JP7389609B2 - モータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ装置に関する。
モータ装置として、コイルが巻回されたステータと、ステータの径方向内側に回転自在に設けられたロータと、ロータの回転位置を検出する回転位置検出部と、を備えたものがある。ロータは、回転軸と、回転軸に嵌合固定され回転軸と一体となって回転するロータコアと、を備えている。ロータコアの中には、回転方向に間隔をおいて複数の突極を有するものがある。ロータコアの外周部には、回転方向で隣り合う突極の間に、逆極性の磁極が交互に並ぶようにマグネットが配置されている。
ステータは、ロータの周囲を取り囲むように形成された略円筒状のステータコアと、ステータコアから径方向内側に向かって突出する複数のティースと、ティースに巻回されたコイルと、を備えている。
このような構成のもと、モータ装置は、コイルに電流が供給されるとステータに所定の鎖交磁束が形成される。鎖交磁束とマグネットの磁束との間で磁気的な吸引力や反発力が生じ、これがマグネットを回転させるトルクとなる。また、鎖交磁束が突極を通ることによりリラクタンスが生じる。このように、マグネットの磁束によるトルクとリラクタンストルクとを利用してロータが継続的に回転される。
ここで、ロータの回転位置を検出する回転位置検出部として、ロータが回転することによるマグネットの磁束の変化を検出する磁気検出素子を備えたものがある。磁気検出素子によって検出されたマグネットの磁束の変化に基づいて、ロータの回転位置を検出する。このように、ロータのマグネットの磁束を検出する場合、磁気検出素子は、マグネットの回転軸線方向でマグネットの端面と対向するように配置される。
国際公開第2019/017161号
ところで、上述の従来技術のように突極を有するロータでは、マグネットの磁束が突極に漏出して突極も磁化されてしまう。これが磁気検出素子による検出精度に影響を及ぼしてしまい、回転位置検出部によるロータの回転位置検出精度が悪化してしまう可能性があった。
そこで、本発明は、突極を有するモータ装置において、回転位置検出部によるロータの回転位置の検出精度を高めることができるモータ装置を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係るモータ装置は、複数のティースを有する環状のステータと、前記ティースに巻回されるコイルと、前記ステータの径方向内側に配置され、前記ステータに対して軸線回りに回転するロータと、前記ロータの回転位置を検出する回転位置検出部と、を備え、前記ロータは、前記軸線回りに回転する回転軸と、前記回転軸と一体に回転するように支持され、前記回転軸の回転方向に間隔をおいて前記軸線方向及び前記回転方向と直交する径方向の外側へ向かって突出された複数の突極を有するロータコアと、前記ロータコアの外周部において前記回転軸の前記回転方向で隣り合う前記突極の間に配置され、前記軸線方向からみて湾曲形成された複数のマグネットと、を備え、前記突極は前記軸線方向からみて径方向に長い長方形状に形成されており、周方向両側の突極側面を有し、前記マグネットは、周方向で前記突極側面と対向する平坦な磁石側面と、径方向内側における円弧状の内周面と、径方向外側における円弧状の外周面と、前記磁石側面と前記外周面との接続部に形成され周方向の両側で平行に形成された平行面と、前記軸線方向の端面と、前記端面と前記磁石側面及び前記平行面との間に形成された湾曲面と、を有し、前記湾曲面は、前記回転方向の両端における前記径方向の外側で、かつ前記軸線方向の両端に、前記回転方向の外側に向かって凸となるように形成されており、前記回転位置検出部は、前記ロータコアの前記軸線方向の端部と前記軸線方向で対向するように配置され、前記マグネットの磁束の変化を検出する磁気検出素子を有し、前記突極における前記ロータコアの前記外周部からの前記径方向の突出高さは、前記マグネットの前記回転方向の両端における前記径方向の幅の半分よりも大きく、前記磁気検出素子は、前記マグネットの前記回転方向の両端において、前記マグネットの前記径方向の中央と前記マグネットの内周面との間の範囲内に配置されていることを特徴とする。
上記構成において、前記マグネットは、前記軸線方向からみて湾曲形成されており、前記マグネットは、前記回転方向の両端における前記径方向の外側で、かつ前記軸線方向の両端に、前記回転方向の外側に向かって凸となる湾曲面を有してもよい。
上記構成において、前記マグネットの前記面の位置は、前記ティースに巻回される前記コイルの前記軸線方向の端部の位置よりも前記軸線方向の外側に位置してもよい。
本発明によれば、ロータの回転位置の検出精度を高めることができる。
本発明の実施形態における減速機付きモータの外観を示す斜視図。 本発明の実施形態における減速機付きモータを示す断面図。 本発明の実施形態におけるロータを軸線方向からみた平面図。 図3のA-A線に沿う断面図。 本発明の実施形態におけるステータ及びロータの模式図。 本発明の実施形態における磁気検出素子の配置説明図。 本発明の実施形態における磁気検出素子によるマグネットの磁束密度の検出結果の変化を示し、磁気検出素子の位置で比較したグラフ。 本発明の実施形態における磁気検出素子によるマグネット磁束密度の検出結果の変化を示し、通電時と無通電時とを比較したグラフ。 本発明の実施形態における磁極検知のずれ量の変化を示すグラフ。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<減速機付きモータ>
図1は、本発明に係るモータ装置20が設けられた減速機付きモータ1の外観を示す斜視図である。
減速機付きモータ1は、例えば車両に搭載される電装品(例えば、ワイパ、パワーウインドウ、サンルーフ、電動シート等)の駆動源となるものである。
図1に示すように、減速機付きモータ1は、減速機付きモータ1の外殻をなすハウジング10と、ハウジング10に設けられたモータ装置20と、ハウジング10内に設けられ、モータ装置20の回転を減速して出力する減速機部30と、を備えている。
図2は、減速機付きモータ1を示す断面図である。
図1、図2に示すように、ハウジング10は、例えばアルミダイキャスト等の放熱性の優れた材料に形成されている。ハウジング10は、モータ装置20及び減速機部30を保持する一面が開口されたハウジング本体11と、ハウジング本体11の開口を閉塞するカバー12と、を備えている。
ハウジング本体11には、減速機部30を収納する減速機収納部13が形成されている。減速機収納部13は、ハウジング本体11の天面部11tから天面部11tに対向する背面部11bに向かって窪んだ有底状である。すなわち、ハウジング本体11は天面部11t側が開口されている。
減速機収納部13は、背面部11b側に形成された底部13bと、底部13bの外周部から天面部11t側に立ち上がる周壁部13wと、に囲まれている。
減速機収納部13には、後述するウォーム軸31を収納する軸収納溝14と、ウォームホイール32を収納するホイール収納凹部15と、が形成されている。減速機収納部13内には、軸収納溝14におけるウォーム軸31の軸線方向の両端部に、ウォーム軸31(後述する回転軸27)を回転自在に支持する軸受部16A,16Bが形成されている。
ハウジング本体11の外周部には、周壁部13wから外方に向かってウォーム軸31の軸線方向に沿って延びる筒状のモータ収納部17が一体成形されている。モータ収納部17は、モータ装置20の一部を収納する。周壁部13wのうち、モータ収納部17に対応する位置には、モータ収納部17と軸受部16Aとを連通する貫通孔13kが形成されている。
また、ハウジング本体11には、背面部11bから天面部11tとは反対側に突出するボス部19が一体成形されている。ボス部19は円筒状に形成されており、ボス部19の内部がホイール収納凹部15に連通されている。
カバー12は、ハウジング本体11の天面部11t側において、減速機収納部13を閉塞するように設けられている。カバー12は、その外周部の複数個所において、図示しないボルトによってハウジング本体11に締結されている。カバー12には、このカバー12をハウジング本体11に取り付けた状態で、モータ収納部17に隣接してコネクタ受容部12cが一体成形されている。コネクタ受容部12cは筒状に形成されており、図示しない外部の電源供給コネクタが接続される。
<モータ装置>
モータ装置20は、モータ収納部17のハウジング本体11とは反対側に取り付けられるモータカバー21と、モータ収納部17及びモータカバー21内に収納された円筒状のステータ22と、ステータ22の径方向内側に設けられ、ステータ22に対して回転自在に設けられたロータ23と、モータ収納部17のハウジング本体11側に収納されロータ23の回転位置を検出する回転位置検出部60と、を備えている。
なお、以下の説明では、ロータ23(後述する回転軸27)の回転軸線と平行な方向を軸線方向、ロータ23の回転方向を周方向と称する。径方向は、軸線方向と周方向とに直交するロータ23の径方向である。
モータカバー21は、鉄等の金属により、例えば深絞りによるプレス加工等により有底円筒状に成形されている。モータカバー21の開口端には、径方向外側に張り出すフランジ21aが形成されている。フランジ21aに挿通されたボルト21bにより、モータ収納部17にモータカバー21が連結されている。
<ステータ>
ステータ22は、モータカバー21の内周面に沿って配置される。ステータ22は、円筒状に形成されたステータコア24と、ステータコア24から径方向内側に向かって突出する複数のティース25と、ステータコア24に巻回されるコイル26と、を備えている。
ステータコア24は、例えば複数の鋼板24pを軸線方向に積層して形成される。なお、ステータコア24は、複数の鋼板24pを積層して形成する場合に限られるものではなく、例えば、軟磁性粉を加圧成形することにより形成してもよい。このように形成されたステータコア24の外周面が、モータカバー21の内周面に嵌合される。
ティース25は、ステータコア24の内周面に沿って周方向に等間隔で形成されている。ティース25に、コイル26が巻回される。コイル26は、減速機収納部13の底部13b側に収納されたコントローラ基板50から供給される電流によって、ロータ23を回転させるための鎖交磁束を発生する(詳細は後述する)。
<ロータ>
図3は、ロータ23を軸線方向からみた平面図である。
図2、図3に示すように、ロータ23は、ステータ22の径方向の内側に微小隙間を介して回転自在に設けられている。ロータ23は、減速機部30のウォーム軸31と同軸上に配置され、このウォーム軸31と一体成形された回転軸27と、回転軸27の外周面に嵌合固定された円柱状のロータコア41と、ロータコア41の外周面に設けられた4つのマグネット42と、を備えている。
ロータコア41は、複数の鋼板41pを軸線方向に積層して形成されている。なお、ロータコア41は、複数の鋼板41pを軸線方向に積層して形成する場合に限られるものではなく、例えば軟磁性粉を加圧成形することにより形成してもよい。
ロータコア41の軸線方向の高さ(厚さT1)は、ステータコア24の軸線方向の高さ(厚さT2)と同一である。また、ロータコア41の軸線方向の端面41cの位置とステータコア24の軸線方向の端面24aの位置とは、同一平面上に位置している。
ロータコア41の径方向の略中央には、軸線方向に貫通する貫通孔41aが形成されている。この貫通孔41aに、回転軸27が圧入されている。なお、貫通孔41aに対して回転軸27を挿入とし、接着剤等を用いて回転軸27にロータコア41を固定してもよい。
ロータコア41の外周面41bには、4つの突極43が周方向に等間隔で設けられている。突極43は、径方向の外側に突出され、かつロータコア41の軸線方向の全体に延びるように形成されている。突極43は、軸線方向からみて径方向に長い長方形状に形成されており、周方向両側の突極側面43aと径方向外側の突極先端面43bとを有している。
突極先端面43bには、周方向の両側の角部に、丸面取り部43cが軸線方向の全体に渡って形成されている。また、突極43の突極先端面43bには、周方向の中央に、凹部43dが軸線方向の全体に渡って形成されている。
突極43の根本、つまり突極43の突極側面43aと外周面41bとの間の接続部には、円弧部43eが形成されている。この円弧部43eを介して突極側面43aと外周面41bとが接続されている。ロータコア41の外周面41bにおける円弧中心C2は、外周面41bのうち、周方向で隣り合う突極43の間の周方向の中心が最も径方向の外側に突出するように、回転軸線C1から径方向の外側にずれて偏心されている。
このように形成されたロータコア41の外周面41bは、周方向で隣り合う2つの突極43の間が、それぞれ磁石収納部44として構成されている。これら磁石収納部44に、それぞれマグネット42が配置されている。
図4は、図3のA-A線に沿う断面図である。図5は、ステータ22及びロータ23の模式図である。
マグネット42は、例えばフェライト焼結磁石である。
図3から図5に示すように、マグネット42は、軸線方向からみて湾曲形成され、かつ周方向の中央を中心として線対称に形成されている。マグネット42は、周方向で突極側面43aと対向する平坦な磁石側面42aと、径方向内側における円弧状の内周面42bと、径方向外側における円弧状の外周面42cと、磁石側面42aと外周面42cとの接続部に形成され周方向の両側で平行に形成された平行面42dと、磁石側面42aと内周面42bとの接続部に形成された丸面取り部42eと、軸線方向の端面42fと、この端面42fと磁石側面42a及び平行面42dとの間に形成された湾曲面42gと、を有している。湾曲面42gは、換言すればマグネット42の周方向両端における径方向の外側で、かつ軸線方向の両端に、周方向の外側に向かって凸となるように形成されている。
マグネット42の内周面42bは、ロータコア41の外周面41bと同様に形成されている。マグネット42の内周面42bにおける円弧中心C3は、ロータコア41の外周面41bにおける円弧中心C2と一致している。マグネット42の内周面42bは、周方向の中心が最も径方向の外側に突出している。
マグネット42の外周面42cにおける円弧中心C3も回転軸線C1から径方向の外側にずれて偏心されている。外周面42cは、周方向の中心が最も径方向の外側に突出するように形成されている。
ここで、マグネット42の内周面42bの曲率半径をRiとし、外周面42cの曲率半径をRoとしたとき、各曲率半径Ri,Roは、
Ro>Ri ・・・(1)
を満たしている。そして、マグネット42の外周面42cにおける円弧中心C4は、マグネット42の内周面42bにおける円弧中心C3、及びロータコア41の外周面41bにおける円弧中心C2と一致している。
また、ロータコア41の軸線方向の端面41cからのマグネット42の軸線方向の端面42fの突出高さをH1(以下、単にマグネット42の突出高さH1という)とし、ステータコア24の軸線方向の端面24aからのコイル26の突出高さ(コイル26の巻き太り高さ)をH2としたとき、突出高さH1,H2は、
H1>H2 ・・・(2)
を満たしている。
本実施形態では、ロータコア41の軸線方向の高さ(厚さT1)は、ステータコア24の軸線方向の高さ(厚さT2)と同一である。また、ロータコア41の軸線方向の端面41cの位置とステータコア24の軸線方向の端面24aの位置とは、同一平面上に位置している。このため、上記式(2)を満たすことにより、マグネット42の軸線方向の端面42fの位置は、コイル26の軸線方向の端部の位置よりも軸線方向の外側に位置しているといえる。
また、ロータコア41の円弧部43eを除いた外周面41bと、突極43における径方向の最外側端(突極先端面43b)との間の距離(請求項の突極におけるロータコアの外周部からの径方向の突出高さの一例)をLtとし、マグネット42の周方向両端における径方向の幅をLmとしたとき、距離Lt及び幅Lmは、
Lm/2<Lt ・・・(3)
を満たしている。換言すれば、距離Ltは、幅Lmの半分よりも大きい。なお、マグネット42の周方向両端における径方向の幅Lmは、マグネット42の外周面42cと平行面42dとの接続部42hとマグネット42の円弧部43eを除いた内周面42bとの間で、かつ突極側面43aと平行な幅をいう。
本実施形態では、突極先端面43bの位置は、マグネット42の42cのうち、径方向の最外側端(最外径)を通る円E(図3に2点鎖線で示す)上に位置している。つまり、距離Lt及び幅Lmは、
Lm<Lt ・・・(4)
を満たしている。突極先端面43bの位置を、マグネット42の42cのうち、径方向の最外側端(最外径)を通る円E上に位置させることで、ステータ22とロータ23との間のエアギャップをできる限り狭くできる。
このようなマグネット42は、内周面42bから外周面42cに向けて、又は外周面42cから内周面42bに向けて着磁されている。マグネット42は、ロータコア41の外周面41bに周方向に並べて配置したとき、外周面42cの磁極が周方向に交互に逆極性で並ぶように設定されている。つまり、マグネット42は、逆極性に着磁されたものが2種類用意されている。本実施形態では、マグネット42は4つ設けられているので、ロータ23は4極の磁極を持つ。
<回転位置検出部>
図2に示すように、回転位置検出部60は、減速機収納部13の底部13b側に配置されたセンサ基板61と、センサ基板61に実装された磁気検出素子62と、を備えている。センサ基板61は、ロータ23のロータコア41及びマグネット42と軸線方向で対向する位置に配置されている。センサ基板61のロータ23側の面で、かつマグネット42と軸線方向で対向する位置に磁気検出素子62が配置されている。磁気検出素子62は、マグネット42における軸線方向端面の磁束の変化を検出する。
<減速機部>
減速機部30は、ウォーム軸31と、ウォーム軸31に噛合いされるウォームホイール32と、により構成されている。ウォーム軸31のモータ装置20側の一端が、回転軸27に連結されている。ウォーム軸31の軸線方向両端が、軸受部16A,16Bによって回転自在に支持されている。ウォーム軸31の外周面には、螺旋状に連続するウォームギア部31gが形成されている。このウォームギア部31gにウォームホイール32が噛合いされている。
ウォームホイール32は、円盤状に形成されている。ウォームホイール32の回転軸線C4は、ウォーム軸31の回転軸線C1と直交している。ウォームホイール32の外周面に、ウォーム軸31のウォームギア部31gに噛み合う外周ギア部32gが形成されている。ウォームホイール32は、ハウジング本体11の減速機収納部13のホイール収納凹部15に収納されている。
ウォームホイール32の径方向中央には、減速機収納部13の底部13bを介してカバー12とは反対側に向かって突出する出力軸33が設けられている。出力軸33はウォームホイール32の回転軸線C4と同軸上に配置されている。
減速機収納部13の底部13bには、出力軸33を回転自在に支持する円筒状のボス部19が一体成形されている。出力軸33の先端部は、ボス部19を介してハウジング本体11の外部に突出している。出力軸33の先端部には、図示しない電装品と接続可能なスプライン33aが形成されている。
<減速機付きモータの動作>
次に、減速機付きモータ1の動作について説明する。
減速機付きモータ1は、図示しない外部電源からコネクタ受容部12c、コントローラ基板50を介してモータ装置20の複数のコイル26に選択的に電流が供給される。この際、回転位置検出部60による検出結果に基づいて所定のコイル26に電流が供給される。
回転位置検出部60では、磁気検出素子62によってマグネット42の磁束の変化が検出される。磁気検出素子62は、検出されたマグネット42の磁束の変化を信号としてセンサ基板61を介して図示しない制御装置に出力する。制御装置は、磁気検出素子62からの出力信号に基づいてロータ23の回転位置を判断し、この判断結果を信号としてコントローラ基板50に出力する。コントローラ基板50は、制御装置からの出力信号に基づいて、所定のコイル26に電流を供給する。
所定のコイル26に電流が供給されると、ステータ22(ティース25)に所定の鎖交磁束が形成される。この鎖交磁束とマグネット42との間で磁気的な吸引力や反発力が生じる。また、突極43にステータ22の鎖交磁束が通ることによりロータ23にリラクタンストルクが発生する。これにより、ロータ23が継続的に回転する。ロータ23が回転すると、回転軸27と一体化されたウォーム軸31が回転し、さらにウォーム軸31に噛合いされているウォームホイール32が回転する。そして、ウォームホイール32に設けられた出力軸33が回転し、所望の電装品が駆動される。
ところでロータ23に所望のトルクを発生させるためには、ロータ23の回転位置に応じてタイミングよく所定のコイル26に電流を供給することが重要である。つまり、ロータ23の回転位置を高精度に検出することが重要である。このため、磁気検出素子62の位置を以下のように設定した。
<磁気検出素子の位置>
図5に示すように、磁気検出素子62は、マグネット42の周方向両端における径方向の中央C5(以下、単にマグネット42の径方向中央C5という)よりも径方向内側に配置されている。磁気検出素子62は、センサ基板61のロータ23側の面で、かつマグネット42と軸線方向で対向する位置に配置されているので、マグネット42の周方向両端における径方向中央C5とマグネット42の内周面42bとの間に配置されているともいえる。このように配置したことについて、以下に詳述する。
図6は、ロータ23の回転軸線Cに沿う断面の簡略図であり、磁気検出素子62の配置説明図である。図7は、縦軸を磁気検出素子62によって検出される磁束密度[T]とし、横軸をロータ23の回転角度[deg]としたときの磁束密度の検出結果の変化を示し、磁気検出素子62の位置で比較したグラフである。
なお、前述したように、マグネット42は、内周面42bから外周面42cに向けて、又は外周面42cから内周面42bに向けて着磁されている。図6では、図6中右側がN極に着磁され、図6中左側がS極に着磁されているものとして説明する。
図6に示すように、マグネット42には磁束Mfが形成されており、マグネット42における端面42fの上方にも磁束Mfが形成される。磁気検出素子62は、マグネット42における端面42fの上方に形成される磁束Mfを検出する。このとき、周方向で隣り合うマグネット42の間には突極43が設けられているので、この突極43に磁束Mfが露出し、突極43が磁化される。
ここで、マグネット42の径方向中央C5よりも径方向内側に配置された場合の磁気検出素子62の位置をS1とする。マグネット42の径方向中央C5に配置された場合の磁気検出素子62の位置をS2とする。マグネット42の径方向中央C5よりも径方向外側に配置された場合の磁気検出素子62の位置をS3とする。
図7に示すように、位置S1に配置された磁気検出素子62は、磁化された突極43の影響も少なく、マグネット42の磁束Mfの変化を適正に検出できることが確認できる。
これに対し、位置S2に配置された磁気検出素子62は、磁化された突極43の影響を受けてしまう。つまり、マグネット42間の磁束の変化とともに、突極43の磁束の変化も検出してしまっていることが確認できる。このため、正しい、ロータ23の回転位置が検出されにくい。
また、位置S3に配置された磁気検出素子62は、マグネット42に形成された湾曲面42gによって、周方向で隣り合うマグネット42の間の距離が開きすぎてしまう。これに加え、ステータ22からの鎖交磁束の影響を受けてマグネット42の磁束Mfを検出しにくい。このため、周方向で隣り合うマグネット42の間では、磁気検出素子62によって磁束Mfを検出できなくなってしまうことが確認できる。
<マグネットの突出高さについて>
次に、図8、図9に基づいて、マグネット42の突出高さH1について説明する。
図8は、縦軸を磁気検出素子62によって検出される磁束密度[T]とし、横軸をロータ23の回転角度[deg]としたときの磁束密度の検出結果の変化を示し、コイル26に通電した場合(通電時)とコイル26に通電しない場合(無通電時)とで比較したグラフである。図9は、縦軸を磁気検出素子62によって磁束を検出するタイミングのずれ量(磁極検知のずれ量)とし、横軸をマグネット42の突出高さH1としたときの磁極検知のずれ量の変化を示すグラフである。なお、図8中、0A,15A,35Aは、コイル26に供給される電流値を示す。
図8に示すように、コイル26に通電した場合、ステータ22に形成される鎖交磁束の影響を受けて、磁気検出素子62によってマグネット42の磁束を検出するタイミングがずれてしまう。
そこで、図9に示すように、マグネット42の突出高さH1を高くしていくと、磁気検出素子62の磁極検知のずれ量を小さくできることが確認できる。とりわけ、コイル26の突出高さ(コイル26の巻き太り高さ)H2よりも高くすると、磁気検出素子62の磁極検知のずれ量が小さくなることが確認できる。
このように、上述のモータ装置20のロータ23において、ロータコア41の円弧部43eを除いた外周面41bと、突極43における径方向の最外側端との間の距離Ltは、マグネット42の周方向両端における径方向の幅Lmに対して上記式(3)を満たす。このため、突極43にステータ22の鎖交磁束を確実に通すことができ、ロータ23にリラクタンストルクを確実に発生させることができる。
また、突極先端面43bの位置を、マグネット42の42cのうち、径方向の最外側端(最外径)を通る円E上に位置させることにより、ステータ22とロータ23との間のエアギャップをできる限り狭くしつつ、リラクタンストルクを最大限得ることができる。
また、ロータ23におけるマグネット42の突出高さH1は、コイル26の突出高さ(コイル26の巻き太り高さ)H2に対し、上記式(2)を満たす。つまり、マグネット42の軸線方向の端面42fの位置は、コイル26の軸線方向の端部の位置よりも軸線方向の外側に位置している。このため、磁気検出素子62によってマグネット42の磁束を検出するタイミングのずれをできる限り抑制することができる。
さらに、回転位置検出部60の磁気検出素子62は、マグネット42の径方向中央C5よりも径方向内側に配置されている。このため、マグネット42の磁束Mfの変化を適正に検出できる。
したがって、モータ装置20は、ロータ23の回転位置の検出精度を高めることができる。
また、マグネット42は、周方向両端における径方向の外側で、かつ軸線方向の両端に、周方向の外側に向かって凸となるように形成された湾曲面42gを有している。このため、マグネット42の機械的強度を高めることができ、例えばマグネット42をフェライト焼結磁石とした場合であっても、マグネット42が損傷してしまうことを確実に防止できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、減速機付きモータ1は、車両に搭載される電装品(例えば、ワイパ、パワーウインドウ、サンルーフ、電動シート等)の駆動源となるものである場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、さまざまな電装品に減速機付きモータ1を適用できる。
上述の実施形態では、減速機付きモータ1にモータ装置20を適用した場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、モータ装置20単体として用いてもよい。
上述の実施形態では、マグネット42は、例えばフェライト焼結磁石である場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、フェライトボンド磁石、ネオジ焼結磁石、ネオジボンド磁石等、さまざまな磁石を用いることができる。マグネット42の形状も変更可能である。
上述の実施形態では、ロータコア41の軸線方向の高さ(厚さT1)は、ステータコア24の軸線方向の高さ(厚さT2)と同一である場合について説明した。また、ロータコア41の軸線方向の端面41cの位置とステータコア24の軸線方向の端面24aの位置とは、同一平面上に位置している場合について説明した。これらのうえで、マグネット42の突出高さH1、及びコイル26の巻き太り高さH2は、上記式(2)を満たす場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、ステータコア24とロータコア41との相対位置関係にかかわらず、マグネット42の軸線方向の端面42fの位置が、コイル26の軸線方向の端部の位置よりも軸線方向の外側に位置していればよい。このように構成することで、磁気検出素子62によってマグネット42の磁束を検出するタイミングのずれをできる限り抑制することができる。
上述の実施形態では、突極先端面43bの位置は、マグネット42の42cのうち、径方向の最外側端(最外径)を通る円E(図3に2点鎖線で示す)上に位置している場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ロータコア41の円弧部43eを除いた外周面41bと、突極43における径方向の最外側端との間の距離Ltが、マグネット42の周方向両端における径方向の幅Lmに対して上記式(3)を満たせばよい。また、突極先端面43bの位置は、ステータ22とロータ23との間のエアギャップをできる限り狭くするような位置であることが望ましい。
20…モータ装置、22…ステータ、23…ロータ、25…ティース、26…コイル、27…回転軸、41…ロータコア、41c…端面(端部)、42…マグネット、42b…内周面、42g…湾曲面、42f…端面、43…突極、60…回転位置検出部、62…磁気検出素子、C1…回転軸線(軸線)、C5…マグネットの径方向中央、H1…マグネットの突出高さ、H2…コイルの突出高さ、Lm…マグネットの周方向両端における径方向の幅、Lt…突極における径方向の最外側端との間の距離(ロータコアの外周部からの径方向の突出高さ)

Claims (2)

  1. 複数のティースを有する環状のステータと、
    前記ティースに巻回されるコイルと、
    前記ステータの径方向内側に配置され、前記ステータに対して軸線回りに回転するロータと、
    前記ロータの回転位置を検出する回転位置検出部と、
    を備え、
    前記ロータは、
    前記軸線回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸と一体に回転するように支持され、前記回転軸の回転方向に間隔をおいて前記軸線方向及び前記回転方向と直交する径方向の外側へ向かって突出された複数の突極を有するロータコアと、
    前記ロータコアの外周部において前記回転軸の前記回転方向で隣り合う前記突極の間に配置され、前記軸線方向からみて湾曲形成された複数のマグネットと、
    を備え、
    前記突極は前記軸線方向からみて径方向に長い長方形状に形成されており、周方向両側の突極側面を有し、
    前記マグネットは、
    周方向で前記突極側面と対向する平坦な磁石側面と、
    径方向内側における円弧状の内周面と、
    径方向外側における円弧状の外周面と、
    前記磁石側面と前記外周面との接続部に形成され周方向の両側で平行に形成された平行面と、
    前記軸線方向の端面と、
    前記端面と前記磁石側面及び前記平行面との間に形成された湾曲面と、
    を有し、
    前記湾曲面は、前記回転方向の両端における前記径方向の外側で、かつ前記軸線方向の両端に、前記回転方向の外側に向かって凸となるように形成されており、
    前記回転位置検出部は、前記ロータコアの前記軸線方向の端部と前記軸線方向で対向するように配置され、前記マグネットの磁束の変化を検出する磁気検出素子を有し、
    前記突極における前記ロータコアの前記外周部からの前記径方向の突出高さは、前記マグネットの前記回転方向の両端における前記径方向の幅の半分よりも大きく、
    前記磁気検出素子は、前記マグネットの前記回転方向の両端において、前記マグネットの前記径方向の中央と前記マグネットの内周面との間の範囲内に配置されていることを特徴とするモータ装置。
  2. 前記マグネットの前記面の位置は、前記ティースに巻回される前記コイルの前記軸線方向の端部の位置よりも前記軸線方向の外側に位置していることを特徴とする請求項1記載のモータ装置。
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