JP2018060352A - 硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨を取り扱いながら、銀行以外の店舗に設置可能でコンパクトな電子マネーチャージ機を提供する。【解決手段】本発明の硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機100は、前記電子マネーチャージ機にアクセスするためのインターフェース110、電子マネーリーダライタ120、硬貨投入口131、金種振分ユニット133、種類別に保管する硬貨用金庫134、逆両替硬貨用払出口136、硬貨投入口から投入された硬貨の額に基づいて電子マネーを電子マネー記録媒体へチャージする処理を行う電子マネーチャージ処理部、指示に基づいて硬貨用金庫から逆両替硬貨用払出口へ硬貨の払出処理を行う硬貨逆両替処理部、並びに電子マネーチャージ処理部によって作成される電子マネー入金情報、硬貨逆両替処理部によって作成される硬貨逆両替情報を、ネットワークを通じて電子マネー管理用サーバへ送信するための通信処理部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機に関し、より詳細には、硬貨を用いて電子マネーをチャージする機能、及び、金庫に貯留された硬貨を用いて硬貨へ逆両替する機能を併せ持った電子マネーチャージ機に関する。
近年、電子マネー(電子貨幣)を用いて商品の購入やサービスの提供の代価を決済する電子決済システムが普及している。このシステムは、ICチップを搭載したICカードや携帯電話端末のような電子マネー記録媒体を、小売店舗等に設置された入金処理装置(電子マネーチャージ機)の電子マネーリーダライタにタッチさせるだけで、商品取引の決済を完了させるものである。電子マネー決済によれば、消費者は、財布の中に現金、特にたくさんの硬貨があるととても嵩張るし重くもなる、硬貨をカバンに入れておくと必要なお金を財布から取り出すことも面倒であるといった問題から解放される。電子マネーの使用によって小銭が不要となることは、消費者にとって非常に好ましいことである。さらに、レジでの支払いに際し小銭を取り出したり、探したりする時間が要らなくなり、その結果、時間を節約できる。レジの混雑が緩和されることは、コンビニエンスストアやスーパーマーケットのような小売店舗側にとっても好都合である。消費者は、また、電子マネーシステムの発行体(電子マネー事業者)が提供するポイントが貯められるといったメリットを享受する。
電子マネー決済システムの普及には目を見張るものがあるが、電子マネーを利用するためには、事前に金銭を電子マネーに両替する、あるいは電子マネーの残高が少なくなった場合に電子マネーを補充するという「電子マネーのチャージ」が必要である。電子マネーに金銭をチャージ方法には、現在、現金を利用する方法とクレジットカードを利用する方法の2種類がある。
現金を用いて電子マネーを電子マネー記録媒体にチャージするための電子マネーチャージ機が、電子マネーの使用場所、例えば駅、大規模小売店舗、ショッピングモール、コンビニエンスストア等に配置されている。
現金を利用して電子マネーをチャージする現在の問題点は、使える現金が紙幣のみになることである。すなわち、現在、硬貨を用いてチャージできる電子マネーチャージ機は存在しない。
特許文献1には、紙幣のみならず硬貨も投入でき投入額相当の電子マネーを専用の情報媒体にチャージできる硬貨入金チャージ機と、この硬貨入金チャージ機と当該電子マネーの決済用端末を備えた複数の加盟店とを有する集客システムであって、上記加盟店が上記硬貨入金チャージ機への貨幣投入を監視可能であることを特徴とする集客システムが提案されている。特許文献1の発明によれば、家庭にある小銭や財布やポケットの余分な小銭が1枚の電子マネーカードにチャージされ、嵩張らないだけでなく小銭を有効に活用できるとされる。
特開2015−84127(硬貨入金チャージ機を用いた集客システム)
しかし、特許文献1に開示の硬貨が使える電子マネーチャージ機であっても、硬貨を扱うチャージ機が大型化してしまうという問題が残る。すなわち、硬貨は、紙幣と違って、嵩張るだけでなく、一円硬貨で1g、五円硬貨で3.7g、十円硬貨で4.5g、五十円硬貨で4g、百円硬貨で4.8g、そして五百円硬貨で7gの重量を有する。硬貨入金チャージ機の金庫に各硬貨が1,000枚貯留されると、その総量は約25kgにもなり、金庫重量を合わせると相当な重量となる。金庫に貯まった硬貨を金融機関へ持ち込むのにも相当の困難と無理がある。硬貨入金チャージ機を銀行外に設置するとなると、硬貨の回収時に何十キロ、場合によっては百キロ以上の硬貨を運搬する必要が出てくる。硬貨を扱える機械は、銀行のみに設置されているのが現状である。
そこで、本発明の課題は、硬貨を取り扱いながら、銀行以外の店舗にも設置可能なコンパクトで実用性の高い電子マネーチャージ機を提供することにある。
本発明者は、上記課題を鋭意検討した結果、電子マネーチャージ機に硬貨への逆両替機能を付加することにより硬貨回収の負担を少なくすることで上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機であって、
硬貨で電子マネーをチャージする者又は硬貨へ逆両替する者が前記電子マネーチャージ機にアクセスするためのインターフェース、
電子マネーリーダライタ、
硬貨投入口、
前記硬貨投入口に投入された硬貨の金種振分ユニット、
前記金種振分ユニットで分別された硬貨を種類別に保管する硬貨用金庫、
逆両替硬貨用払出口、
前記硬貨投入口から投入された硬貨の額に基づいて電子マネーを電子マネー記録媒体へチャージする処理を行う電子マネーチャージ処理部、
前記硬貨へ逆両替する者の指示に基づいて前記硬貨用金庫から前記逆両替硬貨用払出口へ硬貨の払出処理を行う硬貨逆両替処理部、並びに
前記電子マネーチャージ処理部によって作成される電子マネー入金情報、及び、前記硬貨逆両替処理部によって作成される硬貨逆両替情報を、ネットワークを通じて電子マネー管理用サーバへ送信するための通信処理部
を備えた、前記電子マネーチャージ機を提供する。
本発明の電子マネーチャージ機によって硬貨を用いて電子マネーを「チャージ」する行為は、硬貨から電子マネーへの「両替」といえる。その観点から、本明細書では、電子マネーチャージ機に貯留された硬貨を用いて、逆に硬貨へ両替する行為を指す意図で、「逆両替」という用語を使用する。
前記電子マネーチャージ機は、前記硬貨投入口から投入された硬貨の真正を判定するための硬貨正偽判定ユニットをさらに備えることが好ましい。
前記硬貨用金庫は、上記金種振分ユニットから硬貨を誘導するためのホッパーを内蔵することが好ましい。
前記逆両替硬貨用払出口は、例えば上面が解放した箱型の引き出しである。
前記電子マネーチャージ機は、小売店舗に設置されることが好ましい。
本発明の硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機は、従来技術にない硬貨への逆両替という機能が付与されたことにより、一般消費者のように硬貨を使って電子マネーをチャージしたい者(以下、「電子マネーチャージ者」という)、スーパーストアやコンビニエンスストアのような小売店舗の経営者のように硬貨への逆両替を希望する者(以下、「硬貨逆両替者」という)、及び電子マネーの発行者(以下、「電子マネー事業者」という)に対して、以下に示すようなさまざまな恩恵をもたらす。
前記電子マネーチャージ者には、家庭にある小銭や財布やポケットの余分な小銭を1枚のICカード等にチャージできるため、財布がかさばらないだけでなく、小銭を有効に活用できる。
前記硬貨逆両替者は、釣銭用の小銭(硬貨)が多量に必要であり、それをこの電子マネーチャージ機から調達することができる。従来、大量の硬貨が保管可能な場所は、銀行のような金融機関しかないため、多量の硬貨を必要とする者は、銀行の両替端末機に行って調達するしかなかった。金融機関で紙幣を硬貨に両替する手間は、その頻度が増すほど煩雑であり、さらに両替量によっては手数料が引かれてしまう。本発明の逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機を用いれば、硬貨を必要とする者は、金融機関に行かなくとも、店舗で使用する釣銭(硬貨)への逆両替が可能となる。また、両替手数料の削減や無負担も可能である。
前記電子マネー事業者は、電子マネーチャージ機に貯留された硬貨を逆両替金として利用させることで、硬貨回収の作業やその頻度を大幅に削減することができる。また、電子マネーチャージ機に硬貨を大量に貯留させないため、電子マネーチャージ機のキャビネット(筐体)の大きさや構造を実用的なレベルまでコンパクトすることができる。
本発明の硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機100の外観図である。図1は、電子マネーチャージ機のキャビネット101の前面扉102を開けて、電子マネーチャージ機の内部を内覧できる状態が示されている。 図1の電子マネーチャージ機100の制御系を示すブロック図である。 図1の電子マネーチャージ機100内の硬貨用金庫134の収納状態を示す拡大図である。 図1の電子マネーチャージ機100から硬貨用金庫134及び逆両替硬貨用払出口(引き出し)136を取り外した状態図である。 本発明の硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機100を用いて、電子マネーチャージ者による現金(硬貨)での電子マネーのチャージの処理内容を示すフローチャートである。 本発明の硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機100を用いて、硬貨逆両替者による店舗釣銭用硬貨への逆両替の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機100を用いて、電子マネー事業者による金庫内硬貨回収の処理内容を示すフローチャートである。
以下に、本発明の硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機(以下、単に「電子マネーチャージ機」ということがある)の一実施形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1は、本発明の電子マネーチャージ機100の外観図である。この装置は、外扉(図では前面扉102)を有するキャビネット101に設置されたインターフェース110、電子マネーリーダライタ120、金銭処理機130等の外部装置、それらを制御する主制御部150及びメモリ160から構成されている。
電子マネーチャージ機100は、前面扉102が閉まっている時は電子マネーチャージ機として機能し、前面扉102を開けた時は硬貨への逆両替機として機能する。図1の装置では、電子マネーチャージ機100の前面扉102を専用鍵で開けることで、電子マネーチャージ機100から各金種の硬貨への逆両替機に切り替わる。
インターフェース110は、各利用者が電子マネーチャージ機の電子マネーチャージ処理部151へアクセスするために、表示部111及び入力部112を有する。表示部111は、利用者に操作を案内するとともに、必要な情報を表示する部分である。入力部112は、電子マネーチャージ機100が必要とする情報を入力するための機能であり、通常、入金、取消等の押ボタンや暗証番号等を入力するためのテンキーを有する。図1では、インターフェース110として、表示部111としてのモニタと入力部112としてのタッチ画面を備えたタッチパネルモニタが採用されている。
主制御部150が操作者毎に実施可能な操作を選択する表示画面をインターフェース110の表示部111に表示する。表示部111には、通常、電子マネーチャージ者に対して電子マネー記録媒体200への硬貨での入金処理を促す表示がされている。一方、硬貨逆両替者(例えばチャージ機の設置された小売店舗の経営者)が電子マネーチャージ機100の前面扉102を開けると、表示部111に硬貨逆両替処理の操作画面が現れる。
電子マネーリーダライタ120は、ICチップの埋め込まれたICカード、携帯電話端末や携帯情報端末;磁気カード等の電子マネー記録媒体200に対して、データの読み書きを行う装置である。電子マネーリーダライタ120は、好ましくは、ICカードや携帯電話端末がその載置台に載置されたときに、ICチップと非接触式にアクセスし、データ(電子マネー記録媒体200の所有者情報、チャージ金額等)の読み書きを行うものである。電子マネーリーダライタ120の通信部121は、所定の通信可能領域に保持された電子マネー記録媒体200との間で情報の送受信を行うためのものである。電子マネーリーダライタ120の読書処理部122は、電子マネー記録媒体200に記録されたデータの読み取りと書き込みを行うよう制御する。より詳細には、電子マネーリーダライタ120は、メモリに予め記憶された特定の認証鍵を用いて、電子マネー記録媒体200にアクセスし、このアクセスが許容された場合に電子マネー記録媒体200に記録されたデータの読み取りを行う。
金銭処理機130は、電子マネーチャージ者が投入した硬貨を仕分けする機構である。この処理機は、硬貨投入口131、金種振分ユニット133、硬貨用金庫134及び硬貨返却口135を備える。金銭処理機130は、さらに硬貨正偽判定ユニット132を備えることが好ましい。
硬貨投入口131は、ロック機能を有する硬貨投入扉を備えている。扉は自動又は手動で開けられ、電子マネーチャージ者により複数の硬貨が一括投入された後に自動又は手動で閉まるようになっている。
硬貨正偽判定ユニット132は、コインメックとも呼ばれる。この判定ユニットの硬貨正偽判定処理部154が、一括投入された硬貨の金種及びその真正を判定する。硬貨正偽判定処理部154により真正であると判断された硬貨は、金種振分ユニット133へ送られる。硬貨入金情報(すなわち電子マネー入金情報)が電子マネーチャージ処理部151へ送られる。一方、偽貨幣と判定された硬貨は、電子マネーチャージ者へ返却するために硬貨返却口135へ送られる。
金種振分ユニット133は、前記真正と判定された硬貨を、6金種(1円、5円、10円、50円、100円及び500円硬貨)に振り分ける機構である。この機構は従来公知の機構を特に制限なく使用可能である。
硬貨用金庫134は、金種振分ユニット133で分別された硬貨を、図3に示すように種類別に保管するためにある。各金庫は、金種振分ユニット133からの硬貨を金庫へ誘導するためのホッパーを内蔵することが好ましい。
硬貨用金庫134には、金庫を開けるための専用鍵が付属されている。この鍵は、電子マネー事業者が管理するものであり、通常、チャージ機が設置されている小売店舗のオーナーには渡されない。電子マネー事業者は、電子マネー入金情報と硬貨逆両替情報を管理する。電子マネー入金情報と硬貨逆両替情報の集計結果に基づいて金庫に一定量以上の硬貨が貯まったことを検知した場合に、あるいは予め決められた時期に、電子マネー事業者又はそこから依頼された硬貨回収者が専用の鍵を用いて金庫を開けて硬貨を回収する。
逆両替硬貨用払出口136は、逆両替したい硬貨を硬貨用金庫134から払い出すためにある。逆両替硬貨用払出口と硬貨返却口135とは、構造的に硬貨の払い出し口である点で同じであるが、両者の機能・目的は異なる。
硬貨用逆両替払出口136の形状は、例えば金種毎の硬貨用金庫134の下に位置する上面が解放した箱型の引き出しである。小売店舗のオーナーがインターフェース110(タッチパネルモニタ)による画面操作で必要な金種を必要な枚数を入力すると、硬貨用金庫134下の逆両替硬貨用払出口136(引き出し)に逆両替用硬貨が金種別に払い出される。
電子マネーチャージ機100の内部には、通常、金庫の開閉の検知する手段(警報機)が敷設される。この検知手段は、専用鍵以外の手段で金庫を開けようとする侵入者を検知し、それを電子マネー管理用サーバ300に知らせる。
本発明の電子マネーチャージ機100は、適宜、紙幣用の金銭処理機(図示せず)を具備してもよい。紙幣用の金銭処理機は、例えば紙幣投入口、紙幣正偽判定ユニット(ビルバリともいう)、紙幣振分ユニット、紙幣用金庫、及び紙幣返却口で構成される。
図2は、本発明の電子マネーチャージ機100の制御系を示すブロック図である。なお、図2は、本発明の特徴部分を実施するのに必要なものだけを示している。
主制御部150は、予めメモリ160に格納されたプログラムに従って処理を行い、インターフェース110、電子マネーリーダライタ120、金銭処理機130等からの情報(電子マネー入金情報及び硬貨逆両替情報)に基づいて、硬貨からの電子マネーチャージ機能や硬貨への逆両替機能を統括的に制御するためにある。主制御部150は、具体的には、電子マネーチャージ処理部151、硬貨逆両替処理部152、通信処理部153、硬貨正偽判定処理部154等で構成される。これらの制御部の機能を以下に説明する。
電子マネーチャージ処理部151は、金銭処理機130から電子マネーチャージ者が投入した硬貨の入金情報(電子マネー入金情報)を得る。また、電子マネーリーダライタ120を通じて電子マネー記録媒体200とのアクセスが確認された場合に、電子マネー記録媒体200に電子マネーをチャージする処理を行う。
電子マネーチャージ処理部151の実行例は、以下である。電子マネーチャージ処理部151は、電子マネー記録媒体200から読み取った電子マネーチャージ者に関する情報を、ゲートウエイサービスにより、ネットワーク(専用線、公衆回線、インターネット等)を通じて電子マネー管理用サーバ300へ送る。電子マネー管理用サーバ300は、電子マネーチャージ者の認証情報を電子マネーチャージ処理部151へ送る。電子マネーチャージ処理部151は、電子マネー管理用サーバ300からの認証を受信した場合に、金銭処理機130に硬貨を受け入れるよう指示する。金銭処理機130が硬貨を受け入れた後、投入された金額をタッチパネルモニタ110に表示し、電子マネーチャージ者に金額の確認を促す。電子マネーチャージ処理部151は、投入された金額と等価の電子マネーを電子マネー記録媒体200にチャージする指令(チャージ要求)を電子マネー管理用サーバ300へ送信し、電子マネー管理用サーバ300からのチャージ許可を待つ。
電子マネー管理用サーバ300は、前記指令に基づいて、サーバが管理する電子マネー記録媒体200の電子マネー入金情報の履歴を書き換えるとともに、電子マネーチャージ処理部151にチャージ許可を送信する。電子マネーチャージ処理部151は、投入された金額と等価の電子マネーをチャージ(記録)する指令を電子マネーリーダライタ120へ送る。
電子マネーチャージ処理部151は、電子マネーリーダライタ120によって電子マネー記録媒体200に電子マネーがチャージされたことを電子マネー管理サーバへ送信する。一方、電子マネー管理用サーバ300は、前記送信情報に基づいて、サーバが管理する電子マネー記録媒体200の電子マネーに関する情報(履歴等)を書き換える。
本発明の逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機100は、前記紙幣受入手段から投入された紙幣による電子マネーチャージが可能であってもよい。その場合、電子マネーチャージ処理部151は、前記紙幣受入手段から投入された紙幣の額に基づいて電子マネーのチャージ処理を行う。
本発明の電子マネーチャージ機100は、硬貨を使用して電子マネーをチャージできることを必須の特徴とするが、通常の電子マネーチャージ機100と同様に、信販会社から与えられた信用(与信)による電子マネーチャージ(クレジットチャージともいう)や、金融機関(銀行)の口座の預貯金による電子マネーチャージ(デビットチャージともいう)が可能であってもよい。
硬貨逆両替処理部152は、硬貨逆両替者の要求額に応じて、前記硬貨用金庫134から硬貨への逆両替処理を行う機能を備えた電子機器回路である。
硬貨逆両替処理部152の実行例は、以下である。硬貨逆両替処理部152は、硬貨逆両替者の認証用情報を通信処理部153とネットワークを通じて電子マネー管理用サーバ300に送信する。電子マネー管理用サーバ300は、硬貨逆両替者の認証に関する情報を送信する。
硬貨逆両替処理部152は、電子マネー管理用サーバ300から硬貨逆両替者の認証情報を受信した場合に、硬貨逆両替情報(金種と量、逆両替に必要な金銭の決済方法)を作成し、電子マネー管理用サーバ300に送る。
硬貨逆両替処理部152は、硬貨逆両替者の認証情報を得た場合、硬貨逆両替情報に従った種類と量の硬貨を硬貨用金庫134から逆両替硬貨用払出口136へ払い出す。
電子マネー管理用サーバ300は、硬貨逆両替情報に記載された決済方法に基づいて、硬貨逆両替者の金融機関の口座サーバや信販会社のクレジットカード決済サーバ310へ逆両替に必要な金銭額を決済するよう指令する。クレジットカードによる決済は、予めクレジット会社により与えられた与信限度内で硬貨へ逆両替するものであり、逆両替の代金はクレジット会社によって立て替えられる。立て替えられた逆両替の代金は、後日決済される。デビットカードによる決済は、銀行口座の預貯金残高の範囲内で硬貨へ逆両替するものであり、逆両替の代金は即時決済される。なお、クレジットカードやデビットカードを用いる場合の利用者の認証は、従来公知のものが使用される。
あるいは、電子マネー管理用サーバ300は、硬貨逆両替者の要望に基づいて、逆両替に必要な金銭額を電子マネー記録媒体200、プリペイドカード等から引き去る指示を電子マネーチャージ処理部151に送ることもできる。その場合、電子マネーチャージ処理部151は、電子マネー記録媒体200等から逆両替相当額を引き去る指令を電子マネーリーダライタ120に送る。
電子マネー管理用サーバ300は、逆両替に必要な金銭の決済が完了したことを硬貨逆両替処理部152へ伝える。
本発明の逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機100は、また、適宜敷設した前記紙幣受入れ手段から投入された紙幣を用いて硬貨へ逆両替することも可能である。その場合、前記硬貨両替処理部152は、前記硬貨用金庫134から前記硬貨払出口へ硬貨の逆両替処理を行う。
通信処理部153は、ネットワーク(専用回線等)を介して電子マネー管理用サーバ300、クレジット決済サーバ310、金融機関(銀行)口座サーバ320等と間を接続するように機能する。具体的には、通信処理部153は、硬貨による電子マネーチャージでは電子マネーチャージ処理部151と電子マネー用管理サーバ300との間、クレジットカード決済による硬貨逆両替では硬貨逆両替処理部152と電子マネー管理用サーバ300及びクレジットカード決済サーバ310との間、そしてデビットカード決済による硬貨逆両替では硬貨逆両替処理部152と電子マネー管理用サーバ300及び金融機関口座サーバ320との間でデータの送受信を管理する。
前記電子マネーチャージ機は、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、デパートメントストア、ショッピングモール、ショッピングセンターのような大規模又は小規模の小売店舗等に設置される。前記電子マネーチャージ機は、好ましくはコンビニエンスストアに設置される。
本発明の電子マネーチャージ機100の操作者毎の動作の一例を、図5〜7を用いて説明する。
1.現金(硬貨)での電子マネーのチャージ
図5のフローチャートにおいて、電子マネーチャージ機100のインターフェース110(タッチパネルモニタ)には、「現金(硬貨)でチャージ」の画面が表示されている。
電子マネーチャージ者は、電子マネー記録媒体200(図では、電子マネー内蔵スマートフォン)を電子マネーリーダライタ120にセットする(ステップS101)。電子マネーリーダライタ120が電子マネー記録媒体200に書き込まれた使用者情報を読み取り、電子マネー管理用サーバ300に認識させる。
電子マネー管理用サーバ300が認証情報を送ってきた場合、金銭処理機130の硬貨投入口131の扉のロックが解除される(ステップS102)。扉が自動又は手動で開けられた後、電子マネーチャージ者によって硬貨が一括投入される(ステップS103)。次いで、扉が自動又は手動で閉められる(ステップS104)。
投入された硬貨は、硬貨正偽判定ユニット132によって真偽が判定された後、計数される(ステップS105)。計数された硬貨は、金種振分ユニット133により金種毎に分別され、ホッパーを通じて金種に応じた硬貨用金庫134に格納される。なお、硬貨正偽判定ユニット132で偽貨幣と判断されたものは、硬貨返却口135から電子マネーチャージ者に返却される。
硬貨の計数が終わると、インターフェース110(タッチパネル)上に投入された硬貨の総額が表示される(ステップS106)。電子マネーチャージ処理部151は、電子マネー入金情報を、ゲートウエイサービスにより、ネットワークを介して電子マネー用管理サーバ300に送信する(ステップS107)。電子マネー管理用サーバ300は、また、電子マネー記録媒体200へ電子マネー入金情報を書き込むよう電子マネーリーダライタ120へ指令する。書き込みが終了すると、インターフェース110(タッチパネルモニタ)に「チャージ完了」のメッセージが表示される。電子マネーリーダライタ120にセットされた電子マネー記録媒体200(電子マネー内蔵スマートフォン)が、電子マネーチャージ者によって回収される。
2.店舗用釣銭用硬貨への逆両替
図6のフローチャートにおいて、硬貨逆両替者(電子マネーチャージ機100が設置されている小売店舗のオーナー)によって、専用鍵で前面扉102が開けられる(ステップS201)。前面扉102が開けられると、インターフェース110(タッチパネルモニタ)に硬貨逆両替処理の操作画面が表示される(ステップS202)。
硬貨逆両替者によって、必要な金種と枚数が入力される(ステップS203)。硬貨逆両替処理部152は、選択された金種の硬貨を逆両替硬貨用払出口から払い出す(ステップS204)。
タッチパネルモニタ上に「硬貨払出し完了?」を問う表示がなされる(ステップS205)。硬貨逆両替者によって「Yes(払出し完了)」が選択された場合、逆両替完了の画面表示がなされる(S206)。選択された金種の硬貨が硬貨用金庫134から逆両替硬貨用払出口136へ払い出される(ステップS207)。
タッチパネルモニタ上に「続けて両替?」を問う画面表示がなされる(ステップS208)。逆両替希望者によって「No:両替終了」が選択された場合、硬貨逆両替者によって前面扉102が閉められる(ステップS209)。
前面扉102を閉められると、硬貨逆両替処理部152によって、電子マネー管理用サーバ300へ硬貨逆両替情報(金種と量)が電子マネー管理用サーバ300へ送信される(ステップS210)。電子マネー管理用サーバ300は、硬貨逆両替情報に記載された決済方法に基づいて、硬貨逆両替者者の金融機関口座サーバ320や信販会社のクレジットカード決済サーバ310へ逆両替に必要な金銭額を決済(予約を含む)するよう指令する。電子マネー管理用サーバ300は、決済処理が済んだことを硬貨逆両替処理部152へ送信する。タッチパネルモニタの表示画面が電子マネーチャージ画面に戻される(ステップS211)。
3.金庫に入金された硬貨の回収
図7のフローチャートにおいて、電子マネー事業者によって、専用鍵で電子マネーチャージ機100の前面扉102が開けられる(ステップS301)。前面扉が開けられると、インターフェース110(タッチパネルモニタ)に硬貨逆両替の操作画面が表示される(ステップS302)。
電子マネー事業者によって、硬貨回収モードが選択される(ステップS303)。電子マネー事業者によって、専用鍵でホッパー付き硬貨用金庫134が取り出され、硬貨が回収される(ステップS304)。
タッチパネルモニタに「全ての硬貨を回収?」を問う画面が表示される(ステップS305)。電子マネー事業者によって、「Yes(全て回収)」が選択され、前面扉102が閉められる(S306)。
硬貨逆両替処理部152によって、硬貨回収報告が電子マネー管理用サーバ300に送信される(S307)。送信後、タッチパネルモニタ110は、「電子マネーチャージ画面」に戻される(ステップS308)。
100 硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機
101 キャビネット
102 前面扉
110 インターフェース(タッチパネルモニタ)
111 表示部
112 入力部
120 電子マネーリーダライタ
121 通信部
122 読書処理部
130 金銭処理機
131 硬貨投入口
132 硬貨正偽判定ユニット
133 金種振分ユニット
134 硬貨用金庫
135 硬貨返却口
136 逆両替硬貨用払出口
150 主制御部
151 電子マネーチャージ処理部
152 硬貨逆両替処理部
153 通信処理部
154 硬貨正偽判定処理部
160 メモリ
200 電子マネー記録媒体
300 電子マネー管理用サーバ
310 クレジットカード決済サーバ
320 金融機関口座サーバ

Claims (5)

  1. 硬貨への逆両替機能付き硬貨用電子マネーチャージ機であって、
    硬貨で電子マネーをチャージする者又は硬貨へ逆両替する者が前記電子マネーチャージ機にアクセスするためのインターフェース、
    電子マネーリーダライタ、
    硬貨投入口、
    前記硬貨投入口に投入された硬貨の金種振分ユニット、
    前記金種振分ユニットで分別された硬貨を種類別に保管する硬貨用金庫、
    逆両替硬貨用払出口、
    前記硬貨投入口から投入された硬貨の額に基づいて電子マネーを電子マネー記録媒体へチャージする処理を行う電子マネーチャージ処理部、
    前記硬貨へ逆両替する者の指示に基づいて前記硬貨用金庫から前記逆両替硬貨用払出口へ硬貨の払出処理を行う硬貨逆両替処理部、並びに
    前記電子マネーチャージ処理部によって作成される電子マネー入金情報、及び、前記硬貨逆両替処理部によって作成される硬貨逆両替情報を、ネットワークを通じて電子マネー管理用サーバへ送信するための通信処理部
    を備えた、前記電子マネーチャージ機。
  2. 前記硬貨投入口から投入された硬貨の真正を判定するための硬貨正偽判定ユニットをさらに備える、請求項1に記載の電子マネーチャージ機。
  3. 前記硬貨用金庫は、前記金種振分ユニットから硬貨を誘導するためのホッパーを内蔵する、請求項1又は2に記載の電子マネーチャージ機。
  4. 前記逆両替硬貨用払出口は、上面が解放した箱型の引き出しである、請求項1〜3のいずれかに記載に電子マネーチャージ機。
  5. 小売店舗に設置されるための請求項1〜4のいずれかに記載の電子マネーチャージ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109816849A (zh) * 2019-03-17 2019-05-28 中国建设银行股份有限公司 一种兑换零钞的方法及装置

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