JP7410778B2 - 樹脂注入装置およびロータコアの製造方法 - Google Patents

樹脂注入装置およびロータコアの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂注入装置およびロータコアの製造方法に関する。
従来、ロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する樹脂注入装置およびロータコアの製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、複数の鉄心片が積層された回転子積層鉄心(ロータコア)に形成された磁石挿入孔(磁石収容部)に樹脂部材(樹脂材)を注入して、磁石挿入孔の内部に挿入された永久磁石を固定する樹脂封止装置(樹脂注入装置)が開示されている。上記特許文献1の樹脂封止装置は、樹脂部材が投入されるパイプ状に形成されたポットと、ポットに投入された樹脂部材を加熱する加熱手段と、ポット(シリンダ部)に投入された樹脂部材を加圧するようにポットの内部を移動可能なプランジャ(ピストン部)と、樹脂部材をポットからロータコアの磁石挿入孔に導く流路と、を備えている。上記特許文献1の樹脂封止装置では、磁石挿入孔に永久磁石が挿入された状態で、ポットに投入された樹脂部材を加熱することによって流動化した(溶融した)樹脂部材が、プランジャによりポットから押し出される。そして、上記流路を介して、樹脂部材が磁石挿入孔に充填(注入)される。
特許第3786946号公報
ここで、上記特許文献1に明記されていないが、樹脂材の機械的強度等を向上させるために、樹脂材には、充填剤(フィラー)が含有されることが一般的である。そして、充填剤は、球形状の充填剤と比較して製造が容易な非球形状の充填剤を含む場合がある。しかしながら、上記特許文献1に記載されている従来の樹脂注入装置に、非球形状の充填剤を含む樹脂材が用いられる場合、シリンダ部の内周面とピストン部の外周面との隙間に樹脂材が侵入した際に、非球形状の充填剤は、球形状の充填剤と比較して隙間に詰まり易い。具体的には、球形状の充填剤のうち、上記隙間よりも大きい粒子径を有するものは、上記隙間に侵入しない。また、球形状の充填剤のうち、上記隙間以下の粒子径を有するものは、上記隙間に侵入した場合でも、上記隙間を移動することができる。一方、非球形状の充填剤は、方向によって大きさが異なるので、非球形状の充填剤のうち、上記隙間以上の粒子径(最大径)を有するものであっても、上記隙間に侵入する場合がある。この場合、上記隙間以上の粒子径(最大径)を有する非球形状の充填剤は、上記隙間において移動する際に向きが変わる(回転する)と、上記隙間以上の大きさを有する方向の端部がシリンダ部の内周面およびピストン部の外周面に接触して引っ掛かった状態になり易い。そして、隙間に非球形状の充填剤が詰まった場合、ピストン部の作動不良を防止するために、シリンダ部から樹脂材を押し出す際のピストン部に加える圧力を比較的大きくする必要がある。このため、ロータコアの磁石収容部に比較的高圧で樹脂材を注入することになるので、ロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する際にロータコアが変形してしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、非球形状の充填剤を含む樹脂材を用いる場合に、ロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する際にロータコアが変形してしまうのを防止することが可能な樹脂注入装置およびロータコアの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における樹脂注入装置は、非球形状の充填剤である非球形状充填剤を含むとともに溶融された状態で樹脂材が充填される円筒状のシリンダ部と、シリンダ部の内部空間をシリンダ部の軸方向に沿って移動可能に設けられ、軸方向から見て円形状の外周面を有するとともに、ロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する際にシリンダ部に充填された樹脂材を前記シリンダ部から射出するためのピストン部と、を備え、シリンダ部の内周面とピストン部の外周面との間の第1隙間の間隔が、非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きくなるように構成されている。
この発明の第1の局面における樹脂注入装置では、上記のように、シリンダ部の内周面とピストン部の外周面との間の第1隙間の間隔が、非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きくなるように構成されている。これにより、第1隙間の間隔が、非球形状充填剤の粒子径(最大径)よりも大きいので、第1隙間に侵入した非球形状充填剤が第1隙間において回転した場合でも、非球形状充填剤の端部がシリンダ部の内周面およびピストン部の外周面に接触して引っ掛かった状態になりにくい。その結果、非球形状充填剤が第1隙間に詰まりにくいので、ピストン部に加える圧力を比較的大きくすることなく、ピストン部の作動不良を防止することができる。これにより、ロータコアの磁石収容部に比較的低圧で樹脂材を注入することができる。その結果、非球形状の充填剤を含む樹脂材を用いる場合に、ロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する際にロータコアが変形してしまうのを防止することが可能な樹脂注入装置を提供することができる。
また、上記目的を達成するために、この発明の第2の局面におけるロータコアの製造方法は、円筒状のシリンダ部に非球形状の充填剤である非球形状充填剤を含むとともに溶融された状態の樹脂材を充填する充填工程と、シリンダ部の内部空間をシリンダ部の軸方向に沿って移動可能に設けられ前記軸方向から見て円形状の外周面を有するピストン部を、シリンダ部の内部で軸方向に沿って前進させることによって、シリンダ部に充填された樹脂材をシリンダ部から射出してロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する注入工程と、を備え、充填工程および注入工程は、シリンダ部の内周面と、ピストン部の外周面との間の第1隙間の間隔が、非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きくなる状態を維持しながら行われる。
この発明の第2の局面におけるロータコアの製造方法では、上記のように、上記充填工程および上記注入工程は、シリンダ部の内周面と、ピストン部の外周面との間の第1隙間の間隔が、非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きくなる状態を維持しながら行われる。これにより、第1隙間の間隔が、非球形状充填剤の粒子径(最大径)よりも大きいので、第1隙間に侵入した非球形状充填剤が第1隙間において回転した場合でも、非球形状充填剤の端部がシリンダ部の内周面およびピストン部の外周面に接触して引っ掛かった状態になりにくい。その結果、非球形状充填剤が第1隙間に詰まりにくいので、ピストン部に加える圧力を比較的大きくすることなく、ピストン部の作動不良を防止することができる。これにより、ロータコアの磁石収容部に比較的低圧で樹脂材を注入することができる。その結果、非球形状の充填剤を含む樹脂材を用いる場合に、ロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する際にロータコアが変形してしまうのを防止することができる。
本発明によれば、上記のように、非球形状の充填剤を含む樹脂材が用いる場合に、ロータコアの磁石収容部に樹脂材を注入する際にロータコアが変形してしまうのを防止することができる。
本実施形態によるロータ(回転電機)の構成を示す平面図である。 本実施形態によるロータコアを押圧する治具(上方プレート)の構成を示す平面図である。 本実施形態による積層コアを押圧する治具、および、治具に配置された完成後のロータコアを示す断面図(図2の1000-1000線に沿った断面図)である。 本実施形態によるロータコアを押圧する治具の下方プレートの構成を示す平面図である。 本実施形態によるロータコアの製造システムの構成を示す概略図である。 本実施形態による樹脂注入装置の構成を示す断面図である。 本実施形態による樹脂注入装置による樹脂注入の様子を示した断面図である。 本実施形態による樹脂注入装置のシリンダ部およびピストン部の近傍の拡大断面図である。 本実施形態による樹脂注入装置のシリンダ部の内周面とピストン部の外周面との隙間を説明するための図である。 本実施形態による樹脂注入装置に用いられる樹脂材に含まれる球形状フィラー(シリカ)の粒子径分布を示した図である。 本実施形態による樹脂注入装置に用いられる樹脂材に含まれる非球形状フィラー(酸化マグネシウム)の粒子径分布を示した図である。 本実施形態によるロータコアの製造方法を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1~図12を参照して、本実施形態による樹脂注入装置103およびロータコア4の製造方法について説明する。
(ロータコアの構造)
まず、図1を参照して、本実施形態のロータコア4の構造について説明する。
図1に示すように、回転電機100は、ロータ1(ロータコア4)と、ステータ2と、を備える。ロータ1およびステータ2は、それぞれ、円環状に形成されている。そして、ロータ1は、ステータ2の径方向(R方向)の内側(R1側)に対向して配置されている。すなわち、回転電機100は、インナーロータ型の回転電機として構成されている。また、ロータ1の径方向(R方向)の内側(R1側)には、シャフト3が配置されている。シャフト3は、ギア等の回転力伝達部材を介して、エンジンや車軸に接続されている。たとえば、回転電機100は、モータ、ジェネレータ、または、モータ兼ジェネレータとして構成されており、車両に搭載されるように構成されている。
ステータ2は、ステータコア2aと、ステータコア2aに配置されたコイル2bと、を含む。ステータコア2aは、たとえば、複数の電磁鋼板(珪素鋼板)が軸方向(Z方向)に積層されており、磁束を通過可能に構成されている。コイル2bは、外部の電源部に接続されており、電力(たとえば、3相交流の電力)が供給されるように構成されている。そして、コイル2bは、電力が供給されることにより、磁界を発生させるように構成されている。また、ロータ1およびシャフト3は、コイル2bに電力が供給されない場合でも、エンジン等の駆動に伴って、ステータ2に対して回転するように構成されている。なお、図1では、コイル2bの一部のみを図示しているが、コイル2bは、ステータコア2aの全周に亘って配置されている。
ロータコア4は、積層コア4d(図3参照)と、永久磁石5と、を備える。積層コア4dは、複数の電磁鋼板4a(図3参照)がロータコア4の回転軸線Aに沿った方向(Z方向)に積層されるとともに、電磁鋼板4aの積層方向(Z方向)に延びる磁石収容部10を有する。永久磁石5は、積層コア4d(ロータコア4)の軸方向(Z方向)に直交する断面が長方形形状を有している。たとえば、永久磁石5は、磁化方向(着磁方向)が短手方向となるように構成されている。永久磁石5は、積層コア4dの磁石収容部10に挿入されている。磁石収容部10は、積層コア4dに複数(ロータコア4では32個)設けられている。すなわち、回転電機100は、埋込永久磁石型モータ(IPMモータ:Interior Permanent Magnet Motor)として構成されている。磁石収容部10は、積層コア4d(ロータコア4)のうちの径方向(R方向)の外側(R2側)の部分に配置されている。また、互いに隣接する2つの磁石収容部10は、V字状に配置されている。なお、磁石収容部10の配置は、これに限られない。
ロータコア4は、磁石収容部10に充填されている樹脂材6(図3参照)を備える。樹脂材6は、磁石収容部10に配置されている永久磁石5を固定するように設けられている。樹脂材6は、第1温度T1において溶融するとともに第1温度T1よりも高い第2温度T2において硬化する材料(熱硬化性樹脂)により構成されている。詳細には、樹脂材6は、第1温度T1よりも低い常温において固形(フレーク状、ペレット状、または、粉状など)であり、常温から加熱されて、樹脂材6の温度が第1温度T1以上になると溶融する。そして、樹脂材6は、第1温度T1以上でかつ第2温度T2未満の状態では、溶融状態を維持する(硬化しない)ように構成されている。そして、樹脂材6は、第2温度T2以上の温度に加熱されることにより、硬化するように構成されている。なお、図1では、簡略化のため、樹脂材6の図示を省略している。
樹脂材6として、たとえば、特開2019-89871号公報に記載されているような合成樹脂材を用いることが可能である。すなわち、樹脂材6は、結晶性ラジカル重合性化合物と、フィラー60(図9参照)と、シランカップリング剤と、ラジカル重合開始剤と、を含む。
フィラー60は、樹脂材6の機械的強度および耐熱性等を向上させるための無機充填剤である。後述するように、樹脂材6には、少なくとも2種類のフィラー60が充填される。樹脂材6におけるベース樹脂(基材樹脂)とフィラー60との比率は、たとえば、ベース樹脂(基材樹脂)が23重量%で、フィラー60が77重量%である。なお、フィラー60は、特許請求の範囲の「充填材」の一例である。
本実施形態では、図9に示すように、フィラー60は、球形状のフィラー60である球形状フィラー60aと、非球形状のフィラー60である非球形状フィラー60bと、を含む。具体的には、球形状フィラー60aおよび非球形状フィラー60bとして、それぞれ、球形状のシリカおよび非球形状の酸化マグネシウムが用いられる。フィラー60における球形状のシリカと非球形状の酸化マグネシウムとの比率は、たとえば、球形状のシリカが52重量%~62重量%で、非球形状の酸化マグネシウムが15重量%~25重量%である。なお、球形状フィラー60aおよび非球形状フィラー60bは、それぞれ、特許請求の範囲の「球形状充填剤」および「非球形状充填剤」の一例である。
図10に示すように、球形状フィラー60a(シリカ)の粒子径D1(図9参照)の最小値D1aおよび最大値D1bは、それぞれ、略0.6μmおよび略100μmでなる。また、図11に示すように、非球形状フィラー60b(酸化マグネシウム)の粒子径D2の最小値D2aおよび最大値D2bは、それぞれ、略1.8μmおよび略20μmとなる。すなわち、本実施形態では、球形状フィラー60aの粒子径D1の最大値D1bは、非球形状フィラー60bの粒子径D2の最大値D2bよりも大きい。なお、図10および図11は、各々、レーザー回折法(レーザ回折・散乱法)によって計測された粒子径分布をヒストグラム(度数分布)およびふるい下分布を用いて示している。
(治具の構造)
次に、図2~図4を参照して、本実施形態のロータコア4の製造に用いられる治具20の構造について説明する。なお、以下の説明では、治具20に積層コア4dが配置された状態についての治具20の構造について説明する。
図2に示すように、治具20は、上方プレート21を含む。また、図3に示すように、治具20は、押圧ばね22と、押圧プレート23と、下方プレート24と、断熱部材25と、位置決めプレート26と、クランプ部材27と、を含む。なお、上方プレート21、押圧プレート23、下方プレート24および位置決めプレート26の各々は、SUS(ステンレス)製である。
図2に示すように、上方プレート21は、中心部に貫通孔21aを有し、円環状に形成されている。また、上方プレート21は、複数の樹脂注入孔21bを含む。樹脂注入孔21bは、後述する樹脂注入装置103の金型ノズル122が挿入可能(図7参照)に設けられている。なお、樹脂注入孔21bは、複数(ロータコア4では32個)の磁石収容部10の各々とオーバラップするように設けられている。
なお、後述する予熱用加熱装置102(図5参照)の図示しない誘導加熱コイルは、上方プレート21の貫通孔21a、および、後述する押圧プレート23の貫通孔23aの各々を介して、積層コア4dの径方向(R方向)の内側(R1側)に挿入される。また、硬化用加熱装置104(図5参照)に設けられる図示しない誘導加熱コイルも、同様に、上方プレート21の貫通孔21a、および、後述する押圧プレート23の貫通孔23aの各々を介して、積層コア4dの径方向(R方向)の内側(R1側)に挿入される。
押圧ばね22は、上方プレート21と、押圧プレート23との間に設けられている。また、押圧ばね22は、回転軸線Aに沿った方向(Z方向)から見て、積層コア4dの周方向(E方向)に沿って、等角度間隔に複数設けられている。なお、治具20では、押圧ばね22は、4つ設けられている。複数の押圧ばね22の各々は、治具20に積層コア4dが配置された状態で、上方(Z1側)から見て、積層コア4dとオーバラップする位置に設けられている。
また、図3に示すように、押圧プレート23は、積層コア4dの上端面4bに配置されている。押圧プレート23は、押圧ばね22の付勢力により、積層コア4dの上端面4bを押圧するように設けられている。
また、押圧プレート23は、Z方向から見て、中心部に貫通孔23aを有し、円環状に形成されている。また、押圧プレート23は、複数の樹脂注入孔23bを含む。複数の樹脂注入孔23bは、上方(Z1側)から見て、上方プレート21の複数の樹脂注入孔21bとオーバラップする位置に設けられている。なお、複数の樹脂注入孔23bは、後述する樹脂注入装置103の金型ノズル122(金型ノズル122の先端122a)が挿入可能(図7参照)に設けられている。
また、積層コア4dは、下方プレート24に配置(載置)されている。すなわち、下方プレート24は、積層コア4dの下端面4cと接触している。下方プレート24は、中心部に貫通孔24aを有し、円環状に形成されている。また、下方プレート24は、複数(治具20では3つ)の切り欠き部24bを含む。複数の切り欠き部24bは、貫通孔24aの内周縁において、略等角度間隔(図4参照)で設けられている。
複数の切り欠き部24bの各々には、L字状の位置決め部24cが設けられている。複数の位置決め部24cにより、下方プレート24に対する積層コア4dの径方向(R方向)および周方向(C方向)の位置が決められる。位置決め部24cは、締結ボルト24dにより、下方プレート24に固定(締結)されている。
また、断熱部材25は、下方プレート24と、位置決めプレート26との間に挟まれるように設けられている。断熱部材25は、中心部に貫通孔25aを有し、円環状に形成されている。また、断熱部材25は、樹脂製である。
また、位置決めプレート26は、下方プレート24の下方側(Z2側)に設けられている。位置決めプレート26は、後述する各装置(101~104)における治具20の位置決めに用いられる。
また、クランプ部材27は、U字形状を有しており、上方プレート21と下方プレート24とを挟み込むように設けられている。これにより、治具20に積層コア4dが固定される。クランプ部材27は、複数(治具20では4つ)設けられている。複数のクランプ部材27は、回転軸線Aに沿った方向(Z方向)から見て、積層コア4dの周方向(C方向)に沿って、略等角度間隔(すなわち90度間隔)に設けられている。
(ロータコアの製造システム)
次に、図5を参照して、本実施形態のロータコア4を製造するためのロータコア4の製造システム200について説明する。
図5に示すように、ロータコア4の製造システム200は、組立装置101と、予熱用加熱装置102と、樹脂注入装置103と、硬化用加熱装置104と、を備える。また、ロータコア4の製造システム200は、積層コア4dを搬送する搬送用コンベア105を備える。なお、組立装置101、予熱用加熱装置102、樹脂注入装置103、および硬化用加熱装置104は、互いに別個の装置である。
組立装置101は、治具20に積層コア4dを配置する(組み付ける)ように構成されている。具体的には、組立装置101は、治具20に積層コア4dを配置するとともに、永久磁石5を磁石収容部10に配置(挿入)するように構成されている。
予熱用加熱装置102は、積層コア4dを加熱することにより予熱するように構成されている。具体的には、予熱用加熱装置102は、治具20に配置された状態の積層コア4dを、第1温度T1(たとえば50℃)以上第2温度T2(たとえば120℃)未満で加熱することにより予熱するように構成されている。なお、第1温度T1とは、樹脂材6が溶融する温度(溶融が開始される温度)である。また、第2温度T2とは、樹脂材6が硬化(熱硬化)する温度(硬化(熱硬化)が開始される温度)であるとともに第1温度T1よりも大きい温度である。
樹脂注入装置103は、磁石収容部10に樹脂材6を注入するように構成されている。具体的には、樹脂注入装置103は、治具20に積層コア4dが配置された状態で、かつ、磁石収容部10に永久磁石5が挿入された状態で、磁石収容部10に、第1温度T1以上で溶融した樹脂材6を注入するように構成されている。なお、樹脂注入装置103の詳細な構成については、後述する。
硬化用加熱装置104は、積層コア4dを加熱することによって、磁石収容部10内の樹脂材6を硬化させるように構成されている。具体的には、硬化用加熱装置104は、治具20に配置された状態で、かつ、磁石収容部10に樹脂材6が注入された状態の積層コア4dを、樹脂材6が硬化する温度である第2温度T2以上で加熱することによって、磁石収容部10内の樹脂材6を硬化させるように構成されている。
(樹脂注入装置の詳細な構成)
次に、図6~図9を参照して、樹脂注入装置103の詳細な構成について説明する。
図6に示すように、樹脂注入装置103は、樹脂注入部103aを含む。樹脂注入部103aは、可塑化ユニット110と、可塑化ユニット110から樹脂材6が供給される金型部120とを有している。
可塑化ユニット110は、可塑化シリンダ111を含む。可塑化シリンダ111は、筒形状を有する。また、可塑化シリンダ111の根元側には、樹脂材投入口112が設けられている。そして、固形状(フレーク状、ペレット状、または、粉状など)の樹脂材6が、樹脂材投入口112から可塑化シリンダ111の内部に投入される。
また、可塑化シリンダ111の外側には、加熱装置113が設けられている。加熱装置113は、可塑化シリンダ111の内部に投入された樹脂材6の温度が第1温度T1となるように可塑化シリンダ111を加熱する。なお、樹脂材6は、後述するスクリュー部114において回転することによっても加熱される。これにより、可塑化シリンダ111の内部に投入された樹脂材6が溶融するとともに、溶融した状態が維持される。
また、可塑化シリンダ111の内部には、スクリュー部114が設けられている。スクリュー部114は、図示しない駆動装置によって回転される。また、スクリュー部114は、筒形状の可塑化シリンダ111の中心軸線を回転軸線として回転する。そして、スクリュー部114が回転されることにより、溶融した樹脂材6が、可塑化シリンダ111の先端側に移送される。
また、可塑化シリンダ111の先端側には、マニホールド部115が設けられている。樹脂注入装置103は、マニホールド部115に設けられる円筒状のシリンダ部116aを備える。シリンダ部116aは、プランジャ部116に設けられている。図8に示すように、シリンダ部116aの内部空間116bには、可塑化シリンダ111において溶融された樹脂材6が充填される。また、可塑化シリンダ111の内部とシリンダ部116aの内部空間116bとは、マニホールド部115に設けられた樹脂注入装置103内のマニホールド内流路115aによって接続されている。マニホールド内流路115aは、可塑化シリンダ111とシリンダ部116aとを接続するマニホールド内流路115b、および、シリンダ部116aと後述する射出ノズル117とを接続するマニホールド内流路115cとにより構成されている。マニホールド内流路115bは、可塑化シリンダ111において溶融された樹脂材6をシリンダ部116aの内部空間116bに充填するために設けられている。また、マニホールド内流路115bとマニホールド内流路115cとは互いに連通している(接続されている)。
また、樹脂注入装置103は、シリンダ部116aの内部空間116bをシリンダ部116aの軸方向(X方向)に沿って移動可能に設けられたピストン部116cを備える。ピストン部116cは、プランジャ部116に設けられている。ピストン部116cは、シリンダ部116aの軸方向(X方向)から見て、円形状の外周面116g(図9参照)を有する。ピストン部116cが後退(マニホールド内流路115aとは反対側に移動)されることにより、マニホールド内流路115a(マニホールド内流路115b)を流通する溶融された樹脂材6がシリンダ部116aの内部空間116bに充填される。また、ピストン部116cが前進(マニホールド内流路115a側に移動)されることにより、シリンダ部116aに充填された樹脂材6がマニホールド内流路115a(マニホールド内流路115c)に射出される。すなわち、ピストン部116cは、ロータコア4の磁石収容部10に樹脂材6を注入する際にシリンダ部116aに充填された樹脂材6をシリンダ部116aから射出するために設けられている。
また、樹脂注入装置103は、シリンダ部116aの内部空間116bに連通するシリンダ後方部116dを備える。シリンダ後方部116dは、シリンダ部116aの後方側(X2側)に配置されている。シリンダ後方部116dは、ピストン部116cが貫通するようにシリンダ部116aの軸方向(X方向)から見て円形状の孔部116e(図9参照)を有する。シリンダ部116aは、シリンダ部116aの後方側(X2側)にシリンダ後方部116dが配置されることにより、シリンダ部116aの軸方向(X方向)への移動が規制されている。すなわち、シリンダ後方部116dにより、シリンダ部116aのマニホールド部115に対する位置が固定されている。なお、シリンダ後方部116dは、後方側(X2側)に露出されている。
ここで、本実施形態では、シリンダ部116aの内周面116fとピストン部116cの外周面116gとの間の隙間G1の間隔W1が、シリンダ部116aの内周面116fの全周に渡って、非球形状フィラー60bの粒子径D2の最大値D2bよりも大きくなるように構成されている。具体的には、非球形状フィラー60bの粒子径D2の最大値D2b(図11参照)が略20μmであるので、たとえば、シリンダ部116aの内周面116fとピストン部116cの外周面116gとの間の隙間G1の間隔W1を、略25μm以上となるように構成する。なお、隙間G1は、特許請求の範囲の「第1隙間」の一例である。
また、本実施形態では、隙間G1の間隔W1は、隙間G1からシリンダ部116aの後方側(X2側)に漏出される樹脂材6の量に基づいて設定された所定の値よりも小さくなるように構成されている。詳細には、隙間G1の間隔W1は、球形状フィラー60aの粒子径D1の最大値D1b(図10参照)よりも小さくなるように構成されている。具体的には、球形状フィラー60aの粒子径D1(図10参照)の最大値D1bは、略100μmであるので、たとえば、シリンダ部116aの内周面116fとピストン部116cの外周面116gとの間の隙間G1の間隔W1を、略50μm以下となるように構成する。
また、本実施形態では、シリンダ後方部116dの孔部116eの内周面116hとピストン部116cの外周面116gとの間の隙間G2の間隔W2は、隙間G1の間隔W1以上となるように構成されている。また、隙間G2の間隔W2は、シリンダ部116aの径方向における厚みW3の半分よりも小さくなるように構成されている。なお、図9では、隙間G2の間隔W2が、隙間G1の間隔W1よりも僅かに大きくなるように構成された例を示している。なお、隙間G2は、特許請求の範囲の「第2隙間」の一例である。
また、樹脂注入装置103は、マニホールド内流路115a(マニホールド内流路115c)の先端側に設けられる射出ノズル117を備える。射出ノズル117は、ピストン部116cが前進することによりシリンダ部116aからマニホールド内流路115a(115c)に射出された樹脂材6を、金型部120を介して積層コア4dの磁石収容部10に注入するように構成されている。なお、マニホールド部115も可塑化シリンダ111と同様に、マニホールド部115の内部に収容された樹脂材6の温度が第1温度T1となるように加熱されている。
また、マニホールド内流路115aには、射出バルブピン118が設けられている。そして、射出ノズル117から樹脂材6が押し出される時には、射出バルブピン118は、開状態となる。一方、射出ノズル117から樹脂材6が押し出されない時には、射出バルブピン118は、閉状態となる。なお、図6は、射出バルブピン118および後述する金型バルブ123が閉状態である場合の図である。
また、図8に示すように、樹脂注入装置103は、圧力センサ119aと、サーボモータ119bと、を含む。圧力センサ119aは、シリンダ部116aの近傍に設けられている。圧力センサ119aは、シリンダ部116aの内部空間116bの樹脂材6の圧力を検出するために設けられている。なお、図6および図7では、簡略化のため、圧力センサ119aおよびサーボモータ119bの図示は省略している。
樹脂注入装置103では、圧力センサ119aは、シリンダ部116aに設けられる開口部116iの近傍に設けられている。具体的には、圧力センサ119aは、シリンダ部116aの開口部116iに対して下方側(Z2側)に設けられている。なお、樹脂材6は、開口部116iを介してシリンダ部116aに流入するとともに、開口部116iを介してシリンダ部116aから流出する。
図8に示すように、サーボモータ119bは、圧力センサ119aの検出値に基づいて、シリンダ部116aに樹脂材6を充填する際にピストン部116cが後退する速度を制御することによりシリンダ部116a内の樹脂材6の圧力を制御する。具体的には、サーボモータ119bは、圧力センサ119aから検出信号(検出結果)を受信するとともに、圧力センサ119aからの検出信号に基づいてピストン部116cを駆動するように構成されている。
また、図6に示すように、金型部120の内部には、樹脂材6が流動する流路121が設けられている。流路121は、積層コア4d側に向かって、複数の金型内流路121aに分岐されている。そして、流路121の積層コア4d側の金型ノズル内流路121bは、積層コア4dの磁石収容部10に対応する位置に設けられている。
また、金型部120には、金型ノズル122が設けられている。金型ノズル122は、流路121(金型ノズル内流路121b)の先端側に設けられている。そして、流路121内に収容された樹脂材6が、射出ノズル117を介してピストン部116cによって押し出されることにより、金型部120の金型ノズル122から、積層コア4dの磁石収容部10に注入される。なお、図7に示すように、磁石収容部10に樹脂材6を注入する際には、金型部120の(流路121の先端側とは反対側の端部に設けられた)孔部120aに、可塑化ユニット110の射出ノズル117の先端(Z2方向側の端部)が接続される。
また、図6に示すように、金型ノズル内流路121bには、金型バルブ123が設けられている。そして、金型ノズル122から樹脂材6が押し出される時には、金型バルブ123は、開状態となる。一方、金型ノズル122から樹脂材6が押し出されない時には、金型バルブ123は、閉状態となる。なお、金型バルブ123は、金型バルブピン123aを含む。金型バルブピン123aが金型ノズル122の先端122aを塞ぐことにより、金型ノズル122からの樹脂材6の射出が塞き止められる。
また、金型部120の外側には、金型温調装置124が設けられている。金型温調装置124は、金型部120の内部に収容された樹脂材6の温度が第1温度T1となるように金型部120を加熱する。
(ロータコアの製造方法)
次に、図12を参照して、ロータコア4の製造方法について説明する。
まず、ステップS1において、積層コア4dを準備する工程が行われる。具体的には、複数の電磁鋼板4a(図3参照)が積層されることによって、積層コア4d(図3参照)が形成される。この際、プレス加工によって、電磁鋼板4aの積層方向(Z方向)に延びる磁石収容部10(図3参照)が積層コア4dに形成される。
次に、ステップS2において、治具20に積層コア4dを配置する工程が行われる。具体的には、図3に示すように、まず、下方プレート24に積層コア4dが配置(載置)される。次に、下方プレート24に積層コア4dが配置された状態で、磁石収容部10に永久磁石5が配置される。そして、下方プレート24と上方プレート21とがクランプ部材27によりクランプ(連結)されるとともに、押圧プレート23により積層コア4dの上端面4bが押圧される。なお、ステップS2の工程は、組立装置101(図5参照)において行われる。
次に、ステップS3において、積層コア4dを予熱する工程が行われる。具体的には、予熱用加熱装置102(図5参照)において、治具20(図3参照)に配置された状態の積層コア4d(図3参照)が、第1温度T1以上かつ第2温度T2未満で加熱することにより予熱される。
次に、ステップS4において、樹脂材6を可塑化シリンダ111において溶融させる溶融工程が行われる。具体的には、図6に示すように、可塑化シリンダ111の外側に設けられた加熱装置113およびスクリュー部114による回転により、可塑化シリンダ111の内部に投入された樹脂材6の温度が第1温度T1となるように可塑化シリンダ111が加熱される。これにより、可塑化シリンダ111の内部に投入された樹脂材6が溶融するとともに、溶融した状態が維持される。なお、ステップS4では、常温において固形状態の樹脂材6が第1温度T1で溶融される。
次に、ステップS5において、シリンダ部116aに樹脂材6を充填する充填工程が行われる。具体的には、図6に示すように、シリンダ部116a内を移動するピストン部116cを後退させることにより、溶融した(可塑化シリンダ111において溶融された)樹脂材6がシリンダ部116aに充填される。なお、ステップS5では、シリンダ部116aに充填された樹脂材6の圧力が、樹脂注入装置103内において樹脂材6からフィラー6aが分離される所定の圧力P1未満に維持されるように制御しながら、樹脂材6がシリンダ部116aに充填される。
次に、ステップS6において、積層コア4dの磁石収容部10に樹脂材6を注入する注入工程が行われる。具体的には、図7に示すように、治具20による積層コア4dの押圧が維持された状態で、かつ、磁石収容部10に永久磁石5が挿入された状態で、ステップS5においてシリンダ部116aに充填された樹脂材6が、ピストン部116cをX方向に沿って前進させることによりシリンダ部116aから(マニホールド内流路115cに)射出される。そして、シリンダ部116aから射出された樹脂材6が、永久磁石5が配置された磁石収容部10に注入される。なお、ステップS6では、樹脂注入装置103に含まれる樹脂注入部103aにより、磁石収容部10に、樹脂材6の温度が第1温度T1以上でかつ第2温度T2未満の状態で、溶融した樹脂材6が注入される。
次に、ステップS7において、樹脂注入装置103の樹脂注入部103aを、積層コア4dに対して相対的に退避させる退避工程が行われる。具体的には、樹脂注入部103a内に収容された樹脂材6の溶融状態を維持した状態で、樹脂注入装置103の樹脂注入部103aを、治具20によって押圧されている状態の積層コア4dに対して相対的に退避させる。すなわち、樹脂注入部103a内に収容された樹脂材6の温度が第1温度T1となるように加熱された状態のまま、樹脂注入部103aを積層コア4dに対して相対的に退避させる。
次に、ステップS8において、磁石収容部10内の樹脂材6を硬化させる工程が行われる。具体的には、磁石収容部10に樹脂材6が注入された状態の積層コア4dを、樹脂材6が硬化する第2温度T2以上で加熱することによって、磁石収容部10内の樹脂材6が硬化される。なお、ステップS8では、樹脂注入装置103とは別個に設けられた硬化用加熱装置104において、磁石収容部10内の樹脂材6が硬化される。
なお、本実施形態では、ステップ5およびステップS6は、シリンダ部116aの内周面116fと、ピストン部116cの外周面116gとの間の隙間G1の間隔W1が、非球形状フィラー60bの粒子径D2の最大値D2bよりも大きくなる状態を維持しながら行われる。また、ステップ5およびステップS6は、シリンダ後方部116dの孔部116eの内周面116fとピストン部116cとの外周面116gとの間の隙間G2の間隔W2が、隙間G1の間隔W1以上となる状態を維持しながら行われる。
[実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
(樹脂注入装置の効果)
本実施形態では、上記のように、シリンダ部(116a)の内周面(116f)とピストン部(116c)の外周面(116g)との間の隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)が、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)の最大値(D2b)よりも大きくなるように構成されている。これにより、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)が、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)(最大径)よりも大きいので、隙間(G1)(第1隙間)に侵入した非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G1)(第1隙間)において回転した場合でも、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の端部がシリンダ部(116f)の内周面(116f)およびピストン部(116c)の外周面(116g)に接触して引っ掛かった状態になりにくい。その結果、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G1)(第1隙間)に詰まりにくいので、ピストン部(116c)に加える圧力を比較的大きくすることなく、ピストン部(116c)の作動不良を防止することができる。これにより、ロータコア(4)の磁石収容部(10)に比較的低圧で樹脂材(6)を注入することができる。その結果、非球形状のフィラー(60)(充填剤)を含む樹脂材(6)を用いる場合に、ロータコア(4)の磁石収容部(10)に樹脂材(6)を注入する際にロータコア(4)が変形してしまうのを防止することが可能な樹脂注入装置(103)を提供することができる。
また、本実施形態では、上記のように、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)は、シリンダ部(116a)の内周面(116f)の全周に渡って、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)の最大値(D2b)よりも大きくなるように構成されている。このように構成すれば、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G1)(第1隙間)のいずれの位置に侵入した場合でも、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G1)(第1隙間)に詰まりにくいので、ピストン部(116c)に加える圧力を比較的大きくすることなく、ピストン部(116c)の作動不良を確実に防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、シリンダ部(116a)の後方側(X2側)に配置され、シリンダ部(116a)の内部空間(116b)に連通するとともに、ピストン部(116c)が貫通するように軸方向(X方向)から見て円形状の孔部(116e)を有するシリンダ後方部(116d)をさらに備え、シリンダ後方部(116d)の孔部(116e)の内周面(116h)とピストン部(116c)の外周面(116g)との間の隙間(G2)(第2隙間)の間隔(W2)は、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)以上となるように構成されている。このように構成すれば、隙間(G1)(第1隙間)から隙間(G2)(第2隙間)に非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が侵入した場合でも、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G2)(第2隙間)に詰まりにくいので、シリンダ後方部(116d)を備える構成においても、ピストン部(116c)に加える圧力を比較的大きくすることなく、ピストン部(116c)の作動不良を防止することができる。また、隙間(G2)(第2隙間)の間隔(W2)を、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)よりも大きくするにしたがって、隙間(G1)(第1隙間)から隙間(G2)(第2隙間)に侵入した樹脂材(6)を隙間(G2)(第2隙間)よりも後方側(X2側)に移動させ易くなるので、たとえば、シリンダ後方部(116d)の後方側(X2側)が露出されている場合、シリンダ部(116a)の内部空間(116b)から、隙間(G1)(第1隙間)を通過して隙間(G2)(第2隙間)に到達した樹脂材(6)を、シリンダ後方部(116d)の後方側(X2側)に効率的に排出させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、隙間(G2)(第2隙間)の間隔(W2)は、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)以上で、かつ、シリンダ部(116a)の径方向における厚み(W3)の半分よりも小さくなるように構成されている。このように構成すれば、隙間(G2)(第2隙間)の間隔(W2)が大きくなり過ぎるのを防止することができるので、たとえば、シリンダ後方部(116d)がシリンダ部(116a)の後方側(X2側)からシリンダ部(116a)を固定している場合に、シリンダ後方部(116d)によるシリンダ部(116a)の固定が解除されるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)は、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)の最大値(D2b)よりも大きく、かつ、隙間(G1)(第1隙間)からシリンダ部(116a)の後方側(X2側)に漏出される樹脂材(6)の量に基づいて設定された所定の値よりも小さくなるように構成されている。このように構成すれば、隙間(G1)(第1隙間)からシリンダ部(116a)の後方側(X2側)に漏出される樹脂材(6)の量が多くなり過ぎるのを防止することができる。その結果、シリンダ部(116a)から射出してロータコア(4)の磁石収容部(10)に注入する樹脂材(6)の量の精度が低下するのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、樹脂材(6)は、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)に加えて、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)の最大値(D2b)よりも大きい粒子径(D1)の最大値(D1b)を有する球形状のフィラー(60)(充填剤)である球形状フィラー(60a)(球形状充填剤)も含み、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)は、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)の最大値(D2b)よりも大きく、かつ、球形状フィラー(60a)(球形状充填剤)の粒子径(D1)の最大値(D1b)よりも小さくなるように構成されている。このように構成すれば、球形状フィラー(60a)(球形状充填剤)の粒子径(D1)の最大値(D1b)と非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)の最大値(D2b)とが、著しく(たとえば、数十倍以上)異なることは稀であるので、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)の上限値が、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)の下限値に対して著しく大きい値になるのを防止することができる。その結果、隙間(G1)(第1隙間)からシリンダ部(116a)の後方側(X2側)に漏出される樹脂材(6)の量が多くなり過ぎるのを確実に防止することができる。
(ロータコアの製造方法の効果)
本実施形態では、上記のように、充填工程(S5)および注入工程(S6)は、シリンダ部(116a)の内周面(116f)と、ピストン部(116c)の外周面(116g)との間の隙間(G1)(第1隙間)の間隔W1が、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)の最大値(D2b)よりも大きくなる状態を維持しながら行われる。これにより、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)が、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の粒子径(D2)(最大径)よりも大きいので、隙間(G1)(第1隙間)に侵入した非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G1)(第1隙間)において回転した場合でも、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)の端部がシリンダ部(116a)の内周面(116f)およびピストン部(116c)の外周面(116g)に接触して引っ掛かった状態になりにくい。その結果、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G1)(第1隙間)に詰まりにくいので、ピストン部(116c)に加える圧力を比較的大きくすることなく、ピストン部(116c)の作動不良を防止することができる。これにより、ロータコア(4)の磁石収容部(10)に比較的低圧で樹脂材(6)を注入することができる。その結果、非球形状のフィラー(60b)(非球形状充填剤)を含む樹脂材(6)を用いる場合に、ロータコア(4)の磁石収容部(10)に樹脂材(6)を注入する際にロータコア(4)が変形してしまうのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、充填工程(S5)および注入工程(S6)は、シリンダ部(116a)の後方側(X2側)に配置されシリンダ部(116a)の内部空間(116b)に連通するとともにピストン部(116c)が貫通するように軸方向(X方向)から見て円形状の孔部(116e)を有するシリンダ後方部(116d)の孔部(116e)の内周面(116f)とピストン部(116c)との外周面(116g)との間の隙間(G2)(第2隙間)の間隔(W2)が、隙間(G1)(第1隙間)の間隔(W1)以上となる状態を維持しながら行われる。このように構成すれば、隙間(G1)(第1隙間)から隙間(G2)(第2隙間)に非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が侵入した場合でも、非球形状フィラー(60b)(非球形状充填剤)が隙間(G2)(第2隙間)に詰まりにくいので、シリンダ後方部(116d)を備える構成においても、ピストン部(116c)に加える圧力を比較的大きくすることなく、ピストン部(116c)の作動不良を防止することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、隙間G1(第1隙間)の間隔W1が、球形状フィラー60a(球形状充填剤)の粒子径D1の最大値D1bよりも小さくなるように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1隙間の間隔は、球形状充填剤の粒子径の最大値以上となるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、球形状フィラー60a(球形状充填剤)および非球形状フィラー60b(非球形状充填剤)として、それぞれ、球形状のシリカおよび非球形状の酸化マグネシウムが用いられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、球形状充填剤および球形状充填剤として、それぞれ、シリカ以外および酸化マグネシウム以外の物質(たとえば、アルミナ、マイカ、炭酸マグネシウム、等)が用いられてもよい。
また、上記実施形態では、フィラー60(充填剤)が、球形状フィラー60a(球形状充填剤)と、非球形状フィラー60b(非球形状充填剤)と、を含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、充填剤が、球形状充填剤を含まずに、球形状充填剤のみから構成されてもよい。すなわち、充填剤が1種類であってもよい。
また、上記実施形態では、隙間G2(第2隙間)の間隔W2が、シリンダ部116aの径方向における厚みW3の半分よりも小さくなるように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2隙間の間隔が、シリンダ部の径方向における厚みの半分以上となるように構成されてもよい。その場合、シリンダ後方部がシリンダ部と一体的に形成されていることが望ましい。
また、上記実施形態では、隙間G1(第1隙間)の間隔W1が、シリンダ部116aの内周面116fの全周に渡って、非球形状フィラー60b(非球形状充填剤)の粒子径D2の最大値D2bよりも大きくなるように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1隙間の間隔が、シリンダ部の内周面の一部において、非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きくなるように構成してもよい。
4 ロータコア
6 樹脂材
10 磁石収容部
60 フィラー(充填剤)
60a 球形状フィラー(球形状充填剤)
60b 非球形状フィラー(非球形状充填剤)
103 樹脂注入装置
116a シリンダ部
116b (シリンダ部の)内部空間
116c ピストン部
116d シリンダ後方部
116e (シリンダ後方部)の孔部
116f (シリンダ部の)内周面
116g (ピストン部の)外周面
116h (シリンダ後方部の孔部の)内周面
D1 (球形状充填剤)の粒子径
D1b (球形状充填剤の粒子径の)最大値
D2 (非球形状充填剤)の粒子径
D2b (非球形状充填剤の粒子径の)最大値
G1 隙間(第1隙間)
G2 隙間(第2隙間)
W1 (第1隙間の)間隔
W2 (第2隙間の)間隔
W3 (シリンダ部の径方向における)厚み

Claims (8)

  1. 非球形状の充填剤である非球形状充填剤を含むとともに溶融された状態で樹脂材が充填される円筒状のシリンダ部と、
    前記シリンダ部の内部空間を前記シリンダ部の軸方向に沿って移動可能に設けられ、前記軸方向から見て円形状の外周面を有するとともに、ロータコアの磁石収容部に前記樹脂材を注入する際に前記シリンダ部に充填された前記樹脂材を前記シリンダ部から射出するためのピストン部と、を備え、
    前記シリンダ部の内周面と前記ピストン部の外周面との間の第1隙間の間隔が、前記非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きくなるように構成されている、樹脂注入装置。
  2. 前記第1隙間の間隔は、前記シリンダ部の内周面の全周に渡って、前記非球形状充填剤の前記粒子径の最大値よりも大きくなるように構成されている、請求項1に記載の樹脂注入装置。
  3. 前記シリンダ部の後方側に配置され、前記シリンダ部の前記内部空間に連通するとともに、前記ピストン部が貫通するように前記軸方向から見て円形状の孔部を有するシリンダ後方部をさらに備え、
    前記シリンダ後方部の前記孔部の内周面と前記ピストン部の外周面との間の第2隙間の間隔は、前記第1隙間の間隔以上となるように構成されている、請求項1または2に記載の樹脂注入装置。
  4. 前記第2隙間の間隔は、前記第1隙間の間隔以上で、かつ、前記シリンダ部の径方向における厚みの半分よりも小さくなるように構成されている、請求項3に記載の樹脂注入装置。
  5. 前記第1隙間の間隔は、前記非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きく、かつ、前記第1隙間から前記シリンダ部の後方側に漏出される前記樹脂材の量に基づいて設定された所定の値よりも小さくなるように構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の樹脂注入装置。
  6. 前記樹脂材は、前記非球形状充填剤に加えて、前記非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きい粒子径の最大値を有する球形状の充填剤である球形状充填剤も含み、
    前記第1隙間の間隔は、前記非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きく、かつ、前記球形状充填剤の粒子径の最大値よりも小さくなるように構成されている、請求項5に記載の樹脂注入装置。
  7. 円筒状のシリンダ部に非球形状の充填剤である非球形状充填剤を含むとともに溶融された状態の樹脂材を充填する充填工程と、
    前記シリンダ部の内部空間を前記シリンダ部の軸方向に沿って移動可能に設けられ前記軸方向から見て円形状の外周面を有するピストン部を、前記シリンダ部の内部で前記軸方向に沿って前進させることによって、前記シリンダ部に充填された前記樹脂材を前記シリンダ部から射出してロータコアの磁石収容部に前記樹脂材を注入する注入工程と、を備え、
    前記充填工程および前記注入工程は、前記シリンダ部の内周面と、前記ピストン部の外周面との間の第1隙間の間隔が、前記非球形状充填剤の粒子径の最大値よりも大きくなる状態を維持しながら行われる、ロータコアの製造方法。
  8. 前記充填工程および前記注入工程は、前記シリンダ部の後方側に配置され前記シリンダ部の内部空間に連通するとともに前記ピストン部が貫通するように前記軸方向から見て円形状の孔部を有するシリンダ後方部の前記孔部の内周面と前記ピストン部との外周面との間の第2隙間の間隔が、前記第1隙間の間隔以上となる状態を維持しながら行われる、請求項7に記載のロータコアの製造方法。
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