JP7420763B2 - ダイヤモンド電子素子及びダイヤモンド電子素子の製造方法 - Google Patents

ダイヤモンド電子素子及びダイヤモンド電子素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ダイヤモンド電子素子及びダイヤモンド電子素子の製造方法に関する。
ダイヤモンドは、5.47eVのワイドバンドギャップで絶縁破壊電界強度も10MV/cmと非常に高い。更に物質で最高の熱伝導率を有することから、これを電子デバイスに用いれば、高出力電力デバイスとして有利である。
また、ダイヤモンドは、ドリフト移動度も高く、Johnson性能指数を比較しても、半導体の中でも最も高速電力デバイスとしても有利である。従って、ダイヤモンドは、高周波・高出力電子デバイスに適した究極の半導体と云われている。
現在、ダイヤモンド半導体作製用の単結晶ダイヤモンドは、高温高圧法(HPHT)で合成されたIb型と呼ばれるダイヤモンドがほとんどである。このIb型ダイヤモンドは、窒素不純物を多く含み、かつ最大でも8mm角程度のサイズ迄しか得られず、実用性は低い。また、HPHT基板を多数個並べて繋ぎあわせるモザイク法と呼ばれるものも提案させている(非特許文献1)が、継目の不完全性の問題は残されている。
それに対して、気相合成(Chemical Vapor Deposition:CVD)法では、多結晶ダイヤモンドならば、高純度に6インチ(150mm)径程度の大面積なダイヤモンドが得られるものの、通常電子デバイスに適する、単結晶化が困難であった。これは、基板として従来単結晶Siが用いられるため、ダイヤモンドとの格子定数の差が大きく(ミスマッチ度52.6%)直接ヘテロエピタキシャル成長させることが非常に困難であるからである。
このため、種々の検討が進み、Pt(非特許文献2)やIr(非特許文献3)を下地膜としてこの上にダイヤモンドを製膜することが有効であるとの報告がある。
現在、特にIr下地膜を用いた研究が最も進んでいる。これは、MgOなどの基材上にIr膜をヘテロエピタキシャル成長させる。次に、DCプラズマ法で水素希釈メタンガスによるバイアス前処理、更にプラズマCVD法でダイヤモンド長時間成長を行って、通常400μm~1000μm厚程度のダイヤモンドの自立基板としてから利用するものである。
しかしながら、基材とIr膜、更にはダイヤモンドの線膨張係数の差は大きく、例えばMgO基板とIr膜、更にはダイヤモンドの線膨脹係数がそれぞれ、13.8×10-6-1、7.1×10-6-1、1.1×10-6-1であり、ダイヤモンドと下地基板との間には大きな熱応力が発生する(非特許文献4)。
また、ダイヤモンドは一般的に結晶成長と共に急激に大きな内部応力が発生することも判っている(非特許文献5)。実際に、Ir製膜済み基材上にダイヤモンドを200μm、場合によっては1mm程度まで厚く形成を試みた例もあるが、そのままではやはりクラックが入ってしまい、実用にならない(非特許文献6)。
また、HPHTにしても従来のヘテロエピダイヤモンド自立基板にしても、ハンドリング可能な程度の厚みまでのダイヤモンド成長と、スライス、大きな凹凸表面に対する研磨加工などがあり、高コストとなってしまうプロセス要素を多く含むものであった。
H.Yamada,Appl.Phys.Lett.104,102110(2014). Y.Shintani,J.Mater.Res.11,2955(1996). K.Ohtsuka,Jpn.J.Appl.Phys.35,L1072(1996). A.K.Shinha,J.Appl.Phys.49,2423(1978). H.Noguchi,J.Vac.Sci.Technol.B16,1167(1998). 澤邊厚仁,日本結晶成長学会誌39,179(2012).
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、大面積、低コスト、高品質なダイヤモンド電子素子及びダイヤモンド電子素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ダイヤモンド電子素子であって、
シリコン基材と、該シリコン基材上に形成され、単結晶MgO層、単結晶SrTiO層、α-Al層、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)層のいずれかからなる中間層と、該中間層上に形成され、イリジウム層、ロジウム層、白金層のいずれかからなる下地層と、該下地層上に形成された単結晶ダイヤモンド層とを有し、
前記単結晶ダイヤモンド層の厚みが、300μm以下のものであることを特徴とするダイヤモンド電子素子を提供する。
このようなものであれば、大面積、低コスト、高品質なダイヤモンド電子素子となる。特に、単結晶ダイヤモンド層の厚みが300μm以下であるので、単結晶ダイヤモンド層を形成する時間が短くなる。また、単結晶ダイヤモンド層の表面の凹凸が抑制されたものとなるので、研磨加工に要する時間が短くなる。そのため、低コストなものとなる。また、単結晶ダイヤモンド層の反りが抑制されるため、クラックの発生や破損が防止され、研磨加工やデバイス作製を容易に行うことができるものとなる。
このとき、前記シリコン基材と前記中間層との間に、金、白金、チタン、クロム、イリジウム、ロジウム、シリコン、酸化シリコン(SiO)のいずれかからなる薄膜が1層以上形成されたものであることが好ましい。
このようなものであれば、薄膜が介在していることによって、中間層とシリコン基材との接続性が向上して、より良好な中間層が形成されたものとなる。
またこのとき、前記単結晶ダイヤモンド層の結晶性が、波長λ=1.54ÅのX線回折法で分析したダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークのロッキングカーブ半値幅(FWHM)が3°以下のものであることができる。
このような範囲の半値幅を有するものであれば、充分なデバイス性能を得ることが可能となる。
またこのとき、前記単結晶ダイヤモンド層は、ボロン不純物を導入したp型単結晶ダイヤモンド、リン不純物を導入したn型単結晶ダイヤモンド、不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドのいずれかから選択される単結晶ダイヤモンド層が2層以上積層されたものであることが好ましい。
このような、2層以上よりなる積層の単結晶ダイヤモンド層が形成されたものとすることで、目的に応じて種々のデバイスとして好適に動作させることができる。
また、本発明によれば、ダイヤモンド電子素子の製造方法であって、
シリコン基材を準備する準備工程と、該シリコン基材上に単結晶MgO層、単結晶SrTiO層、α-Al層、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)層の内のいずれかからなる中間層を形成する中間層工程と、前記中間層上にイリジウム層、ロジウム層、白金層のいずれかからなる下地層を形成する下地層工程と、前記下地層上に単結晶ダイヤモンド層を形成する単結晶ダイヤモンド層工程とを含み、
前記単結晶ダイヤモンド層工程において形成する前記単結晶ダイヤモンド層の厚みを、300μm以下とすることを特徴とするダイヤモンド電子素子の製造方法を提供する。
このようにすれば、大面積、低コスト、高品質なダイヤモンド電子素子を製造することができる。特に、単結晶ダイヤモンド層の厚みを300μm以下とするので、単結晶ダイヤモンド層を形成するための時間が短くなる。また、単結晶ダイヤモンド層の表面の凹凸を抑制することができるので、研磨加工に要する時間も短くなる。そのため、低コストとすることができる。また、単結晶ダイヤモンド層の反りが抑制されるため、クラックの発生や破損を防止することができ、研磨加工やデバイス作製を容易に行うことができる。
このとき、前記準備工程と前記中間層工程との間に、前記シリコン基材上に金、白金、チタン、クロム、イリジウム、ロジウム、シリコン、酸化シリコン(SiO)のいずれかからなる薄膜を1層以上形成する工程を有することが好ましい。
このようにすれば、薄膜が介在させることによって、中間層とシリコン基材との接続性が向上して、より良好な中間層を形成することが可能となる。
またこのとき、前記単結晶ダイヤモンド層工程において、前記下地層上に形成する単結晶ダイヤモンド層の結晶性を、波長λ=1.54ÅのX線回折法で分析したダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークのロッキングカーブ半値幅(FWHM)が3°以下とすることが好ましい。
このような範囲の半値幅とすることによって、充分なデバイス性能を得ることが可能となる。
またこのとき、前記単結晶ダイヤモンド層工程において、前記下地層上に形成する単結晶ダイヤモンド層として、ボロン不純物を導入したp型単結晶ダイヤモンド、リン不純物を導入したn型単結晶ダイヤモンド、不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドのいずれかから選択される単結晶ダイヤモンド層を2層以上積層させることができる。
このようにして、2層以上よりなる積層の単結晶ダイヤモンド層を形成することで、目的に応じて種々のデバイスとして好適に動作させることができる。
本発明のダイヤモンド電子素子及びダイヤモンド電子素子の製造方法であれば、大面積、低コスト、高品質なダイヤモンド電子素子となる。このようなダイヤモンド電子素子を、LED、パワーデバイスなどの用途とすれば、大面積に低コストで所望の特性を充分に得ることが可能となる。
本発明のダイヤモンド電子素子の一例を示した概略図である。 本発明のダイヤモンド電子素子の製造方法の一例を示した概略図である。 実施例において作製したダイヤモンド・ショットキーバリアダイオードの概略断面図である。 実施例において作製したダイヤモンド・ショットキーバリアダイオードの外観写真である。 実施例において作製したダイヤモンド・ショットキーバリアダイオードのI-V特性の測定結果を示したグラフである。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
前述したように、従来、大面積、低コスト、高品質なダイヤモンド電子素子を製造することができなかった。そこで、本発明者はこのような問題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、基材をシリコン基材として、その上に中間層、下地層、単結晶ダイヤモンド層の構成とすることが最適と考え、鋭意検討した結果、中間層及び下地層の材料、更には単結晶ダイヤモンド層の厚みを300μm以下と規定することで所望の性能を有するダイヤモンド電子素子が得られることを見出し、本発明を完成させた。
まず、本発明のダイヤモンド電子素子について図1を参照して説明する。
図1に示すように、本発明のダイヤモンド電子素子1は、シリコン基材2と、該シリコン基材2上に形成される中間層3と、該中間層3上に形成される下地層4と、該下地層4上に形成された単結晶ダイヤモンド層5とを有している。
中間層3は、単結晶MgO層、単結晶SrTiO層、α-Al層、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)層のいずれかからなる。また、下地層4は、イリジウム層、ロジウム層、白金層のいずれかからなる。
このとき、シリコン基材2と中間層3との間に、金、白金、チタン、クロム、イリジウム、ロジウム、シリコン、酸化シリコン(SiO)のいずれかからなる薄膜6が1層以上形成されたものであることが好ましい。
このようなものであれば、薄膜6が介在していることによって、中間層3とシリコン基材2との接続性が向上して、より良好な状態の中間層3が形成されたものとなる。
尚、本発明においては、シリコン基材より上に中間層を有し、中間層より上に下地層を有し、この下地層より上に単結晶ダイヤモンド層を有すればよく、これらの層の間に目的に応じて緩和層等を設けても良い。また、前記各層は、2層以上から成るものとしても良い。
下地層4上に形成された単結晶ダイヤモンド層5の結晶性が、波長λ=1.54ÅのX線回折法で分析したダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークのロッキングカーブ半値幅(FWHM)が3°以下のものであることが好ましい。
このような範囲の半値幅を有するものであれば、充分なデバイス性能を得ることが可能となる。
ここで、単結晶ダイヤモンド層5の厚みは、300μm以下である必要がある。
このように、本発明のダイヤモンド電子素子において、単結晶ダイヤモンド層5の厚みは300μm以下であるので、単結晶ダイヤモンド層5を形成するための時間が短くなる。さらに、単結晶ダイヤモンド層5の表面の凹凸が抑制されたものとなるので、研磨加工に要する時間も短くなる。そのため、低コストなものとなる。さらに、単結晶ダイヤモンド層5の反りが抑制されるため、クラックの発生や破損が防止され、研磨加工やデバイス作製を容易に行うことができるものとなる。
単結晶ダイヤモンド層5は、ボロン不純物を導入したp型単結晶ダイヤモンド、リン不純物を導入したn型単結晶ダイヤモンド、不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドのいずれかから選択される単結晶ダイヤモンド層が2層以上積層されたものとすることができる。この積層させる単結晶ダイヤモンド層5の選択は特に限定されず、例えば、p型単結晶ダイヤモンドを2層積層させるなど、適宜決定することができる。
このような、2層以上よりなる積層の単結晶ダイヤモンド層5が形成されたものとすることで、目的に応じて種々のデバイスとして好適に動作させることができる。例えば、具体的にはLED、パワーデバイスなどの用途とすることができる。
上記のような2層以上よりなる積層の単結晶ダイヤモンド層が形成される場合には、それらの合計の厚さが300μm以下である必要がある。
このような本発明のダイヤモンド電子素子1であれば、大面積、低コスト、高品質なダイヤモンド電子素子となる。このようなダイヤモンド電子素子1を、LED、パワーデバイスなどの用途とすれば、大面積に低コストで所望の特性を充分に得ることが可能となる。
次に、本発明のダイヤモンド電子素子の製造方法について図1、図2を参照して説明する。
(準備工程:図2のSP1)
まず、シリコン基材2を準備する。
準備するシリコン基材2としては、特に限定されず、例えば両面研磨した直径5~150mmの単結晶シリコンウェーハとすることができる。シリコンウェーハは、安価に大面積かつ高品質なものの入手が可能である。
ここで、上述の準備工程(図2のSP1)と後述する中間層工程(図2のSP2)との間に、シリコン基材2上に金、白金、チタン、クロム、イリジウム、ロジウム、シリコン、酸化シリコン(SiO)のいずれかからなる薄膜を1層以上形成する工程を行うことが好ましい。
このように、シリコン基材2と中間層3との間に薄膜6を1層以上介在させることで、中間層3とシリコン基材2との接続性が向上して、より良好な状態の中間層3を形成することが可能となる。形成方法は特に限定されず、従来行われているいずれの方法も採用可能である。
(中間層工程:図2のSP2)
次に、シリコン基材2上に単結晶MgO層、単結晶SrTiO層、α-Al層、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)層の内のいずれかからなる中間層3を形成する。
中間層3は、例えば、スパッター、電子ビーム蒸着、気相合成、分子ビームエピタキシー法など、または、貼り合わせ法、接着剤法などを用いて形成することができる。
(下地層工程;図2のSP3)
次に、中間層3上にイリジウム層、ロジウム層、白金層のいずれかからなる下地層4を形成する。
下地層4は、例えば、スパッター、電子ビーム蒸着、気相合成、分子線エピタキシー法などでヘテロエピタキシャル成長させることで、形成することができる。
(単結晶ダイヤモンド層工程:図2のSP4)
そして、下地層4上に単結晶ダイヤモンド層5を形成する。
このとき、単結晶ダイヤモンド層5の厚みが、300μmよりも厚いと、長時間成長が必要となったり、表面の凹凸が大きくなり長時間の研磨加工を要したりして、高コスト要因となる。また、反りが大きくなり、研磨加工やデバイス作製が困難となる。場合によってはクラックの発生や、破損の原因となってしまう。
そのため、単結晶ダイヤモンド層工程において形成する単結晶ダイヤモンド層5の厚みを、300μm以下とする。これにより、単結晶ダイヤモンド層を形成するための時間が短くなり、さらに、単結晶ダイヤモンド層の表面の凹凸を抑制することができるので、研磨加工に要する時間も短くなる。このため、低コストとすることができる。また、単結晶ダイヤモンド層の反りが抑制されるため、クラックの発生や破損を防止することができ、研磨加工やデバイス作製を容易に行うことができる。
単結晶ダイヤモンド層5は、マイクロ波CVD、DCプラズマCVD、熱フィラメントCVD、アーク放電CVD法などでヘテロエピタキシャル成長させることで、形成することができる。
このとき、下地層4上に形成する単結晶ダイヤモンド層5の結晶性を、波長λ=1.54ÅのX線回折法で分析したダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークのロッキングカーブ半値幅(FWHM)が3°以下とすることが好ましい。このような結晶性を有するダイヤモンド層5の形成は、例えば、下地層4の表面にダイヤモンドの核形成のための前処理(バイアス処理)を行った後、マイクロ波CVD、DCプラズマCVD、熱フィラメントCVD、アーク放電CVD法などによって、単結晶ダイヤモンド層5をヘテロエピタキシャル成長させることで行うことができる。
このようにすれば、半値幅が十分に小さくなり、充分なデバイス性能を得ることがより確実にできる。
またこのとき、下地層4上に形成する単結晶ダイヤモンド層5として、ボロン不純物を導入したp型単結晶ダイヤモンド、リン不純物を導入したn型単結晶ダイヤモンド、不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドのいずれかから選択される単結晶ダイヤモンド層5を2層以上積層させることができる。この積層させる単結晶ダイヤモンド層5の選択は特に限定されず、例えば、p型単結晶ダイヤモンドを2層積層させるなど、適宜決定することができる。
このような2層以上よりなる積層の単結晶ダイヤモンド層5を形成されたものとすることで、目的に応じて種々のデバイスとして好適に動作させることができる。
また、単結晶ダイヤモンド層5を上記のように2層以上の層構造とする場合には、それらの合計の厚さを300μm以下とする必要がある。
このような本発明のダイヤモンド電子素子の製造方法であれば、大面積、低コスト、高品質なダイヤモンド電子素子を製造することができる。このようなダイヤモンド電子素子を、LED、パワーデバイスなどの用途とすれば、大面積に低コストで所望の特性を充分に得ることが可能となる。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
まず、10.0mm直径、厚さが1.0mmで方位(100)の両面研磨された単結晶シリコンウェーハをシリコン基材2として用意した。
そして、単結晶ダイヤモンド層5の製膜を行う面側に単結晶MgO層を電子ビーム蒸着法で、真空中、基板温度900℃の条件で単結晶MgO層が1μmになるまでエピタキシャル成長して、中間層3を形成した。
次に、単結晶MgO層上にIr(イリジウム)層をヘテロエピタキシャル成長させて、下地層4を形成した。製膜には直径6インチ(150mm)、厚み5mm、純度99.9%以上のIrをターゲットとしたR.F.(13.56MHz)マグネトロンスパッター法を用いた。単結晶MgO層が形成済みの基板を800℃に加熱し、ベースプレッシャーが6×10-7Torr(約8.0×10-5Pa)以下になるのを確認した後、Arガスを10sccm導入した。排気系に通じるバルブの開口度を調節して5×10-2Torr(約6.7Pa)とした後、R.F.電力1000Wを入力して15分間製膜を行った。得られたIr層は厚さ0.7μmであった。
次に、ダイヤモンドの核形成のための前処理(バイアス処理)を行った。Ir層が形成された基板を、15mm直径で平板型の電極上にセットし、ベースプレッシャーが1×10-6Torr(約1.3×10-4Pa)以下になるのを確認した後、水素希釈メタン(CH/(CH+H)=5.0vol.%)を500sccm導入した。排気系に通じるバルブの開口度を調節して100Torr(約1.3×10Pa)とした後、基板側電極に負電圧を印加して90sec間プラズマにさらして、基板表面をバイアス処理した。
最後に、DCプラズマCVD法によって単結晶ダイヤモンド層5をヘテロエピタキシャル成長させた。バイアス処理を施した基板を、DCプラズマCVD装置のチャンバー内にセットし、ロータリーポンプで10-3Torr(約1.3×10-1Pa)以下のベースプレッシャーまで排気した後、原料ガスである水素希釈メタン(CH/(CH+H)=5.0vol.%)を1000sccm導入した。排気系に通じるバルブの開口度を調節してチャンバー内を110Torr(約1.5×10Pa)にした後、2.0Aの直流電流を流して10時間製膜を行った。製膜中の基板温度をパイロメーターで測定したところ950℃であった。
得られた単結晶ダイヤモンド層5は10mm直径の基板全面で剥離も無く完全な連続膜であり、膜厚は50μmであった。この単結晶ダイヤモンド層5をX線回折測定(入射X線波長1.54Å)したところ、ダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークの半値幅が600arcsec(約0.167°)であった。
この基板から2mm角を切り出して基板とし、ダイヤモンド・ショットキーバリアダイオード(diamond Schottky barrier diode:SBD)を作製した。
まず、単結晶ダイヤモンド層5の表面を研磨加工して表面粗さRMS=0.3nm(10μm角領域AFM測定)とした。次に、マイクロ波CVD法で、高濃度ボロンドープしたp型の単結晶ダイヤモンド層5a(P 1020atoms/cm)を1μm厚形成した。更に低ボロンドープしたp型の単結晶ダイヤモンド層5b(P、4×1016atoms/cm)を1μm厚形成した。電極には、380μm直径のオーミック電極7(Au/Pt/Ti界面側)、SBDのために、180μm直径のPtのショットキー電極8を形成した。図3は、作成したSBDの概略断面図である。図4は、作製したSBDの外観写真である。
このようにして作製したSBDのI-V特性を測定した。このときの測定結果を図5に示した。測定結果より導出された整流特性は1012であり、Ideality factorは、n=1.2であった。これらは、HPHTダイヤモンドと同等の値である。
(実施例2)
実施例1において、シリコン基材2上にスパッター法でPtの薄膜を1μm形成してから、単結晶MgO層(中間層)のヘテロエピタキシャル成長を行った以外は同様にして、厚み50μmの単結晶ダイヤモンド層5を形成したところ、この単結晶ダイヤモンド層5をX線回折測定(入射X線波長1.54Å)したところ、ダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークの半値幅が530arcsec(約0.147°)であった。実施例1と同様にSBDを作製して、I-V特性を測定したところ、HPHTダイヤモンドと同等の特性を示すことができた。
(実施例3)
実施例1において、シリコン基材2上の単結晶ダイヤモンド層5の製膜を行う面側に、単結晶MgO層を分子ビームエピタキシー(Molecular Beam Epitaxy:MBE)法で、厚みが50nmになるまでエピタキシャル成長してから、Ir層(下地層4)のヘテロエピタキシャル成長を行った以外は同様にして、厚み50μmの単結晶ダイヤモンド層5を形成したところ、この単結晶ダイヤモンド層5をX線回折測定(入射X線波長1.54Å)したところ、ダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークの半値幅が560arcsec(約0.156°)であった。実施例1と同様にSBDを作製して、I-V特性を測定したところ、HPHTダイヤモンドと同等の特性を示すことができた。
(実施例4)
実施例1において、シリコン基材2上の単結晶ダイヤモンド層5の製膜を行う面側に、単結晶MgO層をパルスレーザーデポジション(Pulsed Laser Deposition:PLD)法で、厚みが10μmになるまでエピタキシャル成長してから、Ir層(下地層4)のヘテロエピタキシャル成長を行った以外は同様にして、厚み50μmの単結晶ダイヤモンド層5を形成したところ、この単結晶ダイヤモンド層5をX線回折測定(入射X線波長1.54Å)したところ、ダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークの半値幅が610arcsec(約0.169°)であった。実施例1と同様にSBDを作製して、I-V特性を測定したところ、HPHTダイヤモンドと同等の特性を示すことができた。
(実施例5)
実施例1と同様にしてDCプラズマCVDで50μmの単結晶ダイヤモンド層5を形成した後、単結晶ダイヤモンド層5をマイクロ波CVDで35h追加成長させて、単結晶ダイヤモンド層5の合計厚みを298μmとした。その後、実施例1と同様して、マイクロ波CVD法で、高濃度ボロンドープした単結晶ダイヤモンド層5aを1μm厚、更に低ボロンドープした単結晶ダイヤモンド層5bを1μm厚形成した(図3参照)。即ち、実施例5における単結晶ダイヤモンド層5、5a、5bの合計の厚みは、300μmとした。その後、実施例1と同様にして、SBDを作製し、そのI-V特性を測定したところ、HPHTダイヤモンドと同等の特性を示すことができた。
(実施例6)
実施例1と同様にしてDCプラズマCVDで10μmの単結晶ダイヤモンド層5を形成した後、単結晶ダイヤモンド層5をマイクロ波CVDで13h追加成長させて、単結晶ダイヤモンド層5の合計厚みを101μmとした。その後、実施例1と同様して、マイクロ波CVD法で、高濃度ボロンドープした単結晶ダイヤモンド層5aを1μm厚、更に低ボロンドープした単結晶ダイヤモンド層5bを1μm厚形成した(図3参照)。即ち、実施例6における単結晶ダイヤモンド層5、5a、5bの合計の厚みは、103μmとした。その後、実施例1と同様にして、SBDを作製し、そのI-V特性を測定したところ、HPHTダイヤモンドと同等の特性を示すことができた。
(実施例7)
実施例1と同様にしてDCプラズマCVDで10μmの単結晶ダイヤモンド層5を形成した後、単結晶ダイヤモンド層5をマイクロ波CVDで27h追加成長させて、単結晶ダイヤモンド層5の合計厚みを199μmとした。その後、実施例1と同様して、マイクロ波CVD法で、高濃度ボロンドープした単結晶ダイヤモンド層5aを1μm厚、更に低ボロンドープした単結晶ダイヤモンド層5bを1μm厚形成した(図3参照)。即ち、実施例7における単結晶ダイヤモンド層5、5a、5bの合計の厚みは、201μmとした。その後、実施例1と同様にして、SBDを作製し、そのI-V特性を測定したところ、HPHTダイヤモンドと同等の特性を示すことができた。
このように、実施例1~7で、HPHTダイヤモンドと同等の品質で、大面積、低コストなダイヤモンド電子素子を作成することができた。
(比較例1)
実施例1において用いたシリコン基材を用いないで、代わりに、10.0mm直径、厚さが1.0mmで方位(100)の両面研磨した単結晶MgOを基材として用い、これに実施例1と同様にIr層を製膜、バイアス処理、DCプラズマCVDをして50μm厚の単結晶ダイヤモンド層を成長させた。CVD終了後、室温に戻して、チャンバーから取り出すと、単結晶MgO層面から単結晶ダイヤモンド層/Ir層が剥離して散らばっていた。これは、応力が大きいため剥離したと考えられる。
(比較例2)
実施例1と同様にしてDCプラズマCVDで50μmの単結晶ダイヤモンド層を形成した後、マイクロ波CVDで43h追加成長させて、単結晶ダイヤモンド層の合計厚みを350μmとした。その後、室温に戻して、チャンバーから取り出すと、単結晶ダイヤモンド層の全面に多数のクラックが入っていた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…ダイヤモンド電子素子、 2…シリコン基材、 3…中間層、 4…下地層、
5、5a、5b…単結晶ダイヤモンド層、 6…薄膜、 7…オーミック電極、
8…ショットキー電極。

Claims (4)

  1. ダイヤモンド電子素子であって、
    シリコン基材と、該シリコン基材上に形成され、単結晶MgO層、単結晶SrTiO層、α-Al層、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)層のいずれかからなる中間層と、該中間層上に形成され、イリジウム層、ロジウム層、白金層のいずれかからなる下地層と、該下地層上に形成された単結晶ダイヤモンド層とを有し、
    前記シリコン基材と前記中間層との間に、金、白金、チタン、クロム、イリジウム、ロジウム、シリコンのいずれかからなる薄膜が1層以上形成されたものであり、
    前記単結晶ダイヤモンド層の厚みが、300μm以下のものであり、
    前記単結晶ダイヤモンド層は、ボロン不純物を導入したp型単結晶ダイヤモンド、リン不純物を導入したn型単結晶ダイヤモンド、不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドのいずれかから選択される単結晶ダイヤモンド層が3層積層されたエピタキシャル層であり、
    該3層の単結晶ダイヤモンド層のうち、
    前記下地層に最も近い単結晶ダイヤモンド層は、前記不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドからなり、
    残りの2層の単結晶ダイヤモンド層は、前記p型単結晶ダイヤモンド又は前記n型単結晶ダイヤモンドのどちらか一方の導電型の単結晶ダイヤモンドからなり、該一方の導電型の単結晶ダイヤモンドでドープ濃度差のある2層からなり、前記下地層に最も近い単結晶ダイヤモンド層に近い層が、遠い層よりもドープ濃度が高いものであることを特徴とするダイヤモンド電子素子。
  2. 前記単結晶ダイヤモンド層の結晶性が、波長λ=1.54ÅのX線回折法で分析したダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークのロッキングカーブ半値幅(FWHM)が3°以下のものであることを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンド電子素子。
  3. ダイヤモンド電子素子の製造方法であって、
    シリコン基材を準備する準備工程と、該シリコン基材上に単結晶MgO層、単結晶SrTiO層、α-Al層、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)層の内のいずれかからなる中間層を形成する中間層工程と、前記中間層上にイリジウム層、ロジウム層、白金層のいずれかからなる下地層を形成する下地層工程と、前記下地層上に単結晶ダイヤモンド層を形成する単結晶ダイヤモンド層工程とを含み、
    前記準備工程と前記中間層工程との間に、前記シリコン基材上に金、白金、チタン、クロム、イリジウム、ロジウム、シリコンのいずれかからなる薄膜を1層以上形成する工程を有し、
    前記単結晶ダイヤモンド層工程において形成する前記単結晶ダイヤモンド層の厚みを、300μm以下とし、
    前記単結晶ダイヤモンド層工程において、前記下地層上に形成する単結晶ダイヤモンド層として、ボロン不純物を導入したp型単結晶ダイヤモンド、リン不純物を導入したn型単結晶ダイヤモンド、不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドのいずれかから選択される単結晶ダイヤモンド層をエピタキシャル成長により3層積層させ、
    該3層の単結晶ダイヤモンド層のうち、
    前記下地層に最も近い単結晶ダイヤモンド層を、前記不純物を導入しない高抵抗単結晶ダイヤモンドからなるものとし、
    残りの2層の単結晶ダイヤモンド層は、前記p型単結晶ダイヤモンド又は前記n型単結晶ダイヤモンドのどちらか一方の導電型の単結晶ダイヤモンドからなり、該一方の導電型の単結晶ダイヤモンドでドープ濃度差のある2層からなり、前記下地層に最も近い単結晶ダイヤモンド層に近い層が、遠い層よりもドープ濃度が高いものとすることを特徴とするダイヤモンド電子素子の製造方法。
  4. 前記単結晶ダイヤモンド層工程において、前記下地層上に形成する単結晶ダイヤモンド層の結晶性を、波長λ=1.54ÅのX線回折法で分析したダイヤモンド(004)帰属の2θ=119.5°における回折強度ピークのロッキングカーブ半値幅(FWHM)が3°以下とすることを特徴とする請求項3に記載のダイヤモンド電子素子の製造方法。
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