプリケーションのみではなく他の決済アプリケーション(第2決済アプリケーション)との連携処理を行なう構成としても良い。例えば、第2決済アプリケーションがラインペイによる決済方法の決済処理を行い、第1決済アプリケーションが電子マネーによる決済方法の決済処理を行なう場合、第2決済アプリケーションによるラインペイによる決済が行なわれた際、ラインペイの残高が代金に対して少ないと、第1決済アプリケーションにより電子マネーの残高を照会するような決済処理を連携する連携処理が行なわれる構成としても良い。ここで、第2決済アプリケーションが第1決済アプリケーションに対して連携処理を行なう場合、上述した本実施形態における非決済アプリケーションの場合と同様に、第2決済アプリケーションの連携可否の判定が行なわれる。
<第2の実施形態>
次に、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態は、すでに説明した第1の実施形態による決済サービス連携システムをオーダー端末でセルフオーダー処理と決済処理との連携を行なうオーダー決済連携システムとして運用する構成である。図9は、本発明の第2の実施形態によるオーダー決済連携システムの構成例を示す図である。図9において、本実施形態におけるオーダー決済連携システム100Aは、オーダー端末1A-1からオーダー端末1A-mと、オーダー決済連携サーバ40と、連携データ照合サーバ30との各々を備えている。オーダー端末1A-1からオーダー端末1A-mと、オーダー決済連携サーバ40と、連携データ照合サーバ30との各々は、インターネットやLANを含む情報通信網105により接続されている。以下、オーダー端末1A-1からオーダー端末1A-mを総称する場合、単にオーダー端末1Aと記載する。オーダー端末1Aは、第1の実施形態における決済アプリケーション端末1に対応している。また、ダウンロードセンター400の記載は省略されている。
オーダー端末1Aは、レストランなどの飲食店のテーブルの各々に配置されたり、あるいは飲食店の店員が携帯して客から商品の注文(オーダー)を受ける端末であり、第1の実施形態における決済アプリケーション端末1に対応している。
また、本実施形態におけるオーダー端末1Aには、例えば、決済アプリケーション10、決済認証アプリケーション11及びオーダーアプリケーション20Aの各々が備えられている。オーダーアプリケーション20Aは、第1の実施形態における非決済アプリケーション20に対応している。
本実施形態においては、オーダー端末1Aは、コンピュータにより構成され、このコンピュータに搭載されたOSにより、プログラムである決済アプリケーション10及びオーダーアプリケーション20Aのそれぞれが起動されて、上記コンピュータのハードウェア資源(CPU、メモリ、表示装置、プリンタ、カードリーダなどのハードウェア機器)を使用した情報処理を行なう。
ここで、オーダーアプリケーション20Aは、例えば、オーダー端末1Aがテーブルに配置されている場合、表示画面に対してその飲食店で提供している商品を表示し、かつ注文を行なうよう促す指示を表示する処理とを行なう。
そして、客は、オーダー端末1Aの表示画面に表示された商品から、自身の注文対象となる商品を選択することにより、飲食するために選択した商品の注文を自身が注文ボタンを押下するなどの入力処理により行なう(セルフオーダー処理)。
また、オーダーアプリケーション20Aは、店員がオーダー端末1Aを携帯している場合、表示画面に商品の一覧を表示する。
そして、店員は、オーダー端末1Aの表示画面に表示される商品一覧から、客がテーブルに配置されている印刷物としてのメニューを見て選択した商品を、表示画面から選択することにより注文をオーダーアプリケーション20Aに対して入力する。
また、上記オーダーアプリケーション20Aは、自身が決済アプリケーション10に対して、決済の連携依頼を行なう際、自身を認証させるために用いる認証情報を出力する連携API(application programming interface)モジュール21(後述)を備えている。
この連携APIモジュール21は、オーダーアプリケーション20Aに埋め込まれており、オーダーアプリケーション20Aやオーダー端末1Aから、オーダーアプリケーション20Aを認証するための認証情報を読み込む。
決済認証アプリケーション11は、第1の実施形態と同様に、上記認証情報に基づき、オーダーアプリケーション20Aが決済連携が可能なアプリケーションであるか否かの判定を行なうため、連携可否照合部31に対して問合せを行なう(認証処理)。
ここで、認証情報は、第1の実施形態と同様に、例えば、オーダーアプリケーション20Aを識別するアプリケーション識別情報、例えば、オーダー端末1AのOSがAndroid(登録商標)の場合、package(パッケージ)名であり、OSがWindows(登録商標)の場合、URIであり、OSがiOS(登録商標)の場合、URISchemeである。
また、認証情報は、非決済アプリケーション20を識別するアプリケーション識別情報のみではなく、決済アプリケーション端末1を識別する端末シリアル番号(例えば、工場出荷時に付与される端末固有の番号)、決済アプリケーション端末1を運用するユーザのユーザ識別情報、あるいはメーカが払い出す認証(許可)コードなどを用いても良い。
また、認証情報は、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報及び認証(許可)コードのいずれか、あるいは組合せ、または全てを用いても良い。
また、認証情報は、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報、認証コードのいずれか、あるいは組合せ、または全てを、所定のハッシュ関数により求めたハッシュ値を用いても良い。
本実施形態においては、一例として、認証情報をアプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報、認証コードの全てを用いた場合で説明する。
連携APIモジュール21は、第1の実施形態と同様に、プログラムライブラリとして、読出関数である決済アプリケーション連携呼出モジュール211、デバイス連携呼出モジュール212及び非決済アプリケーション連携呼出モジュール213の各々が備えられている。
決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、連携する際の連携処理が決済アプリケーション10が処理するデータである決済データを使用する決済連携処理であるか否かの判定を行なう。
そして、決済アプリケーション連携呼出モジュール211は、決済アプリケーション10と連携する連携処理が決済連携処理である場合、決済連携処理であることを示す連携情報(連携可能な決済処理であること及び決済処理における業務種類)と、他アプリケーションとの連携の可否の判定に用いる認証情報とを、決済認証アプリケーション11に対して連携依頼情報として出力する。
デバイス連携呼出モジュール212は、連携する際の連携処理が決済アプリケーション端末1が備えているデバイスを使用する処理であるデバイス連携処理か否かの判定を行なう。そして、デバイス連携呼出モジュール212は、連携処理がデバイス連携処理である場合、デバイス連携処理であることを示す連携情報と、非決済アプリケーション20との連携の可否の判定に用いる認証情報とを、決済認証アプリケーション11に対して連携依頼情報として出力する。
非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、連携する際の連携処理が決済アプリケーション端末1が備えている他の非決済アプリケーションが処理するデータである非決済データを使用する非決済連携処理か否かの判定を行なう。そして、非決済アプリケーション連携呼出モジュール213は、連携処理が非決済連携処理である場合、非決済連携処理であることを示す連携情報と、非決済アプリケーション20との連携の可否の判定に用いる認証情報と、連携する非決済アプリケーションを示す連携先情報とを、決済認証アプリケーション11に対して連携依頼情報として出力する。
また、決済アプリケーション10は、飲食の代金の会計時に、オーダーアプリケーション20Aからの連携依頼に対応して、オーダーアプリケーション20Aとの間において代金の決済の連携処理を行なう。
この連携処理の際、第1の実施形態と同様に、オーダーアプリケーション20Aは、決済アプリケーション10と連携可能であるかを検証するため、連携APIモジュール21を通じて、決済認証アプリケーション11に連携する。決済認証アプリケーション11は、連携可否照合部31による連携可否の判断結果を、連携APIモジュール21を通じてオーダーアプリケーション20Aに送信する。
また、なお、オーダーアプリケーション20Aが決済アプリケーションとの連携可との結果を受領後、決済アプリケーション10と連携を行なう。
また、この連携処理の際、決済アプリケーション10は、オーダーアプリケーション20Aからの連携依頼に、決済方法が含まれていない場合、決済認証アプリケーション11を介して、連携データ照合サーバ30に対してオーダーアプリケーション20Aが連携可能な決済方法の決済種類を問い合わせる。
これにより、連携データ照合サーバ30は、決済認証アプリケーション11から供給される認証情報に基づき、この認証情報により認証されるオーダーアプリケーション20Aが利用可能な決済方法を決済アプリケーション10に対して通知する。
決済アプリケーション10は、利用可能な決済方法をオーダー端末1Aの表示画面に表示して、客に対して利用可能な決済方法を選択させる。
そして、オーダーアプリケーション20Aとの決済の連携処理を行なうことが可能とする決済方法(客が選択した決済方法)により、飲食の代金の決済の連携処理として、オーダー決済連携サーバ40に対して、決済処理を要求する決済要求を送信する。
また、上述した構成においては、決済アプリケーション10が利用可能な決済方法をオーダー端末1Aの表示画面に表示しているが、決済アプリケーション10がオーダーアプリケーション20Aに利用可能な決済方法を通知し、オーダーアプリケーション20Aが利用可能な決済方法をオーダー端末1Aの表示画面に表示する構成としても良い。
一方、オーダーアプリケーション20Aから連携処理を受けた際、決済アプリケーション10は、オーダーアプリケーション20Aからの連携依頼に、決済方法が含まれている場合、その決済方法(客が選択した決済方法)により、飲食の代金の決済の連携処理として、オーダー決済連携サーバ40に対して、決済処理を要求する決済要求を送信する。
この場合、オーダーアプリケーション20Aは、オーダー端末1Aで利用可能な決済方法を、オーダー端末1Aの表示画面に表示して、客に対して利用可能な決済方法を選択させる。
オーダー決済連携サーバ40は、飲食の代金の支払の決済処理において、実際にクレジット会社などの決済処理を行なう会社に対する決済を実行するサーバである。
また、オーダー決済連携サーバ40は、決済処理アプリケーション41が備えられている。
決済処理アプリケーション41は、決済方法に対応した会社、例えばクレジット会社の処理サーバにアクセスし、客の使用するカードの認証に用いる情報(例えば、クレジットカードであればカード番号及びパスワード(PIN(personal identification number)コード)による認証処理)の結果に対応して決済を実行する。
また、決済方法が、QRコード(登録商標)決済などの2次元バーコードを用いた決済や、電子マネーカード決済、電子マネーを用いるアプリケーション決済などの場合、決済処理を実行する会社に対して、オーダー決済連携サーバ40から決済が依頼される。
連携データ照合サーバ30は、決済認証アプリケーション11から供給される認証情報と連携処理の内容を示す連携情報とに基づき、この認証情報により認証されるオーダーアプリケーション20Aに対して、決済認証アプリケーション11及び連携APIモジュール21を通して、上記連携情報の示す連携処理の内容が対応付けられているか否かの照合を行ない、認証結果を通知する。
連携データ照合サーバ30は、第1の実施形態における連携データ照合サーバ3に対応している。連携データ照合サーバ30は、例えば、連携可否照合部31と照合データベース32との各々を備えている。
連携可否照合部31は、決済認証アプリケーション11から照合の依頼が供給された場合、認証情報に対して、認証情報とともに供給される連携情報における連携処理(決済連携処理、デバイス連携処理及び他アプリケーション連携処理)が対応付けられているか否かの照合を、照合データベース32を参照して行なう。
また、決済処理アプリケーション41は、クレジット会社のサーバにおける決済の結果(正常終了した、あるいは正常終了しない)を示す通知を、このサーバから供給された際、この決済の結果の通知を、オーダー端末1Aの決済アプリケーション10に対して出力する。
決済処理アプリケーション41は、供給される決済の結果の通知を、オーダーアプリケーション20Aに対して出力する。
また、オーダーアプリケーション20Aは、自身の有する決済終了報告アプリケーションに対して、上記決済の結果の通知を、連携APIモジュール21を通して、飲食店にある会計サーバ(店舗サーバ)、または飲食店を管理する本部の本部サーバに対して出力する。
本実施形態によれば、上記「決済の結果の通知」の内容が、正常に決済処理が完了したことを示す通知の場合、飲食店にある会計サーバに対して通知の結果を出力することにより、客200の支払いが終わり店から出て帰宅することを従業員に知らせ、従業員が店の出口において客200の見送りを行なうように促す画面をリアルタイムに表示することで顧客満足度を高めることができる。
また、本実施形態によれば、上述したように、客200の支払いが終わり店から出て帰宅することを従業員に知らせることにより、テーブルを片付けて清掃する指示を従業員にリアルタイムで出すことが可能となり、客200が利用していたテーブルの片付け処理を早く行なえ、飲食店におけるテーブルの回転率を高め、売上を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、飲食店の店舗を管理する本部のサーバに対して、店舗における売上金の金額や決済した商品等を出力することにより、リアルタイムに各店舗の売り上げや、店舗毎の売れ筋商品を把握することが可能になり、当該店舗に対して客単価を上げるために、接客の際のアクション(挨拶や注文時における声だし、店内での客に対するお勧め商品案内など)を行うように従業員に指示を出したり、所定の店舗における本日の売れ筋商品を他店舗に対して紹介し、店舗間における情報共有により、各店舗の売り上げを向上させることが可能となる。
図10は、本実施形態における照合データベース32に予め書き込まれて記憶されている連携処理対応付テーブルの構成例を示す。
図10の連携処理対応付テーブルにおいて、レコード毎に、アプリケーション識別情報、端末シリアル番号、ユーザ識別情報、連携可能な決済処理種類、連携可能デバイス及び連携可能他アプリケーションの各々の欄が設けられている。
アプリケーション識別情報は、オーダーアプリケーションを識別する識別情報である。端末シリアル番号は、製造時にそれぞれの端末の各々に固有に付与される製造番号に対応する番号であり、オーダー端末1Aそれぞれを一意に識別することができる。
ユーザ識別情報は、オーダー端末1Aを運用するユーザ(飲食店)の各々に付与される識別情報であり、ユーザそれぞれを一意に識別することができる。
上述したアプリケーション識別情報、端末シリアル番号及びユーザ識別情報の各々の組合せが認証情報である。
決済処理種類は、決済連携処理において、例えばクレジットカード決済、電子マネーカード決済、QRコード(登録商標)決済などの種類(それぞれの決済種類の運営会社の種類などの決済ブランドも含む)の決済方法が記載され、対応付けがされていない場合、決済の連携が不可能であることを示す。
また、連携可能デバイスは、オーダー端末1Aの搭載されているバーコードリーダなどのハードウェアデバイスのなかで、オーダーアプリケーション20Aが連携可能(連携して処理が可能)なハードウェアデバイスを示している。
また、連携可能他アプリケーションは、オーダー端末1Aが備えている、オーダーアプリケーション20A及び決済アプリケーション10以外のアプリケーションのなかで、オーダーアプリケーション20Aが連携可能なアプリケーション(例えば、代金の割り勘を行なうアプリケーションやポイント付与のアプリケーションなど)を示している。
また、オーダー端末1Aが備えるオーダーアプリケーション20Aには、すでに述べたように、決済アプリケーション10を配給するメーカが配給する連携APIモジュール21が組み込まれている。
連携APIモジュール21は、プログラムライブラリとして、読出関数である決済アプリケーション連携呼出モジュールが備えられている。
オーダーアプリケーション20Aは、連携APIモジュール21の決済アプリケーション連携呼出モジュールを介して、会計を行なう際に決済処理と連携するため、飲食の代金と、テーブル番号とを含む会計情報を読み出し、決済認証アプリケーション11に対して出力する。これにより、決済認証アプリケーション11は、オーダーアプリケーション20Aから認証情報として、オーダーアプリケーション20Aのアプリケーション識別情報などを読み込む。
また、オーダーアプリケーション20Aは、連携APIモジュール21のデバイス連携呼出モジュールを介して、オーダー端末1Aが搭載する決済処理に用いるハードウェアデバイスを使用する場合、使用するハードウェアデバイスの情報を、連携APIモジュール21を介して決済認証アプリケーション11に対して出力する。決済認証アプリケーション11は、オーダーアプリケーション20Aから認証情報を読み込み、認証情報とともにハードウェアデバイスの情報を、連携データ照合サーバ30に対して出力し、連携可能であるかの認証を依頼する。
また、オーダーアプリケーション20Aが連携APIモジュール21の非決済アプリケーション連携呼出モジュール213を介して他アプリケーションを使用する依頼を行なった場合も、決済認証アプリケーション11は、上述した連携データ照合サーバ30を用いたオーダーアプリケーション20Aの認証処理を行ない、オーダーアプリケーション20Aが他アプリケーションと連携可能か否かの判定を行なう。すなわち、決済認証アプリケーション11からの連携データ照合サーバ30に対する認証の依頼は、決済アプリケーション10や他のアプリケーションとの連携毎に行なわれる。
以下、図11、図12及び図13の各々を用いて、本実施形態のオーダー決済連携システムにおけるオーダー及び決済の連携処理を説明する。図12は、テーブルに配置されたオーダー端末1Aでセルフオーダーを行ない、セルフ決済を行なう処理を説明する概念図である。図13は、連携処理におけるオーダー端末1Aの表示画面の遷移を説明する概念図である。
図11は、本実施形態のオーダー決済連携システムにおけるオーダー及び決済の連携処理の動作例を示すフローチャートである。以下の説明において、オーダーアプリケーション20Aの認証に用いる認証情報を、オーダーアプリケーション20Aのアプリケーション識別情報のみとする。
ステップS201:
図12に示す様に、例えば、客200は、入店して、店員250の座席案内によりテーブル260の席に着席する。
そして、客200は、テーブル260の各々に配置されているタブレット端末であるオーダー端末1Aにより、自身により飲食する商品を選択して注文を行なう(セルフオーダー)。このとき、図13に示す様に、オーダー端末1Aにおけるオーダーアプリケーション20Aは、オーダー端末1Aの表示画面10Sに対し、飲食する商品のメニューを表示する(図13のF1)。
ここで、客200は、表示画面10Sに表示されたメニューから飲食する商品を選択し、表示画面10Sに表示されるメニュー選択画面から、メニューから選択した商品の注文を行なう(図13のF2)。
また、客200は、飲食する商品の追加注文なども、オーダー端末1Aを用いたセルフオーダーにより行なう。
ステップS202:
客200は、飲食が終了した後、オーダー端末1Aの表示画面10Sに表示されている会計ボタンを選択してタッチするなどし、飲食の代金(飲食した商品の合計金額)の会計を指示する処理を行なう(会計処理:図13のF3)。
これにより、オーダーアプリケーション20Aは、決済処理との連携を行なう処理(連携処理)を開始する。すなわち、オーダーアプリケーション20Aは、連携APIモジュール21に対して、連携処理を行なう命令を出力する。
また、オーダー端末1Aがテーブル260に配置されておらず、店員250がオーダー端末1Aを携帯している場合、客200は会計の際に店員250を呼ぶ。
そして、店員250が携帯するオーダー端末1Aを借りて、テーブル260に配置されたオーダー端末1Aと同様にセルフ決済の処理を行なう。
このとき、オーダーアプリケーション20Aは、オーダー端末1Aにおいて決済可能な決済方法の決済種類を、表示画面10Sに表示し、客200に対して利用したい決済の決済種類の選択を行なうように促す表示を行なう(図13のF4)。
そして、客200は、表示画面10Sに表示された決済方法の決済種類から、自身の利用する決済方法を選択する。
これにより、オーダーアプリケーション20Aは、連携APIモジュール21に対して、飲食の代金の決済方法を出力する。
連携APIモジュール21は、オーダーアプリケーション20Aから、このオーダーアプリケーション20Aの認証に用いる認証情報としてアプリケーション識別情報、客200の飲食の代金及び選択された利用したい決済の種類の各々の供給を受ける。
ステップS203:
連携APIモジュール21は、オーダーアプリケーション20Aの認証情報であるアプリケーション識別情報及び飲食の代金の各々を、連携処理依頼情報をして出力する。
このとき、連携APIモジュール21は、オーダーアプリケーション20Aが決済種類を選択する機能を有している場合、決済方法も上記連携処理依頼情報に含めて、決済アプリケーション10に対して出力する。一方、連携APIモジュール21は、オーダーアプリケーション20Aが決済種類を選択する機能を有していない場合、決済方法を上記連携処理依頼情報に含めず、この連携処理依頼情報を決済アプリケーション10に対して出力する。
そして、決済アプリケーション10は、連携処理依頼情報に決済方法の決済種類(決済種別)が含まれているか否かの判定を行なう。
このとき、決済アプリケーション10は、連携処理依頼情報に決済方法の決済種類が含まれている場合、処理をステップS207へ進める。一方、決済アプリケーション10は、連携処理依頼情報に決済方法の決済種類が含まれていない場合、処理をステップS204へ進める。
ステップS204:
決済アプリケーション10は、決済認証アプリケーション11を介して連携データ照合サーバ30に対してオーダーアプリケーション20Aの認証情報であるアプリケーション識別情報を送信する。
そして、決済アプリケーション10は、オーダーアプリケーション20Aが連携処理として利用可能な決済方法の決済種類を、決済認証アプリケーション11を通して、連携データ照合サーバ30へ問い合わせる。
ステップS205:
これにより、連携データ照合サーバ30において、連携可否照合部31は、照合データベース32における連携処理対応付テーブルを参照し、問い合せのオーダーアプリケーション20Aに応付けられている(使用可能とされている)決済方法の決済種類を抽出する。
そして、連携可否照合部31は、抽出した決済種類の各々を(決済種類が一つの場合も含む)を、照合結果として決済認証アプリケーション11及び連携APIモジュール21を通してオーダーアプリケーション20Aに対して返信する。
なお、決済アプリケーション10は、オーダー端末1Aで決済が可能な決済方法の各々を、表示画面10Sに表示し(図13のF5)、客200に対して、そのなかから使用したい決済方法を選択することを促す。
ステップS206:
そして、客200は、表示画面10Sに表示されている決済方法のなかから、自身が利用を希望する決済方法を選択する。
決済アプリケーション10は、客が選択した決済方法を決済種類として一時的に記憶する。あわせて、オーダーアプリケーション20Aは、照会結果と共に決済アプリケーション10を連携APIモジュール21を通して起動する。
ステップS207:
決済アプリケーション10は、決済種類に対応したカードの読取りのハードウェアを起動し、客200に対してカード情報の入力を促す。
例えば、決済アプリケーション10は、クレジットカードであれば、オーダー端末1Aに設けられたIC(integrated circuit )カードリーダを起動し、表示画面10Sに対して、「クレジットカードをどうぞ」などの文字情報を表示して、クレジットカードをICカードリーダに近接させることを促す(図13のF6)。
そして、決済アプリケーション10は、ICカードリーダを介してクレジットカード27から、ICチップに記録されているカード番号を読み込む(図12)。
また、決済アプリケーション10は、客200に対して、クレジットカードに対して設定しているパスワード(PINコード)を入力するように促す。
客200は、オーダー端末1Aの表示画面10Sに表示されるテンキーから、自身がクレジットカードに対して設定しているパスワードを入力する。
ステップS208:
決済アプリケーション10は、アプリケーション識別情報を認証情報として、また飲食の代金、決済種類(クレジットカード決済)、カード番号及びパスワードの各々を決済情報として、オーダー決済連携サーバ40に対して送信する。
このとき、決済種類としてQRコード(登録商標)決済を選択した場合、決済情報としては、飲食の代金、決済種類(QRコード(登録商標)決済)及びQRコード(登録商標)の各々である。また、決済種類として電子マネー決済を選択した場合、決済情報としては、飲食の代金、決済種類(電子マネー決済)及びカード番号(カード裏面の暗証番号)の各々である。
ステップS209:
決済認証アプリケーション11は、オーダー端末1Aから供給された連携依頼における認証情報を読み込む。
そして、決済認証アプリケーション11は、読み込んだ認証情報を連携データ照合サーバ30へ送信し、オーダー端末1Aの備えるオーダーアプリケーション20Aが、決済処理と連携可能か否かの判定を依頼する。
ステップS210:
連携データ照合サーバ30において、連携可否照合部31は、照合データベース32における連携処理対応付テーブルを参照し、依頼された認証情報に対応して連携可能として設定されている決済種類のなかに、依頼された決済方法があるか否かの判定を行なう。
そして、連携可否照合部31は、認証情報に対応した決済種類のなかに依頼された決済方法が検出されれば、認証結果がOKであることを示す照合結果をオーダー決済連携サーバ40に対して返信し、処理をステップS111へ進める。
一方、連携可否照合部31は、認証情報に対応した決済種類のなかに依頼された決済方法が検出されなければ、認証結果がNGであることを示す照合結果を、オーダー決済連携サーバ40に対して返信する。
ステップS211:
決済認証アプリケーション11は、連携データ照合サーバ30から認証情報に対する連携処理が可能であるとの照合結果を得た場合、決済処理を決済処理アプリケーション41に対して指示する。
決済処理アプリケーション41は、決済方法に対応して、例えば所定のクレジット会社のサーバに対して、飲食の代金、カード番号及びパスワードを出力し、飲食の代金の決済を依頼する。
そして、クレジット会社のサーバは、オーダー決済連携サーバ40から入力されるカード番号及びパスワードの各々が自身のデータベースに登録されているか否か、すなわち決済を行なっても良いか否かの判定を行なう。
このとき、クレジット会社のサーバは、カード番号及びパスワードの各々が自身のデータベースに登録されている場合、入力された飲食の代金の決済を行なった後、決済が正常に完了したことを示す通知(決済OK)をオーダー決済連携サーバ40に対して送信する。一方、クレジット会社のサーバは、カード番号及びパスワードの各々が自身のデータベースに登録されていない場合、入力された飲食の代金の決済を行なわずに、決済を正常に行なえないことを示す通知(決済NG)をオーダー決済連携サーバ40に対して送信する。
ステップS212:
決済処理アプリケーション41は、クレジット会社のサーバから供給される通知が、決済OKかあるいは決済NGかの判定を行なう。
そして、決済処理アプリケーション41は、クレジット会社のサーバから供給される通知が決済OKの場合、処理をステップS213へ進める。
一方、決済処理アプリケーション41は、クレジット会社のサーバから供給される通知が決済NGの場合、表示画面10Sに再度、決済情報の入力を促す表示を行ない、処理をステップS207へ進める。
ステップS213:
決済処理アプリケーション41は、オーダー端末1Aに対して、決済処理が正常に完了したことを示す正常完了通知(決済の結果の通知)を出力する。
ステップS214:
オーダー端末1Aにおいて、決済アプリケーション10は、自身が決済種類の表示を行った場合、表示画面10Sに対して、正常に決済処理が終了したことを表示する(図13のF7)。
これにより、客200は、セルフ決済により、飲食の代金の支払が終了したことを確認する。
また、決済アプリケーション10は、連携APIモジュール21を介して、オーダーアプリケーション20Aに対して、正常完了通知を出力する。
そして、オーダーアプリケーション20Aにおける決済終了報告アプリケーションは、飲食店の会計場所にある会計サーバ(店舗サーバ)、及び飲食店を管理する本部の本部サーバに対して出力する。
また、オーダー端末1Aにおいて、決済アプリケーション10は、自身が決済種類の表示を行わなかった場合、正常に決済処理が終了したことを、連携APIモジュール21を介して、オーダーアプリケーション20Aに対して通知する。
そして、オーダーアプリケーション20Aは、自身が決済種類の表示を行った場合、表示画面10Sに対して、正常に決済処理が終了したことを表示する(図13のF8)。
この場合にも、オーダーアプリケーション20Aにおける決済終了報告アプリケーションは、飲食店の会計場所にある会計サーバ(店舗サーバ)、及び飲食店を管理する本部の本部サーバに対して出力する。
ステップS215:
決済アプリケーション10は、オーダーアプリケーション20Aに対してのみではなく、飲食店の現金で会計管理を行なう会計管理コンピュータに対して、テーブル260を識別する情報を付加して、飲食の代金及び決済が終了したことを通知する。
これにより、飲食店の店員250は、会計サーバにより、テーブル260の各々における、客200によるオーダー端末1Aを用いたセルフ決済の処理が終了したか否かの確認が行なえる。
そして、店員250は、客200に対する支払処理を行なうことなく、通知されたテーブル260の皿やコップなどの片付けを行い、次の客に対応する準備を行なうことができる。
そのため、会計に人の手が必要なくなり、店員250の作業が料理を運んだり、テーブル260の片付けを行なうのみとすることが可能となり、飲食店における店員250の作業の効率化を図ることができる。
また、飲食店がチェーン店である場合、決済アプリケーション10は、オーダーアプリケーション20Aに対してのみではなく、チェーン店を統括する本部の売上管理サーバなどに対して、飲食した商品の種類と、それぞれの商品の単価及び注文数と、その合計金額である飲食の代金との各々を出力する。
これにより、チェーン店の本部において、飲食店の店舗毎において、売上の管理、商品の種類毎の数量の在庫管理、新しい商品の開発などの統計的な処理を行なうことができる。
上述したように、本実施形態によれば、オーダー端末1A一台にオーダー機能と決済機能とを備えたため、飲食店などでテーブル毎にオーダー端末1Aを配置することにより、客がテーブルの席に座った状態で、商品のセルフオーダー及び飲食の代金のセルフ決済を行なうことができる。
また、本実施形態によれば、客自身が決済処理を行なうため、決済の媒体であるクレジットカードや電子マネーのカードを店員に渡すことなく、客自身がカードを携帯して決済を行なうことができるので、セキュリティを向上させることができ、客の安心感を満足させることができる。
また、本実施形態によれば、テーブルにオーダー端末1Aを一台配置することにより、客がセルフオーダー及びセルフ決済が行えるため、テーブル上における端末が占有する領域を少なくすることができ、テーブル面における利用効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、オーダーアプリケーション20Aを従来のアプリケーションを、連携APIモジュールを埋め込むことにより、ほぼそのまま使用できるため、新たに作成する必要が無いため、オーダー端末1Aに対して簡易にオーダー機能と決済機能とを備えさせることができる。
図14は、キオスク券売機から本実施形態によるオーダー端末への置き換えを説明する概念図である。
図14(a)は、駅などにあるキオスクが運営する飲食店で現在用いられているキオスク券売機300の外観を示している。このキオスク券売機300は、前面において、領域301に商品の写真などが貼付され、領域302に各商品の購入に用いる選択ボタンが配設され、領域303に選択する商品の代金を入金したり、商品と引き替える引換券やおつりを出力したりする機能が配設されている。
キオスク券売機300は、客がお金を入れて商品の選択ボタンを押下した場合、選択された商品(料理や飲み物)の引換券を出力するとともに、作成指示を厨房のエントリーシステムに出力する。そして、厨房の調理する担当者が料理を作成し、客が作成された商品と引換券とを交換して商品を取得する。
しかしながら、飲食店において料理や飲み物などの商品を入れ替える場合、キオスク券売機300のボタンに取り付けられている商品名や商品の価格などを交換したり、商品の写真を差し替える手間がかかる。また、飲食店で販売する商品の価格が変更となった場合も同様に、ボタンに表示されている価格を交換する必要がある。
図14(b)は、本実施形態によるオーダー端末1Aを用いたキオスク券売機を示している。この場合、オーダー端末1Aの表示画面10Sに商品及び価格とを表示して運用する。このため、飲食店の商品を入れ替えたり、商品の価格を変更したりした場合、オーダー端末1Aにおける商品のデータベースを変更するのみで、商品の入れ替えや価格変更の処理が行える。このため、オーダー端末1Aを用いることにより、上述したキオスク券売機300における商品の入れ替えや価格変更の処理を容易に行なうことが可能となる。
また、客はクレジットカードや電子マネーカードなどの決済方法により、容易にセルフ決済の処理を行なうことができ、現金を所持していない場合でも、飲食を行なうことが可能となる。
また、第1の実施形態と同様に、図1に示すダウンロードセンター400のダウンロードサーバ4を経由して、オーダーアプリケーション20Aや非決済アプリケーション20をダウンロードして、これらのアプリケーションのインストール及び活性化を行なって使用しても良い。
また、本実施形態においては、飲食店の商品の注文を行なうオーダー端末を一例として説明したが、例えば被服、靴などの商品を販売する商業施設などにおけるオーダー端末として用いても良い。
また、図9に示すオーダー決済連携システム100Aのオーダー端末1Aにおける決済アプリケーション10、決済認証アプリケーション11及びオーダーアプリケーション20と、オーダー決済連携サーバ40における決済処理アプリケーション41と、連携データ照合サーバ30との各々の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、オーダー端末1A及びオーダー決済連携サーバ40間における決済処理の連携を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1A,1A-1,1A-n…オーダー端末
3…連携データ照合サーバ
4…ダウンロードサーバ
4_1…アプリケーションデータベース
4_2…管理データベース
10S…表示画面
10…決済アプリケーション
11…決済認証アプリケーション
20…非決済アプリケーション
20A…オーダーアプリケーション
21…連携APIモジュール
30…連携データ照合サーバ
31…連携可否照合部
32…照合データベース
40…オーダー決済連携サーバ
41…決済処理アプリケーション
100…決済サービス連携システム
100A…オーダー決済連携システム
105…情報通信網
111…決済アプリケーション連携インターフェースモジュール
112…デバイス連携インターフェースモジュール
113…非決済アプリケーション連携インターフェースモジュール
114…認証モジュール
115…決済アプリケーション連携モジュール
116…非決済アプリケーション連携モジュール
211…決済アプリケーション連携呼出モジュール
212…デバイス連携呼出モジュール
213…非決済アプリケーション連携呼出モジュール
400…ダウンロードセンタ

Claims (4)

  1. 注文を行なうためのオーダー端末であり、
    オーダーアプリケーションで実行される、注文を入力する注文処理を行なう注文処理部と、
    決済アプリケーションで実行される、代金の決済処理を行なう決済処理部と、
    前記オーダーアプリケーションと前記決済アプリケーションとの連携処理の可否を、決済認証アプリケーションで実行される判定の処理により行なう認証部と
    を備え
    前記オーダーアプリケーションが、前記決済処理を行なう決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示し、前記オーダーアプリケーションを認証するための認証情報とともに前記決済種類及び前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーションへ出力し、
    前記認証部は、前記決済アプリケーションへ出力された前記認証情報に基づき、前記オーダーアプリケーションが決済連携可能なアプリケーションであるか否かの判定を行なう
    ことを特徴とするオーダー端末。
  2. 前記オーダーアプリケーションが、前記オーダーアプリケーションを認証するための認証情報である自身の認証情報とともに前記決済処理を行なう前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーションへ出力する連携アプリケーションを備え、
    前記決済アプリケーションが、前記オーダー端末に対して決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示させ、決済に用いられる前記決済種類を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーダー端末。
  3. 注文を入力するオーダーアプリケーションと、代金の決済要求を行なう決済アプリケーションとを有するオーダー端末を用いたセルフ決済方法であり、
    前記オーダーアプリケーションが注文を入力する注文処理過程と、
    前記決済アプリケーションが代金の決済処理を行なう決済処理過程と、
    前記オーダーアプリケーションと前記決済アプリケーションとの連携処理の可否を、決済認証アプリケーションで実行される判定の処理により行なう認証過程と
    を備え
    前記オーダーアプリケーションが、前記決済処理を行なう決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示し、前記オーダーアプリケーションを認証するための認証情報とともに前記決済種類及び前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーションへ出力し、
    前記認証過程において、前記決済アプリケーションへ出力された前記認証情報に基づき、前記オーダーアプリケーションが決済連携可能なアプリケーションであるか否かの判定を行なう
    ことを特徴とするセルフ決済方法。
  4. 注文を行なうためのオーダー端末としてコンピュータを機能させるためのプログラムであり、
    前記コンピュータを、
    注文を入力するオーダーアプリケーション手段、
    代金の決済処理を行なう決済アプリケーション手段、
    前記オーダーアプリケーション手段と前記決済アプリケーション手段との連携処理の可否の判定の処理を行なう決済認証アプリケーション手段
    として機能させ
    前記オーダーアプリケーション手段が、前記決済処理を行なう決済方法の種類である決済種類を選択する選択画面を表示し、前記オーダーアプリケーション手段を認証するための認証情報とともに前記決済種類及び前記代金の情報を有する決済情報を、前記決済アプリケーション手段へ出力し、
    前記決済認証アプリケーション手段が、前記決済アプリケーション手段へ出力された前記認証情報に基づき、前記オーダーアプリケーション手段が決済連携可能なアプリケーション手段であるか否かの判定を行なう
    めのプログラム。
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