JP2016103200A - 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法 - Google Patents

自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ハードウェアによる紙幣の入金限度枚数を超えた紙幣を入金する取引を可能とする自動取引装置を提供する。【解決手段】自動取引装置1は、金融取引に必要な情報を画面に表示して操作可能な顧客操作部6と、紙幣による入金を行う取引の際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを判定する判定部32と、判定部32によって入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えると判定された場合に、投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する算出部33と、顧客操作部6の画面に各回の紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内する制御部34と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法に関するものである。
金融取引を行う装置として、ATM(Automatic Teller Machine)等の自動取引装置がある。自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法に関し、下記特許文献1、2等がある。
特許文献1には、同一の利用者が一度にまとめて行える取引を複数の取引に分け、各取引を連続して行っている場合、分けて行われている複数の取引が一度にまとめて行える取引であることを利用者に通知する案内を出力する自動取引装置が提案されている。これにより、利用者が自動取引装置で一度にまとめて行える取引を複数の取引に分けて連続して行うのを抑止することができる。すなわち、1人の利用者による自動取引装置の占有時間を短縮でき、利用者に対するサービスの低下や、実質的な稼働率の低下が抑えられる。
又、特許文献2には、同一支払取引内での支払金額を、複数組に分けて複数回数入力できる取引情報を画面に表示させ、入力された支払金額、支払の組数、各組の現金枚数を含む情報を保存し、保存情報を基に、支払の合計金額、合計枚数、各金種枚数が装置の支払限度額を超えているか否かを判断し、限度額を超えていない場合は、処理を続行する自動取引装置が提案されている。これにより、顧客は、同一の支払取引内で複数回の金額入力を行い、引き下ろしたい何組かの金額をまとめて指定することが可能になり、手間と時間が節約できる。
特開2009−26268号公報 特開2001−52240号公報
特許文献1及び2で提案されている自動取引装置によれば、複数の取引をまとめて行うことが可能になる。
しかしながら、特許文献1及び2においてまとめて行うことが可能な取引は、取引の限度額を超えない範囲に限られている。
例えば、住宅ローンの繰上返済等1回の取引金額の大きい取引は、一般に、銀行窓口、又はインターネットバンキングを利用して行われている。しかし、銀行窓口での取引は、窓口営業の時間帯に限られているため、住宅ローンの繰上返済等の高額の取引を行うためには、平日の窓口営業の時間帯に取引銀行へ出向く必要があり、利用者にとっては不便である。又、インターネットバンキングによる住宅ローンの繰上返済は、手数料が無料であるが、インターネットの脆弱性、不正アクセスの脅威等から、銀行側の意図に反して、思うように普及していない。
これに対し、銀行窓口の取引やインターネットバンキング等に比べ、時間的な制約がなく、比較的安全な自動取引装置を利用して、住宅ローンの繰上返済をしたいという要望がある。
ところが、自動取引装置による取引では、取引が成立しなかった場合に利用者が投入した紙幣を返却するという観点等から、取引が成立までの間、投入した紙幣を一時保留する一時保留部の容量を入金取引の限度としている。この容量は紙幣投入出口から1回に投入可能な紙幣枚数とほぼ同量である。このようにハードウェアの制限を超える額の返済を1回の取引で行うことができない。従って、自動取引装置を利用して、自動取引装置の取引の限度額を超えた額の住宅ローンの繰上返済をする場合、複数回の取引をする必要があり手続きが煩雑である。更に、1回の取引毎に手数料が発生する場合には、取引回数分の手数料がかかってしまう。
そこで、本発明の目的は、現状の自動取引装置のハードウェアを変更することなく、自動取引装置の1回の取引限度額を超えた額の住宅ローンの繰上返済を1回の取引で可能とする自動取引装置、自動取引システム、及び自動取引方法を提供することを目的とする。
本発明の第1側面の自動取引装置は、金融取引を行うことが可能な自動取引装置であって、金融取引に必要な情報を画面に表示して操作可能な顧客操作部と、紙幣による入金を行う取引の際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって入金する前記紙幣の枚数が前記投入限度枚数を超えると判定された場合に、前記投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する算出部と、前記顧客操作部の前記画面に前記各回の前記紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内する制御部と、を有することを特徴とする。
第2側面の自動取引システムは、前記自動取引装置と上位ホストとが相互に通信可能な通信回線により接続された自動取引システムであって、前記自動取引装置は、前記顧客操作部と、前記判定部と、前記算出部と、前記制御部と、に加え、更に、前記顧客操作部の前記画面の表示内容に応じて、前記紙幣が投入された場合に、前記各回毎の投入限度枚数に基づいた金額情報を含む取引継続の入金電文と、前記紙幣が最終に投入された場合に、前記最終に投入した金額情報を含む取引完了の入金電文と、を前記上位ホストに送信し、前記上位ホストからの応答電文を受信する自動機通信部と、を有し、前記上位ホストは、前記取引継続及び前記取引完了の入金電文を受信すると、前記入金電文に対する確認応答電文を前記自動取引装置へ返信するホスト通信部を有することを特徴とする。
第3側面の自動取引方法は、金融取引を行うことが可能な自動取引装置を用いた自動取引方法であって、前記自動取引装置が有する顧客操作部の画面に金融取引に必要な情報を表示する第1処理と、紙幣による入金を行う取引の際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを前記自動取引装置が有する判定部が判定する第2処理と、前記判定部によって入金する前記紙幣の枚数が前記投入限度枚数を超えると判定された場合に、前記自動取引装置が有する算出部が前記投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する第3処理と、前記自動取引装置が有する制御部が前記顧客操作部の前記画面に前記各回の前記紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内すると、を有することを特徴とする。
本発明の自動取引装置は、金融取引を行うことが可能な自動取引装置であって、金融取引に必要な情報を画面に表示して操作可能な顧客操作部と、紙幣による入金を行う取引の際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部によって入金する前記紙幣の枚数が前記投入限度枚数を超えると判定された場合に、前記投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する算出部と、前記顧客操作部の前記画面に前記各回の前記紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内する制御部と、を有している。これにより、本発明の自動取引装置によれば、現状の自動取引装置のハードウェアを変更することなく、入金限度枚数を超えた枚数の紙幣の入金取引が1回の取引で可能となる。
自動取引装置の外観の一例を示す図である。 自動取引システムの一例を示す図である。 繰上返済の画面表示例(その1)を示す図である。 本人認証の画面表示例を示す図である。 繰上返済の画面表示例(その2)を示す図である。 繰上返済の画面表示例(その3)を示す図である。 取引終了の画面表示例を示す図である。 自動取引装置に投入された紙幣の移動を説明する図である。 従来の住宅ローン返済処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施形態の住宅ローン返済処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施形態の繰上返済の処理を示すフローチャート(その1)である。 本発明の実施形態の繰上返済の処理を示すフローチャート(その2)である。 本発明の実施形態の繰上返済の処理を示すフローチャート(その3)である。 本発明の実施形態の繰上返済の処理を示すフローチャート(その4)である。 本発明の実施形態の繰上返済の処理を示すフローチャート(その5)である。 本発明の実施形態の繰上返済の処理を示すフローチャート(その6)である。
<自動取引装置の全体構成の一例>
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。図1は、自動取引装置1の外観の一例を示している。自動取引装置1の外観は、図1の例には限定されない。自動取引装置1は、金融取引を行う装置として、例えば銀行や店舗等に設置されている。
自動取引装置1は、通帳挿入部2と、カード挿入部3と、硬貨投入出口4と、紙幣投入出口5と、顧客操作部6と、を備えている。通帳挿入部2は、通帳を挿入するための挿入口である。カード挿入部3は、キャッシュカードやクレジットカード等のカード媒体を挿入および返却するための部位である。以下、実施形態では、カード媒体を単にカードと称し、当該カードはキャッシュカードであるものとして説明する。
硬貨投入出口4は、硬貨の投入および取り出しを行うための部位である。紙幣投入出口5は、紙幣の投入および取り出しを行うための部位である。顧客操作部6は、自動取引装置1を用いて取引を行う者(以下、利用者と称する)が、金融取引のための所定の操作を行うための部位であり、例えば、タッチパネルディスプレイ(以下「タッチパネル」という。)等で構成される。以下、顧客操作部6はタッチパネル6として説明する。
顧客操作部としてのタッチパネル6は、金融取引に必要な情報を画面に表示し、利用者が金融取引を行うために使用される。タッチパネル6には所定の情報が表示され、利用者は、表示された情報に基づいて、タッチパネル6をタッチ(押下)することで、金融取引の操作を行う。
<自動取引システムの一例>
図2は、自動取引システム10の一例を示している。自動取引システム10では、複数の自動取引装置1とホストコンピュータ(以下「ホスト」又は「上位ホスト」という。)12と、がネットワーク11を介して接続されている。各自動取引装置1は、ネットワーク11を介して、ホスト12と通信することができる。なお、自動取引システム10の構成は、図2の例には限定されない。
ホスト12は、ホスト制御部13と口座元帳記憶部14とホスト通信部15とを有している。ホスト制御部13は、ホスト12の全体の制御を行う。口座元帳記憶部14は口座元帳を記憶する。
口座元帳は、例えば、利用者の口座を識別する口座情報(店番号、口座番号、科目)に対応付けて、暗証番号や口座残高等の情報を記憶する。ホスト通信部15は、ホスト12がネットワーク11を介して自動取引装置1と通信する通信部である。住宅ローンの情報は、口座元帳に記憶されているものとする。尚、住宅ローンの情報の記憶領域は、口座元帳に限定されず、口座情報に紐付けされた他の記憶領域であっても良い。
自動取引装置1は、上述したタッチパネル6と硬貨ユニット21と紙幣ユニット22とカード/レシートユニット23と通帳ユニット24と自動機制御部30とを備える。自動取引装置1は、図2の例には限定されない。
硬貨ユニット21は、金種別に硬貨を収納する硬貨スタッカや硬貨の鑑別を行う鑑別部などで構成されており、硬貨投入出口4の開閉や硬貨の出入金など硬貨に関連する処理を行う。紙幣ユニット22は、金種別に紙幣を収納する紙幣スタッカや紙幣の鑑別を行う鑑別部などで構成されており、紙幣投入出口5の開閉や紙幣の出入金など紙幣に関連する処理を行う。
カード/レシートユニット23は、磁気ストライプリーダライタ、印字プリンタなどで構成されており、カード挿入部3から挿入されたカードの磁気ストライプ(MS:Magnetic Stripe)に対する読み書きや、ご利用控えなどの印刷を行う。
通帳ユニット24は、磁気ストライプリーダライタや印字プリンタなどで構成されており、通帳挿入部2から挿入された通帳や帳票などの磁気ストライプに対する読み書きや通帳の記帳などを行う。
自動機制御部30は、検出部31と判定部32と算出部33と制御部34と自動機通信部35とを備える。検出部31は、タッチパネル6のタッチ(押下)可能な領域のうち、タッチされたキーの座標を検出する。
判定部32は、紙幣投入出口5から紙幣による入金を行う際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを判定する部位である。ここで、投入限度枚数は、入金された紙幣を取引が許可されるまでの間、一時的に保留しておく一時保留部の容量により決められている枚数であり、例えば、200枚である。投入された紙幣の自動取引装置1内での移動については、後述する。
算出部33は、判定部32によって入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えると判定された場合に、投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する部位である。例えば、入金する紙幣の枚数を500枚、投入限度枚数を200枚とした場合、算出部33は、入金する紙幣の枚数500を投入限度枚数200で割り、商2と、余り100を算出する。この算出した商2と、余り100とから、紙幣投入回数3と、1回目の紙幣投入枚数200枚、2回目の紙幣投入枚数200枚、及び3回目の紙幣投入枚数100枚を算出する。1回目の紙幣投入枚数200枚、2回目の紙幣投入枚数200枚、及び3回目の紙幣投入枚数100枚の合計枚数は、入金する紙幣の枚数500枚と等しい枚数になる。
制御部34は、算出部33が算出した各回の紙幣投入枚数を顧客操作部6の画面に表示して、入金を行う取引の操作を案内する部位である。
自動機通信部35はネットワーク11を介してホスト12のホスト通信部15と通信を行う。これにより、自動取引装置1とホスト12との通信が可能になる。
<各種画面例>
次に、タッチパネル6に表示される各種画面について住宅ローン返済を例に説明する。図3(a)〜図3(d)は、繰上返済の画面表示例(その1)を示している。図3(a)は、取引種別選択画面の表示例である。図3(a)に示されたタッチパネル6上には、「支払」、「預入」、「残高照会」、「通帳記入」、「振込」、「振替」、「定期」、「住宅ローン返済」の選択可能な取引種別が表示されている。図3(a)の表示画面中の「住宅ローン返済」がタッチ(選択)されると、図3(b)に示された住宅ローン取引選択画面へ移行する。
図3(b)は、住宅ローン取引選択画面の表示例である。図3(b)に示されたタッチパネル6上には、「ご希望のお取引をお選び下さい」という操作ガイドの文字と、「繰上返済」、「住宅ローン残高照会」、「住宅ローン返済」のタッチ(選択)可能なキーが表示されている。図3(b)の表示画面中の「繰上返済」がタッチ(選択)されると、図3(c)に示された媒体挿入画面へ移行する。図3(c)は、カード挿入画面の表示例であり、「カードを挿入して下さい」という操作ガイドの文字が表示されている。図3(c)に示された媒体挿入画面が表示されているときに、カードが挿入されると、タッチパネル6上に、例えば、図4(a)に示されたような暗証入力の画面が表示される。図3(d)は、従来の住宅ローン取引選択画面の表示例であり、従来の動作説明時に後述する。
図4(a)及び図4(b)は、本人認証の画面表示例を示している。図4(a)は、暗
証番号入力画面の表示例である。図4(a)には、「暗証番号(4桁)を押して下さい」
という操作ガイドの文字と、4桁の暗証番号表示領域と、「0」〜「9」のテンキーが表
示されている。図4(a)の画面表示の時に4桁の暗証番号が入力されると、図4(b)に示されたコンピュータ照会中画面へ移行する。図4(b)には、「しばらくお待ち下さい」という操作ガイドの文字と、処理の進行状況を示す矢印が表示される。矢印の表示中に、自動取引装置1からホスト12へ送信する電文は、利用者の本人認証を兼ねた住宅ローン残高照会電文である。電文内容は、電文種別が住宅ローン残高照会、電文のデータとしては、挿入されたカードのMSに記録された口座情報と、利用者が入力した暗証番号等により構成される。
ホスト12は、当該電文を受信すると、電文の口座情報に基づき口座元帳を検索し、該
当する口座情報に対応する暗証番号と電文の口座番号とを照合し、一致の場合、口座情報
に対応付けて記憶する住宅ローン残高を自動取引装置1に返信する。
尚、住宅ローンの残高は、口座元帳とは別に、例えば、口座情報に対応付けて記憶して
も良い。
タッチパネル6上に、図4(b)に示されたようなコンピュータ画面が表示されている間、自動取引装置1からホスト12に対し、利用者の認証処理と住宅ローン残高の取得処理が行われており、処理が終了すると、例えば、図5(a)に示されたような繰上返済金額入金画面へ移行する。利用者の認証処理と住宅ローン残高の取得処理の内容については後述する。
図5(a)〜図5(c)は、繰上返済の画面表示例(その2)を示している。図5(a)は、繰上返済金額入力画面の表示例である。図5(a)には、「繰上返済する金額を押して下さい」という操作ガイドの文字と、住宅ローン残高の表示領域及びテンキーで入力する繰上返済金額の表示領域、「0」〜「9」のテンキー、及び「訂正」キー等の選択可能な操作キーが表示されている。図5(b)は、図5(a)において入力した繰上返済金額再入力画面の表示例であり、図5(a)の「繰上返済する金額を押して下さい」という操作ガイドの文字に代えて、「もう一度、繰上返済する金額を押して下さい」という操作ガイドの文字が表示されている。
図5(a)又は図5(b)の画面表示の時に、繰上返済金額が入力されると、図5(c)の画面へ移行する。図5(c)は、繰上返済金額確認画面(1)の表示例である。図5(c)には、『繰上返済金額が正しければ「確認」を 違っていれば「訂正」を押して下さい』という操作ガイドの文字と、住宅ローン残高の表示領域及びテンキーで入力する繰上返済金額の表示領域、「訂正」キー及び「確認」キーが表示されている。図5(c)に示された繰上返済金額の表示領域には、例として、1,000,000円が表示されている。利用者が繰上返済金額を正しいと判断した時は、「確認」キーにタッチし、違っていると判断した時は、「訂正」キーにタッチする。図5(c)において、「確認」キーがタッチされると、図6(a)の表示画面へ移行し、「訂正」キーがタッチされると、図5(b)の繰上返済金額再入力画面へ戻る。
図6(a)〜図6(c)は、繰上返済時の画面の表示例(その3)を示している。図6(a)は、繰上返済金額確認画面の表示例であり、図6(a)には、住宅ローンの内容と、図5(c)で「確認」キーをタッチする直前の住宅ローン残高と繰上返済金額とが表示されている。ここで、住宅ローンの内容としては、例えば、AB銀行名が付されたAB銀行住宅ローンといったローン商品名と、例えば、平成30年03月31日といったご融資期限と、例えば、0.333%といった利率、例えば、元利均等といったご返済方法などが表示されている。又、図6(a)には、選択可能な「取消」キー、及び「確認」キーの操作キーが表示されている。図6(a)の画面表示の時に、「確認」キーがタッチされると、図6(b)に示された現金投入画面へ移行する。
図6(b)は、現金投入画面の表示例である。図6(b)には、紙幣投入枚数とその回数の例として、「万券200枚×6回、万券50枚×1回」の表示と、「紙幣を投入して下さい」という操作ガイドの文字と、繰上返済金額、累積入金金額、及び入金金額の表示領域が表示され、更に、選択可能な「取消」キーが表示されている。ここで、例えば、繰上返済金額を1250万円とすると、1万円札200枚の紙幣を1回投入した時点での累積入金金額及び入金金額は、200万円である。1万円札200枚の紙幣を2回投入した時点での累積入金金額は400万円であり、入金金額は200万円となる。以下、同様であり、1万円札200枚の紙幣が6回投入された時点での累積入金金額は1200万円であり、入金金額は200万円となる。更に、1万円札50枚の紙幣が7回目に投入された時点での累積入金金額は1250万円であり、入金金額は50万円となり、この時点で、累積入金金額が繰上返済金額と同額の1250万円になる。
図5(c)の画面から図6(a)の画面へ遷移する間に、ホスト12に対して「住宅ローン繰上返済電文」を送信します。ここでの電文内容は、電文種別が住宅ローン返済、電文のデータとしては、挿入されたカードのMSに記録された口座情報と、繰上返済金額になる。ホスト12は、例えば、口座情報に対応する住宅ローンが存在し、繰上返済金額が住宅ローンの金額内であることを確認した上で、「住宅ローン繰上返済許可電文」を返信する。そして、住宅ローン繰上返済許可電文を受信すると、図6(a)の画面を表示する。図6(a)に表示された「ローン商品名」、「期限」、「利率」の情報は、ホスト12より受信する。
図6(c)は、金額確認画面の表示例であり、住宅ローン残高、繰上返済金額、及び繰上返済後の住宅ローン残高の表示領域と、「確認」キーとを有している。図6(c)に示されたように、繰上返済後の住宅ローン残高0円の画面表示の時に、「確認」キーがタッチされると、繰上返済の取引は終了し、例えば、図7(a)に示されたようなカード返却画面へ移行する。
図7(a)及び図7(b)は、取引終了画面の表示例を示している。図7(a)は、カード返却画面の表示例であり、「カードをお受け取り下さい」という操作ガイドの文字が表示されている。図7(a)の画面表示中に、カードが抜き取られると、図7(b)に示された取引終了画面へ移行する。
図7(b)は、取引終了画面の表示例であり、取引の終了を示す「ありがとうございました」という文字が表示されている。
以上説明した画面の表示例は、一例に過ぎず、タッチパネル6に表示される画面は、図3(a)〜・・・〜図7(b)に限定されない。
(実施例の動作)
本発明の実施例の動作について、(I)従来の住宅ローン返済処理と、(II)本発明の住宅ローン返済処理の概略と、(III)本発明の住宅ローン返済処理の詳細と、に分けて説明する。
(I) 従来の住宅ローン返済処理
先ず、自動取引装置に投入された紙幣の移動を説明する図8に基づいて、投入された紙幣が自動取引装置内をどのように移動するかを説明する。
図8の紙幣投入出口5に、紙幣が投入されると、矢印に沿って紙幣は鑑別部41へ搬送される。鑑別部41は、紙幣の真偽や金種、一部の欠損等で出金等に使えない紙幣(損券)等を鑑別する部位である。鑑別部41を通過した正当な紙幣は一時保留部42に一時的に保管される。この一時留部42に保管可能な紙幣の枚数は、例えば、200枚であり、この保管可能な紙幣の枚数が、紙幣の入金限度枚数とほぼ同量である。尚、鑑別部41で正当な紙幣と鑑別できない紙幣は、紙幣投入出口5へ返却される。
上位ホスト12に送信した返済要求が許可されると、一時保管されている紙幣は、一時保留部42から金庫へ移される。金庫は、1万円札を収納するスタッカ43と、千円札を収納するスタッカ44及びリジェクト部45から構成されている。リジェクト部45には、利用者への返金には使用しない5千円札、2千円札、出金時の多重繰出等の鑑別不良や利用者が取り忘れた紙幣が収納される。
以上説明した鑑別部41、一時保留部42、スタッカ43,44、及びリジェクト部45により、図2中の紙幣ユニット22が構成されている。図2中の硬貨ユニット21の構成は、紙幣ユニット22の構成とほぼ同様であるので説明を省略する。
次に、従来の住宅ローン返済処理のシーケンスチャートを示している図9に沿って、従来の住宅ローン返済処理について説明する。
従来の図示しない自動取引装置1Aのタッチパネル6に、図3(a)に示されたような「取引種別選択画面」が表示されている時に、利用者が「住宅ローン返済」キーをタッチすると、自動機制御部30が判断し、タッチパネル6上に、図3(c)に示されたような「カード挿入画面」を表示する。利用者がカードを挿入すると、カード/レシートユニット23がカードのMSに記録された情報を読み取り、読み取ったMS情報に基づいて自動機制御部30が判断し、口座番号、暗証番号等の情報がOKであれば、タッチパネル6上に、図4(a)に示されたような「暗証番号入力画面」を表示する。利用者が4桁の暗証番号を入力すると、自動取引装置1Aは、タッチパネル6上に、図3(d)に示されたような「ローン取引選択画面」を表示する。タッチパネル6に、図3(d)に示されたような「ローン取引選択画面」が表示されている時に、利用者が「ローン残高照会」キーにタッチすると、自動取引装置1Aからホスト12に対して、図示しないローン残高照会電文が送信される。
ホスト12は、例えば、住宅ローンの残高が利用者の口座元帳に記憶されている場合、住宅ローン残高照会電文中の口座情報(店番号、口座番号、科目等)に基づいて、口座元帳記憶部14に記憶された住宅ローン残高を照会し、例えば、残高1250万円の住宅ローン残高応答電文を自動取引装置1Aに返信する。
自動取引装置1Aは、タッチパネル6に、図示しない「返済金額入力画面」を表示する。タッチパネル6に、図示しない「返済金額入力画面」が表示されている時に、利用者が、テンキーにタッチして、返済を希望する返済金額を入力すると、判定部32が、入金制限金額未満かを判定する。例えば、希望返済額が1250万円である場合は、例えば、200万円の入金限度額(万券200枚の入金限度枚数)を超えているので、自動機制御部30は、タッチパネル6に「1回の入金限度枚数は、万券200枚です」といった操作ガイドの文字を表示する。
利用者が、紙幣投入出口4から1万円札200枚を投入すると、自動取引装置1Aからホスト12へ住宅ローン返済電文が送信される。ホスト12は、自動取引装置1Aに取引許可の電文を返信する。自動取引装置1Aは、利用者にレシートを印字出力すると共にカードを返却し、入金限度額200万円(入金限度枚数200枚)の1回の住宅ローン返済の処理を終了する。
利用者が、残高1250万円の全額の返済を希望する場合は、入金限度額200万円(入金限度枚数200枚)の1回の住宅ローン返済の処理を6回繰り返した後、7回目に50万円(1万円札50枚の入金)の住宅ローン返済の処理をする必要があった。
従来の住宅ローン返済処理では、入金限度額(入金限度枚数)を超えた繰上返済の手続きが利用者にとって煩雑であった。又、利用者が入金限度額(入金限度枚数)を超えた繰上返済の手続きをしている間、自動取引装置1Aを占有するため、他の利用者の待ち時間が長くなった。更に、1回の取引毎に手数料がかかる場合には、1回で取引したいという利用者の意に反して複数回分の手数料がかった。
そこで、従来の住宅ローン返済処理の課題を解決する本発明について、以下説明する。
(II) 本発明の住宅ローン返済処理の概略
本発明の実施形態の住宅ローン返済処理のシーケンスチャートを示している図10に沿って、本発明の住宅ローン返済処理の概略について説明する。
本発明の実施形態の住宅ローン返済処理において、自動取引装置1のタッチパネル6に、図3(a)に示された「取引種別選択画面」が表示されている時に、利用者が「住宅ローン返済」キーをタッチすると、自動機制御部30が判断し、タッチパネル6上に、図3(c)に示されたような「カード挿入画面」を表示する。
利用者がカードを挿入すると、タッチパネル6上に、図4(a)に示されたような「暗証番号入力画面」を表示する。利用者が4桁の暗証番号を入力すると、自動取引装置1は、タッチパネル6上に、図3(b)に示されたような「住宅ローン取引選択画面」を表示する。本発明の自動取引装置1のタッチパネル6上には、従来の自動取引装置1Aのタッチパネル6上に表示されていた図3(d)の「ローン取引選択画面」に替えて、図3(b)の「住宅ローン取引選択画面」が表示されている。即ち、本発明の「住宅ローン取引選択画面」には、従来の「住宅ローン返済」キーに加え「繰上返済」キーが表示されている。
自動取引装置1を用いて、従来の「住宅ローン返済」も可能であるが説明は省略する。
タッチパネル6上に、図3(b)の「住宅ローン取引選択画面」が表示されている時に、利用者が、「住宅ローン残高照会」キーにタッチすると、自動取引装置1からホスト12に対して、残高照会電文が送信される。残高照会電文は、例えば、電文種別01、店番号001、口座番号012345、科目01、暗証番号7789である。ホスト12は、残高照会電文中の店番号、口座番号等に基づいて、口座元帳記憶部14に記憶された住宅ローン残高を照会し、例えば、残高1250万円の残高応答電文を自動取引装置1に返信する。残高応答電文は、例えば、電文種別11、ローン残高12,000,000である。
自動取引装置1は、タッチパネル6に、図6(b)に示されたような「現金投入画面」を表示する。「現金投入画面」には、例えば、「万券200枚×6回、万券50枚×1回を投入下さい」という操作ガイドが表示される。タッチパネル6に、図6(b)に示された「現金投入画面」が表示されているときに、表示されている金種の「確認」キーにタッチすると、自動取引装置1からホスト12に対して、入金実行電文が送信される。入金実行電文は、例えば、電文種別:20、店番号:001、口座番号:012345、科目:普通、ローン返済金額12,000,000である。ホスト12は、入金実行電文中の店番号、口座番号、科目等に基づいて、口座元帳記憶部14に記憶された住宅ローン残高を照会し、ローン返済金額が住宅ローン残高以下であれば、入金実行許可電文を自動取引装置1に返信する。入金実行許可電文は、例えば、電文種別:21、ローン返済金額12,500,000である。
紙幣投入出口5から、1万円札200枚の1回目の紙幣が投入されると、1万円札200枚を一時保留部42に保留し、自動取引装置1から上位ホスト12へ入金電文(継続)が送信される。入金電文(継続)は、例えば、電文種別:30、入金額2,000,000(200万円)、継続・完了0である。「継続・完了」は、「継続」=0、「完了」=1とする。ホスト12は、入金電文(継続)中の金額と継続・完了0とを確認し、入金継続確認電文を自動取引装置1に返信する。入金継続確認電文は、例えば、電文種別31、入金額2,000,000(200万円)、継続・完了0である。入金継続確認電文を受信すると、自動取引装置1の自動機制御部30は、一時保留部42に保留してある200枚の1万円札をスタッカ43へ搬送する。
紙幣投入出口5から、1万円札200枚の紙幣が2回、3回、4回、5回、6回と投入される度に、その度に、200枚の1万円札が1回目に投入されたときと同様に、1万円札200枚を一時保留部42に保留し、自動取引装置1から上位ホスト12へ入金電文(継続)を送信する。ホスト12から入金継続確認電文が返信されると、その都度、自動機制御部30は、一時保留部42に保留してある200枚の1万円札をスタッカ43へ搬送する。
そして、紙幣投入出口5から、1万円札50枚の紙幣が7回目に投入されると、1万円札50枚を一時保留部42に保留し、自動取引装置1から上位ホスト12へ入金電文(完了)が送信される。入金電文(完了)は、例えば、電文種別30、入金額500,000(50万円)、継続・完了1である。ホスト12は、入金電文(完了)中の入金額と継続・完了1とを確認し、入金完了確認電文を自動取引装置1に返信する。入金完了確認電文は、例えば、電文種別31、入金額500,000(50万円)、継続・完了1である。
ホスト12から入金完了確認電文が返信されると、自動機制御部30は、一時保留部42に保留してある50枚の1万円札をスタッカ43へ移し、カード/レシートユニット23は、レシートを印字し、カードを返却して、取引を終了する。
尚、投入された紙幣を鑑別部41で、鑑別/計数した結果、1回の投入紙幣が枚数に満
たない場合は、例えば「万券、10枚が不足しています」というメッセージを表示して、
紙幣を追加投入を促し、異なる金種/枚数オーバの時は、その旨を表示して紙幣を紙幣投
入出口5へ返却する。
以上、入金された紙幣の金種は1万円札のみであるとして説明したが、入金された紙幣
に、1万円札以外の他の金種、例えば、5千円札、2千円札、千円札が含まれている場合
について説明する。ホスト12から入金完了確認電文が返信されると、自動機制御部30
は、一時保留部42に保留してある5千円札及び2千円札をリジェクト部45へ移し、1
万円札をスタッカ43へ移し、千円札をスタッカ44へ移し、カード/レシートユニット
23は、レシートを印字し、カードを返却して、取引を終了する。5千円札及び2千円札
は利用者への返金には使用しないため、リジェクト部45へ移すようにしている。
尚、一連の取引でスタッカ43に紙幣が収納された後、更なる紙幣の投入がない場合、
既に投入された紙幣は返却しないため、例えば、「お取引が中止されました。窓口にお越
しください。」と画面に表示して、カードを返却後、取引を終了する。この場合は、利用
者は、後日窓口対応する必要があるが、ホスト12は返済済の金額を把握しているため、
利用者への返金等が可能になる。
(III) 本発明の住宅ローン返済処理の詳細
図11〜図16は、本発明の実施形態の繰上返済の処理のフローチャート(その1〜その6)を示している。タッチパネルの画面表示例を表す図3〜図7を参照しつつ、図11〜図16の流れに沿って、本発明の住宅ローン返済処理について詳細に説明する。
図11において、処理が開始されると、ステップS1へ進み、タッチパネル6上に、図3(a)に示された「取引種別選択画面」を表示し、ステップS2へ進む。ステップ2において、タッチパネル6上の取引キーがタッチされると、ステップS3へ進む。ステップS3において、タッチパネル6上に表示されている「取引種別選択画面」(図3(a))中の「住宅ローン返済」キー以外の取引キーがタッチされると(No)、ステップS4に進み、「住宅ローン返済」キーがタッチされると(Yes)、ステップS5に進む。
ステップS4において、住宅ローン返済以外のその他の取引、例えば、残高照会の処理が行われ、ステップS4の処理が終了すると、「1」へ戻る。
ステップS5に進むと、タッチパネル6上に、図3(b)に示された「ローン取引選択画面」を表示し、ステップS6へ進む。ステップS6において、取引キーがタッチされると、ステップS7へ進む。
ステップS7において、タッチパネル6上の「ローン取引選択画面」の取引キーのうち「繰上返済」キー以外のキーがタッチされると(No)、ステップS8に進み、「繰上返済」キーがタッチされると(Yes)、ステップS9に進む。ステップS8において、繰上返済以外の例えば、住宅ローン残高照会の処理が行われ、処理が終了すると、「1」へ戻る。
ステップS9に進むと、タッチパネル6上に、図3(c)に示された「カード挿入画面」を表示し、ステップS10へ進む。ステップS10において、カードが挿入されるのを待って、カードが挿入されると(Yes)、図12の「A」に進む。
図12の「A」からステップS11へ進むと、タッチパネル6上に、図4(a)に示された「暗証番号入力画面」を表示し、ステップS12へ進む。ステップS12において、4桁の暗証番号が入力されるのを待って、4桁の暗証番号が入力されると(Yes)、ステップS13へ進む。
ステップS13において、自動機制御部30は、残高照会電文を生成し、ステップS14へ進む。ステップS14に進むと、タッチパネル6上に、図4(b)に示された「コンピュータ照会中画面」を表示し、ステップS15へ進む。ステップS15において、自動取引装置1とホスト12との間で、残高照会のホスト通信処理が行われ、ステップS16へ進む。ステップS16において、ホスト12からの残高応答電文を受信するのを待って、応答電文を受信すると、図13の「B」へ進む。
図13の「B」からステップS17へ進むと、タッチパネル6上に、図5(a)に示された「繰上返済金額入力画面」を表示し、ステップS18へ進む。ステップS18において、タッチパネル6上の「円」キーがタッチされたか否かが判定され、「円」キーがタッチされると(Yes)、ステップS22に進み、「円」キーがタッチされずに所定時間が経過すると、ステップS19に進む。ステップS19において、図5(a)に示された「繰上返済金額入力画面」上の「訂正」キーが所定時間内にタッチされると(Yes)、ステップS20へ進み、「訂正」キーが所定時間内にタッチされないと(No)、ステップS18に戻る。
ステップS20に進むと、入力金額データをクリアし、ステップS21に進む。ステップS21に進むと、タッチパネル6上に、図5(b)に示された「繰上返済金額再入力画面」を表示し、ステップS18へ戻る。
ステップS22に進むと、タッチパネル6上に、図5(a)に示された「繰上返済金額入力画面」又は図5(b)に示された「繰上返済金額再入力画面」が表示されている所定期間内に、現金投入済か否かは判定され、硬貨投入出口4及び紙幣投入出口5から、現金投入されると(Yes)、ステップS23に進み、所定期間内に現金投入がされないときは(No)、ステップS18に戻る。
ステップS23に進むと、タッチパネル6上に、図5(c)に示された「繰上返済金額確認画面」を表示し、ステップS24へ進む。ステップS24において、所定期間内に「訂正」キーがタッチされると(Yes)、「3」へ戻り、所定期間内に「訂正」キーがタッチされないと(No)、ステップS25に進む。ステップS25において、所定期間内に「確認」キーがタッチされないと(No)、ステップS24に戻り、「確認」キーがタッチされると(Yes)、図14の「C」に進む。
図14の「C」からステップS26へ進むと、入金実行電文を生成し、ステップS27に進む。ステップS27に進むと、タッチパネル6上に、図4(c)に示された「コンピュータ照会中画面」を表示し、ステップS28へ進む。ステップS28において、自動取引装置1からホスト12に、入金実行許可のホスト通信処理が行われ、ステップS29に進む。ステップS29において、自動取引装置1が応答電文を受信すると(Yes)、ステップS35に進む。
ステップS35に進むと、タッチパネル6上に、図6(a)に示された「繰上返済金額確認画面」を表示し、ステップS36に進む。ステップS36において、図6(a)の「繰上返済金額確認画面」上の「確認」キーがタッチされるのを待って、タッチされると(Yes)、ステップS37に進む。
ステップS37に進むと、タッチパネル6上に、図6(b)に示された「現金投入画面」を表示し、ステップS38に進む。図6(b)には、紙幣投入金枚数と投入回数の例として、「万券200枚×6回、万券50枚×1回」が表示されている。ステップS38において、図1中の紙幣投入口の紙幣シャッタを開き、図15の「D」に進む。
図15の「D」からステップS39に進むと、所定時間内に紙幣入出金部21が紙幣投入済か否かを判定し、紙幣投入済であれば(Yes)、ステップS40に進み、所定時間内に紙幣投入済でなければ(No)、ステップS42に進む。ここでの所定時間は、他人に紙幣を抜き取られる等の事故を防止する時間、例えば、1分間に設定される。
ステップS40において、紙幣シャッタオープンか否かが判定され、オープンであれば(Yes)、ステップS42に進み、オープンでなければ(No)、ステップS41に進む。ステップS41において、紙幣投入出口4の紙幣シャッタを閉じると共に、投入された紙幣の計数を開始し、ステップS42に進む。ステップS42において、投入枚数の計数が完了したか否かが判定され、完了しないときは(No)、ステップS39に戻り、完了したときは(Yes)、ステップS43に進む。
ステップS43において、図2中の算出部33は、従前の累積入金額に、今回投入された入金金額を加算して最新の累積入金金額を算出し、ステップS44に進む。ステップS44において、算出部33は、繰越返済金額からステップS43で算出した最新の累積入金金額を減じて、残入金金額を算出し、ステップS45に進む。
ステップS45に進むと、タッチパネル6上に、図6(c)に示された「金額確認画面」を表示し、ステップS46に進む。ステップS46において、図6(c)の「金額確認画面」中の「確認」キーがタッチされるのを待って、タッチされると(Yes)、図16の「E」に進む。
図16の「E」からステップS51に進むと、ステップS51〜S56のホスト通信処理が行われる。先ず、ステップS51において、図2中の自動機通信部35が入金電文を作成し、ステップS52へ進む。ステップS52に進むと、図4(c)の「コンピュータ照会中画面」を表示し、ステップS53に進む。ステップS53において、自動取引装置1とホスト12の間でのホスト通信処理が行われ、ステップS54に進む。ステップS54において、自動取引装置1は、ホスト12からの入金確認の応答電文を受信するのを待って、応答電文を受信すると、ステップS55に進む。
ステップS55において、一時保留部42に保留してある紙幣をスタッカ43等に移す現金格納処理が行われ、ステップS56に進む。ステップS56において、図2中の判定部32は、累積入金金額が繰上返済金額に達したか否かを判定し、達していれば(Yes)、ステップS61に進み、未満であれば(No)、図14の「4」を介してステップS37に戻る。ステップS56において、累積入金金額が繰上返済金額に達するまで、ステップS37〜S46、及びステップS51〜S55の処理を繰り返す。具体的には、例えば、万札200枚の投入6回と、万札50枚の投入1回の投入と並行してステップS37〜S46、及びステップS51〜S55の処理が繰り返されると、ステップS56において、累積入金金額が1250万円となり、繰上返済金額1250万円に達することになる。
ステップS61に進むと、レシートを印字し、ステップS62に進む。ステップS62に進むと、タッチパネル6上に、図7(a)の「カード返却画面」を表示し、ステップS63に進む。ステップS63において、カードが抜き取られるまで待って、媒体が抜き取られると(Yes)、ステップS64に進む。ステップS64に進むと、タッチパネル6上に、「ありがとうございました」の文字が表示された図7(b)の「取引終了画面」を表示し、図11中の「1」に戻る。
(実施形態の効果)
本発明の実施形態によれば、自動取引装置のハードウェアを変更することなく、入金制限金額を超える高額の返済取引が一回の取引で可能となり、入金制限金額を超える高額の返済取引を望む顧客のサービスの向上、利便性の向上に繋がる。
更に、入金制限金額を超える高額の返済取引が、自動取引装置から1回の取引で可能となるので、利用者が入金制限金額を超える高額の返済取引をする場合に従来、自動取引装置でかかっていた取引時間が大幅に短縮できるので、他の利用者の待ち時間が短縮され、他の利用者のサービスの向上、利便性の向上に繋がる。
(変形例)
本発明の実施形態の説明では、住宅ローンの繰上返済を例にして説明したが、利用者は個人に限定されず、本発明は、法人の構成員でもよく、住宅ローン以外の各種ローンについての繰上返済に対しても適用が可能である。
本発明の自動取引システムは、自動取引装置と上位ホストとがネットワークを介して通信可能に接続されていると説明したが、ネットワーク以外の通信回線、例えば、無線LAN(Local Area Network)等により接続されたものであっても良い。。
当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
1 自動取引装置
2 通帳挿入部
3 カード挿入部
4 硬貨投入出口
5 紙幣投入出口
6 顧客操作部(タッチパネル)
10 自動取引システム
11 ネットワーク
12 ホストコンピュータ(ホスト)
13 ホスト制御部
14 口座元帳記憶部
15 ホスト通信部
21 硬貨ユニット
22 紙幣ユニット
23 カード/レシートユニット
24 通帳ユニット
30 自動機制御部
31 検出部
32 判定部
33 算出部
34 制御部
35 自動機通信部
41 鑑別部
42 一時保留部
43 スタッカ(万券)
44 スタッカ(千券)
45 リジェクト部

Claims (4)

  1. 金融取引を行うことが可能な自動取引装置であって、
    金融取引に必要な情報を画面に表示して操作可能な顧客操作部と、
    紙幣による入金を行う取引の際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって入金する前記紙幣の枚数が前記投入限度枚数を超えると判定された場合に、前記投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する算出部と、
    前記顧客操作部の前記画面に前記各回の前記紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内する制御部と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記算出部は、
    高額の紙幣を優先して、金種毎に前記紙幣投入枚数を算出し、
    前記制御部は、
    前記顧客操作部の前記画面に、前記各回の前記金種毎の前記紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内することを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 自動取引装置と上位ホストとが相互に通信可能な通信回線により接続された自動取引システムであって、
    前記自動取引装置は、
    金融取引に必要な情報を画面に表示して操作可能な顧客操作部と、
    紙幣による入金を行う取引の際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって入金する前記紙幣の枚数が前記投入限度枚数を超えると判定された場合に、前記投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する算出部と、
    前記顧客操作部の前記画面に前記各回の前記紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内する制御部と、
    前記顧客操作部の前記画面の表示内容に応じて、前記紙幣が投入された場合に、前記各回毎の投入限度枚数に基づいた金額情報を含む取引継続の入金電文と、前記紙幣が最終に投入された場合に、前記最終に投入した金額情報を含む取引完了の入金電文と、を前記上位ホストに送信し、前記上位ホストからの応答電文を受信する自動機通信部と、を有し、
    前記上位ホストは、
    前記取引継続及び前記取引完了の入金電文を受信すると、前記入金電文に対する確認応答電文を前記自動取引装置へ返信するホスト通信部を有することを特徴とする自動取引システム。
  4. 金融取引を行うことが可能な自動取引装置を用いた自動取引方法であって、
    前記自動取引装置が有する顧客操作部の画面に金融取引に必要な情報を表示する第1処理と、
    紙幣による入金を行う取引の際に、入金する紙幣の枚数が投入限度枚数を超えるか否かを前記自動取引装置が有する判定部が判定する第2処理と、
    前記判定部によって入金する前記紙幣の枚数が前記投入限度枚数を超えると判定された場合に、前記自動取引装置が有する算出部が前記投入限度枚数に基づいて、紙幣投入回数と各回数における紙幣投入枚数を算出する第3処理と、
    前記自動取引装置が有する制御部が前記顧客操作部の前記画面に前記各回の前記紙幣投入枚数を表示して入金を行う取引の操作を案内すると、
    を有することを特徴とする自動取引方法。
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