JP7405819B2 - 搬送車 - Google Patents

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本発明は、自律走行により搬送物を搬送する搬送車に関する。
特許文献1には、倉庫等において、自律移動しつつ物品を収納したトレイを搬送するトレイ搬送車が開示されている。かかるトレイ搬送車は、トレイが格納された複数の固定棚の間を巡回し、トレイを取り出し、作業ステーションにトレイを搬送する。作業ステーションにおいては、作業者が、トレイ搬送車によって搬送されたトレイから所定の物品を取り出すピッキング作業を行う。
特開2017-141102号公報
特許文献1に記載のトレイ搬送車は、コントローラと通信可能である。そして、コントローラは、ピッキング対象となっている複数のトレイの位置を巡回する経路の情報、および、トレイの収納位置の情報とを、トレイ搬送車に送信する。トレイ搬送車は、コントローラから受信した経路の情報に基づいて移動し、トレイの収納位置の情報に基づいて棚からトレイを取り出す。
上述のように、搬送車が、トレイの収納位置等の行先に関する情報をコントローラ等の外部装置から通信により取得する場合には、搬送車が搬送物の搬送先の情報を取得するために、搬送車と外部装置との間で通信を行うための装置等、搬送車および外部装置を含めた複雑な搬送システムを構築する必要がある。
搬送システムを構築することなく、手作業により、搬送物の搬送先の情報を搬送車に入力することも考えられる。本願の発明者らは、上述のような搬送車を病院内で薬や検体等を搬送するのに用いることを検討している。病院内では、決まった時間帯に大量の薬や検体等を搬送する必要がある。すなわち例えば、平日午後の決まった時間帯(12~18時等)に翌日に使用される注射薬を薬剤部門から病棟のスタッフステーション等に搬送する。例えば20病棟あり、1病棟に50人の患者がいる場合には、1000人分の注射薬を決まった時間帯に搬送することとなる。したがって、手作業により、搬送物の搬送先の情報を搬送車に入力するのは現実的ではない。
本発明の目的は、搬送先に関する情報を容易に取得して、自律走行により搬送物を搬送先に搬送可能な搬送車を提供することである。
第1の発明にかかる搬送車は、駆動装置および前記駆動装置により駆動される走行装置を有し、前記走行装置を制御して自律走行することで病院内において搬送物を搬送先に搬送する搬送車であって、前記搬送物を収納可能に構成され、且つ、収納した前記搬送物の少なくとも搬送先に関する搬送先情報を含む搬送物情報が付された情報タグが取り付けられたトレイと、前記走行装置に脱着可能または脱着不能に配置され、前記トレイを格納可能に構成される格納棚と、前記走行装置または前記格納棚に配置され、前記格納棚に格納された前記トレイの前記情報タグに付された前記搬送物情報を読み取る読取装置と、前記読取装置から取得された前記トレイの搬送先情報に基づいて、前記格納棚に収容された前記トレイの搬送先まで自律走行するように前記走行装置を制御する自律走行制御装置と、を有する。
本発明では、外部装置を介さず搬送車自体が、トレイの搬送先に関する情報を、トレイに取り付けられた情報タグから取得するので、搬送先に関する情報を容易に取得して、自律走行により搬送物を搬送先に搬送可能である。
第2の発明にかかる搬送車では、前記格納棚は、複数の前記トレイを格納しており、前記自律走行制御装置は、前記読取装置から取得された複数の前記トレイの搬送先情報に複数の搬送先が含まれる場合は、前記複数の搬送先まで自律走行するように前記走行装置を制御する。
本発明では、搬送車は、複数のトレイの搬送先に関する情報をそれぞれ取得して搬送するので、搬送先が異なる複数のトレイを搬送することができる。
第3の発明にかかる搬送車では、前記格納棚に格納可能な最大個数の前記トレイが格納されているか否かを検知可能な最大数検出装置を有しており、前記自律走行制御装置は、前記最大数検出装置により前記格納棚に格納可能な最大個数の前記トレイが前記格納棚に格納されていることが検知された場合に、前記走行装置の走行を開始する。
本発明では、搬送車の格納棚に格納可能な最大個数のトレイが収容されたことを検知することで、人手を介さず自動的に搬送車の走行を開始することができる。
第4の発明にかかる搬送車では、前記搬送物情報は、前記搬送物の緊急度に関する緊急度情報を含んでおり、前記自律走行制御装置は、前記読取装置から取得された前記トレイの緊急度情報が緊急度が高いことを示す情報である場合に、前記走行装置の走行を開始する。
本発明では、緊急度の高い搬送物の搬送を迅速に開始することができる。
第5の発明にかかる搬送車は、ユーザからの自律走行の開始の入力を受け付ける第1受付装置をさらに備えており、前記自律走行制御装置は、前記第1受付装置でユーザからの入力を受け付けた場合に、前記トレイの搬送先まで自律走行するように前記走行装置の走行を開始する。
本発明では、ユーザの都合の良いタイミングで搬送車による搬送を開始することができる。
第6の発明にかかる搬送車では、前記情報タグは、前記搬送物情報を記憶可能な電子モジュールであり、搬送先において前記搬送物が取り出されて空になった前記トレイの返却の入力をユーザから受け付ける第2受付装置と、前記走行装置または前記格納棚に配置され、前記格納棚に格納された前記トレイの前記電子モジュールに記憶された情報を書き換える書換装置と、をさらに備えており、自律走行制御装置は、前記第2受付装置でユーザからの入力を受け付けた場合に、前記書換装置によって前記格納棚に収容された前記トレイの前記電子モジュールの前記搬送物情報を消去するように書き換える。
本発明は、空になって返却するトレイの電子モジュールの搬送物情報を書き換えることができる。
第1実施形態にかかる搬送車が搬送する搬送物に関連する搬送物情報を管理する注射薬自動払出装置を示す図である。 トレイの斜視図である。 トレイに取り付けられた電子モジュールの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態にかかる搬送車の斜視図である。 第1実施形態にかかる搬送車の電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態にかかる搬送車で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態にかかる格納棚を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 第2実施形態にかかる搬送車を示す図である。 第3実施形態にかかる搬送車で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態にかかる搬送車の電気的構成を示すブロック図である。 第4実施形態にかかる搬送車で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る搬送車1について、図面を参照しつつ説明する。搬送車1は、病院内で使用される。搬送車1は、病院の薬剤部門に設置された注射薬自動払出装置90(図1参照)から払い出された注射薬を、病棟の病室やスタッフステーション等の搬送先まで運ぶ。
注射薬は、平日午後の決まった時間帯(例えば、12~18時等)に翌日に使用される分が注射薬自動払出装置90から払い出され、搬送車1によって搬送先に搬送される。なお、注射薬自動払出装置90は、緊急度の高い注射薬(当日使用する必要がある注射薬等)は決まった時間帯以外の時間帯に払い出すこともある。
(注射薬自動払出装置90の構成)
注射薬自動払出装置90は、医師の処方に基づき患者に投与される注射薬の種類および数等のデータを含む処方データが提供されることで動作する。注射薬自動払出装置90に提供される処方データは、注射薬自動払出装置90に接続されたPC(パーソナルコンピュータ、不図示)等から注射薬自動払出装置90に送信される。注射薬自動払出装置90は、受信した処方データを制御装置の記憶部(不図示)に記憶する。注射薬自動払出装置90は、処方データに基づいて、患者ごとの1回の投与にかかる注射薬をトレイ2(図2参照)に払い出す。
図1に示すように、注射薬自動払出装置90は、トレイ保管棚91、トレイ搬送ユニット92、払出ユニット93、データ処理ユニット94および排出ユニット95を有している。これらトレイ保管棚91、トレイ搬送ユニット92、払出ユニット93、データ処理ユニット94および排出ユニット95は、図1の右方から左方に向かって順に並んでいる。
トレイ保管棚91には、空のトレイ2が積まれている。トレイ搬送ユニット92は、トレイ保管棚91に保管されているトレイ2を取り込み、コンベア(不図示)によって払出ユニット93に供給する。払出ユニット93は、処方データに基づいて払出ユニット93から供給されたトレイ2に患者1人分の注射薬を払い出す。払出ユニット93は、注射薬が収納されたトレイ2をコンベア(不図示)によってデータ処理ユニット94に送る。
データ処理ユニット94は、処方データに基づいて処方箋を印刷するプリント部(不図示)を有している。印刷された処方箋は、対応するトレイ2に収納される。データ処理ユニット94は、トレイ2の後述する電子モジュール3にデータを送信する機能を有する通信部(不図示)を有している。データ処理ユニット94は、トレイ2の電子モジュール3に後述する搬送物情報を送信する。データ処理ユニット94は、処方箋が収納され電子モジュール3へのデータの送信が完了したトレイ2をコンベア(不図示)によって排出ユニット95に送る。
搬送物情報は、トレイ2に収納した注射薬の搬送先(例えば、患者の病室や患者の病室がある病棟のスタッフステーション)に関する搬送先情報を含む。搬送先情報は、処方データに含まれていてもよい。また、サーバ等に患者(名前やカルテ番号等)と、その患者への搬送物の搬送先(患者の病室や患者の病室がある病棟のスタッフステーション)とを対応付けるデータが保存されており、注射薬自動払出装置90は、サーバから搬送先情報を取得してもよい。
また、搬送物情報は、トレイ2に収納した注射薬の緊急度に関する緊急度情報を含む。すなわち、翌日使用する注射薬の場合は、緊急度情報は緊急度が低い旨の情報となる。また、当日使用する必要がある注射薬の場合は、緊急度情報は緊急度が高い旨の情報となる。搬送物情報には、搬送先情報および緊急度情報に加えて、搬送物の内容(注射薬の名前)、搬送物の受け渡し先(患者名)等も含まれている。
排出ユニット95は、搬送車1をセット可能に構成されている。データ処理ユニット94から排出ユニット95に送られたトレイ2は、排出ユニット95にセットされた搬送車1の後述する格納棚4(図4参照)に格納される。なお、データ処理ユニット94から排出ユニット95に送られたトレイ2は、後述する電子モジュール3が取り付けられている面が装置奥側(図1の紙面奥側)となる姿勢である。
(トレイ2の構成)
トレイ2は、図2に示すように、搬送物である注射薬を収納可能な収容空間21を有している。トレイ2には、電子モジュール3が取り付けられている。電子モジュール3は、トレイ2の外面に取り付けられている。トレイ2において、電子モジュール3が取り付けられている面を「正面」とし、電子モジュール3が取り付けられている面とは反対側の面を「背面」とする。電子モジュール3には、上述のようにトレイ2に収納した注射薬の搬送先に関する搬送先情報および緊急度情報を含む搬送物情報が記憶されている。
電子モジュール3は、図3に示すように、制御回路31、通信部32およびディスプレイ33を有している。制御回路31は、通信部32およびディスプレイ33と電気的に接続されている。
通信部32は、赤外線信号を受信する機能および赤外線信号を送信する機能を有している。図2に示すように、通信部32は、電子モジュール3の側面に設けられている。通信部32は、注射薬自動払出装置90のデータ処理ユニット94で送信された搬送物情報に関する赤外線信号を受信する。通信部32が受信した搬送物情報は、制御回路31内のメモリ(不図示)に記憶される。また、通信部32は、搬送車1の後述する通信部51から送信された情報の送信を要求する赤外線信号を受信したとき、制御回路31の制御により、搬送車1の通信部51に搬送物情報に関する赤外線信号を送信する。
ディスプレイ33は、図2に示すように、電子モジュール3の正面に設けられている。ディスプレイ33は、制御回路31の制御により、搬送物情報(トレイ2に収納された注射薬の搬送先、緊急度、薬の名前、患者名等)を表示する。
(搬送車1の構成)
搬送車1は、モータ11(図5参照;本発明の「駆動装置」に相当する)およびモータ11により駆動される走行装置12(図4参照)を有している。走行装置12は、本体部10、タイヤ12a、サスペンション(不図示)等を含む。タイヤ12aは、本体部10の下部に複数(本実施形態では3つ)設けられている。また、搬送車1は、モータ11に電力を供給するバッテリ(不図示)を有している。搬送車1は、走行装置12を制御して自律走行することで搬送物を搬送先に搬送する。
搬送車1は、図4および図5に示すように、トレイ2と、格納棚4と、読取装置5と、スタートボタン6aと、トレイ検知センサ7、自律走行制御装置8と、タイマー9と、を有している。また、搬送車1は、自律走行する際に自己位置や走行路を検知するためのカメラやセンサ(不図示)等を有している。
格納棚4は、図4に示すように、搬送車1の本体部10に設けられている。すなわち、格納棚4は走行装置12と一体であり、走行装置12から着脱不能である。格納棚4は、トレイ2を格納可能に構成されている。格納棚4は、本体部10内に設けられた空間4aを画定する壁である。空間4aは、本体部10の側面に形成された開口10aを介して本体部10の外と連通している。空間4aは、上下に並んで3つ設けられている。すなわち、格納棚4は、3つのトレイ2を格納可能である。本体部10の側面において、開口10aが形成されている方を「前方」とし、開口10aが形成されている方とは反対の方を「後方」として前後方向を規定する。
トレイ2は、図4に示すように、電子モジュール3が設けられた正面が前方に向く姿勢で格納棚4に格納される。したがって、ユーザは、開口10aを介して、トレイ2に取り付けられた電子モジュール3のディスプレイ33を目視することができる。搬送先の病室やスタッフステーションのスタッフは、ディスプレイ33に表示された搬送物情報(トレイに収納された注射薬の搬送先、薬の名前、患者名等)を確認することができる。
読取装置5は、図4に示すように、格納棚4の各空間4aを画定する壁面に設けられた通信部51を有している。通信部51は、格納棚4に格納されたトレイ2に取り付けられた電子モジュール3の通信部32と対向する位置に設けられている。通信部51は、赤外線信号を送信する機能および赤外線信号を受信する機能を有している。通信部51は、電子モジュール3の通信部32に情報の送信を要求する赤外線信号を送信可能である。また、通信部51は、通信部32から送信された搬送物情報に関する赤外線信号を受信可能である。
通信部51は、後で詳述するトレイ検知センサ7により、格納棚4の空間4aにトレイ2が格納されたことが検知されたときに、該空間4aに格納されたトレイ2の電子モジュール3に情報の送信を要求する赤外線信号を発信する。なお、通信部51は、格納棚4の空間4aにトレイ2が格納される前から、常時又は数秒間隔で情報の送信を要求する赤外線信号を発信するようにしてもよい。この場合、格納棚4の空間4aにトレイ2が格納されると、そのトレイ2の電子モジュール3は、通信部51から送信された情報の送信を要求する赤外線信号を受信する。そして、情報の送信を要求する赤外線信号を受信した電子モジュール3の通信部32は、搬送車1の通信部51に搬送物情報に関する赤外線信号を送信する。読取装置5は、通信部51で受信した赤外線信号に基づいて搬送物情報を読み取る。
スタートボタン6aは、図4に示すように、本体部10の側面における前方の上部に設けられている。スタートボタン6aは、ユーザから自律走行の開始の入力を受け付けるものである。すなわち、スタートボタン6aは、本発明の「第1受付装置」に相当する。ユーザは、例えば薬剤師によりトレイ2に収納された注射薬の監査が終了した後等、搬送準備が整ったときに、スタートボタン6aを押下する。
トレイ検知センサ7は、格納棚4の各空間4aを画定する壁面に設けられている。すなわち、トレイ検知センサ7は、3つ設けられている。トレイ検知センサ7は、格納棚4の空間4aにトレイ2が格納されているか否かを検知可能である。トレイ検知センサ7は、例えば発光素子および受光素子(不図示)を有する光学式センサである。3つのトレイ検知センサ7は、本発明の「最大個数検出装置」および「格納検出装置」を構成する。
自律走行制御装置8は、図5に示すように、CPU(Central Processing Unit)81および記憶部82等を有している。記憶部82は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等を含んでいる。記憶部82は、読取装置5が読み取った搬送物情報を記憶する。また、記憶部82は、後述する経路データを記憶する。さらに、記憶部82は、地図データを記憶する。地図データは、搬送車1が走行する病院の地図に関するデータである。
自律走行制御装置8には、上述のモータ11、読取装置5、スタートボタン6aおよびトレイ検知センサ7に加えて、タイマー9が接続されている。タイマー9は、3つのトレイ検知センサ7のうちの1つにより、格納棚4における該トレイ検知センサ7が設けられた空間4aにトレイ2が格納されたことが検知されてから、別のトレイ検知センサ7により、格納棚4における別の空間4aにトレイ2が格納されたことが検知されるまでの経過時間をカウント可能である。
自律走行制御装置8には、カメラ85がさらに接続されている。自律走行制御装置8は、記憶部82に記憶されている地図データおよびカメラ85により撮影された画像から、自己位置を検出する。
自律走行制御装置8は、記憶部82に記憶されている地図データおよび搬送物情報の搬送先情報に基づいて、格納棚4に収容されたトレイ2を搬送先まで搬送するための経路を生成する。自律走行制御装置8は、薬剤部門から、トレイ2の搬送先を経由して、薬剤部門に戻る経路を生成する。自律走行制御装置8は、格納棚4に格納された複数のトレイ2の搬送先情報に複数の搬送先が含まれる場合は、複数の搬送先を経由する経路を生成する。自律走行制御装置8は、格納棚4に格納された複数のトレイ2の緊急度情報に緊急度が高いことを示す緊急度情報が含まれている場合に、当該緊急度が高いことを示す緊急度情報のトレイ2の搬送が優先されるように経路を生成する。自律走行制御装置8は、トレイ2を搬送先まで搬送する最短の経路を生成する。自律走行制御装置8が生成した経路に関する経路データは、記憶部82に記憶される。自律走行制御装置8は、記憶部82に記憶された経路データに基づいて、格納棚4に収容されたトレイ2の搬送先まで自律走行するように走行装置12を制御する。
また、自律走行制御装置8は、トレイ検知センサ7からの検出信号に基づいて、格納棚4に格納可能な最大個数(3つ)のトレイ2が格納棚4に格納されているか否かを判断する。自律走行制御装置8は、3つのトレイ検知センサ7が、いずれも空間4aにトレイ2が格納されていることを検知した場合に、最大個数のトレイ2が格納棚4に格納されていると判断する。
自律走行制御装置8は、最大個数のトレイ2が格納棚4に格納されていると判断した場合に、薬剤部門内に設置された注射薬の監査を行う監査エリア(不図示)まで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。また、自律走行制御装置8は、読取装置5から取得されたトレイ2の搬送物情報に含まれる緊急度情報が緊急度が高いことを示す情報である場合に、次のトレイ2の電子モジュール3から搬送物情報を取得することなく、監査エリアまで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。さらに、自律走行制御装置8は、タイマー9によりカウントされた経過時間が所定時間以上である場合に、監査エリアまで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。そして、自律走行制御装置8は、スタートボタン6aでユーザからの入力を受け付けた場合に、格納棚4に格納されたトレイ2の搬送先まで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。
続いて、図6を参照しつつ、本実施形態の搬送車1で行われる処理の一例について説明する。まず、自律走行制御装置8は、タイマー9によりカウントされる経過時間Tを「0」とする(S10)。そして、自律走行制御装置8は、トレイ検知センサ7の検出信号により、格納棚4のいずれかの空間4aにトレイ2が格納されたか否かを判断する(S11)。トレイ2が格納されたと判断した場合は(S11:YES)、タイマー9により経過時間Tのカウントを開始する(S12)。なお、タイマー9によるカウントは、経過時間Tを「0」としてから開始される。さらに、自律走行制御装置8は、格納されたトレイ2の電子モジュール3から読取装置5により搬送物情報を取得する(S13)。
続いて、自律走行制御装置8は、S13で取得した搬送物情報に含まれる緊急度情報が、緊急度が高いことを示す情報であるか否かを判断する(S14)。緊急度情報が緊急度が高いことを示す情報である場合は(S14:YES)、後述するS17に進む。一方、緊急度情報が緊急度が高いことを示す情報でない場合は(S14:NO)、自律走行制御装置8は、格納棚4に格納可能な最大個数のトレイ2が格納棚4に格納されているか否かを判断する(S15)。
最大個数のトレイ2が格納棚4に格納されていないと判断した場合は(S15:NO)、S11に戻る。一方、最大個数のトレイ2が格納棚4に格納されていると判断した場合は(S15:YES)、後述するS17に進む。
また、S11において、トレイ2が格納されたと判断しない場合には(S11:NO)、自律走行制御装置8は、経過時間Tが所定時間以上であるか否かを判断する(S16)。なお、まだ格納棚4のいずれの空間4aにもトレイ2が格納されていない場合には、経過時間Tは、S10で設定した「0」になっている。すでに格納棚4のいずれかの空間4aにトレイ2が格納されている場合には、経過時間Tは、前回トレイ2が格納棚4に格納されてからの経過時間となっている。
経過時間Tが所定時間以上でないと判断した場合には(S16:NO)、S11戻る。一方、経過時間Tが所定時間以上であると判断した場合には(S16:YES)、自律走行制御装置8は、注射薬の監査を行う監査エリア(不図示)まで自律走行するように走行装置12の走行を開始する(S17)。
次に、自律走行制御装置8は、ユーザによってスタートボタン6aが押下されたか否かを判断する(S18)。S18の判断は、スタートボタン6aが押下されたと判断するまで繰り返し行われる。スタートボタン6aが押下されたと判断した場合には(S18:YES)、格納棚4に収容されたトレイ2を搬送先まで搬送するための経路を生成する(S19)。その後、自律走行制御装置8は、S19で生成した経路に基づいて自律走行を開始する(S20)。なお、格納棚4に収容された複数のトレイ2の中に、緊急度が高いことを示す緊急度情報のトレイ2が含まれている場合は、最初に当該トレイ2の搬送先に向かう。
自律走行制御装置8の制御により自律走行する搬送車1は、薬剤部門から出発し、トレイ2の搬送先を経由する経路に沿って走行する。搬送車1がトレイ2の搬送先である病室やスタッフステーションに到着すると、スタッフが搬送車1の格納棚4に格納されたトレイ2のディスプレイ33に表示された搬送物情報を確認し、必要なトレイ2を格納棚4から取り出す。
(第1実施形態の特徴)
以上のように、本実施形態の搬送車1は、モータ11およびモータ11により駆動される走行装置12を有し、走行装置12を制御して自律走行することで病院において搬送物を搬送先に搬送する搬送車1であって、搬送物である注射薬を収納可能に構成され、且つ、収納した注射薬の少なくとも搬送先に関する搬送先情報を含む搬送物情報が記憶された電子モジュール3が取り付けられたトレイ2と、走行装置12に脱着不能に配置され、トレイ2を格納可能に構成される格納棚4と、格納棚4に配置され、格納棚4に格納されたトレイ2の電子モジュール3に記憶された搬送物情報を読み取る読取装置5と、読取装置5から取得されたトレイ2の搬送先情報に基づいて、格納棚4に収容されたトレイ2の搬送先まで自律走行するように走行装置12を制御する自律走行制御装置8と、を有する。
上記の構成によると、外部装置を介さず搬送車1自体が、トレイ2に取り付けられた電子モジュール3からトレイ2の搬送先に関する情報を取得するので、搬送先に関する情報を容易に取得して、自律走行により搬送物を搬送先に搬送可能である。したがって、病院内において決まった時間帯に大量に注射薬等を搬送するのに用いて好適である。
また、格納棚4は、複数のトレイ2を格納可能であり、自律走行制御装置8は、読取装置5から取得された複数のトレイ2の搬送先情報に複数の搬送先が含まれる場合は、複数の搬送先まで自律走行するように走行装置12を制御する。このように、搬送車1は、複数のトレイ2の搬送先に関する情報をそれぞれ取得して搬送するので、搬送先が異なる複数のトレイ2を搬送することができる。
また、搬送車1は、格納棚4の各空間4aにトレイ2が格納されているか否かを検知するトレイ検知センサ7が設けられている。したがって、自律走行制御装置8は、格納棚4に格納可能な最大個数(3つ)のトレイ2が格納棚4に格納されているかを検知することができる。
さらに、自律走行制御装置8は、格納棚4に格納可能な最大個数のトレイ2が格納棚4に格納されていると判断した場合に、注射薬の監査を行う監査エリア(不図示)まで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。したがって、格納棚4に格納可能な最大個数のトレイ2が収容されたことを検知することで、人手を介さず自動的に搬送車1の走行を開始することができる。
加えて、搬送物情報は、注射薬の緊急度に関する緊急度情報を含んでいる。したがって、トレイ2に取り付けられた電子モジュール3に記憶された搬送物情報を読み取ることで、そのトレイ2に収納された注射薬の緊急度に関する緊急度情報を取得することができる。
また、自律走行制御装置8は、読取装置5から取得されたトレイ2の緊急度情報が緊急度が高いことを示す情報である場合に、注射薬の監査を行う監査エリア(不図示)まで自律走行するように走行装置の走行を開始する。したがって、格納棚4に格納可能な最大個数のトレイ2が格納棚4に格納される前であっても監査エリアでの監査を開始することができ、緊急度の高い注射薬の搬送を迅速に開始することができる。
加えて、自律走行制御装置8は、読取装置5から取得された複数のトレイ2の緊急度情報に緊急度が高いことを示す緊急度情報が含まれている場合に、当該緊急度が高いことを示す緊急度情報のトレイ2の搬送が優先されるように走行装置12を制御する。したがって、緊急度の高い注射薬を迅速に搬送することができる。
さらに、搬送車1は、トレイ検知センサ7により格納棚4にトレイ2が格納されたことが検知されてから、次にトレイ検知センサ7により格納棚4にトレイ2が格納されたことが検知されるまでの経過時間をカウント可能なタイマー9を有している。自律走行制御装置8は、タイマー9によりカウントされた経過時間が所定時間以上である場合に、監査エリア(不図示)まで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。したがって、注射薬自動払出装置90からの注射薬の払い出しが完了し、格納棚4へのトレイ2の格納が所定時間以上行われなかった場合に、人手を介さず自動的に搬送車1の走行を開始することができる。
さらに、搬送車1は、ユーザからの自律走行の開始の入力を受け付けるスタートボタン6aを備えている。そして、自律走行制御装置8は、スタートボタン6aでユーザからの入力を受け付けた場合に、トレイ2の搬送先まで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。したがって、ユーザの都合の良いタイミング、すなわち薬剤師によりトレイ2に収納された注射薬の監査が終了した後等、搬送準備が整ったタイミングで搬送車1による搬送を開始することができる。
加えて、搬送物情報を電子モジュール3に記憶させるので、搬送先情報を含む多くの搬送物情報を電子モジュール3に記憶させることができる。
さらに、電子モジュール3は、搬送物情報を表示可能なディスプレイ33を有している。したがって、搬送物情報をディスプレイ33に表示することで、搬送先において搬送先情報を含む様々な情報を提供することができ、トレイ2に収納された搬送物の引き渡しが容易となる。
<第2実施形態>
次に、図7および図8を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る搬送車101について説明する。本実施形態の搬送車101は、格納棚104の形態が第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と共通する構成については、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
本実施形態の搬送車101の格納棚104は、走行装置12に着脱可能である。格納棚104は、図7(a)、(b)に示すように、4本の支柱104a、および、4本の支柱104aに支持された3枚の棚板104bを有している。各棚板104bは、トレイ2を載置可能である。すなわち、格納棚104は、3つのトレイ2を格納可能である。
3枚の棚板104bのうち最も下方に位置する棚板104bは、支柱104aの下端部よりも上方に位置している。すなわち、最も下方に位置する棚板104bと支柱104aの下端との間には、空間が形成されている。
格納棚104は、注射薬自動払出装置90の排出ユニット95にセット可能である。なお、本実施形態においては、図1に示す排出ユニット95の右側の壁に開口(不図示)が形成されており、格納棚104は該開口を介して排出ユニット95にセットされる。注射薬自動払出装置90の排出ユニット95にセットされた格納棚104に、排出ユニット95に送られたトレイ2が格納される。図7(a)、(b)に示すように、格納棚104に格納される複数のトレイ2は、その正面(電子モジュール3が取り付けられている面)がいずれも同じ向きとなっている。以降の説明において、格納棚104において、格納されたトレイ2の正面が向いている方向を「前方」とし、格納されたトレイ2の背面が向いている方向を「後方」として前後方向を規定する。さらに、格納棚104において前後方向および上下方向に直交する方向を「幅方向」とする。
図8に示すように、搬送車101は、リフト装置13を有している。リフト装置13は、本体部10に昇降可能に支持された支持台13aと、支持台13aを昇降させる昇降機構(不図示)と、を含んでいる。支持台13aは、走行装置12の直進時の走行方向に関して本体部10の一方側に設けられている。
ここで、搬送車101の走行装置12に格納棚104を取り付ける手順について説明する。まず、支持台13aを格納棚104の最も下方に位置する棚板104bよりも下方に下げる。そして、支持台13aを格納棚104の最も下方に位置する棚板104bと支柱104aの下端との間の空間に差し込む。最後に、支持台13aと格納棚104の最も下方に位置する棚板104bとが接触し、且つ、格納棚104の支柱104aの下端が浮くまで支持台13aを上昇させる。これにより、支持台13aに格納棚104が支持され、走行装置12に格納棚104が取り付けられた状態となる。
図8に示すように、走行装置12に取り付けられた格納棚104は、その幅方向が走行装置12の走行方向と一致する。すなわち、格納棚104の前方側の面が走行装置12の本体部10で覆われることがない。したがって、ユーザは、格納棚104に格納されているトレイ2に取り付けられた電子モジュール3のディスプレイ33を目視することができる。
走行装置12の本体部10には、読取装置5の通信部51が設けられている。通信部51は、支持台13aに支持された格納棚104に格納された各トレイ2に取り付けられた電子モジュール3の通信部32(図2参照)と対向する位置に設けられている。
(第2実施形態の特徴)
以上のように、本実施形態の搬送車101は、支持台13aに支持された格納棚104に格納された各トレイ2に取り付けられた電子モジュール3の通信部32から送信された赤外線信号を受信可能な通信部51を有する読取装置5を備えている。したがって、第1実施形態と同様に、外部装置を介さず搬送車101自体が、トレイ2の搬送先に関する情報を、トレイ2に取り付けられた電子モジュール3から取得するので、搬送先に関する情報を容易に取得して、自律走行により搬送物を搬送先に搬送可能である。
さらに、格納棚104は、走行装置12に着脱可能である。したがって、搬送車1を小型化することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る搬送車1について説明する。本実施形態の搬送車1は、格納棚4の構成は第1実施形態と同じである。以下、第1実施形態と共通する構成については、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。本実施形態の搬送車1は、薬剤師による監査を必要としない搬送物(検体等)を搬送することを想定している。
なお、上述のように、注射薬自動払出装置90は、平日の決まった時間帯に翌日に使用される注射薬を払い出す。また、連休前日は、連休中に使用される数日分の注射薬が注射薬自動払出装置90から払い出される。この場合、翌日使用される分以外の注射薬は、薬剤師による監査を終えた状態でトレイ2に収納され、図示しない保管場所で保管される。そして、使用する前日に搬送車1によって搬送先に搬送される。本実施形態の搬送車1は、このように薬剤師による監査を終えた搬送物を搬送する際に用いることもできる。
本実施形態においては、自律走行制御装置8は、以下の(1)~(4)の場合に格納棚4に格納されたトレイ2の搬送先まで自律搬送するように走行装置12の走行を開始する。
(1)最大個数のトレイ2が格納棚4に格納された場合
(2)緊急度が高い搬送物を収納したトレイ2が格納棚4に格納された場合
(3)タイマー9によりカウントされた経過時間が所定時間以上である場合
(4)スタートボタン6aがユーザにより押下された場合
続いて、図9を参照しつつ、本実施形態の自律走行制御装置8で行われる処理の一例について説明する。以下の説明においては、図6に示すフローと共通する処理の説明については適宜省略する。
S30~S36までの処理は、以下に述べる点以外は図6に示すフローのS10~S16までの処理は、と同じである。すなわち、緊急度情報が緊急度が高いことを示す情報である場合(S34:YES)、最大個数のトレイ2が格納棚4に格納されていると判断した場合(S35:YES)、および、経過時間Tが所定時間以上であると判断した場合(S36:YES)は、S38に進んで格納棚4に収容されたトレイ2を搬送先まで搬送するための経路を生成する。また、経過時間Tが所定時間以上でないと判断した場合には(S36:NO)、ユーザによってスタートボタン6aが押下されたか否かを判断する(S37)。
そして、スタートボタン6aが押下されていないと判断した場合には(S37:NO)、S31に戻る。一方、スタートボタン6aが押下されたと判断した場合には(S37:YES)、S38に進んで格納棚4に収容されたトレイ2を搬送先まで搬送するための経路を生成する。その後、自律走行制御装置8は、自律走行を開始する(S39)。
(第3実施形態の特徴)
以上のように、本実施形態の搬送車1では、第1実施形態と同様に、外部装置を介さず搬送車1自体が、トレイ2の搬送先に関する情報を、トレイ2に取り付けられた電子モジュール3から取得するので、搬送先に関する情報を容易に取得して、自律走行により搬送物を搬送先に搬送可能である。また、連休前日に、注射薬自動払出装置90から払い出されて管場所(不図示)で保管された注射薬も、該注射薬が収納されたトレイ2を格納棚4に格納するだけで、搬送車1がその搬送先に関する情報を取得して搬送先に搬送することができる。
さらに、自律走行制御装置8は、(1)最大個数のトレイ2が格納棚4に格納された場合、(2)緊急度が高い搬送物を収納したトレイ2が格納棚4に格納された場合、および、(3)タイマー9によりカウントされた経過時間が所定時間以上である場合に、格納棚4に格納されたトレイ2の搬送先まで自律走行するように走行装置12の走行を開始する。したがって、人手を介さず自動的に搬送車1による搬送を開始することができる。
<第4実施形態>
続いて、図10および図11を参照しつつ、本発明の第4実施形態に係る搬送車301について説明する。本実施形態の搬送車301は、格納棚4の構成は第1実施形態と同じである。
本実施形態の搬送車301は、図10に示すように、トレイ返却ボタン6bを有している。トレイ返却ボタン6bは、例えば本体部10の側面等に設けられている。トレイ返却ボタン6bは、搬送先において注射薬が取り出されて空になったトレイ2の返却の入力をユーザから受け付けるものである。すなわち、トレイ返却ボタン6bは、本発明の「第2受付装置」に相当する。
また、搬送車301は、図10に示すように、第1実施形態の読取装置5に替えて読書装置5aを有している。読書装置5aは、読取装置5と同様の通信部51を有している。読書装置5aは、読取装置5のように電子モジュール3に記憶された搬送物情報を読み取る機能に加えて、電子モジュール3に記憶された情報を書き換える機能を有している。すなわち、読書装置5aは、本発明の「読取装置」および「書換装置」に相当する。具体的には、読書装置5aの通信部51は、電子モジュール3の通信部32に、該電子モジュール3に記憶された情報を消去する旨の赤外線信号を送信可能である。
なお、電子モジュール3に記憶された搬送物情報が消去されると、ディスプレイ33は、これまで表示されていた搬送物情報が消え、何も表示されていない状態となる。また、電子モジュール3に記憶された搬送物情報が消去されたとき、搬送物情報に替えて、空のトレイ2である旨の情報(文字や絵)がディスプレイ33に表示されるようにしてもよい。
また、電子モジュール3には、搬送物情報に加えて、該電子モジュール3が取り付けられたトレイ2の所属情報も記憶されている。本実施形態のトレイ2に取り付けられた電子モジュール3には、トレイ2の所属情報として注射薬自動払出装置90が設置されている「薬剤部門」と記憶されている。トレイ2の所属情報は、読書装置5aによって消去されることはない。
上述のように、注射薬自動払出装置90から払い出された注射薬を搬送する作業は、決まった時間帯(搬送作業時間帯)に行われる。搬送する注射薬の量が多い場合には、このような作業は複数の搬送車で行うことが考えられる。本実施形態は、病院内に複数の搬送車301を配備し、搬送作業時間帯以外の時間帯は、これらの搬送車301を各病棟に配置することを想定している。なお、一部の搬送車301は、搬送作業時間帯以外の時間帯に注射薬自動払出装置90から払い出された緊急度の高い注射薬を搬送するために、薬剤部門に配置しておくことが好ましい。各病棟に搬送車301を配置することで、搬送先において注射薬が取り出されて空になったトレイ2を搬送車301によって薬剤部門に返却することができる。
本実施形態の自律走行制御装置8は、注射薬が収納されたトレイ2を薬剤部門から病棟に搬送する搬送モードと、空になったトレイ2を病棟から薬剤部門に返却する返却モードと、の2つのモードのいずれかで自律走行するように走行装置12を制御する。自律走行制御装置8は、搬送車301の自己位置に基づいていずれのモードで制御を行うかを切り替える。すなわち、搬送車301が薬剤部門に配置されているときは、自律走行制御装置8は搬送モードで制御を行う。また、搬送車301が病棟に配置されているときは、自律走行制御装置8は返却モードで制御を行う。搬送モードの場合に自律走行制御装置8で行われる処理は、第1実施形態と同じである。
次に、図11を参照しつつ、本実施形態の自律走行制御装置8で返却モードの場合に行われる処理の一例について説明する。まず、自律走行制御装置8は、トレイ検知センサ7の検出信号により、格納棚4のいずれかの空間4aにトレイ2が格納されたか否かを判断する(S40)。トレイ2が格納されたと判断しない場合には(S40:NO)、後述するS42に進む。一方、トレイ2が格納されたと判断した場合には(S40:YES)、自律走行制御装置8は、トレイ2が格納された空間4aの位置を記憶する(S41)。すなわち、S40でトレイ2が格納されたことを示す検出信号を出力したトレイ検知センサ7が設けられている空間4aの位置を、トレイ2が格納された空間4aの位置として記憶する。
続いて、自律走行制御装置8は、ユーザによってトレイ返却ボタン6bが押下された否かを判断する(S42)。トレイ返却ボタン6bが押下されていないと判断した場合には(S42:NO)、S40に戻る。一方、トレイ返却ボタン6bが押下されたと判断した場合には(S42:YES)、自律走行制御装置8は、読書装置5aによりトレイ2の電子モジュール3に記憶された搬送物情報を消去し、且つ、所属情報を取得する(S43)。より詳細には、S41においてトレイ2が格納された空間4aとして記憶された空間4aに格納されているトレイ2の電子モジュール3に記憶された搬送物情報を消去し、且つ、所属情報を取得する。さらに、自律走行制御装置8は、格納棚4に収容された空のトレイ2を搬送先(この場合は、所属先である薬剤部門)まで搬送するための経路を生成する(S44)。その後、自律走行制御装置8は、S44で生成した経路に基づいて病棟から薬剤部門までの自律走行を開始する(S45)。
(第4実施形態の特徴)
以上のように、本実施形態の搬送車301では、第1実施形態と同様に、外部装置を介さず搬送車301自体が、トレイ2の搬送先に関する情報を、トレイ2に取り付けられた電子モジュール3から取得するので、搬送先に関する情報を容易に取得して、自律走行により搬送物を搬送先に搬送可能である。
さらに、自律走行制御装置8は、空になったトレイ2の返却の入力をユーザから受け付けるトレイ返却ボタン6bと、格納棚4に格納されたトレイ2の電子モジュール3に記憶された情報を書き換え可能な読書装置5aと、を有している。そして、自律走行制御装置8は、ユーザによりトレイ返却ボタン6bが押下された場合に、読書装置5aによって格納棚4に収容されたトレイ2の電子モジュール3の搬送物情報を消去するように書き換える。したがって、空になって薬剤部門に返却するトレイ2の電子モジュール3の搬送物情報を消去することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、搬送物情報が、搬送先情報、搬送物の内容の情報および搬送物の受け渡し先の情報を含んでいる場合について説明したが、搬送物情報は少なくとも搬送先情報を含んでいればよい。
上述の実施形態では、電子モジュール3の通信部32が赤外線により通信する場合について説明したが、通信部32の通信方式はこれには限定されない。すなわち、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信を採用してもよい。この場合、読取装置5の通信部51は格納棚4の各空間4aに設ける必要はなく、3つの空間4aに共通して設けられる。
上述の実施形態では、搬送物情報がトレイ2に取り付けられた電子モジュール3に記憶されている場合について説明したが、これには限定されない。搬送物情報が文字やQRコード(登録商標)で付されたラベル等の情報タグがトレイ2に取り付けられていてもよい。この場合、読取装置5は、カメラ等により搬送物情報を読み取る。
上述の実施形態においては、電子モジュール3がディスプレイ33を有している場合について説明したが、ディスプレイ33はなくてもよい。電子モジュール3は、ディスプレイ33に替えてランプ等を有していてもよい。搬送先に搬送車1が到着したときに、その搬送先で格納棚4から取り出す必要があるトレイ2のランプを点灯させることで、スタッフに格納棚4から取り出す必要があるトレイ2を知らせることができる。
上述の実施形態では、モータ11により走行装置12を駆動する場合について説明したが、これには限定されない。走行装置12の駆動源はエンジンであってもよい。
上述の実施形態では、格納棚4、104は、3つのトレイ2を格納する場合について説明したが、格納棚4、104に格納可能なトレイ2の数は3つに限定されるものではない。格納棚4、104は、1つ以上のトレイ2を格納可能であればよい。
上述の実施形態では、トレイ検知センサ7により、格納棚4に格納可能な最大個数のトレイ2が収容されているか否かを検知する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、例えば搬送物の重さが一定である場合は、格納棚4全体の重さを検知することで、格納棚4に格納可能な最大個数のトレイ2が収容されているか否かを検知してもよい。
上述の第1実施形態では、図6のフローにおいてS14でYESの場合、S15でYESの場合、および、S16でYESの場合に、搬送車1が監査エリア(不図示)まで自律走行する場合について説明したが、これには限定されない。例えば、搬送車1は、監査エリアまでの自律走行の指示を入力するボタンを有していてもよい。
上述の第3実施形態では、図9のフローにおいてS34でYESの場合、S35でYESの場合、S36でYESの場合、および、S37でYESの場合に、搬送車1が格納棚4に格納されたトレイ2の搬送先までの自律走行を開始する場合について説明したが、これには限定されない。例えば、S37でYESの場合(スタートボタン6aがユーザに押下された場合)のみ自律走行を開始するようにしてもよい。
上述の実施形態では、搬送物情報が搬送物の緊急度に関する緊急度情報を含んでいる場合について説明したが、搬送物情報は緊急度情報を含んでいなくてもよい。
上述の実施形態では、注射薬自動払出装置90からの注射薬の払い出しが完了し、タイマー9によりカウントされた経過時間が所定時間以上となったときに、自律走行を開始する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち例えば、排出ユニット95に発光器を設け、且つ、搬送車1に受光器を設ける。発光器と受光器とは、搬送車1が排出ユニット95にセットされたときに対向する位置に設けられている。そして、注射薬自動払出装置90からの注射薬の払い出しか完了したときに発光器から光を照射し、受光器が発光器から照射された光を受光したときに自律走行を開始するようにしてもよい。
上述の実施形態では、自律走行制御装置8は、格納棚4に収容されたトレイ2を搬送先まで搬送するための経路を生成し、生成した経路に沿って走行する場合について説明したが、自律走行の方法はこれに限定されるものではなく、公知の方法を採用することができる。例えば、搬送車1は、カメラやセンサによって検知された障害物を回避しつつ走行してもよい。
上述の第1、第3および第4実施形態においては、搬送車1、301を注射薬自動払出装置90の排出ユニット95にセット可能であり、排出ユニット95に送られたトレイ2が、排出ユニット95にセットされた搬送車1、301の格納棚4に格納される。また、第2実施形態においては、格納棚104を注射薬自動払出装置90の排出ユニット95にセット可能であり、排出ユニット95に送られたトレイ2が、排出ユニット95にセットされた格納棚104に格納される。しかしながら、搬送車1、301および格納棚104は、注射薬自動払出装置90の排出ユニット95セット可能でなくてもよい。この場合、搬送車1、301の格納棚4および格納棚104へのトレイ2の格納は、移載装置や人手により行われる。
上述の実施形態では、搬送先に到着した搬送車1の格納棚4、104から人手によりトレイ2が取り出される場合について説明したが、格納棚4、104からのトレイ2の取り出しは移載装置によって行われてもよい。
上述の第1実施形態では、スタートボタン6aが押下された場合に、自律走行を開始する場合について説明した。また、第3実施形態では、最大個数のトレイ2が格納された場合、緊急度が高い搬送物を収納したトレイ2が格納された場合、経過時間が所定時間以上である場合、および、スタートボタン6aが押下された場合に、自律走行を開始する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、例えば予め決められた時間になると自動的に自律走行を開始するようにしてもよい。
上述の実施形態のスタートボタン6aやトレイ返却ボタン6bは、タッチパネルにより実現されてもよい。
上述の実施形態では、トレイ2は、その底面が格納棚4、104に支持された状態で格納棚4、104に格納されているが、トレイ2の支持方法はこれに限定されるものではない。すなわち、例えばトレイ2の側面に突起があり、格納棚4、104に設けられたレールにトレイ2の突起を引っ掛けてトレイ2を支持してもよい。
上述の実施形態では、自律走行制御装置8が、記憶部82に記憶されている地図データおよびカメラ85により撮影された画像から、自己位置を検出する場合について説明したが、自己位置の検出方法はこれに限定されるものではない。例えば、床に設けられた磁気テープやQRコード(登録商標)の情報を読み取ることで自己位置を検出するようにしてもよい。
上述の第1および第2実施形態においては、搬送物が注射薬である場合について説明した。しかしながら、本発明の搬送車で搬送される搬送物は注射薬等に限定されず、例えば、内服薬や検体等、病院内でトレイ2に収納された状態で搬送されるものであればよい。また、上述の実施形態では、注射薬自動払出装置90によりトレイ2の電子モジュール3に搬送物情報が付与される場合について説明した。搬送物が注射薬でない場合には、トレイ2の電子モジュール3への搬送物情報の付与は、トレイ2の搬送物に関連する搬送物情報を管理する搬送物情報管理装置によりなされる。
1、101、301 搬送車
2 トレイ
3 電子モジュール(情報タグ)
4、104 格納棚
5 読取装置
5a 読書装置(読取装置、書換装置)
6a スタートボタン(第1受付装置)
6b トレイ返却ボタン(第2受付装置)
7 トレイ検知センサ(最大数検出装置、格納検出装置)
8 自律走行制御装置
11 モータ(駆動装置)
12 走行装置
33 ディスプレイ
90 注射薬自動払出装置(搬送物情報管理装置)

Claims (6)

  1. 駆動装置および前記駆動装置により駆動される走行装置を有し、前記走行装置を制御して自律走行することで病院内において搬送物を搬送先に搬送する搬送車であって、
    前記搬送物を収納可能に構成され、且つ、収納した前記搬送物の少なくとも搬送先に関する搬送先情報を含む搬送物情報が付された情報タグが取り付けられたトレイと、
    前記走行装置に脱着可能または脱着不能に配置され、前記トレイを格納可能に構成される格納棚と、
    前記走行装置または前記格納棚に配置され、前記格納棚に格納された前記トレイの前記情報タグに付された前記搬送物情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置から取得された前記トレイの搬送先情報に基づいて、前記格納棚に収容された前記トレイの搬送先まで自律走行するように前記走行装置を制御する自律走行制御装置と、を有しており、
    前記格納棚は、複数の前記トレイを格納可能であり、
    前記自律走行制御装置は、
    前記読取装置から取得された複数の前記トレイの搬送先情報に複数の搬送先が含まれる場合は、前記複数の搬送先まで自律走行するように前記走行装置を制御するすることを特徴とする搬送車。
  2. 前記格納棚に格納可能な最大個数の前記トレイが格納されているか否かを検知可能な最大数検出装置を有しており、
    前記自律走行制御装置は、前記最大数検出装置により前記格納棚に格納可能な最大個数の前記トレイが前記格納棚に格納されていることが検知された場合に、前記走行装置の走行を開始することを特徴とする請求項に記載の搬送車。
  3. 前記搬送物情報は、前記搬送物の緊急度に関する緊急度情報を含んでおり、
    前記自律走行制御装置は、前記読取装置から取得された前記トレイの緊急度情報が緊急度が高いことを示す情報である場合に、前記走行装置の走行を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送車。
  4. 駆動装置および前記駆動装置により駆動される走行装置を有し、前記走行装置を制御して自律走行することで病院内において搬送物を搬送先に搬送する搬送車であって、
    前記搬送物を収納可能に構成され、且つ、収納した前記搬送物の少なくとも搬送先に関する搬送先情報を含む搬送物情報が付された情報タグが取り付けられたトレイと、
    前記走行装置に脱着可能または前記走行装置と一体に配置され、前記トレイを格納可能に構成される格納棚と、
    前記走行装置に配置され、前記格納棚に格納された前記トレイの前記情報タグに付された前記搬送物情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置から取得された前記トレイの搬送先情報に基づいて、前記格納棚に収容された前記トレイの搬送先まで自律走行するように前記走行装置を制御する自律走行制御装置と、を有することを特徴とする搬送車。
  5. 前記読取装置は、前記情報タグからの前記搬送物情報に関する信号を受信可能な通信部を有しており、
    前記通信部は、前記トレイの数だけ設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の搬送車。
  6. 駆動装置および前記駆動装置により駆動される走行装置を有し、前記走行装置を制御して自律走行することで病院内において搬送物を搬送先に搬送する搬送車であって、
    前記搬送物を収納可能に構成され、且つ、収納した前記搬送物の少なくとも搬送先に関する搬送先情報を含む搬送物情報が付された情報タグが取り付けられたトレイと、
    前記走行装置に脱着可能または脱着不能に配置され、前記トレイを格納可能に構成される格納棚と、
    前記走行装置または前記格納棚に配置され、前記格納棚に格納された前記トレイの前記情報タグに付された前記搬送物情報を読み取る読取装置と、
    前記読取装置から取得された前記トレイの搬送先情報に基づいて、前記格納棚に収容された前記トレイの搬送先まで自律走行するように前記走行装置を制御する自律走行制御装置と、を有しており、
    前記情報タグは、前記搬送物情報を記憶可能な電子モジュールであり、
    搬送先において前記搬送物が取り出されて空になった前記トレイの返却の入力をユーザから受け付ける第2受付装置と、
    前記走行装置または前記格納棚に配置され、前記格納棚に格納された前記トレイの前記電子モジュールに記憶された情報を書き換える書換装置と、をさらに備えており、
    自律走行制御装置は、前記第2受付装置でユーザからの入力を受け付けた場合に、前記書換装置によって前記格納棚に収容された前記トレイの前記電子モジュールの前記搬送物情報を消去するように書き換えることを特徴とする搬送車。
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