JP6200036B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
なお、本明細書において、前後、左右および上下は、リクライニング機構RLによってシートバックS2が倒されていない状態の車両用シートSに着座した乗員を基準とする。
受圧部材40は、連結部材の一例としての上部連結ワイヤW1および下部連結ワイヤW2により後ろから支持され、上部連結ワイヤW1および下部連結ワイヤW2の両端部W11,W21(図3参照)左右のサイドフレーム20に連結されている。
支持部42は、受圧部41の左右方向の両端部から左右方向外側かつ前方に延出して受圧部41と一体に形成されている。より具体的には、支持部42は、受圧部41の左右の両端部のうち、乗員の脇より下の所定範囲の上体側部に相当する高さの位置から延出している。
図3に示すように、受圧部41のうち、支持部42より上の部分の幅は、支持部42より下の部分の幅よりも大きくなっている。すなわち、受圧部41は、上にいくほど幅広となっており、乗員の体型に沿うようになっているため、乗員を安定して支持することができる。
支持部42の下端縁42Bは、受圧部41の左右の両端部の、中央付近の高さ位置から左右方向外側かつ上側に向けて延びている。図4に示すように、支持部42は、シートバックパッドP2の側部52の内側面に設けられた凹部52Aに入り込むように配置されている。すなわち、側部52のうち支持部42と対面する部分は、凹部52Aが形成されていることで、上下の部分よりも薄く形成され、これにより、乗員から大きな荷重が掛かったときに、撓みやすくなっている。また、シートバックパッドP2の前面には、支持部42の上下の位置に対応して溝部52Bが設けられており、シートバックパッドP2がより撓みやすくなっている。このように、側部52の、支持部42に対応する部分が撓みやすくなっていることで、乗員からの荷重を支持部42に伝えやすくなっている。このような撓みやすさは、一方で支持部42とシートバックパッドP2とを干渉させやすくしてしまうが、本実施形態の支持部42には逃げ部が設けられていることで、シートバックパッドP2と支持部42の干渉が効果的に抑制されている。
上記の係合爪のうち、支持部42に設けられた第3係合爪45Cは、上下に並んだ第3ビード部B3の間に設けられている。このため、ビード部に重ねて係合爪を設ける場合に比較して支持部42の厚みを抑制することができる。また、第3係合爪45Cは、支持部42の剛性を向上している第3ビード部B3の間に設けられていることで、上部連結ワイヤW1による安定した支持が可能である。
上部連結ワイヤW1は、支持部42の後ろで左右方向に通っており、支持部42を後ろから支持している。また、上部連結ワイヤW1は、支持部42に設けられた第3係合爪45Cに係合していることで、支持部42に対しずれにくくなっている。
車両用シートSに乗員が座っているとき、通常、乗員の上体がシートバックS2にもたれかかる荷重は、図1に示すように、シートバックパッドP2を介して受圧部材40に支持される。受圧部材40は、上部連結ワイヤW1および上部連結ワイヤW1の弾性により僅かに後方に移動して乗員の上体を支える。このとき、乗員の上体背部は、シートバックパッドP2の中央部51に支持され、中央部51は、受圧部材40のうちの受圧部41に支持される。また、乗員の上体側部のうち、肩から脇の下あたりにかけては、シートバックパッドP2の側部52に支持され、側部52は、後にある支持部42に支持される。支持部42は、上端縁42Aが受圧部41の上端縁41Aよりも低く、逃げ部が形成されているため、支持部42の上角部で乗員に当たり感を感じさせにくく、良好な座り心地を実現することができる。
また、このとき、第3係合爪45Cが上部連結ワイヤW1に係合しているので、上部連結ワイヤW1と支持部42が一体となってずれにくく、支持部42から上部連結ワイヤW1に大きな荷重が掛かったときに、上部連結ワイヤW1に効率的に荷重を伝えることができる。
例えば、図5に示した第1の変形例に係る受圧部材140のように、第3ビード部B31を、左右方向外側の斜め上に延びるのではなく、水平方向に延びるように形成してもよい。また、図6に示した第2の変形例に係る受圧部材240のように、支持部242の上端縁242Aと受圧部41の上端縁41Aとの間に段差を設けずに、上端縁41Aの左右両端に支持部242の上端縁242Aが連続し、外側に行くにつれ徐々に低くなるように傾斜させて形成してもよい。このように上端縁242Aが、左右方向外側に向けて徐々に低くなっている場合、前記したエアバッグ装置72をサイドフレーム20に固定する固定部材は、受圧部41の上端縁41Aより下で、支持部242の上端縁242Aのうち、下端(つまり、左右方向の両端部)よりも上の高さに配置されているとよい。
30 下部フレーム
40 受圧部材
41 受圧部
41A 上端縁
42 支持部
42A 上端縁
42B 下端縁
51 中央部
52 側部
72 エアバッグ装置
73 ボルト
445,545 補強部
B3,B31 第3ビード部
P2 シートバックパッド
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
S3 ヘッドレスト
W1 上部連結ワイヤ
W2 下部連結ワイヤ
Claims (11)
- シートクッション、シートバックおよびヘッドレストを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドと、シートバックフレームに支持された受圧部材とを有し、乗員の上体から前記シートバックに後退移動荷重が作用したときに乗員の上体をシートバックに沈み込ませるように構成された乗物用シートであって、
前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
前記受圧部材は、前記シートバック内で前記中央部に対応して配置され、前記シートバックフレームの左右のサイドフレームに連結部材を介して連結された受圧部と、前記受圧部の左右方向の両端部から左右方向外側に延出して前記側部の後ろに配置された支持部とを備え、
前記側部の前面には、左右方向に延びる溝部が設けられ、
前記溝部は、前記支持部の上端縁に対応する第1溝部と、前記支持部の下端縁に対応する第2溝部とを含むことを特徴とする乗物用シート。 - 前記第2溝部は、前記支持部と同一水平面上に位置することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記第1溝部は、前記支持部よりも上に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記側部は、前記支持部に対面する第1部分と、前記第1溝部を挟んで前記第1部分の上に隣接する第2部分と、前記第2溝部を挟んで前記第1部分の下に隣接する第3部分とを有し、
前記第1部分は、前記第2部分および前記第3部分よりも薄いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記支持部の上端縁は、前記受圧部の上端縁よりも低い部分である逃げ部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- 前記シートバックパッドの前記溝部の下側を構成する部分は、前記逃げ部に隣接していることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
- シートクッション、シートバックおよびヘッドレストを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドと、シートバックフレームに支持された受圧部材とを有し、乗員の上体から前記シートバックに後退移動荷重が作用したときに乗員の上体をシートバックに沈み込ませるように構成された乗物用シートであって、
前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
前記受圧部材は、前記シートバック内で前記中央部に対応して配置され、前記シートバックフレームの左右のサイドフレームに連結部材を介して連結された受圧部と、前記受圧部の左右方向の両端部から左右方向外側に延出して前記側部の後ろに配置された支持部とを備え、
前記側部の前面には、左右方向に延びる溝部が設けられ、
前記支持部の上端縁は、前記受圧部の上端縁よりも低い部分である逃げ部を有し、
前記シートバックパッドの前記溝部の下側を構成する部分は、前記逃げ部に隣接していることを特徴とする乗物用シート。 - 前記側部の後面には凹部が設けられ、前記支持部は当該凹部に入り込んでいることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- シートクッション、シートバックおよびヘッドレストを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドと、シートバックフレームに支持された受圧部材とを有し、乗員の上体から前記シートバックに後退移動荷重が作用したときに乗員の上体をシートバックに沈み込ませるように構成された乗物用シートであって、
前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
前記受圧部材は、前記シートバック内で前記中央部に対応して配置され、前記シートバックフレームの左右のサイドフレームに連結部材を介して連結された受圧部と、前記受圧部の左右方向の両端部から左右方向外側に延出して前記側部の後ろに配置された支持部とを備え、
前記側部の前面には、左右方向に延びる溝部が設けられ、
前記側部の後面には凹部が設けられ、前記支持部は当該凹部に入り込んでいることを特徴とする乗物用シート。 - 前記凹部は、前記溝部に隣接して配置されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の乗物用シート。
- 前記溝部は、前記支持部と同一水平面上に位置することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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