JP2001258993A - 物品収納装置 - Google Patents
物品収納装置Info
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- JP2001258993A JP2001258993A JP2000075917A JP2000075917A JP2001258993A JP 2001258993 A JP2001258993 A JP 2001258993A JP 2000075917 A JP2000075917 A JP 2000075917A JP 2000075917 A JP2000075917 A JP 2000075917A JP 2001258993 A JP2001258993 A JP 2001258993A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カセット内の物品の収納状態を正確に把握す
ることができるとともに、物品の時間的な使用状況を正
しく把握することができる物品収納装置を提供する。 【解決手段】 物品収納装置5において、複数のカセッ
ト20が載置可能なカセット収納棚11に、各カセット
20の出入口における物品1の取り出しの有無を検出す
るための複数の検出センサを設ける。これらの検出セン
サのオン/オフ状態の変化を基に物品が取り出されたと
判断した場合には、取り出された物品の取り出し時刻や
取り出し数量などが管理情報として取得される。これら
の管理情報を管理テーブルに記憶することにより物品の
取り出しを時系列的に管理する。
ることができるとともに、物品の時間的な使用状況を正
しく把握することができる物品収納装置を提供する。 【解決手段】 物品収納装置5において、複数のカセッ
ト20が載置可能なカセット収納棚11に、各カセット
20の出入口における物品1の取り出しの有無を検出す
るための複数の検出センサを設ける。これらの検出セン
サのオン/オフ状態の変化を基に物品が取り出されたと
判断した場合には、取り出された物品の取り出し時刻や
取り出し数量などが管理情報として取得される。これら
の管理情報を管理テーブルに記憶することにより物品の
取り出しを時系列的に管理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の物品を整列
して収納可能な物品収納装置に関し、特に、収納されて
いる物品の取り出しおよび取り出した物品の入れ戻しが
可能な物品収納装置に関する。
して収納可能な物品収納装置に関し、特に、収納されて
いる物品の取り出しおよび取り出した物品の入れ戻しが
可能な物品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の物品収納装置には、単に物品を収
納しておくだけのものがある。このような物品収納装置
においては、収納した物品の管理は例えば作業者である
人間に総て任されている。
納しておくだけのものがある。このような物品収納装置
においては、収納した物品の管理は例えば作業者である
人間に総て任されている。
【0003】これに対して、物品の取り出しを自動的に
行うための物品自動取り出し機構を備えた物品収納装置
もある。このような物品収納装置において、物品の補充
のタイミングを検知するためには、収納した物品の管理
を作業者任せではなく自動的に行う必要がある。そのた
め、収納した物品の重量を計量する計量ユニットや物品
の個数を計数する計数ユニットなどによって構成される
物品数量管理ユニットがさらに設けられている物品収納
装置もある。
行うための物品自動取り出し機構を備えた物品収納装置
もある。このような物品収納装置において、物品の補充
のタイミングを検知するためには、収納した物品の管理
を作業者任せではなく自動的に行う必要がある。そのた
め、収納した物品の重量を計量する計量ユニットや物品
の個数を計数する計数ユニットなどによって構成される
物品数量管理ユニットがさらに設けられている物品収納
装置もある。
【0004】なお、物品数量管理ユニットとしては、収
納する物品毎に収納位置を予め設定しておき、各収納位
置にそれぞれ検出センサを設けて物品の有無を検出する
ことにより物品の個数を計数するユニット、物品を収納
した収納容器ごとにその重量を計量し、計量した収納容
器の重量と予め設定された単位重量とに基づいて収納容
器内の物品の個数を算出するユニット、物品を収納した
収納棚からの物品の引出し時に移動した物品を計数する
ユニットなどがある。
納する物品毎に収納位置を予め設定しておき、各収納位
置にそれぞれ検出センサを設けて物品の有無を検出する
ことにより物品の個数を計数するユニット、物品を収納
した収納容器ごとにその重量を計量し、計量した収納容
器の重量と予め設定された単位重量とに基づいて収納容
器内の物品の個数を算出するユニット、物品を収納した
収納棚からの物品の引出し時に移動した物品を計数する
ユニットなどがある。
【0005】ここで、物品には、物品収納装置に載置さ
れる例えばカセット内に整列して収納可能であるような
固形物が含まれる。また、例えば、液体や気体であって
も、カセット内に整列可能な容器などに入れることがで
きるものであれば、物品に含まれる。
れる例えばカセット内に整列して収納可能であるような
固形物が含まれる。また、例えば、液体や気体であって
も、カセット内に整列可能な容器などに入れることがで
きるものであれば、物品に含まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、単
に収納のみを目的として物品の出し入れを自由に行うこ
とができるように構成されている物品収納装置において
は、収納された物品を自動的に管理することは困難であ
った。また、物品の自動取り出しが可能なように構成さ
れている物品収納装置では、物品の取り出しは便利であ
る。しかしながら、この種の装置では、取り出しすぎて
余ってしまった物品を装置内に入れ戻した場合に、それ
を物品の収納数の管理に反映させるような構成にはなっ
ていなかった。
に収納のみを目的として物品の出し入れを自由に行うこ
とができるように構成されている物品収納装置において
は、収納された物品を自動的に管理することは困難であ
った。また、物品の自動取り出しが可能なように構成さ
れている物品収納装置では、物品の取り出しは便利であ
る。しかしながら、この種の装置では、取り出しすぎて
余ってしまった物品を装置内に入れ戻した場合に、それ
を物品の収納数の管理に反映させるような構成にはなっ
ていなかった。
【0007】また、例えば食料品の賞味期限のように使
用に際して好ましい順序や期限がある場合、その順序や
期限に基づいて物品をカセットに整列して収納する必要
がある。そのため、カセットから一旦取り出した物品を
同一のカセットに入れ戻した場合において、たとえそれ
を物品の収納数の管理に反映させることができたとして
も、カセット内での物品の整列順序が変わってしまうよ
うでは、所定の整列順序で物品を予め収納させている意
味がなくなってしまう。
用に際して好ましい順序や期限がある場合、その順序や
期限に基づいて物品をカセットに整列して収納する必要
がある。そのため、カセットから一旦取り出した物品を
同一のカセットに入れ戻した場合において、たとえそれ
を物品の収納数の管理に反映させることができたとして
も、カセット内での物品の整列順序が変わってしまうよ
うでは、所定の整列順序で物品を予め収納させている意
味がなくなってしまう。
【0008】さらに、上述した物品収納装置において
は、各種の物品がどの時刻にどの程度の数量取り出され
て使用されたかの管理を行っていなかったため、物品の
時間的な使用状況を容易に把握することができなかっ
た。しかし、例えば、使用時刻や使用数量がある程度制
限されている医薬品のような物品に関しては、その管理
を厳重に行う必要がある。
は、各種の物品がどの時刻にどの程度の数量取り出され
て使用されたかの管理を行っていなかったため、物品の
時間的な使用状況を容易に把握することができなかっ
た。しかし、例えば、使用時刻や使用数量がある程度制
限されている医薬品のような物品に関しては、その管理
を厳重に行う必要がある。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、カセット内の物品の収納状態
を正確に把握することができるとともに、物品の時間的
な使用状況を正しく把握することができる物品収納装置
を提供することにある。
ものであり、その目的は、カセット内の物品の収納状態
を正確に把握することができるとともに、物品の時間的
な使用状況を正しく把握することができる物品収納装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による物品収納装
置は、物品を収納する収納部と、この物品の取り出しを
可能とする取り出し口とを有するカセットと、このカセ
ットの収納部に収納されている物品の取り出し口におけ
る取り出しを監視する監視手段と、この監視手段による
監視結果に基づいて物品を時系列的に管理する管理手段
とを備えている。
置は、物品を収納する収納部と、この物品の取り出しを
可能とする取り出し口とを有するカセットと、このカセ
ットの収納部に収納されている物品の取り出し口におけ
る取り出しを監視する監視手段と、この監視手段による
監視結果に基づいて物品を時系列的に管理する管理手段
とを備えている。
【0011】本発明による物品収納装置では、物品の取
り出しを可能とする取り出し口を有するカセットの収納
部に物品が収納される。そして、このカセットの収納部
に収納されている物品の取り出し口における取り出しが
監視され、物品の時系列的な管理が行われる。
り出しを可能とする取り出し口を有するカセットの収納
部に物品が収納される。そして、このカセットの収納部
に収納されている物品の取り出し口における取り出しが
監視され、物品の時系列的な管理が行われる。
【0012】また、本発明による物品収納装置におい
て、管理手段は、取り出し口から取り出すべき物品のオ
ーダー数量とオーダーの物品名を入力する入力手段と、
取り出された物品の取り出し時刻および取り出し数量を
取得する取得手段と、この取得手段によって取得された
物品の取り出し時刻および取り出し数量を集計する集計
手段と、物品のオーダー数量、オーダーの物品名、取り
出し時刻および取り出し数量の集計数量からなる群のう
ちの少なくとも2つを出力する出力手段とを含むのが好
ましい。
て、管理手段は、取り出し口から取り出すべき物品のオ
ーダー数量とオーダーの物品名を入力する入力手段と、
取り出された物品の取り出し時刻および取り出し数量を
取得する取得手段と、この取得手段によって取得された
物品の取り出し時刻および取り出し数量を集計する集計
手段と、物品のオーダー数量、オーダーの物品名、取り
出し時刻および取り出し数量の集計数量からなる群のう
ちの少なくとも2つを出力する出力手段とを含むのが好
ましい。
【0013】本発明による物品収納装置では、カセット
の取り出し口から取り出すべき物品のオーダー数量とオ
ーダーの物品名とが入力され、また、取り出された物品
の取り出し時刻および取り出し数量が取得されて集計さ
れる。そして、物品のオーダー数量、オーダーの物品
名、取り出し時刻および取り出し数量の集計数量からな
る群のうちの少なくとも2つが出力される。
の取り出し口から取り出すべき物品のオーダー数量とオ
ーダーの物品名とが入力され、また、取り出された物品
の取り出し時刻および取り出し数量が取得されて集計さ
れる。そして、物品のオーダー数量、オーダーの物品
名、取り出し時刻および取り出し数量の集計数量からな
る群のうちの少なくとも2つが出力される。
【0014】また、本発明による物品収納装置は、さら
に、監視手段による監視結果に基づいてカセットの収納
部に収納されている物品の収納数を計数する計数手段を
備えることが好ましい。
に、監視手段による監視結果に基づいてカセットの収納
部に収納されている物品の収納数を計数する計数手段を
備えることが好ましい。
【0015】本発明による物品収納装置では、物品の出
入口における出し入れが監視され、カセットの収納部に
収納されている物品の収納数が計数される。
入口における出し入れが監視され、カセットの収納部に
収納されている物品の収納数が計数される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1から図3を参照
して、本発明の第1の実施の形態に係る物品収納装置の
構成について説明する。図1は本実施の形態に係る物品
収納装置の外観構成を示す正面図、図2は図1に示した
物品収納装置に設けられているカセット載置棚およびこ
のカセット載置棚に載置されているカセットの構成を示
す側面図、図3は図1に示した物品収納装置における制
御回路部分の構成を示すブロック図である。
して、本発明の第1の実施の形態に係る物品収納装置の
構成について説明する。図1は本実施の形態に係る物品
収納装置の外観構成を示す正面図、図2は図1に示した
物品収納装置に設けられているカセット載置棚およびこ
のカセット載置棚に載置されているカセットの構成を示
す側面図、図3は図1に示した物品収納装置における制
御回路部分の構成を示すブロック図である。
【0018】図1に示したように、本実施の形態に係る
物品収納装置5は、ベース部9と、ベース部9上に設け
られ、物品1を整列して収納可能なカセット20を保持
するためのカセット保持部10と、ベース部9上でカセ
ット保持部10に隣接して設けられ、カセット20に収
納される物品1の管理に必要な情報の入力、記憶、印刷
などを行うための操作部30とを備えている。なお、カ
セット保持部10に保持されるカセット20に収納され
ている物品1の取り出し、操作部30の操作などは、物
品収納装置5の正面(前面)側で行われる。
物品収納装置5は、ベース部9と、ベース部9上に設け
られ、物品1を整列して収納可能なカセット20を保持
するためのカセット保持部10と、ベース部9上でカセ
ット保持部10に隣接して設けられ、カセット20に収
納される物品1の管理に必要な情報の入力、記憶、印刷
などを行うための操作部30とを備えている。なお、カ
セット保持部10に保持されるカセット20に収納され
ている物品1の取り出し、操作部30の操作などは、物
品収納装置5の正面(前面)側で行われる。
【0019】カセット保持部10は、所定サイズの外枠
および筐体によって構成されており、その内側にはそれ
ぞれ複数のカセット20を所定の角度で傾斜させた状態
で並べて載置可能な複数段(ここでは4段)のカセット
載置棚11を有している。なお、図1からわかるよう
に、カセット載置棚11には異なる幅を有するカセット
20を複数個載置することが可能である。従って、異な
るサイズの物品1を収納する場合、同一サイズの物品1
をカセット20毎に収納させることが可能であるが、各
カセットおよび各物品に対しては、説明の便宜上、同一
の符号を付している。
および筐体によって構成されており、その内側にはそれ
ぞれ複数のカセット20を所定の角度で傾斜させた状態
で並べて載置可能な複数段(ここでは4段)のカセット
載置棚11を有している。なお、図1からわかるよう
に、カセット載置棚11には異なる幅を有するカセット
20を複数個載置することが可能である。従って、異な
るサイズの物品1を収納する場合、同一サイズの物品1
をカセット20毎に収納させることが可能であるが、各
カセットおよび各物品に対しては、説明の便宜上、同一
の符号を付している。
【0020】操作部30は、キーボードやマウスなどに
よって構成され、取り出しなどの管理の対象となる物品
のオーダー数量やオーダーの物品名の入力などを予め行
うための入力ユニット31と、入力ユニット31によっ
て入力されたオーダー数量やオーダーの物品名などの
他、後述する物品1の取り出し時刻や取り出し数量の集
計数量などを印刷するプリンタ32と、フロッピー(登
録商標)ディスクドライブ(FDD;Floppy Disk Driv
e )33と、物品1のオーダー数量、オーダーの物品
名、取り出し時刻、取り出し数量の集計数量などを表示
するディスプレイ35とを備えている。なお、ここで、
オーダー数量とは、物品収納装置5から取り出すことを
予定している物品1の数量(個数)のことであり、オー
ダーの物品名とは物品収納装置5から取り出すことを予
定している物品1の名称のことである。
よって構成され、取り出しなどの管理の対象となる物品
のオーダー数量やオーダーの物品名の入力などを予め行
うための入力ユニット31と、入力ユニット31によっ
て入力されたオーダー数量やオーダーの物品名などの
他、後述する物品1の取り出し時刻や取り出し数量の集
計数量などを印刷するプリンタ32と、フロッピー(登
録商標)ディスクドライブ(FDD;Floppy Disk Driv
e )33と、物品1のオーダー数量、オーダーの物品
名、取り出し時刻、取り出し数量の集計数量などを表示
するディスプレイ35とを備えている。なお、ここで、
オーダー数量とは、物品収納装置5から取り出すことを
予定している物品1の数量(個数)のことであり、オー
ダーの物品名とは物品収納装置5から取り出すことを予
定している物品1の名称のことである。
【0021】カセット20は、図2に示したように、ほ
ぼ直方体状に構成されており、例えば瓶詰めされた医薬
品のような物品1を物品収納装置5の正面に対して前後
方向(奥行き方向)に一列に整列させて収納するための
収納部23を有している。また、カセット20の収納部
23の内部空間の幅および高さは物品1のそれよりわず
かに大きく、その奥行きの長さはその幅の数倍以上にな
っている。さらに、カセット20は、その前面上側の角
部が切り欠かれて形成されており、物品1の取り出しお
よび入れ戻しが可能である取り出し口および入れ戻し口
として構成されている共通の出入口21を有している。
これにより、出入口21においては、カセット20の収
納部23に整列して収納されている先頭の物品1の上部
が露出しているので、物品1の上部を人手やロボットア
ームなどでつかむことまたは挟持することができる。こ
こで、出入口21が本発明の「取り出し口」の一具体例
に対応している。
ぼ直方体状に構成されており、例えば瓶詰めされた医薬
品のような物品1を物品収納装置5の正面に対して前後
方向(奥行き方向)に一列に整列させて収納するための
収納部23を有している。また、カセット20の収納部
23の内部空間の幅および高さは物品1のそれよりわず
かに大きく、その奥行きの長さはその幅の数倍以上にな
っている。さらに、カセット20は、その前面上側の角
部が切り欠かれて形成されており、物品1の取り出しお
よび入れ戻しが可能である取り出し口および入れ戻し口
として構成されている共通の出入口21を有している。
これにより、出入口21においては、カセット20の収
納部23に整列して収納されている先頭の物品1の上部
が露出しているので、物品1の上部を人手やロボットア
ームなどでつかむことまたは挟持することができる。こ
こで、出入口21が本発明の「取り出し口」の一具体例
に対応している。
【0022】また、カセット20内の収納部23の底面
には、摩擦係数の小さい部材が用いられており、収納さ
れている物品1がその自重によって出入口21に移動す
るようになっている。この場合、後方の物品1が転倒す
るのを防止するとともに、出入口21に向けて最後尾の
物品1を積極的に後押しするための付勢部材として重り
22が配置されている。なお、カセット載置棚11にお
けるカセット20の載置角度やその形状などに応じて、
重り22には、収納部23の底面との摩擦力を低減させ
るための車輪やスライダなどを取り付けてもよい。
には、摩擦係数の小さい部材が用いられており、収納さ
れている物品1がその自重によって出入口21に移動す
るようになっている。この場合、後方の物品1が転倒す
るのを防止するとともに、出入口21に向けて最後尾の
物品1を積極的に後押しするための付勢部材として重り
22が配置されている。なお、カセット載置棚11にお
けるカセット20の載置角度やその形状などに応じて、
重り22には、収納部23の底面との摩擦力を低減させ
るための車輪やスライダなどを取り付けてもよい。
【0023】カセット保持部10に設けられているカセ
ット載置棚11は、カセット20を傾斜させて載置する
ための載置部11aを有している。載置部11aは、図
2に示したように、カセット20を所定の角度で傾斜さ
せた傾斜状態を維持するために、その後ろ側で相対的に
高く、その前面側で相対的に低くなるように構成されて
いる。また、カセット載置棚11は、このような傾斜状
態においてカセット20が床面などに落下しないよう
に、その前側端部において載置部11aに対してほぼ直
角に立設する突き出し部11bを有している。
ット載置棚11は、カセット20を傾斜させて載置する
ための載置部11aを有している。載置部11aは、図
2に示したように、カセット20を所定の角度で傾斜さ
せた傾斜状態を維持するために、その後ろ側で相対的に
高く、その前面側で相対的に低くなるように構成されて
いる。また、カセット載置棚11は、このような傾斜状
態においてカセット20が床面などに落下しないよう
に、その前側端部において載置部11aに対してほぼ直
角に立設する突き出し部11bを有している。
【0024】また、カセット載置棚11には、カセット
20が載置される所定の位置に、出入口21における物
品1の取り出しの有無を検出するために用いられる複数
の検出センサ41、42が設けられている。なお、各カ
セット20に対して検出センサ41、42がそれぞれ設
けられているが、各々対応する箇所の検出センサに対し
ても説明の便宜上同一の符号を付している。
20が載置される所定の位置に、出入口21における物
品1の取り出しの有無を検出するために用いられる複数
の検出センサ41、42が設けられている。なお、各カ
セット20に対して検出センサ41、42がそれぞれ設
けられているが、各々対応する箇所の検出センサに対し
ても説明の便宜上同一の符号を付している。
【0025】検出センサ41、42としては、例えば近
距離用の反射式光センサが用いられる。検出センサ41
は、物品検出方向がカセット20の奥行き方向になるよ
うにカセット載置棚11の突き出し部11bに設けられ
ている。検出センサ41は、この物品検出方向に光を出
射し、物品1が近接している場合には物品1からの反射
光を受光するので、例えばオン状態となるようになって
いる。一方、物品1が所定距離以上離れている場合には
オフ状態となるようになっている。
距離用の反射式光センサが用いられる。検出センサ41
は、物品検出方向がカセット20の奥行き方向になるよ
うにカセット載置棚11の突き出し部11bに設けられ
ている。検出センサ41は、この物品検出方向に光を出
射し、物品1が近接している場合には物品1からの反射
光を受光するので、例えばオン状態となるようになって
いる。一方、物品1が所定距離以上離れている場合には
オフ状態となるようになっている。
【0026】一方、検出センサ42は、物品検出方向が
カセット20の底面に対してほぼ垂直な方向になるよう
に、カセット載置棚11の突き出し部11bよりも少し
後方の位置で載置部11aに設けられている。検出セン
サ42は、検出センサ41と同様に、この物品検出方向
に光を出射し、物品1が近接している場合には物品1か
らの反射光を受光するので、例えばオン状態となるよう
になっている。一方、物品が所定距離以上離れている場
合には、検出センサ41と同様にオフ状態となるように
なっている。
カセット20の底面に対してほぼ垂直な方向になるよう
に、カセット載置棚11の突き出し部11bよりも少し
後方の位置で載置部11aに設けられている。検出セン
サ42は、検出センサ41と同様に、この物品検出方向
に光を出射し、物品1が近接している場合には物品1か
らの反射光を受光するので、例えばオン状態となるよう
になっている。一方、物品が所定距離以上離れている場
合には、検出センサ41と同様にオフ状態となるように
なっている。
【0027】なお、カセット載置棚11に載置されたカ
セット20の前面側には、検出センサ41、42から出
射された光および物品1で反射した光を通過させるため
の貫通穴20a、20bが形成されている。
セット20の前面側には、検出センサ41、42から出
射された光および物品1で反射した光を通過させるため
の貫通穴20a、20bが形成されている。
【0028】以上のことから、物品1が出入口21に位
置している場合、検出センサ41、42はそれぞれオン
状態となっている。物品1が出入口21から取り出され
ると、最初に、検出センサ42がオフ状態となり、その
後に検出センサ41がオフ状態となる。このオン/オフ
状態の変化を監視することにより、物品1が取り出され
たかどうかを判断することができる。
置している場合、検出センサ41、42はそれぞれオン
状態となっている。物品1が出入口21から取り出され
ると、最初に、検出センサ42がオフ状態となり、その
後に検出センサ41がオフ状態となる。このオン/オフ
状態の変化を監視することにより、物品1が取り出され
たかどうかを判断することができる。
【0029】図3に示したように、物品収納装置5は、
さらに、カセット載置棚11毎に各カセット20に対応
してそれぞれ設けられている検出センサ41、42のオ
ン/オフ状態を検知するための複数のサブコントローラ
43と、各サブコントローラ43からの検知結果(オン
/オフ状態の結果)に基づいてカセット20毎に物品1
の取り出しの判断や、各カセット20に収納されている
物品1の個数(収納数)の計数などを行うメインコント
ローラ44とを備えている。
さらに、カセット載置棚11毎に各カセット20に対応
してそれぞれ設けられている検出センサ41、42のオ
ン/オフ状態を検知するための複数のサブコントローラ
43と、各サブコントローラ43からの検知結果(オン
/オフ状態の結果)に基づいてカセット20毎に物品1
の取り出しの判断や、各カセット20に収納されている
物品1の個数(収納数)の計数などを行うメインコント
ローラ44とを備えている。
【0030】また、物品収納装置5は、さらに、計数値
テーブル46や管理テーブル47などを含む記憶ユニッ
トの一例であるハードディスクドライブ(HDD;Hard
Disk Drive )45と、例えばホストコンピュータシス
テム(図示しない)との間でのデータの送受信を行うた
めの通信ユニット34とを備えている。計数値テーブル
46は、カセット20内に収納されている物品の収納数
の計数値を記憶するためのものであり、管理テーブル4
7は、物品1のオーダー数量、オーダーの物品名、取り
出し時刻、取り出し数量とその集計数量などを物品ごと
に管理情報として記憶するためのものである。
テーブル46や管理テーブル47などを含む記憶ユニッ
トの一例であるハードディスクドライブ(HDD;Hard
Disk Drive )45と、例えばホストコンピュータシス
テム(図示しない)との間でのデータの送受信を行うた
めの通信ユニット34とを備えている。計数値テーブル
46は、カセット20内に収納されている物品の収納数
の計数値を記憶するためのものであり、管理テーブル4
7は、物品1のオーダー数量、オーダーの物品名、取り
出し時刻、取り出し数量とその集計数量などを物品ごと
に管理情報として記憶するためのものである。
【0031】サブコントローラ43およびハードディス
クドライブ45は、図1に示した、入力ユニット31、
プリンタ32、フロッピーディスクドライブ33、通信
ユニット34、およびディスプレイ35とともに、メイ
ンコントローラ44に接続され、その動作を制御される
ようになっている。
クドライブ45は、図1に示した、入力ユニット31、
プリンタ32、フロッピーディスクドライブ33、通信
ユニット34、およびディスプレイ35とともに、メイ
ンコントローラ44に接続され、その動作を制御される
ようになっている。
【0032】図4は物品収納装置5のハードディスクド
ライブ45内の管理テーブル47の内容の一例を示す図
である。図4に示したように、管理テーブル47は、入
力ユニット31から入力されたオーダー物品名(例えば
「物品A」)およびオーダー数量(例えば「10個」)
を含んでいる。管理テーブル47はまた、カセット20
に収納されている物品1が出入口21から取り出された
場合にはその取り出し時刻(例えば「13時00
分」)、取り出し数量(例えば13時00分の時点では
「1個」)、取り出し数量の集計数量(例えば13時3
0分の時点では「3個」)、および取り出し時間間隔
(例えば、物品の最初の取り出し時刻が13時00分で
あり、次の取り出し時刻が13時30分である場合に
は、「30分」)を管理情報として含むようになってい
る。また、他の物品名(「物品B」、「物品C」、…、
「物品X」)についても同様な管理情報が管理テーブル
47に含まれるようになっている。
ライブ45内の管理テーブル47の内容の一例を示す図
である。図4に示したように、管理テーブル47は、入
力ユニット31から入力されたオーダー物品名(例えば
「物品A」)およびオーダー数量(例えば「10個」)
を含んでいる。管理テーブル47はまた、カセット20
に収納されている物品1が出入口21から取り出された
場合にはその取り出し時刻(例えば「13時00
分」)、取り出し数量(例えば13時00分の時点では
「1個」)、取り出し数量の集計数量(例えば13時3
0分の時点では「3個」)、および取り出し時間間隔
(例えば、物品の最初の取り出し時刻が13時00分で
あり、次の取り出し時刻が13時30分である場合に
は、「30分」)を管理情報として含むようになってい
る。また、他の物品名(「物品B」、「物品C」、…、
「物品X」)についても同様な管理情報が管理テーブル
47に含まれるようになっている。
【0033】サブコントローラ43は、出入口21から
取り出された物品1の取り出し時刻を計時するために用
いられるタイマー43aを含んでいる。従って、物品1
が取り出された場合には、その物品名を判別するととも
に、その取り出し時刻をタイマー43aにより計時し、
計時した取り出し時刻に関する情報をメインコントロー
ラ44に出力するようになっている。なお、サブコント
ローラ43は、カセット載置棚11毎に設けられ、カセ
ット載置棚11に載置される各カセット20に対してそ
れぞれ1組の検出センサ41、42が設けられている
が、各サブコントローラに対しても説明の便宜上同一の
符号を付している。ここで、検出センサ41、42およ
びサブコントローラ43が本発明の「監視手段」の一具
体例に対応している。
取り出された物品1の取り出し時刻を計時するために用
いられるタイマー43aを含んでいる。従って、物品1
が取り出された場合には、その物品名を判別するととも
に、その取り出し時刻をタイマー43aにより計時し、
計時した取り出し時刻に関する情報をメインコントロー
ラ44に出力するようになっている。なお、サブコント
ローラ43は、カセット載置棚11毎に設けられ、カセ
ット載置棚11に載置される各カセット20に対してそ
れぞれ1組の検出センサ41、42が設けられている
が、各サブコントローラに対しても説明の便宜上同一の
符号を付している。ここで、検出センサ41、42およ
びサブコントローラ43が本発明の「監視手段」の一具
体例に対応している。
【0034】メインコントローラ44は、例えばマイク
ロプロセッサシステムによって構成され、各サブコント
ローラ43から出力された検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果を受信するようになっている。こ
のオン/オフ状態の検知結果を受信すると、メインコン
トローラ44は、この検知結果に基づいてカセット20
の出入口21における物品1の取り出しを判断するよう
になっている。また、所定時間内における検出センサ4
1、42のオン/オフ状態の変化に基づいて出入口21
から取り出された物品1の取り出し数量を計数し、この
取り出し数量を集計して集計数量を取得するようになっ
ている。
ロプロセッサシステムによって構成され、各サブコント
ローラ43から出力された検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果を受信するようになっている。こ
のオン/オフ状態の検知結果を受信すると、メインコン
トローラ44は、この検知結果に基づいてカセット20
の出入口21における物品1の取り出しを判断するよう
になっている。また、所定時間内における検出センサ4
1、42のオン/オフ状態の変化に基づいて出入口21
から取り出された物品1の取り出し数量を計数し、この
取り出し数量を集計して集計数量を取得するようになっ
ている。
【0035】また、メインコントローラ44は、ハード
ディスクドライブ45内の計数値テーブル46に対して
カセット20毎に設定されている物品1の収納数の計数
値を記憶させるとともに、検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果に応じて計数値テーブル46に記
憶されている計数値を減少させるようになっている。
ディスクドライブ45内の計数値テーブル46に対して
カセット20毎に設定されている物品1の収納数の計数
値を記憶させるとともに、検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果に応じて計数値テーブル46に記
憶されている計数値を減少させるようになっている。
【0036】さらに、メインコントローラ44は、サブ
コントローラ43から出力された物品1の取り出し時刻
と前回物品1が取り出された時の取り出し時刻とを比較
し、その時間間隔を取得するようになっている。
コントローラ43から出力された物品1の取り出し時刻
と前回物品1が取り出された時の取り出し時刻とを比較
し、その時間間隔を取得するようになっている。
【0037】以上のような処理を行った後、メインコン
トローラ44は、取り出した物品1の取り出し時刻、取
り出し時間間隔、取り出し数量とその集計数量をそれぞ
れ管理情報としてハードディスクドライブ45内の管理
テーブル47に記憶させるとともに、必要に応じて所定
の管理情報をディスプレイ35に表示させ、またはプリ
ンタ32によって印刷させるようになっている。なお、
これらの管理情報の記憶、表示、および印刷はオーダー
グループ毎に関連付けして行うことができる。ここで、
オーダーグループとは、予め関連付けして管理する必要
がある複数の物品1を含むグループのことである。例え
ば、図4に示した管理テーブル47においては、「物品
A」および「物品B」が1つのオーダーグループG1を
構成し、「物品C」…、「物品X」が別の1つのオーダ
ーグループG2を構成している。
トローラ44は、取り出した物品1の取り出し時刻、取
り出し時間間隔、取り出し数量とその集計数量をそれぞ
れ管理情報としてハードディスクドライブ45内の管理
テーブル47に記憶させるとともに、必要に応じて所定
の管理情報をディスプレイ35に表示させ、またはプリ
ンタ32によって印刷させるようになっている。なお、
これらの管理情報の記憶、表示、および印刷はオーダー
グループ毎に関連付けして行うことができる。ここで、
オーダーグループとは、予め関連付けして管理する必要
がある複数の物品1を含むグループのことである。例え
ば、図4に示した管理テーブル47においては、「物品
A」および「物品B」が1つのオーダーグループG1を
構成し、「物品C」…、「物品X」が別の1つのオーダ
ーグループG2を構成している。
【0038】ここで、主として、メインコントローラ4
4が本発明の「管理手段」の一具体例に対応している。
4が本発明の「管理手段」の一具体例に対応している。
【0039】次に、図5を参照して、以上のように構成
されている物品収納装置の作用について説明する。ここ
で、図5は、図1に示した物品収納装置における物品の
取り出し時の状態を表したものである。
されている物品収納装置の作用について説明する。ここ
で、図5は、図1に示した物品収納装置における物品の
取り出し時の状態を表したものである。
【0040】まず、各カセット20に対して、それぞれ
予め定められた種類の物品1を整列して収納させる。そ
の際、例えば食料品や医薬品のように賞味期限あるいは
使用期限が決められている物品1に関しては、期限が遅
く到来するもの(より新しいもの)がカセット20の後
ろ側に位置し、期限が早く到来するもの(より古いも
の)が手前側に位置するように整列させておく。
予め定められた種類の物品1を整列して収納させる。そ
の際、例えば食料品や医薬品のように賞味期限あるいは
使用期限が決められている物品1に関しては、期限が遅
く到来するもの(より新しいもの)がカセット20の後
ろ側に位置し、期限が早く到来するもの(より古いも
の)が手前側に位置するように整列させておく。
【0041】このような作業を物品収納装置1の装置電
源がオフされている状態で行った場合や、カセット20
を予め取り外した状態で物品1を一括収納した場合に
は、計数値テーブル46の計数値が実際の物品の収納数
と異なってしまっているので、入力ユニット31を操作
して計数値テーブル46の計数値の初期値を適切に設定
する。
源がオフされている状態で行った場合や、カセット20
を予め取り外した状態で物品1を一括収納した場合に
は、計数値テーブル46の計数値が実際の物品の収納数
と異なってしまっているので、入力ユニット31を操作
して計数値テーブル46の計数値の初期値を適切に設定
する。
【0042】また、入力ユニット31を用いて、物品1
のオーダー数量およびオーダーの物品名を入力する。入
力ユニット31によって入力されたオーダー数量(例え
ば10個)およびオーダーの物品名(例えば「物品
A」)は、メインコントローラ44を介してハードディ
スクドライブ45内の管理テーブル47に記憶される。
のオーダー数量およびオーダーの物品名を入力する。入
力ユニット31によって入力されたオーダー数量(例え
ば10個)およびオーダーの物品名(例えば「物品
A」)は、メインコントローラ44を介してハードディ
スクドライブ45内の管理テーブル47に記憶される。
【0043】その後、物品収納装置5において、以下の
ようにして物品1の管理が開始する。すなわち、カセッ
ト20内に収納されている先頭の物品1を出入口21か
ら1個取り出すと、物品1の移動に伴って検出センサ4
1、42のオン/オフ状態が変化する。このオン/オフ
状態の変化はサブコントローラ43によって検知され、
その変化を示す検知結果がサブコントローラ43からメ
インコントローラ44に出力される。
ようにして物品1の管理が開始する。すなわち、カセッ
ト20内に収納されている先頭の物品1を出入口21か
ら1個取り出すと、物品1の移動に伴って検出センサ4
1、42のオン/オフ状態が変化する。このオン/オフ
状態の変化はサブコントローラ43によって検知され、
その変化を示す検知結果がサブコントローラ43からメ
インコントローラ44に出力される。
【0044】すなわち、図5(A)に示すように、物品
1の取り出しが生じていない定常状態では、検出センサ
41、42はそれぞれオン(ON)状態となっている。
その後、図5(B)に示すように、先頭の物品1を取り
出すためにその物品1をカセット20の底面に対してほ
ぼ垂直な方向に移動させると、まず検出センサ42がオ
フ(OFF)状態となる。図5(C)に示すように、物
品1をさらに垂直な方向に移動させると、検出センサ4
1もオフ状態となる。図5(D)に示すように、先頭の
物品1の取り出しに伴ってカセット20に収納されてい
る次の物品1が出入口21近傍の先頭位置に移動してく
ると、まず検出センサ42がオン状態になった後、検出
センサ41もオン状態となり、上述した定常状態に戻
る。
1の取り出しが生じていない定常状態では、検出センサ
41、42はそれぞれオン(ON)状態となっている。
その後、図5(B)に示すように、先頭の物品1を取り
出すためにその物品1をカセット20の底面に対してほ
ぼ垂直な方向に移動させると、まず検出センサ42がオ
フ(OFF)状態となる。図5(C)に示すように、物
品1をさらに垂直な方向に移動させると、検出センサ4
1もオフ状態となる。図5(D)に示すように、先頭の
物品1の取り出しに伴ってカセット20に収納されてい
る次の物品1が出入口21近傍の先頭位置に移動してく
ると、まず検出センサ42がオン状態になった後、検出
センサ41もオン状態となり、上述した定常状態に戻
る。
【0045】このような検出センサ41、42のオン/
オフ状態の変化がサブコントローラ43で検知され、そ
の検知結果がメインコントローラ44に出力される。メ
インコントローラ44では、このオン/オフ状態の変化
を判断することにより、物品1が取り出されたかどうか
を明確に区別することができる。
オフ状態の変化がサブコントローラ43で検知され、そ
の検知結果がメインコントローラ44に出力される。メ
インコントローラ44では、このオン/オフ状態の変化
を判断することにより、物品1が取り出されたかどうか
を明確に区別することができる。
【0046】また、サブコントローラ43では、物品1
の取り出しの検知とともに、物品1が取り出された場合
の取り出し時刻がタイマー43aにより計時される。計
時された取り出し時刻に関する情報はメインコントロー
ラ44に出力される。
の取り出しの検知とともに、物品1が取り出された場合
の取り出し時刻がタイマー43aにより計時される。計
時された取り出し時刻に関する情報はメインコントロー
ラ44に出力される。
【0047】メインコントローラ44では、サブコント
ローラ43から出力された検知結果に基づいて各取り出
し時刻における物品1の取り出し数量を計数し、計数し
た取り出し数量を集計してその集計数量を取得する。な
お、本実施の形態では、物品1は、カセット20から1
個ずつ取り出されるようになっているので、厳密には、
ある取り出し時刻において取り出される物品1の取り出
し数量は1個である。しかし、例えば、物品1を複数個
連続してカセット20から取り出す場合も容易に考えら
れる。従って、このような場合、同一取り出し時刻に複
数個の物品1が取り出されたものとして取り扱ってい
る。例えば、図4に示したように、13時30分の取り
出し時刻においては、2個の物品1が連続して取り出さ
れたものとして取り扱い、物品1の取り出し数量を2個
としている。
ローラ43から出力された検知結果に基づいて各取り出
し時刻における物品1の取り出し数量を計数し、計数し
た取り出し数量を集計してその集計数量を取得する。な
お、本実施の形態では、物品1は、カセット20から1
個ずつ取り出されるようになっているので、厳密には、
ある取り出し時刻において取り出される物品1の取り出
し数量は1個である。しかし、例えば、物品1を複数個
連続してカセット20から取り出す場合も容易に考えら
れる。従って、このような場合、同一取り出し時刻に複
数個の物品1が取り出されたものとして取り扱ってい
る。例えば、図4に示したように、13時30分の取り
出し時刻においては、2個の物品1が連続して取り出さ
れたものとして取り扱い、物品1の取り出し数量を2個
としている。
【0048】さらに、メインコントローラ44は、サブ
コントローラ43から出力された物品1の取り出し時刻
と前回物品1が取り出された時の取り出し時刻とを比較
し、その時間間隔を取得する。
コントローラ43から出力された物品1の取り出し時刻
と前回物品1が取り出された時の取り出し時刻とを比較
し、その時間間隔を取得する。
【0049】以上のような処理を行った後、メインコン
トローラ44は、ハードディスクドライブ45内の管理
テーブル47に対して、物品1の取り出し時刻、取り出
し時間間隔、取り出し数量とその集計数量を記憶させ
る。また、必要に応じて、管理テーブル47内の所定の
管理情報をディスプレイ35に表示させ、プリンタ32
によって印刷する。
トローラ44は、ハードディスクドライブ45内の管理
テーブル47に対して、物品1の取り出し時刻、取り出
し時間間隔、取り出し数量とその集計数量を記憶させ
る。また、必要に応じて、管理テーブル47内の所定の
管理情報をディスプレイ35に表示させ、プリンタ32
によって印刷する。
【0050】また、メインコントローラ44は、サブコ
ントローラ43からの検知結果により物品1が取り出さ
れたと判断した場合には、計数値テーブル46内の所定
のカセット20に対する物品1の収納数の計数値を所定
値分(例えば「−1」)減算する。
ントローラ43からの検知結果により物品1が取り出さ
れたと判断した場合には、計数値テーブル46内の所定
のカセット20に対する物品1の収納数の計数値を所定
値分(例えば「−1」)減算する。
【0051】このように、物品1が取り出される度に、
取り出しの対象となっているカセット20に対応した計
数値テーブル46の計数値が適切に減少されるので、計
数値テーブル46には各カセット20内の物品の収納数
が計数値として正確に得られることになる。
取り出しの対象となっているカセット20に対応した計
数値テーブル46の計数値が適切に減少されるので、計
数値テーブル46には各カセット20内の物品の収納数
が計数値として正確に得られることになる。
【0052】その後、入力ユニット31からの指示に応
じて、メインコントローラ44により、計数値テーブル
46や管理テーブル47の記憶内容をフロッピーディス
ク33に記憶させる。また、メインコントローラ44に
よって、通信ユニット34を介してホストコンピュータ
システムなどに計数値テーブル46や管理テーブル47
の記憶内容を送信する。
じて、メインコントローラ44により、計数値テーブル
46や管理テーブル47の記憶内容をフロッピーディス
ク33に記憶させる。また、メインコントローラ44に
よって、通信ユニット34を介してホストコンピュータ
システムなどに計数値テーブル46や管理テーブル47
の記憶内容を送信する。
【0053】このように、本発明の実施の形態では、物
品の時系列的な管理を、カセットから取り出された物品
の取り出し時刻や取り出し数量などを取得して集計し、
これらの管理情報を図4に示したような管理テーブルに
記憶することにより行っている。
品の時系列的な管理を、カセットから取り出された物品
の取り出し時刻や取り出し数量などを取得して集計し、
これらの管理情報を図4に示したような管理テーブルに
記憶することにより行っている。
【0054】以上のように、本実施の形態の物品収納装
置が所定の場所(例えば医療機関の手術室)に設置され
た場合、その場所での都合に応じて物品(例えば医薬
品)の取り出しが随時行われるが、その際、取り出した
物品の個数などをデータ入力するといった面倒な作業は
行わなくても、物品の収納数などは常に正確に把握され
ている。従って、不足した物品の補充や追加発注などに
必要な管理も自動的に行うことが可能である。
置が所定の場所(例えば医療機関の手術室)に設置され
た場合、その場所での都合に応じて物品(例えば医薬
品)の取り出しが随時行われるが、その際、取り出した
物品の個数などをデータ入力するといった面倒な作業は
行わなくても、物品の収納数などは常に正確に把握され
ている。従って、不足した物品の補充や追加発注などに
必要な管理も自動的に行うことが可能である。
【0055】また、本発明の実施の形態では、所定時間
内に取り出された物品の取り出し時刻、取り出し数量や
その集計数量などを時系列的に管理しているので、物品
の使用状況をより容易かつ正確に把握することができ
る。例えば、施用時間間隔や使用量がある程度制限され
ている医薬品のような物品に関しても、特にその時系列
的な管理を厳重に行うことが可能となる。特に、手術室
における応用としては、事後的に人手によって施用医薬
品の種類や数量をチェックする必要がなくなり、管理デ
ータを作成する上で省力化を図ることができる。
内に取り出された物品の取り出し時刻、取り出し数量や
その集計数量などを時系列的に管理しているので、物品
の使用状況をより容易かつ正確に把握することができ
る。例えば、施用時間間隔や使用量がある程度制限され
ている医薬品のような物品に関しても、特にその時系列
的な管理を厳重に行うことが可能となる。特に、手術室
における応用としては、事後的に人手によって施用医薬
品の種類や数量をチェックする必要がなくなり、管理デ
ータを作成する上で省力化を図ることができる。
【0056】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態に係る物品収納装置の構成について説明す
る。なお、本発明の第2の実施の形態に係る物品収納装
置は、物品の取り出しに関する管理だけでなく、物品の
入れ戻しに関する管理も行っている点を除いて、本発明
の第1の実施の形態と同様な構成を有している。従っ
て、本発明の第1の実施の形態の場合と同一の構成要素
には同一の符号を付し、ここでは、その詳細な説明を省
略する。
の実施の形態に係る物品収納装置の構成について説明す
る。なお、本発明の第2の実施の形態に係る物品収納装
置は、物品の取り出しに関する管理だけでなく、物品の
入れ戻しに関する管理も行っている点を除いて、本発明
の第1の実施の形態と同様な構成を有している。従っ
て、本発明の第1の実施の形態の場合と同一の構成要素
には同一の符号を付し、ここでは、その詳細な説明を省
略する。
【0057】カセット載置棚11において、カセット2
0が載置される所定の位置に設けられている複数の検出
センサ41、42は、出入口21における物品1の取り
出しの有無だけでなく、物品1の入れ戻しの有無も検出
するようになっている。
0が載置される所定の位置に設けられている複数の検出
センサ41、42は、出入口21における物品1の取り
出しの有無だけでなく、物品1の入れ戻しの有無も検出
するようになっている。
【0058】物品1が出入口21に位置している場合、
検出センサ41、42はそれぞれオン状態となってい
る。物品1が出入口21から取り出されると、本発明の
第1の実施の形態の場合と同様に、最初に、検出センサ
42がオフ状態となり、その後に検出センサ41がオフ
状態となる。一方、物品1を出入口21から入れ戻す場
合には、最初に、カセット20に収納されている物品1
が入れ戻される物品1に押されて後ろ側に移動するの
で、検出センサ41がオフ状態となった後に検出センサ
42がオフ状態となる。次に、物品1が入れ戻される
と、最初に、検出センサ41がオン状態となり、その後
に検出センサ42がオン状態となる。従って、このオン
/オフ状態の変化を監視することにより、物品1が取り
出されたかどうかまたは入れ戻されたかどうかを判断す
ることができる。
検出センサ41、42はそれぞれオン状態となってい
る。物品1が出入口21から取り出されると、本発明の
第1の実施の形態の場合と同様に、最初に、検出センサ
42がオフ状態となり、その後に検出センサ41がオフ
状態となる。一方、物品1を出入口21から入れ戻す場
合には、最初に、カセット20に収納されている物品1
が入れ戻される物品1に押されて後ろ側に移動するの
で、検出センサ41がオフ状態となった後に検出センサ
42がオフ状態となる。次に、物品1が入れ戻される
と、最初に、検出センサ41がオン状態となり、その後
に検出センサ42がオン状態となる。従って、このオン
/オフ状態の変化を監視することにより、物品1が取り
出されたかどうかまたは入れ戻されたかどうかを判断す
ることができる。
【0059】図6はハードディスクドライブ45内の管
理テーブル47の他の内容の一例を示す図である。図6
に示したように、管理テーブル47は、物品1の取り出
しに関する管理情報の他に、物品1の入れ戻しに関する
管理情報も含んでいる。この物品1の入れ戻しに関する
管理情報として、カセット20に入れ戻される物品1の
入れ戻し時刻(例えば14時00分)や入れ戻し数量な
どが管理情報として記憶される。また、物品の取り出し
および入れ戻しの区別をするために、物品が取り出され
た場合には(−)の情報、物品が入れ戻された場合には
(+)の情報が管理情報として記憶される。また、他の
物品名(「物品B」、「物品C」、…、「物品X」)に
ついても同様な管理情報が管理テーブル47に含まれる
ようになっている。
理テーブル47の他の内容の一例を示す図である。図6
に示したように、管理テーブル47は、物品1の取り出
しに関する管理情報の他に、物品1の入れ戻しに関する
管理情報も含んでいる。この物品1の入れ戻しに関する
管理情報として、カセット20に入れ戻される物品1の
入れ戻し時刻(例えば14時00分)や入れ戻し数量な
どが管理情報として記憶される。また、物品の取り出し
および入れ戻しの区別をするために、物品が取り出され
た場合には(−)の情報、物品が入れ戻された場合には
(+)の情報が管理情報として記憶される。また、他の
物品名(「物品B」、「物品C」、…、「物品X」)に
ついても同様な管理情報が管理テーブル47に含まれる
ようになっている。
【0060】サブコントローラ43は、出入口21から
取り出された物品1の取り出し時刻だけでなく、入れ戻
された物品1の入れ戻し時刻を計時するために用いられ
るタイマー43aを含んでいる。従って、物品1が取り
出された場合には、その物品名を判別するとともに、そ
の取り出し時刻をタイマー43aにより計時し、計時し
た取り出し時刻に関する情報をメインコントローラ44
に出力するようになっている。また、物品1が入れ戻さ
れた場合にも、その物品名を判別するとともに、その入
れ戻し時刻をタイマー43aにより計時し、計時した入
れ戻し時刻に関する情報もメインコントローラ44に出
力するようになっている。
取り出された物品1の取り出し時刻だけでなく、入れ戻
された物品1の入れ戻し時刻を計時するために用いられ
るタイマー43aを含んでいる。従って、物品1が取り
出された場合には、その物品名を判別するとともに、そ
の取り出し時刻をタイマー43aにより計時し、計時し
た取り出し時刻に関する情報をメインコントローラ44
に出力するようになっている。また、物品1が入れ戻さ
れた場合にも、その物品名を判別するとともに、その入
れ戻し時刻をタイマー43aにより計時し、計時した入
れ戻し時刻に関する情報もメインコントローラ44に出
力するようになっている。
【0061】メインコントローラ44は、各サブコント
ローラ43から出力された検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果を受信するようになっている。こ
のオン/オフ状態の検知結果を受信すると、メインコン
トローラ44は、この検知結果に基づいてカセット20
の出入口21における物品1の取り出しまたは入れ戻し
を判断するようになっている。また、所定時間内におけ
る検出センサ41、42のオン/オフ状態の変化に基づ
いて、出入口21から取り出された物品1の取り出し数
量や入れ戻し数量を計数し、さらに取り出し数量を集計
してその集計数量を取得するようになっている。
ローラ43から出力された検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果を受信するようになっている。こ
のオン/オフ状態の検知結果を受信すると、メインコン
トローラ44は、この検知結果に基づいてカセット20
の出入口21における物品1の取り出しまたは入れ戻し
を判断するようになっている。また、所定時間内におけ
る検出センサ41、42のオン/オフ状態の変化に基づ
いて、出入口21から取り出された物品1の取り出し数
量や入れ戻し数量を計数し、さらに取り出し数量を集計
してその集計数量を取得するようになっている。
【0062】また、メインコントローラ44は、ハード
ディスクドライブ45内の計数値テーブル46に対して
カセット20毎に設定されている物品1の収納数の計数
値を記憶させるとともに、検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果に応じて計数値テーブル46に記
憶されている計数値を増加または減少させるようになっ
ている。
ディスクドライブ45内の計数値テーブル46に対して
カセット20毎に設定されている物品1の収納数の計数
値を記憶させるとともに、検出センサ41、42のオン
/オフ状態の検知結果に応じて計数値テーブル46に記
憶されている計数値を増加または減少させるようになっ
ている。
【0063】以上のような処理を行った後、メインコン
トローラ44は、物品1の取り出しおよび入れ戻しに関
する管理情報をハードディスクドライブ45内の管理テ
ーブル47に記憶させるとともに、必要に応じて所定の
管理情報をディスプレイ35に表示させ、またはプリン
タ32によって印刷させるようになっている。
トローラ44は、物品1の取り出しおよび入れ戻しに関
する管理情報をハードディスクドライブ45内の管理テ
ーブル47に記憶させるとともに、必要に応じて所定の
管理情報をディスプレイ35に表示させ、またはプリン
タ32によって印刷させるようになっている。
【0064】次に、図7を参照して、以上のように構成
されている物品収納装置の作用について説明する。ここ
で、図7は物品収納装置における物品の入れ戻し時の状
態を表したものである。
されている物品収納装置の作用について説明する。ここ
で、図7は物品収納装置における物品の入れ戻し時の状
態を表したものである。
【0065】まず、各カセット20に対して、それぞれ
予め定められた種類の物品1を整列して収納させる。そ
の際、例えば食料品や医薬品のように賞味期限あるいは
使用期限が決められている物品1に関しては、期限が遅
く到来するもの(より新しいもの)がカセット20の後
ろ側に位置し、期限が早く到来するもの(より古いも
の)が手前側に位置するように整列させておく。
予め定められた種類の物品1を整列して収納させる。そ
の際、例えば食料品や医薬品のように賞味期限あるいは
使用期限が決められている物品1に関しては、期限が遅
く到来するもの(より新しいもの)がカセット20の後
ろ側に位置し、期限が早く到来するもの(より古いも
の)が手前側に位置するように整列させておく。
【0066】このような作業を物品収納装置1の装置電
源がオフされている状態で行った場合や、カセット20
を予め取り外した状態で物品1を一括収納した場合に
は、計数値テーブル46の計数値が実際の物品の収納数
と異なってしまっているので、入力ユニット31を操作
して計数値テーブル46の計数値の初期値を適切に設定
する。
源がオフされている状態で行った場合や、カセット20
を予め取り外した状態で物品1を一括収納した場合に
は、計数値テーブル46の計数値が実際の物品の収納数
と異なってしまっているので、入力ユニット31を操作
して計数値テーブル46の計数値の初期値を適切に設定
する。
【0067】また、入力ユニット31を用いて、物品1
のオーダー数量およびオーダーの物品名を入力する。入
力ユニット31によって入力されたオーダー数量(例え
ば10個)およびオーダーの物品名(例えば「物品
A」)は、メインコントローラ44を介してハードディ
スクドライブ45内の管理テーブル47に記憶される。
のオーダー数量およびオーダーの物品名を入力する。入
力ユニット31によって入力されたオーダー数量(例え
ば10個)およびオーダーの物品名(例えば「物品
A」)は、メインコントローラ44を介してハードディ
スクドライブ45内の管理テーブル47に記憶される。
【0068】その後、物品収納装置5において、以下の
ようにして物品1の管理が開始する。物品の取り出しや
その管理に関しては、本発明の第1の実施の形態の場合
と同様に行われる。
ようにして物品1の管理が開始する。物品の取り出しや
その管理に関しては、本発明の第1の実施の形態の場合
と同様に行われる。
【0069】これに対して、物品の入れ戻しやその管理
に関しては次のように行われる。すなわち、図7(A)
に示すような定常状態の後、物品1を出入口21からカ
セット20に入れ戻すために、カセット20内で整列し
て収納されている物品1を入れ戻すべき物品1によって
押して後ろ方向に移動させる。これにより、図7(B)
に示すように、検出センサ41がオン状態からオフ状態
になる。その後、図7(C)に示すように、検出センサ
42もオン状態からオフ状態になる。また、図7(D)
に示すように、カセット20に入れ戻す物品1の出入口
21への挿入に伴って検出センサ41がオン状態となっ
た後に、検出センサ42もオン状態となり、上述した定
常状態に戻る。
に関しては次のように行われる。すなわち、図7(A)
に示すような定常状態の後、物品1を出入口21からカ
セット20に入れ戻すために、カセット20内で整列し
て収納されている物品1を入れ戻すべき物品1によって
押して後ろ方向に移動させる。これにより、図7(B)
に示すように、検出センサ41がオン状態からオフ状態
になる。その後、図7(C)に示すように、検出センサ
42もオン状態からオフ状態になる。また、図7(D)
に示すように、カセット20に入れ戻す物品1の出入口
21への挿入に伴って検出センサ41がオン状態となっ
た後に、検出センサ42もオン状態となり、上述した定
常状態に戻る。
【0070】このような検出センサ41、42のオン/
オフ状態の変化がサブコントローラ43で検知され、そ
の検知結果がメインコントローラ44に出力される。上
述したように、出入口21に対して物品1を入れ戻した
かどうかによって検出センサ41、42のオン/オフ状
態が変化する。従って、メインコントローラ44では、
このオン/オフ状態の変化を判断することにより、物品
1が入れ戻されたかどうかを明確に区別することができ
る。
オフ状態の変化がサブコントローラ43で検知され、そ
の検知結果がメインコントローラ44に出力される。上
述したように、出入口21に対して物品1を入れ戻した
かどうかによって検出センサ41、42のオン/オフ状
態が変化する。従って、メインコントローラ44では、
このオン/オフ状態の変化を判断することにより、物品
1が入れ戻されたかどうかを明確に区別することができ
る。
【0071】また、サブコントローラ43では、物品1
の入れ戻しの検知とともに、物品1が入れ戻された場合
の入れ戻し時刻がタイマー43aにより計時される。計
時された入れ戻し時刻に関する情報はメインコントロー
ラ44に出力される。
の入れ戻しの検知とともに、物品1が入れ戻された場合
の入れ戻し時刻がタイマー43aにより計時される。計
時された入れ戻し時刻に関する情報はメインコントロー
ラ44に出力される。
【0072】メインコントローラ44では、サブコント
ローラ43から出力された検知結果に基づいて各入れ戻
し時刻における物品1の入れ戻し数量を計数する。な
お、本実施の形態では、物品の取り出しの場合と同様
に、物品1は、カセット20から1個ずつ入れ戻される
ようになっているので、厳密には、ある入れ戻し時刻に
おいて入れ戻される物品1の入れ戻し数量は1個であ
る。しかし、例えば、物品1を複数個連続してカセット
20に入れ戻す場合も容易に考えられる。従って、この
ような場合、同一入れ戻し時刻に複数個の物品1が入れ
戻されたものとして取り扱っている。
ローラ43から出力された検知結果に基づいて各入れ戻
し時刻における物品1の入れ戻し数量を計数する。な
お、本実施の形態では、物品の取り出しの場合と同様
に、物品1は、カセット20から1個ずつ入れ戻される
ようになっているので、厳密には、ある入れ戻し時刻に
おいて入れ戻される物品1の入れ戻し数量は1個であ
る。しかし、例えば、物品1を複数個連続してカセット
20に入れ戻す場合も容易に考えられる。従って、この
ような場合、同一入れ戻し時刻に複数個の物品1が入れ
戻されたものとして取り扱っている。
【0073】以上のような処理を行った後、メインコン
トローラ44は、ハードディスクドライブ45内の管理
テーブル47に対して、物品1の入れ戻し時刻、取り出
し/入れ戻しの区別を示す情報、および入れ戻し数量を
記憶させる。また、必要に応じて、管理テーブル47内
の所定の管理情報をディスプレイ35に表示させ、プリ
ンタ32によって印刷する。
トローラ44は、ハードディスクドライブ45内の管理
テーブル47に対して、物品1の入れ戻し時刻、取り出
し/入れ戻しの区別を示す情報、および入れ戻し数量を
記憶させる。また、必要に応じて、管理テーブル47内
の所定の管理情報をディスプレイ35に表示させ、プリ
ンタ32によって印刷する。
【0074】また、メインコントローラ44は、サブコ
ントローラ43からの検知結果により物品1が入れ戻さ
れたと判断した場合には、計数値テーブル46内の所定
のカセット20に対する物品1の収納数の計数値を所定
値分(例えば「+1」)加算する。
ントローラ43からの検知結果により物品1が入れ戻さ
れたと判断した場合には、計数値テーブル46内の所定
のカセット20に対する物品1の収納数の計数値を所定
値分(例えば「+1」)加算する。
【0075】このように、物品1が入れ戻される度に、
入れ戻しの対象となっているカセット20に対応した計
数値テーブル46の計数値が適切に増加されるので、計
数値テーブル46には各カセット20内の物品の収納数
が計数値として正確に得られることになる。
入れ戻しの対象となっているカセット20に対応した計
数値テーブル46の計数値が適切に増加されるので、計
数値テーブル46には各カセット20内の物品の収納数
が計数値として正確に得られることになる。
【0076】その後、入力ユニット31からの指示に応
じて、メインコントローラ44により、計数値テーブル
46や管理テーブル47の記憶内容をフロッピーディス
ク33に記憶させる。また、メインコントローラ44に
よって、通信ユニット34を介してホストコンピュータ
システムなどに計数値テーブル46や管理テーブル47
の記憶内容を送信する。
じて、メインコントローラ44により、計数値テーブル
46や管理テーブル47の記憶内容をフロッピーディス
ク33に記憶させる。また、メインコントローラ44に
よって、通信ユニット34を介してホストコンピュータ
システムなどに計数値テーブル46や管理テーブル47
の記憶内容を送信する。
【0077】以上のように、本実施の形態の物品収納装
置が所定の場所(例えば医療機関の手術室)に設置され
た場合、その場所での都合に応じて物品(例えば医薬
品)の出し入れが随時行われるが、その際、取り出した
物品の個数だけでなく、入れ戻した物品の個数などに関
してもデータ入力するといった面倒な作業は行わなくて
も、物品の収納数などは常に正確に把握されている。従
って、不足した物品の補充や追加発注などに必要な管理
も自動的に行うことが可能である。
置が所定の場所(例えば医療機関の手術室)に設置され
た場合、その場所での都合に応じて物品(例えば医薬
品)の出し入れが随時行われるが、その際、取り出した
物品の個数だけでなく、入れ戻した物品の個数などに関
してもデータ入力するといった面倒な作業は行わなくて
も、物品の収納数などは常に正確に把握されている。従
って、不足した物品の補充や追加発注などに必要な管理
も自動的に行うことが可能である。
【0078】また、本発明の実施の形態では、所定時間
内に取り出された物品の取り出し数量やその集計数量な
どだけでなく、入れ戻された物品の入れ戻し数量なども
時系列的に管理しているので、物品の使用状況を容易か
つ正確によりきめ細かく把握することができる。
内に取り出された物品の取り出し数量やその集計数量な
どだけでなく、入れ戻された物品の入れ戻し数量なども
時系列的に管理しているので、物品の使用状況を容易か
つ正確によりきめ細かく把握することができる。
【0079】(第3の実施の形態)図8から図10を参
照して、本発明の第3の実施の形態に係る物品収納装置
の構成について説明する。図8は本実施の形態に係る物
品収納装置の外観構成を示す正面図、図9は図8に示し
た物品収納装置に設けられているカセット載置棚および
このカセット載置棚に載置されているカセットの構成を
示す側面図、図10は図8に示した物品収納装置におけ
る制御回路部分の構成を示すブロック図である。なお、
本発明の第3の実施の形態に係る物品収納装置は、カセ
ット内に整列して収納されている物品の列の長さを検出
することによりその収納数を計数している点を除いて、
本発明の第1の実施の形態と同様な構成を有している。
従って、本発明の第1の実施の形態の場合と同一の構成
要素には同一の符号を付し、ここでは、その詳細な説明
を省略する。
照して、本発明の第3の実施の形態に係る物品収納装置
の構成について説明する。図8は本実施の形態に係る物
品収納装置の外観構成を示す正面図、図9は図8に示し
た物品収納装置に設けられているカセット載置棚および
このカセット載置棚に載置されているカセットの構成を
示す側面図、図10は図8に示した物品収納装置におけ
る制御回路部分の構成を示すブロック図である。なお、
本発明の第3の実施の形態に係る物品収納装置は、カセ
ット内に整列して収納されている物品の列の長さを検出
することによりその収納数を計数している点を除いて、
本発明の第1の実施の形態と同様な構成を有している。
従って、本発明の第1の実施の形態の場合と同一の構成
要素には同一の符号を付し、ここでは、その詳細な説明
を省略する。
【0080】本実施の形態に係る物品収納装置6は、ベ
ース部9上に設けられ、物品1を整列して収納可能なカ
セット25を保持するためのカセット保持部15と、ベ
ース部9上でカセット保持部15に隣接して設けられ、
出入口26を有するカセット25に収納される物品1の
管理に必要な情報の入力、記憶、印刷などを行うための
操作部30とを備えている。
ース部9上に設けられ、物品1を整列して収納可能なカ
セット25を保持するためのカセット保持部15と、ベ
ース部9上でカセット保持部15に隣接して設けられ、
出入口26を有するカセット25に収納される物品1の
管理に必要な情報の入力、記憶、印刷などを行うための
操作部30とを備えている。
【0081】カセット保持部15は、それぞれ複数のカ
セット25を並べて載置可能な複数段(ここでは4段)
のカセット載置棚16を有している。カセット載置棚1
6上には、図9に示したように、カセット25に整列し
て収納されている物品1の収納数に対応する列の長さを
検出するために用いられる検出センサ51が複数個形成
されているセンサ基板53が設けられている。なお、各
カセット25に対して検出センサ51は複数個設けられ
るが、各検出センサに関しては、説明の便宜上、同一の
符号を付している。また、カセット25内には、重り2
2と同様に機能し、さらに後述する永久磁石52を含む
重り24が配置されている。
セット25を並べて載置可能な複数段(ここでは4段)
のカセット載置棚16を有している。カセット載置棚1
6上には、図9に示したように、カセット25に整列し
て収納されている物品1の収納数に対応する列の長さを
検出するために用いられる検出センサ51が複数個形成
されているセンサ基板53が設けられている。なお、各
カセット25に対して検出センサ51は複数個設けられ
るが、各検出センサに関しては、説明の便宜上、同一の
符号を付している。また、カセット25内には、重り2
2と同様に機能し、さらに後述する永久磁石52を含む
重り24が配置されている。
【0082】センサ基板53上に形成されている検出セ
ンサ51としては、カセット25内の重り24に含まれ
る永久磁石52に感応する例えばホール素子によって構
成される磁気センサが用いられ、カセット載置棚11上
のカセット25が載置される位置に、手前側から後ろ側
に沿って整列して配置される。
ンサ51としては、カセット25内の重り24に含まれ
る永久磁石52に感応する例えばホール素子によって構
成される磁気センサが用いられ、カセット載置棚11上
のカセット25が載置される位置に、手前側から後ろ側
に沿って整列して配置される。
【0083】なお、各検出センサ51は、カセット25
内に収納されている物品1と1対1に対応するようなピ
ッチで配置されている。従って、カセット載置棚16に
カセット25が載置された場合、各検出センサ51は各
物品1のほぼ真下に位置することになる。また、検出セ
ンサ51は、物品1の取り出しまたは入れ戻しによるカ
セット25内の物品1の移動に伴って移動する重り24
内の永久磁石52がほぼ真上に位置した時にオン状態と
なるように設定されている。
内に収納されている物品1と1対1に対応するようなピ
ッチで配置されている。従って、カセット載置棚16に
カセット25が載置された場合、各検出センサ51は各
物品1のほぼ真下に位置することになる。また、検出セ
ンサ51は、物品1の取り出しまたは入れ戻しによるカ
セット25内の物品1の移動に伴って移動する重り24
内の永久磁石52がほぼ真上に位置した時にオン状態と
なるように設定されている。
【0084】このような検出センサ51が形成されてい
るセンサ基板53は、カセット25毎に設けられ、物品
1の取り出し時刻および入れ戻し時刻を計時可能なタイ
マー55aを含むサブコントローラ55が搭載されてい
るサブコントローラ基板54と電気的に接続されてい
る。サブコントローラ基板54は、カセット載置棚16
毎に設けられ、メインコントローラ56と電気的に接続
されている。各サブコントローラ55は、検出センサ5
1のオン/オフ状態を検知し、その検知結果をメインコ
ントローラ56に出力するようになっている。
るセンサ基板53は、カセット25毎に設けられ、物品
1の取り出し時刻および入れ戻し時刻を計時可能なタイ
マー55aを含むサブコントローラ55が搭載されてい
るサブコントローラ基板54と電気的に接続されてい
る。サブコントローラ基板54は、カセット載置棚16
毎に設けられ、メインコントローラ56と電気的に接続
されている。各サブコントローラ55は、検出センサ5
1のオン/オフ状態を検知し、その検知結果をメインコ
ントローラ56に出力するようになっている。
【0085】メインコントローラ56では、サブコント
ローラ55から出力された検知結果に基づいてカセット
25内に現在収納されている物品1の列の長さを計算
し、計算した列の長さを物品1の長さで除算処理するこ
とにより物品1の収納数を計数するようになっている。
もちろん、メインコントローラ56では、本発明の第1
の実施の形態の場合と同様に、サブコントローラ55か
らの検知結果に基づいて物品1の取り出しおよび入れ戻
しを判断し、この判断結果からタイマー55aによって
計時された物品1の取り出し時刻や取り出し数量の取得
し、さらに所定時間内における取り出し数量を集計して
集計数量も取得することができるようになっている。ま
た、メインコントローラ56では、物品1の入れ戻し時
刻や入れ戻し数量を取得することも可能なようになって
いる。
ローラ55から出力された検知結果に基づいてカセット
25内に現在収納されている物品1の列の長さを計算
し、計算した列の長さを物品1の長さで除算処理するこ
とにより物品1の収納数を計数するようになっている。
もちろん、メインコントローラ56では、本発明の第1
の実施の形態の場合と同様に、サブコントローラ55か
らの検知結果に基づいて物品1の取り出しおよび入れ戻
しを判断し、この判断結果からタイマー55aによって
計時された物品1の取り出し時刻や取り出し数量の取得
し、さらに所定時間内における取り出し数量を集計して
集計数量も取得することができるようになっている。ま
た、メインコントローラ56では、物品1の入れ戻し時
刻や入れ戻し数量を取得することも可能なようになって
いる。
【0086】次に、図11を参照して、以上のように構
成されている物品収納装置の作用について説明する。こ
こで、図11は、図8に示した物品収納装置における物
品の取り出し時の状態を表したものである。
成されている物品収納装置の作用について説明する。こ
こで、図11は、図8に示した物品収納装置における物
品の取り出し時の状態を表したものである。
【0087】なお、物品収納装置6における物品1の管
理を開始させる前の準備は、本発明の第1の実施の形態
の場合と同様である。なお、本実施の形態では、後述の
理由から、計数値テーブル46の初期値の設定は不要で
ある。
理を開始させる前の準備は、本発明の第1の実施の形態
の場合と同様である。なお、本実施の形態では、後述の
理由から、計数値テーブル46の初期値の設定は不要で
ある。
【0088】まず、物品収納装置6における物品1の管
理を開始させると、図11(A)に示すように、カセッ
ト25内に収納される物品1の個数に応じて重り24が
所定の位置に配置される。従って、永久磁石52の真下
に配置されている1つの検出センサ51のみがオン(O
N)状態となり、その他の検出センサ51はオフ(OF
F)状態となる。
理を開始させると、図11(A)に示すように、カセッ
ト25内に収納される物品1の個数に応じて重り24が
所定の位置に配置される。従って、永久磁石52の真下
に配置されている1つの検出センサ51のみがオン(O
N)状態となり、その他の検出センサ51はオフ(OF
F)状態となる。
【0089】サブコントローラ55では、検出センサ5
1のオン/オフ状態を検知し、その検知結果をメインコ
ントローラ56に出力する。メインコントローラ56で
は、この検知結果に基づきオン状態にある検出センサ5
1の位置に応じて、物品1の列の長さを計算し、その列
の長さを1つの物品1の長さで除算処理することによ
り、物品1カセット25に現在収納されている物品1の
個数を計数値として取得する。この計数値は計数値テー
ブル46に記憶される。このため、計数値テーブル46
の初期値は常に自動的に正しい値に設定されることとな
り、人手による初期設定は不要となる。
1のオン/オフ状態を検知し、その検知結果をメインコ
ントローラ56に出力する。メインコントローラ56で
は、この検知結果に基づきオン状態にある検出センサ5
1の位置に応じて、物品1の列の長さを計算し、その列
の長さを1つの物品1の長さで除算処理することによ
り、物品1カセット25に現在収納されている物品1の
個数を計数値として取得する。この計数値は計数値テー
ブル46に記憶される。このため、計数値テーブル46
の初期値は常に自動的に正しい値に設定されることとな
り、人手による初期設定は不要となる。
【0090】その後、物品1を出入口26から取り出す
と、残りの物品1および重り24が出入口26側に移動
する。この時、図11(B)に示すように、その移動中
においてはすべての検出センサ51が一時的にオフ状態
となる。その移動後には、図11(C)に示すように、
出入口26側の隣りの検出センサ51のみがオン状態と
なる。
と、残りの物品1および重り24が出入口26側に移動
する。この時、図11(B)に示すように、その移動中
においてはすべての検出センサ51が一時的にオフ状態
となる。その移動後には、図11(C)に示すように、
出入口26側の隣りの検出センサ51のみがオン状態と
なる。
【0091】これに対して、物品1を出入口26から入
れ戻す場合には、カセット25に収納されている物品1
および重り24が後ろ側に移動するため、その移動後に
は、後ろ側の隣の検出センサ51のみがオン状態とな
る。
れ戻す場合には、カセット25に収納されている物品1
および重り24が後ろ側に移動するため、その移動後に
は、後ろ側の隣の検出センサ51のみがオン状態とな
る。
【0092】この場合、サブコントローラ55では、上
述と同様に、検出センサ51のオン/オフ状態を検知
し、その検知結果をメインコントローラ56に出力す
る。メインコントローラ56では、この検知結果に基づ
きオン状態にある検出センサ51の位置に応じて、物品
1の列の長さを計算し、その列の長さを1つの物品1の
長さで除算処理することにより、カセット25に現在収
納されている物品1の個数を計数値として取得する。こ
の計数値は計数値テーブル46に記憶される。
述と同様に、検出センサ51のオン/オフ状態を検知
し、その検知結果をメインコントローラ56に出力す
る。メインコントローラ56では、この検知結果に基づ
きオン状態にある検出センサ51の位置に応じて、物品
1の列の長さを計算し、その列の長さを1つの物品1の
長さで除算処理することにより、カセット25に現在収
納されている物品1の個数を計数値として取得する。こ
の計数値は計数値テーブル46に記憶される。
【0093】なお、物品1の取り出しや入れ戻しに関す
る時系列的な管理は、本発明の第1の実施の形態や本発
明の第2の実施の形態の場合と同様に行われる。
る時系列的な管理は、本発明の第1の実施の形態や本発
明の第2の実施の形態の場合と同様に行われる。
【0094】本実施の形態の物品収納装置においては、
カセットの出入口に対して1個ずつ物品の取り出しまた
は入れ戻しを行っている。しかし、複数個(例えば2
個)の物品を同時に取り出せるまたは入れ戻せるような
サイズの出入口を有するカセットを用いるようにするこ
とも可能である。そして、このようなサイズの出入口を
有するカセットを用いた場合にも、カセット内の物品の
列の長さに基づいて物品の収納数を計数していることか
ら、物品の収納数の正確な計数値を常に得ることができ
る。
カセットの出入口に対して1個ずつ物品の取り出しまた
は入れ戻しを行っている。しかし、複数個(例えば2
個)の物品を同時に取り出せるまたは入れ戻せるような
サイズの出入口を有するカセットを用いるようにするこ
とも可能である。そして、このようなサイズの出入口を
有するカセットを用いた場合にも、カセット内の物品の
列の長さに基づいて物品の収納数を計数していることか
ら、物品の収納数の正確な計数値を常に得ることができ
る。
【0095】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定され
ることなく、種々の変形が可能である。
いて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定され
ることなく、種々の変形が可能である。
【0096】例えば、医薬品のように使用方法が厳密に
定められている物品については、その使用時間間隔が予
め定められた時間間隔以下であった時や、一定時間内の
使用数量が所定数量を超えた時に警報を発するようにし
てもよい。これにより、医薬品の適正な使用方法を担保
することができる。
定められている物品については、その使用時間間隔が予
め定められた時間間隔以下であった時や、一定時間内の
使用数量が所定数量を超えた時に警報を発するようにし
てもよい。これにより、医薬品の適正な使用方法を担保
することができる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から3の
いずれか1項に記載の物品収納装置によれば、物品の取
り出しを可能とする取り出し口を有するカセットにおい
て、このカセットに収納されている物品の取り出し口に
おける取り出しを監視し、この監視結果に基づいて物品
を時系列的に管理するようにしたので、物品の使用状況
をより容易かつ正確に把握することができるという効果
を奏する。
いずれか1項に記載の物品収納装置によれば、物品の取
り出しを可能とする取り出し口を有するカセットにおい
て、このカセットに収納されている物品の取り出し口に
おける取り出しを監視し、この監視結果に基づいて物品
を時系列的に管理するようにしたので、物品の使用状況
をより容易かつ正確に把握することができるという効果
を奏する。
【0098】特に、請求項2に記載の物品収納装置によ
れば、カセットから取り出された物品の取り出し時刻や
取り出し数量などを取得および集計して出力するように
したので、物品の使用状況に関する情報をとりまとめた
形で提供することができるという効果を奏する。
れば、カセットから取り出された物品の取り出し時刻や
取り出し数量などを取得および集計して出力するように
したので、物品の使用状況に関する情報をとりまとめた
形で提供することができるという効果を奏する。
【0099】また、請求項3に記載の物品収納装置によ
れば、カセットに収納されている物品の取り出しを監視
して物品の収納数を計数するようにしたので、カセット
内の物品の収納数を常に正確に把握でき、物品の収納数
が少なくなっているカセットに対する物品の補充を容易
に行うことができるという効果を奏する。
れば、カセットに収納されている物品の取り出しを監視
して物品の収納数を計数するようにしたので、カセット
内の物品の収納数を常に正確に把握でき、物品の収納数
が少なくなっているカセットに対する物品の補充を容易
に行うことができるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る物品収納装置
の外観構成を示す正面図である。
の外観構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した物品収納装置に設けられているカ
セット載置棚およびこのカセット載置棚に載置されてい
るカセットの構成を示す側面図である。
セット載置棚およびこのカセット載置棚に載置されてい
るカセットの構成を示す側面図である。
【図3】図1に示した物品収納装置における制御回路部
分の構成を示すブロック図である。
分の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示したハードディスクドライブ内の管理
テーブルの内容の一例を示す図である。
テーブルの内容の一例を示す図である。
【図5】図1に示した物品収納装置における物品の取り
出し時の状態を説明するための図である。
出し時の状態を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る物品収納装置
のハードディスクドライブ内の管理テーブルの他の内容
の一例を示す図である。
のハードディスクドライブ内の管理テーブルの他の内容
の一例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る物品収納装置
における物品の入れ戻し時の状態を説明するための図で
ある。
における物品の入れ戻し時の状態を説明するための図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る物品収納装置
の外観構成を示す正面図である。
の外観構成を示す正面図である。
【図9】図8に示した物品収納装置に設けられているカ
セット載置棚およびこのカセット載置棚に載置されてい
るカセットの構成を示す側面図である。
セット載置棚およびこのカセット載置棚に載置されてい
るカセットの構成を示す側面図である。
【図10】図8に示した物品収納装置における制御回路
部分の構成を示すブロック図である。
部分の構成を示すブロック図である。
【図11】図8に示した物品収納装置における物品の取
り出し時の状態を説明するための図である。
り出し時の状態を説明するための図である。
1…物品、5,6…物品収納装置、9…ベース部、1
0,15…カセット保持部、11,16…カセット載置
棚、20,25…カセット、21,26…出入口、2
2,24…重り、23…収納部、30…操作部、31…
入力ユニット、32…プリンタ、33…フロッピーディ
スクドライブ、34…通信ユニット、35…ディスプレ
イ、41,42,51…検出センサ、43,55…サブ
コントローラ、43a,55a…タイマー、44,56
…メインコントローラ、45…ハードディスクドライ
ブ、46…計数値テーブル、47…管理テーブル、52
…永久磁石。
0,15…カセット保持部、11,16…カセット載置
棚、20,25…カセット、21,26…出入口、2
2,24…重り、23…収納部、30…操作部、31…
入力ユニット、32…プリンタ、33…フロッピーディ
スクドライブ、34…通信ユニット、35…ディスプレ
イ、41,42,51…検出センサ、43,55…サブ
コントローラ、43a,55a…タイマー、44,56
…メインコントローラ、45…ハードディスクドライ
ブ、46…計数値テーブル、47…管理テーブル、52
…永久磁石。
Claims (3)
- 【請求項1】 物品を収納する収納部と、前記物品の取
り出しを可能とする取り出し口とを有するカセットと、 前記カセットの収納部に収納されている物品の前記取り
出し口における取り出しを監視する監視手段と、 前記監視手段による監視結果に基づいて前記物品を時系
列的に管理する管理手段とを備えたことを特徴とする物
品収納装置。 - 【請求項2】 前記管理手段は、 前記取り出し口から取り出すべき物品のオーダー数量と
オーダーの物品名を入力する入力手段と、 取り出された物品の取り出し時刻および取り出し数量を
取得する取得手段と、 前記取得手段によって取得された前記物品の取り出し時
刻および取り出し数量を集計する集計手段と、 前記物品のオーダー数量、オーダーの物品名、取り出し
時刻および取り出し数量の集計数量からなる群のうちの
少なくとも2つを出力する出力手段とを含むことを特徴
とする請求項1記載の物品収納装置。 - 【請求項3】 さらに、前記監視手段による監視結果に
基づいて前記カセットの収納部に収納されている物品の
収納数を計数する計数手段を備えたことを特徴とする請
求項1記載の物品収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075917A JP2001258993A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 物品収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000075917A JP2001258993A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 物品収納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001258993A true JP2001258993A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18593732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000075917A Pending JP2001258993A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 物品収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001258993A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005038390A1 (ja) | 2003-10-16 | 2005-04-28 | Yuyama Mfg. Co., Ltd. | 長尺物測定装置 |
JP2007331923A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Anywire:Kk | ターミナルシステム |
JP2011063980A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Glory Ltd | 物品保管装置 |
WO2014136559A1 (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-12 | 日本電気株式会社 | 物品管理システム、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム |
WO2018021307A1 (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 帝人株式会社 | 商品管理システム |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000075917A patent/JP2001258993A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7957929B2 (en) | 2003-10-16 | 2011-06-07 | Yuyama Mfg. Co., Ltd. | Drug dispensing apparatus |
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US10885374B2 (en) | 2013-03-04 | 2021-01-05 | Nec Coporation | Article management system, information processing apparatus, and control method and control program of information processing apparatus |
US11527054B2 (en) | 2013-03-04 | 2022-12-13 | Nec Corporation | Article management system, information processing apparatus, and control method and control program of information processing apparatus |
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