JP7419176B2 - メカニカルシール - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸を軸封するメカニカルシールに関する。
メカニカルシールは、流体機器のハウジングと該ハウジングを貫通するように配置される回転軸との間に装着して使用されるものであり、ハウジング等により構成される静止側要素に固定される静止密封環の摺動面と、回転軸等の回転側要素とともに回転する回転密封環の摺動面とを周方向に摺接させて、摺動面に生じる摩擦を低減するとともに被密封流体の漏れを防ぐ機能を有している。
一般的な静止型のメカニカルシールは、特許文献1に示されるように、ハウジングに固定された保持部材に保持された静止密封環と、回転軸に外装固定された筒状のスリーブとともに回転する回転密封環とを備え、密封環同士の相対摺動時において、静止密封環と回転密封環の摺動面間に被密封流体である液体の液膜が形成されることによって潤滑性の向上を図っている。(特許文献1参照)
特開2016-125597号公報(第1頁、第2図)
ところで、メカニカルシールは精密機器であることから、定期的に点検を行う必要があり、メカニカルシールの摺動面を点検するには、被密封流体をドレン口から排出した後、固定ボルト等を外して静止側要素を機外側に向けて移動させて、機内側の回転側要素から離間させるようにしている。
静止密封環の摺動面と回転密封環の摺動面は平滑であり、かつ両摺動面間には被密封流体である液体が介在している状態となっている。この状態で静止側要素を回転側要素から離間するように機外側へ向けて移動させた場合、摺動面同士が吸着した状態で、静止密封環の移動に伴い回転密封環が追従してしまうことがあった。また、スリーブ外周と静止側要素内周との間は狭い空間であるから、静止側要素を回転側要素から離間するように機外側へ向けて移動させた場合、該空間が相対的に負圧となって、回転密封環の追従を助長することもあった。
このように、回転密封環が静止密封環とともに機外側へ移動されることとなり、回転密封環が回転密封環を保持する保持部材から脱落し、スリーブ外周面やケーシング内周面に衝突し破損する虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、静止側要素を回転側要素から分離する際において、回転密封環が静止密封環に追従離脱することを確実に防止できるメカニカルシールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のメカニカルシールは、
回転機器の回転軸に取り付けられるスリーブとともに回転する回転密封環と、ハウジングに保持される静止密封環と、を有するメカニカルシールであって、
前記スリーブには、外径方向に突出する突状部が形成されており、
前記回転密封環は、前記突状部に当接することで、前記軸方向への移動が規制されるものである。
これによれば、メカニカルシールの静止側要素を回転側要素から分離する際において、静止密封環に追従しようとする回転密封環が、スリーブに形成された突状部に当接し軸方向の移動を規制されるので、回転密封環が静止密封環に追従離脱することを確実に防止できる。
前記回転密封環は前記静止密封環へ向けて傾斜する傾斜面を備えており、前記突状部は前記傾斜面に傾斜状態で当接する傾斜面を備えている。
これによれば、回転密封環と突状部との傾斜面同士が当接することで衝撃力の一部は径方向に逃がされることから、当接による衝撃が緩和される。
前記回転密封環は、背面側から2次シールを介して保持部材に保持されており、
前記回転密封環は、前記2次シールにより背面側の密封状態が維持されたまま前記突状部に至る軸方向への移動が許容されている。
これによれば、回転密封環が移動し突状部に当接した際、回転密封環の背面側の空間が2次シールにより密封されているので、被密封流体が導入される外径側室からの流体が前記空間に流入せず前記空間に気圧の急激な変化が生じにくい。
前記回転密封環の内周面と前記スリーブの外周面との間には弾性部材が介在している。
これによれば、回転密封環が突状部に当接するまで軸方向へ移動する際に、回転密封環の内周面がスリーブの外周面に直接接触することを防ぐ緩衝機能を有する。
前記スリーブには、内径側に凹む環状の凹溝が形成されており、
前記静止密封環及び前記スリーブの間の内径側室と前記凹溝とを連通する連通孔が形成されている。
これによれば、回転密封環が静止密封環側に移動した際に、連通孔によって凹溝内へも気体の移動が許容されるので、内径側室に生じる負圧が軽減される。
前記弾性部材は、前記内径側室と前記凹溝の間に配設されている。
これによれば、弾性部材は内径側室と凹溝の気体の連通を妨げることなく、回転密封環の内周面とスリーブの外周面との間の緩衝機能を発揮可能となっている。
本発明の実施例1のメカニカルシールの構造を示す断面図である。 スリーブと静止密封環と回転密封環を示す一部拡大断面図である。 静止側要素を回転側要素から離間させる態様を示す模式図である。 (a)は所定位置に配置された静止密封環と回転密封環とを示す一部拡大断面図であり、(b)は分解時に回転密封環が静止密封環側に追従して移動する態様を示す模式図であり、(c)は回転密封環が突状部に当接し静止密封環と回転密封環が離間した態様を示す模式図である。 本発明の実施例2におけるメカニカルシール構造を示す一部拡大断面図である。 (a)は所定位置に配置された静止密封環と回転密封環とを示す一部拡大断面図であり、(b)は分解時に回転密封環が静止密封環側に追従して移動する態様を示す模式図であり、(c)は回転密封環が突状部に当接し静止密封環と回転密封環が離間した態様を示す模式図である。 本発明の実施例3におけるメカニカルシール構造を示す一部拡大断面図である。 本発明の実施例4におけるメカニカルシール構造を示す一部拡大断面図である。
本発明に係るメカニカルシールを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るメカニカルシールにつき、図1から図4を参照して説明する。以下、図1の紙面左側を大気領域である機外側、紙面右側を被密封流体領域である機内側として説明する。
図1に示されるように、本実施例のメカニカルシール1は、静止側要素Sと、回転側要素Rと、から構成されている。静止側要素Sは、ボルト12とナット13によってハウジング3に固定されるフランジ10と、該フランジ10とハウジング3と間に配設される環状のカラー14と、該カラー14に配設されるコイルスプリング15と、該コイルスプリング15の押圧力を静止環保持部材70の背面側に伝達するコンプレッションリング16と、該コンプレッションリング16から回転密封環6に向けて押圧される静止環保持部材70に保持された静止密封環7と、から主に構成されている。
回転側要素Rは、回転軸2に固定リング17により固定される円筒状のスリーブ4と、該スリーブ4の外周側に取り付けられる回転環保持部材5と、該回転環保持部材5に保持される回転密封環6と、から主に構成されている。
図2に示されるように、本実施例のメカニカルシール1は、回転密封環6が備える摺動面F1と、静止密封環7が備える摺動面F2とで形成される摺動部Tの外径側の外径側室21から摺動部Tの内径側の内径側室20に向けて漏れようとする被密封流体Lを密封するインサイド型かつ静止型である。
回転密封環6には、側面61よりも軸方向に突出する、環状の凸部62が形成されており、該凸部62の静止密封環7と対向する対向面が平坦に形成された摺動面F1となっている。
回転密封環6は、背面60側に切り欠き部65が形成されており、回転環保持部材5から軸方向に向けて延出するピン50が係合することで回転軸2の回転力が伝達されるようになっている。また、回転密封環6の背面60には、回転環保持部材5に配設された二次シールとしてのOリング71が介在しており、外径側室21の被密封流体Lが回転密封環6の背面60を通じて、回転密封環6の内周面64側に回り込み大気側の内径側室20へ漏出することが防止されている。
また、内周面64の機外側端部には、外径側かつ側面61側に向けて傾斜して形成された環状の傾斜面66と、該傾斜面66の機外側端部から軸方向に延び側面61に直交して連なる周面67とが形成されている。
スリーブ4には外径側に突出する環状の突状部40が形成されている。突状部40は、後述する傾斜面41と、周面42と、傾斜面43とにより区画されている。
スリーブ4の外周面34は、メカニカルシール1が組み付けられた状態で、回転密封環6の内周面64と僅かに離間して対向する平坦な周面4Aと、該周面4Aの機外側端から外径側かつ機外側に向けて傾斜した環状の傾斜面41と、該傾斜面41の機外側端部から機外側に向けて延びる周面42と、該周面42の機外側端部から延出され内径側かつ機外側に向けて傾斜した傾斜面43と、該傾斜面43の機外側端部から延出され周面4Aよりも内径側に形成された周面4Bと、から主に構成されている。
スリーブ4の突状部40における傾斜面41と、回転密封環6の傾斜面66とは、メカニカルシール1が組み付けられた状態で、略平行かつ離間するように配置されている。
図1に戻り、メカニカルシール1の静止密封環7の摺動面F2の点検について説明する。外径側室21に密封されている被密封流体Lを図示しないドレン口から排出した後、静止側要素Sのナット13を緩めハウジング3からフランジ10を外す。その後、図3に示されるようにカラー14を把持し、カラー14とコイルスプリング15とコンプレッションリング16と静止環保持部材70と静止密封環7とからなる静止環ユニットUを機外側に向けて移動させる。このように、静止密封環7を機外側の空間に移動させて、目視等により摺動面F2を点検している。尚、回転密封環6から静止密封環7を離間させる詳細手順は後述する。
静止密封環7の摺動面F2と回転密封環6の摺動面F1は平滑である。また、被密封流体Lをドレン口から排出させた後においても、摺動面F1,F2間には被密封流体Lである液体が介在している。後述するが、一方側の密封環が移動すると、摺動面同士が吸着し、他方側の密封環も一方側の密封環に追従して移動してしまうことがある。特に摺動面間に液体が介在していると摺動面同士が吸着しやすい。
また、図3に示されるように、静止環ユニットUのカラー14の内周面14Aと、スリーブ4の周面4Bとは、径方向に近接しており、かつ径方向に近接している軸方向の長さが長尺であることから、静止環ユニットUを機外側に向けて移動させると内径側室20(図2参照)に負圧が生じ易くなっている。
以下、回転密封環6から静止密封環7を離間させる詳細手順について説明する。図4(a)は、メカニカルシール1を分解し点検するために、被密封流体Lをドレン口から排出させた状態を示している。静止側要素Sの静止環ユニットUを機外側へ向けて移動させた場合、摺動面F1,F2同士が吸着した状態で、静止環ユニットUの移動に伴い回転密封環6が静止密封環7に追従する。
更に静止環ユニットUを移動させると、図4(b)に示されるように、回転密封環6はスリーブ4の突状部40に当接する。
詳細には、回転密封環6の傾斜面66が、スリーブ4に形成された突状部40の傾斜面41に当接することで、回転密封環6は機外側への移動を規制される。このことから、回転密封環6が静止密封環7に追従移動しても、回転密封環6が回転環保持部材5から離脱することを確実に防止できる。
また、傾斜面41,66同士が当接することから、回転密封環6とスリーブ4との当接による衝撃力の一部は径方向に逃がされることとなり、当接による衝撃が緩和されるようになっている。さらに、傾斜面41,66は平行であることから、当該緩和作用に優れる。
また、回転密封環6が機外側に移動することで、Oリング51が回転密封環6の背面60に当接したまま僅かに軸方向に伸張し、Oリング51の内径側と回転密封環6の背面60と回転環保持部材5との間に空間23が形成され、Oリング51の外径側と回転密封環6の背面60と回転環保持部材5との間に空間24が形成される。空間23は、内径側室20と連通しており、空間24は、外径側室21と連通している。
回転密封環6は、Oリング51によって背面60側の密封状態が維持されたまま突状部40に至る軸方向への移動が許容されており、回転密封環6が移動し突状部40の傾斜面41に当接した際、回転密封環6の背面60側の空間23と空間24がOリング51により密封されている。これにより、外径側室21からの流体が空間24を通じて空間23に流入せず、回転密封環6が静止密封環7側に移動されるにつれ空間23の負圧が高まるようになっている。空間23に生じる負圧により、回転密封環6には回転環保持部材5側への力が作用することから、摺動面F1と摺動面F2とを離間させやすいようになっている。
図4(b)の状態から、更に静止環ユニットUを機外側に移動させると、突状部40による規制力が摺動面F1と摺動面F2との間の吸着力を上回り、摺動面F1,F2同士の吸着状態が解除され、図4(c)に示されるように摺動面F1とF2とが離間された状態となる。
次に、実施例2に係るメカニカルシールにつき、図5を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図5に示されるように実施例2に関わるメカニカルシール11は、実施例1におけるスリーブ4の形状を変更し、機内側の周面4Aに環状の凹溝46が形成され、該凹溝46と内径側室20とが連通孔45によって連通されたスリーブ44を用いている。
凹溝46は外径側から内径側に向けて断面略台形を成しており、機外側側面47、底面48、機内側側面49と、により区画されて構成されている。機外側側面47と機内側側面49とは、底面48から外径側に向けて拡がるように傾斜しており、凹溝46の容積が大きくなるように形成されている。
凹溝46と内径側室20とは、連通孔45により連通されている。詳しくは、連通孔45は、機外側側面47からスリーブ44の内径側かつ機外側に向けて傾斜されて穿設された穴45aと、傾斜面43からスリーブ44の内径側かつ機内側に向けて傾斜されて穿設された穴45bとが連結されて構成されている。
連通孔45は、傾斜して穿設された穴45aと穴45bとにより軸方向断面視略V字形に形成されていることから、連通孔45の容積は大きい。
図6(a)は、メカニカルシール11を分解し点検するために、被密封流体Lをドレン口から排出させた状態を示している。静止側要素Sの静止環ユニットUを機外側へ向けて移動させた場合、摺動面F1,F2同士が吸着した状態で、静止環ユニットUの移動に伴い回転密封環6が静止密封環7に追従する。
図6(b)に示されるように、摺動面F1,F2同士が吸着した状態で、静止環ユニットUの静止密封環7が機外側に移動されると、回転密封環6が静止密封環7に追従し機外側へ移動する。
このように、静止環ユニットUを機外側に向けて移動させると、凹溝46内の大気が連通孔45を通じて内径側室20側へ移動し、内径側室20に生じる負圧が軽減されるようになっている。
図6(b)に示される回転密封環6がスリーブ4の突状部40に移動を規制されている状態から、更に静止環ユニットUを機外側に移動させると、内径側室20に空間25が連通されていることから、内径側室20に負圧が生じにくく、スムーズに摺動面F1,F2同士の吸着状態が解除され、図6(c)に示される摺動面F1とF2とが離間された状態となる。
また、静止環ユニットUの点検後、再度実施例2の静止環ユニットUを組み付ける際においても、スリーブ44に形成された凹溝46と連通孔45に大気の移動が許容されるようになっていることから、ハウジングとスリーブ44との間に形成されている内径側室20内の空気が圧縮されて組み付けを阻害することが防止されている。
次に、実施例3に係るメカニカルシールにつき、図7を参照して説明する。尚、前記実施例1および2に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7に示されるように実施例3に関わるメカニカルシール111は、実施例2におけるスリーブ44の形状を変更し、軸方向における突状部40と凹溝46の間に、環状の浅溝91が形成され、該浅溝91内に弾性部材としてのOリング90が配設されるスリーブ144となっている。
浅溝91内にOリング90が配設されていることで、メカニカルシール111の分解時において、回転密封環6が突状部40に当接するまで軸方向へ移動された際に、回転密封環6の内周面64がスリーブ144の外周面144Aに直接接触することを防ぐようになっており、緩衝機能を奏するようになっている。
また、Oリング90は、内径側室20と凹溝46の間に配設されていることから、Oリング90が内径側室20と凹溝46の気体の連通を妨げることがない。
次に、実施例4に係るメカニカルシールにつき、図8を参照して説明する。尚、前記実施例1~3に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
図8に示されるように実施例3に関わるメカニカルシール211は、実施例1におけるスリーブ4の形状を変更し、突状部の機外側端部が鉛直方向に垂下する機外側側面140Aを備える突状部140となっている。また、突状部140よりも機内側に、軸方向断面視略凹状の環状の浅溝146が形成されている。
また、機外側側面140Aから軸方向機内側へ向けて直線的に穴145aが穿設され、更に浅溝146の底面から鉛直方向に穴145bが穿設されていることで、穴145aと穴145bが接続され、連通孔145が形成されたスリーブ244となっている。
連通孔145により、浅溝146と内径側室20とが連通されており、連通孔145と浅溝146とによって内径側室20内の負圧を軽減させるようになっている。
以上、本発明の実施例1~4を図面とともに説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1~4では、回転密封環6が回転環保持部材5に保持されていたがこれに限られず、例えば、回転環保持部材5の構成を省略し、スリーブが直接回転密封環を保持するメカニカルシールであってもよい。
また、前記実施例1~4では、インサイド型のメカニカルシールを例に説明したがこれに限られず、アウトサイド型のメカニカルシールとしてもよい。
また、前記実施例1~4では、機外側に静止密封環が配設されているメカニカルシールを例に説明したが、これに限られず、機内側に静止密封環が配設されているメカニカルシールであってもよい。
また、前記実施例1~4では、突状部40が回転密封環6の内周面64の傾斜面66に対して当接することで軸方向への移動が規制されることを例に説明したがこれに限られず、突状部40が回転密封環6の側面61に当接することで軸方向への移動が規制されるものであってもよい。
また、前記実施例1~4では、突状部40の傾斜面41に回転密封環6の内周面64の傾斜面66が当接して軸方向への移動が規制されるもの、すなわち傾斜面同士が当接するものを例に説明したがこれに限られず、回転密封環6の軸方向への移動を規制できればよく、突状部40のみ傾斜面を備えることとしてもよいし、回転密封環6の内周面64のみが傾斜面を備えることとしてもよいし、突状部40と回転密封環6との双方ともに傾斜面を備えず径方向面同士が当接するものであってもよい。
1 メカニカルシール
2 回転軸
3 ハウジング
4 スリーブ
5 回転環保持部材(保持部材)
6 回転密封環
7 静止密封環
11 メカニカルシール
14 カラー
15 コイルスプリング
16 コンプレッションリング
20 内径側室
21 外径側室
34 外周面
40 突状部
41 傾斜面
43 傾斜面
44 スリーブ
45 連通孔
46 凹溝
51 Oリング(2次シール)
70 静止環保持部材
90 Oリング(弾性部材)
111 メカニカルシール
140 突状部
144 スリーブ
145 連通孔
146 浅溝
211 メカニカルシール
244 スリーブ
F1 摺動面
F2 摺動面
L 被密封流体
R 回転側要素
S 静止側要素
U 静止環ユニット

Claims (6)

  1. 回転機器の回転軸に取り付けられるスリーブとともに回転する回転密封環と、ハウジングに保持される静止密封環と、を有するメカニカルシールであって、
    前記スリーブには、外径方向に突出する突状部が形成されており、
    前記回転密封環と前記突状部の少なくとも一方は、前記静止密封環側に向けて内径側から外径側に傾斜する傾斜面を備えており、
    前記回転密封環は、前記傾斜面を介して前記突状部に当接することで、前記軸方向への移動が規制されるメカニカルシール。
  2. 前記回転密封環及び前記突状部の双方が前記傾斜面を備えており、前記突状部の傾斜面は、前記回転密封環の傾斜面に傾斜状態で当接する請求項1に記載のメカニカルシール。
  3. 前記回転密封環は、背面側から2次シールを介して保持部材に保持されており、
    前記回転密封環は、前記2次シールにより背面側の密封状態が維持されたまま前記突状部に至る軸方向への移動が許容されている請求項1または2に記載のメカニカルシール。
  4. 前記回転密封環の内周面と前記スリーブの外周面との間には弾性部材が介在されている請求項1ないし3のいずれかに記載のメカニカルシール。
  5. 前記スリーブには、内径側に凹む環状の凹溝が形成されており、
    前記静止密封環及び前記スリーブの間の内径側室と前記凹溝とを連通する連通孔が形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のメカニカルシール。
  6. 前記スリーブには、内径側に凹む環状の凹溝が形成されており、
    前記静止密封環及び前記スリーブの間の内径側室と前記凹溝とを連通する連通孔が形成されており、
    前記弾性部材は、前記内径側室と前記凹溝の間に配設されている請求項に記載のメカニカルシール。
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