JP7404912B2 - 磁心用複合磁性材料前駆体、磁心用複合材料、磁心および電子部品 - Google Patents

磁心用複合磁性材料前駆体、磁心用複合材料、磁心および電子部品 Download PDF

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本発明は、磁心用複合磁性材料前駆体、磁心用複合材料、磁心および電子部品に関する。
特許文献1には、常温において固体である熱硬化性樹脂を含む粉末結合剤、所定の溶剤および磁性粉末を混合して得られる磁心用複合材料が記載されている。
特許第2700713号公報
しかし、特許文献1に記載されているように常温において固体である熱硬化性樹脂を用いて磁心を作製する場合には、密度が小さくなりやすく、インダクタンスが十分ではない場合があった。また、常温において液体である熱硬化性樹脂を用いて磁心を作製する場合には、強度が小さくなりやすく、クラックが生じやすい場合があった。
本発明は、密度および強度が高い磁心を得るための磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の磁心用複合材料前駆体は、
磁性粉末とバインダとを含む磁心用複合材料前駆体であって、
前記バインダは、少なくとも下記(A)に示すビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂と、下記(B)に示すクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、を含み、
前記ビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂の含有量をα(質量部)、前記クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の含有量をβ(質量部)として、0<α/(α+β)≦0.6を満たすことを特徴とする。
本発明の磁心用複合材料前駆体は、さらにアミノ基を有するシランカップリング剤を含んでもよい。
本発明の磁心用複合材料前駆体は、さらにリン酸エステル型アニオン界面活性剤を含んでもよい。
本発明の磁心用複合材料前駆体は、さらに硬化促進剤を含んでもよい。
前記硬化促進剤の含有量がエポキシ樹脂の合計含有量を100質量部として0.5~10質量部であってもよい。
また、上記の目的を達成するために、本発明の磁心用複合材料は、
磁性粉末とバインダとを含む磁心用複合材料であって、
前記バインダは、少なくとも下記(A)に示すビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂と、下記(B)に示すクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、を含み、
前記ビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂の含有量をα(質量部)、前記クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の含有量をβ(質量部)として、0<α/(α+β)≦0.6を満たすことを特徴とする。
本発明の磁心用複合材料は、さらにアミノ基を有するシランカップリング剤を含んでもよい。
本発明の磁心用複合材料は、さらにリン酸エステル型アニオン界面活性剤を含んでもよい。
本発明の磁心用複合材料は、さらに硬化促進剤を含んでもよい。
前記硬化促進剤の含有量がエポキシ樹脂の合計含有量を100質量部として0.5~10質量部であってもよい。
本発明の磁心用複合材料前駆体から本発明の磁心用複合材料を得ることができる。そして、本発明の磁心用複合材料を含む磁心は、密度および強度が高い磁心となる。
本発明の磁心は上記の磁心用複合材料を含む。
本発明の電子部品は上記の磁心用複合材料を含む。
α/(α+β)とアルキメデス密度との関係を示すグラフである。 α/(α+β)と抗折強度との関係を示すグラフである。 α/(α+β)とアルキメデス密度との関係を示すグラフである。 α/(α+β)と抗折強度との関係を示すグラフである。
以下、本発明を実施形態に基づき説明する。
本実施形態の磁心(コア)および電子部品は、磁性粉末とバインダとを含む磁心用複合材料前駆体を熱硬化させて得られる磁心用複合材料を含む。
本実施形態の磁心用複合材料前駆体に含まれる磁性粉末としては、例えば、Fe系軟磁性粉末、Fe-Co系軟磁性粉末、Fe-Si-Cr系軟磁性粉末、Fe-Ni系軟磁性粉末、Fe-Si-Al系軟磁性粉末、Fe-Cr系軟磁性粉末、Fe-Si系軟磁性粉末を用いてもよい。
磁性粉末がFe-Co系軟磁性粉末である場合には、FeおよびCoの合計含有量に対するCoの含有量は0~40原子%(0原子%を含まない)であってもよく、20~40原子%であってもよい。Coの含有量を上記の範囲内とすることで比透磁率を高くしやすい。
磁性粉末の一次粒子における大きさにも特に制限はない。例えば、粉末の一次粒子における平均長軸径が30nm以上100μm以下であってもよく、1μm以上100μm以下であってもよい。また、平均軸比が1以上10以下であってもよく、1以上4以下であってもよい。
磁性粉末の形状には特に制限はない。球状であってもよく、針状であってもよく、略針状、回転楕円体状または略回転楕円体状であってもよい。
磁性粉末の一次粒子における平均長軸径および平均軸比の算出方法を以下に示す。
まず、TEMを用いて、長軸径、短軸径および軸比を測定する粉末の一次粒子を二次元画像にて撮影する。TEMによる撮影の倍率は、例えば10万倍以上である。撮影した二次元画像上において、当該粉末に外接する楕円を描き、当該楕円の長軸の長さを長軸径L1、短軸の長さを短軸径L2とする。そして、軸比はL1/L2とする。そして、少なくとも100個の粉末の一次粒子について上記の測定を行い、平均することで平均長軸径および平均軸比が算出できる。
磁性粉末の微細構造には特に制限はない。例えば、非晶質からなっていてもよく、ナノ結晶を含んでいてもよい。磁性粉末がナノ結晶を含むことにより、透磁率が向上しやすくなる。なお、ナノ結晶とは、結晶粒径がナノオーダーである結晶のことである。ナノ結晶の結晶粒径は、例えば5nm以上20nm以下であってもよい。
また、磁性粉末1粒子に複数のナノ結晶が含まれていることが通常である。したがって、磁性粉末の粒径とナノ結晶の結晶粒径とは異なることが通常である。ナノ結晶の有無およびナノ結晶の結晶粒径はXRDなどを用いて観察することができる。
本実施形態の磁心用複合材料前駆体は、バインダとして少なくとも下記(A)に示すビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂と、下記(B)に示すクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、を含む。
そして、上記(A)に示すビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂の含有量をα(質量部)とし、上記(B)に示すクレゾールノボラック型エポキシ樹脂の含有量をβ(質量部)として、0<α/(α+β)≦0.6を満たす。0.1≦α/(α+β)≦0.6を満たしてもよく、0.2≦α/(α+β)≦0.6を満たしてもよい。
磁心用複合材料前駆体がバインダとして上記(A)に示すエポキシ樹脂および上記(B)に示すエポキシ樹脂の両方を含み、両者の含有量の割合が所定の範囲内であることにより、得られる磁心の密度と強度との両方を大きくすることができる。特に密度が大きいことでインダクタンスが向上しやすくなり、強度が大きいことでクラックの発生を防ぎやすくなる。
本実施形態に係る磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料では、磁性粉末の含有量を100質量部として、0.7≦α≦22.7であってもよく、2.5≦β≦34.8であってもよい。
一般的に、磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料に含まれるエポキシ樹脂は、固体のエポキシ樹脂または液体のエポキシ樹脂である。
常温において液体であるエポキシ樹脂のみを用いた磁心用複合材料前駆体または磁心用複合材料を用いる場合には、得られる磁心の密度を向上させやすくなる。しかし、液体のエポキシ樹脂と磁性材料とを混練して得られる磁心用複合材料前駆体は流動性が低い。その結果、磁心用複合材料前駆体を金型に均一に充填することが難しい。そして、液体のエポキシ樹脂のみを用いる場合には得られる磁心の強度が低下しやすくなる。
常温において固体であるエポキシ樹脂のみを用いた磁心用複合材料前駆体は、流動性が高い。その結果、磁心用複合材料前駆体を金型に均一に充填することが容易であり、得られる磁心の強度を向上させやすくなる。しかし、得られる磁心に空孔が残存しやすく、得られる磁心の密度が低下しやすい。
ここで、上記(A)に示すエポキシ樹脂は液体のエポキシ樹脂である。上記(B)に示すエポキシ樹脂は固体のエポキシ樹脂である。本実施形態に係る磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料は、上記(A)に示すエポキシ樹脂と上記(B)に示すエポキシ樹脂との両方を含む。さらに、0<α/(α+β)≦0.6を満たす。0.1≦α/(α+β)≦0.6を満たしてもよく、0.2≦α/(α+β)≦0.6を満たしてもよい。
本実施形態に係る磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料は、固体のエポキシ樹脂が多すぎる場合と比較して、得られる磁心に空孔が残存しにくい。そのため、得られる磁心の強度および密度が向上する。また、液体のエポキシ樹脂が多すぎる場合と比較して、金型に均一に充填することが容易である。そして、得られる磁心の強度が特に向上する。
また、本実施形態に係る磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料では、磁性粉末の一次粒子の周囲に上記(A)に示すエポキシ樹脂および上記(B)に示すエポキシ樹脂の混合物が存在する構造となっている。言いかえれば、磁性粉末の一次粒子の周囲に上記(A)に示すエポキシ樹脂と上記(B)に示すエポキシ樹脂とのいずれか一方のみが実質的に含まれる被膜が形成される構造とはなっていない。
また、本実施形態に係る磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料は、アミノ基を有するシランカップリング剤を含んでもよい。アミノ基を有するシランカップリング剤を含むことにより、得られる磁心の密度および強度を向上させることができる。
シランカップリング剤は、無機物と反応する官能基と有機物と反応する官能基とを同一分子中に含む。アミノ基を有するシランカップリング剤とは、有機物と反応する官能基がアミノ基であるシランカップリング剤のことである。
アミノ基を有するシランカップリング剤の含有量には特に制限はない。例えば、磁性粉末100質量部に対して1質量部以上10質量部以下であってもよく、3質量部以上7質量部以下であってもよい。また、アミノ基を有するシランカップリング剤は第1級アミン、第2級アミン、第3級アミンのいずれでもよい。
また、本実施形態に係る磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料は、分散剤としてリン酸エステル型アニオン界面活性剤を含んでもよい。リン酸エステル型アニオン界面活性剤を含むことにより、得られる磁心の密度を向上させることができる。
アニオン界面活性剤とは、親水基が水中で電離してアニオンとなる界面活性剤のことである。リン酸エステル型アニオン界面活性剤とは、分子構造がリン酸エステルであるアニオン界面活性剤のことである。
リン酸エステル型アニオン界面活性剤の含有量には特に制限はない。例えば、磁性粉末100質量部に対して1質量部以上10質量部以下であってもよく、3質量部以上7質量部以下であってもよい。
また、本実施形態に係る磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料は、硬化促進剤を含んでもよい。硬化促進剤を含むことにより、得られる磁心の強度を向上させることができる。
硬化促進剤は、エポキシ樹脂と硬化剤の混合物に混ぜて、硬化反応を促進するために使われる。硬化促進剤としては、第三級アミン類、イミダゾール類、リン化合物などがあり、いずれを使用しても良い。
硬化促進剤の含有量は、エポキシ樹脂の合計含有量を100質量部として、0.5~10質量部であることが好ましく、1~3質量部であることがさらに好ましい。硬化促進剤の含有量が少ないほど磁心用複合材料の強度が低下しやすくなる傾向があり、硬化促進剤の含有量が多いほど磁心用複合材料の密度が低下しやすくなる傾向がある。
磁心用複合磁性材料前駆体および磁心用複合磁性材料における磁性材料の割合およびNV値には特に制限はない。磁性材料の割合は例えば20体積%以上50体積%以下であってもよく、30体積%以上40体積%以下であってもよい。NV値は例えば30質量%以上50質量%以下であってもよい。
本実施形態に係る磁心は上記の磁心用複合磁性材料を含んでいればよい。また、磁心の種類にも特に制限はなく、例えば、圧粉磁心であってもよい。また、例えばコイルを埋め込んだ圧粉磁心が上記の磁心用複合磁性材料を含んでいてもよく、上記の磁心用複合磁性材料を含む圧粉磁心にコイルを巻いてもよい。
以下、本実施形態に係る磁心用複合磁性材料前駆体、磁心用複合磁性材料および磁心等の製造方法について説明するが、本実施形態に係る複合磁性材料前駆体等の製造方法は以下の方法に限定されない。
磁性粉末を準備する方法には特に制限はない。所望の組成、微細構造、一次粒子の平均長軸径、および、一次粒子の平均軸比に応じて適宜選択してよい。例えば、Fe-Co系軟磁性粉末を準備する場合には、α-FeOOH、FeOまたはCoO等の化合物からなる原料粉末を加熱還元する公知の方法により作製してもよい。磁性粉末における各元素の含有量を制御することにより、得られる磁性粉末の組成を制御することができる。さらに、磁性粉末の一次粒子の平均長軸長および平均軸比を制御することができる。
得られた磁性粉末と、上記(A)に示すエポキシ樹脂と、上記(B)に示すエポキシ樹脂と、を混合させて磁心用複合材料前駆体を得ることができる。
上記(A)に示すエポキシ樹脂は、第1硬化剤と、硬化促進剤と、を混合した塗料(以下、塗料1と記載する場合がある)の形で磁性粉末および上記(B)に示すエポキシ樹脂と混合してもよい。第1硬化剤の種類には特に制限はないが、液体であることが好ましい。例えば、酸無水物系のエポキシ樹脂硬化剤などが挙げられる。硬化促進剤の種類にも特に制限はないが、液体であることが好ましい。例えば、イミダゾール系の硬化促進剤などが挙げられる。
上記(B)に示すエポキシ樹脂は、第2硬化剤と、硬化促進剤と、有機溶媒と、を混合した塗料(以下、塗料2と記載する場合がある)の形で磁性粉末および上記(A)に示すエポキシ樹脂と混合してもよい。第2硬化剤の種類には特に制限はない。例えば、アミン系のエポキシ樹脂硬化剤、酸無水物系のエポキシ樹脂硬化剤、フェノール系のエポキシ樹脂硬化剤、イミダゾール系のエポキシ樹脂硬化剤などが挙げられる。硬化促進剤の種類にも特に制限はない。例えば、アミン系の硬化促進剤、イミダゾール系の硬化促進剤などを用いてもよい。また、紫外線(UV)または電子線(EB)などを照射することで硬化を促進してもよい。硬化促進剤と、UVまたはEBなどと、を併用してもよい。有機溶媒の種類は、エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤を溶解するものであれば特に制限はない。例えば、アセトン、MEK(メチルエチルケトン)などが好適に用いられる。
次に、磁性材料と、塗料1と、塗料2と、を混合する。混合の方法には特に制限はない。例えば、ミキサーミル、ビーズミル、アトライタなどを用いてもよい。混合後に乾燥することで有機溶媒を除去し、磁心用複合材料前駆体を作製することができる。なお、有機溶媒を除去した後に、例えばふるいを用いて整粒してもよい。
次に、得られた磁心用複合材料前駆体から磁心用複合材料を作製する。具体的には、磁心用複合材料前駆体を金型に充填し、プレスすることで圧粉体を得る。
上記のプレスの方法には特に制限はないが、WIP(Warm Isostatic Press)により行ってもよい。WIP時の温度は例えば50℃以上90℃以下、圧力は例えば1ton/cm以上5ton/cm以下としてもよい。WIPによりプレスを行うことで、より高密度、高強度な成形体とすることができる。
なお、必要に応じてWIPの前に仮プレスを行ってもよい。仮プレス時の温度には特に制限はなく、例えば室温でおこなってもよい。仮プレス時の圧力には特に制限はなく、0.5ton/cm程度で十分である。
プレスにより得られた圧粉体を硬化処理することで、磁心用複合材料を作製する。硬化処理の条件には特に制限はないが、酸化されやすい磁性材料の場合には、硬化処理の雰囲気を真空中または不活性雰囲気中とすることが好ましい。硬化処理の温度は150℃以上200℃以下としてもよい。硬化処理の時間は1時間以上5時間以下としてもよい。
磁心用複合材料前駆体および磁心用複合材料に含まれる樹脂の分析方法には特に制限はない。例えば、Py-GC-MS法(熱分解・ガスクロマトグラフィー・質量分析法)、FT-IR法、固体NMR法などの方法にて分析することができる。磁心用複合材料前駆体においては、上記(A)に示すエポキシ樹脂および上記(B)に示すエポキシ樹脂を検出することができる。熱硬化後の磁心用複合材料においては、上記(A)に示すエポキシ樹脂も上記(B)に示すエポキシ樹脂も検出されない場合がある。しかし、その代わりに、少なくともビスフェノールA骨格に由来する分解生成物、ポリプロピレングリコール骨格に由来する分解生成物およびクレゾールノボラック骨格に由来する分解生成物を検出することができる。
また、アミノ基を有するシランカップリング剤およびリン酸エステル型アニオン界面活性剤については、複合磁性材料前駆体であっても、熱硬化後の複合磁性材料であっても、検出することができる。
磁心用複合材料から磁心を作製する方法には特に制限はないが、磁心用複合材料と同様にプレス後の圧粉体に硬化処理を行うことで、十分な密度及び強度を有する磁心を得ることができる。
本実施形態に係る磁心の用途には特に制限はない。磁心を含む電子部品、例えば、コイル部品、LCフィルタ、アンテナ等が挙げられる。
次に、本発明を具体的な実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されない。
(実験例1)
上記(A)に示すビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂100質量部と、第1硬化剤50質量部と、硬化促進剤1.5質量部と、を混合して塗料1を作製した。第1硬化剤としては酸無水物系のエポキシ樹脂硬化剤を用いた。硬化促進剤としてはイミダゾールを用いた。
上記(B)に示すクレゾールノボラック型エポキシ樹脂100質量部と、第2硬化剤56質量部と、硬化促進剤1質量部と、をアセトン157質量部に溶解させて塗料2を作製した。塗料2の作製において、第2硬化剤としてはビニルフェノールを用いた。硬化促進剤としてはイミダゾールを用いた。
磁性材料と、塗料1と、塗料2と、を表1に記載の割合になるように秤量し、さらに、磁性材料を100質量部とした場合におけるアセトンの質量が表1に記載の割合となるようにアセトンを秤量して追加混合した。磁性材料としては、Fe-Co系合金ナノ粉末(平均長軸径45nm、平均軸比2)を用いた。表1に記載した全ての実施例および比較例において、磁性材料の割合が40体積%、NV値が40質量%である混合物を得た。混合にはミキサーミル(SPEX社製)を用いた。メディアとしてはφ0.5mmのZrOを用いた。混合後に遠心分離を行い、さらにフィルタを用いてメディアを除去した。メディアを除去した後に混合物を乾燥してアセトンを除去した。その後、ふるいを用いて整粒し、磁心用複合材料前駆体を作製した。
次に、得られた磁心用複合材料前駆体から磁心用複合材料を作製した。具体的には、磁心用複合材料前駆体1gを金型(24mm×5.4mm)に充填し、圧力0.5ton/cm、室温で仮プレスを行った。仮プレスを行った後に、圧力2ton/cm、温度80℃でWIPを行い、圧粉体を得た。さらに、圧粉体に対して真空中、180℃、3時間の条件で硬化処理を行い、磁心用複合材料を作製した。
各実施例および比較例の磁心用複合材料について、アルキメデス密度および抗折強度を測定した。アルキメデス密度は本技術分野における通常の方法で測定した。抗折強度は3点曲げ試験により測定した。具体的には、3点曲げ試験により破壊荷重を測定し、下記の式に代入することで求めた。fが破壊荷重(N)、Lが支点間距離(mm)、wが磁心用複合材料の幅(mm)、hが磁心用複合材料の厚さ(mm)である。なお、今回の3点曲げ試験ではL=15mmの装置を用いた。
抗折強度(MPa)=(3/2)×f×L/(w×h
表1より、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例1~4は、α/(α+β)=0である比較例1と、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例2および比較例3と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例1~4は、比較例1と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例2および比較例3と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
(実験例2)
塗料1および塗料2を実験例1と同様に作製した。
実験例1と同様の磁性材料と、アミノ基を有するシランカップリング剤と、アセトンと、を混合し、ボールミル架台を用いて16時間、混合した。磁性材料100質量部に対してアミノ基を有するシランカップリング剤が5.0質量部となるように混合した。メディアとしてはφ0.5mmのZrOを用いた。次に、塗料1および塗料2を表2の混合量となるように添加し、磁性材料の割合が40体積%、NV値が40質量%である混合物を得た。混合にはミキサーミル(SPEX社製)を用いた。
ミキサーミルを用いた混合以降の工程は実験例1と同様とした。
表2より、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例5~8は、α/(α+β)=0である比較例4と、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例5および比較例6と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例5~8は、比較例4と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例5および比較例6と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
さらに、実施例5は、アミノ基を有するシランカップリング剤を用いなかった点以外は実質的に同条件で実施した実施例1と比較して、アルキメデス密度および抗折強度が向上した。実施例6と実施例2の比較、実施例7と実施例3との比較、および、実施例8と実施例4との比較でも同様の傾向が確認できた。
(実験例3)
磁性材料と、塗料1と、塗料2と、分散剤と、を表3に記載の割合になるように秤量して混合し、磁性材料の割合が40体積%、NV値が40質量%である混合物を得た。分散剤としてはリン酸エステル型アニオン界面活性剤を用いた。上記した点以外は実験例1と同様とした。結果を表3に示す。
表3より、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例9~12は、α/(α+β)=0である比較例7と、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例8および比較例9と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例9~12は、比較例7と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例8および比較例9と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
さらに、実施例9は、リン酸エステル型アニオン界面活性剤を用いなかった点以外は実質的に同条件で実施した実施例1と比較して、アルキメデス密度が向上した。実施例10と実施例2との比較、実施例11と実施例3との比較、および、実施例12と実施例4との比較でも同様の傾向が確認できた。
(実験例4)
塗料1、2について、硬化促進剤の種類を2-エチル-4-メチルイミダゾールとし、硬化促進剤の含有量をエポキシ樹脂100質量部に対して表4に示す値とした。なお、比較例10~12、実施例13~16では硬化促進剤を用いなかった。そして、磁性材料と、塗料1と、塗料2と、を表4に記載の割合になるように秤量し、さらに、磁性材料を100質量部とした場合におけるアセトンの質量が表4に記載の割合となるようにアセトンを秤量して追加混合した。上記した点以外は実験例1と同様とした。結果を表4に示す。
表4より、硬化促進剤を含まず、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例13~16は、硬化促進剤を含まず、α/(α+β)=0である比較例10と、硬化促進剤を含まず、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例11および比較例12と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例13~16は、比較例10と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例11および比較例12と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
同様に、硬化促進剤を0.5質量部含み、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例17~20は、硬化促進剤を0.5質量部含み、α/(α+β)=0である比較例13と、硬化促進剤を0.5質量部含み、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例14および比較例15と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例17~20は、比較例13と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例14および比較例15と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
同様に、硬化促進剤を1質量部含み、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例21~24は、硬化促進剤を1質量部含み、α/(α+β)=0である比較例16と、硬化促進剤を1質量部含み、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例17および比較例18と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例21~24は、比較例16と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例17および比較例18と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
同様に、硬化促進剤を2質量部含み、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例25~28は、硬化促進剤を2質量部含み、α/(α+β)=0である比較例19と、硬化促進剤を2質量部含み、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例20および比較例21と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例25~28は、比較例19と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例20および比較例21と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
同様に、硬化促進剤を3質量部含み、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例29~32は、硬化促進剤を3質量部含み、α/(α+β)=0である比較例22と、硬化促進剤を3質量部含み、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例23および比較例24と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例29~32は、比較例22と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例23および比較例24と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
同様に、硬化促進剤を10質量部含み、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例33~36は、硬化促進剤を10質量部含み、α/(α+β)=0である比較例25と、硬化促進剤を10質量部含み、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例26および比較例27と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例33~36は、比較例25と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例26および比較例27と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
図1には、α/(α+β)とアルキメデス密度の関係を硬化促進剤の含有量毎に示した。図2には、α/(α+β)と抗折強度の関係を硬化促進剤の含有量毎に示した。
図1より、硬化促進剤の含有量が同一であれば、アルキメデス密度はα/(α+β)が大きいほど大きくなることがわかる。また、α/(α+β)を同一として硬化促進剤の含有量を変化させると、硬化促進剤の含有量が3質量部以上である場合には、硬化促進剤の含有量が2質量部以下である場合と比較してアルキメデス密度が低下する傾向にあることがわかる。また、硬化促進剤の含有量が2質量部以下である範囲内で硬化促進剤の含有量を変化させても、アルキメデス密度は大きく変化しないことがわかる。
図2より、硬化促進剤の含有量が同一であれば、抗折強度は0<α/(α+β)≦0.6の場合に大きくなることがわかる。また、α/(α+β)を同一として硬化促進剤の含有量を変化させると、硬化促進剤の含有量が2質量部以下であれば、硬化促進剤の含有量が多いほど抗折強度が大きくなる。これに対し、硬化促進剤の含有量が3~10質量部である範囲内で硬化促進剤の含有量を変化させても、硬化促進剤の含有量が2質量部である場合と比較して抗折強度が大きくならないことが分かる。
(実験例5)
表4に記載の硬化促進剤を含まない実施例13~16および比較例10~12の硬化条件は、180℃、3時間である。ここで、硬化温度を表5に示す値に変化させた点以外は実施例13~16および比較例10~12と同条件で実施した結果を表5に示す。
表5より、硬化促進剤を含まず、硬化温度が200℃であり、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例37~40は、硬化促進剤を含まず、硬化温度が200℃であり、α/(α+β)=0である比較例28と、硬化促進剤を含まず、硬化温度が200℃であり、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例29および比較例30と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例37~40は、比較例28と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例29および比較例30と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
同様に、硬化促進剤を含まず、硬化温度が220℃であり、0<α/(α+β)≦0.6を満たす実施例41~44は、硬化促進剤を含まず、硬化温度が220℃であり、α/(α+β)=0である比較例31と、硬化促進剤を含まず、硬化温度が220℃であり、α/(α+β)=0.8~1.0である比較例32および比較例33と、のいずれと比較しても、抗折強度が向上した。特に、実施例41~44は、比較例31と比較すればアルキメデス密度と抗折強度との両方が優れており、比較例32および比較例33と比較すれば、抗折強度が著しく優れていた。
図3には、α/(α+β)とアルキメデス密度の関係を硬化温度毎に示した。図4には、α/(α+β)と抗折強度の関係を硬化温度毎に示した。
図3より、硬化温度が同一であれば、α/(α+β)が大きいほどアルキメデス密度が大きくなることがわかる。また、硬化温度を180~220℃で変化させても、アルキメデス密度は大きく変化しないことがわかる。
図4より、硬化温度が同一であれば、抗折強度は0<α/(α+β)≦0.6を満たす場合には、α/(α+β)=0である場合または0.8~1.0である場合よりも抗折強度が大きくなることがわかる。また、硬化温度が180℃である場合と200℃である場合とでは、抗折強度が大きく変化しないことがわかる。また、硬化温度が220℃である場合には、硬化温度が180℃または200℃である場合と比較して、抗折強度がやや大きくなることがわかる。
なお、硬化促進剤を含まない場合には、硬化温度が220℃であっても抗折強度が40MPa未満である。表4、表5より、硬化温度が220℃であり硬化促進剤を含まない場合(実施例41~44)の抗折強度は、硬化温度180℃であり硬化促進剤の含有量が0.5質量部である点以外は同条件で実施した場合(実施例17~20)の抗折強度よりも低いことがわかる。
以上より、磁性材料の種類および/または含有割合を変更しても、0<α/(α+β)≦0.6を満たすことでアルキメデス密度および抗折強度が向上する傾向が確認された。

Claims (12)

  1. 磁性粉末とバインダとを含む磁心用複合材料前駆体であって、
    前記バインダは、少なくとも下記(A)に示すビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂と、下記(B)に示すクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、を含み、
    前記ビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂の含有量をα(質量部)、前記クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の含有量をβ(質量部)として、0<α/(α+β)≦0.6を満たすことを特徴とする磁心用複合材料前駆体。
  2. さらにアミノ基を有するシランカップリング剤を含む請求項1に記載の磁心用複合材料前駆体。
  3. さらにリン酸エステル型アニオン界面活性剤を含む請求項1または2に記載の磁心用複合材料前駆体。
  4. さらに硬化促進剤を含む請求項1~3に記載の磁心用複合材料前駆体。
  5. 前記硬化促進剤の含有量がエポキシ樹脂の合計含有量を100質量部として0.5~10質量部である請求項4に記載の磁心用複合材料前駆体。
  6. 磁性粉末とバインダとを含む磁心用複合材料であって、
    前記バインダは、少なくとも下記(A)に示すビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂と、下記(B)に示すクレゾールノボラック型エポキシ樹脂と、を含み、
    前記ビスフェノールA骨格およびポリプロピレングリコール骨格を有するエポキシ樹脂の含有量をα(質量部)、前記クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の含有量をβ(質量部)として、0<α/(α+β)≦0.6を満たすことを特徴とする磁心用複合材料。
  7. さらにアミノ基を有するシランカップリング剤を含む請求項6に記載の磁心用複合材料。
  8. さらにリン酸エステル型アニオン界面活性剤を含む請求項6または7に記載の磁心用複合材料。
  9. さらに硬化促進剤を含む請求項6~8に記載の磁心用複合材料。
  10. 前記硬化促進剤の含有量がエポキシ樹脂の合計含有量を100質量部として0.5~10質量部である請求項9に記載の磁心用複合材料。
  11. 請求項6~10のいずれかに記載の磁心用複合材料を有する磁心。
  12. 請求項6~10のいずれかに記載の磁心用複合材料を有する電子部品。
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