JP7415534B2 - インシュレータ及びモータ - Google Patents
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
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Description
上記のインシュレータにおいて、前記案内部は、前記複数のコイルのうち同じ相の互いに異なるコイルから延びている前記渡り線の部分のうちいずれか一方を係止することで、前記環状部の軸方向から見たときに同じ相の前記渡り線のなかで互いに異なるコイルから延びている部分同士が互いに交差して配置されている前記近接部位である第2近接部位での前記渡り線のうちいずれか一方をいずれか他方から前記軸方向において離間させる第2案内部を有していることが好ましい。
図1に示すように、モータ装置1は、モータ2と、基板3と、ハウジング4と、情報授受部5とを備えている。モータ装置1は、例えば車両に搭載される電動ポンプに内蔵されるものである。ハウジング4は、モータ2及び基板3を収容している。情報授受部5は、外部機器との間で情報を授受するために設けられている。なお、以下では、モータ2の回転軸2aの軸方向Xを基準として、モータ2側を第1軸方向、基板3側を第2軸方向という。軸方向Xは、モータ2の回転軸2aの延びる方向である。
ロータ22は、回転軸2aと一体回転可能に固定された円筒状のロータコア24と、ロータコア24の外周に固定された複数の永久磁石25とを有している。永久磁石25は、その磁極がロータコア24の周方向において、N極及びS極が交互に入れ替わるように配置されている。
図2に示すように、ステータコア30は、ハウジング本体6の筒状部6cの内周に固定された円環状の環状部31と、環状部31から径方向内側に向かって延びる複数のティース32とを有している。ティース32は、環状部31の内周において、周方向に等間隔に配置されている。本実施形態のステータコア30には、ティース32が12個形成されている。環状部31の軸方向Xにおける長さと、ティース32の軸方向Xにおける長さとは、互いに等しく設定されている。ティース32は、インシュレータ50を介在して絶縁電線40が巻回されるコイル巻回部32aと、コイル巻回部32aの径方向内側に配置されるとともにロータ22と対向する対向部32bとを有している。対向部32bの周方向における長さは、コイル巻回部32aの周方向における長さよりも長く設定されている。対向部32bの径方向内側の面は、周方向に湾曲した円弧面であって、回転軸2aを中心とした同心円を形成する円弧面をなしている。ここでは、12個のティース32を、第1~第12ティースT1~T12とする。第1~第12ティースT1~T12は、第2軸方向側からティース32を見たとき、反時計回り方向に番号が若い順に並んでいる。
U相渡り線Lu、V相渡り線Lv、W相渡り線Lwの配置では、同じ相の異なるコイルから延びている渡り線の部分同士が近接している近接部位が生じることがある。具体的には、U相渡り線Luには、U相コイル間渡り線Lu2とU相終端部Lu5とが近接している部位である第1近接部位P1が生じ、V相渡り線Lvには、V相始端部Lv1とV相終端部Lv5とが近接している部位である第2近接部位P2が生じている。U相コイル間渡り線Lu2とU相終端部Lu5とは同じ相のU相渡り線Luの一部であるが、これらの間にはU相コイルU2~U4が介在しており、電位が異なる。また、V相始端部Lv1とV相終端部Lv5とは同じ相のV相渡り線Lvの一部であるが、これらの間にはV相コイルV1~V4が介在しており、電位が異なる。このような第1近接部位P1及び第2近接部位P2においては、同じ相の渡り線ではあるものの、電位の異なる部分同士が接触するおそれがある。特に、絶縁電線40の被覆がはがれる等した場合には、これらの電位の異なる部分同士が接触することで、これらの部分同士が短絡してしまう。
(1)第1案内部100によって、U相コイル間渡り線Lu2とU相終端部Lu5、すなわちU相渡り線Luのなかで電位の異なる部分同士が接触することを抑制している。また、第2案内部110によって、V相始端部Lv1とV相終端部Lv5、すなわちV相渡り線Lvのなかで電位の異なる部分同士が接触することを抑制している。このように、同じ相の渡り線のなかで電位の異なる部分同士が接触することを抑制することができる。
・介在部55の形状は、異なる相の渡り線同士が接触しないように異なる相の渡り線の間に介在するものであれば、その形状は適宜変更可能である。
・上記実施形態では、第1案内部100に爪部102が設けられたが、爪部102は設けなくてもよい。
・ターミナル部58は、第2ティース被覆部It2の径方向外側に位置していたが、上側環状部被覆部53の径方向外側であればどこに位置していてもよい。
・モータ装置1は、基板3を備えていなくてもよい。すなわち、モータ2を制御する基板3については、モータ装置1の外部に設けてもよい。
21…ステータ
22…ロータ
25…永久磁石
30…ステータコア
31…環状部
32…ティース
40…絶縁電線
50…インシュレータ
53…上側環状部被覆部
55…介在部
58…ターミナル部
100…第1案内部
101…本体部
102…爪部
110…第2案内部
It1~It12…第1~第12ティース被覆部
Lu、Lv、Lw…U相渡り線、V相渡り線、W相渡り線
M1~M12…第1~第12介在部
P1、P2…第1、第2近接部位
T1~T12…第1~第12ティース
U1~U12、V1~V12、W1~W12…U相コイル、V相コイル、W相コイル
Claims (5)
- 環状部及び前記環状部から径方向に突出する複数のティースを有する磁性体であるステータコアと、前記複数のティースにそれぞれ巻回されることにより複数のコイルを形成し、前記複数のコイルのうち同じ相のコイルの間に架け渡される部分を含む渡り線を形成する絶縁電線とを備えるステータのインシュレータであって、
前記環状部の外面を覆うインシュレータ本体と、
前記インシュレータ本体の外面から突出するとともに、同じ相の前記渡り線のうち互いに異なるコイルから延びている部分同士が近接している近接部位で前記渡り線同士が接触しないように前記渡り線を係止する案内部とを備え、
前記近接部位は、前記環状部の軸方向から見たときに同じ相の前記渡り線のなかで互いに異なるコイルから延びている部分同士が前記径方向に並んで配置されている第1近接部位であり、
前記第1近接部位では、前記径方向外側から見たときに前記同じ相の前記渡り線の異なる部位同士が重複しており、
前記案内部は、前記第1近接部位での前記同じ相の前記渡り線のうちいずれか一方をいずれか他方から前記径方向において離間させる第1案内部を有しており、
前記第1案内部は、前記環状部の周方向において、互いに隣接する前記ティースの間に対応する位置に設けられているインシュレータ。 - 前記第1案内部は、前記径方向における端面において前記渡り線を係止する本体部と、
前記本体部の前記径方向における端面から前記径方向に突出する爪部とを有し、
前記爪部は、前記軸方向における前記コイルの端縁から前記渡り線が延びている側である軸方向一方側に前記渡り線が移動することを規制する請求項1に記載のインシュレータ。 - 環状部及び前記環状部から径方向に突出する複数のティースを有する磁性体であるステータコアと、前記複数のティースにそれぞれ巻回されることにより複数のコイルを形成し、前記複数のコイルのうち同じ相のコイルの間に架け渡される部分を含む渡り線を形成する絶縁電線とを備えるステータのインシュレータであって、
前記環状部の外面を覆うインシュレータ本体と、
前記インシュレータ本体の外面から突出するとともに、同じ相の前記渡り線のうち互いに異なるコイルから延びている部分同士が近接している近接部位で前記渡り線同士が接触しないように前記渡り線を係止する案内部とを備え、
前記案内部は、前記複数のコイルのうち同じ相の互いに異なるコイルから延びている前記渡り線の部分のうちいずれか一方を係止することで、前記環状部の軸方向から見たときに同じ相の前記渡り線のなかで互いに異なるコイルから延びている部分同士が互いに交差して配置されている前記近接部位である第2近接部位での前記渡り線のうちいずれか一方をいずれか他方から前記軸方向において離間させる第2案内部を有しているインシュレータ。 - 前記軸方向における前記コイルの端縁から前記渡り線が延びている側である軸方向一方側に向けて、前記インシュレータ本体の外面から突出する介在部を備えており、
前記介在部は、互いに異なる相の前記渡り線同士が接触しないように異なる相の前記渡り線の間に介在している請求項1~3のいずれか一項に記載のインシュレータ。 - 永久磁石を備えたロータと、前記ロータの外周を取り囲むステータとを備えたモータであって、
前記ステータは、前記ステータコアと、請求項1~4のいずれか一項に記載のインシュレータと、前記絶縁電線とを有しているモータ。
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