JP7409328B2 - 試験機用のクランプ構造、および、試験機 - Google Patents

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Description

本発明は、試験機用のクランプ構造、および、試験機に関する。
従来、試験機では、試験機本体の軸部材をクランプ、アンクランプ可能に支持するクランプ構造を設けることで、試験対象に応じて、試験機本体の姿勢や位置などを変更している。
この種のクランプ構造として、特許文献1には、支柱に沿って昇降可能なクロスヘッドを、試験片の高さに合わせた位置で支柱に固定するための油圧クランプが開示されている。特許文献1では、クロスヘッドに、支柱が挿入される孔とその孔から延びる割溝が形成されており、割溝が形成された部位を油圧シリンダ機構で締め付けてクランプしている。特許文献1では、圧力スイッチで、油圧が所定値以上か否かを検出してクランプ状態を検出している。
特開2013-57611号公報
ところで、割部を締め付けるクランプ構造としては、ボルトで締め付ける構造も知られている。しかしながら、試験機本体では、その用途の特性上、割部の剛性が高くなり、ボルトで締め付ける際の割部の変形量が極めて小さい。このため、締め付ける際のボルトの軸方向のストローク量が小さく、ボルトの位置に基づいてクランプ状態か否かを検出し難いという課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ボルトの位置に基づいて精度良くクランプ状態を検出できる試験機用のクランプ構造を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、試験装置の軸部材を支持するクランプ本体と、前記クランプ本体を締め付けるボルトと、前記クランプ本体がクランプ状態であるか否かを前記ボルトの位置に基づいて検出する検出器と、を備え、前記クランプ本体は、前記軸部材が嵌まる嵌合孔と、前記ボルトで締め付けることにより前記軸部材をクランプする割部と、を備え、前記ボルトと前記クランプ本体との間に弾性部材を介在させる、試験機用のクランプ構造に関する。
本発明の第2の態様は、支柱またはトラニオン軸を有する試験装置と、前記支柱または前記トラニオン軸を支持するクランプ本体と、前記クランプ本体を締め付けるボルトと、前記クランプ本体がクランプ状態であるか否かを前記ボルトの位置に基づいて検出する検出器と、を備え、前記クランプ本体は、前記支柱または前記トラニオン軸が嵌まる嵌合孔と、前記ボルトで締め付けることにより前記支柱または前記トラニオン軸をクランプする割部と、を備え、前記ボルトと前記クランプ本体との間に弾性部材を介在させる、試験機に関する。
本発明の第1の態様および第2の態様によれば、ボルトの締め付けを開始してからクランプ状態になるまでのボルトのストローク量を大きくでき、ボルトの位置に基づいて精度良くクランプ状態を検出できる。
第1実施形態に係る試験装置の概略正面図である。 第1実施形態に係る試験装置の概略側面図である。 クランプ構造の説明図である。 クランプ構造の側面図である。 クランプ構造の作用説明図であり、図5(A)は、ボルトがクランプ解除位置に移動した状態の図、図5(B)は、ボルトの先端部がマイクロスイッチのレバーに接触する位置に移動した状態を示す図、図5(C)は、ボルトがクランプ位置に移動した状態を示す図である。 弾性部材が配置されない場合の図3に対応する説明図である。 第2実施形態に係る疲労試験機の概略側面図である。 加振装置の構造を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[1.第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る疲労試験機1の概略正面図である。図2は、第1実施形態に係る疲労試験機1の概略側面図である。
本実施形態の試験機の一例としての疲労試験機1は、試験対象TPに対して試験力としての圧縮荷重、引張荷重などの試験荷重を付与して、試験対象TPの疲労試験を行う。
疲労試験機1は、試験装置10と、試験装置10を制御する制御装置100(図2参照)と、を備える。
試験装置10は、基台11を有する。基台11には、鉛直方向上方に延びる支柱12が立設されている。支柱12は、試験装置10の幅方向に一対設けられている。支柱12には、幅方向に延びるクロスヘッド13が摺動可能に連結されている。クロスヘッド13の両端には、支柱12に沿って延びる昇降シリンダ14が連結されている。昇降シリンダ14は、例えば、油圧シリンダである。昇降シリンダ14は、支柱12よりも幅方向外側に配置される。
昇降シリンダ14は、基台11に固定されたシリンダ本体14aと、シリンダ本体14aから支柱12に沿って延びるシリンダロッド14bと、を有する。昇降シリンダ14は、シリンダロッド14bをシリンダ本体14aに対して伸縮させることにより、クロスヘッド13を支柱12に沿って昇降させる。クロスヘッド13には、支柱12の位置に対応して、クランプ構造30が設けられている。クランプ構造30は、試験対象TPの大きさに応じて昇降させたクロスヘッド13を支柱12に固定する。
クロスヘッド13の幅方向中央部には、ロードセル21が設置されている。ロードセル21には、試験対象TPの上部を固定する上部治具22が取り付けられている。上部治具22の下方には、試験対象TPの下部を固定する下部治具23が配置される。
下部治具23は、基台11内に配置された負荷アクチュエータ24に支持される。本実施形態の負荷アクチュエータ24は、油圧シリンダである。負荷アクチュエータ24は、シリンダ本体24aと、シリンダ本体24aに対して伸縮するピストンロッド24bとを備える。ピストンロッド24bは上方に延びており、基台11の内部から上方に伸縮可能に構成されている。ピストンロッド24bの上端には下部治具23が取り付けられる。負荷アクチュエータ24は、サーボ弁25によって、圧油方向と圧油量とが制御されて、ピストンロッド24bが伸縮することで、上部治具22と下部治具23との間に固定された試験対象TPに試験力が印加される。この際に、ロードセル21は、上部治具22が付与する試験力を計測する。ロードセル21の計測信号は。制御装置100に入力される。
基台11の前面には、昇降シリンダ14や油圧アクチュエータ15を作動させるための操作部26、27が設けられている。操作部26、27の操作信号は、制御装置100に入力される。
図3は、クランプ構造30の説明図である。図3は、図1のIII-III線断面に対応する。図4は、クランプ構造30の側面図である。図4は、図2の要部拡大図に対応する。
クロスヘッド13はクランプ構造(試験機用のクランプ構造)30を有する。クランプ構造30は、幅方向両側で同様であるため、片側のクランプ構造30について説明する。
クロスヘッド13には、試験装置の軸部材の一例として、摺動用の円柱状の支柱12が嵌まる嵌合孔31が形成されている。嵌合孔31は円形状に形成されている。嵌合孔31の外周部には、嵌合孔31から幅方向外側に延びるスリット状の割溝32が形成されている。嵌合孔31と割溝32により、クロスヘッド13の端部は前後に分かれる。すなわち、クロスヘッド13の端部は、嵌合孔31と割溝32よりも前側に位置する前側割部(クランプ方向第1側の割部)33と、嵌合孔31と割溝32よりも後側に位置する後側割部(クランプ方向第2側の割部)34とが形成される。嵌合孔31、割溝32、前側割部33、および、後側割部34により、本実施形態の割部35が構成される。本実施形態では、クロスヘッド13がクランプ本体に対応する。
割部35には、前後方向(クランプ方向)に貫通するボルト孔36が形成されている。ボルト孔36のうち、後側割部34の内周部には、雌ねじ36bが形成されている。
ボルト孔36には、前側割部33から後側割部34にボルト37が挿通される。ボルト37は、ボルト孔36に挿通される軸部38と、ボルト孔36よりも大径の頭部(押圧部)39とを一体に備える。軸部38には、先端側に雄ねじ38aが形成されている。雄ねじ38aはボルト孔36の雌ねじ36bと噛み合う。雄ねじ38aと雌ねじ36bは互いに噛み合って結合した状態の噛み合い部38bを形成する。
軸部38の先端側には、軸部38よりも小径の先端部40が形成されている。先端部40には、先端側に凸の曲面状に形成された案内面41が形成されている。本実施形態では、案内面41は半球面状に形成されており、ボルト37の中心線Lに対する回転体形状に形成されている。
ボルト孔36の周囲に対応して、クロスヘッド13の前側割部33には、凹み状の座部33aが形成されている。座部33aは、クロスヘッド13の前面に対して後方に凹んでいる。座部33aには、弾性部材42が配置される。弾性部材42は、ボルト37の頭部39と前側割部33の座部33aとの間に介在される。なお、座部33aは省略してもよく、クロスヘッド13の前面は凹まなくてもよい。弾性部材42は、ボルト37をねじ込んだ場合に、頭部39と座部33aの間隔が狭まるのに連れて弾性圧縮(弾性変形)する。ここで、弾性部材42は、ボルト37をねじ込んだ場合に、割部35に十分な締め付け力、すなわち、試験装置10が試験荷重(設計上の最大の試験荷重)を負荷する場合にクロスヘッド13が移動しないための摩擦力を生じさせる締め付け力が作用するまで弾性圧縮(弾性変形)するように構成されている。換言すれば、弾性部材42は、ボルト37をねじ込んだ場合に、割部35に十分な締め付け力が作用するまで弾性圧縮(弾性変形)仕切らないように構成されている。また、弾性部材42は、ボルト37による締め付け力の増加に連れてボルト37が適度に移動、すなわち、ストロークするように弾性変形することが望ましい。
本実施形態では、弾性部材42の一例として、円環状の皿ばね42aが適用される。皿ばね42aは、ボルト37の軸部38に貫通された状態で配置される。皿ばね42aは、外観が略円錐台状であり、軸方向で内径が大きい側と小さい側とを有し、向きがある。皿ばね42aは複数配置される。本実施形態では、軸方向で皿ばね42aの向きを交互に変更しながら配置され、いわゆる、直列配置されている。これにより、締め付け力に応じて皿ばね42aを弾性変形させる際に、ボルト37のストローク量を大きくできる。
後側割部34の後面には、屈曲板状のステー46が固定されている(図4参照)。ステー46には、検出器の一例としてのマイクロスイッチ47が支持される。マイクロスイッチ47は、ON、OFFが切り替え可能な接触型のスイッチである。本実施形態のマイクロスイッチ47は、アーム状のレバー48を有する。レバー48は、基端部48aを支点として回動可能に支持され、先端部48bが大きく揺動可能になっている。
レバー48の長手方向中途部に対応して、マイクロスイッチ47には、スイッチ本体部49が配置されている。スイッチ本体部49は、常時は突出した状態に付勢されている。そして、レバー48の先端部48bが押されてレバー48が回動すると、レバー48に押されて、スイッチ本体部49が突出した状態よりも埋まり、所定以上、埋まると、マイクロスイッチ47のON、OFFが切り替わる。マイクロスイッチ47の検出信号は、制御装置100に入力される。
マイクロスイッチ47のレバー48の先端部48bは、ボルト37の先端部40に対向して配置される。レバー48は、ボルト37の先端部40に接触して移動する。レバー48をボルト37の先端部40の位置に応じて移動させることができ、ボルト37の先端部40の位置に応じてON、OFFを切り替えられる。本実施形態のマイクロスイッチ47は、ボルト37が十分な締め付け力を作用させる位置までねじ込まれた場合に、ON、OFFが切り替わるように配置される。ここで、レバー48の先端部48bの揺動幅が大きいため、ONとOFFの位置を大きく離間させることができ、クランプ状態のボルト37の位置と、アンクランプ状態のボルト37の位置を十分に切り分けることができる。なお、その前提として、ボルト37は十分な締め付け力が生じるまでねじ込まれた場合に、ボルト37の先端部40がボルト孔36から後方に突き出る長さを有する。特に、本実施形態では、ボルト37は、レバー48の先端部48bを大きく揺動させるほど後方に突き出る長さを有する。
ボルト37がねじ込まれて、マイクロスイッチのON、OFFが切り替わることで、クランプ状態を精度良く検出できる。
図2に示すように、疲労試験機1には、疲労試験機1の各部を制御する制御装置100が並置されている。制御装置100は、疲労試験機1を中枢的に制御する装置であり、疲労試験機1との間で信号を送受信可能に接続される。
制御装置100が疲労試験機1から受信する信号は、操作部26、27(図1参照)の操作信号や、ロードセル21が出力する計測信号、クランプ状態の検出信号など、制御や試験に要する適宜の信号である。
制御装置100が疲労試験機1へ送信する信号は、シリンダ装置の制御信号や、負荷アクチュエータの制御信号、その他の制御や試験に要する適宜の信号である。
制御装置100はコンピュータを備え、このコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサと、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリデバイスと、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などのストレージ装置と、制御装置100や各種の周辺機器などを接続するためのインターフェース回路と、を備える。そして、プロセッサがメモリデバイス又はストレージ装置に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、疲労試験機1の各種の機能を実現する。
本実施形態の疲労試験機1では、試験開始前に、昇降シリンダ14を作動させて試験対象TPの大きさに対応する位置にクロスヘッド13を昇降させる。そして、クランプ構造30で支柱12をクランプして、クロスヘッド13を、試験対象TPの高さに応じたに位置に固定して試験対象TPに対して試験が行われる。
図5は、クランプ構造30の作用説明図であり、図5(A)は、ボルト37がクランプ解除位置に移動した状態の図、図5(B)は、ボルト37の先端部40がマイクロスイッチ47のレバー48に接触する位置に移動した状態を示す図、図5(C)は、ボルト37がクランプ位置に移動した状態を示す図である。
図5(A)に示すように、本実施形態では、ボルト37の先端部40がマイクロスイッチ47のレバー48から離間しており、ボルト37の頭部39と前側割部33との間に介在する全ての皿ばね42aが自然状態で保持されている場合のボルト37の移動位置を、クランプ解除位置として説明する。クランプ解除位置では、自然状態の皿ばね42aがボルト37の頭部39と前側割部33との間を軸方向に移動可能に、皿ばね42a間等に隙間が空いた状態でもよい。隙間により、ボルト37がクランプ解除位置にあることが認識し易くなる。
クランプ解除位置のボルト37を締め付け方向に回転させると、雄ねじ38aが雌ねじ36bに噛み合っているため、ボルト37がねじ込まれる。よって、ボルト37の頭部39と割部35との間隔が狭まり、皿ばね42aが、ボルト37の頭部39で押されるようにして弾性的に圧縮される。また、ボルト37の頭部39と軸部38の噛み合い部38bとの間隔が狭まるのに伴って徐々に圧縮されていく。このとき、皿ばね42aが弾性変形するのに必要な力、つまりは、ボルト37により付与される締め付け力も徐々に増大しており、皿ばね42aを介してその締め付け力が割部35に作用する。
この際に、本実施形態では、図5(B)に示すように、ボルト37の先端部40がマイクロスイッチ47のレバー48に接触する。ボルト37は回転しながら先端側に進むため、ボルト37の先端部40の半球状の案内面41が板状のレバー48の接触面に滑らかに接触して、レバー48を案内するように押すことができる。よって、案内面41により、レバー48を、ボルト37の移動、すなわち、ボルト37のストロークに追従させて滑らかに移動させ易くなっている。
図5(C)に示すように、ボルト37がさらにねじ込まれてボルト37がクランプ位置に移動すると、ボルト37の頭部39と軸部38の噛み合い部38bとの間隔が十分に狭まり、クランプに必要な十分な締め付け力が弾性部材42を介してクロスヘッド13の割部35に作用する。つまり、支柱12がクロスヘッド13に十分にクランプされたクランプ状態となり、試験中のクロスヘッド13の高さ位置が保持される。このとき、ボルト37がマイクロスイッチ47のレバー48を押し込んでおり、クロスヘッド13がクランプ状態であることがマイクロスイッチ47により検出される。
図6は、弾性部材42が配置されない場合の図3に対応する説明図である。なお、図6のボルト137は、ボルト37よりも短くなっている。
座部33aに弾性部材42が配置されていない図6に示す場合では、ボルト137の軸部138が後側割部34と噛み合い、且つ、ボルト137の頭部139が前側割部33に接触した場合に、ボルト137の締め付け力がクロスヘッド13の割部35に作用する。
一般に、クランプ構造では、割部が軸部材を挟んだ状態で締め付けることにより、割部を軸部材に圧接させ軸部材が割部に対して移動できないような摩擦力を発生可能とする。ここで、試験装置では、試験荷重をかけてもクランプ構造が滑らないだけの摩擦力が必要で、その摩擦力を発生させるだけの十分な締め付け力を割部に掛けても、割部が塑性変形しないように割部の肉厚が確保されており、割部の剛性が高い。
このため、図6に示すように、ボルト137の頭部139が接触した状態からクランプに十分な締め付け力を付与させても割部35の変形量が小さく、ボルト137のストローク量も小さい。逆に、不十分な締め付け力であっても、ボルト37のストローク量は、クランプに十分な締め付け力を付与できる場合と見かけ上はほとんど変わらない。
よって、弾性部材42を介在させない場合、クランプ状態であるか否かを、ボルト137の位置、すなわち、ボルト137のストローク量に基づいて精度良く検出することが困難であった。
これに対して、本実施形態では、図3~図5で示すように、ボルト37には、皿ばね42aが複数装着されており、クランプ状態に必要な締め付け力が作用するまで皿ばね42aが弾性的に圧縮可能に構成されている。
よって、ボルト37をねじ込んで締め付け力を作用させる際に、締め付け力が増大するのに応じて、皿ばね42aが徐々に弾性変形可能であり、締め付け力の増大をボルト37のストローク量を介して認識し易くなっている。
また、本実施形態の皿ばね42aが直列配置(直列的に配置)されており、ボルト37をねじ込みに対して十分なストローク量を生じさせつつ、ボルト37をねじ込むことが可能となっている。
このため、クランプ解除位置と、クランプ状態となるクランプ位置との間に大きなストローク量を設定することができる。よって、ボルト37の個体差などの誤差の影響を受けることなく、ストローク量に基づいて、精度良く、クランプ状態を検出することができる。
よって、剛性が高い上に、クランプ、アンクランプを繰り返すことになり易い疲労試験機1のクランプ構造として、クランプ構造30は好適である。
本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態の試験機用のクランプ構造30は、試験装置10の支柱12を支持するクロスヘッド13と、クロスヘッド13を締め付けるボルト37と、クロスヘッド13がクランプ状態であるか否かをボルト37の位置に基づいて検出するマイクロスイッチ47と、を備え、クロスヘッド13は、支柱12が嵌まる嵌合孔31と、ボルト37で締め付けることにより支柱12をクランプする割部35と、を備え、ボルト37とクロスヘッド13との間に弾性部材42、42aを介在させる。
したがって、ボルト37の締め付けを開始してからクランプ状態になるまでのボルト37のストローク量を大きくでき、ボルト37の位置に基づいて精度良くクランプ状態を検出できる。
本実施形態では、ボルト37とクロスヘッド13との間に、複数の弾性部材42、42aを直列的に介在させる。
したがって、ボルト37のストローク量を大きくできる。
また、本実施形態では、弾性部材42、42aは皿ばね42aである。
したがって、簡素な構造でボルト37のストローク量を大きくできる。
また、本実施形態では、マイクロスイッチ47は、レバー48を有するマイクロスイッチ47であり、レバー48は、ボルト37の先端に対向可能に配置され、ボルト37の先端には、ボルト37の先端側に凸となる曲面状の案内面41が形成されている。
したがって、ねじ込まれるボルト37の先端でレバー48を押す際に、レバー48をボルト37のストロークに追従させ易くできる。
また、本実施形態では、クロスヘッド13は、嵌合孔31に、試験装置10の摺動用の支柱12を嵌め、クロスヘッド13の割部35をボルト37で締め付けることにより支柱12をクランプする。
したがって、試験装置10の摺動用の支柱12のクランプ状態を検出できる。
本実施形態の疲労試験機1は、支柱12またはトラニオン軸を有する試験装置10と、支柱12またはトラニオン軸を支持するクロスヘッド13と、クロスヘッド13を締め付けるボルト37と、クロスヘッド13がクランプ状態であるか否かをボルト37の位置に基づいて検出するマイクロスイッチ47と、を備え、クロスヘッド13は、支柱12またはトラニオン軸が嵌まる嵌合孔31と、ボルト37で締め付けることにより支柱12またはトラニオン軸をクランプする割部35と、を備え、ボルト37とクロスヘッド13との間に弾性部材42、42aを介在させる。
したがって、ボルト37の締め付けを開始してからクランプ状態になるまでのボルト37のストローク量を大きくでき、ボルト37の位置に基づいて精度良くクランプ状態を検出できる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する場合がある。
図7は、第2実施形態に係る疲労試験機201の概略側面図である。
本実施形態の試験機の一例としての疲労試験機201は、試験対象TPに対して試験力としての加振力を付与して、試験対象TPの疲労試験を行う。
疲労試験機201は、試験装置の一例としての加振装置210と、加振装置210を制御する制御装置300と、を備える。
図8は、加振装置210の構造を示す模式図である。
加振装置210は、軸方向Laに延びる外観形状をしている。加振装置210は、略円筒状のケーシング211を有する。ケーシング211の軸方向Laの第1側には、駆動源の一例としてのサーボモータ212が支持される。サーボモータ212は、制御装置300により、回転方向、及び、回転速度が制御される。サーボモータ212の駆動軸212aは、カップリング213を介して、ボールねじ軸214に連結されている。ボールねじ軸214は、カップリング213側でベアリング215を介して回転可能に支持されている。ボールねじ軸214には、ボールねじナット216が装着されている。ボールねじナット216は、ボールねじ軸214の正逆回転により、ボールねじ軸214に沿って往復移動可能である。
ボールねじナット216には、ピストンロッド217が連結されている。ピストンロッド217は略円筒状であり、その内部には、ボールねじ軸214の軸方向Laの第2側が挿通された状態で配置される。ピストンロッド217は、外周部が、ボールスプライン218を介してケーシング211に支持されている。ボールスプライン218は、ピストンロッド217を軸方向Laに摺動自在に支持する。ピストンロッド217の先端には、アダプタ219を介してロードセル220が接続される。ロードセル220は、試験対象TPに押し当てられる。ロードセル220は、加振装置210から試験対象TPに印加される押圧力Fを検出する。ロードセル220の検出信号は、制御装置300に入力される。
ボールねじナット216には、ピストンロッド217のストローク量を検出するストロークセンサ221が連結されている。ストロークセンサ221は、例えば、差動トランス式変位検出器で構成される。ストロークセンサ221の出力信号は、制御装置300に入力される。
サーボモータ212の外周面には、温度センサ222が設けられる。温度センサ222は、サーボモータ212の温度を検出する。温度センサ222は、例えば、サーミスタで構成される。温度センサ222の出力信号は、制御装置300に入力される。
加振装置210では、サーボモータ212が正逆駆動することによって、ボールねじ軸214が正逆回転し、ボールねじナット216及びピストンロッド217が軸方向に往復移動する。ピストンロッド217の先端のアダプタ219およびロードセル220を介して試験対象TPに軸方向Laに加振力が付与される。
図1に示すように、加振装置210のケーシング211には、軸方向Laの中途部に円柱状のトラニオン軸225が設けられている。トラニオン軸225は加振装置210の幅方向に一対設けられている。本実施形態のトラニオン軸225は図7に示す側面視でベアリング215と重複する位置に設けられている。
トラニオン軸225は、ブラケット226に回動可能に支持される。加振装置210は、図1の破線で示す位置と二点鎖線で示す位置とを回動可能である。トラニオン軸225は、第2実施形態の回動用の軸部材に対応する。
ブラケット226は、加振装置210の幅方向両側に一対配置される。ブラケット226は、側面視では上下方向に延びる板状に形成されている。ブラケット226には、孔226aが形成されている。ブラケット226の上端には、トラニオン軸225が配置される図示しない切り欠きが形成されている。図示しない切り欠きを介してトラニオン軸225がブラケット226よりも幅方向外側に突出した状態で配置される。ブラケット226の下端には板状の固定部227が形成されている。固定部227は、固定部材228で床面に固定される。
ブラケット226の上部には、第2実施形態のクランプ構造230が設けられる。クランプ構造230は、ボルト229でブラケット226に固定される。ブラケット226は、クランプ構造230を介してトラニオン軸225を支持する。
クランプ構造230は、金属体のクランプ本体230aを有する。クランプ本体230aは、トラニオン軸225を、クランプ、アンクランプ可能に支持する。クランプ本体230aは、第1実施形態の支柱12に代えてトラニオン軸225をクランプ可能に、大きさなどが構成されている点以外は、第1実施形態のクランプ構造30と同様に構成される。すなわち、クランプ構造230では、トラニオン軸225が嵌合孔31に嵌められる。そして、ボルト37の締め付け力がクランプ本体230aに作用することで、トラニオン軸225がクランプされる。
第2実施形態の疲労試験機201では、試験開始前に、加振装置210の軸方向Laが試験対象TPとなるように、トラニオン軸225を中心に回動されて、その姿勢が調整される。そして、ボルト37により割部35を締め付けられて、割部35がトラニオン軸225を圧接することにより、トラニオン軸255がクランプ構造230にクランプされてクランプ状態となる。これにより、加振装置210がブラケット226に対して回動できなくなり、試験中の加振装置210の姿勢が保持される。本実施形態でも、ボルト37の頭部39とクランプ本体230aとの間には、皿ばね42aが介在されており、ボルト37のストローク量に基づいてクランプ状態を検出できる。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、次のような効果を奏する。
本実施形態では、試験機用のクランプ構造230において、クランプ本体230aは、嵌合孔31に、加振装置210の回動用のトラニオン軸225を嵌め、クランプ本体230aの割部35をボルト37で締め付けることにより加振装置210をクランプする。したがって、加振装置210の回動用のトラニオン軸225のクランプ状態を検出できる。
また、本実施形態の疲労試験機201は、支柱またはトラニオン軸225を有する加振装置210と、支柱またはトラニオン軸225を支持するクランプ本体230aと、クランプ本体230aを締め付けるボルト37と、クランプ本体230aがクランプ状態であるか否かをボルト37の位置に基づいて検出するマイクロスイッチ47と、を備え、クランプ本体230aは、支柱またはトラニオン軸225が嵌まる嵌合孔31と、ボルト37で締め付けることにより支柱またはトラニオン軸225をクランプする割部35と、を備え、ボルト37とクランプ本体230aとの間に弾性部材42、42aを介在させる。
したがって、ボルト37の締め付けを開始してからクランプ状態になるまでのボルト37のストローク量を大きくでき、ボルト37の位置に基づいて精度良くクランプ状態を検出できる。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を省略する場合がある。
本実施形態では皿ばね42a一枚の剛性が第1実施形態の皿ばね42a一枚の剛性よりも小さい。
本実施形態では、皿ばね42aは、同一の向きで重ねて配置される、いわゆる、並列配置される。これにより、複数枚の皿ばね42aで皿ばねの剛性を高めることができる。ただし、並列配置のみでは、ストローク量を得難いため、皿ばね42aの並列配置と直列配置とを組み合わせることにより、ストローク量を得ることができる。例えば、複数枚の皿ばね42aについて、軸方向の前側半分相当の複数枚の皿ばね42aを並列配置とし、後側半分相当の複数枚の皿ばね42aを前側とは逆の向きに並列配置することにより、ストローク量を得やすくできる。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、次のような効果を奏する。
本実施形態では、複数の皿ばね42aは並列配置かつ直列配置される。
したがって、剛性の低い皿ばね42aであっても並列配置することにより、ボルト37をねじ込んだ場合に、割部35に十分な締め付け力を作用させるように構成することができる。よって、皿ばねの並列配置と直列配置を組み合わせることにより、ストローク量を確保しつつ、複数枚の皿ばね42aの全体について、ボルト37をねじ込んだ場合に、割部35に十分な締め付け力が作用するまで弾性圧縮(弾性変形)するように構成することができる。
[4.変形例]
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、および応用が可能である。
上述した実施形態において、ボルト37の位置を検出する検出器として、接触してボルト37の位置を検出するマイクロスイッチ47を例示したが、マイクロスイッチ47に代えて、測距センサや、近接センサでもよく、測距センサや、近接センサによりボルト37の位置を検出してもよい。
上述した実施形態では、ボルト37の先端部40には半球面形状が形成される構成を説明したが、ボルト37の中心線Lに対して、先端部40から頭部39に向けて拡径するように傾斜した回転体形状でもよい。
上述した実施形態では、弾性部材42として、皿ばね42aの構成を説明したが、弾性部材42としては、圧縮スプリングや、板ばねでもよい。
上述した実施形態では、円柱状の軸部材を例示したが、摺動や回動が可能であれば、形状は円柱状に限定されず、例えば、多角柱状の軸部材でもよい。
上述した実施形態では、クロスヘッド13又はクランプ本体230aの割部35と、ボルト37との間に弾性部材42、42aを介在させる場合に、ボルト37の頭部39と割部35との間に介在させて、頭部39で弾性部材42を押していたが、頭部39に代えて、例えば、フランジ状、割ピンなどの押圧部をボルト37に設けて、押圧部で弾性部材を押圧してもよい。
上述した実施形態において、弾性部材42は直列的、すなわち、一直線上に配置された構成を説明したが、並列的、すなわち、平行な複数の直線上に配置された構成でもよい。
上述した第1、第3実施形態では、油圧式の負荷アクチュエータ24と油圧式の昇降シリンダ14を例示したが、非油圧式の試験機でもよい。例えば、油圧式の負荷アクチュエータ24に代えて電磁式アクチュエータを備えると共に、油圧式の昇降シリンダ14に代えて電動モータ駆動の送りねじ式の昇降機構を備えた非油圧式の試験機でもよい。このような非油圧式の試験機では、油圧クランプ方式を採用し難いため、ボルト締めによるクランプ構造30が特に好適である。
上述した第1、第3実施形態では、摺動用の軸部材として、クロスヘッド13が摺動可能に支持される支柱12の構成を説明したが、摺動用の軸部材であれば、クロスヘッド13の支柱12に限定されない。
上述した第2実施形態では、サーボモータ式の加振装置210に代えて、油圧式の加振装置でもよい。
上述した第2実施形態では、回動用の軸部材として、加振装置210が回動可能に支持されるトラニオン軸225の構成を説明したが、回動用の軸部材であれば、加振装置210のトラニオン軸225に限定されない。
上述した第2実施形態では、複数枚の皿ばね42aが直列配置された構成を説明したが、皿ばね42aの剛性が小さい場合には、必要な締め付け力に応じて、皿ばね42aが並列配置と直列配置とを組み合わせて配置されてもよい。
上述した例示的な実施形態、及び変形例は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)
一態様に係る試験機用のクランプ構造は、試験装置の軸部材を支持するクランプ本体と、前記クランプ本体を締め付けるボルトと、前記クランプ本体がクランプ状態であるか否かを前記ボルトの位置に基づいて検出する検出器と、を備え、前記クランプ本体は、前記軸部材が嵌まる嵌合孔と、前記ボルトで締め付けることにより前記軸部材をクランプする割部と、を備え、前記ボルトと前記クランプ本体との間に弾性部材を介在させてもよい。
第1項に記載の試験機用のクランプ構造によれば、ボルトの締め付けを開始してからクランプ状態になるまでのボルトのストローク量を大きくでき、ボルトの位置に基づいて精度良くクランプ状態を検出できる。
(第2項)
第1項に記載の試験機用のクランプ構造において、前記ボルトと前記クランプ本体との間に、複数の前記弾性部材を直列的に介在させてもよい。
第2項に記載の試験機用のクランプ構造によれば、ボルトのストローク量を大きくできる。
(第3項)
第2項に記載の試験機用のクランプ構造において、前記弾性部材は皿ばねであってもよい。
第3項に記載の試験機用のクランプ構造によれば、簡素な構造でボルトのストローク量を大きくできる。
(第4項)
第3項に記載の試験機用のクランプ構造において、複数の前記皿ばねは並列配置かつ直列配置されてもよい。
第4項に記載の試験機用のクランプ構造によれば、剛性の低い皿ばねであっても、ボルトをねじ込んだ場合に、ストローク量を確保しつつ、割部に十分な締め付け力を作用させるようにすることができる。
(第5項)
第1項乃至第4項のいずれか一項に記載の試験機用のクランプ構造において、前記検出器は、レバーを有するマイクロスイッチであり、前記レバーは、前記ボルトの先端に対向可能に配置され、前記ボルトの先端には、前記ボルトの先端側に凸となる曲面状の案内面が形成されていてもよい。
第5項に記載の試験機用のクランプ構造によれば、ねじ込まれるボルトの先端でレバーを押す際に、レバーをボルトのストロークに追従させ易くできる。
(第6項)
第1項乃至第5項のいずれか一項に記載の試験機用のクランプ構造において、前記クランプ本体は、前記嵌合孔に、前記試験装置の摺動用の前記軸部材を嵌め、前記クランプ本体の前記割部を前記ボルトで締め付けることにより前記軸部材をクランプしてもよい。
第6項に記載の試験機用のクランプ構造によれば、試験装置の摺動用の軸部材のクランプ状態を検出できる。
(第7項)
第1項乃至第6項のいずれか一項に記載の試験機用のクランプ構造において、前記クランプ本体は、前記嵌合孔に、前記試験装置の回動用の前記軸部材を嵌め、前記クランプ本体の前記割部を前記ボルトで締め付けることにより前記試験装置をクランプしてもよい。
第7項に記載の試験機用のクランプ構造によれば、試験装置の回動用の軸部材のクランプ状態を検出できる。
(第8項)
一態様に係る試験機は、支柱またはトラニオン軸を有する試験装置と、前記支柱または前記トラニオン軸を支持するクランプ本体と、前記クランプ本体を締め付けるボルトと、前記クランプ本体がクランプ状態であるか否かを前記ボルトの位置に基づいて検出する検出器と、を備え、前記クランプ本体は、前記支柱または前記トラニオン軸が嵌まる嵌合孔と、前記ボルトで締め付けることにより前記支柱または前記トラニオン軸をクランプする割部と、を備え、前記ボルトと前記クランプ本体との間に弾性部材を介在させてもよい。
第8項に記載の試験機によれば、ボルトの締め付けを開始してからクランプ状態になるまでのボルトのストローク量を大きくでき、ボルトの位置に基づいて精度良くクランプ状態を検出できる。
1 疲労試験機(試験機)
10 試験装置
12 支柱(摺動用の軸部材)
13 クロスヘッド(クランプ本体)
30 クランプ構造
12、225 軸部材
31 嵌合孔
35 割部
37 ボルト
39 頭部
41 案内面
42 弾性部材
42a 皿ばね(弾性部材)
47 マイクロスイッチ(検出器)
48 レバー
201 疲労試験機(試験機)
210 加振装置(試験装置)
225 トラニオン軸(回動用の軸部材)
230 クランプ構造
230a クランプ本体

Claims (8)

  1. 試験装置の軸部材を支持するクランプ本体と、前記クランプ本体を締め付けるボルトと、前記クランプ本体がクランプ状態であるか否かを前記ボルトの位置に基づいて検出する検出器と、を備え、
    前記クランプ本体は、前記軸部材が嵌まる嵌合孔と、前記ボルトで締め付けることにより前記軸部材をクランプする割部と、を備え、
    前記ボルトと前記クランプ本体との間に弾性部材を介在させる、
    試験機用のクランプ構造。
  2. 前記ボルトと前記クランプ本体との間に、複数の前記弾性部材を直列的に介在させる、
    請求項1に記載の試験機用のクランプ構造。
  3. 前記弾性部材は皿ばねである、
    請求項2に記載の試験機用のクランプ構造。
  4. 複数の前記皿ばねは並列配置かつ直列配置される、
    請求項3に記載の試験機用のクランプ構造。
  5. 前記検出器は、レバーを有するマイクロスイッチであり、
    前記レバーは、前記ボルトの先端に対向可能に配置され、
    前記ボルトの先端には、前記ボルトの先端側に凸となる曲面状の案内面が形成されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の試験機用のクランプ構造。
  6. 前記クランプ本体は、前記嵌合孔に、前記試験装置の摺動用の前記軸部材を嵌め、前記クランプ本体の前記割部を前記ボルトで締め付けることにより前記軸部材をクランプする、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の試験機用のクランプ構造。
  7. 前記クランプ本体は、前記嵌合孔に、前記試験装置の回動用の前記軸部材を嵌め、前記クランプ本体の前記割部を前記ボルトで締め付けることにより前記試験装置をクランプする、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の試験機用のクランプ構造。
  8. 支柱またはトラニオン軸を有する試験装置と、前記支柱または前記トラニオン軸を支持するクランプ本体と、前記クランプ本体を締め付けるボルトと、前記クランプ本体がクランプ状態であるか否かを前記ボルトの位置に基づいて検出する検出器と、を備え、
    前記クランプ本体は、前記支柱または前記トラニオン軸が嵌まる嵌合孔と、前記ボルトで締め付けることにより前記支柱または前記トラニオン軸をクランプする割部と、を備え、
    前記ボルトと前記クランプ本体との間に弾性部材を介在させる、
    試験機。
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