JP7087393B2 - 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばグラフ関数電卓のような電子機器のディスプレイのための表示制御装置、表示制御方法、およびプログラムに関する。
従来、グラフ関数電卓は、グラフの描画、連立方程式の計算、変数を用いた演算ができる電卓である。この種のグラフ関数電卓は、ディスプレイを有し、ディスプレイから、複数行のテキストや、計算結果のグラフを表示することができる。
このようにグラフ関数電卓は、ディスプレイを有していることから、近年では、プログラミング教育への利用も考えられている。
グラフ関数電卓をプログラミング教育のために使用することを想定した場合、グラフ関数電卓は、自機の動作モードを、計算を実行するための計算モードから、プログラミングを学習するためのモード(以下、「プログラミング学習モード」と称する)に切り替え可能な構成とすればよい。
プログラミング学習モードでは、例えば、ディスプレイ上にアバターを表示させ、アバターをユーザによって入力されたコマンドに応じて移動させたり、アバターの軌跡を描画させるなどして、ユーザがアルゴリズムを学習することができる。ここで、アバターとは、ディスプレイに表示される画面に設定される座標系内の、コマンドに応じて定められる座標値に対応する位置に表示される表示体のことである。アバターは、動物などのキャラクターの画像であってもよいし、矢印やドットなどの抽象的な画像であってもよい。
https://www.youtube.com/watch?v=eORDWe7vxdU("Scratch - Why does my sprite get stuck on the edge")(2017年12月14日検索)
一般に、コマンドに応じて定められる座標値が、画面に設定された座標系の表示範囲外となることがあり得る。
従来のプログラミング学習支援装置においては、アバターの表示位置に対応する座標値が、画面に設定された座標系の表示範囲外となった場合、アバターが座標系が設定された画面の隅に固定表示されてしまっていた。このため、入力したコマンドに応じて、アバターを適切に移動させることができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザのプログラミング学習を適切に支援することができる表示制御装置、表示制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、表示部に表示させた座標系の第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、第1の座標が、第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、特定の表示体を第1の範囲内に表示せず、第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御し、前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御し、前記実行の中断中に第1の操作を受け付けたことに応じて、その命令を実行することにより前記第3の条件を満たすに至った命令を編集できる状態へ処理を遷移させ、前記実行の中断中に前記第1の操作とは異なる第2の操作を受け付けたことに応じて、前記1以上の命令の先頭の命令を前記表示部に表示させる、制御部を備える。
本発明に係る表示制御装置は、ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、前記第1の範囲の全体を一部に含む第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御し、前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御し、前記第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを示す情報を、記憶部に記憶させ、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第3の条件を満たすことを、前記表示部に表示させる、制御部を備える。
本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用された表示制御装置が搭載された電子機器の外観構成を示す正面図である。 電子機器の電子回路の構成を示すブロック図である。 表示制御プログラムに含まれるサブプログラムを示す構成図である。 表示範囲と動作範囲との関係を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る電子機器10の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器10の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器10の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器10の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子機器10の動作例を示すフローチャートである。 描画された直線がディスプレイから表示された例を示す模式図である。 描画された直線がディスプレイから表示された例を示す模式図である。 描画された直線がディスプレイから表示された例を示す模式図である。 アバターの移動後の座標値に従って更新されたパラメータの一例を示す模式図である。 移動後の座標値に従って更新されたパラメータの別の例を示す模式図である。 アバターの移動後の座標値に従って更新されたパラメータのさらに別の例を示す模式図である。 アバターの移動後の座標値に従って更新されたパラメータのさらにまた別の例を示す模式図である。 アバターの移動先の座標が動作範囲を超えている場合におけるディスプレイによる表示例を示す模式図である。 コマンドの編集画面例を示す図である。 スクリプトの閲覧画面例を示す図である。 アバターの移動後の座標値に従って更新されたパラメータの別の例を示す模式図である。
以下に、本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用された表示制御装置を実現する電子機器を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用された表示制御装置が搭載された電子機器10の外観構成を示す正面図である。
図1は、電子機器10をグラフ関数電卓として実施した場合を示す図である。しかしながら、電子機器10は、グラフ関数電卓として構成されるのに限定されず、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話機、タッチパネル式PDA(personal digital assistants)、電子ブック、携帯ゲーム機等として構成することもできる。
なお、グラフ関数電卓のような物理的なキー(ボタン)が実装されていないタブレット端末のような電子機器(図示せず)は、グラフ関数電卓のキーと同様なソフトウェアキーボードを表示し、このソフトウェアキーボードに対するキー操作に応じて処理を実行する。
グラフ関数電卓として構成される電子機器10は、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、本体正面にはキー入力部11およびディスプレイ12が設けられる。
キー入力部11には、数値、数式、およびプログラム命令を入力したり、計算やプログラムの実行を指示したりするための数値・演算記号キー群111、各種の関数を入力したりメモリ機能を立ち上げたりするための関数機能キー群112、計算モードやプログラミング学習モードといった各種動作モードのメニュー画面を表示させたり、これら動作モードの設定を指示したりするためのモード選択キー「MODE」等を含む設定キー群113、ディスプレイ12の下端に沿って表示された各種の機能を1回のキー操作で立ち上げるためのファンクションキー群114、ディスプレイ12に表示されたカーソルの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー115が備えられる。
数値・演算記号キー群111としては、[0]~[9](数値)キー、[+][-][×][÷](四則記号)キー、[EXE](実行)キー、[AC](クリア)キーなどが配列される。
関数機能キー群112としては、[sin](サイン)キー、[cos](コサイン)キー、[tan](タンジェント)キーなどが配列される。
設定キー群113としては、モード選択キー「MODE」の他に、[MENU](メニュー)キー、[SHIFT](シフト)キーなどが配列される。
ファンクションキー群114としては、[F1]キー~[F6]キーが配列される。
なお、数値・演算記号キー群111、関数機能キー群112、設定キー群113、ファンクションキー群114のキーは、[SHIFT]キーが操作された後に続けて操作されることで、そのキートップに記載されたキー機能ではなく、そのキーの上方に記載されたキーとして機能できるようになっている。例えば、[SHIFT]キー操作後に[AC]キーが操作(以下、[SHIFT]+[AC]キーと記す。)されると[OFF](電源オフ)キーとなる。[SHIFT]+[MENU]キーは[SET UP](セットアップ)キー、[SHIFT]+[F3]キーは[V-Window](ビューウインドウ:描画領域設定画面の表示を指示する)キーとなる。
ディスプレイ12は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなる。なお、電子機器10がタブレット端末である場合、ディスプレイ12は、タッチパネルを重ねて設けた液晶表示ユニットからなる。
図2は、電子機器10の電子回路の構成を示すブロック図である。
電子機器10の電子回路は、キー入力部11およびディスプレイ12に加えて、コンピュータであるCPU21、メモリ22、および記録媒体読取部24を備えている。
CPU21は、メモリ22に記憶されている表示制御プログラム22aに従い回路各部の動作を制御し、キー入力部11からのキー入力信号に応じた各種の処理を実行する。表示制御プログラム22aは、メモリ22に予め記憶されていてもよいし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体23から記録媒体読取部24を介してメモリ22に読み込まれて記憶されたものであってもよい。表示制御プログラム22aは、ユーザがキー入力部11の操作によって書き換えできないようになっている。
メモリ22には、このようなユーザ書き換え不可能な情報の他に、ユーザが書き換え可能なデータを記憶するエリアとして、キー入力部11によりキー入力されたキーコードのデータが順次入力され、これにより構成される数式のデータや表データ、グラフデータ等が記憶されるエリアである書込可能データエリア22bが確保されている。
このように構成された電子機器10は、CPU21が表示制御プログラム22aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウェアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下に説明するように、表示制御機能を実現する。
すなわち、表示制御プログラム22aは、プログラミング学習モードにおいて、アバター(表示体)DbおよびアバターDbの軌跡をディスプレイ12から表示させるための表示させるプログラムである。なお、表示制御プログラム22aは、アバターDbが、ディスプレイ12の表示範囲(後述する図4におけるB)の外に出た場合であっても、アバターDbの軌跡については、ディスプレイ12から表示させる。
電子機器10のプログラミング学習モードへの設定は、設定キー群113における「MODE」キー113aを押圧することによってなされる。すなわち、電子機器10は、計算モードやプログラミング学習モードといった各種動作モードを備えており、「MODE」キー113aが押圧されると、計算モードとプログラミング学習モードとが交互に切り替わるようになっている。また、電子機器10は、これ以外のモードを備えていてもよく、3つ以上のモードを備えている場合であっても、「MODE」キー113aを押圧する毎に、モードが順次切り替わるようにすることによって対応可能である。
図3は、表示制御プログラム22aに含まれるサブプログラムを示す構成図である。
表示制御プログラム22aは、図3に示すように、表示制御サブプログラム22a1、記憶制御サブプログラム22a2、報知制御サブプログラム22a3、および実行制御サブプログラム22a4を備えている。
モードがプログラミング学習モードに設定されると、表示制御プログラム22aによって、数値・演算記号キー群111から、コマンドを受け付けることが可能な状態となる。
これに応じて、ユーザは、数値・演算記号キー群111を操作することによって、種々のコマンドを入力し、スクリプトを作成、編集することができる。ここで、スクリプトとは、1つ以上のコマンドを含むプログラムリストのことである。スクリプトに含まれる各コマンドとは、本実施形態の電子機器10のプログラミング学習モードで、スクリプトの編集画面において選択、入力可能な最小単位の命令のことである。以下では、スクリプトを例示しながら、コマンドについて具体的に説明する。
以下は、3つのコマンドからなるスクリプトの一例(例1)である。
(例1)
PEN DOWN
GOTO x=10、y=10
MOVE(10)
PEN UP
「PEN DOWN」は、アバターDbの軌跡を描画することを指示するコマンドであり、「PEN UP」は、アバターDbの軌跡を描画しないことを指示するコマンドである。また、「GOTO」は指定された絶対座標への移動を指示するコマンドであり、「MOVE」は、アバターDbの現在位置からの相対的な移動量を指定するコマンドである。なお、「MOVE」コマンドを実行する際のアバターDbの移動の向きは、後述するように別途指定される。
ところで、電子機器10では、取扱可能な座標範囲では有限である。本明細書では、グラフ関数電卓が取扱可能な座標範囲を、動作範囲と称する。電子機器10は、動作範囲を超える座標値を取り扱うことができず、オーバフローとして取り扱う。また、電子機器10は、動作範囲のうち、一部の座標範囲のみを、ディスプレイ12から表示することができる。本明細書では、電子機器10が、ディスプレイ12から表示可能な座標範囲を、表示範囲と称する。
図4は、表示範囲と動作範囲との関係を示す模式図である。
表示範囲(第1の範囲)Bおよび動作範囲(第2の範囲)Cとも、xy座標系によって規定され、表示範囲Bはxy座標におけるxminb≦x≦xmaxb、yminb≦y≦ymaxbであり、動作範囲Cはxy座標におけるxminc≦x≦xmaxc、yminc≦y≦ymaxcである。一例として、表示範囲Bはxy座標における-96≦x≦96、-23≦y≦23であり、動作範囲Cはxy座標における-999≦x≦999、-999≦y≦999である。
表示制御サブプログラム22a1は、入力されたスクリプトにおいて、コマンドの種類、および、PEN DOWNコマンドが有効であるか否かを調べ、PEN DOWNが有効であり、かつ、「GOTO」コマンドまたは「MOVE」コマンドがあることを把握する。さらに、「GOTO」コマンドまたは「MOVE」コマンドによって指定されているアバターDbの移動が、表示範囲B内でなされる場合、アバターDbの軌跡を、ディスプレイ12から表示させる。
一方、PEN DOWNが有効であり、かつ、アバターDbの移動が、表示範囲Bを超えるものであっても、動作範囲C内でなされるのであれば、アバターDbをディスプレイ12から非表示にするとともに、移動前の座標と、移動後の座標とを結ぶ直線、つまり、アバターDbの軌跡のうち、表示範囲B内に属する部分を、ディスプレイ12から表示させる。
具体的には、表示制御サブプログラム22a1は、アバターDbの移動前の座標、および、移動後の座標がともに、動作範囲C内にあるか否か、および、表示範囲B内にあるか否かを判定する。そして、アバターDbの移動前の座標、および、移動後の座標がともに、動作範囲C内かつ表示範囲B外にあると判定した場合、表示制御サブプログラム22a1は、アバターDbを非表示のまま、移動前の座標と移動後の座標とを結ぶ直線と、表示範囲Bの境界とが交わる2つの座標を算出し、算出された2つの座標を結ぶ直線を、ディスプレイ12から表示させる。
一方、アバターDbの移動前の座標と移動後の座標とのうちの少なくとも一方が、表示範囲B内にあり、他の一方が、動作範囲C内かつ表示範囲B外にあると判定した場合、表示制御サブプログラム22a1は、移動前の座標と移動後の座標とを結ぶ直線と、表示範囲Bの境界とが交わる1つの座標を算出し、算出された座標と、表示範囲B内にある移動前または移動後の座標とを結ぶ直線を、ディスプレイ12から表示させる。ここで、アバターDbの移動前の座標と移動後の座標とのうちの少なくとも一方の座標は、表示範囲B内にあるので、その少なくとも一方の座標に、アバターDbをディスプレイ12から表示させる。
表示制御サブプログラム22a1はさらに、アバターDbの座標値を、移動後の座標値に更新し、更新された座標値を、ディスプレイ12から表示させる。なお、アバターDbの移動後のx座標値またはy座標値の何れかが、動作範囲C外にあり、オーバフローにより、動作範囲C外にありオーバフローしている座標値を電子機器10が取り扱うことができない場合、オーバフローしている座標値を、エラー情報(例えば、「OVER」というキャラクタ)に更新する。例えば、アバターDbの移動後の座標(x、y)が(100、1000)である場合、x=100、y=OVERのように更新し、ディスプレイ12から表示させる。
記憶制御サブプログラム22a2は、表示制御サブプログラム22a1によって更新されたアバターDbの移動後の座標(x、y)の値を、書込可能データエリア22bに記憶させる。オーバフローにより、例えばx=100、y=OVERのように更新された場合も、書込可能データエリア22bに記憶させる。
また、アバターDbの移動後の座標が動作範囲C内に属さないというオーバフロー条件を満たす場合、報知制御サブプログラム22a3は、オーバフロー条件を満たすことを報知させる。報知方法としては、例えば、ディスプレイ12から文字情報(例えば、「Range Error」)を表示させたり、図示しないスピーカからビープ音や音声ガイダンスなどの音声情報を出力させることであって良い。
オーバフロー条件を満たす場合、さらに、実行制御プログラム22a4は、スクリプトにおける以降のコマンドの処理が実行されないように制御する。
次に、以上のように構成した本発明の実施形態に係る電子機器10の動作を、図5A~図5Eに示すフローチャートを用いて説明する。
ユーザによって、例えば例1のようなスクリプトが入力されると、表示制御プログラム22aによって、スクリプトの1行目から最終行まで順に読み取られ、各行を読み込むたびに、図5A,図5Bに示す処理が実行される。
まず、1行目のコマンド「PEN DOWN」が読み取られ、読み取ったコマンドの種類が「GOTO」コマンドまたは「MOVE」コマンドであるか否かが把握される(S1)。例えば、例1のようなスクリプトの場合、1行目は「GOTO」コマンドでも「MOVE」コマンドでもないと判定される(S1:No)。
さらに、読み取ったコマンドの種類が「WAIT」コマンドであるか否かが把握される(S14)。同様に、例1のようなスクリプトの場合、1行目は「WAIT」コマンドではないと判定される(S14:No)。なお、ステップS14において、読み取ったコマンドの種類が「WAIT」コマンドであった場合には(S14:Yes)、スクリプトの実行が一時中断される(S15)。スクリプトの実行が中断した後の処理については、後述する。
「WAIT」コマンドではないと判定された後、コマンドに従った処理がなされ(S16)、PEN DOWNが有効の状態になる。PEN DOWNが有効であるか否かについては、メモリ22の書込可能データエリア22bに一時記憶される。
次いで、2行目のコマンド「GOTO x=10、y=10」が読み取られ、読み取ったコマンドの種類が「GOTO」コマンドまたは「MOVE」コマンドであるか否かが把握される(S1)。例えば、例1のようなスクリプトの場合、2行目は「GOTO」コマンドがあると判定される(S1:Yes)。
スクリプトに「GOTO」コマンドまたは「MOVE」コマンドがあると判定された場合(S1:Yes)、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動前後の座標に基づいて、該移動が表示範囲B内でなされるか否か、つまり、アバターDbの移動前後の座標がともに、表示範囲B内であるか否かが判定される(S2)。例1の場合、コマンド表示制御プログラム22aによって、移動前の座標、つまり、アバターDbの初期位置座標(0、0)と、移動先の座標(10、10)とから、アバターDbの移動が表示範囲B内でなされる、つまり、第1の条件を満たすと判定される(S2:Yes)。
アバターDbの移動が表示範囲B内でなされると判定された場合(S2:Yes)、表示制御プログラム22aによって、メモリ22の書込可能データエリア22bの特定の領域が読み出され、PEN DOWNが有効であるか否かが判定される(S3)。例1の場合、2行目の「GOTO」コマンド読み取り時には「PEN DOWN」コマンドが有効であると判定される(S3:Yes)。
表示制御プログラム22aによって、スクリプトに「PEN DOWN」コマンドが有効であると判定された場合、(S3:Yes)、さらに、表示範囲BにおけるアバターDbの移動前の座標から、移動先の座標までの軌跡を示す直線が描画され、描画された軌跡のうち表示範囲B内の部分が、ディスプレイ12から表示される(S7)。図6Aは、移動前の座標が(0、0)であり、移動先の座標が(10、10)である場合に、描画された軌跡が、ディスプレイ12から表示された例を示す模式図である。また、表示制御プログラム22aによって、ステップS7が実行されるとともに、図6Aに示すように、移動先の座標にアバターDbが、ディスプレイ12から表示される(S8)。
ステップS8の後、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動後の座標(x、y)の値が更新される(S9)とともに、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bに記憶される(S10)。
ステップS10の後、実行すべき次のコマンドがあるかどうかが判別され(S11)、ここでは、次のコマンドがあるので(S11:Yes)、次のコマンドを実行する処理へ進み(S12)、その後、ステップS1へ戻る。なお、次のコマンドがなかった場合(S11:No)には、アバターDbがディスプレイ12から表示された状態のまま、スクリプトの実行が終了する(S13)。なお、スクリプトの実行が終了した後の動作については、後述する。
一方、ステップS3において、スクリプトに「PEN DOWN」コマンドが有効でないと判定された場合(S3:No)もまた、前述したステップS8~S13の処理へ進む。
次いで、3行目のコマンド「MOVE(10)」が読み取られ、読み取ったコマンドの種類が「MOVE」コマンドであることが把握される(S1:Yes)。ここで、表示制御プログラム22aによって、メモリ22の書込可能データエリア22bの特定の領域が読み出され、アバターDbの移動の向き「θ=0」が取得される。ここで、θは、原点を中心とする極座標での角度を示す数値であり、x軸の正方向を基準角「0°」とする。したがって、「θ=0」の場合、表示制御プログラム22aによって、アバターDbはx軸の正方向へ沿って移動される。
さらに、2行目のコマンド処理と同様に、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動前後の座標に基づいて、該移動が表示範囲B内でなされると判定され(S2:Yes)、メモリ22の書込可能データエリア22bの特定の領域が読み出され、PEN DOWNが有効であると判定される(S3:Yes)。また、表示範囲BにおけるアバターDbの移動前の座標から、移動先の座標までの軌跡を示す直線が描画され、描画された軌跡のうち表示範囲B内の部分が、ディスプレイ12から表示される(S7)。
図6Bは、移動前の座標が(10、10)であり、移動先の座標が(20、10)である場合に、描画された軌跡が、ディスプレイ12から表示された例を示す模式図である。また、表示制御プログラム22aによって、ステップS7が実行されるとともに、図6Bに示すように、移動先の座標にアバターDbが、ディスプレイ12から表示される(S8)。
ステップS8の後、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動後の座標(x、y)の値が更新される(S9)とともに、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bに記憶される(S10)。ステップS9の後、実行すべき次のコマンドがあるかどうかが判別され(S11)、ここでは、次のコマンドがあるので(S11:Yes)、次のコマンドを実行する処理へ進み(S12)、その後、ステップS1へ戻る。
次いで、4行目のコマンド「PEN UP」が読み取られ、読み取ったコマンドの種類が「GOTO」コマンドでも「MOVE」コマンドでもないと判定される(S1:No)。そして、ステップS14へ進み、「WAIT」コマンドでもないと判定され(S14:No)、コマンドに従った処理がなされ(S18)、PEN DOWNが無効の状態になる。PEN DOWNが無効であることが、メモリ22の書込可能データエリア22bに一時記憶される。以上で、例1のようなスクリプトの実行が完了する。
次に、以下のようなスクリプト(例2)を処理する場合における電子機器10の動作について説明する。上述の例1と共通する部分については、説明を適宜省略する。
(例2)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=100、y=100
例2の場合も、表示制御プログラム22aによって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定される(S1:Yes)。しかしながら、アバターDbの移動先の座標(100、100)は表示範囲Bを超えると判定される(S2:No)。
アバターDbの移動先の座標が表示範囲Bを超えると判定された場合(S2:No)、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動先の座標が動作範囲C内であるか否かが判定される(S4)。例2の場合、アバターDbの移動先の座標(100、100)は、動作範囲C内である、つまり、第2の条件を満たすと判定される(S4:Yes)。
アバターDbの移動先の座標が、動作範囲C内であると判定された場合(S4:Yes)、表示制御プログラム22aによって、スクリプトに「PEN DOWN」コマンドが有効であるか否かが判定される(S5)。例2の場合、スクリプトに「PEN DOWN」コマンドが有効であると判定される(S5:Yes)。
スクリプトに「PEN DOWN」コマンドが有効であると判定された場合(S5:Yes)、表示制御プログラム22aによって、以下のように、表示範囲BにおけるアバターDbの始点座標と、終点座標とが決定される(S6)。
一般に、アバターDbの移動前の座標(x1,y1)と、移動後の座標(x2,y2)との2点を結ぶ直線(以下、軌跡直線と称する。)は、mを傾きとした場合、式y=m(x-x1)+y1によって表される。ここで、m=(y2ーy1)/(x2-x1)である。表示制御サブプログラム22a1によって、この式が用いられ、傾きmの値が正または負である場合に、(1)表示範囲Bの上辺を表す直線y=ymaxb(図7の例では、y=23。以下同様)と軌跡直線との交点の座標(x(ymaxb)、ymaxb)の算出、および、(2)表示範囲Bの下辺を表す直線y=yminb(y=-23)と軌跡直線との交点の座標(x(yminb)、yminb)の算出が行われる。
さらに、xminb<x(ymaxb)<xmaxbおよびxminb<x(yminb)<xmaxbの判定結果に応じて、軌跡直線が表示範囲Bの四辺のうちどの2辺と交点を有するか、および、軌跡直線と交点を有する2辺との2つの交点の座標が算出される。傾きmの値が0の場合は、xmaxb、xminbと軌跡直線との2つの交点、∞の場合は、ymaxb、yminbと軌跡直線との2つの交点がそれぞれ求められる。ここで、x(ymaxb)はymaxbのときのxの値、y(xmaxb)はxmaxbのときのyの値等をそれぞれ表す。
例2の場合、移動前の座標は(-100,-100)であり、移動先の座標は(100,100)であるので、(1)において、ymaxb=y=23との交点として、x=23が算出され、yminb=y=-23の交点として、x=-23が算出される。このようにして得られた2つの交点の座標(-23,-23)および(23,23)が、表示範囲Bにおける始点座標および終点座標として決定される。
ステップS6の処理の後、表示制御プログラム22aによって、ステップS6において決定された始点座標から終点座標への直線が描画され、アバターDbの軌跡としてディスプレイ12から表示される(S7)。図7は、始点座標が(-23、-23)であり、終点座標が(23、23)である場合に描画された直線が、ディスプレイ12から表示された例を示す模式図である。
このように、アバターDbが表示範囲B外に出る場合であっても、アバターDbの軌跡が、ディスプレイ12から表示可能な限り表示される。なお、軌跡の描画は、始点座標と終点座標との2点を、電子機器10に組み込まれたオペレーティングシステムの描画関数を使って、直線で結ぶことによって実行される。これは、ディスプレイ12の表示ドットごとにx座標に対するy座標の値を逐一算出しながら軌跡して行く場合よりも高速に実行される。
ステップS7の処理の後、および、ステップS5において、スクリプトに「PEN DOWN」コマンドが有効でないと判定された場合(S5:No)もまた、前述したステップS8~S13の処理へ進む。例2の場合、移動先の座標は(100、100)であり、表示範囲B外であるので、ステップS8において、アバターDbはディスプレイ12から表示されない(S8)。ステップS8の後、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動後の座標(x、y)の値が、x=100、y=100と更新される(S9)とともに、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bへ記憶される(S10)。
ステップS10の後、実行すべき次のコマンドがあるかどうかが判別され(S11)、次のコマンドがあれば(S11:Yes)、次のコマンドを実行する処理へ進み(S12)、その後、ステップS1へ戻る。次のコマンドがなかった場合(S11:No)には、アバターDbがディスプレイ12から表示されない状態のまま、スクリプトの実行が終了する(S13)。
次に、以下のようなスクリプト(例3)を処理する場合における電子機器10の動作について説明する。上述の例1、例2と共通する部分については、説明を適宜省略する。
(例3)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=100、y=1000
例3の場合、表示制御サブプログラム22a1によって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定され(S1:Yes)、アバターDbの移動先の座標(100、1000)が、表示範囲Bを超えていると判定され(S2:No)、さらに、動作範囲Cをも超えている、つまり、第3の条件を満たすと判定される(S4:No)。
アバターDbの移動先の座標が動作範囲Cを超えていると判定された場合(S4:No)、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動先のx座標が動作範囲C内であるか否かが判定される(S21)。例3の場合、アバターDbの移動先のx座標は100であるので、動作範囲C内であると判定される(S21:Yes)。
表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動先のx座標が動作範囲C内であると判定され(S21:Yes)、すなわち、アバターDbの移動先のy座標が動作範囲Cを超えていると判定されると、さらに、図10に示すように、x座標の値と、y座標の値とが更新される。ただし、y座標の値としては、動作範囲Cの最大値よりも大きいので、例えば「OVER」という文字列のような動作範囲Cを超えていることを示すエラー情報に更新されて(S22)、書込可能データエリア22bに記憶される(S26)。次いで、報知制御サブプログラム22a3によって、例えば図12に示すような「Range Error」のような文字情報が、エラー画面として、ディスプレイ12から表示される(S27)。その後、実行制御プログラム22a4によって、スクリプトの実行が終了される(S28)。なお、図12の「Press[▲][▼]→EditCommand」および「Press[AC]→ViewScript」については、スクリプトの実行が終了した後の動作とあわせて、後述する。
次に、以下のようなスクリプト(例4)を処理する場合における電子機器10の動作について説明する。上述の各例1~3と共通する部分については、説明を適宜省略する。
(例4)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=-1000、y=100
例4の場合、表示制御サブプログラム22a1によって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定され(S1:Yes)、アバターDbの移動先の座標(1000、100)は、表示範囲Bを超え(S2:No)、さらに、動作範囲Cをも超えていると判定される(S4:No)。
さらに、アバターDbの移動先の座標が動作範囲Cを超えていると判定された場合(S4:No)、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動先のx座標が動作範囲C内であるか否かが判定される(S21)。例4の場合、アバターDbの移動先のx座標は1000であるので、動作範囲C外であると判定される(S21:No)。
したがって、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動先のy座標は動作範囲C内であると判定される(S23:Yes)と、さらに、図11に示すように、アバターDbの移動先のx座標の値と、y座標の値とが更新される。ただし、x座標の値としては、動作範囲Cの最小値よりも小さいので、例えば「UNDER」という文字列のような動作範囲Cを超えていることを示すエラー情報に更新されて(S24)、書込可能データエリア22bに記憶される(S26)。次いで、報知制御サブプログラム22a3によって、例えば図12に示すような「Range Error」のような文字情報が、エラー画面として、ディスプレイ12から表示される(S27)。その後、実行制御プログラム22a4によって、スクリプトの実行が終了される(S28)。
さらに、以下のようなスクリプト(例5)を処理する場合における電子機器10の動作について説明する。上述の各例1~4と共通する部分については、説明を適宜省略する。
(例5)
PEN DOWN
GOTO x=-100、y=-100
GOTO x=1000、y=-1000
例5の場合、表示制御プログラム22aによって、スクリプトに「GOTO」コマンドがあると判定され(S1:Yes)、アバターDbの移動先の座標(1000、1000)は、表示範囲Bを超えていると判定され(S2:No)、さらに、動作範囲Cをも超えていると判定される(S4:No)。
その後、ステップS21に進み、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動先のx座標が動作範囲C内であるか否かが判定される(S21)。例5の場合、アバターDbの移動先のx座標は1000であるので、動作範囲C外であると判定される(S21:No)。
その後、表示制御プログラム22aによって、ステップS23の処理がなされる。例5の場合、アバターDbの移動先のy座標も動作範囲C外である(S23:No)ので、表示制御プログラム22aによって、x=OVER、y=UNDERと更新されて(S25)、書込可能データエリア22bに記憶される(S26)。次いで、報知制御サブプログラム22a3によって、図12に示すような「Range Error」のような文字情報が、エラー画面として、ディスプレイ12から表示される(S27)。その後、記憶制御サブプログラム22a2によって、更新されたx座標の値(OVER)およびy座標の値(UNDER)が、書込可能データエリア22bへ記憶され、実行制御プログラム22a4によって、スクリプトの実行が終了される(S28)。
次に、前述のステップS13、S28によって、スクリプトの実行が終了した後の動作と、前述のステップS15によって、スクリプトの実行が中断した後の動作について、図5C、図5D、および、図5Eを用いて説明する。
図5Cは、前述の(例1)、(例2)の各スクリプトの実行が終了後の動作を説明するためのフローチャートである。前述のステップS13でスクリプトの実行が終了後、第1の特定の操作が行われたかどうかが、表示制御サブプログラム22a1によって判定される(S31)。具体的には、例えば、SHIFTキーとVARS(PRGM)キーが順次押下されたことに応じて、第1の特定の操作が行われたと判定されて(S31:Yes)、前述のステップS10において、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bに記憶された座標値が、ディスプレイ12から表示される(S32)。
具体的には、前述の(例1)のスクリプトの実行が終了後、第1の特定の操作が行われたと判定された場合には(S31:Yes)、図8に示すように、前述のステップS10において、書込可能データエリア22bに記憶された座標値であるx=20、y=10が、ディスプレイ12から表示される(S32)。
また、前述の(例2)のスクリプトの実行が終了後、第1の特定の操作が行われたと判定された場合には(S31:Yes)、図9に示すように、前述のステップS10において、書込可能データエリア22bに記憶された座標値であるx=100、y=100が、ディスプレイ12から表示される(S32)。なお、第1の特定の操作が行われなかった場合には(S31:No)、実行制御プログラム22a4による処理が終了する。
図5Dは、前述の(例3)、(例4)、(例5)の各スクリプトの実行が終了後の動作を説明するためのフローチャートである。前述のステップS28でスクリプトの実行が終了後、第2の特定の操作が行われたかどうかが、表示制御サブプログラム22a1によって判定される(S41)。具体的には、例えば、上カーソルキー[▲]または下カーソルキー[▲]が押下されたことに応じて、第2の特定の操作が行われたと判定されて(S41:Yes)、スクリプトのコマンドを編集可能な画面へと遷移する。このとき、スクリプトに含まれる1以上のコマンドが表示されるとともに、スクリプトの実行が終了するに至ったときに実行された最後のコマンドにカーソルが表示されて、つまり、当該最後のコマンドが選択されて、すぐに編集可能な状態である編集画面Geが、ディスプレイ12から表示される(S42)。
図13に、(例3)のスクリプトの実行が終了後、第2の特定の操作が行われたと判定された場合に(S41:Yes)、ディスプレイ12から表示される編集画面Geを示す。図13では、背景色が識別可能に変更された行(コマンド「GOTO x=100、y=1000」が入力された行)が、カーソルが表示された行であり、当該コマンド行が選択されている状態を示している。編集画面Geでは、ユーザによるコマンドを修正のための入力操作を受け付け、その後、予め定められた操作を受け付けたことに応じて、実行制御プログラム22a4による処理が終了する。
第2の特定の操作が行われなかった場合(S41:No)、続いて、第3の特定の操作が行われたかどうかが、表示制御サブプログラム22a1によって判定される(S43)。具体的には、例えば、電源ONキー[AC]が押下されたことに応じて、第3の特定の操作が行われたと判定されて(S43:Yes)、スクリプトのコマンドを閲覧可能な画面へと遷移する。このとき、スクリプトに含まれる1以上のコマンドのうち、先頭行のコマンドが少なくとも表示されるとともに、その先頭行のコマンドにカーソルが表示されて、つまり、先頭行のコマンドが選択された状態である閲覧画面Gvが、ディスプレイ12から表示される(S44)。
図14に、(例3)のスクリプトの実行が終了後、第3の特定の操作が行われたと判定された場合に(S43:Yes)、ディスプレイ12から表示される閲覧画面Gvを示す。図14においても、背景色が識別可能に変更された行(コマンド「PEN DOWN」が入力された行)が、カーソルが表示された行であり、当該コマンド行が選択されている状態を示している。閲覧画面Gvを表示後は、予め定められた操作を受け付けたことに応じて、実行制御プログラム22a4による処理が終了する。また、第3の特定の操作が行われなかった場合(S43:No)、続いて、予め定められた操作を受け付けたことに応じて、「Range Error」などの文字情報が表示されたエラー画面が解除されたかどうかが、表示制御サブプログラム22a1によって判定される(S45)。
エラー画面が解除されると(S45:Yes)、続いて、第1の特定の操作が行われたかどうかが、表示制御サブプログラム22a1によって判定される(S46)。具体的には、例えば、SHIFTキーとVARS(PRGM)キーが順次押下されたことに応じて、第1の特定の操作が行われたと判定されて(S46:Yes)、前述のステップS26において、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bに記憶された座標値が、ディスプレイ12から表示される(S47)。
具体的には、前述の(例3)のスクリプトの実行が終了後、第1の特定の操作が行われたと判定された場合には(S31:Yes)、図10に示すように、前述のステップS26において、書込可能データエリア22bに記憶された座標値であるx=100、y=OVERが、ディスプレイ12から表示される。
また、前述の(例4)のスクリプトの実行が終了後、第1の特定の操作が行われたと判定された場合には(S31:Yes)、図11に示すように、前述のステップS26において、書込可能データエリア22bに記憶された座標値であるx=UNDER、y=100が、ディスプレイ12から表示される。
さらに、前述の(例5)のスクリプトの実行が終了後、第1の特定の操作が行われたと判定された場合には(S31:Yes)、図示しないが、前述のステップS26において、書込可能データエリア22bに記憶された座標値であるx=OVER、y=UNDERが、ディスプレイ12から表示される。なお、第1の特定の操作が行われなかった場合には(S46:No)、実行制御プログラム22a4による処理が終了する。
図5Eは、スクリプト実行中に「WAIT」コマンドが実行されて、スクリプトの実行が中断した後の動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、下記に示すスクリプト(例6)の場合における、スクリプトの実行が中断した後の動作を説明する。
(例6)
PEN DOWN
GOTO x=10、y=10
WAIT
MOVE(10)
PEN UP
上記のスクリプトのうち、2行目の「GOTO」コマンド実行後、表示制御プログラム22aによって、アバターDbの移動後の座標(x、y)の値が、x=10、y=10に更新される(S9)とともに、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bに記憶される(S10)。その後、3行目の「WAIT」コマンドを実行時に、「WAIT」コマンドであると判定されて(S14:Yes)、スクリプトの実行が中断される(S15)。
前述のステップS15でスクリプトの実行が中断後、第1の特定の操作が行われたかどうかが、表示制御サブプログラム22a1によって判定される(S51)。具体的には、例えば、SHIFTキーとVARS(PRGM)キーが順次押下されたことに応じて、第1の特定の操作が行われたと判定されて(S51:Yes)、図15に示すように、前述のステップS10において、記憶制御サブプログラム22a2によって、書込可能データエリア22bに記憶された座標値x=10、y=10が、ディスプレイ12から表示される(S52)。
座標値がディスプレイ12から表示された後、または、ステップS51において第1の特定の操作が行われなかった場合には(S51:No)、実行制御プログラム22a4によって、次に、ステップS53の処理が実行される。ステップS53では、第4の特定の操作が行われたかどうかが、表示制御サブプログラム22a1によって判定される(S53)。具体的には、例えば、EXEキーが押下されたことに応じて、第4の特定の操作が行われたと判定されて(S53:Yes)、スクリプトの実行が再開され(S54)て、実行すべき次のコマンドがあるかどうかが判別される(S11)。このステップS11以降の処理については、前述した通りであるので、説明を省略する。
以上説明したような、本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用された表示制御装置が搭載された電子機器10によって奏される作用効果について説明する。
グラフ関数電卓のディスプレイ12は一般に狭いために、生徒のようなユーザが、教科書の例題などのパラメータを使ってアバターDbを移動させるためのスクリプトを作成し、実行した場合、アバターDbは、表示範囲Bを超えてしまうことがある。
しかしながら、本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用された表示制御装置が搭載された電子機器10によれば、表示範囲Bと動作範囲Cとを考慮することによって、アバターDbの移動先の座標が、ディスプレイ12の表示範囲B外に出る場合であっても、動作範囲C内であれば、ディスプレイ12から表示可能な限り、アバターDbの軌跡を表示させることができ、また、移動後の座標の値を記憶することができる。
これによって、ユーザは、アバターDbを、ディスプレイ12の表示範囲外へ移動させるスクリプトを実行した場合であっても、アバターDbがどのように移動するのかを確認できるようになる。
また、アバターDbの移動先が、動作範囲Cをも超えるような場合には、アバターDbの軌跡は表示されないが、アバターDbの移動先の座標を表す値として、オーバフローを表す例えば「OVER」や「UNDER」の様なキャラクタを記憶したり、「Range Error」の様な文字情報を、エラー画面として、ディスプレイ12から表示することができるので、ユーザは、アバターDbの軌跡が表示されない理由を把握することができる。
このように、本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用された表示制御装置が搭載された電子機器10は、ユーザによるアルゴリズムの効率的な学習の実現に寄与することが可能となる。
なお、本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用された表示制御装置が搭載された電子機器10では、ディスプレイ12からのアバターDbの軌跡の表示は、始点座標と終点座標との2点を直線で結ぶことによって実行される。これによって、x座標に対するy座標の値を逐一算出しながら軌跡して行く場合よりも、軌跡の表示を、より高速に実行することも可能である。
本願発明は、各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御する、
制御部を備える、表示制御装置。
[2]
前記制御部は、
前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第1の範囲を一部に含む第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御する、
発明1に記載の表示制御装置。
[3]
前記制御部は、
前記実行の中断中に第1の操作を受け付けたことに応じて、その命令を実行することにより前記第3の条件を満たすに至った命令を編集できる状態へ処理を遷移させ、
前記実行の中断中に前記第1の操作とは異なる第2の操作を受け付けたことに応じて、前記1以上の命令の先頭の命令を前記表示部に表示させる、
発明2に記載の表示制御装置。
[4]
前記制御部は、
前記第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを示す情報を、記憶部に記憶させ、
特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第3の条件を満たすことを、前記表示部に表示させる、
発明2または3に記載の表示制御装置。
[5]
前記制御部は、前記第3の条件を満たす場合、
前記第2の範囲の最大値よりも大きい第1の範囲外へ当該第2の範囲を外れている場合と、前記第2の範囲の最小値よりも小さい第2の範囲外へ当該第2の範囲を外れている場合と、を区別して、前記第3の条件を満たすことを示す情報を前記記憶部に記憶させ、
前記特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1の範囲外へ外れている場合と、前記第2の範囲外へ外れている場合と、を区別できるように、前記表示部に表示させる、
発明4に記載の表示制御装置。
[6]
前記制御部は、
前記第1の条件を満たす場合、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御する、
発明1から5のいずれかに記載の表示制御装置。
[7]
前記制御部は、
特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1の座標の座標値を、前記表示部に表示させる、
発明1から6のいずれかに記載の表示制御装置。
[8]
前記制御部は、
前記1以上の命令の実行を中断することを指示する中断命令が、当該1以上の命令に含まれる場合、前記中断命令を実行したことに応じて、前記1以上の命令の実行を中断するように制御し、
前記実行の中断中に、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報を、前記表示部に表示させる、
発明1から7のいずれかに記載の表示制御装置。
[9]
制御部を備える表示制御装置の前記制御部によって実行される表示制御方法であって、
ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御する、
表示制御方法。
[10]
表示制御装置の制御部によって、
ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御させる、
コンピュータ読み取り可能なプログラム。
10 ・・電子機器
11 ・・キー入力部
12 ・・ディスプレイ
21 ・・CPU
22 ・・メモリ
22a・・表示制御プログラム
22a1・・表示制御サブプログラム
22a2・・記憶制御サブプログラム
22a3・・報知制御サブプログラム
22a4・・実行制御サブプログラム
22b・・書込可能データエリア
23 ・・外部記録媒体
24 ・・記録媒体読取部
111・・数値・演算記号キー群
112・・関数機能キー群
113・・設定キー群
114・・ファンクションキー群
115・・カーソルキー

Claims (10)

  1. ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
    前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、前記第1の範囲の全体を一部に含む第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御し、
    前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御し、
    前記実行の中断中に第1の操作を受け付けたことに応じて、その命令を実行することにより前記第3の条件を満たすに至った命令を編集できる状態へ処理を遷移させ、前記実行の中断中に前記第1の操作とは異なる第2の操作を受け付けたことに応じて、前記1以上の命令の先頭の命令を前記表示部に表示させる、
    制御部を備える、表示制御装置。
  2. ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
    前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、前記第1の範囲の全体を一部に含む第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御し、
    前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御し、
    前記第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを示す情報を、記憶部に記憶させ、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第3の条件を満たすことを、前記表示部に表示させる、
    制御部を備える、表示制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第3の条件を満たす場合、前記第2の範囲の最大値よりも大きい第1の範囲外へ当該第2の範囲を外れている場合と、前記第2の範囲の最小値よりも小さい第2の範囲外へ当該第2の範囲を外れている場合と、を区別して、前記第3の条件を満たすことを示す情報を前記記憶部に記憶させ、前記特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1の範囲外へ外れている場合と、前記第2の範囲外へ外れている場合と、を区別できるように、前記表示部に表示させる、
    請求項に記載の表示制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の条件を満たす場合、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示制御装置。
  5. 前記制御部は、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第1の座標の座標値を、前記表示部に表示させる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示制御装置。
  6. 前記制御部は、前記1以上の命令の実行を中断することを指示する中断命令が、当該1以上の命令に含まれる場合、前記中断命令を実行したことに応じて、前記1以上の命令の実行を中断するように制御し、前記実行の中断中に、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報を、前記表示部に表示させる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示制御装置。
  7. 制御部を備える表示制御装置の前記制御部によって実行される表示制御方法であって、
    ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
    前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、前記第1の範囲の全体を一部に含む第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御し、
    前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御し、
    前記実行の中断中に第1の操作を受け付けたことに応じて、その命令を実行することにより前記第3の条件を満たすに至った命令を編集できる状態へ処理を遷移させ、前記実行の中断中に前記第1の操作とは異なる第2の操作を受け付けたことに応じて、前記1以上の命令の先頭の命令を前記表示部に表示させる、
    表示制御方法。
  8. 制御部を備える表示制御装置の前記制御部によって実行される表示制御方法であって、
    ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
    前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、前記第1の範囲の全体を一部に含む第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御し、
    前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御し、
    前記第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを示す情報を、記憶部に記憶させ、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第3の条件を満たすことを、前記表示部に表示させる、
    表示制御方法。
  9. 表示制御装置の制御部によって、
    ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
    前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御させ、
    前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御させ、
    前記実行の中断中に第1の操作を受け付けたことに応じて、その命令を実行することにより前記第3の条件を満たすに至った命令を編集できる状態へ処理を遷移させ、前記実行の中断中に前記第1の操作とは異なる第2の操作を受け付けたことに応じて、前記1以上の命令の先頭の命令を前記表示部に表示させる、
    コンピュータ読み取り可能なプログラム。
  10. 表示制御装置の制御部によって、
    ユーザにより設定された1以上の命令に基づいて定まる第1の座標が、表示部に表示させた座標系の座標値によって規定される第1の範囲内に属する第1の条件を満たす場合、前記表示部に表示させた前記座標系の前記第1の座標に応じた位置に、特定の表示体を表示させ、
    前記第1の座標が、前記第1の範囲内には属さず、かつ、第2の範囲内に属する第2の条件を満たす場合、前記特定の表示体を前記第1の範囲内に表示せず、前記第1の座標の座標値を記憶部に記憶させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を続行するように制御させ、
    前記第1の座標が、前記座標系の座標値によって規定されかつ前記第2の範囲内に属さない第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを報知部から報知させ、かつ、前記1以上の命令以降の命令の実行を中断するように、さらに制御させ、
    前記第3の条件を満たす場合、前記第3の条件を満たすことを示す情報を、記憶部に記憶させ、特定の操作を受け付けたことに応じて、前記記憶部に記憶された情報のうち、前記第3の条件を満たすことを、前記表示部に表示させる、
    コンピュータ読み取り可能なプログラム。
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