JP7385292B2 - 接地器具 - Google Patents

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Description

本開示は、接地ケーブルをレール等の金属部材に固定するための接地器具に関する。
接地ケーブルは、「電車線」や「き線」等のトロリ線(架線ともいう。)とレール等の接地側部材とを電気的に接続するケーブルである。そして、例えば、特許文献1に記載の接地器具は、レールのフランジ部を挟み込むクランプ機能を備えている。
特開2015-40602号公報
特許文献1に記載の接地器具では、レールのフランジ部を挟み込むことにより、接地器具がレールに固定される構造である。本開示は、当該点に鑑み、簡便に接地ケーブルを接地側部材に固定することが可能な接地器具の一例を開示する。
鉄道用のレール(1)に接地ケーブル(80)を固定するための接地器具は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、大きな磁気吸着力を発生させる場合(以下、オン状態という。)と小さな磁気吸着力を発生させる場合(以下、オフ状態という。)とを切り替え可能なマグネットホルダ(110)であって、回転可能な永久磁石(21)、並びに永久磁石(21)を囲むように当該永久磁石(21)を回転可能に支持する鉄系金属製の第1ヨーク(112)及び第2ヨーク(113)を有するマグネットホルダ(110)と、第1ヨーク(112)に設けられ、レール(1)の頭部側面(3)に接触可能な鉄系金属製の第1接地部(116)であって、オン状態時に当該頭部側面(3)に磁気吸着される第1接地部(116)と、第2ヨーク(113)に設けられ、レール(1)の頭頂面(2)に接触可能な鉄系金属製の第2接地部(117)であって、オン状態時に当該頭頂面(2)に磁気吸着される第2接地部(117)とを備え、第1ヨーク(112)と第2ヨーク(113)との間には、電気絶縁材料に構成された磁気遮断部(114、115)が配置され、さらに、第1ヨーク(112)には、接地ケーブル(80)が接続される接続部(150)が設けられていることである。
これにより、仮に、地絡により接地ケーブル(80)に電流が流れた場合であっても、当該電流は、レール(1)の頭部側面(3)から当該レール(1)に流れ込み、レール(1)の頭頂面(2)に流れ込むことはない。
したがって、接地作業を行う者(以下、作業者という。)は、マグネットホルダ(110)を利用して簡便に接地ケーブル(80)をレール(1)に固定することが可能となるとともに、仮に、地絡により接地ケーブル(80)に電流が流れた場合であっても、レール(1)の頭頂面(2)に損傷が発生することが抑制され得る。
また、他の接地器具においては、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、大きな磁気吸着力を発生させる場合と小さな磁気吸着力を発生させる場合とを切り替え可能なマグネットホルダ(110)であって、回転可能な永久磁石(21)及び永久磁石(21)を囲むように当該永久磁石(21)を回転可能に支持する鉄系金属製の2つのヨーク(22、23)を有するマグネットホルダ(110)と、永久磁石(21)を回転させる際に作業員により操作される操作レバー(30)であって、大きな磁気吸着力を発生させるための位置(以下、オン位置という。)と小さな磁気吸着力を発生させるための位置(以下、オフ位置という。)との間で揺動可能な操作レバー(30)と、オフ位置からオン位置に操作レバー(30)が変位することを許容し、かつ、オン位置にある操作レバー(30)がオフ位置に変位することを規制可能なロック機構(40)とを備え、接地ケーブル(80)が2つのヨーク(22、23)のうち少なくとも一方のヨーク(22、23)に電気的に接続され、かつ、当該ヨーク(22、23)のうち当該接地ケーブル(80)と反対側に接地側部材(1)に磁気吸着される接地部(26、27)が設けられていることである。これにより、接地ケーブル(80)を接地側部材(1)に簡便に固定することが可能となる。
操作レバー(30)は、永久磁石(21)の回転中心軸線(Lo)と直交する方向に延びており、ロック機構(40)は、操作レバー(30)の変位を規制するロック位置と当該操作レバー(30)の変位を許容する非ロック位置との間で変位可能な閂材(41)、及び閂材(41)をロック位置に保持する弾性力を発揮するロックバネ(42)を有して構成されていることが望ましい。
閂材(41)は、回転中心軸線(Lo)から離間した位置に配置され、当該回転中心軸線(Lo)と平行な方向に変位可能であり、さらに、操作レバー(30)がオフ位置からオン位置に変位する際に、当該操作レバー(30)と閂材(41)とが接触する部位には、操作レバー(30)の変位方向に対して傾いた傾斜部(43)が設けられていることが望ましい。
接地部(26、27)の接地面(26A、27A)と直交する当て面(51)を有する位置決め部(50)を備え、当て面(51)は、接地側部材(1)のうち接地面が接触する面に対して交差する面に接触可能であることが望ましい。
接地ケーブル(80)に電気的に接続された第2の接地部(90)であって、接地部(26、27)が接地側部材(1)に磁気吸着されたときに当該接地側部材(1)に接触するとともに、変位可能な第2の接地部(90)と、第2の接地部(90)を接地側部材(1)側に押圧する弾性力を発揮する押圧バネ(92)とを備えることが望ましい。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されない。
第1実施形態に係る接地器具を示す図である。 第1実施形態に係る接地器具を示す図である。 第1実施形態に係る接地器具の構造を示す図である。 第1実施形態に係る接地器具の構造を示す図である。 第1実施形態に係る接地器具を示す図である。 Aはオフ状態の説明図である。Bはオン状態の説明図である。 第2実施形態に係る接地器具を示す図である。 第2実施形態に係る接地器具を示す図である。 第2実施形態に係る接地器具の構造を示す図である。 図10A及び図10Bは、マグネットホルダの構造を示す図である。 第2実施形態に係るロック機構を示す図である。 第2実施形態に係るロック機構を示す図である。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されない。
なお、各図に付された方向を示す矢印及び斜線等は、各図相互の関係及び各部材又は部位の形状を理解し易くするために記載されたものである。したがって、本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されない。斜線が付された図は、必ずしも断面図を示すものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示された接地器具は、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素、並びに図示された構造部位を備える。
(第1実施形態)
本実施形態は、電気鉄道のトロリ線を接地する際に用いられる接地器具に本開示に係る接地器具の一例が適用されたものである。なお、本開示に係る接地器具は、特に、レールの頭頂面が路面とほぼ同じ高さとなるようにレールが敷設された軌道(例えば、路面電車用の軌道)に適用して有効である。
<1.接地器具の構成>
本実施形態に係る接地器具100は、図1に示されるように、レール1の頭頂面2に載置された状態で使用される。当該接地器具100は、マグネットホルダ110(図2参照)、操作レバー120、ロック機構130、位置決め部140及び接続部150等を少なくとも備える。
<1.1 マグネットホルダ>
マグネットホルダ110は、大きな磁気吸着力を発生させる場合(オン状態という。)と小さな磁気吸着力を発生させる場合(以下、オフ状態という。)とを切り替え可能な磁石装置である。
具体的には、接地器具100がレール1に載置された状態(図1又は図2参照)で、マグネットホルダ110がオン状態となると、接地器具100は、レール1に吸着固定される。マグネットホルダ110がオフ状態となると、接地器具100は、レール1に対する固定状態が解除され、離間可能な状態となる。
マグネットホルダ110は、図3に示されるように、回転可能なマグネット部111、並びに第1ヨーク112及び第2ヨーク113等を少なくとも有する。マグネット部111は、回転中心軸線Loと直交する方向に磁極部を有する円柱状の永久磁石である。
第1ヨーク112及び第2ヨーク113それぞれは、鉄系金属等の強磁性材料にて構成された部材であって、マグネット部111を囲むように当該マグネット部111を回転可能に支持する。
具体的には、第1ヨーク112及び第2ヨーク113それぞれには、回転中心軸線Loに沿って延びる溝部112A、113Aが設けられている。溝部112A、113Aそれぞれは、溝の断面形状が略半円状に構成されている。
そして、マグネット部111が溝部112Aと溝部113Aとにより挟み込まれた状態となることにより、マグネット部111が第1ヨーク112及び第2ヨーク113により回転可能に支持される。
第1ヨーク112と第2ヨーク113との間には、磁気遮断部114、115が設けられている。磁気遮断部114、11は、非磁性、かつ、電気絶縁性の材質にて構成されている。なお、非磁性とは、第1ヨーク112から第2ヨーク113に至る磁束を実質的に遮断可能であれば十分である。
本実施形態に係る磁気遮断部114、115は、樹脂製である。そして、インサート成形法により、磁気遮断部114、115が形成されると同時に、磁気遮断部114、115と第1ヨーク112及び第2ヨーク113とが一体化される。
第1ヨーク112には、第1接地部116が設けられている。第1接地部116は、レール1の頭部側面3に接触可能な鉄系金属製の部位である。そして、マグネットホルダ110がオン状態になると、第1接地部116は、レール1の頭部側面3に磁気吸着される。
このため、第1接地部116がレール1の頭部側面3に接触した状態では、図1に示されるように、レール1に対する接地器具100の幅方向位置が決められる。つまり、本実施形態に係る第1接地部116は、位置決め部140として機能する。なお、幅方向とは、レール1の長手方向及び上下方向と直交する方向である。
本実施形態では、第1接地部116は、回転中心軸線Loと平行な方向、つまりレール1の長手方向に沿って複数設けられているとともに、隣り合う第1接地部116間には、空隙部116Aが設けられている。
図3に示されるように、第2ヨーク113には、第2接地部117が設けられている。第2接地部117は、レール1の頭頂面2に接触可能な鉄系金属製の部位である。そして、マグネットホルダ110がオン状態になると、第2接地部117はレール1の頭頂面2に磁気吸着される。
なお、本実施形態では、第1接地部116は第1ヨーク112との一体部品として構成され、第2接地部117は、第2ヨーク113との一体部品として構成されている。そして、第1接地部116から第2接地部117に至る範囲には、磁気遮断部118が設けられている。
磁気遮断部118は、第1接地部116から第2接地部117に至る磁束を遮断するとともに、第1接地部116を経由することなく、第1ヨーク112から直接的に磁束が頭部側面3に至ることを抑制する。
そして、磁気遮断部118は、弾性変形可能であって、非磁性、かつ、電気絶縁性の材質(本実施形態では、ゴム)にて構成されている。なお、磁気遮断部118にゴムを用いた理由は、レール1の摩耗が進行すると、頭頂面2と頭部側面3とを繋ぐ面が変形するからである。
なお、本実施形態では、第1ヨーク112の外周面及び第2ヨーク113の外周面も樹脂にて覆われている。つまり、マグネットホルダ110のうち第1接地部116及び第2接地部117は、金属面が露出し、その他の部位の多くは樹脂にて覆われている。
<1.2 操作レバー>
操作レバー120は、マグネット部111を回転させる際に作業員により操作される操作部である。具体的には、当該操作レバー120は、マグネットホルダ110をオン状態とするための位置(以下、オン位置という。)とマグネットホルダ110をオフ状態とするための位置(以下、オフ位置という。)との間で揺動可能である。
すなわち、操作レバー120は、図2に示されるように、マグネット部111の回転中心軸線Loと直交する方向に延びているとともに、当該回転中心軸線Loを中心として揺動変位可能である。
なお、図2の実線で示される位置がオフ位置である。図2の二点鎖線で示される位置がオン位置である。以下、オフ位置とオン位置との間で操作レバー120が揺動することを「操作レバー120が幅方向に揺動する」という。
<1.3 ロック機構>
ロック機構130は、オン位置にある操作レバー120がオフ位置に回転変位することを少なくとも規制する。すなわち、ロック機構130は、図1に示されるように、凸部131、バネ132及びヒンジ部133等を有して構成されている。
凸部131は、マグネットホルダ110から操作レバー120側に突出した「ひさし状」の部位である。そして、凸部131を挟んで幅方向一方側が操作レバー120のオフ位置であり、凸部131を挟んで幅方向他方が操作レバー120のオン位置である(図2参照)。
ヒンジ部133は、操作レバー120と揺動可能に連結され、かつ、以下の2つの機能を発揮する。第1の機能は、操作レバー120の幅方向の揺動をマグネット部111に伝達してマグネット部111を回転させる機能である。
第2の機能は、図5に示されるように、幅方向と直交する方向に操作レバー120を揺動可能とする機能である。このため、操作レバー120は、実線に示される位置(以下、ロック位置という。)と二点鎖線で示される位置(以下、非ロック位置という。)との間で揺動可能である。
そして、作業者は、オフ位置とオン位置との間で操作レバー120を揺動させるときには、ロック位置にある操作レバー120を非ロック位置に変位させた状態で当該操作レバー120を幅方向に揺動させる必要がある。
このとき、バネ132は、操作レバー120をロック位置に保持するための弾性力を操作レバー120に作用させるので、作業者が操作レバー120を非ロック位置に変位させない限り、操作レバー120はロック位置に保持される。
ロック位置にある操作レバー120は、凸部131に係止された状態となるので(図5参照)、操作レバー120がオン位置からオフ位置に揺動してしまうこと、又は操作レバー120がオフ位置からオン位置に揺動してしまうことが規制される。
<1.4 接続部>
接続部150は、図1に示されるように、接地ケーブル80を第1ヨーク112に固定するとともに、接地ケーブル80と第1ヨーク112とを電気的に接続する。本実施形態に係る接続部150は、端子部81を第1ヨーク112に固定するためのねじ穴で構成されている。
すなわち、端子部81は、接地ケーブル80の端部に接続された金具である。当該端子部81は、ボルト等の金属製の締結具83により第1ヨーク112に固定される。なお、本実施形態では、端子部81は、ケーブル保持部82と共に第1ヨーク112に固定される。
<2.マグネットホルダの作動>
マグネット部111の2つの磁極(N極及びS極)が磁気遮断部114、115に一致した状態(図4参照)では、マグネットホルダ110はオフ状態となる。2つの磁極がオフ状態から回転して、各磁極が第1ヨーク112及び第2ヨーク113に一致した状態(図3参照)では、マグネットホルダ110はオン状態となる。
つまり、オフ状態では、N極から発生した磁力線の殆ど全ては、磁気遮断部114、115により2つのヨーク112、113側に導かれるため、外部を通ることなく、2つのヨーク112、113内を通り、S極に戻る(図6A参照)。
オン状態では、N極から発生した磁力線の多くは、第1ヨーク112を経由して第1接地部116に至り、第1接地部116からレール1の頭部側面3に導かれる。頭部側面3からレール1内に導かれた磁束線は、第2接地部117に導かれるように頭頂面2に至り、第2接地部117から第2ヨーク113を経由してS極に戻る(図6B参照)。
このため、第1接地部116とレール1の頭部側面3との接触部、及び頭頂面2と第2接地部117との接触部に大きな磁気吸引力が発生するため、接地器具100がレール1に固定される。
<3.本実施形態に係る接地器具の使用方法及び特徴>
本実施形態に係る接地器具100では、第1ヨーク112と第2ヨーク113との間には、電気絶縁材料に構成された磁気遮断部114、115が配置され、さらに、接地ケーブル80は、第1ヨーク112に接続される。
これにより、仮に、地絡により接地ケーブル80に電流が流れた場合であっても、当該電流は、レール1の頭部側面3から当該レール1に流れ込み、レール1の頭頂面2に流れ込むことはない。
したがって、作業者は、マグネットホルダ110を利用して簡便に接地ケーブル80をレール1に固定することができるとともに、仮に、地絡により接地ケーブル80に電流が流れた場合であっても、レール1の頭頂面2に損傷が発生することが抑制され得る。
(第2実施形態)
<1.接地器具の構成>
本実施形態に係る接地器具10は、図7に示されるように、レール1の頭頂面2に載置された状態で使用される。当該接地器具10は、図8に示されるように、マグネットホルダ20、操作レバー30、ロック機構40、位置決め部50及びケーブル取付部60等を少なくとも備える。
マグネットホルダ20、操作レバー30の一部、ロック機構40及びケーブル取付部60は、ハウジング70内に収納されている。なお、本実施形態に係るハウジング70は、樹脂製である(図9参照)。
<1.1 マグネットホルダ>
マグネットホルダ20は、大きな磁気吸着力を発生させる場合(オン状態という。)と小さな磁気吸着力を発生させる場合(以下、オフ状態という。)とを切り替え可能な磁石装置である。
つまり、オン状態では、接地器具10は、レール1等の鉄系金属部材に吸着固定された状態となる(図7参照)。オフ状態では、接地器具10は、レール1等の鉄系金属部材に対する固定状態が解除され、離間可能な状態となる。
マグネットホルダ20は、図10Aに示されるように、回転可能なマグネット部21、及び2つのヨーク22、23等を少なくとも有する。マグネット部21は、回転中心軸線Lo(図9参照)と直交する方向に磁極部を有する円柱状の永久磁石である。
2つのヨーク22、23は、鉄系金属等の強磁性材料にて構成された部材であって、マグネット部21を囲むように当該マグネット部21を回転可能に支持する。当該2つのヨーク22、23の間には、非磁性材料製の磁気遮断部24、25が設けられている。
そして、2つの磁極(N極及びS極)が磁気遮断部24、25に一致した状態(図10B参照)では、マグネットホルダ20はオフ状態となる。2つの磁極がオフ状態から90度回転した状態(図10A参照)では、マグネットホルダ20はオン状態となる。
つまり、オフ状態では、N極から発生した磁力線の殆ど全ては、磁気遮断部24、25により2つのヨーク22、23側に導かれるため、外部を通ることなく、2つのヨーク22、23内を通り、S極に戻る(図10B参照)。
オン状態では、頭頂面2とヨーク22、23との空隙は、磁気遮断部25と協働として磁気遮断機能を発揮するので、N極から発生した磁力線の多くは、ヨーク22、23に接触している他の強磁性体(この場合は、レール1の頭頂面2)を経由してS極に戻る。
なお、磁気遮断部24側には、他の強磁性体が存在しないので、N極から発生した磁力線の多くは、強磁性体である頭頂面2側に発生し、磁気遮断部24側に発生しない。以下、ヨーク22、23のうち頭頂面2等の接地側部材に磁気吸着される部位を第1接地部26、27という。
ヨーク22、23のうち第1接地部26、27と反対側には、図9に示されるように、接地ケーブル80が電気的に接続されている。換言すれば、ヨーク22、23のうち接地ケーブル80と反対側に第1接地部26、27が設けられている。
<1.2 操作レバー>
操作レバー30は、マグネット部21を回転させる際に作業員により操作される操作部である。具体的には、当該操作レバー30は、マグネットホルダ20をオン状態とするための位置(以下、オン位置という。)とマグネットホルダ20をオフ状態とするための位置(以下、オフ位置という。)との間で揺動可能である。
すなわち、操作レバー30は、図9に示されるように、マグネット部21の回転中心軸線Loと直交する方向に延びているとともに、当該回転中心軸線Loに対して略90度回転変位可能である(図8参照)。
なお、図8の実線で示される位置がオフ位置である。図8の二点鎖線で示される位置がオン位置である。したがって、操作レバー30が倒れた状態では、マグネットホルダ20はオン状態となる。操作レバー30が起立した状態では、マグネットホルダ20はオフ状態となる。
<1.3 ロック機構>
ロック機構40は、オフ位置からオン位置に操作レバー30が回転変位することを許容し、かつ、オン位置にある操作レバー30がオフ位置に回転変位することを規制するための機構である。
すなわち、ロック機構40は、図11に示されるように、閂材41及びロックバネ42等を少なくとも有している。閂材41は、操作レバー30と係合することにより操作レバー30の回転変位を規制する。
すなわち、閂材41は、操作レバー30の変位を規制するロック位置(図12の実線の位置)と当該操作レバー30の変位を許容する非ロック位置(図11の二点鎖線の位置)との間で変位可能である。
具体的には、閂材41は、回転中心軸線Loから離間した位置に配置されているとともに(図8参照)、当該回転中心軸線Loと平行な方向に変位可能である。そして、ロックバネ42は、閂材41をロック位置に保持する弾性力を発揮する(図11参照)。
さらに、操作レバー30がオフ位置からオン位置に変位する際に、当該操作レバー30と閂材41とが接触する部位には、操作レバー30の変位方向(本実施形態では、回転中心軸線Loと平行な方向)に対して傾いた傾斜部43が設けられている。
このため、操作レバー30がオフ位置からオン位置に回転する際に、操作レバー30が傾斜部43に接触すると(図11参照)、当該接触部において、閂材41を非ロック位置に変位させる力が発生する。
そして、操作レバー30が閂材41を越えてオン位置に到達すると、ロックバネ42の弾性力により閂材41がロック位置に復帰する(図12参照)。ロック位置にある閂材41とオン位置にある操作レバー30とが接触する部位には、回転中心軸線Loに対して傾いた傾斜部が設けられていない。
このため、操作レバー30をオン位置からオフ位置に回転させる力が当該操作レバー30に作用しても閂材41を非ロック位置に変位させる力が発生しない。したがって、閂材41がロック位置に保持されるため、操作レバー30がオフ位置に回転変位することが規制される。
なお、操作レバー30をオフ位置に回転変位させる際には、作業者は、操作レバー30(図7参照)を操作して閂材41を非ロック位置に変位させた後、操作レバー30をオフ位置に回転変位させる必要がある。
<1.4 位置決め部>
位置決め部50は、図8に示されるように、第1接地部26、27の接地面26A、27A(図10A参照)と直交する当て面51を有する部位である。そして、当該当て面51は、レール1のうち接地面26A、27Aが接触する面に対して交差する面、つまりレール1の頭部側面に接触可能である。
本実施形態に係る位置決め部50は、図7に示されるように、マグネットホルダ20の幅方向一方側に複数設けられている。つまり、本実施形態では、複数の位置決め部50が同一側からレール1の頭部側面に接触可能である。
なお、本実施形態に係る位置決め部50は、ハウジング70と共に樹脂にて一体成形された一体品である。また、上記閂材41を変位可能に保持する保持部45、46もハウジング70に設けられている。
<1.5 ケーブル取付部>
ケーブル取付部60は、図9に示されるように、接地ケーブル80をハウジング70に固定するとともに、接地ケーブル80とヨーク22、23とを電気的に接続するための中継材を構成する。
すなわち、接地ケーブル80の端子部81は、ケーブル保持部82と共に金属製のケーブル取付部60にボルト83にて固定されている。このため、接地ケーブル80とケーブル取付部60とは、金属製のボルト83を介して電気的に接続される。
ケーブル取付部60は、ハウジング70を貫通してヨーク22、23に到達するボルト84にて当該ヨーク22、23に固定されている。このため、ケーブル取付部60は、金属製のボルト84を介してヨーク22、23と電気的に接続される。
このため、接地ケーブル80と2つのヨーク22、23とが電気的に接続された構成となる。なお、2つのヨーク22、23は、皿ネジ85、86にてハウジング70に固定されている。
<1.6 第2接地部>
本実施形態に係る接地器具10には、第2接地部90が設けられている。当該第2接地部90は、第1接地部26、27を補完する接地部である。換言すれば、第2接地部90は、第1接地部26、27が頭頂面2に磁気吸着されたときに当該頭頂面2に接触する部位である。
すなわち、第2接地部90は、ハウジング70に対して変位可能であって、押圧バネ92により頭頂面2側(図9では、紙面下側)に向けて押圧されている。支持棒91は、第2接地部90をスライド可能に支持する。
つまり、第2接地部90及び支持棒91のうちいずれか一方(図9では、支持棒91)は、他方(図9では、第2接地部90)に設けられた嵌合穴90Aにスライド可能に嵌り込んでいる。このため、第2接地部90は、支持棒91に対して滑り接触しながらスライド変位する。
押圧バネ92は、嵌合穴90A内に配置されて第2接地部90を頭頂面2側に押圧する弾性力を発揮する。支持棒91及び押圧バネ92は金属製であり、かつ、支持棒91はケーブル取付部60に一体化されている。このため、第2接地部90は、接地ケーブル80に電気的に接続された構成となる。
なお、第1接地部26、27の接地面26A、27Aが頭頂面2に磁気吸着される前の状態においては、第2接地部90の接地面90B(頭頂面2と接触する部位)は、接地面26A、27Aより頭頂面2側(図9では、紙面下方側)に位置している。
このため、接地面26A、27Aが頭頂面2に磁気吸着された状態では、押圧バネ92が圧縮変形するため、接地面90Bが頭頂面2に押圧され、接地面90Bが頭頂面2に圧接する。
<2.本実施形態に係る接地器具の使用方法及び特徴>
作業者は、接地面26A、27A、90Bがレール1の頭頂面2に面するように、接地ケーブル80が接続された接地器具10を頭頂面2に載置する(図7参照)。
このとき、作業者は、図8に示されるように、位置決め部50の当て面51がレール1の頭部側面に接触するように接地器具10を載置した後、操作レバー30をオン位置に回転させる。これにより、接地面26A、27Aが頭頂面2に磁気吸着されるとともに、接地面90Bが頭頂面2に圧接する。
また、操作レバー30がオン位置になると、図12に示されるように、閂材41が自動的にロック位置となるので、作業員が誤って操作レバー30に触れても操作レバー30が非ロック位置に回転してしまうことがない。
さらに、位置決め部50の当て面51がレール1の頭部側面に接触するので、接地器具10が頭頂面2に載置されたとき、頭頂面2に対する接地面26A、27Aの位置が設計時に想定した位置となる。したがって、接地ケーブル80が確実にレール1に接地される。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第1ヨーク112、第2ヨーク113及び磁気遮断部114、115はインサート成形法により一体化されていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、ボルト等の機械的締結具により、第1ヨーク112、第2ヨーク113及び磁気遮断部114、115が一体化された構成であってもよい。
なお、インサート成形法により第1ヨーク112、第2ヨーク113及び磁気遮断部114、115を一体化する場合には、第1ヨーク112、第2ヨーク113に凹部や溝を設けることにより、樹脂製の磁気遮断部114、115に第1ヨーク112及び第2ヨーク113に嵌り込むアンカー部を設けてよい。
上述の実施形態では、第1ヨーク112及び第2ヨーク113の外周面を覆う樹脂のカバーをインサート成形時に成形した。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、外周面に加硫接合されたゴム、又は吹き付け塗装された非磁性材料等にて当該カバーが構成されていてもよい。
上述の実施形態では、第1接地部116及び第2接地部117は、平坦な面であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、第1接地部116及び第2接地部117に多数の凹凸が設けられていてもよい。
上述の実施形態では、2つの第1接地部116との間に空隙部116Aが設けられていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、空隙部116Aが廃止された形状であってもよい。
上述の実施形態では、第1接地部116と頭部側面3との対向面積と、第2接地部117と頭頂面2との対向面積が異なっていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、2つの対向面積が同一となるように、第2接地部117に溝部等の空隙部を設けてよい。
上述の実施形態では、ケーブル保持部82を介して端子部81が接続部150に固定されていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、ケーブル保持部82が廃止され、端子部81が第1ヨーク112に直接的に固定された構成であってもよい。
上述のマグネット部111では、N極が第1ヨーク112側に位置し、S極が第2ヨーク113側に位置していた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、S極が第1ヨーク112側に位置し、N極が第2ヨーク113側に位置していてもよい。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された開示の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成であってもよい。
1… レール 2…頭頂面 3… 頭部側面
100… 接地器具 110…マグネットホルダ
111… マグネット部 112…第1ヨーク 112A… 溝部
113… 第2ヨーク 113A…溝部 114… 磁気遮断部
116… 第1接地部 117…第2接地部 118… 磁気遮断部
120… 操作レバー 130…ロック機構 131… 凸部
132… バネ 133…ヒンジ部 140… 位置決め部
150… 接続部

Claims (6)

  1. 鉄道用のレールに接地ケーブルを固定するための接地器具において、
    大きな磁気吸着力を発生させる場合(以下、オン状態という。)と小さな磁気吸着力を発生させる場合(以下、オフ状態という。)とを切り替え可能なマグネットホルダであって、回転可能な永久磁石、並びに前記永久磁石を囲むように当該永久磁石を回転可能に支持する鉄系金属製の第1ヨーク及び第2ヨークを有するマグネットホルダと、
    前記第1ヨークに設けられ、レールの頭部側面に接触可能な鉄系金属製の第1接地部であって、前記オン状態時に当該頭部側面に磁気吸着される第1接地部と、
    前記第2ヨークに設けられ、レールの頭頂面に接触可能な鉄系金属製の第2接地部であって、前記オン状態時に当該頭頂面に磁気吸着される第2接地部とを備え、
    前記第1ヨークと前記第2ヨークとの間には、電気絶縁材料に構成された磁気遮断部が配置され、
    前記永久磁石の2つの磁極が前記磁気遮断部に一致した状態では、前記マグネットホルダはオフ状態となり、当該2つの磁極がオフ状態から回転して、各磁極が前記第1ヨーク及び前記第2ヨークに一致した状態では、当該マグネットホルダはオン状態となり、
    さらに、前記第1ヨークには、前記接地ケーブルが接続される接続部が設けられている接地器具。
  2. 前記第1接地部がレールの頭部側面に接触した状態では、当該第1接地部は、レールに対する幅方向の位置を決める位置決め部として機能する請求項1に記載の接地器具。
  3. 前記第1接地部は、前記永久磁石の回転中心軸線と平行な方向に沿って複数設けられており、
    さらに、隣り合う前記第1接地部間には、空隙部が設けられている請求項1又は2に記載の接地器具。
  4. 前記第1接地部から前記第2接地部に至る範囲に前記磁気遮断部が設けられており、
    前記磁気遮断部は、前記第1接地部から前記第2接地部に至る磁束を遮断するとともに、前記第1接地部を経由することなく、前記第1ヨークから直接的に磁束が前記頭部側面に至ることを抑制する部位である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の接地器具。
  5. 前記磁気遮断部は、弾性変形可能であって、非磁性、かつ、電気絶縁性の材質にて構成されている請求項4に記載の接地器具。
  6. 前記第1接地部及び前記第2接地部は金属面が露出し、前記第1ヨークの外周面及び前記第2ヨークの外周面は樹脂で覆われている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の接地器具。
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