JP7419808B2 - 取引装置 - Google Patents

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本発明は、取引装置に関し、例えば、電子マネーチャージ機に適用し得る。
近年、スーパーマーケット等の店舗には、電子マネーをチャージすることが可能な電子マネーチャージ機が設置されることがある(特許文献1参照)。
利用者が、電子マネーチャージ機を用いて電子マネーをチャージする場合には、該利用者を識別する情報が格納された媒体(例えば、磁気ストライプを備えるカード)を使って、利用者は、電子マネーチャージ機に予め設定された複数の金額ボタンの中から所望の金額ボタンを選択し(又は直接金額を指定し)、該金額ボタンの金額分の貨幣を投入する。これにより、電子マネーを管理するサーバにて管理される利用者カードの識別情報(ID)に対応付けて入金された貨幣の金額分の電子マネーがチャージされる。
特開2019-036011号公報
ところで、従来の電子マネーチャージ機では、予め設定されたカードの上限額(例えば、2万円)までしか電子マネーをチャージすることができない。
そうすると、電子マネーの提供者が、例えば、利用者に対してチャージした金額に応じて、数パーセントの独自ポイントを付与する場合に、問題が生じる。
例えば、チャージ金額に対して、1パーセントのポイントを付与(付与したポイントは即座に電子マネーに変換)するサービスを展開していたとする。そして、利用者が、1万円分の電子マネーの残高が存在するカード(上限額は2万円)を用いて、新たに1万円分の電子マネーをチャージすると、ポイント付与によりチャージ金額が1万100円と変化してしまう。そうすると、現在の残高(1万円)に1万100円を加算すると、残高が2万100円となり、上限金額を超えてしまい、チャージエラーとなる。
そのため、電子マネー等を利用する利用者の利便性を考慮した取引装置が望まれている。
第1の本発明は、媒体に記録された識別情報に対応付けて電子バリューをチャージする取引装置であって、(1)表示部と、(2)前記識別情報に対応付けて、前記電子バリューをチャージする際、前記表示部に、少なくともチャージ可能額の情報を含むチャージ金額指定画面を表示する制御を行う制御部とを有し、(3)前記チャージ可能額は、前記媒体に予め設定されたチャージの上限額から当該媒体に現在チャージされているチャージ前の残高を差し引いた第1のチャージ可能額から、今回のチャージの際に付与されるプレミアム金額を差し引いて算出されたものであることを特徴とする。
本発明によれば、電子マネー等を利用する利用者の利便性を考慮した取引装置を提供できる。
第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る電子マネー管理システムの全体構成を示す全体構成図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の外観構成を示す外観斜視図である。 第1の実施形態に係る紙幣入出金部の詳細構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の特徴処理(残高照会処理)を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する待ち受け画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する残高照会画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の特徴処理(チャージ処理)を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する利用者認証画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示するチャージ金額選択画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示するチャージ金額入力画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する紙幣挿入画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示するお釣り画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する完了画面の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示するお礼画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電子マネーチャージ機の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る電子マネーチャージ機の特徴動作(回収取引)を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する紙幣残置回収画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電子マネーチャージ機から出力する明細票(回収取引に関する情報が記載されたレシート)の一例を示す図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。第1の実施形態では、本発明の取引装置を、電子マネーチャージ機に適用した場合の例について説明する。
(A-1)第1の実施形態の構成
(A-1-1)全体構成
図2は、第1の実施形態に係る電子マネー管理システムの全体構成を示す全体構成図である。図2において、電子マネー管理システム5は、ネットワークNに接続可能な、電子マネーチャージ機1、及び電子マネー管理サーバ2を有して構成される。
ネットワークNは、電子マネー取引に関するデータを有線/無線で通信することができる通信網であり、例えば、専用網を適用することができる。また、ネットワークNは、電子マネー取引に関するデータを通信することができるのであれば公衆網としても良い。
電子マネーチャージ機1は、例えば、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等に設けられ、電子マネー対応の媒体(例えば、ハウスカード等の利用者カード)に関連付けられた電子マネーのチャージを行う端末である。
また、電子マネーチャージ機1は、ネットワークNを介して、電子マネー管理サーバ2と通信可能であり、例えば、残高照会、電子マネーのチャージ等の各種取引を行うものである。なお、図2では、説明を容易にするために、1台の電子マネーチャージ機1のみ図示している。しかし、実際には、複数台の電子マネーチャージ機1のそれぞれが、ネットワークNを介して、電子マネー管理サーバ2と接続する。
電子マネー管理サーバ2は、ハウスカード等の媒体の識別情報に対応付けて電子マネーを管理する装置であり、例えば、電子マネーチャージ機1からチャージに関する情報を取得すると、取得した情報に基づいて、該当する識別情報に対応付けて電子マネーをチャージする。
また、本実施形態の電子マネー管理サーバ2は、電子マネー提供者がチャージした金額に応じて、独自ポイントを付与し、さらに付与したポイントが即座に電子マネーに変換する等のチャージに対してプレミアム金額を付与するサービスを展開している場合にも対応する処理を行う。
なお、本実施形態では、上記のように、ポイントが即座に上記プレミアム金額としての電子マネーに変換される場合を例に挙げて説明するが、必ずしも電子マネーへの変換は即座である必要はない。例えば、ポイントが1分~2分、1時間~2時間、または1日~2日などの時間経過後に電子マネーに変換される場合でも良い。つまり、ポイントが何らかのタイミングで電子マネーに変換されたとしたら、上限金額を超える可能性があれば、上限金額を超えないように電子マネーチャージ機は制御/処理する必要がある。また、かかる例に限定されず、ポイントが顧客による選択によって電子マネーに変換される場合でも良い。かかる場合、チャージする際はポイントが電子マネーに変換されないように顧客が選択することができ、この場合はポイント分を考慮せずにチャージ可能な金額が求められ、また顧客による電子マネーへの選択は、例えば、チャージの際/チャージ後改めて電子マネーチャージ機から受付けられ、ポイントを電子マネーに変換する際に、当該ポイントが電子マネーとして加味されると上限金額を超えるか否かが確認され、超える場合は、電子マネーチャージ機は顧客に上限金額を超えるので、ポイントの電子マネー変換はできない旨を画面及び/又は音声を介して知らせるが、一部の変換が可能であれば、電子マネーチャージ機は顧客に電子マネーへの一部変換を画面及び/又は音声で誘導しても良い。
従来、電子マネー管理サーバは、電子マネーチャージ機からチャージ可能額の照会を受けると、媒体に電子マネーをチャージできる上限額、及び現在媒体にチャージされている電子マネーの残高から、媒体に残り電子マネーをチャージ可能な限度額を示す金額(以下、「チャージ可能額」と呼ぶ)を算出していたが、本実施形態の電子マネー管理サーバ2は、上述のチャージ可能額の算出に際して、上述のプレミアム金額を考慮して算出する。例えば、従来の方式で算出したチャージ可能額からプレミアム金額を差し引いてチャージ可能額を求める。
なお、プレミアム金額は、先に述べたようなチャージした金額に対して数パーセントを付与するようなものに限らず、他にも、一定金額以上をチャージした場合に、一定金額のプレミアム金額を付与する等でも良い。また、プレミアム金額は、会員の属性(一般会員、プレミアム会員)に応じて、プレミアム金額が異なっても良く、また、プレミアム会員のみプレミアム金額を付与する等の処理を行っても良い。
いずれにしても、プレミアム金額は、チャージに対してプレミアム金額を付与するサービスを行っている電子マネー提供者が算出するルール(独自の計算式により定まる場合や、複数のテーブルを参照して定まる等の種々様々なルール)に基づいて定まるものであり、本実施形態の電子マネー管理サーバ2は、当該ルールに基づいてプレミアム金額を算出する。なお、プレミアム金額の算出は、電子マネーチャージ機1で行っても良い。
(A-1-2)電子マネーチャージ機1の詳細な構成
図3は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の外観構成を示す外観斜視図である。
図3において、第1の実施形態の電子マネーチャージ機1は、操作表示部11、カードリーダー12、ICリーダー13、バーコードリーダー14、紙幣入出口15、及びレシート排出口16を有する。
操作表示部11は、例えば、各取引(残高照会、電子マネ-のチャージ)の操作画面、取引内容の確認画面等を表示したり、利用者が入力した入力情報を取り込んだりするものである。操作表示部11は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる。なお、操作表示部11は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであっても良い。
カードリーダー12は、磁気ストライプを備える媒体(図3の例では、カード型の媒体)の磁気データを読み取るものである。なお、図3に示すカードリーダー12は、顧客が媒体をスワイプして磁気データを読み取る構成であるが、かかる構成に限定されず、例えば、カードリーダー12は媒体の挿入口を有し、顧客により挿入口に媒体が挿入され、カードリーダー12が磁気データを読み取る構成でも良い。
ICリーダー13は、媒体が備えるICチップに接触して電気回路を駆動させることによって、又は非接触式のICチップのアンテナと通信することによって、ICチップのデータを読み取るものである。なお、媒体は、ICチップが搭載されていれば、カード型の媒体に限らず、例えば、スマートフォン等の電子機器でも良い。
バーコードリーダー14は、媒体に示されたバーコードのデータを読み取るものである。なお、バーコードは、例えば、1次元バーコードでも良く、又は2次元バーコードでも良い。また、バーコードは、バーコードリーダー14が読み取り可能に媒体に示されていれば良く、媒体は、例えば、紙、プラスチック等で構成されたものでも良い。さらに、バーコードは、スマートフォン等の電子機器の表示部に一時的に表示されたものでも良い。
なお、本実施形態の電子マネーチャージ機1は、利用者が有する媒体のデータを読み取る手段として、上述のカードリーダー12、ICリーダー13、及びバーコードリーダー14の内、少なくとも1つを有していれば良い(勿論、複数有しても良い)。
紙幣入出口15は、例えば、利用者が紙幣を挿入(投入)したり又は紙幣を取り出したりするものである。なお、上記紙幣入出口15は、かかる例に限定されず、利用者が紙幣を投入する紙幣入口と、利用者が紙幣を取り出す紙幣出口とを別口として備えても良い。紙幣入出口15は、例えば、開閉可能な開閉体を有するバケットタイプのものを用いることができる。なお、上記紙幣入出口15は、かかる例に限定されず、例えば、開閉体を有さないバケットタイプのものでも良い。利用者が紙幣を投入するときには、利用者はバケットの開口部に紙幣を投入し、その後電子マネーチャージ機1は、開閉体が閉じて投入された紙幣を取り込む。また電子マネーチャージ機1が紙幣を返却するときには、電子マネーチャージ機1はバケットに紙幣を繰り出し、その後、開閉体が開放する。
レシート排出口16は、取引内容(例えば、電子マネーをチャージした場合には、チャージ金額等の情報を含む内容)を印字したレシートを排出(出力)するものである。
図1は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の内部構成を示すブロック図である。図1において、電子マネーチャージ機1は、制御部10、記憶部20、通信部30、操作表示制御部40、媒体処理部50、紙幣入出金部60、及びレシート発行部70を有する。
制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、記憶部20から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して残高照会、電子マネーのチャージ等の種々の処理を行う。
記憶部20は、制御部10が実行する処理プログラム等を記憶するものであり、例えば、フラッシュメモリやHDD等により構成される。
通信部30は、ネットワークNを介して、電子マネー管理サーバ2と接続するためのネットワークインタフェースである。
操作表示制御部40は、制御部10の制御の下、操作表示部11の動作を制御するものである。操作表示制御部40は、制御部10から画面情報に基づいて、操作表示部11に画面を表示させたり、又は操作表示部11から入力された情報を制御部10に与えたりするものである。
媒体処理部50は、制御部10の制御の下、カードリーダー12、ICリーダー13、及びバーコードリーダー14のいずれかの装置を用いて媒体の読み取り処理を実行し、読み取った媒体情報を制御部10に与えるものである。
紙幣入出金部60は、制御部10の制御の下、紙幣を金種別に収納・管理するものである。なお、本実施形態の電子マネーチャージ機1は、紙幣入出金部60を備えて、現金として紙幣のみを取り扱うものとするが、変形例として、硬貨を処理する硬貨入出金部をさらに備え、硬貨の入出金に対応するよう構成しても良いし、硬貨入出金部のみ備え(紙幣入出金部60を備えず)、現金として硬貨のみを対応する構成としても良い。
また、電子マネーチャージ機1は、電子マネーをチャージする際の決済手段として、直接現金を用いず、クレジットカードやキャッシュカード等を用いて、電子マネーをチャージしても良い。この場合、クレジットカードやキャッシュカードの媒体に電子マネー対応の機能が搭載されているものに限らず、電子マネー対応の媒体と、決済手段としてのクレジットカードやキャッシュカードとが別々でも良い。
レシート発行部70は、制御部10の制御の下、レシート(明細票)に取引結果を印字して、レシート排出口16から発行(排出)を行うものである。
(A-1-3)紙幣入出金部60の詳細な構成
図4は、第1の実施形態に係る紙幣入出金部の詳細構成を示すブロック図である。
図4において、紙幣入出金部60は、先述の紙幣入出口15と、この紙幣入出口15に受け入れた紙幣を1枚ずつ分離して、紙幣の金種等を鑑別する鑑別部61と、鑑別された入金紙幣を収納する紙幣収納庫62(62-1~62-n)と、リジェクト庫63とを有して構成される。
鑑別部61は、搬送された紙幣の金種、真偽、正損、走行状態等を基に、取扱うことのできる正常紙幣であるか、使用すべきでない紙幣であるために取扱うことのできないリジェクト紙幣であるかを鑑別して、その鑑別結果を制御部10へ送出する機能等を有している。
紙幣収納庫62(62-1~62-n)は、それぞれ内部に予め設定された金種の紙幣を集積した状態で収納するように構成されている。例えば、電子マネーチャージ機1は、1万円券、5千円券、及び1000円券に対応する紙幣収納庫62を3個備えても良い。
リジェクト庫63は、搬送されてくるリジェクト紙幣を内部に集積して収納するように構成されている。
(A-1-4)制御部10の詳細な構成
制御部10は、主たる機能として、残高照会部101と、チャージ可能額照会部102と、チャージ金額制限部103と、チャージ処理部104とを備える。
残高照会部101は、媒体に関連付けられた電子マネーの残高の照会に関する処理を行う機能部である。具体的には、残高照会部101は、カードリーダー12、ICリーダー13、及びバーコードリーダー14のいずれかの読み取り手段により、媒体のIDが読み取られたならば、読み取られたIDを含む残高照会電文を電子マネー管理サーバ2に送信することで残高照会を行い、電子マネー残高を取得する。なお、残高照会の結果として電子マネー管理サーバ2から通知された残高は、操作表示部11に表示したり、レシートに印字する際等に用いられる。
チャージ可能額照会部102は、残高照会と同様に、媒体から読み取られたIDを含むチャージ可能額照会電文を電子マネー管理サーバ2に送信することでチャージ可能額照会を行い、チャージ可能額を取得する。なお、チャージ可能額照会の結果として電子マネー管理サーバ2から通知されたチャージ可能額は、操作表示部11に表示したり、レシートに印字する際等に用いられる。
チャージ金額制限部103は、チャージ金額を制限する機能部である。具体的には、チャージ金額制限部103は、後述するチャージ金額選択画面(又はチャージ入力画面)で選択又は入力されたチャージ金額が、「チャージ可能額」又は「1取引あたりの限度額」のいずれか小さい方の限度額を超えないように制御する。なお、チャージ金額制限部103は、変形例として、1取引あたりの限度額が存在しない場合には、チャージ可能額のみ考慮すれば良い。
詳細は後述するが、例えば、チャージ金額制限部103は、選択又は入力されたチャージ金額が、「チャージ可能額」又は「1取引あたりの限度額」のいずれか小さい方の限度額を超える場合には、チャージができない旨をメッセージ出力して、利用者にチャージ金額の訂正を求める。
チャージ処理部104は、チャージ金額制限部103によるチャージ金額の限度額未満のチャージ金額の入金を受け付け、入金された紙幣の合計金額(入金金額)がチャージ金額以上となった場合にチャージ処理を行う機能部である。チャージ処理は、媒体IDとチャージ金額とを電子マネー管理サーバ2に送信することで行う。
(A-2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機1の動作を説明する。
(A-2-1)残高照会処理
図5は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の特徴処理(残高照会処理)を示すシーケンス図である。
まず、電子マネーチャージ機1は、利用者が保持する電子マネー対応の媒体(この例では、磁気ストライプを備える利用者カード)のパスを促す画面(以下、「待ち受け画面」と呼ぶ)を操作表示部11に表示する(S101)。
図6は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する待ち受け画面の一例を示す図である。図6の待ち受け画面T1では、利用者カードをカードリーダー12に読み取らせるための手順イメージが示されている。
電子マネーチャージ機1は、利用者カードを受け付けると(S102)、カードの識別情報であるカードIDを読み取って(S103)、読み取ったカードIDが正常か否か確認する(S104)。
電子マネーチャージ機1は、例えば、利用者カードからカードIDが読み取れなかった場合や、読み取ったカードIDが採番ルールから外れた番号体系である場合等には、正常では無いと判断して、先述のステップS101の処理に戻り、一方、正常にカードIDが読み取れた場合には、次の処理を行う。
電子マネーチャージ機1は、通信部30を介して、カードIDを含む残高照会電文を電子マネー管理サーバ2に送信し、残高照会を行う(S105)。
電子マネー管理サーバ2は、カードIDに関連付けて電子マネーの残高を記憶しており、電子マネーチャージ機1から残高照会を受けたならば、カードIDに関連付けられた残高を通知する(S106)。
続いて、電子マネーチャージ機1は、通信部30を介して、チャージ可能額電文を電子マネー管理サーバ2に送信し、チャージ可能額照会を行う(S107)。
電子マネー管理サーバ2は、電子マネーチャージ機1からチャージ可能額照会を受けたならば、カードIDに対応する残高、及びカード上限額等からチャージ可能額を算出し、算出したチャージ可能額(プレミアム金額の情報も含む)を通知する(S108)。
この実施形態では、電子マネー管理サーバ2は、先に述べたように、単純にカード上限額から残高を差し引いた値をチャージ可能額とするのでは無く、新たなチャージによって加算されるポイント(即時、同額の電子マネーに変換されるポイント)等も考慮してチャージ可能額を算出する。例えば、1回のチャージによって一律1000ポイント(プレミアム金額)を付与するような場合には、チャージ可能額は、プレミアム金額を差し引いた値とする。
なお、電子マネー管理サーバ2から通知されるチャージ可能額の情報は、後述するステップS206の処理等で利用される。
電子マネーチャージ機1は、電子マネー管理サーバ2から通知された残高情報を含む画面(以下、「残高照会画面」と呼ぶ)を操作表示部11に表示する(S109)。
図7は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する残高照会画面の一例を示す図である。図7の残高照会画面T2では、カード残高の情報に加えて、利用者からのチャージ操作を受け付けるボタンB1と、残高確認の終了を受け付けるボタンB2と、レシートを印字(発行)して残高確認の終了を受け付けるボタンB3とが示されている。
(A-2-2)チャージ処理
図8は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機の特徴処理(チャージ処理)を示すシーケンス図である。
電子マネーチャージ機1は、先述のステップS109の処理により表示された残高照会画面を介して、利用者からのチャージ操作を受け付けると(S201)、利用者カードのパスを促す画面(以下、「利用者認証画面」と呼ぶ)を操作表示部11に表示する(S202)。なお、残高照会は、上記チャージ処理の際に、顧客からの選択により、若しくは、顧客からの選択によらずとも、残高照会が行われる場合でも良い。
図9は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する利用者認証画面の一例を示す図である。図9の利用者認証画面T3は、挨拶文が存在しない以外は、先述の待ち受け画面T1と同様である。
電子マネーチャージ機1は、利用者カードを受け付けると、先述のステップS102~S104と同様の処理を行う(S203~S205)。このステップS203~S205の処理は、省略しても良い。
電子マネーチャージ機1は、正常に利用者カードからカードIDが読み取れた場合には、電子マネーをチャージする金額を選択させる画面(以下、「チャージ金額選択画面」と呼ぶ)を操作表示部11に表示する(S206)。
図10は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示するチャージ金額選択画面の一例を示す図である。図10のチャージ金額選択画面T4では、先述のステップS107及びステップS108の処理により取得したチャージ可能額の情報に加えて、チャージ金額指定用の6つのボタンB4~B9と、チャージ操作の取り消しを受け付ける取消ボタンCと、チャージ金額の直接指定を受け付けるB10とが示されている。チャージ可能額の情報を取得する先述のステップS107及びステップS108の処理は、当該ステップS206の処理より前に実行されていれば良い。
チャージ金額指定用の6つの操作ボタンB4~B9は、それぞれ「1,000円」、「2,000円」、「3,000円」、「4,000円」、「5,000円」、「6,000円」に対応するものが示されているが、金額はこれに限らず、またボタンの数もこれに限定されるものでは無い。
また、図10では、示されていないが、チャージ可能額(又は1取引あたりの限度額)を超える金額のチャージ金額指定用の操作ボタンB4~B9は、利用者が選択できないようにしても良い。さらに、電子マネーチャージ機1は、変形例として、チャージ可能額(及び又は1取引あたりの限度額)をそのまま指定できるチャージ金額指定用の操作ボタンを別に表示しても良い。
なお、電子マネーチャージ機1は、チャージ可能額(又は1取引あたりの限度額)を超えるチャージ金額指定用の操作ボタンB4~B9が押下されると、例えば、「チャージ可能額を超えています」等のチャージが出来ない旨をメッセージ表示し、チャージ可能額を超えた金額のチャージが出来ないように制限する。電子マネーチャージ機1は、チャージ金額がチャージ可能額未満の場合のみに限り、次のステップS207の処理に移行できる。
一方、電子マネーチャージ機1は、利用者の操作によりボタンB10が押下されると、チャージ金額を直接入力できる画面(以下、「チャージ金額入力画面」と呼ぶ)を操作表示部11に表示する。
図11は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示するチャージ金額入力画面の一例を示す図である。図11のチャージ金額入力画面T5では、先述のチャージ可能額、及び後述するボタンB11より入力されたチャージ金額の情報に加えて、チャージ金額を入力するための「0」~「9」の数字ボタンB11と、入力したチャージ金額を訂正するボタンB12と、チャージ金額を確定するOKボタンB13と、先述の取消ボタンCとが示されている。
なお、電子マネーチャージ機1は、チャージ可能額(又は1取引あたりの限度額)を超えるチャージ金額を指定した状態で、OKボタンB13が押下されると、先と同様に、「チャージ可能額を超えています」等のメッセージを出力して、利用者にチャージ金額の訂正を促し、チャージ金額がチャージ可能額(又は1取引あたりの限度額)未満の場合のみに限り、次の処理に移行する。
電子マネーチャージ機1は、先述のチャージ金額選択画面T4(又はチャージ金額入力画面T5)でチャージ金額が選択(又は入力)されると、紙幣入出口15のシャッタを開けると共に、紙幣の挿入(投入)を促す画面(以下、「紙幣挿入画面」と呼ぶ)及び/又は音声を操作表示部11及び/又はスピーカに出力する(S207)。なお、本実施形態では、上記紙幣挿入画面及び/又は音声を操作表示部11及び/又はスピーカに出力する場合を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、例えば、キャッシュカード/クレジットカードの挿入、載置、かざす、又はスワイプを促す画面及び/又は音声を操作表示部11及び/又はスピーカに出力してもよい。また、例えば、QRコード(登録商標)等のコードを読み取るため又はクレジット情報等のデータを取得するために、スマートフォンの載置又は翳すことを促す画面及び/又は音声を操作表示部11及び/又はスピーカに出力してもよい。
図12は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する紙幣挿入画面の一例を示す図である。図12の紙幣挿入画面T6では、チャージ金額、挿入した紙幣の金額を示す挿入金額、及び紙幣を挿入する場所(紙幣入出口15)を示すイメージと共に、挿入紙幣を確定するOKボタンB14と、先述の取消ボタンCとが示されている。
電子マネーチャージ機1は、利用者により紙幣が紙幣入出口15にセットされた後、OKボタンB14が押下されると、鑑別部61で紙幣を計数し、計数した各紙幣を対応する金種の紙幣収納庫62に収納し、紙幣入出口15のシャッタを閉じる(S208)。
電子マネーチャージ機1は、通信部30を介して、カードID及びチャージ金額の情報を含むチャージ電文を電子マネー管理サーバ2に送信し、チャージ処理を依頼する(S209)。なお、電子マネーチャージ機1は、上述の通り、計数された紙幣をもってチャージ処理を依頼する場合を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、例えば、上記QRコード等のコード又はクレジット等の金融機関の口座データ等を使って、電子マネーチャージ機1はチャージ処理を依頼しても良い。またその際、電子マネーチャージ機1は、利用者から暗証番号の入力を要求しても良い。
電子マネー管理サーバ2は、電子マネーチャージ機1からチャージ処理の依頼を受けたならば、カードIDに関連付けられた残高に指定されたチャージ金額分を加算(チャージ)し、処理結果を電子マネーチャージ機1に通知する(S210)。
電子マネーチャージ機1は、紙幣収納庫62に収納した紙幣の総額がチャージ金額を超えているか否か判定する(S211)。電子マネーチャージ機1は、紙幣収納庫62に収納した紙幣の総額がチャージ金額を超えている場合には、次の処理を実行し、一方、収納した紙幣の総額がチャージ金額以下の場合には、後述するステップS213の処理に移行する。
電子マネーチャージ機1は、収納した紙幣の総額がチャージ金額を超えている場合には、収納した紙幣の総額からチャージ金額を差し引いた差額分の紙幣を紙幣収納庫62から取り出し、鑑別部61で鑑別し、紙幣入出口15に移送した後、紙幣入出口15のシャッタを開ける(S212)。そして、電子マネーチャージ機1は、お釣りの受け取りを促す画面(以下、「お釣り画面」と呼ぶ)を操作表示部11に表示する。
図13は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示するお釣り画面の一例を示す図である。図13のお釣り画面T7では、チャージ金額、挿入金額、及びお釣金額と共に、お釣を受け取る場所(紙幣入出口15)を示すイメージが示されている。
電子マネーチャージ機1は、紙幣入出口15からお釣りが取り出されたことを検知すると、紙幣入出口15のシャッタを閉じた後、次の処理に移行する。
電子マネーチャージ機1は、チャージ処理が完了したことを示す画面(以下、「完了画面」と呼ぶ)を操作表示部11に表示する(S213)。
図14は、第1の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する完了画面の一例を示す図である。図14の完了画面T8では、チャージ前の残高、今回チャージ金額(プレミアム金額を含む)と、チャージ後の残高の情報(内訳を含む)に加えて、レシートの印字(発行)が必要なことを示すボタンB15と、レシートの印字が不要なことを示すボタンB16とが示されている。なお、図14で示さているプレミアム金額とは、先に述べたように今回チャージした金額に対して電子マネー提供者が付与する元々のチャージ金額からの上乗せ分の金額である。なお、図14に示す今回チャージ金額及びチャージ後の残高の情報には、プレミアム金額を含んだ金額が表示される場合を例に挙げて説明したが、かかる例に限定されず、プレミアム金額を含まず、プレミアム金額を今回チャージ金額及び/又はチャージ後の残高とは別個に完了画面T8に表示する場合でも良い。
電子マネーチャージ機1は、利用者によりボタンB15が押下された場合には、次の処理を実行し、一方、ボタンB16が押下された場合には、後述するステップS216の処理に移行する(S214)。
電子マネーチャージ機1は、取引内容を印字したレシートをレシート排出口16から出力する(S215)。
電子マネーチャージ機1は、図15に示すような利用者にお礼を表示する画面を操作表示部11に表示した後(S216)、一連の処理を終了する(S217)。
(A-3)第1の実施形態の効果
本発明によれば、以下の効果を奏する。
利用者が媒体を用いて電子マネーをチャージする際に、電子マネーチャージ機1にチャージ可能額を表示し、また、チャージ可能額を超えるチャージ金額の指定を制限することにより、チャージ上限を超えたチャージ金額を指定することが無くなる。
また、電子マネーチャージ機側で、チャージ上限を超えたチャージが出来なくなることで、結果的に、電子マネー管理サーバ側でのエラー発生も無くなる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。第2の実施形態では、本発明の取引装置を電子マネーチャージ機に適用した場合の例について説明する。
従来の電子マネーチャージ機では、オペレータが電子マネーチャージ機から紙幣を回収する際、回収する金額をオペレータが手計算するため、操作に手間がかかった。手間がかかれば、その分だけ、装置は稼働できないため、結果的に、利用者の利便性を考慮していないことになる。第2の実施形態の電子マネーチャージ機は、この課題を解決する手段を示すものである。
(B-1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態に係る電子マネー管理システム5の全体構成及び各装置の構成は、第1の実施形態の図2~4に示す構成と基本的には同一であるが、電子マネーチャージ機1の代わりに、電子マネーチャージ機1A(図16)が適用される点が異なる。
図16は、第2の実施形態に係る電子マネーチャージ機の内部構成を示すブロック図である。図16における電子マネーチャージ機1Aの構成は、第1の実施形態の電子マネーチャージ機1の構成と基本的に同様であるが、制御部10の代わりに、制御部10Aが適用される点が異なる。以下では、異なる点を中心に説明を行う。
制御部10Aは、第1の実施形態の構成(機能)に加えて、回収処理部105を有する。
回収処理部105は、各金種の在高データを管理すると共に、電子マネーチャージ機1Aの紙幣収納庫62(62-1~62-n)に蓄積されている紙幣、及びリジェクト庫63に蓄積されている紙幣を回収する処理を行うものである。
この実施形態では、紙幣の回収は、オペレータが、後述する紙幣残置回収画面を操作しながら、残置したい各金種の枚数又は金額を指定し、各金種の指定枚数(又は指定金額)及び各金種の在高データより求まる各金種の回収紙幣を、紙幣収納庫62(62-1~62-n)に蓄積されている紙幣、及びリジェクト庫63に蓄積されている紙幣から抜き取って行う(余剰分を回収する)。
なお、第2の実施形態の電子マネーチャージ機1Aは、第1の実施形態と同様に、紙幣収納庫62と共に(又は代わりに)硬貨収納庫を備えても良い。その場合、回収処理部105は、紙幣と同様の回収処理を硬貨に対しても行うことができる。
(B-2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の電子マネーチャージ機1Aの動作を説明する。
図17は、第2の実施形態に係る電子マネーチャージ機の特徴動作(回収取引)を示すフローチャートである。
電子マネーチャージ機1A(制御部10A)は、例えば、オペレータ(警送会社の担当者等)が予め登録された図示せぬIDカードをカードリーダー12にリードさせて、さらに、場合によってはパスワードを入力させることにより、オペレータの正当性を認証し、回収取引(紙幣残置回収取引)の受付を開始する(S301)。
制御部10Aの回収処理部105は、操作表示部11を介した操作に応じて、回収取引の処理を開始する(S302)。
回収処理部105は、操作表示部11に、紙幣残置回収画面を表示して(S303)、残置紙幣等の指定(入力)を受け付ける(S304)。
図18は、第2の実施形態に係る電子マネーチャージ機に表示する紙幣残置回収画面の一例を示す図である。図18の紙幣残置回収画面200では、当初在高情報欄201と、残置指定欄202と、回収結果欄203と、入力インタフェース204と、キャンセルボタン205と、RJ入力ボタン206と、明細票印字指定ボタン207と、動作開始ボタン208と、完了ボタン209とが示されている。
当初在高情報欄201は、今現在、紙幣収納庫62(62-1~62-n)に蓄積されている各金種の紙幣の枚数及び金額を示す情報欄である。なお、図18の例では、「千」、「2千」、「5千」、「万」の計4種類の金種に対応するものが示されているが、例えば、電子マネーチャージ機1Aが「2千」の金種を取り扱わなければ、必ずしも表示する必要は無い(後述する残置指定欄202及び回収結果欄203も同様である)。また、図18の例では、全ての金種について、「0」枚及び「0」円となっているが、各紙幣収納庫62に紙幣が存在すれば、当然にその分の在高データが反映される。
残置指定欄202は、今回、各紙幣収納庫62に残置する各金種の紙幣の枚数及び金額を指定(入力)する欄である。各金種の紙幣の枚数及び金額の指定は、後述する入力インタフェース204を用いて行われる。図18の例では、全ての金種について、「0」枚及び「0」円となっているが、入力インタフェース204を用いて数値が指定される度に指定数値が反映される。
なお、残置指定欄202には、各金種の紙幣について、枚数又は金額のいずれかを入力すれば良く、例えば、いずれかが入力されたなら、もう一方の項目には自動的に入力データが反映される(例えば、1000円について、5枚と入力したら自動的に5千円と算出して表示する)。
回収結果欄203は、各金種の在高データと、残置指定欄202で指定した各金種の紙幣の枚数及び金額とから算出される回収結果を示す情報欄である。この欄は、例えば、後述する動作開始ボタン208ボタンが押下されて、実際に紙幣が回収されると更新される。なお、図18の例では、全ての金種について、「0」枚及び「0」円となっているが、回収紙幣が存在すれば、当然にその分のデータが反映される。
入力インタフェース204は、残置指定欄202の各金種の紙幣の欄に「0」~「9」の数字を入力できるものである。
キャンセルボタン205は、紙幣の回収処理を中止するボタンであり、押下されると、本画面が閉じて処理が中止される。
RJ入力ボタン206は、リジェクト庫63に蓄積されているリジェクト紙幣を管理するボタンである。例えば、RJ入力ボタン206が押下されると、リジェクト紙幣についてデータを入力できる先述の当初在高情報欄201と、残置指定欄202と、回収結果欄203とが別に表示される。リジェクト紙幣の金種及び枚数は管理できないため、オペレータは、従来と同様に手計算により、リジェクト紙幣を把握しなければならず、リジェクト紙幣の管理に、先述の当初在高情報欄201と、残置指定欄202と、回収結果欄203とを利用することになる。
明細票印字指定ボタン207は、取引内容が記載された明細票(レシート)の印字(発行)の有無を指定するボタンである。
動作開始ボタン208は、各紙幣収納庫62に収納されている紙幣について、残置指定欄202に残置紙幣が入力された内容に基づいて、処理を開始させるボタンである。
完了ボタン209は、紙幣回収処理を完了させるボタンである。
回収処理部105は、紙幣の回収対象が紙幣収納庫62の場合には、即ち、オペレータにより、各紙幣収納庫62に収納されている紙幣について、残置指定欄202に残置紙幣が入力されて、動作開始ボタン208が押下されると、次の処理を行う(S305、S306)。一方、回収処理部105は、紙幣の回収対象がリジェクト庫63の場合には、後述するステップ308の処理に移行する。
回収処理部105は、各紙幣収納庫62から回収紙幣を繰り出し、鑑別部61で当該回収紙幣を鑑別した後、紙幣入出口15に搬送する(S307)。
各紙幣収納庫62からを繰り出された紙幣は、紙幣入出口15で回収され、一方、リジェクト紙幣は、リジェクト庫63から直接回収される(S308)。なお、リジェクト紙幣については、RJ入力ボタン206を押下して、回収した紙幣に応じて、各入力欄(紙幣残置回収画面200、当初在高情報欄201、残置指定欄202)にその内容を入力することになる。
回収処理部105は、明細票印字の有無があるか否か確認し、明細票印字がありの場合、レシート排出口16から取引内容が印字された明細票(レシート)を発行して回収処理を終了し、一方、明細票印字がなしの場合、明細票を発行しないで処理を終了する(S309、S310)。図19は、この回収取引の内容が記載された明細票(レシート)の一例を示す図である。図19のレシート300では、回収の内訳、回収後の電子マネーチャージ機1Aの在高等の情報が記載されているが、記載内容はこれに限定されるものでは無い。
(B-3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、従来は、回収取引に関して、残置したい紙幣の金額又は枚数をオペレータが手計算して回収を行っていたが、電子マネーチャージ機1Aが残置回処理を実施することで計算する手間が省けて、従来よりも効率的に余剰紙幣の回収業務を行うことが可能となった。
(C)他の実施形態
上述した各実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(C-1)上述した各実施形態では、本発明の取引装置を、電子マネーチャージ機1A(1A)に適用する例を示したが、現金処理を行う他の装置(例えば、入金機、出納機、自動釣銭機、精算機、ATM、POSレジ、セミセルフ機、券売機等)にも適用可能である。
(C-2)上述した第1の実施形態では、媒体に対応付けて電子マネーをチャージする例を示したが、いわゆる電子マネーに限らず、他にも暗号資産(仮想通貨)、デジタル通貨等の情報通信技術を活用して電子的な情報に置き換えた資産(これらを総称して、「電子バリュー」と定義する)にも本発明を適用できる。
(C-3)変形例として、電子マネーチャージ機1A(1A)は、上述した各実施形態で述べた変形例の構成及び機能の全部又は一部を組み合わせて使用しても良い。
1、1A…電子マネーチャージ機、2…電子マネー管理サーバ、5…電子マネー管理システム、10、10A…制御部、11…操作表示部、12…カードリーダー、13…ICリーダー、14…バーコードリーダー、15…紙幣入出口、16…レシート排出口、20…記憶部、30…通信部、40…操作表示制御部、50…媒体処理部、60…紙幣入出金部、61…鑑別部、62…紙幣収納庫、63…リジェクト庫、70…レシート発行部、101…残高照会部、102…チャージ可能額照会部、103…チャージ金額制限部、104…チャージ処理部、105…回収処理部、200…紙幣残置回収画面、300…レシート、T1…受け画面、T2…残高照会画面、T3…利用者認証画面、T4…チャージ金額選択画面、T5…チャージ金額入力画面、T6…紙幣挿入画面、T7…釣り画面、T8…完了画面。

Claims (4)

  1. 媒体に記録された識別情報に対応付けて電子バリューをチャージする取引装置であって、
    表示部と、
    前記識別情報に対応付けて、前記電子バリューをチャージする際、前記表示部に、少なくともチャージ可能額の情報を含むチャージ金額指定画面を表示する制御を行う制御部とを有し、
    前記チャージ可能額は、前記媒体に予め設定されたチャージの上限額から当該媒体に現在チャージされているチャージ前の残高を差し引いた第1のチャージ可能額から、今回のチャージの際に付与されるプレミアム金額を差し引いて算出されたものである
    ことを特徴とする取引装置。
  2. 前記制御部は、チャージが完了した際に、前記チャージ前の残高と、前記プレミアム金額を含んだ今回のチャージ金額と、今回のチャージ後の残高と、当該今回のチャージ後の残高に含まれる当該プレミアム金額を、前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 前記チャージ可能額は、前記識別情報に対応付けて、前記電子バリューを一元的に管理する管理サーバで算出され、
    前記制御部は、前記チャージ金額指定画面を表示する前に、前記管理サーバから前記チャージ可能額を取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  4. 前記表示部は、入力機能も備えるものであり、
    前記制御部は、前記チャージ金額指定画面を介して指定されるチャージ金額が、前記チャージ可能額又は1回当たりのチャージ限度額のいずれか小さい方の金額を超えないように制御する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の取引装置。
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