JP2016111771A - モータおよびステータの製造方法 - Google Patents

モータおよびステータの製造方法 Download PDF

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吉田 達也
Tatsuya Yoshida
達也 吉田
克哉 山口
Katsuya Yamaguchi
克哉 山口
壮太 山中
Sota Yamanaka
壮太 山中
章弘 山添
akihiro Yamazoe
章弘 山添
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Abstract

【課題】ストレートコアを使用したモータにおいて、渡り線の弛みを抑制する技術を提供する。【解決手段】このモータ1のステータ21は、環状のステータコア211と、インシュレータ212と、コイル213と、渡り線214とを有する。ステータコアは、周方向に並ぶ複数のコアバックと、複数のコアバックのそれぞれから延びる複数のティースと、周方向に隣り合うコアバックを連結する連結部とを有する。インシュレータは、コアバックの上面の少なくとも一部を覆う第2絶縁部52を有する。渡り線の少なくとも一部は連結部よりも径方向内側に配置される。また、渡り線の一部は、第2絶縁部に接着性部材を用いて接着固定される。これにより、ストレート状のステータコアを曲げる際に、連結部付近において生じた渡り線の弛みと、他の連結部付近において生じた渡り線の弛みとが集まらない。したがって、渡り線の弛みが大きくならない。【選択図】図1

Description

本発明は、モータおよびステータの製造方法に関する。
従来、積層鋼板からなるストレートコアを、環状に折り曲げて、モータのステータコアを形成することが知られている。ストレートコアを使用した従来のモータについては、例えば、特開平11−55883号公報に記載されている。
ストレートコアでは、折り曲げ時に、コイル同士を接続する渡り線に弛みが生じ、断線の原因となる場合がある。特開平11−55883号公報のモータでは、コイル(巻線)同士を接続する渡り線を、ステータコアの折り曲げ支点上付近を通るように配置することにより、弛みの発生を抑制している(段落0011−0012)。すなわち、当該モータは、ステータコアの折り曲げ時に生じる渡り線の弛みがゼロとなるように設計されている。
特開平11−55883号公報
しかしながら、モータの製造時には、各部品の製造誤差や、渡り線にかかる張力の誤差など、種々の誤差が生じる。特開平11−55883号公報に記載のモータでは、これらの誤差が生じ、設計値よりも渡り線の長さが短くなった場合に、渡り線に張力が過剰にかかり、却って渡り線が断線する虞がある。そのため、他の方法を用いて渡り線の弛みを抑制することが好ましい。
本発明の目的は、ストレートコアを使用したモータにおいて、渡り線の弛みを抑制する技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、ステータを有する静止部と、前記静止部に対して、上下に延びる中心軸を中心として回転可能に支持される回転部と、を有し、前記ステータは、周方向に略等間隔に配置された複数のコアバックと、前記コアバックのそれぞれから径方向内側へ延びる複数のティースと、周方向に隣り合う前記コアバックを周方向に連結する連結部とを有する、環状のステータコアと、前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、前記インシュレータを介して前記ティースに巻かれた導線により構成される複数のコイルと、前記コイルの1つと、前記コイルの他の1つとを電気的に接続する渡り線と、を有し、前記インシュレータは、前記ティースの軸方向の両端面および周方向の両端面を覆う第1絶縁部と、前記コアバックの上面の少なくとも一部を覆う第2絶縁部と、を有し、前記渡り線の少なくとも一部は、前記連結部よりも径方向内側に配置され、前記渡り線の一部は、前記第2絶縁部に接着性部材を用いて接着固定される、モータである。
本願の例示的な第2発明は、複数のコアバック、複数のティースおよび前記コアバック同士を連結する連結部を有するステータコアと、前記ティースの周囲に巻かれた複数のコイルと、前記コイル同士を連結し、かつ、少なくとも一部が前記連結部よりも径方向内側に配置される渡り線と、を有するステータの製造方法であって、a)電磁鋼板を積層して形成された直線状の前記ステータコアに対して、前記コアバックの上面の少なくとも一部を覆うインシュレータを付加する工程と、b)前記工程a)の後で、導線を第1ティースに巻き付ける工程と、c)前記工程b)の後で、前記導線を前記第1ティースから第2ティースへと前記インシュレータの表面上を渡らせる工程と、d)前記工程c)の後で、前記導線を前記第2ティースに巻き付ける工程と、e)前記工程d)の後で、前記導線を前記インシュレータに接着固定する工程と、f)前記工程e)の後で、前記ステータコアを環状に曲げる工程と、を有する、ステータの製造方法である。
本願の例示的な第1発明および第2発明によれば、渡り線の弛みを抑制できる。
図1は、第1実施形態に係るモータの縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係るステータの斜視図である。 図3は、第1実施形態に係るステータの横断面図である。 図4は、第1実施形態に係るステータの上面図である。 図5は、第1実施形態に係るステータの製造工程の流れを示したフローチャートである。 図6は、第1実施形態に係るステータのストレート状態における斜視図である。 図7は、第1実施形態に係るステータのストレート状態における側面図である。 図8は、変形例に係るステータの部分斜視図である。 図9は、変形例に係るステータの製造工程の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、ステータコアに対して第2絶縁部側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータの使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
<1−1.モータの全体構成>
図1は、第1実施形態に係るモータ1の縦断面図である。図2は、ステータ21の斜視図である。図3は、ステータ21の横断面図である。図4は、ステータ21の上面図である。なお、図2において、渡り線214および接着性部材Pは示されていない。また、図4において、接着性部材Pは示されていない。
このモータ1は、例えば、空調機等の家電製品に使用される。ただし、本発明のモータは、家電製品以外の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、自動車や鉄道等の輸送機器、OA機器、医療機器、工具、産業用の大型設備等に搭載されて、種々の駆動力を発生させるものであってもよい。
図1に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、家電製品の枠体に固定される。回転部3は、中心軸9を中心として、回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ステータ21、ケーシング22、カバー23、回路基板24、上軸受部25、および下軸受部26を有する。回転部3は、シャフト31およびロータ32を有する。
ステータ21は、ロータ32の径方向外側に配置された電機子である。ステータ21は、環状のステータコア211、インシュレータ212、複数のコイル213、および、渡り線214を有する。
ステータコア211は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア211は、複数のコアバック41と、複数のティース42と、複数の連結部43とを有する。このステータコア211は、複数のコアバック41が直列に配置されたいわゆるストレートコアを、環状に曲げて形成される。ステータコア211は、ケーシング22に固定される。
図3に示すように、複数のコアバック41は周方向に略等間隔に配置される。複数のティース42は、複数のコアバック41のそれぞれから径方向内側へ延びる。すなわち、ステータコア211は、コアバック41およびティース42からなるコアピース40を複数有する。連結部43はそれぞれ、周方向に隣り合うコアピース40のコアバック41同士を周方向に連結する。なお、本実施形態の連結部43の径方向外端部は、コアバック41の外周面よりも径方向外側に位置する。
インシュレータ212は、絶縁体である樹脂により形成されている。インシュレータ212は、ステータコア211の一部を覆う。インシュレータ212は、第1絶縁部51、第2絶縁部52および第3絶縁部53を有する。
図1および図3に示すように、第1絶縁部51は、各ティース42の軸方向の両端面および周方向の両端面を覆う。図1および図4に示すように、第2絶縁部52は各コアバック41の上面の少なくとも一部を覆う。第2絶縁部52の詳細な形状については、後述する。図1に示すように、第3絶縁部53は、コアバック41の下面の少なくとも一部分を覆う。第1絶縁部51と、第2絶縁部52および第3絶縁部53とは、径方向に繋がっている。
コイル213はそれぞれ、第1絶縁部51を介して各ティース42の周囲に巻かれた導線により構成される。本実施形態のモータ1は、U相、V相、W相の3相交流により駆動される3相モータである。また、本実施形態のモータ1は、12スロットのモータであるため、12個のコイル213を有する。そのため、複数のコイル213は、4個のU相コイル213uと、4個のV相コイル213vと、4個のW相コイル213wとを含む。複数のコイル213は、U相コイル213u、V相コイル213v、W相コイル213w、そして再びU相コイル213u、の順で周方向に配列される。
渡り線214は、それぞれ、コイル213の1つと、コイル213の他の1つとを電気的に接続する。本実施形態では、周方向に隣り合う2つのU相コイル213uを接続するU相渡り線214uと、周方向に隣り合う2つのV相コイル213vを接続するV相渡り線214vと、周方向に隣り合う2つのW相コイル213wを接続するW相渡り線214wとを含む。
ケーシング22は、ステータ21を保持する樹脂製の部材である。ケーシング22は、ステータ21が挿入された金型の内部に、樹脂を流し込むことにより得られる。すなわち、ケーシング22は、ステータ21をインサート部品とする樹脂成型品である。したがって、ステータ21の少なくとも一部分は、ケーシング22に覆われている。
本実施形態のケーシング22は、円筒部221および環状板部222を有する。円筒部221は、軸方向に略円筒状に延びている。円筒部221の径方向内側には、ステータ21およびロータ32が収容されている。また、コアバック41および連結部43の外周面は、円筒部221に覆われている。環状板部222は、ステータ21の上側において、円筒部221から径方向内側へ向けて広がっている。環状板部222の中央には、上軸受部25を保持する上軸受保持部251が固定されている。
カバー23は、ケーシング22の下方に配置され、ケーシング22の下部の開口を覆っている。カバー23の中央には、下軸受部26を保持する下軸受保持部231が設けられている。
回路基板24は、ステータ21およびロータ32の下側、かつ、ケーシング22の円筒部221の径方向内側において、略水平に配置されている。回路基板24の表面には、コイル213に駆動電流を供給するための電子回路が、搭載されている。コイル213を構成する導線の端部は、回路基板24上の電子回路と電気的に接続される。外部電源から供給される電流は、回路基板24を介して、コイル213へ流れる。
上軸受部25は、ロータ32より上方においてシャフト31を回転可能に支持する機構である。上軸受部25は、上軸受保持部251を介して、ケーシング22の環状板部222に固定されている。
下軸受部26は、ロータ32より下方においてシャフト31を回転可能に支持する機構である。下軸受部26は、カバー23の下軸受保持部231に固定されている。本実施形態の上軸受部25および下軸受部26には、球体を介して外輪と内輪とを回転させるボールベアリングが、使用されている。ただし、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
シャフト31は、軸方向に延びる柱状の部材である。シャフト31は、上軸受部25および下軸受部26に支持され、中心軸9を中心として回転する。シャフト31の上端部は、ケーシング22の上面より上方へ突出している。シャフト31の上端部には、例えば、空調機用のファンが取り付けられる。ただし、シャフト31の上端部は、ギア等の動力伝達機構を介して、ファン以外の駆動部に連結されてもよい。
なお、本実施形態のシャフト31は、ケーシング22より上方へ突出しているが、本発明はこの限りではない。シャフト31は、ケーシング22およびカバー23より下方へ突出し、その下端部が駆動部と連結されてもよい。また、シャフト31がケーシング22の上方およびカバー23の下方の双方に突出し、その上端部および下端部の双方が、それぞれ駆動部に連結されていてもよい。
ロータ32は、ステータ21の径方向内側、かつ、シャフト31の周囲に配置され、シャフト31とともに回転する。ロータ32は、ロータコア321および複数のマグネット322を有する。ロータコア321は、電子鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。複数のマグネット322は、ロータコア321の周囲に配置される。各マグネット322の径方向外側の面は、ティース42の径方向内側の端面に対向する磁極面となっている。複数のマグネット322は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列されている。
なお、複数のマグネット322に代えて、単一の円環状のマグネットが使用されていてもよい。円環状のマグネットを使用する場合には、マグネットの外周面に、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されていればよい。また、マグネットおよびロータコアが、磁性体粉を配合した樹脂で一体に成型されていてもよい。また、ロータコアの内部にマグネットが配置されていてもよい。
なお、本実施形態では、ロータ32がマグネット322を有するが、本発明はこの限りではない。本発明のモータは、例えば、インダクションモータやステッピングモータ等のマグネットを有さないロータを、ステータからの磁束の作用により回転させるものであってもよい。
モータ1の駆動時には、回路基板24からコイル213に駆動電流が供給される。そうすると、ステータコア211の複数のティース42に、磁束が生じる。そして、ティース42とマグネット322との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。
<1−2.第2絶縁部の形状および渡り線の配置について>
次に、インシュレータ212の第2絶縁部52の形状と、渡り線214の配置について説明する。
図1、図2および図4に示すように、第2絶縁部52は、板部61および壁部62を有する。板部61はそれぞれ、コアバック41の上面に沿って拡がる。壁部62は、コアバック41の上面から上方に延びる。すなわち、壁部62の下端部は、板部61と繋がっている。また、壁部62はそれぞれ、周方向に延びる。
本実施形態のモータ1は、1つのコアバック41の上方に、1つの板部61と、3つの壁部62とを有する。この3つの壁部62は、周方向中央に配置される中央壁部621と、中央壁部621の周方向一方側に配置される一方側壁部622と、中央壁部621の周方向他方側に配置される他方側壁部623とを含む。
図1および図2に示すように、壁部62はそれぞれ、軸方向および周方向に拡がる配置面620を有する。配置面620は、壁部62の径方向外側の面である。また、壁部62は、配置面620から径方向外側に突出する第1突出部631および第2突出部632を有する。第1突出部631および第2突出部632はいずれも、周方向に延びる。また、第2突出部632は、第1突出部631の上方、かつ、上下に重なる位置に配置される。
板部61の上面、配置面620、および第1突出部631の下面により、径方向内側に向かって凹む第1溝部641が形成される。第1突出部631の上面、配置面620、および第2突出部632の下面により、径方向内側に向かって凹む第2溝部642が形成される。また、第2突出部632の上面および配置面620により、段差部65が形成される。段差部65は、第2突出部632の上側の面である第1面651と、配置面620のうち第1面651の径方向内端から上方に延びる部分である第2面652とから構成される。
第1溝部641、第2溝部642および段差部65はいずれも、周方向に延びる。本実施形態では、図1に示すように、第1溝部641の内部にU相渡り線214uが配置され、第2溝部642の内部にV相渡り線214vが配置され、段差部65にW相渡り線214wが配置される。これにより、渡り線214はそれぞれ、配置面620に沿って周方向に配置される。ただし、渡り線214は、配置面620に接触しつつ配置面620に沿って延びていてもよく、配置面620との間に僅かな隙間を保ちつつ配置面620に沿って延びていてもよい。
U相渡り線214uとV相渡り線214vとの間、および、V相渡り線214vとW相渡り線214wとの間には、それぞれ、第1突出部631および第2突出部632が配置される。このように、上下方向に隣り合う2つの渡り線214の間に突出部631,632が配置されることにより、渡り線214同士の接触が抑制される。また、U相渡り線214uとコアバック41の上面との間に板部61が配置されることにより、U相渡り線214uとコアバック41との接触が抑制される。
渡り線214はそれぞれ、接着性部材Pを用いて第2絶縁部52に接着固定される。具体的には、U相渡り線214uは、第2絶縁部52のうち、第1溝部641を形成する板部61の上面、配置面620、および第1突出部631の少なくとも一部に接着固定される。V相渡り線214vは、第2絶縁部52のうち、第2溝部642を形成する第1突出部631の上面、配置面620、および第2突出部632の下面の少なくとも一部に接着固定される。また、W相渡り線214wは、第2絶縁部52のうち、段差部65を形成する第2突出部632の上面および配置面620の少なくとも一部に接着固定される。
接着性部材Pは、溶剤を蒸発させることで硬化するタイプのワニス材である。特に、この接着性部材Pは、加熱乾燥により硬化する材料である。なお、接着性部材として、熱硬化樹脂タイプや光硬化樹脂タイプのワニス材が用いられてもよいし、その他の種類の接着剤が用いられてもよい。
また、本実施形態の接着性部材Pは、絶縁性を有する。これにより、渡り線214同士の間、および、渡り線214とステータコア211の間における絶縁性能が向上する。したがって、より高電圧の環境でこのモータ1を用いることができる。
このように、渡り線214が溝部641,642または段差部65に配置されることにより、渡り線214を第2絶縁部52の複数の面に対して接着可能である。これにより、渡り線214を第2絶縁部52に接着固定する際に、渡り線214に隣接する面のうち1つと渡り線214とが離れている場合であっても、他の面に対して渡り線214を接着固定することができる。したがって、渡り線214を第2絶縁部52に、より確実に接着固定できる。
また、渡り線214が溝部641,642または段差部65に配置されることにより、渡り線214の周囲に塗布された硬化前の接着性部材Pが、第2絶縁部52の複数の面に接触しやすい。これにより、塗布された硬化前の接着性部材Pが、保持されやすい。その結果、渡り線214を第2絶縁部52に対してさらに確実に接着固定できる。
また、渡り線214が溝部641,642または段差部65に配置されることにより、渡り線214の配置位置が特定されるため、コイル213から次のコイル213へと渡り線214を渡す作業がしやすい。これにより、ステータ21の製造工程において、作業効率が向上する。
<1−3.ステータの製造方法について>
続いて、ステータ21の製造方法について、図5〜図7を参照しつつ説明する。図5は、ステータ21の製造工程の流れを示したフローチャートである。図6は、ステータ21の曲げ工程前の斜視図である。図7は、ステータ21の曲げ工程前の側面図である。なお、図6において、渡り線214および接着性部材Pは示されていない。また、図7において、接着性部材Pは示されていない。
図5に示すように、ステータ21を製造するときには、まず、電磁鋼板をプレスで打ち抜いた抜き板を積層させて、ステータコア211を形成する(ステップS101)。このとき、ステータコア211はストレート状であり、コアバック41が直線状に並ぶ。
次に、ステータコア211に対してインシュレータ212を付加し、インシュレータ212でコアバック41の上面の少なくとも一部を覆う(ステップS102)。本実施形態では、インシュレータ212が、ステータコア211をインサート部品として、射出成型にて形成される。これにより、ステータコア211のうち、少なくとも、コアバック41の上面の一部および下面の一部と、ティース42の軸方向の両端面および周方向の両端面とが、インシュレータ212により覆われる。ただし、ステータコア211に対して、別途成型されたインシュレータ212を取り付けてもよい。
インシュレータ212の形成後、ステータコア211の第1ティースの周囲に導線を巻き付ける(ステップS103)。ここで、複数のコアピース40のうち、図6および図7において最も左側に配置された第1コアピース401の有するティース42を第1ティースと称する。ステップS103では、第1ティースの周囲に導線を巻き付けることにより、第1ティースの周囲にコイル213が形成される。なお、本実施形態では、第1ティースの周囲に形成されたコイル213は、U相コイル213uである。
そして、第1ティースの周囲に形成したコイル213から延びる導線を、インシュレータ212の表面上に渡らせて、第2ティースまで延ばす(ステップS104)。なお、本実施形態の第2ティースとは、図6および図7において第1コアピース401の3つ右側に配置された第2コアピース402の有するティース42である。このとき、当該導線は、インシュレータ212の壁部62の配置面620に沿って配置される。これにより、第1ティースの周囲に形成したコイル213と、後に第2ティースの周囲に形成するコイル213とを電気的に接続する渡り線214が、配置面620に沿って配置される。
続いて、第2ティースへと渡らせた導線を、第2ティースの周囲に巻き付ける(ステップS105)。これにより、第2ティースの周囲にコイル213が形成される。なお、第2ティースの周囲に形成されたコイル213は、第1ティースの周囲に形成されたU相コイル213uと電気的に接続された、U相コイル213uとなる。すなわち、ステップS104で配置された渡り線214は、U相コイル213u同士を接続するU相渡り線214uとなる。ステップS104では、このU相渡り線214uが、第1溝部641に配置される。
その後、ステップS104〜ステップS105のように、ティース42間に渡り線214を渡す工程と、ティース42の周囲に導線を巻き回してコイル213を形成する工程とを繰り返し、全てのU相渡り線214uが配置されるとともに、全てのU相コイル213uが形成される。
具体的には、第2ティースから第3コアピース403のティース42へ導線が渡され、当該導線が第3コアピース403のティース42の周囲に巻き回される。そして、第3コアピース403のティース42から第4コアピース404のティース42へ導線が渡され、当該導線が第4コアピース404のティース42の周囲に巻き回される。なお、第3コアピース403および第4コアピース404のティース42の周囲に形成されたコイル213は、いずれもU相コイル213uとなる。
V相、W相の導線についても、U相と同様、ティース42への導線の巻き回しと、ティース42間に渡り線214を渡す工程とを繰り返す。これにより、各V相コイル213vおよび各W相コイル213wが形成されるとともに、各V相渡り線214vおよび各W相渡り線214wが第2溝部642および段差部65に、それぞれ配置される。
なお、本実施形態では、1つのコアピース40に対して、3つの壁部621〜623が配置されている。図7に示すように、あるコイル213から一方側(図7中右側)へ延びる渡り線214は、中央壁部621と一方側壁部622との間の間隙を介して、当該コイル213から壁部62の径方向外側へと引き出される。また、あるコイル213から他方側(図7中左側)へ延びる渡り線214は、中央壁部621と他方側壁部623との間の間隙を介して、当該コイル213から壁部62の径方向外側へと引き出される。これにより、1つのコイル213から延びる2つの渡り線214同士が接触するのが抑制される。
コイル213の形成および渡り線214の配置が完了した後、ステータ21を加熱する(ステップS106)。ステータ21の加熱は、例えば、高温に保たれた加熱チャンバ内にステータ21を配置することによって、行われる。その後、接着性部材Pを渡り線214とインシュレータ212の第2絶縁部52との間の固定部位に塗布する(ステップS107)。ステップS106により渡り線214およびインシュレータ212が加熱されているため、塗布された接着性部材Pは、塗布直後から乾燥し、硬化する。ステップS106〜S107により、渡り線214は、インシュレータ212に接着固定される。
接着性部材Pが硬化した後、ストレート状のステータ21を、環状に曲げる(ステップS108)。具体的には、ステータコア211の連結部43付近を塑性変形させることにより、ステータコア211を環状に曲げる。そして、ステータコア211の一方側端部と他方側端部とを、固定部材215(図3,図4参照)や溶接を用いて固定する。
図4に示すように、渡り線214の少なくとも一部は、ステータコア211の連結部43よりも径方向内側に配置されている。そのため、ステータ21を環状に曲げた際に、渡り線214のうち各連結部43付近の部位が径方向外側に弛む。
仮に、渡り線214がインシュレータ212に接着固定されていないとすると、連結部43付近で生じた渡り線214の弛みと、他の連結部43付近で生じた渡り線214の弛みとが集まり、大きな弛みとなる虞がある。その場合、渡り線214の一部がステータコア211の外周面よりも径方向外側に飛び出す虞がある。すなわち、ケーシング22のインサート成型時にステータ21を金型内に配置する際に、渡り線214が金型に引っ掛かって断線する虞がある。また、ケーシング22がインサート成型品でない場合であっても、ケーシング22内にステータ21を挿入する際に、渡り線214がケーシング22の一部に引っ掛かって断線する虞がある。
このステータ21では、渡り線214のうちインシュレータ212の壁部62に沿う部分については、壁部62に接着固定されている。このため、それぞれの連結部43付近で渡り線214に弛みが発生しても、これらの弛み同士が集まらない。すなわち、それぞれの連結部43付近で渡り線214に弛みが発生しても、それぞれの連結部43付近に小さな弛みが生じるにとどまり、大きな弛みとならない。このように、渡り線214をインシュレータ212に接着固定することにより、渡り線214の弛みを抑制できる。
これにより、渡り線214の一部がステータコア211の外周面よりも径方向外側に出るのが抑制される。その結果、ケーシング22のインサート成型時にステータ21を金型内に配置する際に、渡り線214が金型に引っ掛かって断線するのが抑制される。また、ケーシング22がインサート成型品でない場合であっても、ケーシング22内にステータ21を挿入する際に、渡り線214がケーシング22の一部に引っ掛かって断線するのが抑制される。
図4に示すように、本実施形態では、特に、インシュレータ212および渡り線214が、ステータコア211のコアバック41の外周面よりも径方向内側に配置される。これにより、ステータ21を金型内またはケーシング22内に配置する際に、渡り線214が引っ掛かって断線するのが、さらに抑制される。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図8は、一変形例に係るステータ21Aの部分斜視図である。図8の例のステータ21Aでは、第2絶縁部52Aは、板部61Aおよび壁部62Aを有する。板部61Aは、コアバック41Aの上面に沿って拡がる。壁部62Aは、板部61Aから上方に延びるとともに、周方向に拡がる。
ステータ21Aでは、1つのコアバック41Aの上方に、1つの板部61Aと、3つの壁部621A〜623Aを有する。3つの壁部621A〜623Aは、周方向中央に配置される中央壁部621Aと、中央壁部621Aの周方向一方側に配置される一方側壁部622Aと、中央壁部621Aの周方向他方側に配置される他方側壁部623Aとを含む。
壁部621A〜623Aはそれぞれ、その径方向外側の面が、軸方向および周方向に拡がる配置面620Aとなっている。コイル213A同士を接続する渡り線(図示せず)は、配置面620Aに沿って周方向に配置される。
中央壁部621Aは、配置面620Aから径方向外側に突出する複数の突出部63Aを有する。図8の例では、中央壁部621Aはそれぞれ、上側突出部633A、中間突出部634A、および下側突出部635Aの3つの突出部63Aを有する。上側突出部633Aは、中間突出部634Aおよび下側突出部635Aよりも上方に配置される。中間突出部634Aは、上側突出部633Aの下方かつ下側突出部635Aの上方に配置される。また、下側突出部635Aは、上側突出部633Aおよび中間突出部634Aよりも下方に配置される。
この突出部63Aはそれぞれ、他の突出部63Aと周方向の位置が異なる。突出部63A同士が軸方向に重ならないため、渡り線と、配置面620Aおよび突出部63Aの上面または下面とを接着性部材で接着固定する際に、他の突出部63Aに妨げられることなく、接着性部材の吐出ノズルを上方または下方から接近させることができる。したがって、接着性部材を塗布しやすい。
なお、図8の例では、上側突出部633Aの下方かつ中間突出部634Aの上方と、中間突出部634Aの下方かつ下側突出部635Aの上方と、下側突出部635Aの下方および板部61Aの上方とに、それぞれ、渡り線が配置される。これにより、それぞれの渡り線の軸方向の位置が決まるため、渡り線同士が接触したり、渡り線とコアバック41Aとが接触したりするのが抑制される。
図8の例のように、突出部63Aが壁部62Aの周方向の一部のみに配置されていてもよい。この場合であっても、渡り線の軸方向の位置を決めた上で、渡り線を壁部62Aに接着固定できる。したがって、ストレート状態のステータ21Aを環状に曲げる際に、渡り線が大きく弛むのが抑制される。
図9は、他の変形例に係るステータの製造工程の流れを示したフローチャートである。図9の例において、ステップS201〜S105の工程は、上記の実施形態のステップS101〜S105と同様である。ステップS201〜S205において、ステータコアが形成され、ステータコアがインシュレータで覆われ、コイルが形成されるとともに渡り線が配置される。
図9の例では、その後、渡り線とインシュレータの第2絶縁部との間の固定部位に、接着性部材を塗布する(ステップS206)。そして、接着性部材の塗布後、ステータを加熱する(ステップS207)。これにより、塗布された接着性部材が加熱乾燥され、硬化する。ステップS206〜S207により、渡り線は、インシュレータに接着固定される。そして、接着性部材が硬化した後、ステータを環状に曲げる(ステップS208)。
このように、接着性部材の塗布後に、接着性部材を加熱してもよい。
上記の実施形態および図9の例では、加熱乾燥により硬化する接着性部材を用いている。そのため、渡り線とインシュレータとの接着固定工程において、接着性部材を加熱している。本発明では、前述の通り、光硬化性の接着性部材を用いてもよい。その場合、接着固定工程において、渡り線とインシュレータとの間の固定部位に接着性部材を塗布した後、当該接着性部材に紫外線等の光線を照射することにより、接着性部材が硬化し、渡り線とインシュレータとが接着固定される。
また、上記の実施形態では、最も下方に配置される渡り線とコアバックの上面との間に板部が配置されたが、本発明はこれに限られない。最も下方に配置される渡り線の一部分とコアバックの上面との間に突出部が配置されるなど、当該渡り線とコアバックとが接触しない構造になっていればよい。
また、上記の実施形態では、1つのコアピースに対して3つの壁部が配置されたが、本発明はこれに限られない。1つのコアピースに対して1つまたは2つの壁部が配置されてもよいし、4つ以上の壁部が配置されてもよい。
また、上記の実施形態では、U相、V相、W相のコイルがそれぞれ周方向に3個おきに配置されたが、本発明はこの限りではない。例えば、各相のコイルは、周方向に隣り合う1対のコイル組を有し、U相、V相、W相のコイル組がそれぞれ周方向に3組おきに配置されてもよい。また、本発明のモータは、単相モータであってもよい。
また、上記の実施形態では、渡り線を、ステータコアの上側に配置された第2絶縁部にのみ配置しているが、ステータコアの下側に配置された第3絶縁部に配置してもよい。渡り線を第3絶縁部に配置する場合においても、渡り線と第3絶縁部とを接着固定することにより、同様の効果を得ることができる。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータおよびステータの製造方法に利用できる。
1 モータ
21,21A ステータ
40 コアピース
41,41A コアバック
42 ティース
43 連結部
51 第1絶縁部
52 第2絶縁部
52A 壁部
53 絶縁部
61,61A 板部
62,62A 壁部
63,63A 突出部
65 段差部
211 ステータコア
212 インシュレータ
213,213A コイル
214 渡り線
215 固定部材
620,620A 配置面
621,621A 中央壁部
622,622A 一方側壁部
623,623A 他方側壁部
631 第1突出部
632 第2突出部
633A 上側突出部
634A 中間突出部
635A 下側突出部
641 第1溝部
642 第2溝部
P 接着性部材

Claims (13)

  1. ステータを有する静止部と、
    前記静止部に対して、上下に延びる中心軸を中心として回転可能に支持される回転部と、
    を有し、
    前記ステータは、
    周方向に略等間隔に配置された複数のコアバックと、前記コアバックのそれぞれから径方向内側へ延びる複数のティースと、周方向に隣り合う前記コアバックを周方向に連結する連結部とを有する、環状のステータコアと、
    前記ステータコアの少なくとも一部を覆うインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記ティースに巻かれた導線により構成される複数のコイルと、
    前記コイルの1つと、前記コイルの他の1つとを電気的に接続する渡り線と、
    を有し、
    前記インシュレータは、
    前記ティースの軸方向の両端面および周方向の両端面を覆う第1絶縁部と、
    前記コアバックの上面の少なくとも一部を覆う第2絶縁部と、
    を有し、
    前記渡り線の少なくとも一部は、前記連結部よりも径方向内側に配置され、
    前記渡り線の一部は、前記第2絶縁部に接着性部材を用いて接着固定される、モータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記接着性部材は、絶縁性を有する、モータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータであって、
    前記接着性部材は、加熱乾燥により硬化する材料である、モータ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のモータであって、
    前記第2絶縁部は、前記コアバックの上面から上方に延びる壁部を有し、
    前記壁部の径方向外側の面に沿って周方向に前記渡り線が配置される、モータ。
  5. 請求項4に記載のモータであって、
    前記壁部は、径方向外側の面から径方向外側に突出する突出部を有し、
    前記壁部の径方向外側の面には、上下に間隔を空けて少なくとも2つの前記渡り線が固定され、
    前記2つの渡り線の間に前記突出部が配置される、モータ。
  6. 請求項5に記載のモータであって、
    前記突出部は、
    周方向に延びる第1突出部と、
    周方向に延び、かつ、前記第1突出部と上下に重なる第2突出部と、
    を含み、
    前記渡り線の一部が、前記第1突出部と前記第2突出部との間に配置される、モータ。
  7. 請求項5に記載のモータであって、
    前記壁部は、複数の前記突出部を有し、
    前記突出部はそれぞれ、他の前記突出部と周方向の位置が異なる、モータ。
  8. 請求項4ないし請求項7に記載のモータであって、
    前記壁部は、段差部を有し、
    前記段差部は、
    上側の面である第1面と、
    前記第1面の径方向内端から上方に延びる、径方向外側の面である第2面と、
    を有し、
    前記渡り線は、前記段差部に接着固定される、モータ。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のモータであって、
    前記インシュレータおよび前記渡り線は、前記コアバックの外周面よりも径方向内側に配置される、モータ。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のモータであって、
    前記ステータをインサート部品とする樹脂成型品であるモータケーシング
    をさらに有し、
    前記渡り線は、前記モータケーシングに覆われる、モータ。
  11. 複数のコアバック、複数のティースおよび前記コアバック同士を連結する連結部を有するステータコアと、前記ティースの周囲に巻かれた複数のコイルと、前記コイル同士を連結し、かつ、少なくとも一部が前記連結部よりも径方向内側に配置される渡り線と、を有するステータの製造方法であって、
    a)電磁鋼板を積層して形成された直線状の前記ステータコアに対して、前記コアバックの上面の少なくとも一部を覆うインシュレータを付加する工程と、
    b)前記工程a)の後で、導線を第1ティースに巻き付ける工程と、
    c)前記工程b)の後で、前記導線を前記第1ティースから第2ティースへと前記インシュレータの表面上を渡らせる工程と、
    d)前記工程c)の後で、前記導線を前記第2ティースに巻き付ける工程と、
    e)前記工程d)の後で、前記導線を前記インシュレータに接着固定する工程と、
    f)前記工程e)の後で、前記ステータコアを環状に曲げる工程と、
    を有する、ステータの製造方法。
  12. 請求項11に記載のステータの製造方法であって、
    前記工程e)は、
    e−1)前記インシュレータおよび前記導線を加熱する工程と、
    e−2)工程e−1)の後で、前記インシュレータと前記導線との間に接着性部材を塗布する工程と、
    を含む、ステータの製造方法。
  13. 請求項11に記載のステータの製造方法であって、
    前記工程e)は、
    e−3)前記インシュレータと前記導線との間に接着性部材を塗布する工程と、
    e−4)工程e−3)の後で、前記接着性部材を加熱する工程と、
    を含む、ステータの製造方法。
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