JP7410267B1 - 揺れ通知装置、揺れ通知方法、及び、揺れ通知プログラム - Google Patents

揺れ通知装置、揺れ通知方法、及び、揺れ通知プログラム Download PDF

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航平 澁澤
航平 篠原
久司 涌井
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Abstract

Figure 0007410267000001
【課題】運用可能範囲の拡大、及び、揺れの事前通知の精度を向上可能な揺れ通知装置、揺れ通知方法、及び、揺れ通知プログラムを提供する。
【解決手段】揺れ通知装置1は、自車両OCの現在位置を取得する位置取得部25と、自車両OCに発生した揺れを検出する検出部26と、自車両OCの現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けてデータベース10に提供する提供部27と、データベース10を更新する更新部30と、自車両OCの走行先において自車両OCに発生する揺れを予測する予測部40と、揺れが発生することを自車両OCの乗員に通知する通知部28と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、揺れ通知装置、揺れ通知方法、及び、揺れ通知プログラムに関する。
特許文献1には、ダイナミックマップの地図情報及び現在地周辺の周辺情報に基づいて、車両に発生する加速度を予測することが記載されている。また、特許文献1では、車両が運行計画通りに走行している状態において、地図情報に含まれる路面の凹凸に関する情報や、MMS計測システム搭載車両で計測した加速度の経時測定データに基づいて、凹凸に起因して車両に発生する上下方向の加速度を予測することが記載されている。
特開2022-044339号公報
ところで、上記技術分野にあっては、上記特許文献1に記載されているように車両に発生する上下方向の加速度(揺れ)を予測し、事前に乗員へ通知することが要求されている。特に、救急車での患者搬送時の安静輸送、タクシー乗客への注意喚起によるサービス向上、物資輸送の積荷損傷抑制等の観点から、上記技術分野にあっては、より広い範囲おいて運用可能とされ、且つ、揺れの事前通知の精度向上を図ることが望ましい。
本開示は、運用可能範囲の拡大、及び、揺れの事前通知の精度を向上可能な揺れ通知装置、揺れ通知方法、及び、揺れ通知プログラムを提供することを目的とする。
本開示に係る揺れ通知装置は、[1]「車両に揺れが発生する発生箇所を示す発生箇所情報を保持するデータベースの更新を行うと共に、前記発生箇所情報に基づいた揺れの通知を自車両の乗員に行う揺れ通知装置であって、前記自車両の走行中において前記自車両の現在位置を取得する位置取得部と、前記自車両の走行中において前記自車両に発生した揺れを検出する検出部と、前記検出部が前記自車両の揺れを検出した場合に、前記自車両の現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて前記データベースに提供する提供部と、前記提供部により提供された情報に基づいて前記データベースを更新する更新部と、前記自車両の走行中において、前記データベースに保持された前記発生箇所情報と前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の走行先において前記自車両に発生する揺れを予測する予測部と、前記自車両の走行中において、前記自車両が当該揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する通知部と、を備える揺れ通知装置」である。
この通知装置では、データベースに保持された揺れの発生箇所を示す情報と、自車両の現在位置とに基づいて、自車両の走行先において揺れの発生を予測する。そして、自車両が、揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを自車両の乗員に事前に通知する。よって、自車両の乗員に対して、揺れに対する準備行動や徐行等の揺れの抑制といった行動を促すことが可能となる。特に、この通知装置では、自車両の走行中において、自車両に揺れが発生したことを検出すると、自車両の現在位置と揺れの検出結果とを関連付けてデータベースに提供し、データベースを更新する。これにより、自車両の走行に伴う揺れの事前通知の運用可能エリアの拡大が図られると共に、揺れの発生箇所のリアルタイム性が担保されて精度が向上される。
本開示に係る揺れ通知装置は、[2]「少なくとも前記位置取得部、前記検出部、前記提供部、及び前記通知部は、前記乗員の携帯端末において構成される、上記[1]に記載の揺れ通知装置。」であってもよい。この場合、揺れ通知装置が簡易に実現される。
本開示に係る揺れ通知装置は、[3]「前記検出部は、前記自車両の走行中の第1タイミングに前記自車両の揺れの測定を開始すると共に、前記第1タイミングの後であって前記自車両の揺れの測定値が閾値以下になった第2タイミングにおいて、前記自車両の揺れの検出を開始する、上記[1]又は[2]に記載の揺れ通知装置」であってもよい。この場合、例えば自車両の乗員による検出部を含む装置(例えば上記の携帯端末)の操作に応じた揺れが、一定程度まで低減された状態において、揺れの検出が開始される。これにより、ノイズの除去を図ることが可能となる。
本開示に係る揺れ通知装置は、[4]「前記予測部は、前記自車両の走行中において、前記自車両の現在位置の周囲に第1エリアを設定すると共に、前記発生箇所情報に基づいて前記第1エリアの範囲内の前記発生箇所を取得する、上記[1]~[3]のいずれかに記載の揺れ通知装置」であってもよい。この場合、一定の範囲内において揺れの事前通知が可能となる。
本開示に係る揺れ通知装置は、[5]「前記予測部は、前記自車両の走行中において、前記自車両の現在位置の周囲に前記第1エリアよりも狭い第2エリアを設定すると共に、前記自車両が前記第2エリアから出た場合に、再度、前記自車両の現在位置の周囲に前記第1エリアを設定しつつ前記発生箇所情報に基づいて当該第1エリアの範囲内の前記発生箇所を取得する、上記[4]に記載の揺れ通知装置」であってもよい。この場合、揺れの事前通知を行うエリアを、自車両の進行に応じて連続的に形成することが可能となる。
本開示に係る揺れ通知装置は、[6]「前記予測部は、前記発生箇所の周囲に第3エリアを設定すると共に、前記自車両が前記第3エリアに入ったか否かに基づいて、前記自車両が前記発生箇所に近づいているか否かの判定を行い、前記通知部は、前記自車両が前記発生箇所に近づいていると前記予測部が判定した場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する、上記[1]~[5]のいずれかに記載の揺れ通知装置」であってもよい。この場合、揺れの発生箇所の周囲の所定エリアに侵入したことを契機として、揺れの事前通知が可能となる。
本開示に係る揺れ通知装置は、[7]「前記予測部は、前記自車両の速度が大きいほど前記第3エリアを広く設定する、上記[6]に記載の揺れ通知装置」であってもよい。この場合、自車両の速度に応じて適切なタイミングで揺れの発生を通知することが可能となる。
本開示に係る揺れ通知方法は、[8]「車両に揺れが発生する発生箇所を示す発生箇所情報を保持するデータベースの更新を行うと共に、前記発生箇所情報に基づいた揺れの通知を自車両の乗員に行う揺れ通知方法であって、前記自車両の走行中において前記自車両の現在位置を取得する取得工程と、前記自車両の走行中において前記自車両に発生した揺れを検出する検出工程と、前記検出工程において前記自車両の揺れが検出された場合に、前記自車両の現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて前記データベースに提供する提供工程と、前記提供工程により提供された情報に基づいて前記データベースを更新する更新工程と、前記自車両の走行中において、前記データベースに保持された前記発生箇所情報と前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の走行先において前記自車両に発生する揺れを予測する予測工程と、前記自車両の走行中において、前記自車両が当該揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する通知工程と、を備える揺れ通知システム」である。
この通知方法では、データベースに保持された揺れの発生箇所を示す情報と、自車両の現在位置とに基づいて、自車両の走行先において揺れの発生を予測する。そして、自車両が、揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを自車両の乗員に事前に通知する。よって、自車両の乗員に対して、揺れに対する準備行動や徐行等の揺れの抑制といった行動を促すことが可能となる。特に、この通知方法では、自車両の走行中において、自車両に揺れが発生したことを検出すると、自車両の現在位置と揺れの検出結果とを関連付けてデータベースに提供し、データベースを更新する。これにより、自車両の走行に伴う揺れの事前通知の運用可能エリアの拡大が図られると共に、揺れの発生箇所のリアルタイム性が担保されて精度が向上される。
本開示に係る揺れ通知装プログラムは、[9]「コンピュータを、車両に揺れが発生する発生箇所を示す発生箇所情報を保持するデータベースの更新を行うと共に、前記発生箇所情報に基づいた揺れの通知を自車両の乗員に行うための揺れ通知装置として機能させる揺れ通知プログラムであって、前記コンピュータに、前記自車両の走行中において前記自車両の現在位置を取得する取得機能と、前記自車両の走行中において前記自車両に発生した揺れを検出する検出機能と、前記検出機能において前記自車両の揺れが検出された場合に、前記自車両の現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて前記データベースに提供する提供機能と、前記提供機能により提供された情報に基づいて前記データベースを更新する更新機能と、前記自車両の走行中において、前記データベースに保持された前記発生箇所情報と前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の走行先において前記自車両に発生する揺れを予測する予測機能と、前記自車両の走行中において、前記自車両が当該揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する通知機能と、を実現させる揺れ通知プログラム」である。
この通知プログラムでは、データベースに保持された揺れの発生箇所を示す情報と、自車両の現在位置とに基づいて、自車両の走行先において揺れの発生を予測する。そして、自車両が、揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを自車両の乗員に事前に通知する。よって、自車両の乗員に対して、揺れに対する準備行動や徐行等の揺れの抑制といった行動を促すことが可能となる。特に、この通知プログラムでは、自車両の走行中において、自車両に揺れが発生したことを検出すると、自車両の現在位置と揺れの検出結果とを関連付けてデータベースに提供し、データベースを更新する。これにより、自車両の走行に伴う揺れの事前通知の運用可能エリアの拡大が図られると共に、揺れの発生箇所のリアルタイム性が担保されて精度が向上される。
本開示によれば、運用可能範囲の拡大、及び、揺れの事前通知の精度を向上可能な揺れ通知装置、揺れ通知方法、及び、揺れ通知プログラムを提供することが可能となる。
図1は、一実施形態に係る端末装置を模式的に示す図である。 図2は、図1に示された携帯端末のハードウェア構成を示す図である。 図3は、図1に示された揺れ通知システムの動作を示す模式図である。 図4は、本実施形態に係る揺れ通知方法のデータベース更新に関する一工程を示すフローチャートである。 図5は、揺れの測定値の時間変化を示すグラフである。 図6は、検出位置情報の処理を示す模式図である。 図7は、本実施形態に係る揺れ通知方法の揺れの事前通知に関する一工程を示すフローチャートである。 図8は、自車両の周囲へのエリアの設定を説明するための模式図である。 図9は、揺れの事前通知を説明するための模式図である。 図10は、別の揺れの事前通知を説明するための模式図である。 図11は、さらに別の揺れの事前通知を説明するための模式図である。 図12は、変形例に係る揺れの事前通知を説明するための模式図である。 図13は、変形例に係る揺れの事前通知を説明するための模式図である。 図14は、変形例に係る揺れの事前通知を説明するための模式図である。 図15は、揺れ通知プログラムの構成を示す図である。
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
図1は、一実施形態に係る端末装置を模式的に示す図である。図1に示されるように、揺れ通知システム100は、揺れ通知装置1とデータベース10とを備えている。データベース10は、車両に揺れが発生する箇所を示す発生箇所情報を保持している。「揺れ」とは、例えば、路面の段差に起因した上下方向の振動を意味し、したがって、揺れが発生する箇所とは、路面における段差のある箇所を含み得る。データベース10が保持する発生箇所情報は、例えば、以下に説明する手法により作成されるものや、予め、交通事故発生箇所や規制速度、地形等のオープンデータやプローブデータ、MMS計測システム搭載車両での計測等の手法により作成されるもの等を含み得る。
揺れ通知装置1は、携帯端末20と更新部30と予測部40とを備えている。一例として、携帯端末20は、車両の乗員が保持するスマートフォンである。したがって、揺れ通知装置1のうちの少なくとも携帯端末20は、車両に搭載される。以下では、揺れ通知装置1の少なくとも一部を搭載する車両を自車両OCと称する。本実施形態では、更新部30と予測部40とは、自車両OCの外部のコンピュータにおいて構成され得る。
揺れ通知装置1は、自車両OCの走行中において、データベース10の更新を行うと共に、データベース10が保持する発生箇所情報に基づいた揺れの通知を自車両OCの乗員に行うためのものである。なお、自車両OCが走行中であるとは、自車両OCが例えば交通信号等に応じて一時的に停止している状況を含む。
携帯端末20は、GPS受信機21、ジャイロセンサ22、ディスプレイ23、及び、スピーカ24を含む。GPS受信機21は、GPS衛星から送信される電波を受信することにより、携帯端末20(すなわち自車両OC)の現在位置を取得する。ジャイロセンサ22は、携帯端末20(すなわち自車両OC)の角速度を検出することにより、携帯端末20(すなわち自車両OC)に発生した揺れを検出する。
ディスプレイ23は、種々の画像情報を表示可能とされており、例えば、携帯端末20のユーザである自車両OCの乗員に対して、視覚的な情報を提供する。なお、ディスプレイ23がタッチパネルである場合には、自車両OCの乗員からの種々の入力を受け付けることも可能である。スピーカ24は、種々の音声情報を発生可能とされており、例えば、携帯端末20のユーザである自車両OCの乗員に対して、聴覚的な情報を提供する。
図2は、図1に示された携帯端末のハードウェア構成を示す図である。図2に示されるように、携帯端末20は、物理的には、CPU111、RAM及びROMといったメモリにより構成される主記憶装置112、ハードディスク及びメモリ等により構成される補助記憶装置113、通信制御装置114等を含むコンピュータシステムとして構成されている。また、携帯端末20は、例えばタッチパネルやスピーカ等の入力装置115及び出力装置116をさらに備えている。ディスプレイ23及びスピーカ24は、入力装置115及び出力装置116により構成され得る。
また、携帯端末20の後述の各機能部は、CPU111、主記憶装置112等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU111の制御のもとで通信制御装置114等を動作させるともに、主記憶装置112や補助記憶装置113におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現され得る。処理に必要なデータは主記憶装置112及び補助記憶装置113内に格納され得る。
図1及び図3に示されるように、携帯端末20は、機能的な構成として、位置取得部25、検出部26、提供部27、及び、通知部28を備えている。位置取得部25は、自車両OCの走行中において、GPS受信機21を介して自車両OCの現在位置を取得する。検出部26は、自車両OCの走行中において、ジャイロセンサ22を介して自車両OCに発生した揺れを検出する。提供部27は、検出部26が自車両OCの揺れを検出した場合に、自車両OCの現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて得られる検出位置情報をデータベース10に提供する。本実施形態では、提供部27は、更新部30に検出位置情報を提供する。換言すれば、提供部27は、更新部30を介して検出位置情報をデータベース10に提供することとなる。
更新部30は、提供部27より提供された検出位置情報に基づいて、データベース10を更新する。より具体的には、更新部30は、データベース10が、検出位置情報に示される位置について、揺れが発生する発生箇所情報を有していない場合、新たに、検出位置情報を発生箇所情報として登録する。これにより、データベース10に未知のエリアにおける発生箇所情報が蓄積される。なお、更新部30は、データベース10が検出位置情報に示される位置についいて発生箇所情報を既に保持している場合、当該発生箇所情報の日時に関する情報を現時点に更新し、リアルタイム性を担保するようにしてもよい。また、更新部30は、データベース10の更新に際し、発生箇所情報の信頼度を区分するため、提供部27より提供された検出位置情報の多寡によるなど統計的手法を用い、データの確からしさを区分してもよい。
予測部40は、自車両OCの走行中において、データベース10を参照し、データベース10に保持された発生箇所情報と自車両OCの現在位置とに基づいて、自車両OCの走行先において自車両OCに発生する揺れを予測する。予測部40は、予測結果を示す情報を通知部28に提供する。通知部28は、自車両OCの走行中において、自車両OCが当該揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、例えばディスプレイ23に注意喚起を促す情報を表示させたり、スピーカ24に注意喚起を促す情報を音声出力させたりする等によって、揺れが発生することを自車両OCの乗員に通知する。
引き続いて、図1に示された揺れ通知システムによって実施される揺れ通知方法について説明する。ここでは、まず、揺れ通知方法のうちのデータベース10の更新に関する工程について説明する。図4は、本実施形態に係る揺れ通知方法のデータベース更新に関する一工程を示すフローチャートである。
図4に示されるように、この方法では、まず、位置取得部25が、自車両OCの走行中において、GPS受信機21を介して自車両OCの現在位置を取得する(工程S101、取得工程)。
続いて、検出部26が、ジャイロセンサ22を介して、自車両OCの走行中において自車両OCに発生した揺れを検出する(工程S102、検出工程)。より具体的には、工程S102では、図5に示されるように、検出部26が、自車両OCが走行中である第1タイミングt1において、自車両OCの揺れの測定を開始する。
ここで、例えば揺れ通知システム100(揺れ通知装置1)の運用を開始した直後は、ユーザが携帯端末20を手に取って入力操作を行っている場合等、携帯端末20に揺れが発生している場合がある。このような携帯端末20の揺れは、路面の段差に応じて自車両OCに発生する揺れとは関係なく発生するノイズとなる。
このため、検出部26は、第1タイミングt1の後において、揺れの測定値が閾値th以下であるか否かの判定を行う(工程S103、検出工程)。工程S103の判定の結果、揺れの測定値が閾値以下でない場合(工程S103:No)、検出部26は、所定の時間間隔でもって工程S103の判定を繰り返す。
一方、工程S103の判定の結果、揺れの測定値が閾値以下である場合(工程S103:Yes)、検出部26は、揺れの検出を開始し、揺れが検出されたか否かの判定を行う(工程S104、検出工程)。このように、工程S102~工程S104では、検出部26は、第1タイミングt1の後であって自車両OCの揺れの測定値が閾値th以下になった第2タイミングt2において、自車両OCの揺れの検出を開始する。これにより、上記のようなノイズの除去が可能となる。
続いて、工程S104の判定の結果、揺れが検出されない場合(工程S104:No)、所定の時間間隔でもって工程S104の判定を繰り返す。一方、工程S104の判定の結果、検出部26が揺れを検出した場合(工程S104:Yes)、提供部27が、自車両OCの現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて検出位置情報としてデータベース10に提供する(工程S105、提供工程)。ここでは、提供部27は、更新部30に検出位置情報を提供する。
続いて、更新部30が、提供部27により提供された検出位置情報に基づいて、データベース10を更新する(工程S106、更新工程)。ここで、図6に示されるように、道路データを使用する場合、検出部26により計測されて生成された検出位置情報P0は、道路Lに乗らずにずれが生じている場合がある。したがって、更新部30は、データベース10の更新に先立って、検出位置情報P0を道路Lに乗せるための処理を行う。これにより、検出位置情報P0から道路L上の検出位置情報P1が生成される。
そして、更新部30は、生成した検出位置情報P1に基づいて、データベース10の更新を行う。更新部30は、データベース10が、検出位置情報P1に示される位置について、揺れが発生する発生箇所情報を有していない場合、新たに、検出位置情報P1を発生箇所情報として登録する。これにより、データベース10に未知のエリアにおける発生箇所情報が蓄積される。なお、工程S016において、更新部30は、データベース10が検出位置情報P1に示される位置についいて発生箇所情報を既に保持している場合、当該発生箇所情報の日時に関する情報を現時点に更新し、リアルタイム性を担保するようにしてもよい。
以上により、データベース10の更新が完了する。揺れ通知システム100(揺れ通知装置1)では、例えば自車両OCが走行している間、或いは、ユーザにより停止させられるまでの間、以上の工程を繰り返し実施して継続的にデータベース10の更新を行うことが可能である。
引き続いて、本実施形態に係る揺れ通知方法のうち、揺れの事前通知に関する工程について説明する。図7は、本実施形態に係る揺れ通知方法の揺れの事前通知に関する一工程を示すフローチャートである。
図7に示されるように、この方法では、まず、位置取得部25が、自車両OCの走行中において、GPS受信機21を介して自車両OCの現在位置を取得する(工程S201、取得工程)。位置取得部25は、取得した自車両OCの現在位置を示す情報を予測部40に提供する。
続いて、予測部40が、自車両OCの走行中において、データベース10を参照することにより、データベース10に保持された発生箇所情報と自車両OCの現在位置とに基づいて、自車両OCの走行先において自車両OCに発生する揺れを予測する(工程S202、工程S203、工程S204、予測工程)。
より具体的には、まず、予測部40が、図8に示されるように、自車両OCの周囲に複数のエリアを設定する(工程S202)。工程S202では、予測部40は、自車両OCの周囲に第1エリアA1を設定する。第1エリアA1は、一例として、自車両OCの現在位置を中心とする半径1000m程度の円形のエリアである。また、予測部40は、自車両OCの周囲に第2エリアA2を設定する。第2エリアA2は、一例として、自車両OCの現在位置を中心とする第1エリアA1よりの狭い半径500m程度の円形のエリアである。
工程S203では、予測部40は、データベース10を参照することにより、データベース10が保持する発生箇所情報に基づいて、第1エリアA1の範囲内の(既知の)発生箇所Pを取得する。図8の例では、第1エリアA1内に3つの発生箇所Pが取得される。これにより、予測部40は、第1エリアA1内に発生箇所Pが存在することで、自車両OCの走行先において自車両OCに揺れが発生すると予測する(工程S204)。
なお、予測部40は、自車両OCが進行することにより、自車両OCが第2エリアA2から出た場合、再度、自車両OCの現在位置の周囲に第1エリアA1を設定しつつ発生箇所情報に基づいて当該新たな第1エリアA1の範囲内の発生箇所Pを取得する。この場合、予測部40は、第2エリアA2についても再度設定する。これにより、自車両OCの進行に応じて第1エリアA1及び第2エリアA2が継続的に設定されると共に、自車両OCの周囲の発生箇所Pの取得が継続される。
続く工程では、予測部40が、自車両OCに揺れが発生すると予測された予測箇所(発生箇所P)に自車両OCが近付いているか否かの判定を行う(工程S205)。より具体的には、図9に示されるように、道路データを利用する場合であって、自車両OCが道路Lを走行中であり、且つ、当該道路L上に発生箇所Pが存在する場合、予測部40は、自車両OCが当該発生箇所Pの所定距離手前の地点Bに差し掛かったとき、自車両OCが発生箇所Pに近づいていると判定する。
図9の例では、予測部40は、発生箇所Pの周囲に第3エリアA3を設定する。第3エリアA3は、例えば、発生箇所Pを中心とする半径100m程度の円形のエリアである。そして、予測部40は、自車両OCが第3エリアA3と道路Lとの交点となる地点B(すなわち、発生箇所Pの100m程度手前の地点)に達して第3エリアA3に入った場合に、自車両OCが発生箇所Pに近づいていると判定する。
すなわち、工程S205では、予測部40は、発生箇所Pの周囲に第3エリアA3を設定すると共に、自車両OCが第3エリアA3に入ったか否かに基づいて、自車両OCが発生箇所Pに近づいているか否かの判定を行う。予測部40は、この判定結果を示す情報を通知部28に提供する。工程S205の判定の結果、自車両OCが発生箇所Pに近づいていない場合(工程S205:No)、所定の時間間隔でもって予測部40が工程S205の判定を繰り返す。
一方、工程S205の判定の結果、自車両OCが発生箇所Pに近づいている場合(工程S205:Yes)、通知部28が、例えばディスプレイ23に注意喚起を促す情報を表示させたり、スピーカ24に注意喚起を促す情報を音声出力させたりする等によって、揺れが発生することを自車両OCの乗員に通知する(工程S206、通知工程)。
なお、図10に示されるように、自車両OCが道路L上の地点B1に差し掛かって第3エリアA3に入ったことにより、通知部28が、揺れが発生することを自車両OCの乗員に通知した後に、例えば自車両OCが右折することにより発生箇所Pから遠ざかりつつある場合(且つ、右折先に発生箇所が存在しない場合)、通知部28は、自車両OCが地点B1よりも発生箇所Pから遠い地点B2に差し掛かった際に、自車両OCの乗員に揺れが発生しない旨を通知してもよい。
地点B2は、一例として、発生箇所Pを中心とする第3エリアA3よりも広い円形のエリアA4と道路Lとの交点である。エリアA4の半径は、例えば、第3エリアA3の半径r[m]に対して所定のマージンd[m]を加算したものに設定され得る。
一方、図11に示されるように、自車両OCの走行する道路Lを直進した先に予測箇所(発生箇所Pa)が存在し、且つ、発生箇所Paの手前を右折した先に別の予測箇所(発生箇所Pb)が存在する場合には、通知部28は、以下のような処理を行うことができる。すなわち、この場合には、通知部28は、自車両OCが道路L上の地点B1に差し掛かって、発生箇所Paの周囲の第3エリアA3aに入ったことにより、揺れが発生することを自車両OCの乗員に通知した後に、自車両OCが発生箇所Pbの周囲の第3エリアA3bの内部の別の地点B2に差し掛かった際に、自車両OCの乗員に揺れが発生する旨を再度通知することができる。
地点B2は、発生箇所Pbの周囲の第3エリアA3bの内部の点であり、発生箇所Paから自車両OCの現在位置までの距離が発生箇所Pbから自車両OCの現在位置までの距離よりも大きくなる地点(ここでは、第3エリアA3aと第3エリアA3bとの2つの交点を結ぶ直線と道路Lとの交点)である。
以上により、自車両OCの乗員に対する揺れの事前通知が完了する。なお、ここでは、例えば自車両OCが走行している間、或いは、ユーザにより停止させられるまでの間、以上の工程を繰り返し実施して継続的に揺れの事前通知を行うことが可能である。特に、上述したデータベース10の更新と揺れの事前通知とは、並列して実行され得る。
以上説明したように、本実施形態に係る揺れ通知システム100、揺れ通知装置1、及び、揺れ通知方法では、データベース10に保持された揺れの発生箇所Pを示す情報と、自車両OCの現在位置とに基づいて、自車両OCの走行先において揺れの発生を予測する。そして、自車両OCが、揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを自車両OCの乗員に事前に通知する。よって、自車両OCの乗員に対して、揺れに対する準備行動や徐行等の揺れの抑制といった行動を促すことが可能となる。
特に、本実施形態に係る揺れ通知システム100、揺れ通知装置1、及び、揺れ通知方法では、自車両OCの走行中において、自車両OCに揺れが発生したことを検出すると、自車両OCの現在位置と揺れの検出結果とを関連付けてデータベース10に提供し、データベース10を更新する。これにより、自車両OCの走行に伴う揺れの事前通知の運用可能エリアの拡大が図られると共に、揺れの発生箇所のリアルタイム性が担保されて精度が向上される。
また、本実施形態に係る揺れ通知装置1では、位置取得部25、検出部26、提供部27、及び通知部28が、乗員の携帯端末20において構成されている。このため、揺れ通知装置1が簡易に実現される。
また、本実施形態に係る揺れ通知装置1では、検出部26は、自車両OCの走行中の第1タイミングt1に自車両OCの揺れの測定を開始すると共に、第1タイミングt1の後であって自車両OCの揺れの測定値が閾値th以下になった第2タイミングt2において、自車両OCの揺れの検出を開始する。このため、例えば自車両OCの乗員による検出部26を含む装置(例えば上記の携帯端末20)の操作に応じた揺れが、一定程度まで低減された状態において、揺れの検出が開始される。これにより、ノイズの除去を図ることが可能となる。
また、本実施形態に係る揺れ通知装置1では、予測部40は、自車両OCの走行中において、自車両OCの現在位置の周囲に第1エリアA1を設定すると共に、発生箇所情報に基づいて第1エリアA1の範囲内の発生箇所Pを取得する。このため、一定の範囲内において揺れの事前通知が可能となる。
また、本実施形態に係る揺れ通知装置1では、予測部40は、自車両OCの走行中において、自車両OCの現在位置の周囲に第1エリアA1よりも狭い第2エリアA2を設定すると共に、自車両OCが第2エリアA2から出た場合に、再度、自車両OCの現在位置の周囲に第1エリアA1を設定しつつ発生箇所情報に基づいて当該第1エリアA1の範囲内の発生箇所Pを取得する。このため、揺れの事前通知を行うエリアを、自車両OCの進行に応じて連続的に形成することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る揺れ通知装置1では、予測部40は、発生箇所Pの周囲に第3エリアA3を設定すると共に、自車両OCが第3エリアA3に入ったか否かに基づいて、自車両OCが発生箇所Pに近づいているか否かの判定を行う。そして、通知部28は、自車両OCが発生箇所Pに近づいていると予測部40が判定した場合に、揺れが発生することを自車両OCの乗員に通知する。このため、自車両OCが揺れの発生箇所Pの周囲の所定エリアに侵入したことを契機として、揺れの事前通知が可能となる。
以上の実施形態は、本発明の一態様について説明したものである。したがって、本発明は、上記態様に限定されることなく任意に変形され得る。
例えば、上記実施形態では、発生箇所P,Paの周囲に円形の第3エリアA3,A3aを設定し、自車両OCが当該第3エリアA3,A3aに入ったことをもって自車両OCが発生箇所P,Paに近づいていると判定する態様について説明した。しかし、本発明は、発生箇所の周囲に2次元状のエリアを設定する場合に限定されない。
すなわち、図12に示されるように、道路データを使用する場合であって、自車両OCの経路Hが設定されている場合、工程S203において、予測部40が、自車両OCの走行中において、データベース10を参照することにより、データベース10に保持された発生箇所情報と自車両OCの現在位置及び経路Hに基づいて、経路H上の発生箇所Pa,Pbを取得することができる。この場合、自車両OCの周囲に第1エリアA1や第2エリアA2を設定する必要はない。
そして、予測部40が、工程S204において、自車両OCが発生箇所Pa,Pbに距離Dsまで近づいたときに、自車両OCの走行先において自車両OCに揺れが発生すると予測すると共に、通知部28が、工程S205において、揺れが発生することを自車両OCの乗員に通知することができる。この場合、予測部40が、二次元状に広がるエリア内において発生箇所Pを取得する必要が無いため、処理負荷が低減される。
また、上記実施形態では、道路データを使用する態様について説明したが、道路データの使用は必須ではない。すなわち、図13に示されるように、道路データを使用しない場合、予測部40は、工程S204において、データベース10を参照して自車両OCの周囲の所定範囲において発生箇所Pを取得すると共に、自車両OCの移動速度v(t)を時間積分することにより、自車両OCと発生箇所Pとの距離を推定し、自車両OCが一定距離まで発生箇所Pに近づいた場合に、通知部28が自車両OCの走行先において自車両OCに揺れが発生することを乗員に通知してもよい。
このとき、図13及び図14に示されるように、自車両OCの速度が大きいほど、自車両OCと発生箇所Pとの距離がより大きい段階で(より早い段階で)揺れの事前通知を行うようにされてもよい。すなわち、発生箇所Pの周囲に第3エリアA3を設定する場合には、予測部40は、自車両OCの速度が大きいほど、第3エリアA3を広く(半径を大きく)設定することができる。この場合、自車両OCの速度に応じて適切なタイミングで揺れの発生を事前通知することが可能となる。
さらに、上記実施形態では、位置取得部25、検出部26、提供部27、及び通知部28が携帯端末20において構成される例を挙げたが、携帯端末20がさらに更新部30及び予測部40の少なくとも一方を含んでもよい。或いは、位置取得部25、検出部26、提供部27、及び通知部28のすくなくとも1つが、携帯端末20の外部において構成されてもよい。さらには、GPS受信機21及びジャイロセンサ22は、携帯端末20ではなく自車両OCに搭載されたものが利用されてもよい。
次に、図15を参照して、コンピュータを、揺れ通知装置1として機能させるための揺れ通知プログラムを説明する。揺れ通知プログラムAPは、メインモジュールm10、位置取得モジュールm11、検出モジュールm12、提供モジュールm13、更新モジュールm14、予測モジュールm15、及び、通知モジュールm16を含む。
メインモジュールm10は、統括的に制御する部分である。位置取得モジュールm11、検出モジュールm12、提供モジュールm13、更新モジュールm14、予測モジュールm15、及び、通知モジュールm16を実行することにより実現される機能(取得機能、検出機能、提供機能、更新機能、予測機能、通知機能)はそれぞれ、図1に示される揺れ通知装置1の位置取得部25、検出部26、提供部27、更新部30、予測部40、及び、通知部28と同様である。
揺れ通知プログラムAPは、例えば、磁気ディスクや光ディスクまたは半導体メモリ等の記憶媒体M1(例えば主記憶装置112又は補助記憶装置113)によって提供される。また、揺れ通知プログラムAPは、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
1…揺れ通知装置、10…データベース、20…携帯端末、25…位置取得部、26…検出部、27…提供部、28…通知部、30…更新部、40…予測部、OC…自車両、A1…第1エリア、A2…第2エリア、A3,A3a…第3エリア、P,Pa,Pb…発生箇所。

Claims (8)

  1. 車両に揺れが発生する発生箇所を示す発生箇所情報を保持するデータベースの更新を行うと共に、前記発生箇所情報に基づいた揺れの通知を自車両の乗員に行う揺れ通知装置であって、
    前記自車両の走行中において前記自車両の現在位置を取得する位置取得部と、
    前記自車両の走行中において前記自車両に発生した揺れを検出する検出部と、
    前記検出部が前記自車両の揺れを検出した場合に、前記自車両の現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて前記データベースに提供する提供部と、
    前記提供部により提供された情報に基づいて前記データベースを更新する更新部と、
    前記自車両の走行中において、前記データベースに保持された前記発生箇所情報と前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の走行先において前記自車両に発生する揺れを予測する予測部と、
    前記自車両の走行中において、前記自車両が当該揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する通知部と、
    を備え、
    前記検出部は、前記自車両の走行中の第1タイミングに前記自車両の揺れの測定を開始すると共に、前記第1タイミングの後であって前記自車両の揺れの測定値が閾値以下になった第2タイミングにおいて、前記自車両の揺れの検出を開始する、
    揺れ通知装置。
  2. 少なくとも前記位置取得部、前記検出部、前記提供部、及び前記通知部は、前記乗員の携帯端末において構成される、
    請求項1に記載の揺れ通知装置。
  3. 前記予測部は、前記自車両の走行中において、前記自車両の現在位置の周囲に第1エリアを設定すると共に、前記発生箇所情報に基づいて前記第1エリアの範囲内の前記発生箇所を取得する、
    請求項1に記載の揺れ通知装置。
  4. 前記予測部は、前記自車両の走行中において、前記自車両の現在位置の周囲に前記第1エリアよりも狭い第2エリアを設定すると共に、前記自車両が進行することにより前記自車両が前記第2エリアから出た場合に、再度、前記自車両の現在位置の周囲に前記第1エリアを設定しつつ前記発生箇所情報に基づいて当該第1エリアの範囲内の前記発生箇所を取得する、
    請求項3に記載の揺れ通知装置。
  5. 前記予測部は、前記発生箇所の周囲に第3エリアを設定すると共に、前記自車両が前記第3エリアに入ったか否かに基づいて、前記自車両が前記発生箇所に近づいているか否かの判定を行い、
    前記通知部は、前記自車両が前記発生箇所に近づいていると前記予測部が判定した場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する、
    請求項1に記載の揺れ通知装置。
  6. 前記予測部は、前記自車両の速度が大きいほど前記第3エリアを広く設定する、
    請求項5に記載の揺れ通知装置。
  7. 車両に揺れが発生する発生箇所を示す発生箇所情報を保持するデータベースの更新を行うと共に、前記発生箇所情報に基づいた揺れの通知を自車両の乗員に行う揺れ通知方法であって、
    前記自車両の走行中において前記自車両の現在位置を取得する取得工程と、
    前記自車両の走行中において前記自車両に発生した揺れを検出する検出工程と、
    前記検出工程において前記自車両の揺れが検出された場合に、前記自車両の現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて前記データベースに提供する提供工程と、
    前記提供工程により提供された情報に基づいて前記データベースを更新する更新工程と、
    前記自車両の走行中において、前記データベースに保持された前記発生箇所情報と前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の走行先において前記自車両に発生する揺れを予測する予測工程と、
    前記自車両の走行中において、前記自車両が当該揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する通知工程と、
    を備え、
    前記検出工程では、前記自車両の走行中の第1タイミングに前記自車両の揺れの測定を開始すると共に、前記第1タイミングの後であって前記自車両の揺れの測定値が閾値以下になった第2タイミングにおいて、前記自車両の揺れの検出を開始する、
    揺れ通知方法。
  8. コンピュータを、車両に揺れが発生する発生箇所を示す発生箇所情報を保持するデータベースの更新を行うと共に、前記発生箇所情報に基づいた揺れの通知を自車両の乗員に行うための揺れ通知装置として機能させる揺れ通知プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記自車両の走行中において前記自車両の現在位置を取得する取得機能と、
    前記自車両の走行中において前記自車両に発生した揺れを検出する検出機能と、
    前記検出機能において前記自車両の揺れが検出された場合に、前記自車両の現在位置と当該揺れの検出結果とを関連付けて前記データベースに提供する提供機能と、
    前記提供機能により提供された情報に基づいて前記データベースを更新する更新機能と、
    前記自車両の走行中において、前記データベースに保持された前記発生箇所情報と前記自車両の現在位置とに基づいて、前記自車両の走行先において前記自車両に発生する揺れを予測する予測機能と、
    前記自車両の走行中において、前記自車両が当該揺れの発生が予測された箇所に近づいた場合に、揺れが発生することを前記自車両の乗員に通知する通知機能と、
    を実現させ、
    前記検出機能は、前記自車両の走行中の第1タイミングに前記自車両の揺れの測定を開始すると共に、前記第1タイミングの後であって前記自車両の揺れの測定値が閾値以下になった第2タイミングにおいて、前記自車両の揺れの検出を開始する、
    揺れ通知プログラム。
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