JP7388483B2 - 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
(例1)
PEN DOWN
GOTO x=10、y=10
MOVE(10)
PEN UP
「PEN DOWN」は、アバターDbの軌跡を描画することを指示するコマンドであり、「PEN UP」は、アバターDbの軌跡を描画しないことを指示するコマンドである。また、「GOTO」は指定された絶対座標への移動を指示するコマンドであり、「MOVE」は、アバターDbの現在位置からの相対的な移動量を指定するコマンドである。なお、「MOVE」コマンドを実行する際のアバターDbの移動の向きは、後述するように別途指定される。
(例2)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=100、y=100
例2の場合も、表示制御プログラム22aによって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定される(S1:Yes)。しかしながら、アバターDbの移動先の座標(100、100)は表示範囲Bを超えると判定される(S2:No)。
(例3)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=100、y=1000
例3の場合、表示制御サブプログラム22a1によって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定され(S1:Yes)、アバターDbの移動先の座標(100、1000)が、表示範囲Bを超えていると判定され(S2:No)、さらに、動作範囲Cをも超えている、つまり、第3の条件を満たすと判定される(S4:No)。
(例4)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=-1000、y=100
例4の場合、表示制御サブプログラム22a1によって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定され(S1:Yes)、アバターDbの移動先の座標(1000、100)は、表示範囲Bを超え(S2:No)、さらに、動作範囲Cをも超えていると判定される(S4:No)。
(例5)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=1000、y=-1000
例5の場合、表示制御プログラム22aによって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定され(S1:Yes)、アバターDbの移動先の座標(1000、1000)は、表示範囲Bを超えていると判定され(S2:No)、さらに、動作範囲Cをも超えていると判定される(S4:No)。
(例6)
PEN DOWN
GOTO x=10、y=10
WAIT
MOVE(10)
PEN UP
上記のスクリプトのうち、2行目の「GOTO」コマンド実行後、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動後の座標(x、y)の値が、x=10、y=10に更新される(S9)とともに、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bに記憶される(S10)。その後、3行目の「WAIT」コマンドを実行時に、「WAIT」コマンドであると判定されて(S14:Yes)、スクリプトの実行が中断される(S15)。
Error」の様な文字情報を、エラー画面として、ディスプレイ12から表示することができるので、ユーザは、アバターDbの軌跡が表示されない理由を把握することができる。
ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御する、
制御部を備える、表示制御装置。
前記制御部は、
前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第1の範囲を一部に含む第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御する、
発明1に記載の表示制御装置。
前記制御部は、
前記実行の中断中に第1の操作を受け付けたことに応じて、その命令を実行することにより前記第3の条件を満たすに至った命令を編集できる状態へ処理を遷移させ、
前記実行の中断中に前記第1の操作とは異なる第2の操作を受け付けたことに応じて、前記1以上の命令の先頭の命令を前記表示部に表示させる、
発明2に記載の表示制御装置。
前記制御部は、
前記第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを示す情報を、記憶部に記憶させ、
特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第3の条件を満たすことを、前記表示部に表示させる、
発明2または3に記載の表示制御装置。
前記制御部は、前記第3の条件を満たす場合、
前記第2の範囲の最大値よりも大きい第1の範囲外へ当該第2の範囲を外れている場合と、前記第2の範囲の最小値よりも小さい第2の範囲外へ当該第2の範囲を外れている場合と、を区別して、前記第3の条件を満たすことを示す情報を前記記憶部に記憶させ、
前記特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1の範囲外へ外れている場合と、前記第2の範囲外へ外れている場合と、を区別できるように、前記表示部に表示させる、
発明4に記載の表示制御装置。
前記制御部は、
前記第1の条件を満たす場合、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御する、
発明1から5のいずれかに記載の表示制御装置。
前記制御部は、
特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1の座標の座標値を、前記表示部に表示させる、
発明1から6のいずれかに記載の表示制御装置。
前記制御部は、
前記1以上の命令の実行を中断することを指示する中断命令が、当該1以上の命令に含まれる場合、前記中断命令を実行したことに応じて、前記1以上の命令の実行を中断するように制御し、
前記実行の中断中に、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報を、前記表示部に表示させる、
発明1から7のいずれかに記載の表示制御装置。
制御部を備える表示制御装置の前記制御部によって実行される表示制御方法であって、
ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御する、
表示制御方法。
表示制御装置の制御部によって、
ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御させる、
コンピュータ読み取り可能なプログラム。
11 ・・キー入力部
12 ・・ディスプレイ
21 ・・CPU
22 ・・メモリ
22a・・表示制御プログラム
22a1・・表示制御サブプログラム
22a2・・記憶制御サブプログラム
22a3・・報知制御サブプログラム
22a4・・実行制御サブプログラム
22b・・書込可能データエリア
23 ・・外部記録媒体
24 ・・記録媒体読取部
111・・数値・演算記号キー群
112・・関数機能キー群
113・・設定キー群
114・・ファンクションキー群
115・・カーソルキー
Claims (15)
- 座標値によって表示位置が規定され、第1の座標範囲を表示対象とする表示部と、
ユーザにより設定された命令であって、前記表示部に図形を表示させる命令を含む複数の命令を順番に実行していく制御部と、
を備え、
前記制御部は、
第1の命令により指定される第1の座標が前記第1の座標範囲外にある場合であっても、前記第1の座標が前記第1の座標範囲を一部に含む第2の座標範囲内に属し、かつ、前記第1の命令の前または後に実行される第2の命令により指定される第2の座標が前記第1の座標範囲内にある場合は、前記第1の座標と前記第2の座標の両方に基づいて決定される前記第1の座標範囲内の座標に、前記第1の座標と前記第2の座標の両方に基づいて決定される第1図形を表示させ、
前記第1の座標が、前記第2の座標範囲内に属さない座標である場合、エラーを報知する制御、または、前記第1の命令および前記第2の命令以降の命令の実行を中断する制御、を実行する、
表示制御装置。 - 前記制御部は、
前記第1の座標が、前記第2の座標範囲内に属さない座標である場合、エラーを報知するとともに前記第1の命令および前記第2の命令以降の命令の実行を中断する制御を実行する、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記第1図形は、前記第1の座標と前記第2の座標との間の移動軌跡を示す図形である、
請求項1または2に記載の表示制御装置。 - 前記制御部は、
前記表示部に第2図形を表示させる命令を含む複数の命令を順番に実行していき、
前記第1の命令により指定される前記第1の座標が前記第1の座標範囲内に属する場合、前記第1の座標に前記第2図形を表示させ、
前記第1の命令により指定される前記第1の座標が前記第1の座標範囲内に属さずに前記第2の座標範囲内に属する場合、前記第1の座標に前記第2図形を表示させずに、前記第1の座標範囲内の座標に前記第1図形を表示させる、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示制御装置。 - 前記第2図形は、予め決められているアバターを示す図形である、
請求項4に記載の表示制御装置。 - 前記制御部は、
前記第1の命令の実行に応じて前記第1の命令により指定される前記第1の座標に特定の表示体を表示させ、
前記第1の命令を実行した後に実行される前記第2の命令が、前記特定の表示体の表示位置を前記第2の座標に移動させる命令である場合に、
前記第2の座標が前記第1の座標範囲外にある場合であっても、前記第1の座標が前記第1の座標範囲内にある場合は、前記特定の表示体を前記第1の座標から前記第2の座標へ移動させる移動軌跡のうち、前記第1の座標範囲内の移動軌跡を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記移動軌跡は、前記第1の座標と前記第2の座標とを結ぶ直線である、
請求項6に記載の表示制御装置。 - 前記第1の座標と前記第2の座標とが前記第1の座標範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記第1の座標と前記第2の座標とに基づいて定まる前記第1図形を前記表示部に表示させ、
前記第1の座標と前記第2の座標のうちの一方が、前記第1の座標範囲内には属さず、かつ、前記第2の座標範囲内に属し、他方が、前記第1の座標範囲内に属する、又は、前記第1の座標と前記第2の座標のうちの両方が、前記第1の座標範囲内には属さず、かつ、前記第2の座標範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記第1図形の前記第1の座標範囲内に属する部分を前記表示部に表示させる、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の表示制御装置。 - 前記制御部は、
前記第1の条件を満たす場合、前記第1図形を前記表示部に表示させ、前記第2の座標を記憶部に記憶させ、前記第1の命令および前記第2の命令以降の命令の実行を続行させ、
前記第2の条件を満たす場合、前記第1図形の前記第1の座標範囲内に属する部分を前記表示部に表示させ、前記第2の座標を記憶部に記憶させ、前記第1の命令および前記第2の命令以降の命令の実行を続行させるように制御する、
請求項8に記載の表示制御装置。 - 前記制御部は、
前記実行の中断中に第1の操作を受け付けたことに応じて、その命令を実行することにより前記第1の座標が前記第2の座標範囲内に属さない座標である第3の条件を満たすに至った命令を編集できる状態へ処理を遷移させ、
前記実行の中断中に前記第1の操作とは異なる第2の操作を受け付けたことに応じて、前記複数の命令の先頭の命令を前記表示部に表示させる、
請求項9に記載の表示制御装置。 - 前記制御部は、
前記第1の座標が前記第2の座標範囲内に属さない座標である第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを示す情報を、記憶部に記憶させ、
特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第3の条件を満たすことを、前記表示部に表示させる、
請求項9に記載の表示制御装置。 - 前記制御部は、前記第3の条件を満たす場合、
前記第2の座標範囲の最大値よりも大きい第1の範囲外へ当該第2の座標範囲を外れている場合と、前記第2の座標範囲の最小値よりも小さい第2の座標範囲外へ当該第2の座範囲を外れている場合と、を区別して、前記第3の条件を満たすことを示す情報を前記記憶部に記憶させ、
前記特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1の座標範囲外へ外れている場合と、前記第2の座標範囲外へ外れている場合と、を区別できるように、前記表示部に表示させる、
請求項11に記載の表示制御装置。 - 前記第2の座標は、第1数値と第2数値を含み、
前記制御部は、前記第3の条件を満たす場合、
前記第1数値が、当該第2の座標範囲を外れている場合と、前記第2数値が、当該第2の座標範囲を外れている場合と、を区別して、前記第3の条件を満たすことを示す情報を前記記憶部に記憶させ、
前記特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1数値は、当該第2の座標範囲を外れている場合と、前記第2数値は、当該第2の座標範囲を外れている場合と、を区別できるように、前記表示部に表示させる、
請求項11または12に記載の表示制御装置。 - 表示制御装置が、
ユーザにより設定された命令であって、座標値によって表示位置が規定され、第1の座標範囲を表示対象とする表示部に図形を表示させる命令を含む複数の命令を順番に実行していく処理と、
第1の命令により指定される第1の座標が前記第1の座標範囲外にある場合であっても、前記第1の座標が前記第1の座標範囲を一部に含む第2の座標範囲内に属し、かつ、前記第1の命令の前または後に実行される第2の命令により指定される第2の座標が前記第1の座標範囲内にある場合は、前記第1の座標と前記第2の座標の両方に基づいて決定される前記第1の座標範囲内の座標に、前記第1の座標と前記第2の座標の両方に基づいて決定される第1図形を表示させる処理と、
前記第1の座標が、前記第2の座標範囲内に属さない座標である場合、エラーを報知する処理、または、前記第1の命令および前記第2の命令以降の命令の実行を中断する処理と、
を実行する表示制御方法。 - 表示制御装置のコンピュータに、
ユーザにより設定された命令であって、座標値によって表示位置が規定され、第1の座標範囲を表示対象とする表示部に図形を表示させる命令を含む複数の命令を順番に実行していく処理と、
第1の命令により指定される第1の座標が前記第1の座標範囲外にある場合であっても、前記第1の座標が前記第1の座標範囲を一部に含む第2の座標範囲内に属し、かつ、前記第1の命令の前または後に実行される第2の命令により指定される第2の座標が前記第1の座標範囲内にある場合は、前記第1の座標と前記第2の座標の両方に基づいて決定される前記第1の座標範囲内の座標に、前記第1の座標と前記第2の座標の両方に基づいて決定される第1図形を表示させる処理と、
前記第1の座標が、前記第2の座標範囲内に属さない座標である場合、エラーを報知する処理、または、前記第1の命令および前記第2の命令以降の命令の実行を中断する処理と、
を実行させるプログラム。
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