JP7157266B1 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗に対してユーザが貢献しそうかを考慮して店舗が事業者に支払う料金を決定する。【解決手段】情報処理装置1は、店舗の利用を希望するユーザが店舗の利用予約を行った場合か又はユーザが店舗を利用した場合かの少なくともいずれかにおける、ユーザと同伴して店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定する特定部134と、ユーザのユーザ端末2に店舗に係る広告が送信された場合、又はユーザによる店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額を算出するための基準である請求基準を、特定された同伴者数に基づいてユーザに対して決定する決定部135と、ユーザのユーザ端末に店舗に係る広告が送信された場合か又はユーザによる当該店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われた場合に、当該ユーザに対して決定された請求基準に基づいて当該店舗に対する請求金額を算出する算出部137と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、店舗に請求する請求金額を算出するための情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
ユーザが店舗の広告を閲覧して店舗を利用したり、ユーザが店舗の利用予約を行ったりしたことに応じて、店舗の広告を提供する事業者や店舗の利用予約を受け付ける事業者に対して料金を支払うことが行われている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第6924915号公報
従来の技術では、ユーザによる広告の閲覧の実績及び店舗の利用予約の実績に基づいて店舗が事業者に対して支払う料金が決定されるにすぎない。このため、従来の技術では、店舗に対してユーザが貢献しそうかが考慮されずに料金が決定されてしまうという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、店舗に対してユーザが貢献しそうかを考慮して店舗が支払う料金を決定することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理装置は、店舗の利用を希望するユーザが前記店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが前記店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、前記ユーザと同伴して前記店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定する特定部と、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる店舗の利用に対応して代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額を算出するための基準である請求基準を、前記特定部が特定した前記同伴者数に基づいて前記ユーザに対して決定する決定部と、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準に基づいて当該店舗に対する請求金額を算出する算出部と、を有する。
前記情報処理装置は、前記店舗から、前記店舗に係る広告を送信する対象とする前記ユーザに対応する請求基準を受け付け、受け付けた請求基準に対応する前記ユーザの端末に、前記店舗に係る広告を送信する広告送信部をさらに有し、前記算出部は、前記広告送信部が前記ユーザの端末に前記店舗に係る広告を送信した場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準を用いて、前記店舗に対する請求金額を算出してもよい。
前記請求基準は、店舗に対するユーザのランクであり、前記広告送信部は、前記店舗から、複数のランクの中から前記店舗に係る広告を送信する対象とするユーザのランクを受け付け、受け付けたランクに対応する前記ユーザの端末に、前記店舗に係る広告を送信してもよい。
前記特定部は、複数の店舗のそれぞれに対して、前記ユーザが店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける前記同伴者数を特定し、前記決定部は、複数の店舗それぞれに対応する前記請求基準を、複数の店舗それぞれに対して前記特定部が特定した前記ユーザの前記同伴者数に基づいて、当該ユーザに対して決定し、前記算出部は、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、当該店舗及び当該ユーザに対応する前記請求基準に基づいて、当該店舗に対する請求金額を算出してもよい。
前記特定部は、前記店舗に設けられている店舗端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記同伴者数を示す利用人数情報とを受信し、受信した利用人数情報が示す同伴者数を、受信した前記ユーザ識別情報が示すユーザに対応する前記同伴者数と特定してもよい。
前記情報処理装置は、前記ユーザの端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記店舗において前記ユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所識別情報とを受信するとともに、前記ユーザと異なる他ユーザの端末から、前記他ユーザの前記ユーザ識別情報と、前記店舗において前記他ユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所識別情報とを受信する受信部をさらに有し、前記特定部は、前記受信部が前記ユーザの端末から受信した前記場所識別情報と同一の場所識別情報とともに受信した前記他ユーザの前記ユーザ識別情報の数に基づいて、前記ユーザに対応する前記同伴者数を特定してもよい。
前記特定部は、前記ユーザが前記店舗の利用予約を行った場合と、前記ユーザが前記店舗を利用した場合とのそれぞれに対して、前記ユーザに対応する前記同伴者数を特定し、特定した2つの同伴者数が異なる場合、前記ユーザが前記店舗を利用した場合において特定された前記同伴者数を採用してもよい。
前記特定部は、前記ユーザが前記店舗を複数回利用した場合のそれぞれにおける前記同伴者数を特定し、前記決定部は、前記特定部が前記ユーザに対して特定した複数の前記同伴者数の平均値、中央値、又は最頻値に基づいて、前記ユーザに対応する前記請求基準を決定してもよい。
前記決定部は、前記特定部が特定した前記同伴者数が多い前記ユーザの請求基準を、前記特定部が特定した前記同伴者数が少ない前記ユーザの請求基準よりも、前記店舗に請求する請求金額が高く算出される前記請求基準に決定してもよい。
前記算出部は、前記ユーザが前記店舗を利用したことに応じて前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準と、前記代金とに基づいて、前記店舗に対する請求金額を算出してもよい。
前記算出部は、前記ユーザが前記店舗の利用予約を行ったことに応じて前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準と、前記代金とに基づいて、前記店舗に対する請求金額を算出してもよい。
本発明の第2の態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する、店舗の利用を希望するユーザが前記店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが前記店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、前記ユーザと同伴して前記店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定するステップと、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる店舗の利用に対応して代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額を算出するための基準である請求基準を、特定した前記同伴者数に基づいて前記ユーザに対して決定するステップと、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準に基づいて当該店舗に対する請求金額を算出するステップと、を有する。
本発明の第3の態様に係るプログラムは、コンピュータを、店舗の利用を希望するユーザが前記店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが前記店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、前記ユーザと同伴して前記店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定する特定部、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる店舗の利用に対応して代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額を算出するための基準である請求基準を、前記特定部が特定した前記同伴者数に基づいて前記ユーザに対して決定する決定部、及び、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準に基づいて当該店舗に対する請求金額を算出する算出部、として機能させる。
本発明によれば、ユーザの店舗における行動を考慮して店舗が支払う料金を決定することができるという効果を奏する。
注文システムの概要を示す図である。 情報処理装置の機能構成を示す図である。 関連付け情報の一例を示す図である。 記憶部に記憶されている注文情報の一例を示す図である。 ランク決定用テーブルの一例を示す図である。 ランク別係数テーブルの一例を示す図である。 代金別単価テーブルの一例を示す図である。 情報処理装置がユーザのランクを決定するときの処理の流れを示すフローチャートである。 注文システムにおけるモバイルオーダーサービスに係る処理の流れを示すシーケンス図である。 図9に続くシーケンス図である。 店舗別ユーザランク情報の一例を示す図である。
[注文システムSの概要]
図1は、注文システムSの概要を示す図である。注文システムSは、店舗に来店したユーザが自身の端末を用いて店舗に対する商品の注文と、注文に対する決済とを行うためのモバイルオーダーサービスを提供するシステムである。注文システムSは、情報処理装置1と、ユーザが使用するユーザ端末2と、店舗において使用される店舗端末3とを有する。なお、図1には、ユーザ端末2として、第1のユーザが使用する第1のユーザ端末2Aと、第2のユーザが使用する第2のユーザ端末2Bとが示されているが、注文システムSは、3台以上のユーザ端末2を有してもよい。また、以下の説明において、第1のユーザ端末2Aと、第2のユーザ端末2Bとを区別しない場合、単にユーザ端末2という。
情報処理装置1は、モバイルオーダーサービスを提供するコンピュータであり、ユーザ端末2及び店舗端末3と通信可能に接続されている。ユーザ端末2は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末であり、モバイルオーダーサービスを実現するためのモバイルオーダーアプリケーションが予めインストールされている。店舗端末3は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等の端末である。
店舗は、例えば飲食店であり、ユーザから料理や飲料等の商品の注文を受けたことに応じて、当該商品をユーザに提供する。店舗には、ユーザが商品の提供を受ける場所としての複数のテーブルが設けられている。なお、店舗は飲食店であることとしたが、店内においてユーザから商品の注文を受けたことに応じて、店内において当該商品をユーザに提供する形態の店舗であれば、飲食店とは異なる店舗であってもよい。
複数のテーブルのそれぞれには、ユーザがユーザ端末2を用いて店舗に商品を注文可能にするために、QRコード(登録商標)等のコードが付されている。コードには、店舗を識別するための店舗識別情報としての店舗IDと、ユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所識別情報としての場所IDとが含まれている。
以下、図1を参照しながら、決済が完了するまでの流れを説明する。
まず、ユーザは、ユーザ端末2を操作してモバイルオーダーアプリケーションを実行し、店舗において、自身の席に設けられているコードCをユーザ端末2に読み取らせる。ユーザ端末2は、コードCに含まれている店舗ID及び場所IDを抽出すると、ユーザを識別するためのユーザ識別情報としてのユーザIDと、抽出した店舗ID及び場所IDとを含むメニュー取得要求を情報処理装置1に送信する(図1における(1))。ユーザIDは、例えば、モバイルオーダーサービスやモバイルオーダーアプリケーションを提供する事業者がユーザに付与するIDである。
情報処理装置1は、ユーザ端末2からメニュー取得要求を受信すると、メニュー情報をユーザ端末2に送信する(図1における(2))。メニュー情報には、メニュー取得要求に含まれている店舗IDが示す店舗において提供される商品を示す商品情報が含まれている。
ユーザ端末2は、メニュー情報を受信するとメニュー画面を表示し、商品の注文を受け付ける。ユーザ端末2は、ユーザから商品の注文を受け付けると、注文された商品の商品情報を含む注文情報と、コードCから予め抽出した店舗ID及び場所IDとを情報処理装置1に送信する(図1における(3))。
情報処理装置1は、店舗IDと、場所IDと、注文情報とを受信すると、受信した店舗IDに対応する店舗の店舗端末3に、注文情報と、場所IDとを送信する(図1における(4))。店舗端末3は、注文情報と、場所IDとを受信すると、これらの情報を自身の表示部に表示する。店舗の店員は、店舗端末3に表示された注文情報と場所IDとを確認し、当該場所IDが示す場所に位置するユーザに、注文情報に対応する商品を提供する。
また、メニュー情報には、注文に対する決済要求を行うための操作を受け付けるための情報が含まれている。ユーザ端末2は、メニュー画面を介して注文に対する決済要求操作を受け付けると、コードCから予め抽出した店舗ID及び場所IDとを含む決済要求を情報処理装置1に送信する(図1における(5))。情報処理装置1は、決済要求と、店舗ID及び場所IDとを受信すると、当該店舗ID及び場所IDに対応する注文に対応する決済を行う。
ところで、店舗への送客を行うために、店舗側から事業者にユーザへの広告配信を依頼したり、事業者が提供する店舗予約システムにおいて店舗の予約を受け付けたりする場合がある。この場合において、従来は、ユーザによる広告の閲覧の実績及び店舗の利用予約の実績に基づいて事業者が店舗に請求する請求金額が決定されており、当該ユーザが店舗に対して貢献しそうなユーザであるかが考慮されていないという問題があった。
これに対し、情報処理装置1は、ユーザが利用予約を行った場合、及び店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、ユーザと同伴して店舗を利用する同伴者の人数を特定する。情報処理装置1は、特定した同伴者の人数に基づいて、ユーザに店舗の広告を送信した場合又はユーザが店舗を利用した場合に当該店舗に請求する請求金額を算出するための基準である請求基準を予め決定する。そして、情報処理装置1は、ユーザに店舗の広告を送信した場合又はユーザが店舗を利用した場合に、予め決定した請求基準に基づいて、当該店舗に対する請求金額を算出する。このようにすることで、情報処理装置1は、店舗に対してユーザが貢献しそうかを店舗が支払う料金の決定に反映させることができる。
以下、情報処理装置1の構成の詳細を説明する。以下、代金の支払いを行うユーザが、代金の支払いを行わないユーザを同伴させるものとして説明を進める。
[情報処理装置1の機能構成]
図2は、情報処理装置1の機能構成を示す図である。情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
通信部11は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2及び店舗端末3とデータを送受信するための通信インターフェースである。
記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等を有する。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。記憶部12は、制御部13を、受信部としてのメニュー提供部131、注文処理部132、決済処理部133、特定部134、決定部135、広告送信部136、算出部137及び請求部138として機能させるプログラムを記憶する。
また、記憶部12は、店舗を識別するための店舗IDと、当該店舗において提供される商品を示す商品情報とを関連付けて記憶する。具体的には、記憶部12は、店舗を識別するための店舗IDに、商品情報としての商品名及び商品IDと、商品の価格と、商品の画像とを含むメニュー情報とを関連付けた店舗別メニュー情報を記憶する。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、メニュー提供部131、注文処理部132、決済処理部133、特定部134、決定部135、広告送信部136、算出部137及び請求部138として機能する。
メニュー提供部131は、ユーザ端末2から、ユーザが来店した店舗を示す店舗IDと、当該店舗において当該ユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所IDと、当該ユーザを識別するためのユーザIDとを含むメニュー取得要求を受信する。メニュー提供部131は、メニュー取得要求を受信すると、受信したメニュー取得要求に含まれている店舗IDに関連付けられて記憶部12に記憶されている商品情報を含むメニュー情報を、メニュー取得要求を送信したユーザ端末2に送信する。
また、メニュー提供部131は、ユーザ及び同伴者が来店したことを特定するための処理であるチェックイン処理を行う。具体的にはまず、メニュー提供部131は、ユーザの提供場所に対応する店舗ID及び場所IDに対応して決済処理部133により決済が行われた後に、当該店舗ID及び場所IDと、ユーザIDとを含むメニュー取得要求を初めて受信した場合、ユーザの注文と、他ユーザの注文、すなわち、当該決済後の注文と、当該決済前の注文とを区別するための識別情報であるオーダーIDを生成する。メニュー提供部131は、生成したオーダーIDと、メニュー取得要求に含まれている店舗ID及び場所IDとを関連付けて記憶部12に記憶させる。
また、メニュー提供部131は、ユーザの提供場所に対応する店舗ID及び場所IDに対して決済処理部133により決済が行われた後に受信したメニュー取得要求に含まれるユーザIDが、当該決済が行われた後に新たに受信したユーザIDである場合、メニュー取得要求に含まれるユーザID、店舗ID及び場所IDと、生成したオーダーIDとを関連付けて関連付け情報として記憶部12に記憶させる。
例えば、第1のユーザと、第1のユーザの同伴者である第2のユーザとが、所定のテーブルに着いたとする。そして、第1のユーザが使用する第1のユーザ端末2Aが、第1のユーザを示す第1のユーザIDと、所定のテーブルに設けられているコードCから抽出した店舗ID及び場所IDとを含むメニュー取得要求を送信したとする。同様に、第2のユーザが使用する第2のユーザ端末2Bが、第2のユーザを示す第2のユーザIDと、所定のテーブルに設けられているコードCから抽出した店舗ID及び場所IDとを含むメニュー取得要求を送信したとする。
メニュー提供部131は、第1のユーザのユーザ端末2Aから、第1のユーザを識別するためのユーザIDと、店舗の店舗IDと、当該店舗において第1のユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所IDとを含むメニュー取得要求を受信する。同様に、メニュー提供部131は、第1のユーザと異なる第2のユーザのユーザ端末2Bから、第2のユーザのユーザIDと、店舗の店舗IDと、当該店舗において第2のユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所IDとを含むメニュー取得要求を受信する。ここで、第1のユーザと、第2のユーザとは、所定のテーブルに着いていることから、第1のユーザ端末2Aから受信する店舗ID及び場所IDと、第2のユーザ端末2Bから受信する店舗ID及び場所IDとはそれぞれ同一である。
メニュー提供部131は、第1のユーザ端末2Aから受信したメニュー取得要求に含まれる第1のユーザID、店舗ID及び場所IDと、生成したオーダーIDとを関連付け情報として記憶部12に記憶させるとともに、第2のユーザ端末2Bから受信したメニュー取得要求に含まれる第2のユーザID、店舗ID及び場所IDと、生成したオーダーIDとを関連付け情報として記憶部12に記憶させる。
図3は、関連付け情報の一例を示す図である。図3に示される例では、店舗ID「S0029」、場所ID「T01」、オーダーID「O012」に対し、2つのユーザID「U0001」、「U0002」が関連付けられていることが確認できる。このように、ユーザID、店舗ID、場所IDと、オーダーIDとを関連付けて関連付け情報として記憶部12に記憶させることにより、情報処理装置1は、ユーザと、同伴者とを関連付けることができる。
また、メニュー提供部131は、ユーザ端末2から受信した店舗IDに関連付けられて記憶部12に記憶されている商品情報を、当該ユーザ端末2に送信する。具体的には、メニュー提供部131は、記憶部12に記憶されている店舗別メニュー情報を参照し、ユーザ端末2から受信した店舗IDに関連付けられているメニュー情報を特定し、特定したメニュー情報と、生成したオーダーIDとをユーザ端末2に送信する。
注文処理部132は、メニュー提供部131が送信した商品情報に対応する商品の注文情報と、店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDとをユーザ端末2から受信することにより、ユーザ端末2から商品の注文を受け付ける。注文処理部132は、受信した注文情報と、店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDとを関連付ける。
ここで、ユーザ端末2から受信した店舗ID及び場所IDは、ユーザ端末2がメニュー情報の取得要求時に読み取ったコードCから抽出した店舗ID及び場所IDである。なお、店舗ID及び場所IDをメニュー情報に含ませてもよく、ユーザ端末2がメニュー情報から店舗ID及び場所IDを抽出するようにしてもよい。また、注文処理部132は、注文情報と、店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDと受信することとしたが、これに限らない。注文処理部132は、店舗ID及び場所IDを受信せず、注文情報と、オーダーIDと、ユーザIDとのみを受信し、関連付け情報において、オーダーIDに関連付けられている店舗ID及び場所IDを特定してもよい。
オーダーIDは、メニュー提供部131がメニュー情報とともにユーザ端末2に送信したものである。注文情報には、注文された商品の商品ID又は商品名、商品の数量、商品の金額が含まれている。注文情報には、注文された商品をユーザが受け取りたいタイミングを示す情報が含まれていてもよい。
注文処理部132は、店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDと、注文情報とを受信すると、受信した店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDと、注文情報とを関連付けて記憶部12に記憶させる。図4は、記憶部12に記憶されている注文情報の一例を示す図である。図4に示す例では、店舗ID「S0029」、場所ID「T01」、オーダーID「O012」に対し、ユーザID「U0001」のユーザと、ユーザID「U0002」のユーザとのそれぞれが行った注文情報が関連付けられていることが確認できる。
また、注文処理部132は、店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDと、注文情報とを受信すると、受信した店舗IDに対応する店舗の店舗端末3に、受信した注文情報と、場所IDとを送信する。店舗端末3は、注文情報と、場所IDとを受信すると、これらの情報を自身の表示部又は店舗に設けられた表示装置に表示する。店舗の店員は、表示された注文情報と場所IDとを確認することで、当該場所IDが示す場所に対応する注文を把握し、当該場所に位置するユーザに商品を提供することができる。
決済処理部133は、ユーザ端末2から、当該ユーザ端末2を使用するユーザに対するオーダーIDに関連付けられた注文情報に対応する決済要求を受信する。例えば、ユーザ端末2は、メニュー画面において決済要求を行うための操作が行われると、ユーザから決済手段の選択を受け付ける。決済手段は、例えば、クレジットカードや電子マネー等の各種決済サービスにより実現されるキャッシュレスの決済手段である。
ユーザ端末2は、ユーザから決済手段の選択を受け付けると、決済要求を情報処理装置1に送信する。決済要求には、決済要求を送信したユーザ端末2のユーザIDと、メニュー取得要求を送信する際にコードCから抽出された店舗ID及び場所IDと、ユーザに付与されたオーダーIDと、選択された決済手段を示す情報とが含まれている。選択された決済手段を示す情報には、選択された決済サービスを示すサービス種別情報と、選択された決済サービスにおいてユーザを識別するための情報が含まれている。決済サービスにおいてユーザを識別するための情報は、モバイルオーダーアプリケーションに対してユーザが予め登録した情報であり、例えば、クレジットカード番号や、電子マネーサービスにおいてユーザに付与されたIDである。例えば、決済手段としてクレジットカードが選択された場合、選択された決済手段を示す情報には、クレジットカードを示すサービス種別情報と、ユーザのクレジットカードの番号とが含まれている。
なお、ユーザIDと、電子マネーの口座とが予め関連付けられている場合には、決済サービスにおいてユーザを識別するための情報としてユーザIDを採用してもよい。この場合、決済処理部133は、決済要求時にユーザIDを受信しなくてもよく、関連付け情報において、決済要求に含まれるオーダーIDに関連付けられているユーザIDを用いて決済を行うようにしてもよい。また、決済要求に含まれる店舗ID及び場所IDは、コードCから予め抽出した情報であるものとするが、これに限らない。例えば、メニュー情報に店舗ID及び場所IDを含ませておき、ユーザ端末2がメニュー情報から抽出した店舗ID及び場所IDが決済要求に含まれるようにしてもよい。
また、決済要求には、店舗ID及び場所IDと、ユーザに付与されたオーダーIDと、選択された決済手段を示す情報とが含まれていることとしたがこれに限らず、店舗ID及び場所IDを含んでいなくてもよい。この場合、決済処理部133は、関連付け情報を参照し、決済要求に含まれるオーダーIDに関連付けられている店舗IDを特定してもよい。
決済処理部133は、決済要求を受信すると、当該決済要求に含まれる店舗ID、場所ID及びオーダーIDに関連付けられて記憶部12に記憶されている注文情報を特定し、注文情報に含まれている金額を合計することにより支払金額を算出する。決済処理部133は、受信した決済要求に含まれる決済手段を示す情報に基づいてユーザが選択した決済手段を特定し、当該決済手段に対応する決済サービスのサーバに対して、当該決済サービスにおいてユーザを識別するための情報と、算出した支払金額とを送信し、決済を依頼する。
また、決済処理部133は、決済要求とともに受信した店舗IDにより特定される店舗の口座に、算出した支払金額を入金する処理を実行する。決済処理部133は、支払金額から、情報処理装置1における決済手数料を差し引いた金額を、店舗の口座に入金してもよい。決済処理部133は、注文情報に対応する決済処理が完了すると、決済処理が完了したことを示す決済完了情報をユーザ端末2に送信し、決済完了情報をユーザ端末2に表示させる。また、決済処理部133は、決済処理が完了すると、オーダーIDと、ユーザIDと、店舗IDと、場所IDと、支払金額とを関連付けて支払履歴情報として記憶部12に記憶させる。
特定部134は、店舗の利用を希望するユーザが店舗の利用予約を行った場合、及びユーザが店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、ユーザと同伴して店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定する。例えば、特定部134は、所定時間おきに支払履歴情報を参照し、所定期間において、モバイルオーダーサービスを利用する複数の店舗の少なくともいずれかを利用した一以上のユーザそれぞれのユーザIDを特定し、当該ユーザに対応する同伴者数を特定する。特定部134は、所定期間において、ユーザが一以上の店舗を複数回利用した場合、当該ユーザが当該一以上の店舗を複数回利用した場合のそれぞれにおける同伴者数を特定する。
また、特定部134は、店舗予約サービスを提供する予約管理サーバにおいて管理されている予約情報を参照することにより、店舗を利用したユーザに対応する同伴者数を特定する。この場合、店舗予約サービスを提供する予約管理サーバに、ユーザのユーザIDと、店舗の店舗IDと、当該ユーザが当該店舗を利用する利用日時と、当該ユーザが当該店舗を利用するときの利用人数とを含み、当該ユーザによる店舗の利用予約を示す予約情報が記憶されているものとする。特定部134は、予約管理サーバに記憶されている予約情報を参照し、所定期間において店舗の利用予約を行ったユーザの予約情報が存在する場合、当該予約情報に含まれる利用人数に基づいて、同伴者数を特定する。例えば、予約情報に含まれる利用人数が5人である場合、特定部134は、同伴者数を4人と特定する。
また、特定部134は、店舗に設けられている店舗端末3から、店舗の利用予約又は店舗を利用したユーザのユーザIDと、当該ユーザに対応する同伴者数を示す利用人数情報とを受信し、受信した利用人数情報が示す同伴者数を、受信したユーザIDが示すユーザに対応する同伴者数と特定してもよい。この場合、店舗端末3から受信する利用人数情報は、ユーザと同伴者との合計人数であってもよいし、同伴者の人数であってもよい。また、利用人数情報は、店舗端末3を使用する店員が入力したものであってもよい。このようにすることで、情報処理装置1は、店員が入力した情報に基づいて精度良く同伴者数を特定することができる。
また、特定部134は、メニュー提供部131がユーザ端末2から受信した場所IDと同一の場所IDとともに受信した他ユーザのユーザIDの数に基づいて、ユーザに対応する同伴者数を特定してもよい。具体的には、特定部134は、メニュー提供部131により記憶部12に記憶された関連付け情報を参照し、店舗を利用したユーザのユーザIDに対し、オーダーIDを介して関連付けられている他のユーザのユーザIDを特定することにより、ユーザに対応する同伴者数を特定する。このようにすることで、情報処理装置1は、メニュー取得要求を行ったユーザの数に基づいて同伴者数を特定することができる。
また、特定部134は、ユーザが店舗の利用予約を行った場合における当該ユーザに対応する同伴者数である予約時同伴者数と、ユーザが店舗を利用した場合における当該ユーザに対応する同伴者数である利用時同伴者数とを特定してもよい。そして、特定部134は、特定した予約時同伴者数と、利用時同伴者数とが異なる場合、利用時同伴者数を採用してもよい。このようにすることで、情報処理装置1は、ユーザが実際の利用したときの状況に基づいて、同伴者数を精度良く特定することができる。
決定部135は、ユーザ端末2に店舗に係る広告が送信された場合、又はユーザによる店舗の利用に対応して代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額を算出するための基準である請求基準を、特定部134が特定した同伴者数に基づいて、当該ユーザに対して決定する。
ここで、請求基準は、店舗に対するユーザのランクであり、複数の店舗において共通であるものとする。ユーザのランクは、複数の店舗に対するユーザの貢献度の期待値に対応して設定される情報である。例えば、決定部135は、特定部134が特定した同伴者数が多いユーザの請求基準であるランクを、特定部134が特定した同伴者数が少ないユーザの請求基準よりも、店舗に請求する請求金額が高く算出されるランクに決定する。また、決定部135は、特定部134が当該ユーザに対して特定した一以上の同伴者数の平均値、中央値、又は最頻値に基づいて、当該ユーザに対応するランクを決定してもよい。
例えば、記憶部12は、同伴者数の範囲と、ランクとを関連付けたランク決定用テーブルを記憶する。図5は、ランク決定用テーブルの一例を示す図である。図5に示す例では、複数の請求基準として4つのランクが設けられており、4つのランクそれぞれに対し、同伴者数の範囲と、ランクとが関連付けられていることが確認できる。図5に示す例では、ランクSに対応するユーザの貢献度の期待値が最も高く、ランクA、B、Cの順に、対応するユーザの貢献度の期待値が高いものとする。
例えば、特定部134が特定した所定のユーザの同伴者数の平均値が1.5である場合、決定部135は、当該所定のユーザに対応するランクを「B」に決定する。決定部135は、ユーザのランクを決定すると、当該ユーザのユーザIDと、決定したランクとを関連付けてユーザランク情報として記憶させる。決定部135は、ユーザIDに対してランクが既に関連付けられて記憶されている場合、当該ユーザIDに関連付けられているランクを、新たに決定したランクに更新する。
広告送信部136は、複数の店舗のそれぞれから、店舗に係る広告を送信する対象とするユーザに対応する請求基準としてのランクを受け付ける。例えば、広告送信部136は、店舗端末3から、店舗に係る広告を送信する対象とするユーザに対応するランクと、広告を送信するユーザの人数又は広告に支払う金額とを受け付ける。
そして、広告送信部136は、受け付けたランクに対応するユーザのユーザ端末2に、店舗に係る広告を送信する。記憶部12に記憶されているユーザランク情報を参照し、受け付けたランクに関連付けられているユーザIDを特定し、特定したユーザIDに対応するユーザ端末2に店舗に係る広告を送信する。広告送信部136は、受け付けたランクに対応する複数のユーザのユーザ端末2のうち、受け付けた人数又は受け付けた金額に対応する台数のユーザ端末2に広告を送信する。ここで、広告送信部136は、店舗の位置を示す店舗位置情報と、ユーザ端末2の位置を示す端末位置情報とを取得し、受け付けたランクに対応する複数のユーザのユーザ端末2のうち、店舗位置情報が示す位置に近いユーザ端末2に対して広告を送信してもよい。
算出部137は、広告送信部136により、店舗に係る広告がユーザ端末2に送信された場合、又はユーザによる当該店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われた場合に、ユーザに対して決定された請求基準に基づいて当該店舗に対する請求金額を算出する。
例えば、ランクと、請求金額を算出するための重み係数とを関連付けたランク別係数テーブルを記憶部12に記憶させておく。図6は、ランク別係数テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、ランクS、A、B、Cの順に、重み係数の値が高く設定されていることが確認できる。
算出部137は、広告送信部136によりユーザ端末2に店舗に係る広告が送信されたことに応じて、記憶部12に記憶されているユーザランク情報を参照し、当該ユーザ端末2に対応するユーザIDに関連付けられているランクを特定する。そして、算出部137は、ランク別係数テーブルを参照し、特定したランクに関連付けられている重み係数を、送信された広告に対して定められている広告単価に乗算することにより、店舗に対する請求金額を算出する。ここで、広告単価は、広告毎に定められていてもよいし、複数の広告で共通であってもよい。
同様に、算出部137は、ユーザによる当該店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われたことに応じて、記憶部12に記憶されているユーザランク情報を参照し、決済要求を送信したユーザのユーザ端末2に対応するユーザIDに関連付けられているランクを特定する。ここで、ユーザによる代金の支払先は、ユーザが利用した店舗であるものとするが、これに限らず、店舗と提携している電子マネーサービスの事業者や、クレジットカードサービスの事業者であってもよい。また、代金が支払われたことには、店舗、電子マネーサービスの事業者への支払いが完了したことの他に、ユーザによるクレジットカードを利用した決済において、クレジットカードサービスの事業者において、クレジットカードの利用が承認されたことも含まれるものとする。
算出部137は、ランク別係数テーブルを参照し、特定したランクに関連付けられている重み係数を、ユーザの店舗の利用に対して定められている送客単価に乗算することにより、当該店舗に対する請求金額を算出する。ここで、送客単価は、店舗又は店舗の業種毎に定められていてもよいし、複数の店舗で共通であってもよい。ここで、普段支払を行うユーザランクが高いユーザとは異なる、ユーザランクが低いユーザが決済要求を行うことがある。このため、算出部137は、関連付け情報及びユーザランク情報を参照し、決済要求に含まれるオーダーIDに関連付けられている複数のユーザIDそれぞれのランクを特定してもよい。そして、算出部137は、複数のユーザのうち、最もランクが高いユーザのランクに基づいて請求金額を算出してもよい。
なお、算出部137は、請求基準とは異なる情報をさらに用いて、請求金額を算出するようにしてもよい。例えば、算出部137は、ユーザが店舗を利用したことに応じて当該ユーザから代金が支払われた場合に、当該ユーザに対して決定された請求基準と、当該代金とに基づいて、店舗に対する請求金額を算出してもよい。この場合、ユーザが支払代金の範囲と、当該範囲に対応する送客単価とを関連付けた代金別単価テーブルを記憶部12に記憶させておく。図7は、代金別単価テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、高い代金の範囲には、低い代金の範囲に比べて高い送客単価が関連付けられていることが確認できる。
算出部137は、代金別単価テーブルを参照し、ユーザから支払われた代金を含む支払代金の範囲に関連付けられている送客単価を特定する。そして、算出部137は、特定した送客単価と、店舗を利用したユーザに対して特定したランクに関連付けられている重み係数とを乗算することにより、店舗に対する請求金額を算出する。
また、算出部137は、ユーザが店舗の利用予約を行ったことに応じて当該ユーザから代金が支払われた場合に、当該ユーザに対して決定された請求基準と、当該代金とに基づいて、店舗に対する請求金額を算出してもよい。この場合、算出部137は、例えば、事業者が提供する店舗予約システムにおいてユーザから代金が支払われたことに応じて、店舗予約システムから、予約情報とともに、支払われた代金を示す代金情報を受信する。
算出部137は、ユーザランク情報及びランク別係数テーブルを参照し、予約情報に含まれるユーザに対応するランクに関連付けられている重み係数を特定する。また、算出部137は、代金別単価テーブルを参照し、ユーザから支払われた代金を含む支払代金の範囲に関連付けられている送客単価を特定する。そして、算出部137は、特定した送客単価と、重み係数とを乗算することにより、店舗に対する請求金額を算出する。
請求部138は、算出部137により算出された請求金額を店舗に請求するための請求処理を実行する。例えば、請求部138は、店舗端末3に対して、算出した請求金額を示す請求情報を送信する。請求部138は、所定の期間において店舗に対して算出された請求金額を合計し、合計金額を示す請求情報を送信してもよい。なお、請求部138は、予め店舗の口座から請求金額を引き落とす許可を店舗から受け付けておき、店舗IDに対応する店舗の口座から請求金額を自動的に引き落とすとともに、引き落とした結果を示す口座振替情報を店舗端末3に通知してもよい。
[注文システムSにおける処理の流れ]
続いて、注文システムSにおける処理の流れについて説明する。図8は、情報処理装置1がユーザのランクを決定するときの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8に示す処理の前に、複数のユーザそれぞれが店舗の利用予約を伴う店舗の利用、及び利用予約を伴わない直接的な店舗の利用の少なくともいずれかを行い、記憶部12に支払履歴情報が記憶されているものとする。また、図8に示す処理は、所定時間おきに行われるものとする。
まず、特定部134は、記憶部12に記憶されている支払履歴情報を参照し、所定期間において、モバイルオーダーサービスを利用する複数の店舗の少なくともいずれかを利用した一以上のユーザそれぞれのユーザIDを特定する(S1)。
続いて、特定部134は、S1において特定した一以上のユーザIDのうち、未選択の1つのユーザIDを選択する(S2)。
続いて、特定部134は、選択したユーザIDに対応するユーザが店舗を利用した時の同伴者数を特定する(S3)。例えば、特定部134は、支払履歴情報において、選択されたユーザIDに関連付けられている一以上のオーダーIDを特定する。そして、特定部134は、関連付け情報を参照し、特定した一以上のオーダーIDのそれぞれに対し、当該オーダーIDに関連付けられている、選択したユーザIDと異なるユーザIDの数を特定することにより、同伴者数を特定する。特定部134は、同伴者数を複数特定した場合、複数の同伴者数の平均値を、ユーザIDに対応する同伴者数とする。
続いて、決定部135は、記憶部12に記憶されているランク決定用テーブルを参照し、S3において特定した同伴者数に対応するランクをユーザのランクに決定する(S4)。
続いて、決定部135は、S2において選択されたユーザIDと、決定したユーザのランクとを関連付けてユーザランク情報として記憶部12に記憶させる(S5)。
続いて、特定部134は、S1において特定した一以上のユーザIDのうち、未選択のユーザIDがあるか否かを判定する(S6)。特定部134は、未選択のユーザIDがあると判定すると、S2に処理を移し、未選択のユーザIDがないと判定すると、本フローチャートに係る処理を終了する。
図9は、注文システムSにおけるモバイルオーダーサービスに係る処理の流れを示すシーケンス図である。図10は、図9に続くシーケンス図である。なお、図9に示す処理の前に、図8に示す処理が完了しているものとする。
まず、ユーザ端末2は、ユーザの操作に応じて、所定のテーブルに設けられているコードCを読み取る(S11)。ユーザ端末2は、コードCに含まれている店舗ID及び場所IDと、ユーザに対応するユーザIDとを含むメニュー取得要求を情報処理装置1に送信する(S12)。
情報処理装置1のメニュー提供部131は、メニュー取得要求を受信すると、当該メニュー取得要求に含まれる店舗ID及び場所IDに対応して決済処理部133が決済を行った後に、当該店舗ID及び場所IDを含むメニュー取得要求を初めて受信したことから、オーダーIDを生成する(S13)。
続いて、メニュー提供部131は、メニュー取得要求に含まれる店舗ID、場所ID及びユーザIDと、生成されたオーダーIDとを関連付けて関連情報として記憶部12に記憶させる(S14)。
続いて、メニュー提供部131は、メニュー取得要求に含まれる店舗IDに関連付けて店舗別メニュー情報に記憶されているメニュー情報をユーザ端末2に送信する(S15)。ユーザ端末2は、メニュー情報を受信すると、メニューを表示する(S16)。
続いて、ユーザ端末2は、ユーザの操作に応じて商品の注文を受け付けると、商品の注文を示す注文情報と、店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDとを情報処理装置1に送信する(S17)。
注文処理部132は、注文情報と、店舗IDと、場所IDと、オーダーIDと、ユーザIDとをユーザ端末2から受信すると、これらの情報を関連付けて記憶部12に記憶させる(S18)。また、注文処理部132は、受信した店舗IDに対応する店舗の店舗端末3に、受信した注文情報と場所IDとを送信する(S19)。店舗端末3は、注文情報と場所IDとを受信すると、これらの情報を自身の表示部又は店舗に設けられている表示装置に表示させる(S20)。
なお、図9では、ユーザ端末2から、情報処理装置1に対して注文情報が1回送信されることとしたが、これに限らず、注文情報が複数回送信されてもよい。また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末2からメニュー取得要求を受信し、複数のユーザ端末2のそれぞれにメニュー情報を送信し、複数のユーザ端末2のそれぞれから注文情報を受信してもよい。
図10に説明を移す。ユーザ端末2は、メニュー画面において、決済要求を行うための操作が行われると、決済要求を情報処理装置1に送信する(S21)。決済要求には、メニュー取得要求を送信する際にコードCから抽出した店舗ID及び場所IDと、ユーザIDと、ユーザに付与されたオーダーIDと、選択された決済手段を示す情報とが含まれている。決済処理部133は、ユーザ端末2から決済要求を受信すると、決済処理を行う(S22)。
その後、算出部137は、記憶部12に記憶されているユーザランク情報を参照し、決済要求を行ったユーザのランクを特定する(S23)。
算出部137は、ランク別係数テーブルを参照し、特定したランクに関連付けられている重み係数を、ユーザが利用した店舗に対して定められている送客単価に乗算することにより、当該店舗に対する請求金額を算出する(S24)。
請求部138は、算出された請求金額を請求するための請求処理を実行する(S25)。
[変形例]
なお、上述の実施の形態では、ユーザに対して決定される請求基準が複数の店舗で共通であるものとして説明したが、これに限らず、ユーザに対して決定される請求基準が、複数の店舗のそれぞれで異なっていてもよい。この場合、特定部134は、複数の店舗のそれぞれに対して、ユーザが店舗の利用予約を行った場合、及びユーザが店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける同伴者数を特定する。決定部135は、複数の店舗それぞれに対応する請求基準を、複数の店舗それぞれに対して特定部134が特定したユーザの同伴者数に基づいて、当該ユーザに対して決定する。
決定部135は、複数の店舗それぞれに請求基準を決定すると、店舗の店舗IDと、ユーザのユーザIDと、当該店舗及びユーザに対して決定した請求基準(ランク)とを関連付けて、店舗別ユーザランク情報として記憶部12に記憶させる。図11は、店舗別ユーザランク情報の一例を示す図である。図11に示す例では、店舗ID「S0029」、「S0030」に対するユーザID「U0001」のユーザのランクがそれぞれ異なっていることが確認できる。
算出部137は、広告送信部136によりユーザ端末2に店舗に係る広告が送信された場合、又はユーザによる当該店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われた場合に、当該店舗及び当該ユーザに対して決定部135が決定した請求基準に基づいて、当該店舗に対する請求金額を算出する。
算出部137は、広告送信部136によりユーザ端末2に店舗に係る広告が送信された場合、又はユーザによる当該店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われた場合、当該店舗の店舗IDと、当該ユーザのユーザIDとを特定する。そして、算出部137は、店舗別ユーザランク情報を参照し、特定した店舗ID及びユーザIDに関連付けられている請求基準を特定し、特定した請求基準に基づいて、当該店舗IDに対応する店舗に請求する請求金額を算出する。このようにすることで、情報処理装置1は、例えば、それぞれの店舗の営業形態が異なり、同一のユーザの同伴者数が店舗毎に異なる場合であっても、店舗毎に適切な請求基準に基づいて請求金額を算出することができる。
上述の実施の形態では、代金の支払いを行うユーザが、代金の支払いを行わないユーザを同伴させるものとして説明を行ったが、これに限らない。例えば、代金を支払わないユーザが、代金の支払を行うユーザを同伴させるものとしてもよい。この場合、算出部137は、関連付け情報を参照し、決済要求を送信したユーザのユーザIDとオーダーIDを介して関連付けられている代金を支払わないユーザのユーザIDを特定し、特定したユーザIDに関連付けられている請求基準(ランク)に基づいて請求金額を算出してもよい。
[実施の形態における効果]
以上説明したように、情報処理装置1は、店舗の利用を希望するユーザが店舗の利用予約を行った場合、及びユーザが店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、ユーザと同伴して店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定する。そして、情報処理装置1は、ユーザが使用するユーザ端末2に店舗に係る広告が送信された場合、又はユーザによる店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額を算出するための基準である請求基準を、特定した同伴者数に基づいてユーザに対して決定し、ユーザが使用するユーザ端末2に店舗に係る広告が送信された場合、又はユーザによる当該店舗の利用に対応してユーザから代金が支払われた場合に、ユーザに対して決定された請求基準に基づいて当該店舗に対する請求金額を算出する。このようにすることで、情報処理装置1は、店舗に対してユーザが貢献しそうかを考慮して店舗が支払う料金を決定することができる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。また、例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 情報処理装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 メニュー提供部
132 注文処理部
133 決済処理部
134 特定部
135 決定部
136 広告送信部
137 算出部
138 請求部
S 注文システム

Claims (13)

  1. 店舗の利用を希望するユーザが前記店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが前記店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、前記ユーザと同伴して前記店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定する特定部と、
    前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる店舗の利用に対応して代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額であって、当該店舗の広告を提供する事業者又は当該店舗の利用予約を受け付ける事業者に対して支払われる請求金額を算出するための基準である請求基準を、前記特定部が特定した前記同伴者数に基づいて前記ユーザに対して決定する決定部と、
    前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準に基づいて当該店舗に請求する前記請求金額を算出する算出部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記店舗から、前記店舗に係る広告を送信する対象とする前記ユーザに対応する請求基準を受け付け、受け付けた請求基準に対応する前記ユーザの端末に、前記店舗に係る広告を送信する広告送信部をさらに有し、
    前記算出部は、前記広告送信部が前記ユーザの端末に前記店舗に係る広告を送信した場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準を用いて、前記店舗に対する請求金額を算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記請求基準は、店舗に対するユーザのランクであり、
    前記広告送信部は、前記店舗から、複数のランクの中から前記店舗に係る広告を送信する対象とするユーザのランクを受け付け、受け付けたランクに対応する前記ユーザの端末に、前記店舗に係る広告を送信する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記特定部は、複数の店舗のそれぞれに対して、前記ユーザが店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける前記同伴者数を特定し、
    前記決定部は、複数の店舗それぞれに対応する前記請求基準を、複数の店舗それぞれに対して前記特定部が特定した前記ユーザの前記同伴者数に基づいて、当該ユーザに対して決定し、
    前記算出部は、前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、当該店舗及び当該ユーザに対応する前記請求基準に基づいて、当該店舗に対する請求金額を算出する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記特定部は、前記店舗に設けられている店舗端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記同伴者数を示す利用人数情報とを受信し、受信した利用人数情報が示す同伴者数を、受信した前記ユーザ識別情報が示すユーザに対応する前記同伴者数と特定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記ユーザの端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記店舗において前記ユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所識別情報とを受信するとともに、前記ユーザと異なる他ユーザの端末から、前記他ユーザの前記ユーザ識別情報と、前記店舗において前記他ユーザが商品の提供を受ける場所を識別するための場所識別情報とを受信する受信部をさらに有し、
    前記特定部は、前記受信部が前記ユーザの端末から受信した前記場所識別情報と同一の場所識別情報とともに受信した前記他ユーザの前記ユーザ識別情報の数に基づいて、前記ユーザに対応する前記同伴者数を特定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記特定部は、前記ユーザが前記店舗の利用予約を行った場合と、前記ユーザが前記店舗を利用した場合とのそれぞれに対して、前記ユーザに対応する前記同伴者数を特定し、特定した2つの同伴者数が異なる場合、前記ユーザが前記店舗を利用した場合において特定された前記同伴者数を採用する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記特定部は、前記ユーザが前記店舗を複数回利用した場合のそれぞれにおける前記同伴者数を特定し、
    前記決定部は、前記特定部が前記ユーザに対して特定した複数の前記同伴者数の平均値、中央値、又は最頻値に基づいて、前記ユーザに対応する前記請求基準を決定する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記決定部は、前記特定部が特定した前記同伴者数が多い前記ユーザの請求基準を、前記特定部が特定した前記同伴者数が少ない前記ユーザの請求基準よりも、前記店舗に請求する請求金額が高く算出される前記請求基準に決定する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記算出部は、前記ユーザが前記店舗を利用したことに応じて前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準と、前記代金とに基づいて、前記店舗に対する請求金額を算出する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記算出部は、前記ユーザが前記店舗の利用予約を行ったことに応じて前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準と、前記代金とに基づいて、前記店舗に対する請求金額を算出する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが実行する、
    店舗の利用を希望するユーザが前記店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが前記店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、前記ユーザと同伴して前記店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定するステップと、
    前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる店舗の利用に対応して代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額であって、当該店舗の広告を提供する事業者又は当該店舗の利用予約を受け付ける事業者に対して支払われる請求金額を算出するための基準である請求基準を、特定した前記同伴者数に基づいて前記ユーザに対して決定するステップと、
    前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準に基づいて当該店舗に請求する前記請求金額を算出するステップと、
    を有する情報処理方法。
  13. コンピュータを、
    店舗の利用を希望するユーザが前記店舗の利用予約を行った場合、及び前記ユーザが前記店舗を利用した場合の少なくともいずれかにおける、前記ユーザと同伴して前記店舗を利用する同伴者の人数である同伴者数を特定する特定部、
    前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる店舗の利用に対応して代金が支払われた場合に当該店舗に請求する請求金額であって、当該店舗の広告を提供する事業者又は当該店舗の利用予約を受け付ける事業者に対して支払われる請求金額を算出するための基準である請求基準を、前記特定部が特定した前記同伴者数に基づいて前記ユーザに対して決定する決定部、及び、
    前記ユーザが使用する端末に店舗に係る広告が送信された場合、又は前記ユーザによる当該店舗の利用に対応して前記代金が支払われた場合に、前記ユーザに対して決定された前記請求基準に基づいて当該店舗に請求する前記請求金額を算出する算出部、
    として機能させるプログラム。
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