JP7395916B2 - ロータコアの製造方法およびロータコアの製造装置 - Google Patents

ロータコアの製造方法およびロータコアの製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、ロータコアの製造方法およびロータコアの製造装置に関する。
従来、磁石収容部を有する積層コアを備えるロータコアの製造方法およびロータコアの製造装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、磁石挿入孔(磁石収容部)が形成された積層体(積層コア)を備える回転子積層鉄心(ロータコア)の製造方法が開示されている。この製造方法には、積層体を予熱する工程と、予熱された積層体の温度を測定する工程とが設けられている。そして、積層体の温度が所定の範囲内にある場合には、モールド装置により、磁石挿入孔に樹脂材料が充填される。
特開2018-98904号公報
しかしながら、上記特許文献1には記載されていないものの、上記特許文献1に記載されているような従来の回転子積層鉄心の製造方法では、積層体の磁石挿入孔に樹脂材料が充填された後で、かつ、積層体が常温に冷却された後に、積層方向の寸法(長さ)を検査する工程が行われると考えられる。言い換えると、積層体が常温に冷却されるまでの期間は、積層方向の寸法を検査する工程を実施することができない。そして、寸法を検査する工程において、寸法の検査に合格しなかった積層体は、製造工程から排除されると考えられる。この場合、寸法の検査に合格しなかった積層体(積層コア)に対して、少なくとも積層体を予熱(加熱)する工程、磁石挿入孔に樹脂材料を充填する工程、および、積層体を冷却する工程が実施される分、回転子積層鉄心(ロータコア)の製造における生産性が低下してしまうという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、積層コアを加熱する工程および積層コアの積層方向の長さを検査する工程を行う場合にも、ロータコアの製造における生産性が低下するのを防止することが可能なロータコアの製造方法およびロータコアの製造装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面におけるロータコアの製造方法は、複数の電磁鋼板が積層され、電磁鋼板の積層方向に延びる磁石収容部を有する積層コアを準備する工程と、磁石収容部に永久磁石を配置する工程と、積層コアの積層方向の長さを規制するように押圧する治具に、常温の状態の積層コアを組み付ける工程と、治具に組み付けられた常温の状態の積層コアの積層方向の長さを検査部において検査する工程と、検査する工程の後に、治具に組み付けられた積層コアを加熱部において加熱する工程と、積層コアが組み付けられた治具を検査部から加熱部まで移動機構部により移動させる工程とを備える。なお、本願明細書では、「常温」とは、日本工業規格(JIS Z 8703)により規定される20度±15度の範囲(5度以上35度以下)の温度を意味するものとして記載している。
この発明の第1の局面によるロータコアの製造方法では、上記のように、積層コアの積層方向の長さを規制するように押圧する治具に常温の状態の積層コアを組み付ける工程と、治具に組み付けられた常温の状態の積層コアの積層方向の長さを検査する工程と、検査する工程の後に、治具に組み付けられた積層コアを加熱する工程とが設けられる。これにより、治具により常温の状態の積層コアの積層方向の長さが規制されるので、積層コアを加熱する工程を行う前においても、積層コアの積層方向の長さ(寸法)を完成品の積層コアと同様の長さ(寸法)にすることができる。このため、治具に組み付けられた常温の積層コアの積層方向の長さを検査することにより、積層コアを加熱する工程よりも前の時点において、完成品の積層コアの積層方向の長さを検査することと同様の検査結果を取得することができる。この結果、積層コアを加熱する工程および積層コアを冷却する工程を行った後に、積層コアの積層方向の長さが適切でないことが判明する場合と異なり、長さが適切でない積層コアに対して、少なくとも積層コアを加熱する工程および積層コアを冷却する工程が実施されないので、ロータコアの製造における生産性が低下するのを防止することができる。したがって、積層コアを加熱する工程および積層コアの積層方向の長さを検査する工程を行う場合にも、ロータコアの製造における生産性が低下するのを防止することができる。また、本発明では、積層コアを加熱する工程の前に、積層コアの積層方向の長さを検査する工程を行うことによって、積層コアを加熱する前に、積層コアが不良品であるか否かを判別することができる。この結果、不良品であると判別された積層コアに、不要な加熱工程が実施されるのを防止することができる。
この発明の第2の局面におけるロータコアの製造装置は、複数の電磁鋼板が積層され、電磁鋼板の積層方向に延びる磁石収容部を有する積層コアを備える、ロータコアの製造装置であって、積層コアの積層方向の長さを規制するように押圧する治具と、治具に組み付けられた常温の状態の積層コアの積層方向の長さを検査する検査部と、治具に組み付けられた積層コアを加熱する加熱部と、検査部から加熱部に、積層コアが組み付けられた前記治具を移動させる移動機構部とを備える。
この発明の第2の局面によるロータコアの製造装置では、上記のように、治具と検査部と加熱部と移動機構部とを設けることにより、移動機構部により加熱部に積層コアが移動される前に、検査部により常温の状態の積層コアの積層方向の長さを検査することができる。この結果、第1の局面によるロータコアの製造方法と同様に、積層コアを加熱する工程および積層コアの積層方向の長さを検査する工程を行う場合にも、ロータコアの製造における生産性が低下するのを防止することが可能なロータコアの製造装置を提供することができる。
本発明によれば、積層コアを加熱する工程および積層コアの積層方向の長さを検査する工程を行う場合にも、ロータコアの製造における生産性が低下するのを防止することができる。
一実施形態によるロータコア(回転電機)の構成を示す平面図である。 一実施形態によるロータコアの構成を示す径方向に沿った断面図である。 一実施形態による治具(上方プレート)および誘導加熱コイルの構成を示す平面図である。 図3の1000-1000線に沿った断面図であり、樹脂材を熱硬化する工程を示す図である。 一実施形態による積層コアの積層方向の長さを検査する工程を示す図である。 一実施形態による治具の下方プレートの構成を示す平面図である。 一実施形態によるロータコアの製造装置の構成を示す概略図である。 一実施形態による組立装置の構成を示す図である。 一実施形態による予熱用加熱装置の構成(誘導加熱コイルの配置前)を示す図である。 一実施形態による予熱用加熱装置の構成(誘導加熱コイルの配置後)を示す図である。 本実施形態によるロータコアの製造工程を示すフロー図である。 一実施形態の変形例によるロータコアの製造装置の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[ロータコアの構成]
図1および図2を参照して、本実施形態によるロータコア4(ロータ1)の構成について説明する。
本願明細書では、「軸方向(回転軸方向)」とは、ロータコア4(積層コア4d)の回転軸線C1に沿った方向を意味し、図中のZ方向を意味する。また、「積層方向」とは、積層コア4dの電磁鋼板4a(図2参照)が積層する方向を意味し、図中のZ方向を意味する。また、「径方向」とは、ロータコア4(積層コア4d)の径方向を意味し、「径方向内側」は、図中のR1方向、「径方向外側」は図中のR2方向を意味する。また、「周方向」は、ロータコア4(積層コア4d)の周方向(E1方向またはE2方向)を意味する。
図1に示すように、回転電機100は、ロータ1とステータ2とを備える。たとえば、回転電機100は、モータ、ジェネレータ、または、モータ兼ジェネレータとして構成されており、車両に搭載されるように構成されている。ロータ1は、ロータコア4を備える。また、ロータコア4およびステータ2は、それぞれ、円環状に形成されている。そして、ロータコア4は、ステータ2の径方向内側に対向して配置されている。すなわち、本実施形態では、回転電機100は、インナーロータ型の回転電機として構成されている。また、ロータコア4の径方向内側には、シャフト3が配置されている。シャフト3は、ギア等の回転力伝達部材を介して、エンジンや車軸等に接続されている。また、シャフト3には、後述する積層コア4dの径方向内側の凸部41に嵌る軸方向に沿った溝部31が設けられている。
図2に示すように、ロータコア4は、複数の電磁鋼板4aが積層され、電磁鋼板4aの積層方向に延びる磁石収容部10を有する環状(円環状)の積層コア4dを備える。図1に示すように、積層コア4dの内周面42には、径方向内側に突出するとともにシャフト3の溝部31と係合する凸部41が設けられている。なお、常温T0(完成品の状態)の積層コア4dの積層方向の長さをL1とする。
また、ロータコア4は、積層コア4dの磁石収容部10に挿入される永久磁石5を備える。磁石収容部10は、積層コア4dに複数(本実施形態では32個)設けられている。すなわち、回転電機100は、埋込永久磁石型モータ(IPMモータ:Interior Permanent Magnet Motor)として構成されている。また、磁石収容部10は、積層コア4dのうちの径方向外側の部分に配置されている。すなわち、磁石収容部10と積層コア4dの外周面43との距離は、磁石収容部10と積層コア4dの内周面42との距離よりも小さい。また、互いに隣接する2つの磁石収容部10は、V字状に配置されている。なお、磁石収容部10は、V字状の配置に限られず、磁石収容部10の長手方向が径方向と直交する方向に沿うように配置されていてもよい。永久磁石5は、積層コア4dの軸方向に直交する断面が長方形形状を有している。たとえば、永久磁石5は、磁化方向(着磁方向)が短手方向となるように構成されている。
また、図2に示すように、ロータコア4は、磁石収容部10に充填されている樹脂材6を備える。樹脂材6は、磁石収容部10と永久磁石6との間に充填されることにより、磁石収容部10に配置されている永久磁石5を積層コア4dに固定するとともに、永久磁石5をZ軸方向に対して固定する接着材として機能する。そして、樹脂材6は、第1温度T1において溶融するとともに第1温度T1よりも高い第2温度T2において硬化する材料(熱硬化性樹脂)により構成されている。詳細には、樹脂材6は、第1温度T1よりも低い常温T0において固形(フレーク状、ペレット状、または、粉状など)であり、常温T0から加熱されて、樹脂材6の温度が第1温度T1以上になると溶融する。また、樹脂材6は、第1温度T1以上でかつ第2温度T2未満の状態では、溶融状態を維持する(硬化しない)ように構成されている。そして、樹脂材6は、第2温度T2以上の温度に加熱されることにより、硬化するように構成されている。なお、図1では、簡略化のため、樹脂材6の図示を省略している。
たとえば、樹脂材6として、特開2000-239642号公報に記載されているような合成樹脂材を用いることが可能である。すなわち、樹脂材6は、ウレトジオン環を100eq/T以上有する第1化合物を10%以上100%以下と、分子末端に活性水素基を有する第2化合物を0%以上90%以下と、グリシジル基を有する第3化合物を0%以上90%以下とを含有し、かつ、第1~第3化合物のいずれにも分子末端にイソシアネート基を含まない反応性ホットメルト接着剤組成物を含む。
ステータ2は、ステータコア2aと、ステータコア2aに配置されたコイル2bとを含む。ステータコア2aは、たとえば、複数の電磁鋼板(珪素鋼板)が軸方向に積層されており、磁束を通過可能に構成されている。コイル2bは、外部の電源部に接続されており、電力(たとえば、3相交流の電力)が供給されるように構成されている。そして、コイル2bは、電力が供給されることにより、磁界を発生させるように構成されている。なお、図1では、コイル2bの一部のみを図示しているが、コイル2bは、ステータコア2aの全周に亘って配置されている。
[ロータコアの製造装置の構成]
次に、図3~図10を参照して、本実施形態のロータコア4の製造装置200の構成について説明する。
図3~図6に示すように、ロータコア4の製造装置200は、治具20を備える。また、図7に示すように、製造装置200は、組立装置201と、検査装置202と、予熱用加熱装置203と、樹脂注入装置204と、硬化用加熱装置205と、搬送用コンベア206とを備える。すなわち、製造装置200は、ロータコア4を製造するための複数の装置(ステーション)を含む製造システムとして構成されている。また、本実施形態では、組立装置201、検査装置202と、予熱用加熱装置203、樹脂注入装置204および硬化用加熱装置205は、互いに別個の装置(ステーション)である。なお、検査装置202は、特許請求の範囲の「検査部」の一例である。また、予熱用加熱装置203および硬化用加熱装置205は、特許請求の範囲の「加熱部」の一例である。また、搬送用コンベア206は、特許請求の範囲の「移動機構部」の一例である。
〈治具の構成〉
次に、図3~図6を参照して、本実施形態の治具20の構造について説明する。なお、以下の説明では、治具20に積層コア4dが配置された状態についての治具20の構造について説明する。治具20は、ロータコア4を製造する際に、積層コア4dを積層方向に押圧する治具である。また、治具20は、ロータコア4を製造する際に、積層コア4dの積層方向の長さL1(高さ寸法)を規制する治具である。具体的には、図3に示すように、治具20は、積層コア4dの積層方向が上下方向に略一致するように、常温T0の状態の積層コア4dが配置されるように構成されている。
治具20は、上方プレート21を含む。また、図4に示すように、治具20は、押圧ばね22と、押圧プレート23と、下方プレート24と、断熱部材25と、位置決めプレート26と、クランプ部材27とを含む。治具20の熱膨張係数K1は、積層コア4dの熱膨張係数K2よりも小さい。たとえば、上方プレート21、押圧プレート23、下方プレート24および位置決めプレート26の各々は、たとえば、SUS(ステンレス)製であるのに対して、積層コア4dは電磁鋼板4a(鉄)により構成されている。なお、上方プレート21は、特許請求の範囲の「上方治具部」の一例である。また、押圧プレート23は、特許請求の範囲の「押圧治具」の一例である。また、下方プレート24は、特許請求の範囲の「下方治具部」の一例である。また、クランプ部材27は、特許請求の範囲の「連結部材」の一例である。また、熱膨張係数K1は、特許請求の範囲「第1熱膨張係数」の一例である。また、熱膨張係数K2は、特許請求の範囲「第2熱膨張係数」の一例である。
図3に示すように、上方プレート21には、中心部に貫通孔21aが設けられており、上方プレート21は、円環状に形成されている。貫通孔21aは、予熱用加熱装置203および硬化用加熱装置205の各々の加熱部材231を軸方向に通過可能に構成されている。すなわち、図4に示すように、貫通孔21aの内径D1は、加熱部材231の外径D2よりも大きい。
また、上方プレート21には、複数の樹脂注入孔21bが設けられている。樹脂注入孔21bは、樹脂注入装置204のノズル240が挿入可能に設けられている。また、図3に示すように、樹脂注入孔21bは、上方から見て、複数(本実施形態では32個)の磁石収容部10の各々とオーバラップするように設けられている。
また、上方プレート21には、図5に示すように、検査用孔部21cが設けられている。検査用孔部21cは、検査装置202の上方接触式センサ221が挿入可能な貫通孔として形成されている。なお、検査用孔部21cは、特許請求の範囲の「検査部材配置部」の一例である。また、上方接触式センサ221は、特許請求の範囲の「検査部材」の一例である。
押圧ばね22は、上方プレート21と、押圧プレート23とを連結するように設けられている。また、押圧ばね22は、回転軸線C1方向から見て、周方向に沿って、等角度間隔に複数設けられている。なお、本実施形態では、押圧ばね22は、4つ設けられている。複数の押圧ばね22の各々は、治具20に積層コア4dが配置された状態で、上方(Z1方向側)から見て、積層コア4dとオーバラップする位置に設けられている。
また、図4に示すように、押圧プレート23は、積層コア4dの上端面4bに配置されている。押圧プレート23は、押圧ばね22の付勢力により、積層コア4dの上端面4bを積層方向に押圧するように設けられている。また、押圧プレート23は、径方向の中心部に加熱部材231を軸方向に通過させるための貫通孔23aを有し、円環状に形成されている。また、貫通孔23aの内径D1は、加熱部材231の外径D2よりも大きい。
また、押圧プレート23は、複数の樹脂注入孔23bを含む。複数の樹脂注入孔23bは、上方(Z1方向側)から見て、上方プレート21の複数の樹脂注入孔21bとオーバラップする位置に設けられている。なお、複数の樹脂注入孔23bは、後述する樹脂注入装置204のノズル240が挿入可能に設けられている。
また、押圧プレート23には、検査用孔部23cが設けられている。検査用孔部23cは、上方(Z1方向側)から見て、上方プレート21の検査用孔部21cとオーバラップする位置に設けられている。検査用孔部23cは、検査装置202の上方接触式センサ221が挿入可能な貫通孔として形成されている。なお、検査用孔部23cは、特許請求の範囲の「検査部材配置部」の一例である。
また、図4に示すように、積層コア4dは、下方プレート24に配置(載置)されている。すなわち、下方プレート24は、積層コア4dの下端面4cと接触している。下方プレート24は、中心部に貫通孔24aを有し、円環状に形成されている。
また、図6に示すように、下方プレート24は、複数(本実施形態では3つ)の切り欠き部24bを含む。複数の切り欠き部24bは、貫通孔24aの内周面(略同一の径方向位置)において、回転軸線C1方向から見て、周方向に沿って、略等角度間隔で設けられている。
図4に示すように、複数の切り欠き部24bには、L字状の規制部材24cが設けられている。複数の規制部材24cは、環状の積層コア4dの周方向への移動を規制するように構成されている。言い換えると、規制部材24cは、下方プレート24に対する積層コア4dの径方向および周方向の位置決めを行うように構成されている。詳細には、図6に示すように、規制部材24cは、積層コア4dの内周面42に接触することにより、積層コア4dの径方向への移動を規制するように構成されている。また、規制部材24cは、積層コア4dの凸部41と係合することにより、積層コア4dの周方向への移動を規制するように構成されている。また、規制部材24cは、締結ボルト24d(図4参照)により、下方プレート24に固定(締結)されている。
また、下方プレート24には、検査用孔部24e(図5参照)が設けられている。検査用孔部24eは、検査装置202の下方接触式センサ222が挿入可能な貫通孔として形成されている。なお、検査用孔部24eは、特許請求の範囲の「検査部材配置部」の一例である。また、下方接触式センサ222は、特許請求の範囲の「検査部材」の一例である。
断熱部材25は、下方プレート24と、位置決めプレート26との間(上下方向の間)に挟まれるように設けられている。断熱部材25は、径方向の中心部に貫通孔25a(図4参照)を有し、円環状に形成されている。また、断熱部材25は、非磁性体および絶縁体の材料により構成されている。すなわち、断熱部材25は、加熱部材231に電流が流された場合でも、誘導加熱されないように構成されている。たとえば、断熱部材25は、樹脂製である。
また、断熱部材25には、検査用孔部25b(図5参照)が設けられている。検査用孔部25bは、検査装置202の下方接触式センサ222が挿入可能な貫通孔として形成されている。なお、検査用孔部25bは、特許請求の範囲の「検査部材配置部」の一例である。
また、位置決めプレート26は、下方プレートの下方側(Z2方向側)に設けられている。位置決めプレート26は、搬送用コンベア206において、所定の基準位置に、治具20が位置決めされた状態で、配置されている。
また、位置決めプレート26には、検査用孔部26a(図5参照)が設けられている。検査用孔部26aは、検査装置202の下方接触式センサ222が挿入可能な貫通孔として形成されている。なお、検査用孔部26aは、特許請求の範囲の「検査部材配置部」の一例である。
また、図4に示すように、クランプ部材27は、U字形状を有しており、上方プレート21と下方プレート24とを挟み込むように設けられている。これにより、治具20に積層コア4dが固定される。クランプ部材27は、複数(本実施形態では4つ)設けられている。また、クランプ部材27は、上方プレート21と下方プレート24とを連結するとともに、積層コア4dの積層方向の長さを規制する連結部材として構成されている。たとえば、複数のクランプ部材27は、回転軸線C1方向から見て、周方向に沿って、略等角度間隔(すなわち90度間隔)に設けられている。
〈組立装置の構成〉
図8に示すように、組立装置201は、治具20に積層コア4dを組み付けるように構成されている。具体的には、組立装置201は、治具20の下方プレート24の上面に積層コア4dを載置するとともに、永久磁石5を磁石収容部10に配置するように構成されている。そして、組立装置201は、積層コア4dの上端面4bに押圧プレート23を配置するとともに、押圧プレート23の上方に上方プレート21と押圧ばね22とを配置するように構成されている。そして、組立装置201は、クランプ部材27を上方プレート21と下方プレート24とに取り付けるように構成されている。熱膨張係数K1を有する治具20に、熱膨張係数K1よりも大きい熱膨張係数K2を有する積層コア4dが組み付けられる。
〈検査装置〉
図5に示すように、検査装置202は、上方接触式センサ221と下方接触式センサ222と、制御部223とを含む。上方接触式センサ221は、検査用孔部21cおよび23cを貫通するように配置されるとともに、上方接触式センサ221の先端部が常温T0の状態の積層コア4dの上端面4bに接触するように配置される。また、下方接触式センサ222は、検査用孔部24e、25bおよび26aを貫通するように配置されるとともに、下方接触式センサ222の先端部が常温T0の状態の積層コア4dの下端面4cに接触するように配置される。
そして、制御部223は、制御回路(たとえば、CPU:Central Processing Unit)を含む。制御部223は、上方接触式センサ221および下方接触式センサ222から検出結果を取得するように構成されている。そして、制御部223は、取得した検出結果に基づいて、常温の状態の積層コア4dの積層方向の長さL1が所定の長さ範囲R以内である場合(検査結果が合格の場合)に、検査した積層コア4dの製造を継続するとともに、長さL1が所定の長さ範囲R外である場合(検査結果が不合格の場合)に、検査した積層コア4dの製造を中断するように構成されている。たとえば、図7に示すように、制御部223は、長さL1が所定の長さ範囲R以内である場合、治具20に配置された積層コア4dを予熱用加熱装置203に搬送用コンベア206により搬送させる制御を行うとともに、長さL1が所定の長さ範囲R外である場合、治具20に配置された積層コア4dを予熱用加熱装置203とは別の位置(製造ライン外)に搬送する制御を行うように構成されている。
〈予熱用加熱装置の構成〉
図9に示すように、予熱用加熱装置203は、積層コア4dを加熱することにより予備加熱(予熱)するように構成されている。具体的には、予熱用加熱装置203は、加熱部材231と、加熱部材移動部232とを含む。加熱部材231は、たとえば、導体線が、らせん状または円状に巻回された誘導加熱コイルとして構成されている。
また、加熱部材231の外径D2は、積層コア4dの内径D3よりも小さい。そして、加熱部材231は、電流が流されることにより磁界を生じさせて、積層コア4dの内部に渦電流を生じさせることにより、積層コア4dを加熱するように構成されている。
また、加熱部材231は、治具20に組み付けられた状態の積層コア4dの温度が、常温T0よりも高い樹脂材6の溶融温度である第1温度T1(たとえば50℃)以上になるように加熱することにより予熱するように構成されている。
加熱部材移動部232は、移動機構部材(保持部材)および駆動部を含み、加熱部材231を保持した状態で、加熱部材231を治具20に対して相対移動させるように構成されている。具体的には、加熱部材移動部232は、加熱部材231を軸方向に移動させることにより、加熱部材231を貫通孔21aおよび23aを軸方向に通過させるように構成されている。そして、図10に示すように、加熱部材移動部232は、加熱部材231を積層コア4dの側方のうちの径方向内側に配置する。すなわち、加熱部材231は、積層コア4dの内周面42に径方向に対向する位置に配置される。
〈樹脂注入装置の構成〉
図4に示すように、樹脂注入装置204は、磁石収容部10に樹脂材6を注入するように構成されている。具体的には、樹脂注入装置204は、治具20に積層コア4dが配置された状態で、かつ、磁石収容部10に永久磁石5が挿入された状態で、磁石収容部10に、第1温度T1以上で溶融した樹脂材6を注入するように構成されている。すなわち、樹脂注入装置204は、樹脂注入装置204内において固体状態で保持されている樹脂材6を、加熱ヒータ等により溶融して液体状態に変化させるように構成されている。
〈硬化用加熱装置の構成〉
図4に示すように、硬化用加熱装置205は、積層コア4dを加熱することによって、磁石収容部10内の樹脂材6を硬化させるように構成されている。たとえば、硬化用加熱装置205は、加熱部材231と加熱部材移動部232とを含む。詳細には、硬化用加熱装置205は、治具20に組み付けられた状態で、かつ、磁石収容部10に樹脂材6が注入された状態の積層コア4dを、樹脂材6が硬化する温度である第2温度T2以上の温度に加熱することによって、磁石収容部10内の樹脂材6を硬化させるように構成されている。
〈製造装置のその他の構成〉
搬送用コンベア206は、治具20に組み付けられた状態の積層コア4dを、組立装置201、検査装置202、予熱用加熱装置203、樹脂注入装置204および硬化用加熱装置205の順で搬送するように構成されている。搬送用コンベア206は、各装置において製造工程が実行されている間は停止するとともに、各装置において製造工程が完了した場合は稼働を再開し、次の工程の装置に積層コア4dを搬送するように構成されている。
(ロータコアの製造方法)
次に、図4~図11を参照して、本実施形態におけるロータコア4(回転電機100)の製造方法について説明する。図11には、ロータコア4の製造工程を示すフロー図が示されている。
〈積層コアの準備〉
図8に示すように、ステップS1において、積層コア4dを準備する工程が行われる。複数の電磁鋼板4aがプレス加工装置(図示せず)により形成される。そして、複数の電磁鋼板4aが積層され、電磁鋼板4aの積層方向に延びる磁石収容部10を有する積層コア4dが形成される。また、積層コア4dのうちの外周面43に寄った位置に磁石収容部10が設けられている。
〈治具への積層コアの配置〉
次に、ステップS2において、組立装置201において、積層コア4dの積層方向の長さL1を規制するように押圧する治具20に、常温T0の状態の積層コア4dを組み付ける工程が行われる。そして、治具20に積層コア4dを配置する工程において、磁石収容部10に永久磁石5を配置する工程が併せて行われる。
具体的には、図8に示すように、下方プレート24に積層コア4dが配置(載置)される。詳細には、断熱部材25が設けられた治具20に積層コア4dが配置される。たとえば、治具20に設けられた断熱部材25の上方に積層コア4dが位置するように、治具20に積層コア4dが配置される。
また、図6に示すように、治具20に設けられ、環状の積層コア4dの周方向への移動を規制する規制部材24cに、積層コア4dの径方向内側の内周面42が接触するように、治具20に積層コア4dが配置される。また、規制部材24cと積層コア4dの凸部41とが係合するように、積層コア4dが治具20に配置される。
そして、下方プレート24に積層コア4dが配置された状態で、磁石収容部10に永久磁石5が配置される。具体的には、図8に示すように、磁石収容部10に対して、永久磁石5が軸方向に移動されることにより、磁石収容部10の各々に永久磁石5が挿入される。たとえば、1つの磁石収容部10に1つの永久磁石5が配置される。
そして、積層コア4dの上端面4bに、押圧プレート23および上方プレート21が配置される。そして、本実施形態では、積層コア4dの側方のうちの径方向外側に、治具20のうちの下方プレート24と上方プレート21とを連結するとともに、積層コア4dの積層方向の長さL1を規制するクランプ部材27が配置される。すなわち、積層コア4dの外周面43に径方向に対向する位置に、クランプ部材27が配置される。そして、下方プレート24と上方プレート21とがクランプ部材27によりクランプ(連結)されるとともに、押圧プレート23により積層コア4dの上端面4bが押圧される。そして、搬送用コンベア206により、治具20に配置された積層コア4dが組立装置201から検査装置202に搬送される。
〈積層コアの検査〉
次に、ステップS3において、図5に示すように、治具20に組み付けられた常温T0の状態の積層コア4dの積層方向の長さL1を検査する工程が行われる。具体的には、検査装置202において、上方接触式センサ221が上方から下方に向かって移動されることにより、上方接触式センサ221が、検査用孔部21cおよび23cを貫通するとともに、検査用孔部21cおよび23cを介して上方接触式センサ221の先端部が常温T0の状態の積層コア4dの上端面4bに接触する。また、下方接触式センサ222が下方から上方に向かって移動されることにより、下方接触式センサ222が検査用孔部24e、25bおよび26aを貫通するとともに、検査用孔部24e、25bおよび26aを介して下方接触式センサ222の先端部が常温T0の状態の積層コア4dの下端面4cに接触する。そして、上方接触式センサ221および下方接触式センサ222から、制御部223により検査結果が取得される。そして、上方接触式センサ221および下方接触式センサ222が積層コア4dから退避する。
そして、常温T0の状態の積層コア4dの積層方向の長さL1が所定の長さ範囲R以内である場合(検査結果が合格の場合)には、検査した積層コア4dの製造が継続される(ステップS3において、積層コア4dの加熱が開始される)一方、長さL1が所定の長さ範囲R外である場合(検査結果が不合格の場合)は、検査した積層コア4dの製造が中断される。たとえば、長さL1が所定の長さ範囲R以内である場合、治具20に配置された積層コア4dが予熱用加熱装置203に搬送させる一方、長さL1が所定の長さ範囲R外である場合、治具20に配置された積層コア4dが製造ライン外に搬送される。
〈予備加熱〉
次に、ステップS4において、図9および図10に示すように、積層コア4dを加熱により予熱(予備加熱)する工程が行われる。すなわち、本実施形態では、常温T0の状態の積層コア4dの積層方向の長さL1が所定の長さ範囲R内の場合に、積層コア4dへの加熱(予熱)が行われる。具体的には、予熱用加熱装置203において、治具20に組み付けられた状態の積層コア4dの温度が、常温T0から第1温度T1以上に上昇するように、積層コア4dが加熱される。加熱された積層コア4dの積層方向の長さは、L1よりも大きいL2となる。
具体的には、図9に示すように、加熱部材231が治具20に組み付けられた状態の積層コア4dの上方に配置され、加熱部材移動部232により、加熱部材231が治具20に向かって下方に移動されることによって、加熱部材231が貫通孔21aおよび23aを上下方向に通過し、積層コア4dの側方のうちの径方向内側に加熱部材231が配置される。そして、図10に示すように、積層コア4dの側方のうちの径方向内側に加熱部材231が配置された状態で、加熱部材231により積層コア4dが加熱される。
そして、積層コア4dの予熱が完了後、加熱部材231が加熱部材移動部232により、治具20に配置された積層コア4dから退避される。そして、図7に示すように、搬送用コンベア206により、治具20に配置された積層コア4dが予熱用加熱装置203から樹脂注入装置204に搬送される。
〈樹脂注入工程〉
次に、ステップS5において、磁石収容部10に樹脂材6が注入される工程が行われる。具体的には、図4に示すように、治具20に積層コア4dが配置された状態(押圧が維持されたまま)で、かつ、磁石収容部10に永久磁石5が挿入された状態で、樹脂注入装置204において、磁石収容部10に樹脂材6が注入される。また、常温T0よりも高い第1温度T1において溶融するとともに第2温度T2において硬化する樹脂材6の温度が、第1温度T1以上でかつ第2温度T2未満の状態で、樹脂材6が磁石収容部10に注入される。すなわち、固体状態(タブレットの状態)から液体状態に溶融された樹脂材6が、樹脂注入装置204のノズル240によって磁石収容部10に注入される。ここで、積層コア4dは、ステップS3において第1温度T1以上に予熱されているので、樹脂材6は、第1温度T1以上でかつ第2温度T2未満の状態が維持される。そして、治具20に配置された積層コア4dが、搬送用コンベア206により、樹脂注入装置204から硬化用加熱装置205に搬送される。
〈熱硬化工程〉
次に、ステップS6において、積層コア4dを加熱することによって、磁石収容部10の樹脂材6を熱硬化する工程が行われる。本実施形態では、硬化用加熱装置205(図4および図7参照)において、樹脂材6の温度を第2温度T2以上に上昇させるように、積層コア4dが加熱部材231により加熱される。これにより、永久磁石5が硬化した樹脂材6により積層コア4d(磁石収容部10)に固定される。その後、ロータコア4が完成された状態(常温T0の状態)において、積層コア4dの積層方向の長さがL1となる。また、ロータコア4とシャフト3とが組み合わされ、ロータ1が完成し、ロータ1とステータ2とが組み合わされることにより、図1に示すように、回転電機100が製造される。
[本実施形態の製造方法の効果]
本実施形態の製造方法では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を規制するように押圧する治具(20)に常温(T0)の状態の積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)と、治具(20)に組み付けられた常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査する工程(S3)と、検査する工程(S3)の後に、治具(20)に組み付けられた積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)とが設けられる。これにより、治具(20)により常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)が規制されるので、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)を行う前においても、積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)(寸法)を完成品の積層コア(4d)と同様の長さ(寸法)にすることができる。このため、治具(20)に組み付けられた常温(T0)の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査することにより、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)よりも前の時点において、完成品の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査することと同様の検査結果を取得することができる。この結果、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)および積層コア(4d)を冷却する工程(S8)を行った後に、積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)が適切でないことが判明する場合と異なり、長さが適切でない積層コア(4d)に対して、少なくとも積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)および積層コア(4d)を冷却する工程(S8)が実施されないので、ロータコア(4)の製造における生産性が低下するのを防止することができる。したがって、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)および積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査する工程(S3)を行う場合にも、ロータコア(4)の製造における生産性が低下するのを防止することができる。また、本実施形態では、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)の前に、積層コア(4d)の積層方向の長さ(L2)を検査する工程(S3)を行うことによって、積層コア(4d)を加熱する前に、積層コア(4d)が不良品であるか否かを判別することができる。この結果、不良品であると判別された積層コア(4d)に、不要な加熱工程が実施されるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)は、常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)が所定の長さ範囲(R)内の場合に、積層コア(4d)への加熱を行う工程(S4、S6)である。このように構成すれば、常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)が適切な場合に、積層コア(4d)への加熱を行うことができる。この結果、常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)が適切な積層コア(4d)に対して、製造工程が実施される(不要な製造工程が実施されるのを防止することができる)ので、ロータコア(4)の製造における生産性が低下するのをさらに防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、磁石収容部(10)に永久磁石(5)を配置する工程(S2)よりも後に、治具(20)に組み付けられた積層コア(4d)の磁石収容部(10)に、常温(T0)よりも高い第1温度(T1)において溶融するとともに、第1温度(T1)よりも高い第2温度(T2)において硬化する熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)と、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)は、熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)の前に、積層コア(4d)の温度が第1温度(T1)以上になるように、積層コア(4d)を予備加熱する工程(S4)を含み、熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)よりも後に、積層コア(4d)の温度が第2温度以上になるように、積層コア(4d)を加熱することにより、熱硬化性樹脂(6)を硬化させる工程をさらに備える。このように構成すれば、熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)、積層コア(4d)を予備加熱する工程(S4)および熱硬化性樹脂(6)を硬化させる工程においても、治具(20)に積層コア(4d)が組み付けられ、積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)が規制された状態を維持させることができる。また、第1温度(T1)よりも高い第2温度(T2)において硬化する熱硬化性樹脂(6)を用いることにより、熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)と、熱硬化性樹脂(6)を硬化させる工程(S6)とを別々に行うことができるので、樹脂注入装置(204)において熱硬化性樹脂(6)を硬化させる必要がなく、樹脂注入装置(204)を積層コア(4d)が占有する時間を短縮化することができる。これにより、ロータコア(4)の製造における生産性を向上させることができる。また、熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)の前に、積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査する工程(S3)が行われるので、長さ検査において不良品であると判別された積層コア(4d)に対して、無駄な熱硬化性樹脂(6)が注入されるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、治具(20)に積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)は、組付装置(201)内で、治具(20)に積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)であり、積層コア(4d)を予備加熱する工程(S4)は、組付装置(210)とは別個に設けられた予備加熱装置(203)内で、積層コア(4d)を予備加熱する工程(S4)である。このように構成すれば、組付装置(201)内で積層コア(4d)を予備加熱する場合に比べて、組付装置(201)を積層コア(4d)が占有する時間を短縮化することができる。そして、積層コア(4d)を予備加熱する工程(S4)を設けることにより、熱硬化性樹脂(6)を注入する前に、積層コア(4d)の温度が第1温度(T1)以上になるように予備加熱することができる。これにより、樹脂材(6)が磁石収容部(10)に注入された際に、溶融状態の樹脂材(6)の温度が第1温度(T1)未満に低下することを防止することができる。そして、注入された樹脂材(6)の温度低下を防止することにより、注入された樹脂材(6)の流動性が低下するのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)は、樹脂注入装置(204)内で、熱硬化性樹脂(6)を注入する工程(S5)であり、熱硬化性樹脂(6)を硬化させる工程(S6)は、樹脂注入装置(204)とは別個に設けられた硬化加熱装置(205)内で、熱硬化性樹脂(6)を硬化させる工程(S6)である。このように構成すれば、樹脂注入装置(204)内で樹脂硬化性樹脂(6)を硬化させる場合に比べて、樹脂注入装置(204)を積層コア(4d)が占有する時間を短縮化することができる。この結果、ロータコア(4)の製造における生産性が低下するのをより一層防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、治具(20)に積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)よりも後で、かつ、積層コア(4d)を予備加熱する工程(S4)よりも前において、治具(20)に設けられた貫通孔(21a、23a)を加熱部材(231)が上下方向に通過するように、環状の積層コア(4d)と加熱部材(231)とを上下方向に相対移動させることにより、治具(20)に組み付けられた環状の積層コア(4d)の径方向内側に加熱部材(231)を配置する工程(S4、S6)をさらに備え、積層コア(4d)を予備加熱する工程(S4)は、加熱部材(231)を用いて、治具(20)に組み付けられた積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)を含む。このように構成すれば、積層コア(4d)が治具(20)に組み付けられている状態でも、貫通孔(21a、23a)により、加熱部材(231)を積層コア(4d)の径方向内側に容易に配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、検査する工程(S3)は、治具(20)に設けられた検査部材用配置部(21c、23c、24e、25b、26a)を介して、検査部材(221、222)を常温(T0)の状態の積層コア(4d)に接触させることにより、常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査する工程(S3)である。このように構成すれば、積層コア(4d)が治具(20)に組み付けられている状態でも、検査部材用配置部(21c、23c、24e、25b、26a)により、常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を容易に検査することができる。
また、本実施形態では、上記のように、治具(20)に積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)は、積層コア(4d)を積層方向に押圧する押圧治具(23)が設けられた治具(20)に、積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)である。このように構成すれば、積層コア(4d)の積層方向(上下方向)の長さが大きくなること(積層コア(4d)が積層方向に広がること)を押圧治具(23)により規制することができる。また、積層コア(4d)が加熱されることにより熱膨張した場合、および、積層コア(4d)が冷却され熱収縮した場合でも、押圧部材(23)により積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を規制する状態を容易に維持することができる。
また、本実施形態では、上記のように、治具(20)に積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)は、第1熱膨張係数(K1)を有する治具(20)に、第1熱膨張係数(K1)よりも大きい第2熱膨張係数(K2)を有する積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)である。このように構成すれば、治具(20)および積層コア(4d)が加熱された場合でも、治具(20)の寸法の変化が比較的小さくなるので、治具(20)により積層方向の長さ(L1)が規制される積層コア(4d)の寸法の変化が大きくなるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、治具(20)に積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)は、上方治具部(21)と下方治具部(24)とを連結するとともに、積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を規制する連結部材(27)が設けられた治具(20)に、常温(T0)の状態で、積層コア(4d)を組み付ける工程(S2)である。このように構成すれば、積層コア(4d)を上方治具部(21)と下方治具部(24)とにより挟み込むとともに、連結部材(27)により常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を容易に規制することができる。
[本実施形態の製造装置の効果]
本実施形態の製造装置では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、治具(20)と検査部(202)と加熱部(203、205)と移動機構部(206)とを設けることにより、移動機構部(206)により加熱部(203、205)に積層コア(4d)が移動される前に、検査部(202)により常温(T0)の状態の積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査することができる。この結果、上記ロータコア(4)の製造方法と同様に、積層コア(4d)を加熱する工程(S4、S6)および積層コア(4d)の積層方向の長さ(L1)を検査する工程(S3)を行う場合にも、ロータコア(4)の製造における生産性が低下するのを防止することが可能なロータコア(4)の製造装置(200)を提供することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、検査装置に上方接触式センサおよび下方接触式センサを設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図12に示す変形例の製造装置300のように、検査装置302に上方接触式センサ221のみを設けてもよい。また、検査装置に下方接触式センサのみを設けてもよい。
また、上記実施形態では、常温の状態の積層コアの積層方向の長さが所定の長さ範囲内の場合に、積層コアへの加熱を行う工程を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、接触式センサの積層コアとの接触の有無に基づいて、積層コアへの加熱を行うか否かが決定されてもよい。
また、上記実施形態では、積層コアを予備加熱する工程を設けたが、本発明はこれに限られない。たとえば、積層コアの予備加熱が不要であれば、予備加熱を実施しなくてもよい。
また、上記実施形態では、組立装置と予熱用加熱装置とを別個に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、組立装置と予熱用加熱装置とを単一の装置として構成してもよい。
また、上記実施形態では、樹脂注入装置と熱硬化性樹脂とを別個に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、樹脂注入装置と熱硬化性樹脂とを単一の装置として構成してもよい。
また、上記実施形態では、誘導加熱コイルにより積層コアを加熱する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ヒータまたは加熱炉(熱風炉)により積層コアを加熱してもよい。
また、上記実施形態では、検査用孔部を介して、上方接触式センサ(下方接触式センサ)を積層コアに接触させることにより、積層コアの検査を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、検査用孔部ではなく、治具に切欠きを設けて、切欠きを介して、上方接触式センサ(下方接触式センサ)を積層コアに接触させてもよい。また、上方接触式センサ(下方接触式センサ)を用いずに、非接触のセンサ(光センサなど)により積層コアの積層方向の長さを検査してもよい。
また、上記実施形態では、クランプ部材を積層コアの径方向外側に配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、クランプ部材を積層コアの径方向内側に配置してもよい。
4 ロータコア 4d 積層コア
4a 電磁鋼板 5 永久磁石
6 樹脂材(熱硬化性樹脂) 10 磁石収容部
20 治具 21 上方プレート(上方治具部)
23 押圧プレート(押圧治具) 24 下方プレート(下方治具部)
27 クランプ部材(連結部材) 200、300 製造装置
202、302 検査装置(検査部) 203 予熱用加熱装置(加熱部)
205 硬化用加熱装置(加熱部) 208 搬送用コンベア(移動機構部)
221 上方接触式センサ(検査部材) 222 下方接触式センサ(検査部材)
231 加熱部材 T0 常温
T1 第1温度 T2 第2温度

Claims (11)

  1. 複数の電磁鋼板が積層され、前記電磁鋼板の積層方向に延びる磁石収容部を有する積層コアを準備する工程と、
    前記磁石収容部に永久磁石を配置する工程と、
    前記積層コアの前記積層方向の長さを規制するように押圧する治具に、常温の状態の前記積層コアを組み付ける工程と、
    前記治具に組み付けられた前記常温の状態の積層コアの前記積層方向の長さを検査部において検査する工程と、
    前記検査する工程の後に、前記治具に組み付けられた前記積層コアを加熱部において加熱する工程と
    前記積層コアが組み付けられた前記治具を前記検査部から前記加熱部まで移動機構部により移動させる工程とを備える、ロータコアの製造方法。
  2. 前記積層コアを加熱する工程は、前記常温の状態の積層コアの前記積層方向の長さが所定の長さ範囲内の場合に、前記積層コアへの加熱を行う工程である、請求項1に記載のロータコアの製造方法。
  3. 前記磁石収容部に前記永久磁石を配置する工程よりも後に、前記治具に組み付けられた前記積層コアの前記磁石収容部に、前記常温よりも高い第1温度において溶融するとともに、前記第1温度よりも高い第2温度において硬化する熱硬化性樹脂を注入する工程と、
    前記積層コアを加熱する工程は、前記熱硬化性樹脂を注入する工程の前に、前記積層コアの温度が前記第1温度以上になるように、前記積層コアを予備加熱する工程を含み、
    前記熱硬化性樹脂を注入する工程よりも後に、前記積層コアの温度が前記第2温度以上になるように、前記積層コアを加熱することにより、前記熱硬化性樹脂を硬化させる工程をさらに備える、請求項1または2に記載のロータコアの製造方法。
  4. 前記治具に前記積層コアを組み付ける工程は、組付装置内で、前記治具に前記積層コアを組み付ける工程であり、
    前記積層コアを予備加熱する工程は、前記組付装置とは別個に設けられた予備加熱装置内で、前記積層コアを予備加熱する工程である、請求項3に記載のロータコアの製造方法。
  5. 前記熱硬化性樹脂を注入する工程は、樹脂注入装置内で、前記熱硬化性樹脂を注入する工程であり、
    前記熱硬化性樹脂を硬化させる工程は、前記樹脂注入装置とは別個に設けられた硬化加熱装置内で、前記熱硬化性樹脂を硬化させる工程である、請求項3または4に記載のロータコアの製造方法。
  6. 前記治具に前記積層コアを組み付ける工程よりも後で、かつ、前記積層コアを予備加熱する工程よりも前において、前記治具に設けられた貫通孔を加熱部材が上下方向に通過するように、環状の前記積層コアと前記加熱部材とを上下方向に相対移動させることにより、前記治具に組み付けられた前記環状の積層コアの径方向内側に前記加熱部材を配置する工程をさらに備え、
    前記積層コアを予備加熱する工程は、前記加熱部材を用いて、前記治具に組み付けられた前記積層コアを加熱する工程を含む、請求項3~5のいずれか1項に記載のロータコアの製造方法。
  7. 前記検査する工程は、前記治具に設けられた検査部材用配置部を介して、検査部材を前記常温の状態の前記積層コアに接触させることにより、前記常温の状態の積層コアの前記積層方向の長さを検査する工程である、請求項1~6のいずれか1項に記載のロータコアの製造方法。
  8. 前記治具に前記積層コアを組み付ける工程は、前記積層コアを前記積層方向に押圧する押圧治具が設けられた前記治具に、前記積層コアを組み付ける工程である、請求項1~7のいずれか1項に記載のロータコアの製造方法。
  9. 前記治具に前記積層コアを組み付ける工程は、第1熱膨張係数を有する前記治具に、前記第1熱膨張係数よりも大きい第2熱膨張係数を有する前記積層コアを組み付ける工程である、請求項1~8のいずれか1項に記載のロータコアの製造方法。
  10. 前記治具に前記積層コアを組み付ける工程は、上方治具部と下方治具部とを連結するとともに、前記積層コアの前記積層方向の長さを規制する連結部材が設けられた前記治具に、前記常温の状態で、前記積層コアを組み付ける工程である、請求項1~9のいずれか1項に記載のロータコアの製造方法。
  11. 複数の電磁鋼板が積層され、前記電磁鋼板の積層方向に延びる磁石収容部を有する積層コアを備える、ロータコアの製造装置であって、
    前記積層コアの前記積層方向の長さを規制するように押圧する治具と、
    前記治具に組み付けられた常温の状態の前記積層コアの前記積層方向の長さを検査する検査部と、
    前記治具に組み付けられた前記積層コアを加熱する加熱部と、
    前記検査部から前記加熱部に、前記積層コアが組み付けられた前記治具を移動させる移動機構部とを備える、ロータコアの製造装置。
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