JP7386596B2 - ポンプ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ機構に関する。
従来から、内容物の吐出孔が形成された押下ヘッドが取り付けられるステムと、ステムの上下動に連係するピストンと、内側にピストンが上下動可能に嵌合された筒状のシリンダと、シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、ステムを上方付勢状態で下方移動可能に支持するコイルスプリングと、を備える、モジュール化されたポンプ機構が知られている。
この種のポンプ機構として、例えば下記特許文献1に示されるような、ステムの上部が、シリンダの上端開口部より上方に位置し、コイルスプリングが、下端部が下部弁体に支持され、かつ上端部がステムの下端部に支持された状態で、シリンダ内に収容された構成が知られている。
特許第5317121号公報
ところで、このようなポンプ機構に代えて、コイルスプリングが内容物に接触しない位置に配設された構成として、コイルスプリングの内側にステムが挿入され、コイルスプリングの下端部が、シリンダに配設された下支持部に支持され、コイルスプリングの上端部が、ステムの上部に配設された上支持部に支持された構成が考えられる。
このポンプ機構では、コイルスプリングにおいて、座巻部分の1つである上端部が、突出して外部に露呈するため、他のポンプ機構に接触しやすく、この上端部により他のポンプ機構に汚れ、若しくは傷などが付くおそれがある。
そこで、本発明は、コイルスプリングが内容物に接触しない位置に配設され、かつモジュール化されたポンプ機構に汚れ、若しくは傷などが付くのを抑制することができるポンプ機構を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のポンプ機構は、内容物の吐出孔が形成された押下ヘッドが取り付けられるステムと、前記ステムの上下動に連係するピストンと、内側に前記ピストンが上下動可能に嵌合された筒状のシリンダと、前記シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、内側に前記ステムが挿入されるとともに、前記ステムを上方付勢状態で下方移動可能に支持するコイルスプリングと、を備え、前記ステムの上部は、前記シリンダの上端開口部より上方に位置し、前記シリンダに、前記コイルスプリングの下端部を支持する下支持部が配設され、前記ステムの上部に、前記コイルスプリングの上端部を支持する上支持部が配設され、前記上支持部は、前記コイルスプリングの少なくとも上端部を径方向の外側から囲繞する囲繞筒と、前記ステムの上端部に外嵌された外嵌筒と、前記外嵌筒から径方向の外側に向けて突出する係止突部と、を備え、前記囲繞筒は、前記係止突部における径方向の外端部から下方に向けて延び、前記コイルスプリングの上端部は、内側に前記外嵌筒が挿入された状態で、前記係止突部の下面に支持されている
本発明では、コイルスプリングの内側にステムが挿入され、コイルスプリングの下端部が、シリンダに配設された下支持部に支持され、コイルスプリングの上端部が、ステムの上部に配設された上支持部に支持されていて、コイルスプリングが内容物に接触しない位置に配設された構成であっても、上支持部の囲繞筒により、コイルスプリングにおける、座巻部分の1つである上端部が径方向の外側から囲繞されるので、コイルスプリングの上端部が、他のポンプ機構に接触するのを抑制することが可能になり、この上端部により他のポンプ機構に汚れ、若しくは傷などが付くのを抑えることができる。
ここで、前記コイルスプリングの下端部は、前記シリンダの内側に挿入されてもよい。
この場合、コイルスプリングにおける、座巻部分の1つである下端部が、シリンダの内側に挿入されているので、コイルスプリングの下端部が、他のポンプ機構に接触するのを抑制することが可能になり、この下端部により他のポンプ機構に汚れ、若しくは傷などが付くのを抑えることができる。
この発明によれば、コイルスプリングが内容物に接触しない位置に配設され、かつモジュール化されたポンプ機構に汚れ、若しくは傷などが付くのを抑制することができる。
本発明に係る第1実施形態のポンプ機構を有する吐出器の縦断面図である。 本発明に係る第1実施形態のポンプ機構の縦断面図である。 本発明に係る第2実施形態のポンプ機構を有する吐出器の縦断面図である。 本発明に係る第2実施形態のポンプ機構の縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係るポンプ機構および吐出器について説明する。
本実施形態に係る吐出器1は、図1に示されるように、ポンプ機構2と、押下ヘッド12と、装着キャップ13と、を備える。押下ヘッド12および装着キャップ13は、有頂筒状に形成され、共通軸と同軸に配設されている。
以下、前記共通軸を軸線Oといい、軸線O方向に沿って押下ヘッド12の頂壁部側を上側、その反対側を下側といい、軸線O方向に沿う方向を上下方向という。また、上下方向から見て軸線Oに交差する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
装着キャップ13は、内容物が収容された容器本体Wの口部W1に装着される。装着キャップ13の天壁部は、環状に形成されるとともに、軸線Oと同軸に配設されている。装着キャップ13の天壁部に、上方に向けて延びる上筒部13bが配設されている。上筒部13bは、軸線Oと同軸に配設されている。上筒部13bの外径は、装着キャップ13の内径より小さい。
押下ヘッド12は、有頂筒状の本体筒12aと、本体筒12aの頂壁部から下方に向けて延び、後述するステム21の上端部内に嵌合された装着筒47と、装着筒47から径方向の外側に向けて突出する吐出筒48と、を備える。
吐出筒48の先端部は、本体筒12aより径方向の外側に位置している。吐出筒48の先端開口が、内容物の吐出孔48aとなっている。装着筒47および吐出筒48それぞれの内側は、互いに連通している。本体筒12aのうち、下端部を除く全域が、装着キャップ13の上筒部13bより上方に位置している。
ポンプ機構2は、図2に示されるように、ステム21、ピストン22、シリンダ23、下部弁体24、コイルスプリング25、およびピストンガイド26を備え、モジュール化されている。
シリンダ23は軸線Oと同軸に配設されている。シリンダ23には、下方に向けて延びる取付筒32が配設されている。取付筒32に、吸上筒31の上端部が嵌合されている。吸上筒31の下端開口部は、容器本体Wの底部内に位置する。シリンダ23および取付筒32それぞれの内側は互いに連通している。シリンダ23および取付筒32は、軸線Oと同軸に配設されている。
シリンダ23の上端部に、径方向の外側に向けて突出するフランジ部23aが形成されている。フランジ部23aは、パッキン33を介して容器本体Wの口部W1の上端開口縁に配置される。フランジ部23aの上面に、装着キャップ13の天壁部の下面が配置される。シリンダ23の内面における下端開口の周縁部に、上方に向けて突出する弁座筒34が形成されている。弁座筒34は、軸線Oと同軸に配設されている。シリンダ23の下端部内に、下部弁体24が収容されている。
下部弁体24は、嵌合筒35と、弁本体36と、を備える。
嵌合筒35は、シリンダ23の下端部内に嵌合されている。弁本体36は板状に形成され、弁座筒34の上端開口縁に配置されている。弁本体36は、嵌合筒35の内周面に、弾性変形可能な連結片を介して連結されている。弁本体36は、連結片の弾性変形に応じて弁座筒34に対して上下方向に弾性変位可能に配設されている。
以上より、下部弁体24は、シリンダ23内の加圧時にシリンダ23の下端開口を閉塞した状態に保持し、シリンダ23内の減圧時にシリンダ23の下端開口を開放する逆止弁となっている。すなわち、下部弁体24は、シリンダ23内の加圧時に、シリンダ23内の内容物がシリンダ23の下端開口を通じて容器本体Wに戻ることを阻止する一方、シリンダ23内の減圧時に、容器本体W内の内容物をシリンダ23の下端開口を通じてシリンダ23内に流入させる。
ステム21は軸線Oと同軸に配設されている。ステム21の下部は、シリンダ23の上端開口部より下方に位置している。ステム21の上部は、シリンダ23の上端開口部より上方に位置している。ステム21のうち、下端部は他の部分より拡径された拡径部21aとなっている。ステム21の上端開口縁は、装着キャップ13の上筒部13bより上方に位置している。
コイルスプリング25は、内側にステム21が挿入されるとともに、ステム21を上方付勢状態で下方移動可能に支持する。コイルスプリング25の下端部は、シリンダ23の上端部内に挿入されている。コイルスプリング25のうち下端部を除く全域が、シリンダ23の上端開口部より上方に位置している。コイルスプリング25の下端部および上端部は、巻線が上下方向に積層された座巻部となっている。コイルスプリング25の下端開口縁および上端開口縁は、その中心軸線に直交する平面に沿って延びるように切削されている。なお、コイルスプリング25の下端開口縁および上端開口縁は、このように切削されなくてもよい。
ここで、コイルスプリング25の下端部は、シリンダ23に配設された下支持部37に支持され、コイルスプリング25の上端部は、ステム21の上部に配設された上支持部38に支持されている。
下支持部37は、シリンダ23内に嵌合された嵌合筒41と、嵌合筒41から径方向の内側に向けて突出した下受部39と、下受部39における径方向の内端部から上方に向けて突出したガイド筒44と、を備える。
嵌合筒41は、シリンダ23内にアンダーカット嵌合されている。嵌合筒41は、ステム21のうちシリンダ23の上端開口部より下方に位置する下部を径方向の外側から囲繞している。下受部39は、ステム21の拡径部21aに、拡径部21aの上方から当接若しくは近接している。これにより、ステム21がシリンダ23から上方に抜け出ることが防止される。下受部39は、シリンダ23の上端部内に位置している。ガイド筒44内に、ステム21のうち、拡径部21aより上方に位置する部分が上下動可能に挿入されている。
コイルスプリング25の下端部は、嵌合筒41の内周面と、ガイド筒44の外周面と、の間の隙間に挿入された状態で、下受部39の上面に支持されている。嵌合筒41の内周面と、ガイド筒44の外周面と、の間の径方向の隙間は、コイルスプリング25の線径以上となっている。
上支持部38は、ステム21の上端部に外嵌された外嵌筒42と、外嵌筒42から径方向の外側に向けて突出する係止突部43と、を備える。
外嵌筒42は、ステム21の上端部にアンダーカット嵌合されている。係止突部43は、外嵌筒42の上端部に配設されている。
コイルスプリング25の上端部は、内側に外嵌筒42が挿入された状態で、係止突部43の下面に支持されている。コイルスプリング25は、上支持部38の係止突部43と下支持部37の下受部39とにより上下方向に圧縮変形させられた状態で配設されている。
なお、コイルスプリング25は、自然長の状態で配設されてもよい。
ピストン22は、シリンダ23内に上下動可能に嵌合されている。ピストン22は、ステム21の上下動に連係して、シリンダ23内を上下動可能に配設されている。ピストン22は、筒状に形成されるとともに、軸線Oと同軸に配設されている。シリンダ23において、上昇端位置に位置するピストン22と径方向で対向する部分に、径方向に貫通する貫通孔23bが形成されている。
ピストン22のうち少なくとも下端部は、ステム21より下方に位置している。ピストン22において、ステム21の下端開口縁と上下方向で対向する部分は、ステム21の下端開口縁より下方に位置している。
ピストンガイド26は、有底筒状に形成され、軸線Oと同軸に配置されている。ピストンガイド26の上部は、ステム21内のうち、拡径部21aより上方に位置する部分に嵌合されている。ピストンガイド26の下部は、ピストン22内に挿入されている。ピストンガイド26の下部に、径方向に貫く連通孔46が形成されている。
ピストンガイド26に、径方向の外側に突出した台座部45が形成されている。台座部45は、ピストンガイド26のうち、連通孔46より下方に位置する部分に形成されている。台座部45は、ピストン22を、ピストン22の下方から支持している。これにより、シリンダ23内において、ピストン22より下方に位置する部分と、連通孔46と、の連通が遮断されている。ピストンガイド26が、ピストン22に対して下方移動し、台座部45がピストン22から下方に離間したときに、シリンダ23内において、ピストン22より下方に位置する部分と、連通孔46と、が連通する。
そして、本実施形態では、上支持部38が、コイルスプリング25の少なくとも上端部を径方向の外側から囲繞する第1囲繞筒(囲繞筒)40を備える。第1囲繞筒40は、係止突部43における径方向の外端部から下方に向けて延びている。第1囲繞筒40、および外嵌筒42のそれぞれの下端開口縁の上下方向の位置は互いに同等となっている。第1囲繞筒40の厚さは、外嵌筒42の厚さより薄い。第1囲繞筒40の内周面と、外嵌筒42の外周面と、の間の径方向の隙間は、コイルスプリング25の線径以上となっている。
次に、上述した吐出器1の作用について説明する。
押下ヘッド12を、コイルスプリング25による上方付勢力に抗して、ステム21およびピストンガイド26とともに押し下げると、ピストンガイド26の台座部45がピストン22から下方に離間し、シリンダ23内において、ピストン22より下方に位置する部分と、連通孔46と、が連通する。この状態からさらに押下ヘッド12を継続して押し下げると、ステム21の下端開口縁がピストン22に当接することで、ピストン22も押下ヘッド12などとともに下方移動する。これにより、シリンダ23内において、ピストン22より下方に位置する部分が加圧され、シリンダ23内の内容物が、台座部45とピストン22との間の上下方向の隙間、連通孔46、ピストンガイド26内、ステム21内、押下ヘッド12における装着筒47内、および吐出筒48内をこの順に通過して、吐出孔48aから吐出される。この際、下部弁体24の弁本体36が、シリンダ23の弁座筒34に着座した状態に保たれる。
その後、押下ヘッド12の押し下げを解除すると、コイルスプリング25による上方付勢力により、押下ヘッド12が、ステム21およびピストンガイド26とともに上方に復元移動する。この過程において、ピストンガイド26の台座部45が、ピストン22にピストン22の下方から当接することで、シリンダ23内において、ピストン22より下方に位置する部分と、連通孔46と、の連通が遮断され、その後継続して、ピストン22も押下ヘッド12などとともに上方に移動すると、シリンダ23内において、ピストン22より下方に位置する部分が減圧され、下部弁体24における弁本体36が、連結片を弾性変形させつつ、シリンダ23の弁座筒34から上方に離間することで、シリンダ23の下端開口が開放され、容器本体11内の内容物が、吸上筒31内を通してシリンダ23内に流入する。
以上説明したように、本実施形態によるポンプ機構2によれば、コイルスプリング25の内側にステム21が挿入され、コイルスプリング25の下端部が、シリンダ23に配設された下支持部37に支持され、コイルスプリング25の上端部が、ステム21の上部に配設された上支持部38に支持されていて、コイルスプリング25が内容物に接触しない位置に配設された構成であっても、上支持部38の第1囲繞筒40により、コイルスプリング25における、座巻部分の1つである上端部が径方向の外側から囲繞されるので、コイルスプリング25の上端部が、他のポンプ機構2に接触するのを抑制することが可能になり、この上端部により他のポンプ機構2に汚れ、若しくは傷などが付くのを抑えることができる。
また、コイルスプリング25における、座巻部分の1つである下端部が、シリンダ23の内側に挿入されているので、コイルスプリング25の下端部が、他のポンプ機構2に接触するのを抑制することが可能になり、この下端部により他のポンプ機構2に汚れ、若しくは傷などが付くのを抑えることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のポンプ機構3では、下支持部51が、嵌合筒41から上方に向けて突出した第2囲繞筒54を備える。第2囲繞筒54は、装着キャップ13の天壁部の内側に挿入され、この天壁部から上方に突出している。第2囲繞筒54は、装着キャップ13の上筒部13bの上端開口より下方に位置している。
嵌合筒41の内周面と、ガイド筒44の外周面と、の間の径方向の隙間は、コイルスプリング25の線径より広くなっている。下受部39の上面における内周部に、コイルスプリング25の下端部が支持されている。下受部39の上面における外周部に、全周にわたって連続して延びる逃げ溝39aが形成されている。
上支持部52の第1囲繞筒53の下端開口縁、および第2囲繞筒54の上端開口縁それぞれの上下方向の位置は互いに同等になっている。なお、第1囲繞筒53の下端開口縁が、第2囲繞筒54の上端開口縁より下方に位置してもよい。
第1囲繞筒53および第2囲繞筒54により、コイルスプリング25が上下方向の全長にわたって径方向の外側から囲繞される。
第1囲繞筒53の下端開口縁は、外嵌筒42の下端開口縁より下方に位置している。第1囲繞筒53の長さは、第2囲繞筒54および外嵌筒42の各長さより長い。第1囲繞筒53の外径は、第2囲繞筒54の内径よりわずかに小さい。これにより、押下ヘッド12およびステム21などが下方移動すると、第1囲繞筒53が、第2囲繞筒54の内側に進入する。そして、押下ヘッド12およびステム21などが下降端位置に位置したときに、第1囲繞筒53の下端部が、下受部39の上面の逃げ溝39aに進入する。
なお、第1囲繞筒53の内径を、第2囲繞筒54の外径より大きくしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によるポンプ機構3によれば、第1囲繞筒53および第2囲繞筒54により、コイルスプリング25が上下方向の全長にわたって径方向の外側から囲繞されているので、コイルスプリング25が他のポンプ機構3に接触するのを確実に抑制することができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、ポンプ機構2、3として、ピストンガイド26を備える構成を示したが、ピストンガイド26を有しない構成、あるいは他の部材を有する構成など適宜変更してもよい。
また、吐出器1の態様は、前記実施形態に限らず例えば、シャットオフ機構を備えた押下ヘッドを有する構成、若しくは、フォーマポンプなど適宜変更してもよい。
また、上支持部38、52は、ステム21と一体に形成されてもよく、下支持部37、51は、シリンダ23と一体に形成されてもよい。
また、コイルスプリング25の下端部、および下支持部37の下受部39は、シリンダ23の上端開口部より上方に位置してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
2、3 ポンプ機構
12 押下ヘッド
21 ステム
22 ピストン
23 シリンダ
24 下部弁体
25 コイルスプリング
37、51 下支持部
38、52 上支持部
40、53 第1囲繞筒(囲繞筒)
48a 吐出孔

Claims (2)

  1. 内容物の吐出孔が形成された押下ヘッドが取り付けられるステムと、
    前記ステムの上下動に連係するピストンと、
    内側に前記ピストンが上下動可能に嵌合された筒状のシリンダと、
    前記シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、
    内側に前記ステムが挿入されるとともに、前記ステムを上方付勢状態で下方移動可能に支持するコイルスプリングと、を備え、
    前記ステムの上部は、前記シリンダの上端開口部より上方に位置し、
    前記シリンダに、前記コイルスプリングの下端部を支持する下支持部が配設され、
    前記ステムの上部に、前記コイルスプリングの上端部を支持する上支持部が配設され、
    前記上支持部は、前記コイルスプリングの少なくとも上端部を径方向の外側から囲繞する囲繞筒と、前記ステムの上端部に外嵌された外嵌筒と、前記外嵌筒から径方向の外側に向けて突出する係止突部と、を備え、
    前記囲繞筒は、前記係止突部における径方向の外端部から下方に向けて延び、
    前記コイルスプリングの上端部は、内側に前記外嵌筒が挿入された状態で、前記係止突部の下面に支持されているポンプ機構。
  2. 前記コイルスプリングの下端部は、前記シリンダの内側に挿入されている請求項1に記載のポンプ機構。
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