JPH0622198Y2 - クロスビ−ムクランプ装置 - Google Patents

クロスビ−ムクランプ装置

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JPH0622198Y2
JPH0622198Y2 JP6936987U JP6936987U JPH0622198Y2 JP H0622198 Y2 JPH0622198 Y2 JP H0622198Y2 JP 6936987 U JP6936987 U JP 6936987U JP 6936987 U JP6936987 U JP 6936987U JP H0622198 Y2 JPH0622198 Y2 JP H0622198Y2
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JP
Japan
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cross beam
rod
force
column
hydraulic
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JP6936987U
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JPS63177739U (ja
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通 高橋
秀昭 小森宮
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KYB Corp
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KYB Corp
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電油サーボ疲労試験機等の供試体加圧機器類
におけるロードフレームのクロスビームクランプ装置に
関し、更に詳しくは、クロスビームに支柱に対する固定
性向を与えてその自重落下防止機能を有す装置構成に関
する。
〔従来の技術〕
電油サーボ疲労試験機等における供試体の装着は、第4
図示の如く、加振テーブル1のクランパー2と二本の支
柱3、3との間に橋架したクロスビーム4のクランパー
5との間に係架される。しかして、提供される供試体の
寸法長さに応じて、前記両クランパー2及び5の間隔を
調整する必要があり、そのために、前記クロスビーム4
を支柱3、3に沿って上下移動可能に構成し、これに取
付けた昇降シリンダ6によって位置調整を計るようにな
してある。更に、移動位置に在るクロスビーム4には、
作動時の加振力に耐える固定手段として、手動操作によ
る固定ボルトでこれを支柱3に固定する機構上簡便な手
段の他に、クロスビーム4における柱装嵌孔と前記支柱
3との間に油圧解放式緊縮スリーブを配置して、該スリ
ーブに対する油圧バルブの間接操作で固定並びに固定解
除を計る操作上簡便な手段も用いられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる従来技術の状況下において、前述の油圧解放式緊
縮スリーブを用いる手段は、クロスビーム位置調整にお
ける操作が簡便で遠隔操作によるビーム固定が可能であ
る反面、該スリーブ並びに支柱の加工に高い精度が要求
され、かつ、使用時における支柱表面の傷付きなどによ
てその機能が大きく低下するなど管理面においても細心
の注意が要求される。
そこで、本考案は、かかるクロスビームの支柱への固定
並びに解除を遠隔操作により行うことが出来、しかも、
クロスビームに常時固定向きの作用性向を与えることに
よって、停電時などにおける外部制御力が中断又は消去
したような際にも、その自重落下を防止することの出来
る安全性に優れた機構上簡便にして低コストの装置の開
発を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
而して、かかる目的を達成するために、本考案では、電
油サーボ疲労試験機等のロードフレームにおいて、供試
体の寸法に応じて支柱に沿って移動させるクロスビーム
に、柱装嵌孔と外側から該孔に達する開穿溝とを設け、
更に、前記溝により分離されたクロスビームを該溝と交
叉する向きに差し通し且つ先端を分離された一方のクロ
スビームに固定する作動杆を有し、該杆の他端を油圧ピ
ストンに連結すると共に該杆に引き出し向きの蓄勢発条
力を附与してなるクロスビームクランプ装置を提案す
る。
そして、この場合に、前記油圧ピストンは作動杆をその
蓄勢発条力による移動性向に抗して移動させる向きの油
圧制御に加えて、前記移動性向に順じる向きの油圧制御
も可能であるように構成して、クロスビームを強制固定
することが出来、作動杆の外方端と前記差し通し側のク
ロスビーム外側との間に拡圧発条を配在せしめることに
より、前記蓄勢発条力を容易に附与することが可能であ
る。
〔作用〕
本考案による上記手段によれば、柱装嵌孔に達する開穿
溝が、該孔に対するスリ割溝として作用し、従って、該
開穿溝によって分離されたクロスビーム部分間の引き寄
せ又は離反を計ることにより、柱装嵌孔における支柱へ
の締め付けとその解除を行うことが出来る。
そして、前記開穿溝と交叉する向きにクロスビームの分
離された部分に差し通し先端をその一方に固定した作動
杆への附勢発条力でもって該杆に引き出し向きの移動性
向が働き、これによって前記部分を互いに寄せ合わせて
前記柱装嵌孔の支柱に対する緊締力を強めてクロスビー
ムの固定を計り、該クロスビームの自重による落下を防
ぐと共に機器作動時の加振力等に耐えるクロスビームの
保持を行うことが出来る。
又、前記油圧ピストンに前記蓄勢発条力に抗する向きの
推力を働かせることによって、前記作動杆が前記クロス
ビームの分離された一方を他方に対して押し広げる向き
に作用する結果、柱装嵌孔が拡張して支柱に対する緊締
力を失いクロスビームの該支柱に沿った上下動を可能に
する。
更に、該油圧ピストンに前記蓄勢発条力に順じる向きの
推力を働かせることによって、先の柱装嵌孔による緊締
力を更に強めて、クロスビームの支柱への強制固定を計
ることも可能である。
次に、本考案の図示した実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は、本考案の一実施例における各作動
状態を夫々示すクロスビーム要部の断面図で、クロスビ
ーム4には支柱3を摺嵌する柱装嵌孔7と共に、その外
側から該孔7に達する開穿溝8を設けてある。
そして、該溝8によって分離されたクロスビーム4の一
方側4aにはその側方から前記溝8に向かう挿通孔9を設
け、他方側4bには挿通孔9の延長内側に螺合穴10を設け
てあり、前記挿通孔9を通して前記開穿溝8と交叉する
向きに挿入した作動杆11の先端螺軸を該螺合穴10に螺入
せしめて固定してある。
一方、該作動杆11の外方端は、クロスビーム4における
一方側4aの側壁に捻子12、12により取付けたシリンダ筐
体13のピストン14に太鍔状のロッド15を介して接続して
ある。このピストン14により区分されるシリンダ内容室
16a,16bには、夫々作動油の給排ポート17a,17bを設けて
あり、外部の油圧源から圧油を供給されると共に貯留槽
へ排出するようになしてある。
そして、前記ロッド15の出入域とクロスビーム4の一方
側4a側壁との間に形成した空隙に、皿バネからなる拡圧
発条18の数枚を配在して、該ロッド15を介して前記作動
杆11に第1図上矢標方向で示す引き出し向きの蓄勢発条
力を与えてある。
その他、19はストッパースリーブで、前記拡圧発条18と
共に前記空隙における作動杆11に嵌装してある。
従って、前記容室16a及び16bに加圧油が与えられない状
態でのピストン14のフリー作動下で、第1図示の如く、
作動杆11が拡圧発条18による蓄勢発条力によって外側へ
引き出されて、クロスビーム4の分離された両側4a及び
4bを互いに寄せ合せる向きに作用し、これによって、該
クロスビーム4の柱装嵌孔7が支柱3を緊締しての固定
状態となる。
この状態からクロスビーム4を移動させる必要が生じた
場合には、給排ポート17bを通して容室16bに圧油を供給
することにより、ピストン14を第1図上上方に押し上げ
て、作動杆11を拡圧発条18の作用力に抗して移動させる
結果、クロスビーム4は、第2図示の如く、その他方側
4bが押し広げられて、柱装嵌孔7における柱緊締状態を
解くので、該クロスビーム4を支柱3に沿って上下動さ
せることが可能となる。
そして、今一つの給排ポート17aに圧油を供給するとき
は、第3図に示すように、ピストン14を同図上下方に押
し下げる力が前記拡圧発条18による蓄勢力に加わって作
動杆14に作用するので、クロスビーム4における両側4a
及び4bを更に強力に寄せ合せて、柱装嵌孔7の支柱3に
対する締付け力を強めた状態での強制固定がなされる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案装置によれば、クロスビームの柱装
嵌孔に達する開穿溝を設けて、これと交叉する向きに挿
入した作動杆による締め付け又は解除により前記孔の支
柱に対する緊締力を制御するようになし、しかも、この
作動杆に常時締め付け向きの蓄勢発条力を附与し、該作
動杆に接続した油圧ピストンの推力により該蓄勢発条力
を打ち消すように構成したので、停電などによる油圧ピ
ストン不作動下においても蓄勢発条力によるクロスビー
ムの固定が出来て、その自重落下を防ぐことが出来ると
共に、柱装嵌孔の狭搾及び拡張による支柱面への直接締
め付け又は離反さなされるので、これ等柱装嵌孔並びに
支柱面の高精度の加工を必要とせず、しかも、油圧ピス
トン等既存の技術更には部品を転用することが可能であ
るので、自重落下防止機能を有するクロスビームクラン
プ装置を確実かつ低廉に提供することが出来る他、油圧
ピストン制御によって強制固定も計れる等、本考案装置
は実用に供して極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す要部の縦断面図、
第2図及び第3図は第1図示実施例における各作動状態
を夫々示す縦断面図、第4図は本考案装置を適用する電
油サーボ疲労試験機の一例を示す側面図である。 〔符号説明〕 3……支柱、4……クロスビーム 7……柱装嵌孔、8……開穿溝 11……作動杆、14……ピストン 18……拡圧発条

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電油サーボ疲労試験機等のロードフレーム
    において、供試体の寸法に応じて支柱に沿って移動させ
    るクロスビームに、柱装嵌孔と外側から該孔に達する開
    穿溝とを設け、更に、前記溝により分離されたクロスビ
    ームを該溝と交叉する向きに差し通し且つ先端を分離さ
    れた一方のクロスビームに固定する作動杆を有し、該杆
    の他端を油圧ピストンに連結すると共に該杆に引き出し
    向きの蓄勢発条力を附与してなることを特徴とするクロ
    スビームクランプ装置。
  2. 【請求項2】油圧ピストンが、作動杆をその蓄勢発条力
    に抗して移動させる向きの油圧制御に加えて、その移動
    性向に順じる向きの油圧制御をも可能にしたところの実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のクロスビームクラン
    プ装置。
  3. 【請求項3】蓄勢発条力が、作動杆の外方端と前記差し
    通し側のクロスビーム外側との間に配在せしめた拡圧発
    条によりもたらされるところの実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のクロスビームクランプ装置。
JP6936987U 1987-05-08 1987-05-08 クロスビ−ムクランプ装置 Expired - Lifetime JPH0622198Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6936987U JPH0622198Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08 クロスビ−ムクランプ装置

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JP6936987U JPH0622198Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08 クロスビ−ムクランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63177739U JPS63177739U (ja) 1988-11-17
JPH0622198Y2 true JPH0622198Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=30910044

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6936987U Expired - Lifetime JPH0622198Y2 (ja) 1987-05-08 1987-05-08 クロスビ−ムクランプ装置

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JP (1) JPH0622198Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101504322B1 (ko) * 2013-04-03 2015-03-18 박노평 빔 클램프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101504322B1 (ko) * 2013-04-03 2015-03-18 박노평 빔 클램프

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Publication number Publication date
JPS63177739U (ja) 1988-11-17

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