JP7396218B2 - エンジンのオイルパン構造 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジンのオイルパン構造が適用された車両の構造を模式的に示した図である。本実施形態の車両1は、四輪のエンジン自動車であり、複数(4つ)の車輪2と、車両1の駆動源として機能するエンジン3と、エンジン3の出力を変速するためのトランスミッション4とを備える。エンジン3は、気筒3aが形成されたエンジン本体10を有する。エンジン3は、その出力軸であるクランク軸(不図示)が車両前後方向に延びる姿勢、つまり、縦置きの状態で車両1に搭載されている。トランスミッション4は、エンジン3の後方に配設されている。図1の例では、エンジン本体10は、複数(6つ)の気筒3aを有する多気筒エンジンであり、これら気筒3aは車両前後方向に並んでいる。以下では、車両前後方向(車両1の前後方向)を単に前後方向という。また、車幅方向であって車両前側を見た状態での左右方向を、単に左右方向という。
図2は、エンジン3の周辺を示した概略側面図である。図3は、図2の一部拡大図である。図4は、図3の状態から後述するデフケース150が取り除かれた状態を左方から見た概略側面図である。図5は、図4の反対側を示した概略側面図、つまり、図3の状態から後述するデフケース150が取り除かれた状態を右方から見た概略側面図である。図6は、後述するオイルパン20とカバー50とを示した概略斜視図である。図7は、オイルパン20とカバー50とを分解して示した概略斜視図である。図8~図11は、それぞれ、図3のVIII-VIII線、IX-IX線、X-X線、XI-XI線における概略断面図である。
図6に示すように、オイルパン20は、上方に開口する箱状を有し、その内側には、エンジン本体10の各部に供給される潤滑用のオイル(以下、エンジンオイルという)を貯留する貯留室20Aが区画されている。本実施形態では、貯留室20Aの深さが前後方向で異なっており、オイルパン20は、貯留室20Aの深さが浅い浅部20Fと、浅部20Fよりも後側の部分を構成して貯留室20Aの深さが浅部20Fよりも深い深部20Rとを有する。深部20R内には、貯留室20A内のオイルの液面レベルを検出するためのオイルレベルセンサ20Sが設けられている。
カバー50は、エンジンオイルを保温するため、および、エンジン本体10の振動がオイルパン20に伝わることでオイルパン20から発せられる騒音を抑制するための部材であり、オイルパン20を外方から覆うようにオイルパン20に取り付けられている。
第1カバー60は、第1底壁31を下方から覆う第1底カバー61と、第1底カバー61の右縁から上方に延びる第1右カバー62と、第1底カバー61の左縁から上方に延びる(オイルパン20に取り付けられた後の状態において)第1左カバー63とを備える。前記の第1底カバー61は請求項の「第1底壁カバー」に相当し、第1左カバー63は請求項の「第1側壁カバー」に相当する。
第2カバー70は、シャフト対向部40の第2底壁41を下方から覆う第2底カバー71と、第2底カバー71の右縁から上方に延びる第2右カバー72と、第2底カバー71の左縁から上方に延びる第2左カバー73とを備える。前記の第2底カバー71は請求項の「第2底壁カバー」に相当し、第2左カバー73は請求項の「第2側壁カバー」に相当する。
第2左カバー73は、前後方向について、第2左壁44の前端から後端にわたって延びる形状を有する。一方、第2左カバー73は、第2左壁44の下部のみを覆っている。つまり、第2左カバー73は、第2左壁44の上端よりも下方の位置と第2底カバー71の左縁との間で上下方向に延びている。図3に示すように、本実施形態では、第2左カバー73は、第2左壁44のうち、これと対向するペラシャフト本体82の中心軸X1よりも下側の部分を覆っている。詳細には、第2シャフト80Bの径は、第1シャフト80AおよびCVJ89よりも小さい。第2左カバー73のうち、この径の小さい第2シャフト80Bに対向する部分は、第2シャフト80Bの中心軸X1と略同じ高さ位置から下方に延びている。一方、第2左カバー73の他の部分は、ペラシャフト本体82の下端の高さ位置と略同じ高さ位置から下方に延びている。
以上のように、本実施形態では、オイルパン20のデフケース被固定壁35とデフケース150との間に第1カバー60の第1左カバー63が挟み込まれるようになっているとともに、第1左カバー63の剛性が、第1カバー60の他の部分(第1底カバー61および第1右カバー62)よりも低くされている。そのため、デフケース150によって第1左カバー63をデフケース被固定壁35に押し付けることで、第1左カバー63を容易にデフケース被固定壁35に沿うように変形させることができる。従って、第1左カバー63とデフケース被固定壁35との密着性を高めてオイルパン20の遮音性・保温性を高めることができる。また、第1底カバー61および第1右カバー62の剛性が高くされていることで、これらを第1底壁31および第1右壁33にそれぞれ安定して密着させることができる。
前記のように、第2左カバー73と第2左壁44との間の空間を密閉するための突出部は、第2左カバー73に設けられてもよい。つまり、第2左カバー73の上端部に、第2左壁44側に突出する突出部を設けて、この突出部と第2左壁44とを当接させてもよい。ただし、前記のように、突出部をオイルパン20に設けたほうが、突出部を容易に形成できる。
7F フロントプロペラシャフト(プロペラシャフト)
10 エンジン本体
20 オイルパン
30 デフケース被固定部
31 第1底壁
35 デフケース被固定壁(第1側壁)
40 シャフト対向部
41 第2底壁
44 第2左壁(第2側壁)
49 オイルパン側突出部(突出部)
50 カバー
60 第1カバー
61 第1底カバー(第1底壁カバー)
63 第1左カバー(第1側壁カバー)
70 第2カバー
71 第2底カバー(第2底壁カバー)
73 第2左カバー(第2側壁カバー)
82 ペラシャフト本体(ペラシャフトの本体部)
150 デフケース
Claims (4)
- デファレンシャルギアを収容するデフケースと、当該デフケースから車両前後方向の一方側に延びる本体部を有するプロペラシャフトとが搭載された車両に設けられるオイルパンの構造であって、
エンジン本体と、当該エンジン本体の下部に取り付けられて当該エンジン本体に供給されるオイルを貯留する貯留室が形成されたオイルパンとを備えるエンジンと、
前記オイルパンを覆うカバーとを備え、
前記オイルパンは、当該オイルパンの車両前後方向の一方側の部分を構成するデフケース被固定部と、当該オイルパンの車両前後方向の他方側の部分を構成するシャフト対向部とを備え、
前記デフケース被固定部は、前記貯留室の底面の一部を構成する第1底壁と、前記デフケースが固定される第1側壁とを備え、
前記シャフト対向部は、前記貯留室の底面の一部を構成する第2底壁と、前記プロペラシャフトの本体部と水平方向に対向する第2側壁とを備え、
前記カバーは、前記デフケース被固定部を覆う第1カバーと、前記シャフト対向部を覆う第2カバーとを備え、
前記第1カバーは、前記第1底壁を覆う第1底壁カバーと、前記第1側壁と前記デフケースとの間に挟み込まれる第1側壁カバーとを備え、
前記第2カバーは、前記第2底壁を覆う第2底壁カバーと、前記第2側壁の下部を覆う第2側壁カバーとを備え、
前記第1側壁カバーの剛性は、前記第1底壁カバーの剛性よりも低くされており、
前記第2側壁と前記第2側壁カバーの一方の部材には、他方の部材に向けて突出して他方の部材と当接する突出部が前記第2側壁カバーの上端に沿って設けられている、ことを特徴とするエンジンのオイルパン構造。 - 請求項1に記載のエンジンのオイルパン構造において、
前記突出部は、前記第2側壁に設けられている、ことを特徴とするエンジンのオイルパン構造。 - 請求項1または2に記載のエンジンのオイルパン構造において、
前記第1底壁カバーは、樹脂の層とウレタンの層とで形成されており、
前記第1側壁カバーは、ウレタンの層のみで形成されている、ことを特徴とするエンジンのオイルパン構造。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載のエンジンのオイルパン構造において、
前記第1側壁カバーのうちの前記第1底壁カバーとの接続部分には、当該接続部分の残余の部分よりも肉厚の小さい薄肉部が設けられている、ことを特徴とするエンジンのオイルパン構造。
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