JP2001258995A - 医薬品収納装置 - Google Patents

医薬品収納装置

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JP2001258995A
JP2001258995A JP2000075915A JP2000075915A JP2001258995A JP 2001258995 A JP2001258995 A JP 2001258995A JP 2000075915 A JP2000075915 A JP 2000075915A JP 2000075915 A JP2000075915 A JP 2000075915A JP 2001258995 A JP2001258995 A JP 2001258995A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の医薬品が混在して並べて収納されてい
ても、医薬品の取り出しや追加収納に関する管理を誤り
なく正確にかつ容易に行うことが可能な医薬品収納装置
を提供する。 【解決手段】 複数のカセット20が混在して載置可能
なトレー3を載置した収納棚に各カセット20の幅を検
出するための検出センサ48が複数個配置され、検出セ
ンサ48が示すオン/オフ状態に基づき各カセット20
のサイズが判断される。そして、各カセット20のサイ
ズなどに応じて特定された検出センサ41、42が示す
オン/オフ状態に基づいて医薬品1の取り出しや追加収
納に関する管理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手術室のような医
療現場において使用される種々の医薬品を整列して収納
可能な医薬品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療現場、例えば手術室では、患
者に対して手術のような処置を行う前に医薬品を所定の
種類毎に医薬品収納装置に並べて収納しておくことによ
り、その後の処置を迅速に行い易いようにしている。こ
れは、手術室では、手術の進行具合や患者の容態などに
応じて処置内容や処置に必要な医薬品が頻繁に変更さ
れ、さらにその変更に応じて一時の猶予もなく迅速に医
薬品を使用しなければならないという緊急性を要する場
合が生じるからである。
【0003】なお、ここで、医薬品には、アンプルタイ
プやバイアルタイプなどの注射薬、箱やボトルなどに収
容された錠剤や散剤、輸血パック、包帯など、医療現場
において使用されるものが含まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な医薬品収納装置では、種々の医薬品が混在して収納さ
れているので、手術中において必要な医薬品が取り出さ
れて使用されても、そのような医薬品の取り出しに関す
る管理が十分に行われていなかった。
【0005】また、手術中において使用するために一旦
取り出したが、処置の変更などにより使用しなかった医
薬品については、それを元の収納位置に入れ戻す必要が
ある。さらに、手術中における医薬品の使用により医薬
品収納装置に収納されている医薬品の個数が少なくなっ
た場合、その手術終了後で次の手術が行われる前に少な
くなった医薬品を補充する必要がある。しかし、このよ
うな場合、外側から一見しただけではその種類を容易に
判別することができない医薬品に関しては、この医薬品
を誤った位置に入れ戻すまたは補充してしまうというこ
とが生じるので、医薬品の入れ戻しや補充のような追加
収納に関しても十分な管理が行われていなかった。ま
た、このような事態を防止するために、慎重に追加収納
作業を行おうとすると、その作業に時間がかかってしま
い、このような追加収納作業を行う者(例えば看護婦や
看護士)にかかる負担が大きくなってしまうという問題
がある。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、種々の医薬品が混在して並べ
て収納されていても、医薬品の取り出しや追加収納(入
れ戻しや補充)に関する管理を誤りなく正確にかつ容易
に行うことが可能な医薬品収納装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による医薬品収納
装置は、医薬品を収納するサイズの異なる複数のカセッ
トを混在させて載置可能なトレーと、このトレーに混在
して載置されている複数のカセットの載置状態を検知す
る検知手段とを備えている。
【0008】本発明による医薬品収納装置では、サイズ
の異なる複数のカセットが混在してトレーに載置され、
このトレーに載置されている各カセットの載置状態が検
知される。
【0009】また、本発明による医薬品収納装置は、さ
らに、収納しようとする医薬品に予め付与されている識
別情報と、カセットに予め付与されている識別情報とを
読み取る読み取り手段と、検知手段による検知結果およ
び読み取り手段により読み取られた識別情報に基づいて
医薬品を収納すべきカセットを特定する特定手段とを備
えることが好ましい。この医薬品収納装置では、収納し
ようとする医薬品に予め付与されている識別情報と、カ
セットに予め付与されている識別情報とが読み取られ、
検知された各カセットの載置状態および読み取られた識
別情報に基づいて医薬品を収納すべきカセットが特定さ
れる。
【0010】また、本発明による医薬品収納装置は、さ
らに、特定手段によって特定されたカセットの載置位置
を表示する表示手段を備えることが好ましい。この医薬
品収納装置では、医薬品を収納するために特定されたカ
セットの載置位置が表示される。
【0011】また、本発明による医薬品収納装置は、さ
らに、読み取り手段の読み取り結果を報知する報知手段
を備えることが好ましい。この医薬品収納装置では、識
別情報の読み取り結果が報知される。
【0012】また、本発明による医薬品収納装置では、
カセットは、医薬品の取り出しおよび入れ戻しが可能な
共通の出入口を有するように構成することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】(第1の実施の形態)図1から図13を参
照して、本発明の第1の実施の形態に係る医薬品収納装
置の構成について説明する。図1は本実施の形態に係る
医薬品収納装置の外観構成を示す正面図、図2は図1に
示した医薬品収納装置に設けられている載置棚およびこ
の載置棚に載置されているトレーおよびカセットの構成
を示す側面図、図3から図11は図2に示したトレー上
のカセットの載置状態を説明するための図、図12は図
2に示した載置棚に載置されているトレーおよびカセッ
トの載置状態を説明するための図、図13は図1に示し
た医薬品収納装置の制御回路部分の構成を示すブロック
図である。
【0015】図1および図2に示したように、本実施の
形態に係る医薬品収納装置5は、ベース部9と、ベース
部9上に設けられ、例えばアンプルタイプの注射薬のよ
うな医薬品1を整列して収納可能なカセット20を載置
したトレー3を保持するためのトレー保持部10と、ベ
ース部9上でトレー保持部10に隣接して設けられ、カ
セット20に収納される医薬品1の管理に必要な情報の
入力、記憶、印刷などを行うための操作部30と、後述
するバーコードのような識別情報を読み取る読み取りユ
ニットの一例であるバーコードリーダ61とを備えてい
る。トレー保持部10に保持されるトレー3のカセット
20内に収納されている医薬品1の取り出しおよび追加
収納(入れ戻しや補充)、ならびに操作部30の操作な
どは、医薬品収納装置5の正面(前面)側で行われるよ
うになっている。
【0016】トレー保持部10は、所定サイズの外枠お
よび筐体によって構成されており、その内側にはトレー
3を所定の角度で傾斜させた状態で並べて載置可能な複
数段(ここでは4段)の載置棚11を有している。各段
の載置棚11には、複数のトレーを載置することができ
るようになっている。載置棚11に載置されるトレー3
には、異なる幅を有するカセット20を複数個混在して
載置することが可能である。従って、例えば、サイズX
1の医薬品1を幅Y1を有するカセット20に収納さ
せ、サイズX1とは異なるサイズX2の医薬品1を幅Y
1とは異なる幅Y2を有するカセット20に収納させる
ようにすることが可能である。なお、図3から図12を
参照して説明を行う場合を除いて、各カセットおよび各
医薬品には、説明の便宜上、同一の符号を付している。
【0017】図3から図8に示したように、トレー3に
は、それぞれ幅が異なる複数のサイズのカセット20
a、20b、20cを混在して載置できるようになって
いる。各カセット20a、20b、20cは予め設定さ
れた所定の幅またはその整数倍の幅を有するように構成
されており、隣接するカセット間には所定の隙間(図示
せず)が生じるようになっている。図3から図8におい
ては、カセット20cは所定の幅を有し、カセット20
bはカセット20cの幅の2倍の幅を有し、カセット2
0aはカセット20cの幅の3倍の幅を有するように構
成されている。
【0018】もちろん、図9から図11に示したよう
に、トレー3には、同一の幅を有するカセットを複数個
載置することも可能である。すなわち、図9では、カセ
ット20aがトレー3に2個載置され、図10では、カ
セット20bがトレー3に3個載置され、図11では、
カセット20cがトレー3に6個載置されるようになっ
ている。
【0019】医薬品1には、その種類を特定するための
バーコードが印刷などにより付与されたバーコードラベ
ル(図示しない)がその表面に貼り付けられている。ま
た、各カセット20には、そのカセットに収納されてい
る、または収納されるべき医薬品1の種類を特定するた
めのバーコードが付与されたバーコードラベル28がそ
の表面に貼り付けられている。
【0020】バーコードリーダ61は、各カセット20
および追加収納しようとする医薬品1にそれぞれ付与さ
れているバーコードを読み取り、その読み取り結果およ
び読み取り情報をメインコントローラ44に出力するよ
うになっている。
【0021】操作部30は、キーボードやマウスなどに
よって構成され、医薬品1の管理に関する情報などを入
力するための入力ユニット31と、医薬品1やカセット
20に付与されているバーコードの読み取り結果や読み
取り情報などを印刷するプリンタ32と、フロッピーデ
ィスクドライブ(FDD;Floppy Disk Drive )33
と、バーコードの読み取り結果や読み取り情報などを表
示するディスプレイ35と、バーコードの読み取り結果
を報知するための音信号を発生する音信号発生ユニット
の一例であるブザー62とを備えている。
【0022】カセット20は、図2に示したように、ほ
ぼ直方体状に構成されており、例えば瓶詰めされた医薬
品1を医薬品収納装置5の正面に対して前後方向(奥行
き方向)に一列に整列させて収納するための収納部23
を有している。また、カセット20の収納部23の内部
空間の幅および高さは医薬品1のそれよりわずかに大き
く、その奥行きの長さはその幅の数倍以上になってい
る。カセット20は、その前面上側の角部が切り欠かれ
て形成されており、医薬品1の取り出しおよび追加収納
が可能であるように構成されている共通の出入口21を
有している。これにより、出入口21においては、カセ
ット20の収納部23に整列して収納されている先頭の
医薬品1の上部が露出しているので、医薬品1の上部を
人手やロボットアームなどでつかむことまたは挟持する
ことができる。
【0023】また、カセット20内の収納部23には、
後方の医薬品1が転倒するのを防止するとともに、出入
口21に向けて最後尾の医薬品1を積極的に後押しする
ための付勢部材として重り22が配置されている。
【0024】トレー保持部10に設けられている載置棚
11は、カセット20を載置したトレー3を傾斜させて
載置するための載置部11aを有している。載置部11
aは、図2に示したように、トレー3を所定の角度傾斜
させた傾斜状態を維持するために、その後ろ側で相対的
に高く、その前面側で相対的に低くなるように構成され
ている。また、載置棚11は、このような傾斜状態にお
いてトレー3が床面などに落下しないように、その前側
端部において載置部11aに対してほぼ直角に立設する
突き出し部11bを有している。
【0025】また、各段の載置棚11には、トレー3が
載置される所定の位置に、各カセットの出入口21にお
ける医薬品1の取り出しおよび追加収納の有無を検知す
るために用いられる複数の検出センサ41、42と、ト
レー3上に載置されるカセット20のサイズを検出する
ために用いられる検出センサ48とが設けられている。
検出センサ41、42、48はトレー3に載置されるカ
セット20の幅方向に沿って設けられているが、図12
を参照して説明を行う場合を除いて、各々対応する箇所
の検出センサに対しても、説明の便宜上、同一の符号を
付している。
【0026】検出センサ41、42、48としては、例
えば近距離用の反射式光センサが用いられる。検出セン
サ41は、医薬品検出方向がカセット20の奥行き方向
になるように載置棚11の突き出し部11bに設けられ
ている。検出センサ41は、この医薬品検出方向に光を
出射し、医薬品1が近接している場合には医薬品1から
の反射光を受光するので、例えばオン状態を示すように
なっている。一方、医薬品1が所定距離以上離れている
場合にはオフ状態を示すようになっている。
【0027】また、検出センサ42は、医薬品検出方向
がカセット20の底面に対してほぼ垂直な方向になるよ
うに、載置棚11の突き出し部11bよりも少し後方の
位置で載置部11aに設けられている。検出センサ42
は、検出センサ41と同様に、この医薬品検出方向に光
を出射し、医薬品1が近接している場合には医薬品1か
らの反射光を受光するので、例えばオン状態を示すよう
になっている。一方、医薬品が所定距離以上離れている
場合には、検出センサ41と同様にオフ状態を示すよう
になっている。
【0028】以上のことから、医薬品1が出入口21に
位置している場合、検出センサ41、42はそれぞれオ
ン状態を示すようになっている。医薬品1が出入口21
から取り出されると、最初に、検出センサ42がオフ状
態を示し、その後に検出センサ41がオフ状態を示すこ
とになる。一方、医薬品1を出入口21から追加収納す
る場合には、最初に、カセット20に既に収納されてい
る医薬品1が追加収納される医薬品1に押されて後ろ側
に移動するので、検出センサ41がオフ状態を示した後
に検出センサ42がオフ状態を示すことになる。次に、
医薬品1が追加収納されると、最初に、検出センサ41
がオン状態を示すことになり、その後に検出センサ42
がオン状態を示すことになる。従って、このオン/オフ
状態の変化を監視することにより、医薬品1が取り出さ
れたかどうかまたは追加収納されたかどうかを判断する
ことができる。
【0029】一方、検出センサ48は、例えば、載置部
11a上でその後ろ側に設けられており、各カセット2
0がその幅方向に沿ってトレー3に載置される場合に、
隣接するカセットの隙間を検出するようになっている。
例えば、図12に示したように、所定段の載置棚11上
に複数(ここでは2個)のトレイ3、4が載置され、ト
レイ3に幅(サイズ)の異なる3つのカセット20a、
20b、20cが載置され、トレイ4に幅の異なる3つ
のカセット20d、20e、20fが載置され、載置棚
11上に検出センサ48aから48jが所定の間隔で配
置されている場合を想定する。
【0030】この場合、例えば、カセット20aとカセ
ット20bの間の位置に配置されている検出センサ48
cにおいては、光を出射しても、カセットからの反射光
が受光されないかまたは受光されてもその信号レベルが
小さくなる。従って、この場合、検出センサ48cは例
えばオフ状態を示すようになっている。また、2つの検
出センサ48a、48bでは、隙間がなくカセット20
aからの反射光を十分な信号レベルで受光できるので、
例えばそれぞれオン状態を示すようになっている。従っ
て、検出センサ48aから48jが示すオン/オフ状態
を検知することにより、トレー3、4に載置されている
各カセット20の幅が計算されるようになっている。
【0031】なお、検出センサ48aから48jは、ト
レー3、4に載置可能なカセット20の中で最小の幅を
有するカセット20がトレー3、4に載置された場合に
おいても、隣接するカセット間に生じる隙間を検出でき
るような間隔で配置されていればよい。従って、この配
置間隔は等間隔であることに限られない。また、検出セ
ンサ41、42に関しては、最小の幅を有するカセット
20がトレー3、4に載置された場合にも、各カセット
20における医薬品1の取り出しや追加収納が検知でき
るような間隔でそれぞれ配置されていればよい。
【0032】また、載置棚11に載置されるカセット2
0の幅が検出センサ48aから48jの配置間隔とほぼ
等しい場合には、その幅内に配置されている1組の検出
センサ41、42が示すオン/オフ状態に基づいて医薬
品1の取り出しおよび追加収納の有無が検知されるよう
になっている。一方、載置棚11に載置されるカセット
20の幅が検出センサ48aから48jの配置間隔より
も大きい場合には、その幅内に配置されている複数の組
の検出センサ41、42が示すオン/オフ状態に基づい
て医薬品1の取り出しおよび追加収納の有無が検知され
るようになっている。
【0033】なお、載置棚11に載置されたトレー3上
のカセット20の前面側には、検出センサ41、42か
ら出射された光および医薬品1で反射した光を通過させ
るための貫通穴20a、20bが形成されている。ま
た、トレー3には、検出センサ42から出射された光お
よび医薬品1で反射した光を通過させるための貫通穴3
aが貫通穴20bと一致した位置に形成されている。さ
らに、トレー3には、検出センサ48から出射された光
およびカセット20で反射した光を通過させるための貫
通穴3bが形成されている。
【0034】図13に示したように、医薬品収納装置5
は、さらに、検出センサ41、42、48が示すオン/
オフ状態を検知するための複数のサブコントローラ43
と、1つのメインコントローラ44とを備えている。メ
インコントローラ44は、各サブコントローラ43から
の検知結果(オン/オフ状態の結果)に基づいてカセッ
ト20毎に医薬品1の取り出しおよび追加収納の検知、
カセット20のサイズの特定、各カセット20に収納さ
れている医薬品1の個数(収納数)の計数、ならびにバ
ーコードリーダ61からの読み取り情報に基づいて医薬
品1を追加収納すべきカセット20の特定などを行うよ
うになっている。サブコントローラ43は、カセット載
置棚11毎に設けられている。なお、各サブコントロー
ラは互いに独立した別個の回路であるが、図13では、
説明の便宜上、同一の符号を付している。
【0035】また、医薬品収納装置5は、さらに、計数
値テーブル46や管理テーブル47などを含む記憶ユニ
ットの一例であるハードディスクドライブ(HDD;Ha
rd Disk Drive )45と、例えばホストコンピュータシ
ステム(図示しない)との間でのデータの送受信を行う
ための通信ユニット34とを備えている。計数値テーブ
ル46は、カセット20内に収納されている医薬品1の
収納数の計数値を記憶するためのものであり、管理テー
ブル47は、各段の載置棚11に載置されているトレー
3、4内の各カセット20のサイズとそのカセット20
に追加収納すべき医薬品1の種類を管理情報として記憶
するためのものである。
【0036】サブコントローラ43およびハードディス
クドライブ45は、図1に示した、入力ユニット31、
プリンタ32、フロッピーディスクドライブ33、通信
ユニット34、ディスプレイ35、バーコードリーダ6
1、およびブザー62とともに、メインコントローラ4
4に接続され、このメインコントローラ44によってそ
れぞれの動作を制御されるようになっている。
【0037】図14は医薬品収納装置5のハードディス
クドライブ45内の管理テーブル47の内容の一例を示
す図である。図14に示したように、管理テーブル47
は、1段目の載置棚11上のトレー3、4に載置されて
いる各カセット20を例えば左側から並んでいる順に番
号付けしたカセット番号と、各カセット20のサイズ
(例えばC1、C2、C3の3つのサイズ)と、載置棚
11の左側から並んでいる順に1組の検出センサ41、
42毎に番号付けした場合に、各カセット20における
医薬品1の取り出しや追加収納の検知に用いる検出セン
サ41、42の組を示す検出センサ番号と、各カセット
20に収納されている、または収納されるべき医薬品1
の種類(例えば、A1、A2、A3、B1、B2、B
3)とを対応付けた形で管理情報として含んでいる。
【0038】カセット20のサイズに関しては、例えば
1段目の載置棚11では、C1、C2、C3、C2、C
3、C1のサイズのカセットがこのサイズ順に左側から
並んで載置されていることを表している。図12に示し
た配置例では、サイズC1のカセットはカセット20
a、20eに対応し、サイズC2のカセットはカセット
20b、20dに対応し、サイズC3のカセットはカセ
ット20c、20fに対応している。
【0039】また、検出センサ番号に関しては、例えば
1段目の載置棚11上のカセット20a(カセット番号
は1)における医薬品1の取り出しや追加収納を検知す
る場合には、左側から1番目、2番目、3番目に位置し
ている3組の検出センサ41、42を用いることを表し
ている。
【0040】他段の載置棚11についても同様な管理情
報が管理テーブル47に含まれるようになっている。
【0041】なお、ここでは、管理テーブル47内の検
出センサ番号に基づいて、カセット20における医薬品
の取り出しや追加収納を検知するための検出センサ4
1、42をカセット20毎に区別して用いるようにして
いる。しかし、ハードウェア構成により、検出センサ4
1、42をカセット20毎に区別して用いるようにして
もよい。
【0042】メインコントローラ44は、例えばマイク
ロプロセッサシステムによって構成され、各サブコント
ローラ43から出力された検出センサ41、42が示す
オン/オフ状態の検知結果を受信するようになってい
る。このオン/オフ状態の検知結果を受信すると、メイ
ンコントローラ44は、検出センサ41、42の検知結
果に基づいてカセット20の出入口21における医薬品
1の取り出しまたは追加収納を判断できるようになって
いる。
【0043】また、メインコントローラ44は、各段の
載置棚11のサブコントローラ43から出力された検出
センサ48が示すオン/オフ状態の検知結果に基づい
て、載置棚11に載置されている各カセット20の幅を
計算することにより、各カセット20のサイズを特定す
るようになっている。さらに、メインコントローラ44
は、特定した各カセット20のサイズに基づいて、載置
棚11毎に載置されているカセット20の載置数を判別
するとともに、各カセット20の載置位置(具体的に
は、各カセット20が載置棚11毎にどのような順序で
並んで載置されているのかを示す)を取得するようにな
っている。ここで、検出センサ48、サブコントローラ
43、およびメインコントローラ44が本発明の「カセ
ットの載置状態を検知する検知手段」の一具体例に対応
している。
【0044】さらに、メインコントローラ44は、ハー
ドディスクドライブ45内の計数値テーブル46に対し
てカセット20毎に設定されている医薬品1の収納数の
計数値を記憶させ、検出センサ41、42が示すオン/
オフ状態の検知結果に応じて計数値テーブル46に記憶
されている計数値を増加または減少させるようになって
いる。
【0045】さらにまた、メインコントローラ44は、
各カセット20に付与されているバーコードを載置棚1
1毎に例えば載置棚11の左側から順番にバーコードリ
ーダ61によって読み取った場合には、その読み取り情
報(載置棚11毎の各カセット20に追加収納すべき医
薬品1の種類)を管理情報としてその読み取り順に管理
テーブル47に記憶させるとともに、必要に応じてこれ
らの管理情報の一部またはすべてをディスプレイ35に
表示させ、またはプリンタ32によって印刷させるよう
になっている。
【0046】メインコントローラ44は、医薬品1の追
加収納の際には、バーコードリーダ61によって医薬品
1に付与されているバーコードを読み取らせ、その読み
取り情報(医薬品の種類)をバーコードリーダ61から
受信するようになっている。そして、メインコントロー
ラ44は、この読み取り情報に基づいて管理テーブル4
7を検索してこの医薬品1を追加収納すべきカセット2
0を特定し、さらに、その検索結果をディスプレイ35
に表示させたり、プリンタ32によって印刷させるよう
になっている。
【0047】次に、図15から図18を参照して、以上
のように構成されている医薬品収納装置の作用について
説明する。ここで、図15は図1に示した医薬品収納装
置における医薬品の取り出し時の状態を表し、図16は
図1に示したディスプレイ35に表示される各カセット
の載置状態を示し、図17は図16に示したディスプレ
イ35において医薬品を追加収納すべきカセットを指示
している状態を示し、図18は図1に示した医薬品収納
装置における医薬品の追加収納時の状態を表したもので
ある。
【0048】まず、各カセット20に対して、それぞれ
予め定められた種類の医薬品1を整列して収納させる。
その際、使用期限が決められている医薬品1に関して
は、期限が遅く到来するもの(より新しいもの)がカセ
ット20の後ろ側に位置し、期限が早く到来するもの
(より古いもの)が手前側に位置するように整列させて
おく。
【0049】このような作業を医薬品収納装置1の装置
電源がオフされている状態で行った場合や、カセット2
0を予め取り外した状態で医薬品1を一括収納した場合
には、計数値テーブル46の計数値が実際の医薬品の収
納数と異なってしまっているので、入力ユニット31を
操作して計数値テーブル46の各カセット毎の計数値の
初期値を適切に設定する。
【0050】次に、医薬品1が収納されている各カセッ
ト20をトレー3、4に載置した後、トレー3、4を載
置棚11に載置する。これにより、各検出センサ48
は、各カセット20の載置状態に応じてオン/オフ状態
を示すことになる。載置棚11に設けられているサブコ
ントローラ43は、各検出センサ48が示すオン/オフ
状態を検知し、その検知結果をメインコントローラ44
に出力する。
【0051】メインコントローラ44は、サブコントロ
ーラ43からの検知結果に基づき、載置棚11に載置さ
れている各カセット20の幅を計算して各カセット20
のサイズを特定し、特定したカセット20のサイズに関
する管理情報を管理テーブル47に記憶させる。図14
においては、例えば、1段目の載置棚11には、サイズ
がC1、C2、C3、C2、C3、C1である6個のカ
セットが例えば左側から順に並んで載置されていること
を表している。また、メインコントローラ44は、サブ
コントローラ43からの検知結果に基づき、カセット2
0毎に、そのカセット20における医薬品1の取り出し
および追加収納の検知のために用いる検出センサ41、
42を示す検出センサ番号に関する情報も管理テーブル
47に記憶させる。2段目以降の載置棚11について
も、同様にして管理情報が記憶されることになる。
【0052】次に、各カセットに付与されているバーコ
ードの読み取りが行われる。本実施の形態では、各段の
載置棚11におけるカセット20のバーコードの読み取
りは、左側に配置されているカセットから右側に配置さ
れているカセットへと行うべきことが規定されているも
のとする。
【0053】まず、例えば1段目の載置棚11の左側か
ら順に各カセット20に付与されているバーコードをバ
ーコードリーダ61によって読み取る。その読み取り情
報(そのカセット20に追加収納されている、または収
納されるべき医薬品の種類に関する情報)は順次メイン
コントローラ44に出力される。ここで、メインコント
ローラ44は、各カセット20についてバーコードが読
み取れた場合にはその読み取りが完了したことを示す音
信号をブザー62により発生させる。バーコードが読み
取れなかった場合には読み取れなかったことを示す音信
号をブザー62により発生させ、再度バーコードの読み
取りが必要であることを作業者に知らせる。
【0054】また、メインコントローラ44は、バーコ
ードリーダ61によって読み取られた順序でその読み取
り情報を管理情報として管理テーブル47に記憶させ
る。図14では、1段目の載置棚11に関しては、医薬
品の種類A1、A2、A3、B1、B2、B3がこの順
序で読み取られたことを表している。
【0055】以下、2段目以降の載置棚11の各カセッ
トに対しても、上述と同様にしてバーコードの読み取り
が行われ、その読み取り情報が読み取られた順序で管理
テーブル47に記憶される。
【0056】そして、メインコントローラ44は、載置
棚11に載置されている各カセットのバーコードの読み
取りが載置棚11の全段について完了した後、バーコー
ドリーダ61によって読み取ったバーコードの読み取り
数と、載置棚11に載置されているカセットの総数とを
比較する。この比較の結果、バーコードの読み取り数と
カセットの総数が一致しない場合、メインコントローラ
44は、バーコードの読み取りが完了していないカセッ
トがある、または重複してバーコード読み取りをしたカ
セットがあると判断し、この判断結果(読み取り結果)
を示す音信号をブザー62によって発生させる。なお、
1つの段の載置棚11に載置されているカセットの読み
取りが完了する毎にバーコードの読み取り数とカセット
の総数を比較し、その比較結果に基づいてその判断結果
(読み取り結果)を示す音信号をブザー62によって発
生させるようにしてもよい。
【0057】一方、バーコードの読み取り数とカセット
の総数が一致した場合、メインコントローラ44は、す
べてのカセットに対するバーコードの読み取りが完了し
たと判断し、この判断結果(読み取り結果)を示す音信
号をブザー62によって発生させる。そして、メインコ
ントローラ44は、図16に示すように、ディスプレイ
35上に各段の載置棚11におけるカセットの配置状態
を表示させる。図16において、例えば、1段目の載置
棚11(表示部分111に対応する)上のトレー3、4
(表示部分103、104に対応する)には、異なる3
種類のサイズのカセット20a、20b、20c、20
d、20e、20f(表示部分120a、120b、1
20c、120d、120e、120f)が左側から順
に載置されていることを表している。
【0058】以上のようにして、図14に示す管理テー
ブル47が完成する。
【0059】その後、医薬品収納装置5において、以下
のようにして医薬品1の取り出しに関する管理が開始す
る。すなわち、カセット20内に収納されている先頭の
医薬品1を出入口21から1個取り出すと、医薬品1の
移動に伴って検出センサ41、42のオン/オフ状態が
変化する。このオン/オフ状態の変化はサブコントロー
ラ43によって検知され、その変化を示す検知結果がサ
ブコントローラ43からメインコントローラ44に出力
される。
【0060】すなわち、図15(A)に示すように、医
薬品1の取り出しが生じていない定常状態では、検出セ
ンサ41、42はそれぞれオン(ON)状態となってい
る。その後、図15(B)に示すように、先頭の医薬品
1を取り出すためにその医薬品1をカセット20の底面
に対してほぼ垂直な方向に移動させると、まず検出セン
サ42がオフ(OFF)状態となる。図15(C)に示
すように、医薬品1をさらに垂直な方向に移動させる
と、検出センサ41もオフ状態となる。図15(D)に
示すように、先頭の医薬品1の取り出しに伴ってカセッ
ト20に収納されている次の医薬品1が出入口21近傍
の先頭位置に移動してくると、まず検出センサ42がオ
ン状態になった後、検出センサ41もオン状態となり、
上述した定常状態に戻る。
【0061】このような検出センサ41、42のオン/
オフ状態の変化がサブコントローラ43で検知され、そ
の検知結果がメインコントローラ44に出力される。こ
の時、メインコントローラ44は、管理テーブル47内
の検出センサ番号とサブコントローラ43からの検知結
果とに基づいて医薬品1が取り出されたカセット20を
特定する。従って、メインコントローラ44では、どの
カセット20から医薬品1が取り出されたかを明確に区
別することができる。
【0062】また、メインコントローラ44は、サブコ
ントローラ43からの検知結果により医薬品1が取り出
されたと判断した場合には、計数値テーブル46内の所
定のカセット20に対する医薬品1の収納数の計数値を
所定値分(例えば「−1」)減算する。
【0063】このように、医薬品1が取り出される度
に、取り出しの対象となっているカセット20に対応し
た計数値テーブル46の計数値が適切に減少されるの
で、計数値テーブル46には各カセット20内の医薬品
1の収納数が計数値として正確に得られることになる。
【0064】次に、医薬品収納装置5において、医薬品
1を追加収納する場合の動作について説明する。
【0065】医薬品1を追加収納する場合、バーコード
リーダ61によってその医薬品1に付与されているバー
コードを読み取らせる。その読み取り情報(医薬品の種
類)はバーコードリーダ61からメインコントローラ4
4に出力される。メインコントローラ44では、この読
み取り情報に基づいて管理テーブル47を検索すること
により、この医薬品1を追加収納すべきカセット20を
特定する。
【0066】また、メインコントローラ44では、特定
したカセット20の載置位置を示す情報をディスプレイ
35に表示させる。例えば、特定したカセットが1段目
の載置棚11に載置されているカセット20cである場
合、メインコントローラ44は、図17に示すように、
カセット20cに対応する表示部分120cの表示色を
他の部分と区別できるような表示色に変更してディスプ
レイ35に表示させる。また、表示部分120cの表示
色を変更する代わりに、表示部分120cを点滅させる
ようにしてもよい。
【0067】また、メインコントローラ44では、特定
したカセット20cの載置位置を示す情報として、例え
ば、「追加収納しようとする医薬品は、上から1段目の
載置棚上で左側から3番目に載置されているカセットに
入れてください」というようなメッセージをディスプレ
イ35に表示させるようにしてもよい。
【0068】以上のようにして、医薬品を追加収納する
カセットが特定された後、そのカセットに対する医薬品
の追加収納が次のように行われる。
【0069】すなわち、図18(A)に示したように、
医薬品1の追加収納が生じていない定常状態では、検出
センサ41、42はそれぞれオン(ON)状態を示すよ
うになっている。その後、医薬品1を出入口21からカ
セット20に追加収納するために、カセット20内で整
列して収納されている医薬品1を追加収納すべき医薬品
1によって押して後ろ方向に移動させる。これにより、
図17(B)に示したように、検出センサ41がオン状
態からオフ状態を示すようになる。その後、図17
(C)に示したように、検出センサ42もオン状態から
オフ状態を示すようになる。また、図17(D)に示し
たように、カセット20に追加収納する医薬品1の出入
口21への挿入に伴って検出センサ41がオン状態を示
すようになった後に、検出センサ42もオン状態を示
し、上述した定常状態に戻る。
【0070】このような検出センサ41、42が示すオ
ン/オフ状態の変化がサブコントローラ43で検知さ
れ、その検知結果がメインコントローラ44に出力され
る。この時、メインコントローラ44は、管理テーブル
47内の検出センサ番号とサブコントローラ43からの
検知結果とに基づいて医薬品1が追加収納されたカセッ
ト20を特定する。従って、メインコントローラ44で
は、どのカセット20に医薬品1が追加収納されたかを
明確に区別することができる。
【0071】また、メインコントローラ44は、サブコ
ントローラ43からの検知結果により医薬品1が追加収
納されたと判断した場合には、計数値テーブル46内の
所定のカセット20に対する医薬品1の収納数の計数値
を所定値分(例えば「+1」)加算する。
【0072】このように、医薬品1が追加収納される度
に、その対象となっているカセット20に対応した計数
値テーブル46の計数値が適切に増加されるので、計数
値テーブル46には各カセット20内の医薬品の収納数
が計数値として正確に得られることになる。
【0073】その後、入力ユニット31からの指示に応
じて、メインコントローラ44により、計数値テーブル
46や管理テーブル47の記憶内容をフロッピーディス
ク33に記憶させる。また、メインコントローラ44に
よって、通信ユニット34を介してホストコンピュータ
システムなどに計数値テーブル46や管理テーブル47
の記憶内容を送信する。
【0074】以上、本実施の形態の医薬品収納装置で
は、幅の異なる複数の種類のサイズのカセットを混在し
て載置可能なトレーを用いているので、カセットの大き
さに制約を受けることなく、種々のサイズのカセットを
組み合わせて使用することができる。また、このように
カセットが混在して載置されているトレーを医薬品収納
装置に収納した場合でも、各カセットの幅を検出して各
カセットのサイズや載置位置を容易に把握することがで
きるので、各カセットにおける医薬品の取り出しや追加
収納に関する計数管理を誤りなく正確に行うことができ
る。なお、このようなカセット毎の計数管理のみを行う
のであれば、カセットの識別情報を読み取る作業は不要
である。
【0075】また、本実施の形態では、各カセットに対
して、収納すべき医薬品の種類に関する識別情報をバー
コードとして予め付与しておき、カセットの載置後にこ
の識別情報を読み取ることにより、各カセットに収納さ
れている、または収納されるべき医薬品の種類をそれぞ
れ判断している。従って、外側から一見しただけでは医
薬品の種類が容易に判別できず、そのためその医薬品を
どのカセットに追加収納すべきかが瞬時に判断できない
ような場合においても、その医薬品に付与されている識
別情報を読み取ることにより、その医薬品を追加収納す
べきカセットを容易に特定できる。これにより、医薬品
をカセットに迅速にかつ誤りなく追加収納することがで
きる。
【0076】(第2の実施の形態)図19から図22を
参照して、本発明の第2の実施の形態に係る医薬品収納
装置の構成について説明する。図19は本実施の形態に
係る医薬品収納装置の外観構成を示す正面図、図20は
図19に示した医薬品収納装置に設けられているカセッ
ト載置棚およびこのカセット載置棚に載置されているカ
セットの構成を示す側面図、図21は図20に示した載
置棚に載置されているトレーおよびカセットの載置状態
を説明するための図、図22は図19に示した医薬品収
納装置における制御回路部分の構成を示すブロック図で
ある。なお、本発明の第2の実施の形態に係る医薬品収
納装置は、医薬品を追加収納しようとするカセットを特
定した場合にそのカセットの載置位置を発光素子を発光
させることにより示している点と、カセット内に整列し
て収納されている医薬品の列の長さを検出することによ
りその収納数を計数している点とを除いて、本発明の第
1の実施の形態と同様な構成を有している。従って、本
発明の第1の実施の形態の場合と同一の構成要素には同
一の符号を付し、ここでは、その詳細な説明を省略す
る。
【0077】本実施の形態に係る医薬品収納装置6は、
ベース部9上に設けられ、医薬品1を整列して収納可能
なカセット25を載置したトレー70を保持するための
トレー保持部15と、ベース部9上でトレー保持部15
に隣接して設けられ、出入口26を有するカセット25
に収納される医薬品1の管理に必要な情報の入力、記
憶、印刷などを行うための操作部30とを備えている。
【0078】トレー保持部15は、トレー70を所定の
角度で傾斜させた状態で並べて載置可能な複数段(ここ
では4段)の載置棚16を有している。載置棚16上に
は、図20に示したように、カセット25に整列して収
納されている医薬品1の収納数に対応する列の長さを検
出するために用いられる検出センサ51が複数個形成さ
れているセンサ基板53が設けられている。また、載置
棚16には、トレー70上に載置されるカセット25の
サイズを検出するために用いられる例えば近距離用の反
射式光センサである検出センサ49が形成されている。
さらに、載置棚16には、その前面側に、例えば発光ダ
イオード(Light Emitting Diode;LED)によって構
成される発光素子63が設けられている。検出センサ4
9および発光素子63はカセット25の幅方向に沿って
それぞれ複数個設けられている。なお、各検出センサお
よび各発光素子には、説明の便宜上、同一の符号を付し
ている。また、カセット25内には、重り22と同様に
機能し、さらに後述する永久磁石52を含む重り24が
配置されている。
【0079】センサ基板53上に形成されている検出セ
ンサ51としては、カセット25内の重り24に含まれ
る永久磁石52に感応する例えばホール素子によって構
成される磁気センサが用いられている。図21に示した
ように、載置棚16上で手前側から後ろ側の奥行き方向
に沿って一列に整列した複数の検出センサ51を1つの
検出センサグループとした場合、カセット25の幅方向
に沿ってそれぞれ所定の間隔で複数の検出センサグルー
プが配置される。
【0080】1つの検出センサグループ内の各検出セン
サ51は、カセット25内に収納されている医薬品1と
対応するようなピッチで配置される。従って、載置棚1
6にカセット25が載置された場合、各検出センサ51
は各医薬品1のほぼ真下に位置することになる。また、
検出センサ51は、医薬品1の取り出しまたは追加収納
によるカセット25内の医薬品1の移動に伴って移動す
る重り24内の永久磁石52がほぼ真上に位置した時に
オン状態を示すように設定されている。
【0081】なお、カセット25の幅(サイズ)が異な
ると、カセット25に収納される医薬品1のサイズも異
なるため、各検出センサ51の配置位置が医薬品1の位
置と対応しなくなる場合が生じる。この場合には、各検
出センサ51をできるだけ狭いピッチで配置することが
好ましい。あるいは、感度の高い検出センサ51を用
い、少なくとも1つの検出センサ51でオン状態を示す
ようにしてもよい。
【0082】また、1つのカセット25の真下に複数の
検出センサグループが位置する場合もあるが、この場合
には、少なくとも1つの検出センサグループを用いるよ
うにすればよい。
【0083】一方、検出センサ49は、図12における
検出センサ48と同様に、例えば、載置棚16上でその
後ろ側に設けられており、各カセット25が幅方向に沿
ってトレー70に載置される場合に、隣接するカセット
の隙間を検出できるようになっている。例えば、図21
に示したように、所定段の載置棚16上に複数(ここで
は2個)のトレイ70、71が載置され、トレイ70に
幅(サイズ)の異なる3つのカセット20a、20b、
20cが載置され、トレイ71に幅の異なる3つのカセ
ット20d、20e、20fが載置され、載置棚16上
に検出センサ49aから49jが所定の間隔で配置され
る。
【0084】トレー70には、検出センサ49から出射
された光およびカセット25で反射した光を通過させる
ための貫通穴70aが形成され、また、センサ基板53
には、検出センサ49から出射された光およびカセット
25で反射した光を通過させるための貫通穴53aが貫
通穴70aと一致した位置に形成されている。
【0085】検出センサ51が形成されているセンサ基
板53は、サブコントローラ55が搭載されているサブ
コントローラ基板54と電気的に接続されている。サブ
コントローラ基板54は、載置棚16毎に設けられ、メ
インコントローラ56と電気的に接続されている。各サ
ブコントローラ55は、検出センサ49、51が示すオ
ン/オフ状態を検知し、その検知結果をメインコントロ
ーラ56に出力するようになっている。
【0086】メインコントローラ56では、サブメイン
コントローラ55から出力された検出センサ51の検知
結果を基にしてカセット25内に現在収納されている医
薬品1の列の長さを計算し、計算した列の長さを医薬品
1の長さで除算処理することにより医薬品1の収納数を
計数するようになっている。また、メインコントローラ
56では、本発明の第1の実施の形態と同様にして、管
理情報を管理テーブル47に記憶させるようになってい
る。
【0087】メインコントローラ56は、医薬品1を追
加収納する際に、バーコードリーダ61によって医薬品
1に付与されているバーコードを読み取らせ、その読み
取り情報(医薬品の種類)をバーコードリーダ61から
受信するようになっている。そして、メインコントロー
ラ56は、この読み取り情報に基づいて管理テーブル4
7を検索し、医薬品1を追加収納すべきカセット25を
特定し、特定したカセット25の載置位置に設けられて
いる発光素子63を発光させるようになっている。
【0088】次に、図23を参照して、以上のように構
成されている医薬品収納装置の作用について説明する。
ここで、図23は図19に示した医薬品収納装置におけ
る医薬品の取り出し時の状態を表したものである。
【0089】まず、各カセット25に対して、それぞれ
予め定められた種類の医薬品1を所定の順序で整列して
収納させる。本実施の形態では、後述の理由から、計数
値テーブル46の初期値の設定は不要である。また、図
14に示す管理テーブル47には、本発明の第1の実施
の形態の場合と同様な管理情報が記憶される。
【0090】医薬品1の取り出しが生じていない状態で
は、図23(A)に示すように、カセット25内に収納
される医薬品1の個数に応じて重り24が所定の位置に
配置される。従って、永久磁石52の真下に配置されて
いる1つの検出センサ51のみがオン(ON)状態を示
し、その他の検出センサ51はオフ(OFF)状態を示
すことになる。サブコントローラ55は、検出センサ5
1が示すオン/オフ状態を検知し、その検知結果をメイ
ンコントローラ56に出力する。
【0091】この時、メインコントローラ56は、管理
テーブル47内の検出センサ番号とサブコントローラ5
5からの検知結果とに基づいて医薬品1が取り出された
カセット25を特定する。そして、メインコントローラ
56は、この検知結果に基づきオン状態を示す検出セン
サ51の位置に応じて医薬品1の列の長さを計算し、そ
の列の長さを1つの医薬品1の長さで除算処理すること
により、特定したカセット25に現在収納されている医
薬品1の個数を計数値として取得する。この計数値は計
数値テーブル46のカセット25に関する計数値の所定
の記憶領域に記憶される。このことから、上記のように
計数値の初期値の設定は不要となる。
【0092】その後、医薬品1を出入口26から取り出
すと、カセット25内に収納されている医薬品1および
重り24が手前側に移動する。この時、図23(B)に
示すように、その移動中においてはすべての検出センサ
51が一時的にオフ状態を示すことになる。その移動後
には、図23(C)に示すように、手前側の隣の検出セ
ンサ51のみがオン状態を示すことになる。
【0093】この場合、サブコントローラ55では、上
述と同様に、検出センサ51が示すオン/オフ状態を検
知し、その検知結果をメインコントローラ56に出力す
る。メインコントローラ56では、この検知結果を基に
オン状態を示す検出センサ51の位置に応じて、医薬品
1の列の長さを計算し、その列の長さを1つの医薬品1
の長さで除算処理することにより、特定したカセット2
5に現在収納されている医薬品1の個数を計数値として
取得する。この計数値は計数値テーブル46の所定の記
憶領域に記憶される。
【0094】医薬品1を追加収納しようとするカセット
を特定するためのバーコードの読み取りおよびその読み
取り情報の記憶などに関しては、本発明の第1の実施の
形態の場合と同様に行われる。この場合、医薬品を追加
収納しようとするカセットが特定された場合、そのカセ
ットの載置位置の近傍に設けられている発光素子が発光
する。このため、作業者は、対象となるカセットの認知
をより直接的に行うことが容易となる。また、医薬品1
の追加収納に関する管理は上述した医薬品1の取り出し
に関する管理と同様に行われる。
【0095】本実施の形態の医薬品収納装置において
は、カセットの出入口に対して1個ずつ医薬品の取り出
しや追加収納を行っている。しかし、複数個(例えば2
個)の医薬品を同時に取り出しや追加収納できるような
サイズの出入口を有するカセットを用いるようにするこ
とも可能である。そして、このようなサイズの出入口を
有するカセットを用いた場合にも、カセット内の医薬品
の列の長さを基にして医薬品の収納数を計数しているこ
とから、医薬品の収納数の正確な計数値を常に得ること
ができる。
【0096】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定され
ることなく、種々の変形が可能である。
【0097】例えば、バーコードの読み取り数が過不足
なく行われたかどうかのチェックとして、各カセット毎
にバーコードの読み取りを逐一チェックするようにして
もよい。この場合、発光素子を用いることにより、発光
素子が点灯する毎にその発光素子に近接するカセットの
バーコードの読み取りが行われる。バーコードの読み取
りができなかったような場合には、発光素子が点滅す
る。このようなチェックを行うことにより、カセットの
バーコードの読み飛ばしを防止し、カセットとそこに収
納されている医薬品との間の対応付けを確実に行うこと
ができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から5の
いずれか1項に記載の医薬品収納装置によれば、医薬品
を収納するサイズの異なる複数のカセットを混在させて
載置可能なトレーを用い、このトレーに混在して載置さ
れているカセットの載置状態を検知するようにしたの
で、各カセットの載置状況を容易に把握することができ
るという効果を奏する。
【0099】特に、請求項2に記載の医薬品収納装置に
よれば、収納しようとする医薬品に予め付与されている
識別情報と、カセットに予め付与されている識別情報と
を読み取り、カセットの載置状態の検知結果および読み
取った識別情報に基づいて医薬品を収納すべきカセット
を特定するようにしたので、医薬品をカセットに正確か
つ迅速に収納することができるという効果を奏する。
【0100】また、請求項3に記載の医薬品収納装置に
よれば、特定されたカセットの載置位置を表示するよう
にしたので、医薬品を収納すべきカセットを容易に把握
することができるという効果を奏する。
【0101】また、請求項4に記載の医薬品収納装置に
よれば、識別情報の読み取り結果を報知するようにした
ので、その読み取りが正確に行われたかどうかを容易に
判断することができるという効果を奏する。
【0102】また、請求項5に記載の医薬品収納装置に
よれば、カセットとして、医薬品の取り出しおよび入れ
戻しが可能な共通の出入口を有するものを用いるように
したので、カセット内において常に元の整列順序が乱れ
ることなく医薬品を整列して収納させることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る医薬品収納装
置の外観構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した医薬品収納装置に設けられている
載置棚およびこの載置棚に載置されているトレーおよび
カセットの構成を示す側面図である。
【図3】図2に示したトレー上のカセットの載置状態を
説明するための図である。
【図4】図2に示したトレー上のカセットの他の載置状
態を説明するための図である。
【図5】図2に示したトレー上のカセットの他の載置状
態を説明するための図である。
【図6】図2に示したトレー上のカセットの他の載置状
態を説明するための図である。
【図7】図2に示したトレー上のカセットの他の載置状
態を説明するための図である。
【図8】図2に示したトレー上のカセットの他の載置状
態を説明するための図である。
【図9】図2に示したトレー上のカセットの他の載置状
態を説明するための図である。
【図10】図2に示したトレー上のカセットの他の載置
状態を説明するための図である。
【図11】図2に示したトレー上のカセットの他の載置
状態を説明するための図である。
【図12】図2に示した載置棚に載置されているトレー
およびカセットの載置状態を説明するための図である。
【図13】図1に示した医薬品収納装置における制御回
路部分の構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示したハードディスクドライブ内の
管理テーブルの内容の一例を示す図である。
【図15】図1に示した医薬品収納装置における医薬品
の取り出し時の状態を説明するための図である。
【図16】図1に示したディスプレイに表示される各カ
セットの載置状態を示す図である。
【図17】図16に示したディスプレイにおいて医薬品
を追加収納すべきカセットを指示している状態を示す図
である。
【図18】図1に示した医薬品収納装置における医薬品
の追加収納時の状態を説明するための図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係る医薬品収納
装置の外観構成を示す正面図である。
【図20】図19に示した医薬品収納装置に設けられて
いるカセット載置棚およびこのカセット載置棚に載置さ
れているトレーおよびカセットの構成を示す側面図であ
る。
【図21】図20に示した載置棚に載置されているトレ
ーおよびカセットの載置状態を説明するための図であ
る。
【図22】図19に示した医薬品収納装置における制御
回路部分の構成を示すブロック図である。
【図23】図19に示した医薬品収納装置における医薬
品の取り出し時の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
1…医薬品、3,4,70,71…トレー、5,6…医
薬品収納装置、9…ベース部、10,15…トレー保持
部、11,16…載置棚、20,25…カセット、2
1,26…出入口、22,24…重り、23…収納部、
30…操作部、31…入力ユニット、32…プリンタ、
33…フロッピーディスクドライブ、34…通信ユニッ
ト、35…ディスプレイ、41,42,48,49,5
1…検出センサ、43,55…サブコントローラ、4
4,56…メインコントローラ、45…ハードディスク
ドライブ、46…計数値テーブル、47…管理テーブ
ル、52…永久磁石、61…バーコードリーダ、62…
ブザー、63…発光素子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医薬品を収納するサイズの異なる複数の
    カセットを混在させて載置可能なトレーと、 前記トレーに混在して載置されている前記複数のカセッ
    トの載置状態を検知する検知手段とを備えたことを特徴
    とする医薬品収納装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 収納しようとする医薬品に予め付与されている識別情報
    と、前記カセットに予め付与されている識別情報とを読
    み取る読み取り手段と、 前記検知手段による検知結果および前記読み取り手段に
    より読み取られた識別情報に基づいて前記医薬品を収納
    すべきカセットを特定する特定手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の医薬品収納装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記特定手段によって特定され
    たカセットの載置位置を表示する表示手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2記載の医薬品収納装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記読み取り手段の読み取り結
    果を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項
    2記載の医薬品収納装置。
  5. 【請求項5】 前記カセットは、前記医薬品の取り出し
    および入れ戻しが可能な共通の出入口を有することを特
    徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の医薬品
    収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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