JP7385413B2 - 部品整列装置、部品整列プレートおよび部品整列プレートの製造方法 - Google Patents

部品整列装置、部品整列プレートおよび部品整列プレートの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、バルク状の部品を整列可能な部品整列装置と、当該部品整列装置に用いられる部品整列プレートと、当該部品整列プレートの製造方法に関する。
後記特許文献1には、部品整列孔(有底の孔)が形成されたパレットと、当該パレットを載置可能な載置台と、当該載置台に水平移動と上下揺動を付加可能な手段とを備えた部品整列装置が開示されている。この部品整列装置は、載置台に水平移動と上下揺動を付加することによって、パレット上のバルク状の部品を部品整列孔(有底の孔)に落とし込んで整列させるようにしたものである。
前掲の部品整列装置はパレット上のバルク状の部品を部品整列孔(有底の孔)に落とし込むだけであるため、落とし込めなかった部品が部品整列孔の周囲に残存すると、当該残存部品が、整列後の部品(部品整列孔に落とし込まれた部品)をパレットから取り出して使用するときの邪魔になる懸念がある。
特開2000-038213号公報
本発明が解決しようとする課題は、整列後の部品の取り出しを容易に行える部品整列装置と、当該部品整列装置に有用な部品整列プレートと、当該部品整列プレートの製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明に係る部品整列装置は、部品整列ユニットと、前記部品整列ユニットに振動を付加可能な振動付加ユニットとを備えた部品整列装置であって、前記部品整列ユニットは、部品載置面を有する部品トレイと、前記部品トレイの前記部品載置面に着脱可能であり、かつ、取り付け状態で整列対象となる部品を落とし込んで前記部品トレイの前記部品載置面に載置可能な部品整列孔を有する部品整列プレートとを備える。
また、本発明に係る部品整列プレートは、前掲の部品整列プレートに関し、前記部品整列孔は、前記部品整列プレートの上面に設定した仮想XY平面にX方向に対して角度θ傾いた仮想傾斜横直線とY方向に対して同角度θ傾いた仮想傾斜縦直線とを有する仮想傾斜格子線を設定した仮想状態において、前記仮想傾斜格子線における奇数番目の仮想傾斜横直線の奇数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置し、かつ、偶数番目の仮想傾斜横直線の偶数番目の交点に前記部品配列孔の中心が位置するように配列されている。
さらに、本発明に係る部品整列プレートの製造方法は、前掲の部品整列プレートの製造方法に関し、前記部品整列プレートの基材となる元プレートの上面に仮想XY平面を設定するステップと、前記仮想XY平面にX方向に対して角度θ傾いた仮想傾斜横直線とY方向に対して同角度θ傾いた仮想傾斜縦直線とを有する仮想傾斜格子線を設定するステップと、前記仮想傾斜格子線における奇数番目の仮想傾斜横直線の奇数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置し、かつ、偶数番目の仮想傾斜横直線の偶数番目の交点に前記部品配列孔の中心が位置するように前記元プレートに前記部品整列孔を形成するステップとを備える。
本発明によれば、整列後の部品の取り出しを容易に行える部品整列装置と、当該部品整列装置に有用な部品整列プレートと、当該部品整列プレートの製造方法を提供することができる。
図1は本発明を適用した部品整列装置の外観斜視図である。 図2(A)は図1に示した部品整列ユニットの上面図、図2(B)は同縦断面図、図2(C)は同分解縦断面図、図2(D)は図2(A)~図2(C)に示した部品整列プレートの部品整列孔の形成エリアを示す上面図である。 図3(A)は部品(一例)の構成説明図、図3(B)は図3(A)に示した部品に対応した部品整列孔を有する部品整列プレートの構成説明図、図3(C)は図3(B)のC-C線断面図、図3(D)は図3(B)に示した部品整列孔の配列態様の説明図である。 図4(A)~図4(C)は図3(B)~図(D)に示した部品整列プレートの製造方法の説明図である。 図5は図1に示した部品整列装置の操作方法の説明図である。 図6は図1に示した部品整列装置の操作方法の説明図である。 図7は図1に示した部品整列装置の操作方法の説明図である。 図8は図1に示した部品整列装置の操作方法の説明図である。 図9は図1に示した部品整列装置の操作方法の説明図である。 図10は図3(B)に示した角度θと整列率との関係を示す実験データである。
《部品整列装置の構成》
まず、図1および図2を用いて、図1に例示した部品整列装置(符号省略)の構成を説明する。この部品整列装置は、部品整列ユニット10と、当該部品整列ユニット10に振動を付加可能な振動付加ユニット20とを備えている。
部品整列ユニット10は、部品トレイ11と、部品保持プレート12と、部品整列プレート13と、押付プレート14とを備えている。なお、図1および図2には、便宜上、部品整列プレート13が有する部品整列孔H(図3(B)~図3(D)を参照)の図示を省略している。
部品トレイ11は上面視矩形状の外形を有しており、底面が平坦で部品トレイ11の上面視外形よりも小さな上面視矩形状の凹部11aを有している。
部品保持プレート12は部品トレイ11の凹部11aの上面視外形よりも僅かに小さな上面視矩形状の外形を有しており、凹部11aの底面に着脱可能であり、かつ、取り付け状態でその上面は部品トレイ11の部品載置面(符号省略)となる。すなわち、部品トレイ11の部品載置面は、部品トレイ11に取り付けられた部品保持プレート12の上面によって構成されている。
部品保持プレート12について補足すると、当該部品保持プレート12は、好ましくは自らの表面摩擦抵抗によって部品P(図3(A)を参照)を保持可能なプレートであり、より好ましくは合成樹脂シートの上面にセラミックスや金属等から成る硬質微細粒子を含む合成樹脂接着剤を塗工して硬化させたプレートである。このようなプレートを部品保持プレート12として用いれば、表面摩擦抵抗によって整列後の部品Pの位置ずれを防止することができ、かつ、部品Pの取り出しも支障なく行うことができる。
なお、部品保持プレート12には、軟質層や粘着層を表層として有するプレートの使用も可能ではあるが、部品Pに対する密着力が高すぎると、整列後の部品Pが張り付いて取り出しにくくなったり、部品Pを取り出すときに部品保持プレート12が浮き上がったりする等の支障を生じる懸念があるため、密着力については部品Pのサイズおよび質量を考慮のうえで調整することが望ましい。
部品整列プレート13は部品保持プレート12の上面視外形と略同じ上面視矩形状の外形を有しており、部品保持プレート12の上面(部品載置面)に着脱可能であり、かつ、取り付けた状態で部品整列プレート13の上面に置かれた部品Pを落とし込んで部品保持プレート12の上面(部品載置面)に載置可能な部品整列孔H(部品保持プレート12を貫通した孔、図3(B)~図3(D)を参照)を多数有している。この部品整列プレート13および部品整列孔H等については後に詳述する。
押付プレート14は部品トレイ11の上面視外形と略同じ上面視矩形状の外形を有しており、部品整列プレート13の上面視外形よりも小さな上面視矩形状の孔14aを有している他、部品トレイ11の凹部11aの上面視外形よりも僅かに小さな下面視矩形枠状の押付部14bを有している(孔14aは押付プレート14の上面から押付部14bの下端に及んでいる)。無論、押付プレート14の上面視外形は、部品トレイ11の上面視外形よりも大きくても小さくてもよい。
押付部14bの下方突出寸法(Z方向寸法)は、部品トレイ11の凹部11aの深さ(Z方向寸法)から部品保持プレート12の厚さ(Z方向寸法)と部品整列プレート13の厚さ(Z方向寸法)とを減じた値よりも僅かに大きい。すなわち、押付プレート14は部品トレイ11に着脱可能であり、かつ、取り付け状態で部品整列プレート13を部品保持プレート12の上面(部品載置面)に押し付け可能である。
ちなみに、部品整列プレート13の外周部分は押付プレート14の押付部14bが押し付けられる領域となるため、部品整列プレート13における部品整列孔Hの形成エリア13aは、好ましくは図2(D)に示したように押付プレート14の孔14aの上面視外形よりも小さな上面視矩形状となる。
なお、使用可能な部品整列孔Hの数を極力多くする場合、形成エリア13aの上面視外形を押付プレート14の孔14aの上面視外形と略同じにしてもよいし、部品整列プレート13に可能な限りの部品整列孔Hを形成しておいて押付プレート14の押付部14bが接する部品整列孔Hを除くものを使用可能な部品整列孔Hとしてもよい。
振動付加ユニット20は、直方体状のベース21と、ベース21内に設けられた振動源22と、振動源22からの振動を付加可能な振動プレート23とを備えている。
振動プレート23は、部品トレイ11の上面視外形よりも大きな上面視矩形状の外形を有しており、底面が平坦で部品トレイ11の下面視外形よりも僅かに大きな上面視矩形状の凹部から成るトレイ支持部23aを有しており、トレイ支持部23aの深さ(Z方向寸法)は部品トレイ11の高さ(Z方向寸法)よりも小さい。すなわち、部品トレイ11は振動プレート23のトレイ支持部23aに着脱可能であり、かつ、取り付け状態で振動源22からの振動を付加可能である。
振動源22について補足すると、当該振動源22から振動プレート23に付加可能な振動は、部品整列ユニット10の部品整列プレート13の上面に設定された仮想XY面VXYP(図3(B)を参照)におけるX方向振動とY方向振動である。振動源22の機構に特段の制限はないが、好ましくは圧電素子を使用した振動機構、または、電動モータおよびカム機構を使用した振動機構を使用できる。
《部品整列プレートの構成》
次に、図3を用いて、前述の部品整列プレート13の構成を、
・整列対象となる部品Pが基準長さLp>基準幅Wp=基準厚さTpで規定される直方体
状を成す電子部品(図3(A)を参照)
である場合を例として説明する。
図3(B)に示したように、部品整列孔Hは、部品整列プレート13の上面に設定された仮想XY平面VXYPに、X方向に対して角度θ傾いた仮想傾斜横直線(符号省略、図3(B)中の斜め横向きの4本の線を参照)とY方向に対して同角度θ傾いた仮想傾斜縦直線(符号省略、図3(B)中の斜め縦向きの4本の線を参照)とを有する仮想傾斜格子線VIGLを設定した仮想状態において、当該仮想傾斜格子線VIGLにおける奇数番目の仮想傾斜横直線の奇数番目の交点に部品整列孔Hの中心Hcが位置し、かつ、偶数番目の仮想傾斜横直線の偶数番目の交点に部品配列孔Hの中心Hcが位置するように配列されている。
また、部品整列孔Hが上面視矩形状であるため、各部品整列孔Hの対向する2辺(符号省略、図3(B)中の上下の2辺を参照)はX方向と平行であり、かつ、対向する他の2辺(符号省略、図3(B)中の左右の2辺を参照)はY方向と平行である。すなわち、図3(D)に示したように、部品整列プレート13が有する部品整列孔Hは、部品整列プレート13上をX方向に移動する部品Pが必ず部品整列孔H上を通過し、Y方向に移動する部品Pも必ず部品整列孔H上を通過するような配列態様となっている。
さらに、各部品整列孔Hの前記対向する2辺の寸法Dhx(図3(B)を参照)は部品Pの基準長さLpよりも僅かに大きく、かつ、前記対向する他の2辺の寸法Dhy(図3(B)を参照)は部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpよりも僅かに大きい。実際の部品Pには基準長さLp、基準幅Wpおよび基準厚さTpのそれぞれに公差があるため、プラス側の公差を考慮して、好ましくは前記寸法Dhxを基準長さLpの1.1倍~1.3倍、より好ましくは1.2倍とするとよく、前記寸法Dhyを部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1.1倍~1.3倍、より好ましくは1.2倍とするとよい。
前記寸法Dhxと前記寸法Dhxについて補足すると、前記寸法Dhxを部品Pの基準長さLpの1.1倍未満とし、前記寸法Dhyを部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1.1倍未満とすると、部品整列孔Hへの部品Pの正常姿勢での落とし込みが難しくなる懸念がある。また、前記寸法Dhxを部品Pの基準長さLp両者を1.3倍超過とし、前記寸法Dhyを部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1.3倍超過とすると、部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれた部品Pの付加振動による揺れ動きが大きくなって当該揺れ動きを原因として整列孔Hから出てしまう懸念がある。
さらに、各部品整列孔Hの深さDhz(図3(C)を参照、部品整列プレート13の厚さT13に相当)は、部品Pの基準長さLpの1/2未満で、かつ、部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1/2超過とすることが好ましく、{(基準長さLpの1/2+基準幅Wpおよび基準厚さTpの1/2)÷2}とすることがより好ましい。
前記深さDhzについて補足すると、前記深さDhzを部品Pの基準長さLpの1/2以上とすると、部品整列孔Hに縦向き姿勢(異常姿勢)で落とし込まれた部品Pが振動を付加しても当該部品整列孔Hから出ずに止まる懸念がある。また、前記深さDhzを部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1/2以下とすると、部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれた部品Pが付加振動によって当該部品整列孔Hから出てしまう懸念がある。
さらに、各部品整列孔HのX方向で隣接する2個の部品整列孔Hの最短間隔IN1(図3(B)を参照)と、Y方向で隣接する2個の部品整列孔Hの最短間隔N2(図3(B)を参照)は、部品Pの基準長さLp以上とすることが好ましい。
前記最短間隔IN1およびIN2について補足すると、前記最短間隔IN1およびIN2は部品整列プレート13に振動(X方向振動およびY方向振動)を付加したときの部品Pの通り道となるものであり、部品Pを上から見たときの向きに拘わらず当該部品Pが通過できた方が部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれる確率(整列率)が高くなるため、前記最短間隔IN1およびIN2の好ましい最小値は部品Pの基準長さLpとなる。一方、前記最短間隔IN1およびIN2の最大値には特段の制限はないが、当該最短間隔IN1およびIN2を大きくするとその分だけ単位面積当たりの部品整列孔Hの総数が減少してしまうため、この点を考慮のうえで最短間隔IN1およびIN2を調整することが望ましい。
ここで、部品整列孔Hの寸法Dhx、寸法Dhyおよび深さDhzについて、部品Pが電子部品(例えばコンデンサ素子、バリスタ素子、インダクタ素子、アレイ素子、複合素子等)である場合の主たる市販品(サイズが0402、0603、1005、1608、2012、3216、3225)を例に挙げて具体的に説明する。
寸法Dhxが基準長さLpの1.2倍で寸法Dhyが基準幅Wpおよび基準厚さTpの1.2倍のとき、0402サイズの場合の寸法Dhxは0.48mmで寸法Dhyは0.24mmとなり、0603サイズの場合の寸法Dhxは0.72mmで寸法Dhyは0.36mmとなり、1005サイズの場合の寸法Dhxは1.2mmで寸法Dhyは0.6mm、1608サイズの場合の寸法Dhxは1.92mmで寸法Dhyは0.96mmとなり、2012サイズの場合の寸法Dhxは2.4mmで寸法Dhyは1.5mm、3216サイズの場合の寸法Dhxは3.84mmで寸法Dhyは1.92mm、3225サイズの場合の寸法Dhxは3.84mmで寸法Dhyは3mmとなる。
また、部品整列孔Hの深さDhzが{(基準長さLpの1/2+基準幅Wpおよび基準厚さTpの1/2)÷2}のとき、0402サイズの場合の深さDhzは0.15mmとなり、0603サイズの場合の深さDhzは0.225mmとなり、1005サイズの場合の深さDhzは0.375mmとなり、1608サイズの場合の深さDhzは0.6mmとなり、2012サイズの場合の深さDhzは0.813mmとなり、3216サイズの場合の深さDhzは1.2mmとなり、3225サイズの場合のの深さDhzは1.425mmとなる。
《部品整列プレートの製造方法》
次に、図4を用いて、前述の部品整列プレート13(図3(B)~図3(D)を参照)の好ましい製造方法を、
・整列対象となる部品Pが基準長さLp>基準幅Wp=基準厚さTpで規定される直方体
状を成す電子部品
・部品整列孔Hの前記寸法Dhxが部品Pの基準長さLpの1.2倍で、前記寸法Dhy
が部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1.2倍
・部品整列孔Hの前記寸法Dhzが{(基準長さLpの1/2+基準幅Wpおよび基準厚
さTpの1/2)÷2}
である場合を例として説明する。なお、以下の製造方法における部品整列孔Hの形成ステップを除くステップは、コンピュータを使用しディスプレイ上で行うことができる。
部品整列プレート13となる上面視矩形状の外形を有する元プレート13’を用意して、その上面に仮想XY平面VXYPを設定する(図4(A)を参照)。元プレート13’が上面視矩形状の外形を有する場合、上下で対向する2辺をX方向と平行にし、左右で対向する他の2辺をY方向と平行にすれば、元プレート13’の上面そのものが仮想XY平面VXYPとなる。
続いて、仮想XY平面VXYPに、X方向と平行な仮想横直線(符号省略、図4(A)中の横向きの4本の線を参照)とY方向と平行な仮想縦直線(符号省略、図4(A)中の縦向きの4本の線を参照)とを有する仮想格子線VGLを描く。
続いて、仮想格子線VGLにおける奇数番目の仮想横直線の奇数番目の交点に仮想の部品整列孔Hの中心Hcが位置し、かつ、偶数番目の仮想横直線の偶数番目の交点に仮想の部品整列孔Hの中心Hcが位置するように、加えて、各仮想の部品整列孔Hの上下で対向する2辺の向きがX方向と平行になるように、かつ、左右で対向する他の2辺の向きをY方向と平行となるように、仮想の部品整列孔Hを描く(図4(Aを参照)。
ちなみに、図4(A)に示したX方向で隣接する2個の仮想の部品整列孔Hの最短間隔INxは部品Pの基準長さLpと同じであり、Y方向で隣接する2個の仮想の部品整列孔Hの最短間隔INyも部品Pの基準長さLpと同じである。換言すれば、先に述べた仮想格子線VGLを描くするステップは、この最短間隔INxおよびINyが得られるようにX方向と平行な仮想横直線とY方向と平行な仮想縦直線とを描くステップである。
続いて、仮想XY平面VXYPにおいて仮想格子線VGLと仮想の部品整列孔Hの全てを角度θ傾ける(図4(B)を参照)。これにより、X方向に対して角度θ傾いた仮想傾斜横直線(符号省略、図4(B)中の斜め横向きの4本の線を参照)とY方向に対して同角度θ傾いた仮想傾斜縦直線(符号省略、図4(B)中の斜め縦向きの4本の線を参照)とを有する仮想傾斜格子線VIGLが得られる。なお、図4(B)には傾き方向を反時計回り方向としたものを示しているが、当該傾き方向は時計回り方向であってもよい。
続いて、各仮想の部品整列孔Hをその中心Hcを支点として前記とは逆方向に角度θ傾けて、各仮想の部品整列孔Hの上下で対向する2辺の向きがX方向と平行になるように、かつ、左右で対向する他の2辺の向きをY方向と平行となるように戻す(図4(C)を参照)。
続いて、図4(C)における各仮想の部品整列孔Hの配列および向きに準じて、実際の元プレート13’に部品整列孔Hを形成する。部品整列孔Hの形成手法に特段の制限はないが、精度面を考慮すると、元プレート13’がステンレス等の金属からなるときには部品整列孔Hのサイズに拘わらずフォトエッチング加工を用いることが好ましい。
なお、図4(A)を用いて説明した仮想格子線VGLを描くステップと、図4(B)を用いて説明した仮想格子線VGLを角度θ傾けるステップは、仮想XY平面VXYPに、直接、図4(B)に示した仮想格子線VIGLを描くことによって省略してもよく、このようにしても実際の元プレート13’に同様の配列および向きで部品整列孔Hを形成することができる。
また、図4(A)を用いて説明した仮想の部品整列孔Hを描くステップは、仮想格子線VGLを描いてこれを角度θ傾けた後、または、前掲のように仮想格子線VIGLを直接描いた後に行うようにしてもよく、このようにしても実際の元プレート13’に同様の配列および向きで部品整列孔Hを形成することができる。
《部品整列装置の操作方法》
次に、図5~図9を用いて、前述の部品整列プレート13(図3(B)~図3(D)を参照)を用いた前述の部品整列装置の操作方法を、
・整列対象となる部品Pが基準長さLp>基準幅Wp=基準厚さTpで規定される直方体
状を成す電子部品
・部品整列孔Hの前記寸法Dhxが部品Pの基準長さLpの1.2倍で、前記寸法Dhy
が部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1.2倍
・部品整列孔Hの前記寸法Dhzが{(基準長さLpの1/2+基準幅Wpおよび基準厚
さTpの1/2)÷2}
・各部品整列孔Hの前記最短間隔IN1およびIN2が部品Pの基準長さLp以上
である場合を例として説明する。
図5に示した部品整列装置の部品整列ユニット10は、図2(B)に示したように部品トレイ11の凹部11aの底面に部品保持プレート12が取り付けられ、当該部品保持プレート12の上面(部品載置面)に部品整列プレート13が取り付けられ、当該部品整列プレート13は部品トレイ11の凹部11aに取り付けられた押付プレート14の押付部14aによって部品保持プレート12に押し付けられて略面接触している。
部品トレイ11の凹部11aに対する押付プレート14の嵌め合わせに振動に耐え得る充分な結合力が得られる場合には、押付プレート14を部品トレイ11に固定する手段は必要ないが、結合力が弱い場合には、部品トレイ11に対して押付プレート14を固定する手段、例えばボルトとネジ穴との組み合わせや、ネジ使用のクランプや、エア吸引孔等を用いてもよい。
また、図5に示した部品整列装置の振動付加ユニット20の振動プレート23のトレイ支持部23aには、部品整列ユニット10の部品トレイ11の下部が取り付けられている。振動プレート23のトレイ支持部23aに対する部品トレイ11の嵌め合わせに振動に耐え得る充分な結合力が得られる場合には、部品トレイ11を振動プレート23に固定する手段は必要ないが、部品トレイ11を振動プレート23に固定する手段として前記同様の手段を用いてもよい。
バルク状(ばらばらの状態)の部品Pに対して所期の整列を行うときには、図5に示した部品整列装置の部品整列ユニット10の部品整列プレート13の上面の好ましくは中央に、部品整列孔Hのサイズに対応した部品Pを適当数置く。
適当数について補足すると、部品整列プレート13の使用可能な部品整列孔Hの数が例えば1000個の場合は、部品整列プレート13の上面に置かれる部品Pの数は好ましくは1000個前後(例えば800個~1200個)である。部品整列プレート13の上面に置かれる部品Pの数が使用可能な部品整列孔Hの数以下のときは整列率(部品Pが正常姿勢で部品整列孔Hに落とし込まれる確率)に悪影響を生じることはないが、当該部品Pの数を使用可能な部品整列孔Hの数よりも余り多くすると、後述の付加振動による部品Pの動きが悪化するために整列率に悪影響を生じる懸念がある。
そして、振動付加ユニット20の振動源22を駆動して、部品整列ユニット10、すなわち、部品整列プレート13にX方向振動とY方向振動を付加する。ちなみに、振動を付加する時間(整列時間)は、使用可能な部品整列孔Hの数が例えば1000個の場合は概ね30秒~60秒の範囲内である。
各振動について補足すると、X方向振動の振幅とY方向振動の振幅は、部品Pの基準長さLp(図3(A)を参照)以下であることが好ましい。各振動の振幅は部品整列プレート13の上面における部品PのX方向とY方向の動きに反映されるため、当該振幅が部品Pの基準長さLp以下であるときには整列率に悪影響を生じることはないが(但し、振幅が余り小さいと整列時間が長くなる)、当該振幅を部品Pの基準長さLp超過とすると、後述の付加振動による部品Pの動きが大きくなって整列率に悪影響を生じる懸念がある。
部品整列プレート13にX方向振動とY方向振動を付加すると、部品整列プレート13の上面に置かれた部品Pが拡散し、図6に示したように、部品Pは部品整列プレート13の上面において主としてX方向とY方向に移動する。例えば部品整列プレート13の上面における部品Pに4種類の向き(Pa~Pd)があるとすると、第1向きの部品PaはX方向に移動する過程、または、Y方向に移動する過程で部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれる。また、第2~第4の向きの部品Pb~PdはX方向に移動する過程、または、Y方向に移動する過程で部品整列孔Hによってその向きを矯正され、第1向きの部品Paと同様に部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれる(図7を参照)。
整列挙動について補足すると、部品整列孔Hの寸法Dhxが部品Pの基準長さLpの1.2倍で、寸法Dhyが部品Pの基準幅Wpおよび基準厚さTpの1.2倍で、寸法Dhzが{(基準長さLpの1/2+基準幅Wpおよび基準厚さTpの1/2)÷2}であるため、部品整列孔Hに部品Pを正常姿勢で落とし込みやすく、かつ、部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれた部品Pが付加振動によって部品整列孔Hから出ることはないし、部品整列孔Hに部品Pが縦向き姿勢(異常姿勢)で落とし込まれても、当該部品Pは不安定であるが故に付加振動によって部品整列孔Hから出て再整列されることなる。
また、各部品整列孔Hの最短間隔IN1およびIN2が部品Pの基準長さLp以上であるため、隣接する2個の部品整列孔Hに既に部品Pが正常姿勢で落とし込まれていても、当該部品Pの部品整列孔Hから上方に露出する部分(図7を参照)によって、未整列の部品PのX方向移動とY方向移動が阻害されることはない。すなわち、未整列の部品Pは最短間隔IN1およびIN2を通じてX方向に移動する過程、または、Y方向に移動する過程で部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれることになる。
整列完了後は、部品整列装置の振動付加ユニット20の振動プレート23のトレイ支持部23aから部品整列ユニット10を取り外し、さらに、部品整列ユニット10の部品トレイ11から押付プレート14を取り外した後に部品整列プレート13を取り外す(図8を参照)。
部品整列プレート13の各部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれた部品Pはその下の部品保持プレート12の上面(部品載置面)に載置される構造にあるため(図7を参照)、部品整列プレート13の上面に未整列の部品Pが残存する場合でも、当該未整列の部品Pは、部品整列プレート13を取り外すときに当該部品配列プレート13と一緒に取り除かれることになる。また、部品トレイ11から部品整列プレート13を取り外すと、各部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれた部品Pが同一の配列および向きで部品保持プレート12の上面(部品載置面)に載置された状態となる(図9を参照)。
すなわち、部品保持プレート12の上面(部品載置面)に所期の配列および向きで部品Pが載置された部品トレイ11を得ることができる。この部品トレイ11は保管場所等に移送されることなるが、部品保持プレート12は自らの表面摩擦抵抗によって部品Pを保持するものであるため、移送時に部品Pに位置ずれが生じることを防止することができる。
《所期の配列および向きで部品が載置された部品トレイの利用方法》
次に、所期の配列および向きで部品Pが載置された部品トレイ11の利用方法について、部品Pが電子部品ある場合を例として説明する。
所期の配列および向きで部品Pが載置された部品トレイ11は、テーピング装置(キャリアテープのポケットに部品を収納しカバーテープで閉塞して部品収納テープを作製する装置)やマウンター(回路基板に部品を搭載する装置)等の部品供給源として利用することができる。
例えばテーピング装置では、収納対象となる部品をキャリアテープのポケットに収納するために部品貯蔵部、部品供給部、部品挿入部等を具備した複雑な機構を有するが、前述の部品トレイ11を利用すれば、部品搬送機構(例えば部品を3次元で搬送可能な機構)を用いて、当該部品トレイ11から部品Pを取り出して当該部品Pをキャリアテープのポケットに収納することが可能となる。
また、例えばマウンターでは、一般にテープフィーダー(前記の部品収納テープからカバーテープを剥離して部品を取り出せるようにした装置)が用いれているが、前記の部品トレイ11を利用すれば、マウンターが具備した部品搬送機構(例えば部品を3次元で搬送可能な機構)によって、当該部品トレイ11から部品Pを取り出して当該部品Pを回路基板に搭載することが可能となる。
《部品整列装置と部品整列プレートによって得られる主たる作用効果》
次に、部品整列装置と部品整列プレート13によって得られる主たる作用効果について説明する。
部品整列ユニット10の部品整列プレート13は部品Pを整列した後に部品保持プレート12の上面(部品載置面)から取り外されるものであるため、部品整列プレート13の上面に未整列の部品Pが残存する場合でも当該未整列の部品Pを部品配列プレート13と一緒に取り除くことができる。すなわち、整列後の部品Pは部品保持プレート12の上面(部品載置面)に所期の配列および向きで載置することができるため、整列後の部品Pの取り出しを容易に行うことができる。
また、部品保持プレート12は自らの表面摩擦抵抗によって部品Pを保持するものであるため、所期の配列および向きで部品Pが載置された部品トレイ11を移送しても当該移送時に部品Pに位置ずれが生じることを防止することができ、部品トレイ11からの部品Pの取り出しも支障なく行うことができる。
さらに、部品整列プレート13には独自の配列および向きで部品整列孔Hが設けられているため、当該部品整列プレート13にX方向振動とY方向振動を付加することによって、部品整列プレート13上の部品Pが部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれる確率(整列率)を高めることができる。
さらに、部品整列プレート13を取り外した後において部品保持プレート12の上面(部品載置面)に載置された部品Pの対向する2辺はX方向と平行であり、かつ、対向する他の2辺はY方向と平行であるため、先に述べた部品搬送機構(例えば部品を3次元で搬送可能な機構)で部品Pを取り出すときにその向き(上から見たときの向き)の変化をX方向とY方向を基準として行うことができ、これにより向き変化に係る負担を軽減することができる。
《整列率に係る実験データ》
次に、図10を用いて、前掲の整列率を検証した実験データを説明する。
実験に用いた部品サイズは0402、0603、1005、1608、2012、3216、3225であり、部品種類はコンデンサ素子(積層セラミックコンデンサ)である。なお、図10の角度θは図3(B)に示した角度θを示す。
実験では、各部品サイズ別に、部品サイズに対応した部品整列孔Hを図3(B)に示した配列および向きで1000個有し、かつ、角度θが2°~13°の範囲で1°ずつ異なる12種類の部品整列プレートを用意した。また、先に述べた操作方法に準じ、各部品サイズ別に、12種類の部品整列プレート上にバルク状の部品を900個に置き、X方向振動とY方向振動(各振動の振幅は部品の基準長さと同じ)を60秒付加して、振動付加後の整列率(部品Pが部品整列孔Hに正常姿勢で落とし込まれる確率)を百分率で計測した。
実験によれば、部品サイズに拘わらず、角度θが3°~12°の範囲内にあるときに95%以上の整列率が得られることが確認できた。角度θが2°と13°のときの整列率は95%には達しないもののいずれも90%以上を超えているため、実用上の整列率の良否境界を90%とする場合には問題なく使用できることも確認できた。なお、図10への図示を省略したが、角度θが1°と14°のときの整列率はいずれも80%以下となるため、実用には不向きであることも確認できている。
《変形例》
次に、前述の部品整列装置と部品整列プレート13の変形例を説明する。
(1)図1および図2には部品保持プレート12が部品トレイ11に着脱可能としたものを示したが、必ずしも着脱可能である必要はなく、部品保持プレート12に相当する部品保持層を部品トレイ11の凹部11aの底面に一体に形成してもよい。換言すれば、部品保持プレート12を着脱可能に構成すれば、繰り返しの使用によって部品保持プレート12の上面(部品載置面)に所期の表面摩擦抵抗が得られなくなったときに当該部品保持プレート12のみの交換が可能となる。
(2)図1および図2には部品整列ユニットおよび部品整列プレート13として上面視外形が正方形のものを示したが、使用可能な部品整列孔Hの数を増加するために部品整列ユニットおよび部品整列プレート13の上面視外形をX方向に延びた長方形としてもよい。この場合、押付プレート14による部品整列プレート13の押し付けが不充分となるときには、押付プレート14の孔14aをX方向で分断する仕切り部を設けて、当該仕切り部と押付部14bによって部品整列プレート13の押し付けを行うようにするとよい。
(3)図3(A)に部品Pの一例として基準長さLp>基準幅Wp=基準厚さTpで規定される直方体状を成す電子部品を示したが、同様の寸法関係を有する電子部品以外の部品であっても所期の整列は可能であり、基準幅Wpと基準厚さTpが多少異なっていても所期の整列は可能である。
(4)図3(B)~図3(D)に部品整列孔Hとして上面視矩形状のものを示したが、これに代えて、上面視円状のものや上面視楕円状のものを採用しても、先に述べた作用効果のうちの筆頭の作用効果を得ることができるし、このことは直方体状以外の形状を有する部品を整列対象とする場合でも同様である。
10…部品整列ユニット、11…部品トレイ、12…部品保持プレート、13…部品整列プレート、13’…部品整列プレートの元プレート、14…押付プレート、20…振動付加ユニット、21…ベース、22…振動源、23…振動プレート、23a…トレイ支持部、P…部品、H…部品整列プレートの部品整列孔、Hc…部品整列孔の中心、VXYP…仮想XY平面、VIGL…仮想傾斜格子線、θ…角度、IN1,IN2…最短間隔。

Claims (22)

  1. 部品整列ユニットと、前記部品整列ユニットに振動を付加可能な振動付加ユニットとを備えた部品整列装置であって、
    前記部品整列ユニットは、部品トレイと、前記部品トレイに着脱可能であり、部品載置面を有する部品保持プレートと、前記部品トレイに着脱可能であり、かつ、取り付け状態で整列対象となる部品を落とし込んで前記部品保持プレートの前記部品載置面に載置可能な部品整列孔を有する部品整列プレートとを備え、
    前記部品整列孔は、前記部品整列プレートの上面に設定した仮想XY平面にX方向と角度θ傾いた仮想傾斜横直線とY方向と同角度θ傾いた仮想傾斜縦直線とを有する仮想傾斜格子線を設定した仮想状態において、前記仮想傾斜格子線における奇数番目の仮想傾斜横直線の奇数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置し、かつ、偶数番目の仮想傾斜横直線の偶数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置するように配列されている、
    部品整列装置。
  2. 前記部品整列ユニットは、前記部品トレイに着脱可能であり、かつ、取り付け状態で前記部品整列プレートを前記部品トレイの前記部品載置面に押し付け可能な押付プレートをさらに備える、
    請求項1に記載の部品整列装置。
  3. 前記部品トレイの前記部品載置面は、自らの表面摩擦抵抗によって前記部品を保持可能である、
    請求項1または2に記載の部品整列装置。
  4. 前記振動付加ユニットは、前記部品トレイを着脱可能なトレイ支持部を有する振動プレートと、前記振動プレートに振動を付加可能な振動源とを備える、
    請求項1~3のいずれか1項に部品整列装置。
  5. 前記振動は、前記部品整列プレートの上面に設定された仮想XY平面におけるX方向振動とY方向振動とから成る、
    請求項4に記載の部品整列装置。
  6. 前記部品整列孔が上面視矩形状を成すとき、前記部品整列孔の対向する2辺は前記X方向と平行であり、かつ、対向する他の2辺は前記Y方向と平行である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の部品整列装置
  7. 前記部品が基準長さ>基準幅=基準厚さで規定される直方体状を成すとき、前記部品整列孔の前記対向する2辺の寸法は前記基準長さよりも僅かに大きく、かつ、前記対向する他の2辺の寸法は前記基準幅および前記基準厚さよりも僅かに大きい、
    請求項6に記載の部品整列装置
  8. 前記部品整列孔の深さは、前記基準長さの1/2未満で、かつ、前記基準幅および前記基準厚さの1/2超過である、
    請求項7に記載の記載の部品整列装置
  9. X方向で隣接する2個の前記部品整列孔の最短間隔と、Y方向で隣接する2個の前記部品整列孔の最短間隔は、前記基準長さ以上である、
    請求項7または8に記載の部品整列装置
  10. 前記角度θは、3°~12°の範囲内にある、
    請求項7~9のいずれか1項に記載の部品整列装置。
  11. 部品トレイと、前記部品トレイに着脱可能であり、部品載置面を有する部品保持プレートと、前記部品トレイに着脱可能であり、かつ、取り付け状態で整列対象となる部品を落とし込んで前記部品保持プレートの前記部品載置面に載置可能な部品整列孔を有する部品整列プレートとを備える部品整列ユニットと、前記部品整列ユニットに振動を付加可能な振動付加ユニットと、を備えた部品整列装置における前記部品整列プレートであって、
    前記部品整列孔は、前記部品整列プレートの上面に設定した仮想XY平面にX方向と角度θ傾いた仮想傾斜横直線とY方向と同角度θ傾いた仮想傾斜縦直線とを有する仮想傾斜格子線を設定した仮想状態において、前記仮想傾斜格子線における奇数番目の仮想傾斜横直線の奇数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置し、かつ、偶数番目の仮想傾斜横直線の偶数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置するように配列されている、
    部品整列プレート。
  12. 前記部品整列孔が上面視矩形状を成すとき、前記部品整列孔の対向する2辺は前記X方向と平行であり、かつ、対向する他の2辺は前記Y方向と平行である、
    請求項11に記載の部品整列プレート。
  13. 前記部品が基準長さ>基準幅=基準厚さで規定される直方体状を成すとき、前記部品整列孔の前記対向する2辺の寸法は前記基準長さよりも僅かに大きく、かつ、前記対向する他の2辺の寸法は前記基準幅および前記基準厚さよりも僅かに大きい、
    請求項12に記載の部品整列プレート。
  14. 前記部品整列孔の深さは、前記基準長さの1/2未満で、かつ、前記基準幅および前記基準厚さの1/2超過である、
    請求項13に記載の記載の部品整列プレート。
  15. X方向で隣接する2個の前記部品整列孔の最短間隔と、Y方向で隣接する2個の前記部品整列孔の最短間隔は、前記基準長さ以上である、
    請求項13または14に記載の部品整列プレート。
  16. 前記角度θは、3°~12°の範囲内にある、
    請求項13~15のいずれか1項に記載の部品整列プレート。
  17. 請求項1~10のいずれか1項に記載の部品整列プレートの製造方法であって、
    前記部品整列プレートとなる元プレートの上面に仮想XY平面を設定するステップと、
    前記仮想XY平面にX方向と角度θ傾いた仮想傾斜横直線とY方向と同角度θ傾いた仮想傾斜縦直線とを有する仮想傾斜格子線を設定するステップと、
    前記仮想傾斜格子線における奇数番目の仮想傾斜横直線の奇数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置し、かつ、偶数番目の仮想傾斜横直線の偶数番目の交点に前記部品整列孔の中心が位置するように前記元プレートに前記部品整列孔を形成するステップとを備える、
    部品整列プレートの製造方法。
  18. 前記部品整列孔が上面視矩形状を成すとき、前記部品整列孔を形成するステップでは、
    前記部品整列孔の対向する2辺が前記X方向と平行となり、かつ、対向する他の2辺が前記Y方向と平行となるように前記部品整列孔を形成する、
    請求項17に記載の部品整列プレートの製造方法。
  19. 前記部品が基準長さ>基準幅=基準厚さで規定される直方体状を成すとき、前記部品整列孔の前記対向する2辺の寸法は前記基準長さよりも僅かに大きく、かつ、前記対向する他の2辺の寸法は前記基準幅および前記基準厚さよりも僅かに大きい、
    請求項18に記載の部品整列プレートの製造方法。
  20. 前記部品整列孔の深さは、前記基準長さの1/2未満で、かつ、前記基準幅および前記基準厚さの1/2超過である、
    請求項19に記載の記載の部品整列プレートの製造方法。
  21. 前記X方向で隣接する2個の前記部品整列孔の最短間隔と、前記Y方向で隣接する2個の前記部品整列孔の最短間隔は、前記基準長さ以上である、
    請求項19または20に記載の部品整列プレートの製造方法。
  22. 前記角度θは、3°~12°の範囲内にある、
    請求項19~21のいずれか1項に記載の部品整列プレートの製造方法。
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