JP7383975B2 - 車両の前部構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、バンパーフェースアッパ(アッパフェイシャ)に加わった衝撃荷重を、前部に対して後部が低剛性な補強部材で吸収する車両の前部構造が開示されている。これにより、特許文献1は、衝突物に作用する衝撃荷重を抑えて、衝突物に与える被害を低減している。
したがって、車両の前部構造は、開口部と略同じ車幅方向の位置に設けた下側取付け部及び上側取付け部によって、開口部を設けたことによる衝撃吸収部材の強度低下を抑えることができる。
さらに、車両の前部構造は、衝撃吸収部材の本体前面部と、バンパーフェースとが近接する場合であっても、センサを配置するためのスペースを、後退面部、及び開口部によって確保することができる。
これにより、車両の前部構造は、補強リブと上側取付け部との協働によって、開口部を設けたことによる衝撃吸収部材の強度低下をより抑えることができる。
これにより、車両の前部構造は、衝撃吸収部材の衝撃吸収性能の低下を抑えて、車両前部の組付け性を向上することができる。
本実施形態の車両は、車両前部において、バンパーフェースの内部に衝撃吸収部材を備えたような車両である。このような車両の前部構造について、図1から図10を用いて詳しく説明する。
加えて、図8は図2中のB-B矢視断面図を示し、図9は図2中のC-C矢視断面図を示し、図10は図1中のD-D矢視断面図を示している。
また、図中において、矢印Fr及び矢印Rrは前後方向を示しており、矢印Frは前方を示し、矢印Rrは後方を示している。さらに、矢印Rh及び矢印Lhは車幅方向を示しており、矢印Rhは右方向を示し、矢印Lhは左方向を示している。
左右の外側支柱部分52bは、図2に示すように、中央支柱部分52aに対して車幅方向外側へそれぞれ所定間隔を隔てた位置で、意匠面部51の上端から車両上方へ向けて延設されている。
梁部分52cは、図2に示すように、中央支柱部分52a、及び左右の外側支柱部分52bの上端を車幅方向に連結している。
一方、インナパネル6bは、図3に示すように、車両前後方向に沿った縦断面において、車両後方へ突出した断面略ハット状に形成されている。
このようなバンパーレインフォースメント6の車両後方には、図3に示すように、ファンシュラウド8に支持されたラジエーター9が配設されている。
下面部163は、図4から図6に示すように、前面部161の下端から車両後方、かつ僅かに車両下方へ向けて延設されている。この下面部163は、上面部162における前後方向の長さよりも長い前後方向の長さで延設されている。
下縁部164は、図5及び図6に示すように、下面部163の下端から車両下方へ向けて延設されている。
上縁部184は、図4から図6に示すように、上面部182の後端から車両上方へ向けて延設されている。
この第1下側取付け部13は、図3に示すように、その下端がロアグリル4に取付けられている。つまり、第1下側取付け部13は、ロアグリル4を介して、バンパーフェース5に取付けられている。
なお、上述した第2上側取付け部14、及び第2下側取付け部15は、後ほど詳しく説明する。
なお、本体後退部17、第2上側取付け部14、及び第2下側取付け部15は、車幅方向略中央をとおる略鉛直な仮想直線を対称軸として、線対称に形成されている。このため、本実施形態では、車両左側の本体後退部17、第2上側取付け部14、及び第2下側取付け部15を図示した図面を用いて説明する。
この本体後退部17は、図4から図6に示すように、本体中央部16と本体端部18との間の部分を、車両後方へ凹設したような形状に形成されている。
さらに、本体後退部17は、図3及び図7に示すように、後退面部171の上端から延設した上面部174と、後退面部171の下端から延設した下面部175とが一体形成されている。
外方壁部173は、図7に示すように、本体端部18における車幅方向内側の縁部と、後退面部171とで囲われた開口を覆うように形成されている。なお、外方壁部173には、後述する開口部Sが開口形成されている。
このような本体後退部17には、図6から図8に示すように、後退面部171と本体端部18の前面部181とに跨って開口部Sが開口形成されている。
加えて、開口部Sは、図5及び図7に示すように、本体端部18の前面部181において、車両上方側の開口縁が、外方壁部173の開口縁よりも車両下方に位置する大きさで、車幅方向内側の端部近傍に形成されている。
さらに、第2上側取付け部14は、上方延設部141の車幅方向内側に略平板状の整流板144が一体形成されている。
この上側シールラバー31は、図9に示すように、第2上側取付け部14とファンシュラウド8との隙間を閉塞する弾性部材であって、アッパグリル3のグリル開口3aを介して流入した空気を車両後方へ案内可能に構成されている。
そして、ファスナ取付け部143は、図2、図9、及び図10に示すように、バンパーフェース5の外側支柱部分52bに対して、点ファスナF2を用いて取付けられている。
なお、下方延設部151は、図5に示すように、後退面部171における車幅方向の長さよりも短い車幅方向の長さで形成されている。
なお、点ファスナF3は、図2及び図3に示すように、上方前面部分151aの後面に対して、下側シールラバー32を固定するためのものである。
下側延設部分151dは、図3及び図10に示すように、上側延設部分151bと略同じ車両前後方向の長さで、突面部分151cの下端から車両後方へ向けて延設されている。
具体的には、補強部154は、本体端部18の前面部181に開口形成された開口部Sの縁端を補強するように、本体端部18における前面部181の下端と、第2下側取付け部15における外方壁部152の前端とを連結する正面視略三角形状に形成されている。
第2衝撃吸収部材10は、バンパーフェース5の上部に設けたアッパグリル3の車両下方を、車幅方向に延びる本体前面部(前面部161、前面部181)を有する部材本体11と、部材本体11に対して車両上方に延設され、バンパーフェース5に取付けられる第2上側取付け部14とを備えている。
そして、部材本体11は、車幅方向の所定位置で、本体前面部(前面部161、前面部181)に開口された開口部Sを備え、第2上側取付け部14、及び第2下側取付け部15は、開口部Sと略同じ車幅方向の位置に形成されている。
この構成によれば、車両の前部構造は、開口部S近傍の剛性を、第2上側取付け部14と第2下側取付け部15との協働によって向上することができる。このため、車両の前部構造は、開口部Sを設けたことによる第2衝撃吸収部材10の強度低下をより抑えることができる。
これにより、車両の前部構造は、補強リブ174cと第2上側取付け部14との協働によって、開口部Sを設けたことによる第2衝撃吸収部材10の強度低下をより抑えることができる。
この構成によれば、車両の前部構造は、第2衝撃吸収部材10の本体前面部(前面部161、前面部181)と、バンパーフェース5とが近接する場合であっても、センサ20を配置するためのスペースを、後退面部171、及び開口部Sによって確保することができる。
これにより、車両の前部構造は、第2衝撃吸収部材10の衝撃吸収性能の低下を抑えて、車両前部1の組付け性を向上することができる。
この構成によれば、車両の前部構造は、前面部181と第2下側取付け部15との連結部分を補強部154によって補強することができる。
この発明の衝撃吸収部材は、実施形態の第2衝撃吸収部材10に対応し、
以下同様に、
本体前面部は、前面部161、及び前面部181に対応し、
取付け部は、第2上側取付け部14、及び第2下側取付け部15に対応し、
下側取付け部は、第2下側取付け部15に対応し、
上側取付け部は、第2上側取付け部14に対応し、
車幅方向の一方は、車幅方向外側に対応し、
取付け部の縁端は、第2下側取付け部15の外方壁部152に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
本体後退部17の上面部174に1つの補強リブ174cを設けたが、これに限定せず、複数の補強リブを設けてもよい。
3…アッパグリル
5…バンパーフェース
10…第2衝撃吸収部材
11…部材本体
14…第2上側取付け部
15…第2下側取付け部
20…センサ
21…コネクタ部
144…整流板
152…外方壁部
154…補強部
161…前面部
171…後退面部
174…上面部
174c…補強リブ
181…前面部
S…開口部
Claims (5)
- 車両前部に配設されたバンパーフェースの車両後方に、車両前方側からの衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部材を備えた車両の前部構造であって、
前記衝撃吸収部材は、
前記バンパーフェースの上部に設けたアッパグリルの車両下方を、車幅方向に延びる本体前面部を有する部材本体と、
該部材本体に対して車両下方へ延設され、前記バンパーフェースに取付けられる下側取付け部と、
前記部材本体に対して車両上方へ延設され、前記バンパーフェースに取付けられる上側取付け部とを備え、
前記部材本体は、
車幅方向の所定位置で、前記本体前面部に開口された開口部を備え、
前記下側取付け部及び前記上側取付け部は、
前記開口部と略同じ車幅方向の位置に形成され、
前記上側取付け部は、
前記アッパグリルをとおって流入した空気を車両後方へ案内する整流板を備えた
車両の前部構造。 - 車両前部に配設されたバンパーフェースの車両後方に、車両前方側からの衝撃荷重を吸収する衝撃吸収部材を備えた車両の前部構造であって、
前記衝撃吸収部材は、
前記バンパーフェースの上部に設けたアッパグリルの車両下方を、車幅方向に延びる本体前面部を有する部材本体と、
該部材本体に対して車両上方、及び車両下方の少なくとも一方に延設され、前記バンパーフェースに取付けられる取付け部とを備え、
前記部材本体は、
車幅方向の所定位置で、前記本体前面部に開口された開口部を備え、
前記取付け部は、
前記開口部と略同じ車幅方向の位置に形成され、
前記開口部は、
前記本体前面部を車両後方へ凹設して形成した後退面部に開口形成され、
前記後退面部の車両前方には、センサが配設された
車両の前部構造。 - 前記上側取付け部は、
前記本体前面部に対して車両後方に所定間隔を隔てた位置に配設され、
前記衝撃吸収部材は、
前記部材本体から車両後方へ延設され、その後端が前記上側取付け部の下端に連結される上面部を備え、
前記上面部は、
その前端から前記上側取付け部にかけて車両前後方向へ延びる補強リブが設けられた
請求項1に記載の車両の前部構造。 - 前記センサは、
車幅方向の一方へ突出したコネクタ部を備え、
前記開口部は、
前記車幅方向の一方側で前記後退面部に隣接する前記本体前面部に跨って開口形成された
請求項2に記載の車両の前部構造。 - 前記取付け部は、
前記部材本体に対して車両下方へ延設された下側取付け部で構成され、
前記衝撃吸収部材は、
前記後退面部に対して前記車幅方向の一方側で隣接する前記本体前面部と、車幅方向における前記下側取付け部の縁端とを連結する補強部を備えた
請求項4に記載の車両の前部構造。
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