JP7415157B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに係り、特に、後突時に乗員の頸部を支持する乗物用シートに関する。
車両の後突時に、乗員に加わる衝突荷重を緩和するために、乗員の頸部を保護する乗物用シートが知られている。特許文献1に開示される乗物用シートでは、ヘッドレストの下端部が、シートバックの上端よりも下方に延出すると共に上端部よりも前側に位置することで、着座する乗員の頭部、頸部及び胸部にヘッドレストを当接させて乗員を保護している。
また、特許文献1には、後突時に、エアバックを用いてヘッドレストの状態を乗員の体にフィットするよう変化させることにより、着座者に加わる衝突荷重を緩和することも開示されている。
このように形成されたヘッドレストは、後突時において、シートに着座する乗員の頭部及び頸部を保護することができ、特に、女性に効果的である。
特開2017-052360号公報
特許文献1に記載のヘッドレストでは、乗員の頸部にヘッドレストの下部が常に接触しており、乗員によっては着座感が損なわれる場合があった。また、後突時にエアバックを使用して頸部を支持する構造は、エアバック設置のための部品点数が増え構造も大掛かりとなってしまう。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造で、通常時は着座性を低下させることなく、後突時には頸部を支持することが可能な乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、乗員の背凭れとなるシートバックと、該シートバックに設けられ上下位置の調整が可能なヘッドレストと、可撓性を有し、前記シートバックの前面と前記ヘッドレストの前面とを連結する連結支持部材と、前記連結支持部材を引出し及び巻取り可能に保持すると共に、前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックすることが可能な巻取り装置と、を備え、前記巻取り装置は、前記ヘッドレスト内に設けられ、前記連結支持部材は前記巻取り装置から延びていて、前記連結支持部材の先端部が前記シートバックに固定されおり、前記巻取り装置から延びる前記連結支持部材の長さが前記ヘッドレストの上下移動に連動して変動し、後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックし、前記連結支持部材が前記乗員の頸部を支持することにより解決される。
また、前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、乗員の背凭れとなるシートバックと、該シートバックに設けられ上下位置の調整が可能なヘッドレストと、可撓性を有し、前記シートバックの前面と前記ヘッドレストの前面とを連結する連結支持部材と、前記連結支持部材を引出し及び巻取り可能に保持すると共に、前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックすることが可能な巻取り装置と、を備え、前記巻取り装置は、前記シートバック内に設けられ、前記連結支持部材は、前記巻取り装置から延び、前記連結支持部材の先端部が前記ヘッドレストに固定され、前記ヘッドレストの上下移動に連動して、前記巻取り装置から延びる長さが変動し、後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックし、前記連結支持部材が前記乗員の頸部を支持することにより解決される。
連結支持部材が、ヘッドレストの前面とシートバックの前面とを連結すると共に、後突時には、連結支持部材の引出し及び巻取りがロックされることにより、後突による後方荷重により乗員が後方に移動しても連結支持部材が乗員の頸部を支持する。そのため、後突時においても安定して乗員の頸部を支持することができる。
また、通常時は、連結支持部材の引出し及び巻取りがロックされておらず巻取り装置から延びる長さが変動すると共に連結支持部材は可撓性を有することから、乗員がシートに着座した場合、連結支持部材が頸部に合わせて撓むようになり着座性を低下させることがない。
また、上記の構成において、前記連結支持部材の先端部は、前記シートバックの表皮部材に固定されるとよい。
上記の構成により、連結支持部材の先端部の固定が容易であり、かつ、乗員の頸部を安定的に支持できる。
また、上記の構成において、前記連結支持部材の先端部は、前記シートバックの表皮部材が吊り込まれる表皮吊り込み部に固定されるとよい。
上記の構成により、連結支持部材の先端部がシートバックの表皮吊り込み部に固定されるため、乗員の頸部が安定的に支持される共に、先端部が表皮吊り込み部によって隠されることから、通常時におけるシート外観の見栄えも向上する。
また、上記の構成において、前記連結支持部材の先端部は、前記シートバックの前面に形成されたスリットを通して前記シートバック内に収納され、前記シートバックの骨格を形成するバックフレームに固定されるとよい。
上記の構成により、連結支持部材の先端部が、バックフレームに固定されるため、乗員の頸部が安定的に支持されると共に、連結支持部材の先端部がシートバック内に収納され隠れることから、通常時におけるシート外観の見栄えも向上する。
また、上記の構成において、前記連結支持部材の先端部は、前記ヘッドレストの表皮部材に固定されるとよい。
上記の構成により、容易に先端部を固定することができ、かつ、乗員の頸部を安定的に支持できる。
また、上記の構成において、前記連結支持部材の先端部は、前記ヘッドレストの前面に形成されたスリットを通して前記ヘッドレスト内に収納され、前記ヘッドレストの骨格を形成するヘッドレストフレームに固定されるとよい。
上記の構成により、連結支持部材の先端部がヘッドレストフレームに固定されるため、乗員の頸部が安定的に支持されると共に、連結支持部材の先端部がシートバック内に収納され隠れることから、通常時におけるシート外観の見栄えも向上する。
また、上記の構成において、前記ヘッドレストは前記シートバックに対して前後方向に回動可能に設けられており、後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックして、後突時の後方荷重により前記乗員の頸部が前記連結支持部材に当接して前記連結支持部材が後方に移動し、それにより前記ヘッドレストを前方に回動させるとよい。
上記の構成により、連結支持部材が後方に移動することでヘッドレストが前方に回動し、乗員の頸部を安定的に支持することが可能になる。
また、上記の構成において、前記ヘッドレストの前面と連結する前記連結支持部材の上側連結部分は、前記ヘッドレストの回動中心軸よりも前方に設けられているとよい。
上記の構成により、連結支持部材の上側連結部分がヘッドレストの回転中心軸よりも前方に設けられることで、乗員の頸部を安定的に支持することが可能になる。
また、上記の構成において、前記ヘッドレストは、後突時に前記ヘッドレストの上端部が後方に回動して衝撃を吸収する構造を有し、後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックして、後突時の後方荷重により前記乗員の頸部が前記連結支持部材に当接して前記連結支持部材が後方に移動し、それにより前記ヘッドレストの後方回動を規制するとよい。
上記の構成により、後突時において、ヘッドレストの後方回動が連結支持部材により、規制されるため、乗員の頸部を安定的に支持することができる。
また、上記の構成において、前記ヘッドレストの前面と連結する前記連結支持部材の上側連結部分は、前記ヘッドレストの上端部が後方に回動する回動中心軸よりも前方に設けられているとよい。
上記の構成により、連結支持部材の上側連結部分が、ヘッドレストの回転中心軸よりも前方に設けられるため、乗員の頸部を安定的に支持することが可能になる。
本願発明の乗物用シートによれば、連結支持部材が、ヘッドレストの前面とシートバックの前面とを連結すると共に、後突時には、連結支持部材の引出し及び巻取りがロックされることにより、後突による後方荷重により乗員が後方に移動しても連結支持部材が乗員の頸部を支持する。そのため、後突時においても安定して乗員の頸部を支持することができる。また、通常時は、連結支持部材の引出し及び巻取りがロックされておらず巻取り装置から延びる長さが変動すると共に連結支持部材は可撓性を有することから、乗員がシートに着座した場合、連結支持部材が頸部に合わせて撓むようになり着座性を低下させることがない。
また、連結支持部材の先端部をシートバックの表皮部材に固定することで、容易に先端部を固定することができ、かつ、乗員の頸部を安定的に支持できる。
上記の構成により、連結支持部材の先端部がシートバックの表皮吊り込み部に固定されるため、乗員の頸部が安定的に支持される共に、先端部が表皮吊り込み部によって隠されることから、通常時におけるシート外観の見栄えも向上する。
上記の構成により、連結支持部材の先端部が、バックフレームに固定されるため、乗員の頸部が安定的に支持されると共に、連結支持部材の先端部がシートバック内に収納され隠れることから、通常時におけるシート外観の見栄えも向上する。
また、連結支持部材の先端部をヘッドレストの表皮部材に固定することで、容易に先端部を固定することができ、かつ、乗員の頸部を安定的に支持できる。
上記の構成により、連結支持部材の先端部がヘッドレストフレームに固定されるため、乗員の頸部が安定的に支持されると共に、連結支持部材の先端部がシートバック内に収納され隠れることから、通常時におけるシート外観の見栄えも向上する。
上記の構成により、連結支持部材が後方に移動することでヘッドレストが前方に移動し、乗員の頸部を安定的に支持することが可能になる。
上記の構成により、連結支持部材の上側連結部分がヘッドレストの回転中心軸よりも前方に設けられることで、乗員の頸部を安定的に支持することが可能になる。
上記の構成により、後突時において、ヘッドレストの後方回動が連結支持部材により、規制されるため、乗員の頸部を安定的に支持することが可能になる。
上記の構成により、連結支持部材の上側連結部分が、ヘッドレストの回転中心よりも前方に配置されるため、乗員の頸部を安定的に支持することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートを斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのフレームを示す斜視図である。 図1のIII-III線に沿った断面図である。 先端部の固定方法の別例を示す部分断面図である。 先端部の固定方法の別例を示す部分断面図である。 巻取り装置の側面図である。 可動式ヘッドレストを有する車両シートに巻取り装置及び連結支持部材を取り付けた場合を示す断面図である。 後突時の可動式ヘッドレストの動作を示す図である。 車両用シートの別例を示す断面図である。 先端部の固定方法の別例を示す部分断面図である。 連結支持部材の先端部に設けられた取付部材を示す断面図である。 可動式ヘッドレストを有する車両用シートの別例を示す断面図である。 保持部材を取り付けたヘッドレストを示す斜視図である。 図10のXI-XI線に沿った断面図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る乗物用シートの構成について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
なお、以下では、乗物用シートの一例として車両用シートを挙げ、その構成例について説明することとする。ただし、本発明は、車両用シート以外の乗物用シート、例えば、船舶や航空機に搭載されるシートにも適用され得る。
また、以下の説明において、「前後方向」とは、車両用シートの前後方向であり、車両走行時の進行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、車両用シートの幅方向であり、車両用シートに着座した乗員から見た左右方向と一致する方向である。また、「上下方向」とは、車両用シートの上下方向であり、車両が水平面を走行しているときには鉛直方向と一致する方向である。
また、以下の説明において、「シート幅方向」、「シート高さ方向」のように各種方向に「シート」を付して記載する場合には、車両用シートに対する方向を示し、「車両内側」、「車両外側」のように「車両」を付して記載する場合には、車両に対する方向を示すものとする。
また、以下に説明する車両用シート各部の形状、位置及び姿勢等については、特に断る場合を除き、車両用シートが着座可能な状態にあるケースを想定して説明することとする。
<<本実施形態に係る車両用シートの基本構成>>
本実施形態に係る車両用シート(以下、車両用シートS)の構成について、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、車両用シートSを斜め前方から見た斜視図であり、図2は、車両用シートSのシートフレームFを示す斜視図であり、図3は図1のIII-III線に沿った断面図である。図1中、車両用シートSの一部については図示の都合上、表皮部材であるトリムカバー14、24、34を外した構成で図示している。
車両用シートSは、車体フロア上に載置され、車両の乗員Hが着座するシートである。本実施形態において、車両用シートSは、車両の前部座席に相当するフロントシートとして利用される。ただし、これに限定されるものではなく、車両用シートSは、車両のリアシートであってもよく、また、前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートや三列目のリアシートとしても利用可能である。
車両用シートSは、図1に示すように、乗員Hの臀部を支える着座部分となるシートクッションS1、乗員Hの背部を支える背凭れとなるシートバックS2及び乗員Hの頭部を支えるヘッドレストS3を主な構成要素とする。本実施形態においてヘッドレストS3はシートバックS2の上端部において上下位置を調整可能に設けられている。また、シートクッションS1とシートバックS2とはリクライニング機構10(図2参照)を挟んで連結されている。また、シートクッションS1の下部にはスライドレールRが設置されており、このスライドレールRにより、車両用シートSは、前後方向にスライド移動可能な状態で車体フロアに載置される(図2参照)。
車両用シートSの中には、図2に示すシートフレームFが設けられており、シートフレームFは、主にクッションフレーム1とバックフレーム2とにより構成される。クッションフレーム1は、シートフレームFにおけるシートクッションS1の骨格をなし、バックフレーム2は、シートフレームFにおけるシートバックS2の骨格をなす。クッションフレーム1の後端部は、リクライニング機構10を介してバックフレーム2の下端部と連結されている。
シートクッションS1は、その後端部がシートバックS2の下端部に連結されている。また、シートクッションS1は、クッションフレーム1に、クッションパッド13を載置し、更にクッションパッド13をトリムカバー14により覆うことで構成される。シートバックS2は、バックフレーム2に、バックパッド23を配し、更にバックパッド23をトリムカバー24により覆うことで構成される。
クッションパッド13及びバックパッド23は、例えばウレタン発泡剤を用いて、発泡成型により成型されたウレタン基材である。また、トリムカバー14、24は、布、フィルム、クロス、革やシート等により構成され、所定のテンションが掛かるように張られた状態でクッションパッド13、バックパッド23を覆うよう取り付けられている。
本実施形態において、クッションフレーム1は、図2に示すように、略方形枠状の外形形状をなす。そして、クッションフレーム1は、シート幅方向左右の端部をそれぞれ構成する一対のクッションサイドフレーム12と、クッションフレーム1の前端部を構成するパンフレーム11と、左右のクッションサイドフレーム12を後端部において連結する連結パイプ15と、スプリング16とを主たる構成要素としている。
バックフレーム2は、主に、方形枠状に加工されたパイプからなり、図2に示すように、バックフレーム2は、逆さU字形のアッパーフレーム21と、シート幅方向左右の端部をなす一対のバックサイドフレーム22と、一対のバックサイドフレーム22の下端部を連結するロアフレーム26とを備える。また、アッパーフレーム21の上下に延びる部分を連結して支持する連結フレーム28が設けられている。アッパーフレーム21の上端中央には二つのヘッドレストガイド29が設けられていて、ヘッドレストS3から延びるヘッドレストピラー30を挿入して保持することができる。
また、ヘッドレストS3には、ヘッドレストS3の骨格を構成するヘッドレストフレーム3としてのヘッドレストピラー30が設けられている。ヘッドレストピラー30は正面視で逆さU字形に形成されており、左右に離間する一対の支柱部30aと、支柱部30aの上端部間に架設される横軸部30bとを有する。支柱部30aは側面視でS字形に屈曲していて、屈曲により横軸部30bはヘッドレストガイド29より前方に位置するよう配置される。支柱部30aと横軸部30bとは一体形成されていて、支柱部30aの下端部はバックフレーム2に設けられたヘッドレストガイド29に挿入される。ヘッドレストガイド29は支柱部30aを保持する位置を調整することができ、それにより、ヘッドレストS3はシートバックS2の上端部において上下位置を調整可能に設けられるよう構成される。また、ヘッドレストフレーム3の外側にヘッドレストパッド33を設け、ヘッドレストパッド33に、表皮部材としてのトリムカバー34を被せることでヘッドレストS3が構成される。
クッションフレーム1、バックフレーム2及びヘッドレストフレーム3を構成する各部材の構成材料としては、荷重を受けたときに大きく変形しないよう十分な剛性をもつ材料、例えば、鋼材やアルミニウム合金等の金属材料が挙げられる。クッションフレーム1及びバックフレーム2を構成する各部材同士の接合手段は溶接であるが、接合手段としては、ボルト、接着剤による接合を併用してもよい。
<<連結支持部材>>
次に、本実施形態の車両用シートSに設けられる連結支持部材4と巻取り装置5について図1~図4を用いて説明する。連結支持部材4は、可撓性を有する布により形成されていて、図1及び図3に示すようにシートバックS2の前面S2aと、ヘッドレストS3の前面S3aとを連結している。なお、本実施形態の連結支持部材4は布製であるが、それに限定されず連結支持部材4はフィルム、クロス、革により形成されてよく、また、ゴム製であっても良い。なお、図3においてシートバックS2内及びヘッドレストS3内に充填されているバックパッド23及びヘッドレストパッド33については、その表示を省略している。
巻取り装置5は、ヘッドレストS3内に設けられていて、連結支持部材4を引出し及び巻取り可能に保持する装置である。また、巻取り装置5は、連結支持部材4の引出し及び巻取りをロックすることも可能である。
連結支持部材4は、巻取り装置5から延び、ヘッドレストS3の前面S3aに形成されたスリット37から外出している。連結支持部材4の先端部41はスリット37から外出した後、シートバックS2の前面S2aに形成された表皮吊り込み部24aに挿入され、表皮吊り込み部24aに形成されたスリット27を通して、シートバックS2内に収納される。なお、連結支持部材4の先端部41は、連結支持部材4の両端部のうち、巻取り装置5に巻き込まれる端部とは反対側の位置する端部である。本実施形態において、連結支持部材4の先端部41の固定は、連結支持部材4の先端部41に設けられたJ字状の引掛け部42によって実現されている。シートバックS2内にはシート幅方向に延びるワイヤ25が設けられていて、図3に示すように、ワイヤ25に、引掛け部42を引掛けることで固定することができる。
なお、図3Aに示す引掛け部42を用いた先端部41の固定方法は一例であり、連結支持部材4の先端部41の固定方法はこれに限定されない。例えば、図3Bに示すように連結支持部材4の先端部41の裏面と、シートバックS2の前面S2aの所定の位置に面ファスナ47を設けることで、シートバックS2の前面S2aに先端部41が着脱可能に固定できるようにしてもよい。また、図3Cに示すように、連結支持部材4の先端部41を、シートバックS2のトリムカバー24が吊り込まれる表皮吊り込み部24aに固定してもよい。図3Cに示す固定方法では、連結支持部材4の先端部41と表皮吊り込み部24aとは縫製部48により固定されているが、先端部41と表皮吊り込み部24aとは接着剤により固定されてもよい。
巻取り装置5は、連結支持部材4を巻き取る巻取り軸51と、連結支持部材4の引出し及び巻取りをロックするストッパ52と、巻取られた連結支持部材4を収納するケース53とを備える。また、連結支持部材4を巻き取るための駆動装置54と、車両の衝突を検知する衝突検知センサ55と備える。衝突検知センサ55が衝突を検知し、所定の衝突荷重が入力されたとき、ストッパ52を使用して連結支持部材4の引出し及び巻取りをロックするよう構成されている。衝突検知センサ55が衝突を検知して衝突前にストッパ52を使用してロックするよう構成されてもよい。また、衝突検知センサ55は別途外部に設けられたセンサを使用してもよい。ストッパ52による連結支持部材4の引出し及び巻取りのロックは、連結支持部材4が後突時の荷重により連結支持部材4が挟み込まれることで実行される構造でもよい。
連結支持部材4を保持する巻取り装置5は、ヘッドレストS3内に設けられていて、連結支持部材4は巻取り装置5から延び、上述したように、連結支持部材4の先端部41がシートバックS2内のワイヤ25に固定される。連結支持部材4は、巻取り装置5から引出される又は巻き取られることにより延びる長さを調整することが可能であり、それにより、ヘッドレストS3の上下移動に連動して、巻取り装置5から延びる長さを変動させることができる。そのため、ヘッドレストS3の上下位置が変更された場合であっても連結支持部材4の外出部分の長さL1、すなわちヘッドレストS3に連結する上側連結部分43とシートバックS2に連結する下側連結部分44と間の長さL1が変化するため、撓みが抑制される。
また、乗員Hが着座したとき、乗員Hの頸部が連結支持部材4の前面に当接して連結支持部材4に荷重がかかる場合がある。通常時は、連結支持部材4の引出し及び巻取りはロックされておらず連結支持部材4の上下方向の長さが変動することから、連結支持部材4は乗員Hに追従する。そのため、連結支持部材4は乗員Hに違和感を与えず、着座性の低下が抑制される。
一方、衝突検知センサ55が後突を検知した場合、ストッパ52により連結支持部材4の引出し及び巻取りがロックされる。それにより連結支持部材4の長さが変動しなくなり、後突による後方荷重により、乗員HがシートバックS2側(後方側)に移動した場合であっても連結支持部材4が乗員の頸部に当接して支持することにより乗員Hの頸部を保護することができる。
図1~図3Aに示す、車両用シートSのヘッドレストS3は、上下方向にその位置を調整することのみが可能なヘッドレストであったが、連結支持部材4が適用されるヘッドレストは、図5に示す前後方向に回動可能な可動式ヘッドレストS31に適用されてもよい。
以下では、連結支持部材4が適用された可動式ヘッドレストS31について説明する。なお、図1~図3Aに示すヘッドレストS3と同様の構成については同じ参照番号を付し説明を省略する。
図5に示す可動式ヘッドレストS31は、ヘッドレストピラー31と、可動式ヘッドレストS31の可動機構32と、可動機構32を収容するハウジング35とを備える。ヘッドレストピラー31とハウジング35とにより、可動式ヘッドレストS31のヘッドレストフレーム3aが構成される。ハウジング35は、乗員Hの頭部を受けるものであり、中空状に形成されており、また、ハウジング35の外側はウレタン等の樹脂からなるヘッドレストパッド33と一体化されている。ハウジング35は、可動機構32をカバーすると共に、外部から可動機構32への荷重や衝撃を軽減したり、ヘッドレストパッド33が内部に入ることを抑制したりしている。
図5に示す可動式ヘッドレストS31のヘッドレストピラー31は、正面視で逆U字状に形成されていて、左右に離間する一対の支柱部31aと、支柱部31aの上端部間に架設される横軸部31bとを有する。
横軸部30bには、図5に示すように、ロックブラケット36が取り付けられている。ロックブラケット36は、可動式ヘッドレストS31の前後方向の回動をロックするためのものであり、回動方向に複数の位置で可動式ヘッドレストS31の固定することができる。可動式ヘッドレストS31の側部には、可動機構32を操作するためのボタン(不図示)が設けられていて、ボタンを押すことにより回動のロックを解除することができる。このように、可動式ヘッドレストS31の位置を調節することが可能となる。
図5に示す可動式ヘッドレストS31では、ハウジング35の内部に巻取り装置5が配置されている。図5に示すように、巻取り装置5から延びる連結支持部材4は、一旦ヘッドレストピラー31の横軸部31bの下方を潜り、ハウジング35の上端部を通って、可動式ヘッドレストS31の前面S31aに形成されたスリット37から外出し、シートバックS2の前面S2aまで延びている。シートバックS2の前面S2aから、シートバックS2内に挿入され、図3Aに示す連結支持部材4と同様、バックフレーム2のワイヤ25に固定される。
連結支持部材4は、巻取り装置5により引出し及び巻取り可能に保持されているため、可動式ヘッドレストS31が、上下方向に移動又は前後方向に回動した場合でも、外出する部分の長さL2を変更することができるため、撓むことが抑制されている。
また、図1に示すヘッドレストS3と同様、通常時において、連結支持部材4の引出し及び巻取りはロックされていない。そのため、乗員Hが着座したとき、連結支持部材4の上下方向の長さが変動し、連結支持部材4は乗員Hに追従する。そのため、連結支持部材4は乗員Hに違和感を与えず、着座性の低下が抑制される。
一方、衝突検知センサ55が後突を検知した場合、ストッパ52により連結支持部材4の引出し及び巻取りがロックされる。それにより連結支持部材4の長さが固定され、後突による後方荷重により、乗員HがシートバックS2側(後方側)に移動しても連結支持部材4が乗員Hの頸部に当接して支持するようになる。また、連結支持部材4の巻取りがロックされていることから、連結支持部材4により可動式ヘッドレストS31が図6に示すように前方に引っ張られ、可動式ヘッドレストS31が前方に移動、より詳細には、ヘッドレストピラー31の横軸部31bを回動中心軸として可動式ヘッドレストS31の上端部が前方に回動する。それより、可動式ヘッドレストS31は乗員の頭部をより安定して支持することができる。
可動式ヘッドレストS31の前面S31aと連結する連結支持部材4の上側連結部分43は、可動式ヘッドレストS31の回転中心軸である横軸部31bよりも前方に設けられていることが望ましい。上側連結部分43を、可動式ヘッドレストS31の横軸部31bより前方に設けることにより、連結支持部材4が乗員Hの頸部により後方に移動することで容易に前方に引っ張られるようになる。連結支持部材4は乗員Hの頭部に追従して、より安定して保護することができる。
また、後突時に可動式ヘッドレストS31の上端部が後方に回動して衝撃吸収する構造を有する可動式ヘッドレストS31に連結支持部材4を設置してもよい。例えば、後突時において、巻取り装置5が連結支持部材4の引出し及び巻取りをロックすることで、後突時の後方荷重により乗員Hの頸部が連結支持部材4に当接して連結支持部材4が後方に移動し、それにより可動式ヘッドレストS31の上端部が後方に回動することを規制することができる。可動式ヘッドレストS31の後方回動を規制することにより、後突時の衝撃で、可動式ヘッドレストS31が極端に後方に回動することを抑制することができる。そのため、衝撃を吸収する構造を有する可動式ヘッドレストS31に連結支持部材4を設置することも有効である。
図7Aに車両用シートSの別例を示す。図1に示す車両用シートSでは、ヘッドレストS3内に、連結支持部材4を巻き取る巻取り装置5が設けられていたが、巻取り装置5の配置はこれに限定されず、巻取り装置5はシートバックS2内に設けられてもよい。
図7Aに示す車両用シートSでは、巻取り装置5は、シートバックS2内においてバックフレーム2のアッパーフレーム21に架設して設けられる連結フレーム28に取り付けられている。巻取り装置5から延びる連結支持部材4は、シートバックS2の前面S2aに形成されたスリット27から外出し、ヘッドレストS3の前面S3aに形成されたスリット37を通りヘッドレストピラー30に固定される。
ヘッドレストピラー30に固定される連結支持部材4の先端部41には、シート幅方向に延びる細長の取付部材45が取り付けられている。図8に示すように、先端部41と取付部材45との取り付けは、取付部材45に形成された複数の孔部45aのそれぞれに、連結支持部材4の先端部41を挟んで羽根部46aを有するクリップ46を挿入することで実現される。これは一例であり、接着剤等を用いて連結支持部材4の先端部41を取付部材45に固定してもよい。
取付部材45は、図7Aにおいて実線で示すように、ヘッドレストピラー31の下端側において支柱部31aに架設して配置されてもよい。また、図7Aにおいて破線で示すように、ヘッドレストピラー31の上端側において横軸部31bに沿って配置されてもよい。
また、図7Aに示すヘッドレストS3では、連結支持部材4の先端部41を取付部材45により固定していたが、図7Bに示すように、連結支持部材4の先端部41を直接ヘッドレストS3の前面S3aに、面ファスナ47を用いて着脱可能に取り付けてもよい。ヘッドレストS3の前面S3aへの取り付けは、接着剤又は縫製による固定であってもよい。
図9に示すように、可動式ヘッドレストS31を有する車両用シートSにおいても、巻取り装置5をシートバックS2内に配置し、連結支持部材4の先端部41をヘッドレストピラー31に配置してもよい。可動式ヘッドレストS31に取付部材45を配置する場合は、図9において実線で示すように、取付部材45をハウジング35の下端側に配置してよい。また、取付部材45を、図9おいて破線で示すように、ハウジング35の上端側に配置してもよい。また、図1に示す連結支持部材4と同様に、先端部41に引掛け部42を設け、ハウジング35又はヘッドレストピラー31に設けられたワイヤに引掛け部を引掛けることで、連結支持部材4の先端部41を固定してもよい。
図1~図3Aに示す車両用シートSでは、ヘッドレストS3の前面S3aに形成されたスリット37を通して連結支持部材4が前方へ外出している。連結支持部材4は一旦前方に外出した後、下方に向けて延びているために、ヘッドレストS3の前面S3aに形成されたスリット37が連結支持部材4により下方に広がり、それによって外観の見栄えに影響を与えるおそれがあった。
そのため、図10に示す車両用シートSでは、ヘッドレストS3の前面S3aにスリット37から外出した連結支持部材4を保持する保持部材6が取り付けられている。保持部材6は、図11に示すように、平板の表面支持部61と裏面支持部62とにより構成されていて、表面支持部61と裏面支持部62との間に連結支持部材4を挟み込むことにより連結支持部材4を保持している。表面支持部61の両側部には、連結支持部材4と平行に延びる細長の樹脂プレート63が配置されていて保持部材6の形状を維持している。表面支持部61と裏面支持部62、及び車両用シートSのトリムカバー34とは、両側部において上下方向に延びる縫製部64により接合され固定されている。保持部材6により連結支持部材4が通る通路が形成されるため、外観の見栄えも向上する。更に、連結支持部材4を保持部材6の通路に通すことにより、連結支持部材4の位置がずれることがなく、また、連結支持部材4が上下方向にスムーズに移動することが可能になる。なお、保持部材6は、図5に示す可動式ヘッドレストS31に適用されてもよい。また、保持部材6が、ヘッドレストS3の表面に形成されたトリムカバー34とヘッドレストパッド33との間に形成されることにより、外観の見栄えを更に向上させることができる。
S 車両用シート(乗物用シート)
S1 シートクッション
S2 シートバック
S2a 前面
S3 ヘッドレスト
S3a 前面
S31 可動式ヘッドレスト
S31a 前面
H 乗員
R スライドレール
F シートフレーム
1 クッションフレーム
10 リクライニング機構
11 パンフレーム
12 クッションサイドフレーム
13 クッションパッド
14 トリムカバー(表皮部材)
15 連結パイプ
16 スプリング
2 バックフレーム
21 アッパーフレーム
22 バックサイドフレーム
23 バックパッド
24 トリムカバー(表皮部材)
24a 表皮吊り込み部
25 ワイヤ
26 ロアフレーム
27 スリット
28 連結フレーム
29 ヘッドレストガイド
3、3a ヘッドレストフレーム
30、31 ヘッドレストピラー
30a、31a 支柱部
30b、31b 横軸部
32 可動機構
33 ヘッドレストパッド
34 トリムカバー(表皮部材)
35 ハウジング
36 ロックブラケット
37 スリット
4 連結支持部材
41 先端部
42 引掛け部
43 上側連結部分
44 下側連結部分
45 取付部材
45a 孔部
46 クリップ
46a 羽根部
47 面ファスナ
48 縫製部
5 巻取り装置
51 巻取り軸
52 ストッパ
53 ケース
54 駆動装置
55 衝突検知センサ
6 保持部材
61 表面支持部
62 裏面支持部
63 樹脂プレート
64 縫製部

Claims (11)

  1. 乗員の背凭れとなるシートバックと、
    該シートバックに設けられ上下位置の調整が可能なヘッドレストと、
    可撓性を有し、前記シートバックの前面と前記ヘッドレストの前面とを連結する連結支持部材と、
    前記連結支持部材を引出し及び巻取り可能に保持すると共に、前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックすることが可能な巻取り装置と、を備え、
    前記巻取り装置は、前記ヘッドレスト内に設けられ、
    前記連結支持部材は前記巻取り装置から延びていて、前記連結支持部材の先端部が前記シートバックに固定されおり、前記巻取り装置から延びる前記連結支持部材の長さが前記ヘッドレストの上下移動に連動して変動し、
    後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックし、前記連結支持部材が前記乗員の頸部を支持することを特徴とする乗物用シート。
  2. 乗員の背凭れとなるシートバックと、
    該シートバックに設けられ上下位置の調整が可能なヘッドレストと、
    可撓性を有し、前記シートバックの前面と前記ヘッドレストの前面とを連結する連結支持部材と、
    前記連結支持部材を引出し及び巻取り可能に保持すると共に、前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックすることが可能な巻取り装置と、を備え、
    前記巻取り装置は、前記シートバック内に設けられ、
    前記連結支持部材は、前記巻取り装置から延び、前記連結支持部材の先端部が前記ヘッドレストに固定され、前記ヘッドレストの上下移動に連動して、前記巻取り装置から延びる長さが変動し、
    後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックし、前記連結支持部材が前記乗員の頸部を支持することを特徴とする乗物用シート。
  3. 前記連結支持部材の先端部は、前記シートバックの表皮部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  4. 前記連結支持部材の先端部は、前記シートバックの表皮部材が吊り込まれる表皮吊り込み部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  5. 前記連結支持部材の先端部は、前記シートバックの前面に形成されたスリットを通して前記シートバック内に収納され、前記シートバックの骨格を形成するバックフレームに固定されることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  6. 前記連結支持部材の先端部は、前記ヘッドレストの表皮部材に固定されることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  7. 前記連結支持部材の先端部は、前記ヘッドレストの前面に形成されたスリットを通して前記ヘッドレスト内に収納され、前記ヘッドレストの骨格を形成するヘッドレストフレームに固定されることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  8. 前記ヘッドレストは前記シートバックに対して前後方向に回動可能に設けられており、
    後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックして、後突時の後方荷重により前記乗員の頸部が前記連結支持部材に当接して前記連結支持部材が後方に移動し、それにより前記ヘッドレストを前方に回動させることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  9. 前記ヘッドレストの前面と連結する前記連結支持部材の上側連結部分は、前記ヘッドレストの回動中心軸よりも前方に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の乗物用シート。
  10. 前記ヘッドレストは、後突時に前記ヘッドレストの上端部が後方に回動して衝撃を吸収する構造を有し、
    後突時、前記巻取り装置が前記連結支持部材の引出し及び巻取りをロックして、後突時の後方荷重により前記乗員の頸部が前記連結支持部材に当接して前記連結支持部材が後方に移動し、それにより前記ヘッドレストの後方回動を規制することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  11. 前記ヘッドレストの前面と連結する前記連結支持部材の上側連結部分は、前記ヘッドレストの上端部が後方に回動する回動中心軸よりも前方に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の乗物用シート。
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