JP7407575B2 - ボールペンチップ及びボールペン - Google Patents

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Description

本発明は、ボールペンチップ及びそれを用いたボールペンに関する。
従来から、筆記具としてのボールペンが利用されている。ボールペンは、先端部分に装着されたボールペンチップと、この先端に回転可能に抱持された筆記ボールとを有している。そして、ボールペンチップの先端の筆記ボールが筆記される面で回転することにより、筆記ボールの裏側のインクが表側に送られて、線を描くものとなっている。
このようなボールペンに設けられているボールペンチップには、前述の筆記ボールに加えて、後端から先端まで連通するインク誘導孔が内部に形成された筒状のホルダーが設けられている。
そして、このホルダーの先端には、当該先端の周囲を内方にかしめられることで形成されたカシメ部が設けられている。このカシメ部によって、ホルダーの先端内部に回転可能に設けられた筆記ボールがホルダーから抜け出ないように保持されている。
ここで、ボールペンチップとしては、ホルダーの最大外径部から先端のカシメ部近傍の部分までが円錐状のテーパー部となっているものが一般的である(特許文献1)。このようなボールペンチップを備えたボールペンでは、ペン先が円錐状のテーパー部の陰となるので、ペン先の描線部分が見えにくい場合がある。
そこで、円錐状に形成されたテーパー部の代わりに、ホルダーの最大外径部から先端へ向かって突出する、該最大外径部より外径が小さい円筒状のパイプ(ニードル)型チップを設け、このパイプ(ニードル)型チップの先端に筆記ボールを回転可能に抱持させ、これにより、ペン先の描線部分を見やすくしたものが知られている(特許文献2)。
なお、ホルダーの最大外径部から先端のカシメ部近傍までを凹曲面としたものも開示されている(特許文献3)。
また、さらにボールペンチップの先端をできる限り細くして描線部分がボールペンチップの陰となることを極力防ぐとともに、そのように細くしたとしてもなお、リフィルのインクが消費される前に屈曲や座屈を起こすことがないボールペンチップも開示されている(特許文献4)。
特開2002-326487号公報 再表2005/080094号公報 特開2015-13426号公報 特開2017-213765号公報
ホルダーの最大外径部から先端のカシメ部近傍までを凹曲面として、内部にボールを先端方向に押圧するコイルスプリングを挿入したボールペンチップを用いたボールペンの製造工程において、パーツフィーダ等によってボールペンチップを搬送ラインに供した場合、先行するボールペンチップの後端部の開口された孔に後続のボールペンチップの先端部が進入してコイルスプリングの内部に食いついてボールペンチップ同士が連結してしまうことでボールペンの組み立てに支障が出たり、ボールペンチップのカシメ部を傷つけ筆記描線に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、ホルダーの最大外径部から先端のカシメ部近傍までを凹曲面とし、コイルスプリングを挿入したボールペンチップにおいて、パーツフィーダ等による搬送の際に連続するボールペンチップ同士が食いつかないようにすることを課題とする。
上記の課題に鑑み、本発明のボールペンチップは、
筆記ボールと、
外径が一定な円筒部と、前記円筒部の先端側を構成し外径が先端に向かって漸減する縮径部とを有するホルダーと、
前記縮径部の先端に形成され前記筆記ボールが収容される空間であるボールハウスと、
前記ホルダーの後端から先端に向かって形成され、前記ボールハウスの近傍まで達する内部空間であるバック孔と、
前記ボールハウスの底面であって前記筆記ボールの曲面が転写されたボール受座と、
前記ボールハウスと前記バック孔との間を連絡する内部空間であるインク誘導孔と、
前記インク誘導孔の周囲に等配されるとともに、前記インク誘導孔と前記ボールハウスとを連絡するように形成された複数のインク溝と、
前記縮径部の先端の周囲が内方に縮径変形されて前記筆記ボールを前記ボールハウスの内部に保持するカシメ部と、
前記バック孔に挿入され前記筆記ボールの後端に当接し前方に押圧する押圧スプリングと、
前記ホルダーの後端近傍において前記バック孔の内方へ突出するとともに前記押圧スプリングの後端を支持する内方突起と、
を備えたボールペンチップであって、
前記縮径部は、前記円筒部の先端から前方へ外径が漸減するとともに外径の減少率も漸減する凹曲面である先端曲面を有するとともに、
前記押圧スプリングの内径をS、前記バック孔の内径をP、前記ホルダーの後端と前記内方突起の頂点との間の軸方向距離をY、前記先端曲面の最先端に当たる箇所の外径をD、及び前記先端曲面の最先端に当たる箇所から前記バック孔の内径Pと同じ外径を有する箇所までの軸方向距離をXとしたとき、
X≦Y、かつ、D<S
であることを特徴とする。
ここで、縮径部の少なくとも一部を構成する先端曲面は、前記したように、円筒部の先端からカシメ部に向かって(換言すると、円筒部の先端からカシメ部まで、又は、円筒部の先端からカシメ部の近傍まで)外径が漸減する凹曲面である。換言すると、ホルダーにおいて軸心を含む断面を想定した場合、先端曲面に相当する曲線上の任意の異なる2点を取ると、先端寄りの点における外径は、後端寄りの点における外径より常に短い、ということを意味する。
また、この先端曲面は、これも前記したように、円筒部の先端からカシメ部にかけて外径の減少率も漸減する曲面である。換言すると、ホルダーにおいて軸心を含む断面を想定した場合、先端曲面に相当する曲線上の任意の異なる2点を取ると、先端寄りの点における接線の軸心に対する角度は、後端寄りの点における接線の軸心に対する角度より常に小さい、ということを意味する。
このような先端曲面は、たとえば、前記した断面において縮径部に相当する曲線が多次曲線(たとえば二次曲線、三次曲線等)であるような、あるいはそのような多次曲線で近似される曲線であるような曲面として構成することができる。なお、先端曲面を構成する曲線はこのような多次曲線に限らず、カテナリー曲線やサイクロイド曲線など、円筒部の先端からカシメ部にかけて外径が漸減するとともに外径の減少率も漸減するような部分を構成可能であればいかなる種類の曲線であってもよい。
そして、本発明のボールペンは、上記のボールペンチップを先端に備えたリフィルと、
前記リフィルを収容する軸筒と、
前記リフィルに収容される油性インクと、
を備えるボールペンであって、
前記油性インクは、25℃で剪断速度38.3(s-1)における粘度が100~3,000mPa・sで、色材として顔料を含有するとともに、質量100mgに対する筆記距離が300m以上であり、
前記筆記ボールは、コバルトの含有量が2.0質量%以上13質量%未満かつクロム、ニッケル及び炭化クロムの合計の含有量が4質量%以上12質量%未満である超硬合金製で球径が0.3mm未満であり、
前記カシメ部の外周面は曲面状に形成されるとともに、前記筆記ボールが露出する先端縁から後方へ向かって少なくとも0.02mmまでの範囲の表面粗さ(Ra)が10nm未満であり、
前記インク溝の本数を3本とし、前記筆記ボールの球径をa、前記インク誘導孔の前記ボールハウス側の開口部の直径をb、前記ボール受座の直径をc、前記インク溝の外周端の内接縁の直径をd、及び前記インク溝の幅をe、としたときに、
1.00≦d/a、かつ
0.75≦c/a<0.90、かつ
0.40≦e/b<0.50
であり、
前記カシメ部の内周面の全周において0.01~0.04mmの長さの帯状に前記筆記ボールの曲面が転写されたカシメ部内壁面が形成され、
前記ボール受座の形成により生じた前記筆記ボールの縦ガタが5~25μmであり、
前記押圧スプリングが前記筆記ボールを押圧する荷重が0.005N以上かつ0.300N未満であり、
初筆からの筆記距離100mにおけるインク流量が15~40mgであり、
筆記における摩擦係数が0.15~0.25であることを特徴とする。
なお、本発明のボールペンは、上記の構成に加え、前記軸筒の先端が凹曲面で構成されていることとすれば、この軸筒の先端の形状がボールペンチップの縮径部の形状と類似することで、ユーザがボールペンチップの形状をより明確に判別しやすくなるため望ましい。この軸筒先端の曲面は、ボールペンチップの先端曲面のように、前方に向かって外形が漸減するとともに、外径の減少率も漸減するような凹曲面として構成することで、ボールペンチップの形状との相同性が増すことになりより望ましい。
上記のように構成されているため、本件発明によればホルダーの最大外径部から先端のカシメ部近傍までを凹曲面としたボールペンチップにおいて、パーツフィーダ等による搬送の際に連続するボールペンチップ同士が食いつかないようにすることができる。
本発明の実施形態のボールペンにおいて、ボールペンチップの没入状態を示す正面図である。 図1のボールペンを右側面図で示す。 図1のIII-III断面図である。 図1のボールペンにおいて、ボールペンチップの突出状態を正面図で示す。 図4の状態を右側面図で示す。 図4の状態において、先端部分を拡大して示す。ただし、先端側を上向きにしている。 図1~図6のボールペンに使用されるボールペンチップを正面図で示す。ただし、先端側を上向きにしている。 図7のボールペンチップを後端視で示す。 図8のIX-IX断面図である。 図9に示すボールペンチップの先端部分を拡大して示す。 図10における破線の領域Zを拡大して示す。 図10に示すXII-XII断面において、筆記ボールを除いた状態のボールハウスを先端視で示す。 図9に示すボールペンチップにおいて、ボールペンチップ同士の食いつきが発生しないことを模式的に示す。 比較例のボールペンチップにおいて、ボールペンチップ同士の食いつきが発生することを模式的に示す。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、ボールペンの筆記先端側を「先端」又は「先端側」と称し、その反対側を「後端」又は「後端側」と称する。
(1)ボールペン
図1から図6までは、ノック式であるボールペン1の全体構成を示している。図1から図3までは、後述するボールペンチップ10が軸筒2の中に没入している状態を示す。また、図4から図6までは、ボールペンチップ10が軸筒2の先端から突出している状態を示す。図1~図5に示すように、軸筒2は、先軸2A及び後軸2Bが略円筒状に形成された軸継手2Cのそれぞれ前後に連結され、さらに先軸2Aの先端側に口先部2Dが連結されて構成される。
すなわち、軸継手2Cは、図3に示すように、軸筒2の表面に現れるフランジ状の露出部2C2と、露出部2C2より小径で露出部2C2に対して先端側に位置する先軸接続部2C1と、露出部2C2より小径で露出部2C2に対して後端側に位置する後軸接続部2C3とから構成される。後軸接続部2C3は、後軸2Bの先端の開口部分に圧入される。先軸接続部2C1の外周面には雄ねじが形成され、先軸2Aの後端の内周面に形成される雌ねじと着脱可能に螺合する。
また、先軸2Aの先端には、口先部2Dが装着される。口先部2Dは、図3に示すように、先軸2Aと外径が略同一な中間部2D2と、中間部2D2の先端側に位置し先端に向かって外径が漸減する先端部2D1と、中間部2D2の後端側に位置し外径が縮小している後端部2D3とで構成される。先端部2D1の先端にはボールペンチップ10が出没する先端開口2D4が形成されている。後端部2D3の外周面には雄ねじが形成され、先軸2Aの先端の内周面に形成される雌ねじと着脱可能に螺合する。
一方、後軸2Bの後端部には、クリップ7が取り付けられる取付部2B2が後軸2Bと一体に形成されている。取付部2B2には固定部材7Aが取り付けられる。この固定部材7Aが、取付部2B2に取り付けられたクリップ7の脱落を防止する。
図3に示すように、軸筒2内には、軸心に沿ってリフィル20が収容されている。このリフィル20は、油性インク23を収容するインク収容管21の前端部に、リフィル継手22を介してボールペンチップ10が取付けられている構造を有する。インク収容管21及びリフィル継手22は、互いに物性の異なるポリプロピレン樹脂で形成されている。具体的には、リフィル継手22の方がより硬度の高いポリプロピレン樹脂で形成されていることが望ましい。
一方、インク収容管21の後端部分は、いわゆるカーンノック機構を構成する回転子3の先端部分に挿入されて嵌合している。そして、回転子3と軸継手2Cとの間には、インク収容管21に対し外挿されるノックスプリング4が配置されている。このノックスプリング4は、回転子3とリフィル20とを軸筒2の内部において常に後方へ付勢している。
回転子3の後端部分は外径が縮小されており、この部分は後方に位置する軸部材5の先端部分に挿入されている。また、この軸部材5の後端部分にはノックボタン6が装着されている。このノックボタン6の後端部分は、後軸2Bの後端の開口部分から突出した状態で配置されている。
なお、後軸2Bの内周面にはカム面2B1が設けられている。ノックボタン6を押圧することで、回転子3の外側面がこのカム面2B1に沿って摺動することで、リフィル20が前進したり後退したりすることで、ボールペンチップ10が先端開口2D4から突出及び没入することとなっている。すなわち、図1~図3に示す状態では、ボールペンチップ10は軸筒2の内部に没入している。この状態からノックボタン6を押圧すると、リフィル20が前進して、図4~図6に示すように、ボールペンチップ10が先端開口4A1から突出する。この状態で筆記が可能となる。このとき、図6に示すように、口先部2Dの先端部2D1の曲面は、ボールペンチップ10の先端曲面11Dと類似の形状となっている。これにより、口先部2Dの形状でボールペンチップ10の形状をユーザに判別させることが可能となっている。
そして、この図4~図6に示す状態から再びノックボタン6を押圧すると、リフィル20は後退して、図1~図3に示すようにボールペンチップ10は軸筒2の内部に再び没入する。
(2)ボールペンチップ
図7は、本実施の形態に係るボールペンチップ10において、筆記先端を上向きにした状態を正面図で表すものである。図8は、図7のボールペンチップ10を後端視で示したものである。図9は、図8のIX-IX断面図である。図10は、図9の断面図において先端部分を拡大して示すものである。図11は、図10における破線で示した領域Zを拡大して示すものである。図12は、図10のXII-XII断面において、筆記ボール16を除いた状態のボールハウス13を先端視で示したものである。本実施の形態に係るボールペンチップ10は、ホルダー11と、筆記ボール16と、押圧スプリング17とから構成される。
ホルダー11は、ステンレス鋼製の円柱材を、図7に示すように先端側と後端側とがそれぞれ縮径するように切削された外径を呈する。すなわち、ホルダー11の中間部分は元の円柱材の外径を一定に保持した円筒部11Aとなっている。また、この円筒部11Aの先端側は、外形が先端に向かって漸減する縮径部11Bとなっている。縮径部11Bのうち最も後端側の部分が、円錐台状に前方へ縮径する円錐台面11Cであり、その前方側は凹曲面として形成された先端曲面11Dとなり、さらにその前方側は前方へテーパー状に縮径する先端テーパー部11Eとなっている。また、先端テーパー部11Eの内側に抱持される筆記ボール16の先端部分が先端テーパー部11Eから露出するとともに、縮径部11Bの先端である先端テーパー部11Eの先端の周囲が内方に押圧されて縮径変形されてカシメ部11Fとなっている。一方、円筒部11Aの後端側は、外径を減じた固定部11Gとなっている。この固定部11Gは、図3に示すように、リフィル継手22の先端に圧入される部分である。ホルダー11を構成するステンレス鋼は、切削加工のしやすさに鑑み、ビッカース硬度が200以上450未満のビスマス含有のフェライト系ステンレスであることが望ましい。なお、先端曲面11Dの後端縁と円筒部11Aの先端縁との間に先端方向に縮径する円錐台面11Cが設けられていることで、リフィル20の製造の際、ボールペンチップ10をリフィル20に取り付ける工程においてボールペンチップ10を従来の製造ラインにおける組ペン先機で保持させることが可能となる。
ホルダー11の縮径部11Bのうち軸方向長が最も長い先端曲面11Dは、前方へ外径が漸減するとともに外径の減少率も漸減する凹曲面として形成されている。この先端曲面11Dは、たとえば、その輪郭線の軌跡が多次曲線(本実施形態では二次曲線)で近似されるような曲面として形成されている。よって、先端曲面11Dでは先端に向かうにつれてその外径が漸減していくが、その減少率は、先端に向かうにつれて小さくなっていくこととなっている。したがって、先端曲面11Dは円筒部11Aの近傍では、急な勾配を呈するが、先端テーパー部11Eに近づくにつれて次第に緩やかな勾配を呈する。
ホルダー11において縮径部11Bの先端である先端テーパー部11Eの内部空間には、図10に示すように、筆記ボール16を収容するボールハウス13が切削加工により形成されている。また、同じくホルダー11の内部空間として、図9に示すように、後端から先端に向かってボールハウス13の近傍に達するまでバック孔12が切削加工により形成されている。さらに、これらバック孔12とボールハウス13との間を連絡するインク誘導孔14も形成される。また、インク誘導孔14の周囲には、ボールハウス13とバック孔12とを連絡するインク溝15が複数本、具体的には3本等配されている。
ボールハウス13には、前記したように、筆記ボール16が収容される。この筆記ボール16は、コバルトの含有量が2.0重量%以上13重量%未満かつクロム、ニッケル及び炭化クロムの合計の含有量が4重量%以上12重量%未満である超硬合金製で球径が0.2mm以上0.3mm未満である。この筆記ボール16は、前記したカシメ部11Fによって保持され、ボールハウス13の内部からの脱落が阻止されている。
このカシメ部11Fは、ボールハウス13に筆記ボール16を挿入した後に、凹曲面の圧接加工具(図示せず)で先端テーパー部11Eの先端縁を押圧して形成されるため、図11に示すように、カシメ部11Fの外周面は曲率(R)が0.05~0.15mmとなるように曲面状に形成される。また、この圧接加工具の凹曲面の表面粗さ(Ra)を10nm未満とすることによって、このカシメ部11Fの先端領域、具体的には、筆記ボール16が露出する先端縁から後方へ向かって少なくとも0.02mmまでの範囲における表面粗さ(Ra)を10nm未満に形成することができる。必要に応じて、カシメ加工が施される部分を含んでさらに広範囲に研磨加工を施して表面粗さ(Ra)を調整することもできる。また、0.01~0.04mmの長さの帯状に筆記ボール16の曲面が転写されたカシメ部内壁面13A(図11参照)が形成される。ここで、図11の拡大図からも見て取れるとおり、カシメ部内壁面13Aと筆記ボール16の間にはきわめて小さな隙間しかできないために、筆記ボール16が前後方向に移動可能な距離である縦ガタ(C)はゼロに限りなく近い値になる。この場合、油性ボールペンとしての性能に必要なインク流出量及び描線濃度を得ることは困難になる。
そこで、ボールハウス13に筆記ボール16が挿入され、さらに上述のようにカシメ部11Fが形成された後、筆記ボール16を後端方向に押圧するタタキ工程が施され、これにより、ボールハウス13の底面に筆記ボール16の曲面が転写されたボール受座13B(図12において斜線を施した部分)が形成される。このボール受座13Bの形成の際に、筆記ボール16が後端方向に押圧されることで、筆記ボール16がボールハウス13の内部で前後方向に移動可能となる。この移動可能な距離である縦ガタ(図10中のC)は、5~25μmである。
ここで、筆記ボール16の球径をa(図10参照)、インク誘導孔14のボールハウス13側の開口部の直径をb(図12参照)、ボール受座13Bの直径をc(図12参照)、インク溝15の外周端の内接縁の直径をd(図12参照)、及びインク溝15の幅をe(図12参照)とすると、
1.00≦d/a、かつ
0.75≦c/a<0.90、かつ
0.40≦e/b<0.50
との関係を満たすように、上記a~eの各諸元は設定されている。
すなわち、インク溝15の外周端の内接縁の直径(d)が、筆記ボール16の球径(a)以上となるように、さらに、インク溝15の幅(e)が、インク誘導孔14の直径(b)の40%以上かつ50%未満となるように、インク溝15は形成される。また、ボール受座13Bの直径(c)が、筆記ボール16の球径の75%以上かつ90%未満となるように、ボール受座13Bは形成される。このように上記諸元を設定することで、インク誘導孔14が筆記ボール16により閉塞されてもインク溝15による油性インク23の流通が十分に確保され、筆記に支障を来すことがない。
ホルダー11の内部には、図9に示すように、コイルバネで形成された押圧スプリング17が挿入されている。押圧スプリング17のコイル部分はバック孔12に収容されている。また、押圧スプリング17の先端は直線状に形成され、その先端はインク誘導孔14を通って筆記ボール16の後端に当接している。押圧スプリング17の後端は、ホルダー11の後端近傍の内側面に突設された内方突起18に支持されている。この内方突起18は、図7に示すようにホルダー11の後端近傍の外周面をポンチ等の加工具を用いて径方向に塑性変形させることによって、図9に示すようにホルダー11の内周面に突出した状態で形成される。この内方突起18は、図8に示すように、ホルダー11の周方向に3個等配されている。
すなわち、押圧スプリング17をホルダー11の内部に挿入し、押圧スプリング17の後端を先端方向に押圧して圧縮しつつ、ホルダー11の後端近傍の外周面をポンチ等の加工具を用いて塑性変形させてホルダー11の内周面に内方突起18を形成することで、この内方突起18に押圧スプリング17の後端を支持させている。押圧スプリング17が筆記ボール16を押圧する荷重は0.005N以上かつ0.300N未満である。これにより、押圧スプリング17は筆記ボール16の後端に当接してこれを前方に押圧することで、非筆記時におけるインクの直流を防止している。押圧スプリング17は線径が0.05~0.2mmからなるオーステナイト系ステンレス製のものが好適であり、とりわけ、表面にニッケル等のメッキ層がない螺線状態で使用することで、押圧スプリング17が長期間油性インク23に接触していてもメッキ成分が油性インク23へ溶け出し、油性インク23との化学反応による筆記ボール16への腐食や、それに伴うボール受座13Bの摩耗を抑制し、長距離の筆記を実現することができる。
ここで、押圧スプリング17の内径をS(図8及び図9参照)、バック孔12の内径をP(図9参照)、ホルダー11の後端と内方突起18の頂点との間の軸方向距離をY(図7及び図9参照)、縮径部11Bの先端曲面11Dの最先端に当たる箇所の外径をD(図7及び図9参照)、及び先端曲面11Dの最先端に当たる箇所からバック孔の内径Pと同じ外径を有する箇所までの軸方向距離をX(図9参照)としたとき、
X≦Y、かつ、D<S
との関係を満たすように、上記S、P、Y、D及びXの諸元は設定されている。
たとえば、上記距離Yが上記距離Xより短かったとすると、ボールペン1の製造工程においてボールペンチップ10をパーツフィーダ等によって連続的に搬送する際に、比較例を図示した図14に示すように、先端曲面11Dが前のボールペンチップ10の押圧スプリング17に嵌入して食いつきが発生する。
すなわち、本実施形態のように、上記距離Yが上記距離X以上であることによって、図13に示すように、前のボールペンチップ10のバック孔12に後のボールペンチップ10の先端が嵌入したとしても、先端曲面11Dが押圧スプリング17の後端に到達することがない。さらに、押圧スプリング17の内径Sが上記外径Dより大きいことから、先端曲面11Dが押圧スプリング17の後端に嵌入することがない。
ここで、これらによって、パーツフィーダ等による搬送の際に連続するボールペンチップ同士が食いつかないようにすることができる。
(3)油性インク
リフィル20のインク収容管21に収容される油性インク23(図3参照)は、25℃で剪断速度38.3(s-1)における粘度が100~3,000mPa・sで、インクの色材として少なくとも顔料を含有するとともに、質量100mgに対する筆記距離が300m以上であることが望ましい。また、初筆からの筆記距離100mにおけるインク流量が15~40mgであり、このような油性インク23を使用した前記ボールペンチップ10の筆記における摩擦係数は0.15~0.25であることが望ましい。ここで、摩擦係数は小さいほど、筆記抵抗が少なく書き味が良好であるといえるが、0.15未満は紙滑りが起きやすくなるため0.15~0.25が望ましい。
実施例の油性インク23として、たとえば、下記の組成のものを使用した。
スピロンバイオレットC-RH(染料、保土ヶ谷化学工業):8.0質量%
スピロンイエローC-GNH(染料、保土ヶ谷化学工業):5.0質量%
カーボンブラック(顔料、デグッサ):8.0%
ポリビニルブチラール BL-1(積水化学):4.0質量%
ポリビニルブチラール BH-3(積水化学):0.7質量%
ハイラック110H(日立化成):10.0質量%
SOLSPERSE 28000(Lubrizol、酸価:29、重量平均分子量:約3400:1.0質量%
ベンゾトリアゾール:0.5質量%
3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール(溶剤):62.8質量%
上記組成の油性インク23は、25℃で剪断速度38.3(s-1)における粘度が900mPa・sであった。この油性インク23を、上記の実施形態に係るボールペンチップ10を装着したリフィル20に充填させ、このリフィル20をボールペン1に装着して、筆記の際の摩擦抵抗を測定した。なお、筆記ボール16の球径は0.28mmとした。
具体的には、表面性測定器(HEIDON-14D、新東科学)を使用し、筆記用紙として上質紙上に荷重0.98N、筆記角度90°、筆記速度6.25cm/sec、筆記距離10cmの条件にて、筆記した際の摩擦抵抗を測定し、摩擦係数を求めたところ、0.21であった。
また、JIS S6039の筆記試験方法に準拠して、筆記荷重0.98N、筆記角度60°、筆記速度7.5cm/secで筆記試験を行ったところ、初筆からの筆記距離100mにおけるインク流量は24mgであり、インク100mgに対する筆記距離は420mであった。
本発明は、ノック式、回転繰り出し式、又はキャップ式等、あらゆるタイプのボールペンに利用可能である。
1 ボールペン 2 軸筒 2A 先軸
2B 後軸 2B1 カム面 2B2 取付部
2C 軸継手 2C1 先軸接続部 2C2 露出部
2C3 後軸接続部 2D 口先部 2D1 先端部
2D2 中間部 2D3 後端部 2D4 先端開口
3 回転子 4 ノックスプリング 5 軸部材
6 ノックボタン 7 クリップ 7A 固定部材
10 ボールペンチップ 11 ホルダー 11A 円筒部
11B 縮径部 11C 円錐台面 11D 先端曲面
11E 先端テーパー部 11F カシメ部 11G 固定部
12 バック孔 13 ボールハウス 13A カシメ部内壁面
13B ボール受座 14 インク誘導孔 15 インク溝
16 筆記ボール 17 押圧スプリング 17A 押圧棒
18 内方突起
20 リフィル 21 インク収容管 22 リフィル継手
23 油性インク

Claims (2)

  1. 筆記ボールと、
    外径が一定な円筒部と、前記円筒部の先端側を構成し外径が先端に向かって漸減する縮径部とを有するホルダーと、
    前記縮径部の先端に形成され前記筆記ボールが収容される空間であるボールハウスと、
    前記ホルダーの後端から先端に向かって形成され、前記ボールハウスの近傍まで達する内部空間であるバック孔と、
    前記ボールハウスの底面であって前記筆記ボールの曲面が転写されたボール受座と、
    前記ボールハウスと前記バック孔との間を連絡する内部空間であるインク誘導孔と、
    前記インク誘導孔の周囲に等配されるとともに、前記インク誘導孔と前記ボールハウスとを連絡するように形成された複数のインク溝と、
    前記縮径部の先端の周囲が内方に縮径変形されて前記筆記ボールを前記ボールハウスの内部に保持するカシメ部と、
    前記バック孔に挿入され前記筆記ボールの後端に当接し前方に押圧する押圧スプリングと、
    前記ホルダーの後端近傍において前記バック孔の内方へ突出するとともに前記押圧スプリングの後端を支持する内方突起と、
    を備えたボールペンチップであって、
    前記縮径部は、前記円筒部の先端から前方へ外径が漸減するとともに外径の減少率も漸減する凹曲面である先端曲面と、さらに前方へテーパー状に縮径する先端テーパー部と、を有するとともに、
    前記押圧スプリングの内径をS、前記バック孔の内径をP、前記ホルダーの後端と前記内方突起の頂点との間の軸方向距離をY、前記先端曲面の最先端に当たる箇所の外径をD、及び前記先端曲面の最先端に当たる箇所から前記バック孔の内径Pと同じ外径を有する箇所までの軸方向距離をXとしたとき、
    X≦Y、かつ、D<S
    であることを特徴とするボールペンチップ。
  2. 筆記ボールと、
    外径が一定な円筒部と、前記円筒部の先端側を構成し外径が先端に向かって漸減する縮径部とを有するホルダーと、
    前記縮径部の先端に形成され前記筆記ボールが収容される空間であるボールハウスと、
    前記ホルダーの後端から先端に向かって形成され、前記ボールハウスの近傍まで達する内部空間であるバック孔と、
    前記ボールハウスの底面であって前記筆記ボールの曲面が転写されたボール受座と、
    前記ボールハウスと前記バック孔との間を連絡する内部空間であるインク誘導孔と、
    前記インク誘導孔の周囲に等配されるとともに、前記インク誘導孔と前記ボールハウスとを連絡するように形成された複数のインク溝と、
    前記縮径部の先端の周囲が内方に縮径変形されて前記筆記ボールを前記ボールハウスの内部に保持するカシメ部と、
    前記バック孔に挿入され前記筆記ボールの後端に当接し前方に押圧する押圧スプリングと、
    前記ホルダーの後端近傍において前記バック孔の内方へ突出するとともに前記押圧スプリングの後端を支持する内方突起と、
    を備えたボールペンチップであって、
    前記縮径部は、前記円筒部の先端から前方へ外径が漸減するとともに外径の減少率も漸減する凹曲面である先端曲面を有するとともに、
    前記押圧スプリングの内径をS、前記バック孔の内径をP、前記ホルダーの後端と前記内方突起の頂点との間の軸方向距離をY、前記先端曲面の最先端に当たる箇所の外径をD、及び前記先端曲面の最先端に当たる箇所から前記バック孔の内径Pと同じ外径を有する箇所までの軸方向距離をXとしたとき、
    X≦Y、かつ、D<S
    であるボールペンチップを先端に備えたリフィルと、
    前記リフィルを収容する軸筒と、
    前記リフィルに収容される油性インクと、
    を備えるボールペンであって、
    前記油性インクは、25℃で剪断速度38.3(s-1)における粘度が100~3,000mPa・sで、色材として顔料を含有するとともに、質量100mgに対する筆記距離が300m以上であり、
    前記筆記ボールは、コバルトの含有量が2.0質量%以上13質量%未満かつクロム、ニッケル及び炭化クロムの合計の含有量が4質量%以上12質量%未満である超硬合金製で球径が0.3mm未満であり、
    前記カシメ部の外周面は曲面状に形成されるとともに、前記筆記ボールが露出する先端縁から後方へ向かって少なくとも0.02mmまでの範囲の表面粗さ(Ra)が10nm未満であり、
    前記インク溝の本数を3本とし、前記筆記ボールの球径をa、前記インク誘導孔の前記ボールハウス側の開口部の直径をb、前記ボール受座の直径をc、前記インク溝の外周端の内接縁の直径をd、及び前記インク溝の幅をe、としたときに、
    1.00≦d/a、かつ
    0.75≦c/a<0.90、かつ
    0.40≦e/b<0.50
    であり、
    前記カシメ部の内周面の全周において0.01~0.04mmの長さの帯状に前記筆記ボールの曲面が転写されたカシメ部内壁面が形成され、
    前記ボール受座の形成により生じた前記筆記ボールの縦ガタが5~25μmであり、
    前記押圧スプリングが前記筆記ボールを押圧する荷重が0.005N以上かつ0.300N未満であり、
    初筆からの筆記距離100mにおけるインク流量が15~40mgであり、
    筆記における摩擦係数が0.15~0.25であることを特徴とするボールペン。
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